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葛の葉のホームページその他のリンクバッハについて語りましょう(目次)> (1001-2000)

BWV999
投稿者:bwv_d
2001/12/10 2:39 メッセージ: 1001
これは 1 に対する返信です
1000達成おめでとうございます!

僕はBWV999、C-mollのプレリュードが大好きです。リュートの作品ですがよくピアノで弾いています。現代の言葉でいうとコード進行だけの曲です。一番最初の有名な「平均律」一巻C-durプレリュードと似ている所があります。メロディーの変化はないのに感動してしまうんです。バッハって不思議ですね。

Re:祝 1000メッセージ
投稿者:Mobby999
2001/12/10 9:34 メッセージ: 1002
これは 1000 に対する返信です
kuzunoha bachさん、 bwv.dさん、皆さんおはようございます。

bwv dさん。
BWV999ですか。渋いセレクトですね。
弾き手の情動を掻き立てるハ短調の
調性と分散和音(中の音符を一つ二つ
半音あげたりすると、おっしゃる通り
平均率の1番に似て来ますね)が、魅力
ですね。短い曲ですが、ポイント高い
です。ピアノ譜もあるのですね。
情動を掻き立てる1曲として、
BWV903半音階的幻想曲とフーガ
にもイメージが私は重なったりします。

kuzunoha bachさん。
丁寧なレスありがとうございます。
BWV番号は1126まであるのですね。
手元の資料が古いのもあるのですが、
どこまで行っているのか素朴な疑問で
ありました。今後も発見や検証が進むと
作品数も増える可能性があるんで
しょうね。


ヒルの演奏はサンプラーにもあるの
ですか。これは、お買い得かな。


無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ
これも名曲・難曲ですが、BWV10
04のシャコンヌは単独でも弾かれますが、
ホセ・ミゲル・モレーノ(Lute)は
歌入りのそれをリリース(器楽演奏のみ
のトラックも併録)していますね。
一寸ビックリでした。

BWV追記
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/10 23:11 メッセージ: 1003
これは 1001 に対する返信です
bwv_dさん
BWV 999は本当におっしゃるとおりの作品です。一見単純でありながら、変化の妙をつくしている。1分余りの時間に無限の広がありがあるのです。この曲もいろいろな楽器で演奏されており、それぞれに興趣が尽きません。手元にある録音は次のようなものですが、ギターによるセゴヴィアやブリームの演奏も美しく、ヒューイット(フランス組曲のアルバムに含まれる)やウアバン(ドイツシャルプラッテンの廉価版)のピアノも素晴らしい。特に変わっているのは、ウィスペルウェイのチェロピッコロ編曲盤で無伴奏チェロ組曲の一曲と言っても通ります。ケネス・ギルバートのチェンバロ演奏も堂々としたものですが、それ以上にヒルのリュート・クラヴィーア演奏は豊かで繊細な音色に魅了されます。同様の作品としては、BWV 924(フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集)も、1分あまりの、単なる分散和音と見える中に、やはり「バッハの不思議さ」を感じさせます。

Segovia 1928 EMI CDH7 61048
Segovia 1954 DECCA MVCC-1
Bream 1965 RCA VD 60494
(Konzert im Bach-Haus) 1968 EDEL TKCC-15190
Yepes 1970 DGG POCG-90157
Yepes 1973 ARCHV POCA-2207/8
Grüss / Schreier etc. 1983 CAPRICCIO 49 261
Urban 1986 EDEL TKCC-15194
Junghänel 1989 DHM 77097
Lindberg 1992 Brilliant 99375/ 8
Eggar 1995 EMI 69700
Hewitt 1995 Hyperion CDA67122
Wispelwey 1996 CHANNEL CCS 14198
Hill 1998 Hänssler CD 92.109
Belder 1999 Brilliant 99372/11
Gilbert ARCHIV 447 278
Hantaï Virgin TOCE-55024
Kipnis SONY SBK 53263

Mobby999さん
BWVについては、前にも紹介したことがありますが、次のサイトが涙が出るほどありがたいものです。BWV(Bach-Werke-Verzeichnis )の主要部分とmidiその他まで含んでいるのですから。このサイトをいろいろ見ていると、バッハを全部手に入れたような豊かな気分になります。

http://bachmidi.come.to/bwv-10.html

NHKのドラマでカンタータ
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/10 23:24 メッセージ: 1004
これは 1 に対する返信です
「五弁の椿」(山本周五郎原作)

復讐の場面、死体の胸にかんざしが突き立てられている映像にオーバーラップして流れる曲は、カンタータ第179番「心せよ 汝の敬神にいつわりなきやと」よりアリア「いと尊き御神よ憐れみたまえ」です。

演奏はクルト・レーデル指揮プロ・アルテ管弦楽団。バッハの名メロディーをオーケストラに編曲した曲集ですが、特にカンタータから多く取られています。

ドラマそのものよりも、バックの音楽が深く印象に残りました。なんか、バッハはすごい。

今夜は
投稿者:evangelist84
2001/12/11 11:57 メッセージ: 1005
これは 1 に対する返信です
当地でレオンハルトの演奏会が行われます。
どんなことになりますことやら……。

BWV1006
投稿者:Mobby999
2001/12/12 20:14 メッセージ: 1006
これは 1 に対する返信です
無伴奏ヴァイオリン・パルティータの第3番ホ長調。

聴いていると愛らしい旋律が色々出て来て、バッハも「歌いたくなるような1日」を提供してくれて感謝。
もしかすると演奏自体は難しいのかもしれませんが、ホ長調の伸び伸びとした感じのする調性が好きです。
小文字の「a」が付くと、バッハ自身のリュート(もしくはリュート・チェンバロ)編曲版です。私はイエペスの
演奏で初めて接しましたが、耳なじみのよい、ガヴォットとロンドーとか。無伴奏ソナタ等は高みに登るような
曲も多く、近づき難い感じがありました。でも、パルティータのように、こんなバッハも作品の中にいると思うと、
親しみが湧いて何かホっとするものがありますね。

Kuzunoha Bachさん。
お勧めのHP行って来ました。バッハのHPは、巨大で食いつきがいのあるものがよくありますね。
確かに作品数も多いですし、深めればきりがないのですが、このHPは作曲者への愛が感じられました。
すごいです。私の場合独語がわかればもっと面白いかもしれません。

無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007
投稿者:Mobby999
2001/12/16 23:25 メッセージ: 1007
これは 1 に対する返信です
「真夏の夜のジャズ」と言うジャズのドキュメンタリー映画があって、その中で、コンサートとコンサートの間に、チェロ奏者が薄暗い部屋で、1番の前奏曲をゴォゴォ練習していたシーンが思い出される。平均率の1番を思わせる曲(分散和音で始まる)。あの映画のシーンで、この曲を知った。カッコよかった。JT(日本たばこ)がCMで、よく似た設定を使ったが、これが下敷きになっているのではと、当時思った。6曲も無伴奏の組曲があるので、聴き通すのはやはりいつもできる事ではないので、1日1番(6曲セット)聴くのがちょうどいい。
今日はその前奏曲の入った1番。
前奏曲・アルマンド・クーラント・サラバンド・メヌエット1・2・ジーグ。
今日はH・シフ(EMI)の演奏で。モダン楽器使用。短めな音を積み上げて弾いていくので、せわしない感じの演奏に聞こえる事もありますが、もしかして、踊りを意識しているか。でも、あっさり感のある演奏だけれども、個人的には気に入ってます。あと、教会録音と言う事もあってか、程よい残響がスパイスになって入るような気がします。こんな録音は好きです。

re:BWV1007
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/17 1:38 メッセージ: 1008
これは 1007 に対する返信です
再びBWVで来られましたね。

ビルスマの新旧録音、ヤープ・テル・リンデンなどが気に入ってたのですが、最近購入したフルニエ盤は実にすごい演奏です。近頃見かけるTDKのライブ録音ではなく、有名なアルヒーフ盤でもなく、その前年に放送用に録音したAccord盤です。(最初はAddaから発売されたらしい。)

実に主観的で、たっぷり歌うような演奏でありながら、一方リズムに生気があり、細かい感情の襞まで過剰なほど表現していながら、スケールが大きく形式が崩れない。とにかく、聞き始めると、はっと胸を突かれ、スピーカーの前を離れることができません。6曲全てがそのような密度で弾かれているわけではありませんが、このフルニエにはほとほと驚きました。

ペレーニの無伴奏チェロ組曲
投稿者:bwv_d
2001/12/17 2:22 メッセージ: 1009
これは 1008 に対する返信です
僕も無伴奏ヴァイオリン、無伴奏チェロは大好きです。チェロきいたらヴァイオリンと交互にきくとまったく飽きることがありません。(もちろんバッハは飽きませんが(笑))

僕はチェリストのミクローシュ・ペレーニが大好きです。kuzunoha_bachさんもしりとりの投稿みるとご存知ですよね?残念ながら僕はテレビでの放送は見ていませんが・・・。「彼にバッハ弾かせたらどんなに上手いだろう?」と思っています。コンサートではよくとりあげるそうですがCDが無いどころかLPは廃盤です。コンサートでの演奏の評判はすごく良いだけにCDになってほしい・・・。

下はペレーニのサイトです
http://www.seikaisei.com/violin/perenyi/pere_bio.html

ペレーニも聞きたいな
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/17 18:58 メッセージ: 1010
これは 1009 に対する返信です
bwv_dさんおすすめのサイトに行ってみました。これは私がしりとり投稿する前に見ていたサイトですね(笑)

コンサートの情報にふだんから気を付けていないもので、あ、行きたいなと思ったら、今日だったり明日だったり、たいていは終わっていたりという具合です。無伴奏のCD化、さらに新録音を切に願います。

いざ来ませ、異邦人の救い主よ。
投稿者:Mobby999
2001/12/18 12:09 メッセージ: 1011
これは 1 に対する返信です
今日のミニ・コンサート。

1 BWV659「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」。

もとはオルガン曲。
今日のピアノ演奏はニコラーエワ。

クリスマス前の一寸厳かな曲。

2 カンタータ第61番(BWV61)「いざ、来ませ異邦人の救い主よ」
同じタイトルの曲があります。
ソプラノのアリアが美しく、最後のアーメン・コーラスも、
短かい中にも着実にクリスマスの足音が近づいて
くるのを感じさせます。
15分程度の短いカンタータですが、
クリスマスに気持ちを向けていくには、
いいのかもしれませんね。今日はBCJで。

いざ来ませ、異邦人の救い主
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/20 21:47 メッセージ: 1012
これは 1011 に対する返信です
全く同じ題のカンタータがあります。
カンタータ第62番(BWV62)「いざ来ませ、異邦人の救い主」(Nun komm, der Heiden Heiland)

これが、第61番のちょうど10年後の作品なのです。第61番はバッハのカンタータの中でも屈指の名作で、「王の入場」(すなわちキリストの降臨)を示すフランス風序曲に始まり、キリストが戸口に立ち戸を叩くという、鳥肌が立つようなレシタティーヴォを経て、最後の短く引き締まったアーメンに至ります。

第62番は、同じコラールを使用して、さらにきりりとしまった待降節のメッセージを語っているように思えます。作品全体としての魅力は、比較すれば第61番に感じますが、テノールアリアの新鮮な華やかさ流麗さ、バスアリアの力感は作曲技法の円熟を思わせます。また、ソプラノとアルトのデュエットによるレシタティーヴォは、まさに待降節の雰囲気そのもので、後のクリスマス・オラトリオに直結するものを思わせます。

ヘレヴェッヘ指揮のものを聞きましたが、私もクリスマスに気持ちを向けることができました。

今日のバッハ。
投稿者:Mobby999
2001/12/23 9:59 メッセージ: 1013
これは 1 に対する返信です
1、BWV1013 無伴奏フルート・パルティータ。

チェロとヴァイオリンの間に挟まって、フルート作品が作品番号に
あります。成立年代順に作品番号がつけられたのでしょうか。
久々に聴きました。フルート1本で、1つの旋律の中に色々なものを
詰め込んでいる様で、味わいのある作品です。今日は有田さんの演奏で。

2、BWV132「道を備えよ」。

ソプラノのアリアから始まるクリスマス前のこじんまりした1曲ですね。
メジャーなカンタータではなさそうですが、クリスマスに向けての
最後の蝋燭をともすような感じの曲です。
音楽による語りかけが
伝わります。(61番と併録のBCJで)

バッハの楽器
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/23 13:33 メッセージ: 1014
これは 1 に対する返信です
私がバッハを聞いていて一番印象に残る楽器について。もちろん、オルガン、チェンバロは別格で、次いでヴァイオリンもバッハの慣れ親しんだ楽器ですから、ここまでは当然のこととしましょう。

そうすると、まずオーボエとトランペット、そしてもう一つあげるならチェロ、主観的にはこの3つが大変印象に残るのです。

オーボエはカンタータの中で実に効果的に多用されていますね。曲名があまり思い出せませんが、12番、21番、23番、82番、159番、ふと涙が出そうなパッセージが与えられています。特に159番のオーボエは私にとって究極のオーボエで、グーセンス(これはちょっと古い)、ヴィンシャーマン、パッシン等の名手が演奏しています。

トランペットもあまりにありすぎて数え上げることができませんが、有名な51番のような華やかな使い方だけでなく、19番や77番のようなしっとりした使い方もたまりません。(Cariccioからずばり"BACH TRUMPET"というアルバムが出ています。演奏はルートヴィヒ・ギュットラー)

チェロ(またはチェロ・ピッコロ)は、思いがけないところに出てきて、実に大きな効果を上げています。たとえば6番のコラール、そしてレシタティーヴォの途中に出てくる161番のような例も多いようです。(いずれもアルノンクール盤で、おそらくアルノンクール自身の演奏が素晴らしい。)

皆さんは、バッハのどのような楽器が特に印象に残っていますか?

Mobby999さん
私のカンタータのサイトに、もうすぐ132番の「感想文」が出ますので、よろしければご覧になってください。

アーノンクールのチェロ組曲
投稿者:watahme
2001/12/23 13:52 メッセージ: 1015
これは 1014 に対する返信です
カンタータ161番ですか。
アーノンクール版を聴いてみたいですね。

以前、ハルモニアムンディから出てた、アーノンクールのチェロ組曲(LP)はCD化されないのでしょうか?
以外にも、ゆとりのあるテンポでよく楽器を響かせていたのが印象に残っています。

合奏でのアーノンクールの『弾き振り』は、溢れるようなエネルギーを感じて(ゴッホの絵をみるようで)ステキでした。

彼には、弦楽四重奏なんかをやってほしかったですね。指揮者になってしまいましたが…。

CD化されています
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/23 14:50 メッセージ: 1016
これは 1015 に対する返信です
ハルモニアムンディではないのですが、1965年の録音がCD化されています。おそらく同じ音源でしょう。

TELDEC 8573-81227/8573-81228

テルデックのBACH2000に収録され、さらに分売されたものです。

楽器ですか?
投稿者:evangelist84
2001/12/23 23:11 メッセージ: 1017
これは 1014 に対する返信です
以前、叫ぶペーターさん(誰でしょう?)が、マタイを歌い振りしましたが
どちらかというと私はチェンバロを弾き語りしてマタイをしたいと思ったことがあります。
別に振らなくても自分のところは、付いて来れそうですし……。
そんなこと考えつくのは私くらいでしょうか?

叫ぶペーター様
投稿者:bwv_d
2001/12/24 2:31 メッセージ: 1018
これは 1017 に対する返信です
Schrei(er)=そういえば「叫ぶ」でしたね(笑)
マタイの歌い振りを日本でも演奏してくれたらしいですね。テレビチャンネルの「クラシカ・ジャパン」、僕は見れないのですがアーノンクール指揮、シュライアー福音書家、の「クリスマス・オラトリオ」を放送するらしいんです。福音書家の職人シュライアーがアーノンクールによってどう熱く燃えあがるか興味深いところです。アーノンクールは以前マタイのCDでこれまた職人のプレガルディエンを(良い意味で)変えてしまいました。しかも現代オケとしか歌わないと思ったシュライアーがバロックオケ&バロックピッチに兆戦する?!

今日のバッハ。
投稿者:Mobby999
2001/12/25 12:25 メッセージ: 1019
これは 1 に対する返信です
今日のバッハ。

1、カンタータ第110番BWV110

「笑いは、われらの口に満ち」

2、オルガン小曲集よりBWV610
「イエスよ、わが喜び」
3 オルガン小曲集よりBWV609
「神をたたえまつれ、汝らキリストの
徒よ、こぞりて」

4、クリスマス・オラトリオBWV248
第一部。

1曲目の110番は管弦楽組曲第4番の冒頭に似た合奏が出てきて
初めて聴いた時には一寸ビックリした思い出があります。
合唱の飛び跳ねるような歓喜が、クリスマスの雰囲気を盛り上げます。
2曲めのリコーダーの響きも美しいテノールのアリア。
オーボエが寄り添う一寸憂いのあるアルトのアリア。ソプラノとテナーの
二重唱のアリアは、チェロが寄り添います。バスの力強いアリアも魅力的です。

BWV610は一寸瞑想的ですが、609は反対に明るく晴やかな曲です。

クリスマス・オラトリオはクリスマス時期と新年の時期に2回に分けて演奏
される事もありますが、最近は一回で6曲通しという強行軍の演奏会も
ありますね。キリスト誕生の物語を順を追って聴くのもいいでしょう。1日
1曲クリスマス時期のバッハのお楽しみ。晴れやかな始まり、「太鼓とラッパ」
は欠かせませんね。私の印象に残る楽器の一つに「太鼓」ティンパニーが
あります。この一打でずいぶん雰囲気が引きしまります。ロールによる
高揚感もこの楽器ならではの演出効果がねらえます。「クリスマス・オラトリオ
はアルトのソロが多いので、アルトのソリストには美味しい曲です」と、以前、
米良さんが言っていたのを思い出します。アルト・パート=マリア。マリアの
立場から表現された部分も多いようですね。5曲目の合唱はマタイの「おぉ、
こうべは血にまみれ傷を負い」の旋律を使っています。生まれる時から
受難を暗示させるすごさ。

今日はここまでにします。

1、レーシンク バッハ カンタータ全集(ブリリアント)より。
2・3、 R・ロック(Org)(ハルモニアムンディ)
4、クルト・トーマス 指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
聖トーマス教会合唱団。(ede)

クリスマスのバッハ
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/25 14:19 メッセージ: 1020
これは 1019 に対する返信です
クルト・トーマスのクリスマス・オラトリオ。スマートさには欠けますが、篤実な良い演奏ですね。他トピ(<クラシック音楽>おしゃべりしませんか)にその演奏の思い出を書きました。

オルガン曲ではパストラーレBWV590もいいですね。ロッグの演奏もあります。クリスマス・オラトリオ第2部のシンフォニアとも似た雰囲気で、好きな曲です。

今日のバッハ12・26
投稿者:Mobby999
2001/12/26 17:21 メッセージ: 1021
これは 1020 に対する返信です
kuzunoha bach さん。
レス、ありがとうございました。

BWV590、クリスマス2日目に
選曲してみました。

1、オヴリガートチェンバロと
ヴァイオリンのための6つのソナタ
BWV1019aより、(カンタービレ)
2、パストラーレBWV590
3,クリスマス・オラトリオBVW248
第2部

1、BWV1019は、おまけというか
別楽章が付いていて得した感じ。
カンタービレが中々いいですね。
これも3拍子。歌モノ1曲分の長さで、
しっかりした作りだと思います。

2、パストラーレ(田園曲とでもいうの
でしょうか)。へ長調(ベートーヴェン
の交響曲第6番も同じ調性)の、やさしい
3拍子を感じさせる第1曲。ペダルの
低音が持続して聞かれるのが特徴。
もっと繊細で、笛の音色を使った
ハ長調の第2曲。リード系の音色?
(オーボエか)に変え、調性もハ短調と
起承転結の「転」の第3曲。終曲は
へ長調に戻り、3拍子の軽快な感じの
曲で閉められます。
手鍵盤中心の軽味のある曲です。

第2部は、天使が羊飼いに救い主の誕生を
伝える場面。第1曲のシンフォニアは、
へンデルの「メサイア」に出てくる、
「田園曲」を思い出させます。
24日ロッチュの実演に接し、
トーマス・カント−ル系の受け継がれ
続けたものが何かあるようで、今昔では
語れないよさみたいなものを感じました。
K・トーマスにしても同様です。

バックのヴァイオリン・フルート(天使の調べ)、羊飼いの楽器(オーボエ)が、
一つになっていくのは感動ものです。
BWV590も笛とオーボエですから、
それらを意識して作ったのかもしれ
ませんね。


1、グリュミオー(Vn)ジャコテット(Cem)(フィリップス)
2、 L・ロッグ(Org)(ハルモニア
ムンディ)
3、2001年12月24日新宿文化
センター。(クリスマス・オラトリオ
1−3部)

ハンス・ヨアヒム・ロッチュ指揮、
アンサンブルof トウキョウ
東京ライエンコーア・東京オラトリオ
研究会。

BWV 1019の謎を解く(長文失礼)
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/27 16:20 メッセージ: 1022
これは 1021 に対する返信です
「謎」なんてうそうそ、ちゃんと本に書いてあるのですが、今までややこしくて頭に
入らなかったことがやっと整理できたと言うだけの話です。

バッハのヴァイオリンソナタ第6番 BWV 1019 ト長調

オブリガートチェンバロ付き6曲のヴァイオリンソナタのうち、第6番は他と少し
違った曲です。他のソナタがみな4楽章構成なのに対して、これは5楽章、しかも第
3楽章はチェンバロソロです。さらにややこしいのは、BWV 1019aという異稿があ
り、この異稿を演奏した録音もあるのですが、録音毎に内容が違うのです。長いこ
と、頭がゴチャゴチャになっていましたが、思い立って整理してみることにしまし
た。以下、礒山雅編「バッハ事典」(1996 東京書籍)と、シュミーダーの
Bach-Werke-Verzeichnis (BWV)(ただし、書籍そのものではなくその内容を紹介した
サイト=http://bachmidi.come.to/
を参考にしました。

まず、現行のBWV 1019は次のような楽章構成になっています。

1. Allegro
2. Largo
3. Allegro (cembalo solo)
4. Adagio
5. Allegro

初稿は次のような形です。(1.2.の番号はBWV 1019の番号)

第1楽章 1. Allegro
第2楽章 2. Largo
第3楽章 Cantabile, ma un poco Adagio(初稿用)
第4楽章 Adagio(初稿、第2稿用)
第5楽章 1. Allegro

第2稿は次の形です

第1楽章 1. Allegro
第2楽章 2. Largo
第3楽章 Cembalo solo(第2稿用)→後にパルティータ第6番クーラントに転用
第4楽章 Adagio(初稿、第2稿用)
第5楽章 Violine solo e Bassao l'accompagnato(第2稿用)→後にパルティータ第6番テンポ・ディ・ガヴォットに転用
第6楽章 1. Allegro

そして、第3稿が現在のBWV 1019です。要するに、1、2楽章は当初から変わらず、
3楽章以下がいろいろ変遷を遂げているわけです。そして、BWV 1019aというのは、
前記のBach-Werke-Verzeichnisにおいては、初稿、第2稿のみにある4つの楽章をさ
すのですが、初稿または第2稿の形で演奏された場合も、その全体をBWV 1019aと
言っているようです。

具体的な演奏としては、ムジカ・アンティクァ・ケルンの室内楽集(ARCHIV 447713
輸入盤5枚組)に初稿が、最近出たポッジャーとピノックによるもの(CHANNEL
CLASSICS CCS 14798 輸入盤2枚組)では第2稿がそっくり演奏されています。な
お、"1. Allegro"は、その都度発想記号が変わっているようです。

グリュミオーとジャコテによる録音(PHILIPS PHPC-9191〜2 国内盤2枚組)では、
初稿の第3楽章と第4楽章が異稿として収められていますので、CDの演奏順を入れ
替えるだけで、容易に初稿を再現できます。演奏は極上のワインのような味わいで
す。

ところで余談ですが、Adagio(初稿、第2稿用)はどこかで聞いたような曲だと思いませ
んか?気になって調べてみたら、インヴェンションとシンフォニアの中のシンフォニ
ア第9番ヘ短調の反行のような形になっていて、進行と雰囲気は酷似していました。

どうも、お暇な話で申し訳ありませんでした。

996のブーレ
投稿者:umigame1199
2001/12/27 21:47 メッセージ: 1023
これは 997 に対する返信です
お久しぶりです。
以前998の件の楽譜を皆様のご協力のおかげでゲットいたしましたものです。
折に触れピアノで楽しんでおります。
そしてまた、996のブーレが以前から大好きだったのですが、輸入譜にあるという事で、注文中です。ギターでは弾けないので、せめてピアノで・・・。では皆様良いお年を!

今日のバッハ。
投稿者:Mobby999
2001/12/27 23:59 メッセージ: 1024
これは 1022 に対する返信です
kuzunoha bachさん。

貴重なレスありがとうございました。
1019(a)はそのような曲だとは
つゆ知らず、勉強になりました。聴く楽しみも増え、バッハは奥が深いですね。
インベンションとシンフォニアの該当曲聴いてみます。

今日のバッハ。

1、カンタータ第64番BWV64「見よ、父のわれらに賜いし愛の」
2、「甘き喜びに包まれて」BWV729
3、「高き天より我は来たりて」BWV701
4、「この日、すべての造られしものの喜びあふれぬ」BWV605
5、 クリスマス・オラトリオBWV248第3部

1はBCJの定期公演で聴いた1曲です。この時、コンチェルト・
パラティーノという古楽のブラス・グループが客演していて、
サックバット(朝顔の小さいトロンボーン)の響きがよかったです。
これも印象に残る楽器です。この団体は金管部分でも突出すること
がなく、耳に心地よいハーモニーを醸し出していました。

234はヘルムート・リリングが、デンオン(日本)のPCM録音と組んで
当時リリースしたものです。長岡鉄男氏も優秀録音としてあげられて
いましたが、パイプ・オルガンの普通の住宅での再生など問題が多すぎる
ので、控えめのボリュームで流しています。低域の空気感はやはり、
現場でしか味わえないのかもしれません。BWV605は小品ですが、
きらきらした感じで個人的に好きで魅かれます。

5、第3部。始めのこの合唱、堂々として素敵ですね。3部の最後に
もう1度出てきますが「これでクリスマスも終りか」という気分になります。
他にも美しい合唱部分や、あと、アルトのアリア、それに付く、オブリガート
のVnと聴き所は多いです。羊飼いがイエスに会いに行き、天使の言った
事をそのまま確認する形になり、その奇跡に思いを寄せる事となります。

後は4部から(新年)ですね。


1バッハ・コレギウム・ジャパン バッハ・カンタータ第13集 (BIS)
2・3・4ヘルムート・リリング(Org) (DENON)
5クルト・トーマス 指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
聖トーマス教会合唱団。(ede)

Re:996のブーレ
投稿者:Mobby999
2001/12/29 0:21 メッセージ: 1025
これは 1023 に対する返信です
umigame1199さん。レスありがとうございます。

実際に演奏をされ楽しまれておられるのは、
うらやましい限りです。
ピアノ版の996もあるとの事、ブーレは
短い曲ですが、その響きを感じとれると
楽しみもまた広がりますね。お楽しみ
ください。
また、来年も興味関心する曲がありましたら、
ご披露ください。楽しみにしています。

それでは、よいお年を。

お正月の準備
投稿者:kuzunoha_bach
2001/12/29 23:43 メッセージ: 1026
これは 1 に対する返信です
もう気が早く、新年のカンタータを聞いています。新年用のカンタータとして、早いものではBWV 143という派手なのがありますが、これは、真作かどうか結論が出ていないそうです。そこで、バッハがライプツィヒに移って最初の新年(1724)のために作ったBWV 190が、最初の確実な新年用カンタータと言うことになります。

演奏は、リリングとコープマン。これは、第1曲と第2曲の伝承が不完全なので、アルノンクール/レオンハルト盤、レーシンク盤でも取り上げていないのです。

華やかさと厳粛さ、いかにも儀式的なお祈り風のレシタティーヴォ、ラッパのとどろく終曲コラールと、いかにも新年を寿ぐにふさわしいものでした。

マタイ受難曲
投稿者:atsushi196712
2001/12/30 15:41 メッセージ: 1027
これは 987 に対する返信です
マタイ受難曲は私の最も好きなバッハの作品です。「西洋音楽の最高峰」と言う呼び名は全く正当であると信じて疑いません。最近の録音では、Nikolaus Harnoncourt指揮のもの(Teldec 8573-81036-2)が最も評価が高い様です。Gramophone誌の今年の推薦CDに選ばれたので容易に見つかると思います。ただ、個人的には鈴木雅明指揮バッハコレギウムジャパンの録音(KICC 293/5)が好きですね。ソプラノのNancy Argentaの声はとても暖かみと感情に富み、第39曲のアリア(Erbarme dich, mein Gott)は何回聞いても涙無しには聞けない程です。ヘレウェッジの新盤も捨てがたいものがありますが、やはり私は鈴木盤がベストと思っています。リヒター指揮の58年の録音はバロック音楽をオリジナルどうり早いテンポで演奏するのが主流の現在から見ると重厚に過ぎる気がします。これらの録音を比較してみてはどうでしょうか。

バッハについて語るなら、このホームページ
投稿者:juncoop
2001/12/30 23:11 メッセージ: 1028
これは 1 に対する返信です
バッハ・ファンの私は、ホームページを開設しております。
サークルとかBBSもあります。
ぜひバッハについて語りませんか?!

http://goo.gaiax.com/home/juncoop

クラシック音楽のサークル
投稿者:juncoop
2001/12/30 23:20 メッセージ: 1029
これは 1028 に対する返信です
バッハについて語るなら、私のエキサイトのサークル、

クラシック音楽の友

http://circle.excite.co.jp/club.asp?cid=g0200098

または、

新バッハ・アンド・クラシック音楽研究会


http://circle.excite.co.jp/club.asp?cid=g1000142


へ、ぜひ入会してね。

曽根麻矢子さんの『トッカータ』
投稿者:watahme
2001/12/31 0:20 メッセージ: 1030
これは 1 に対する返信です
買って来て聴いてみたのですが、女性の香りが強くてダメでした。
変に興奮してしまったので、ギルバートのトッカータ演奏を聴きながら頭を冷やしています。

そう言えば、『ゴルトベルク』が出た時も視聴して買うのを止めました。
最初のパッセージを聞いた瞬間から、女を感じてしまいます。
美人だから意識してしまうのでしょうか?

本当に不思議です。

ケネス・ギルバートの『トッカータ』
投稿者:watahme
2002/ 1/ 1 0:54 メッセージ: 1031
これは 1 に対する返信です
今年最初の曲は、(バッハの)トッカータ ト短調 BWV915 です。
ケネス・ギルバートが良いですな。
言葉で表せない豊かさがあり、しっとりと心に染み込みます。

この曲は、なんとリヒターの(モダン・)チェンバロで知ったのです。
もう、20年以上前のことですが…。

ピアノでトライしたこともあるんですよ。
今年は、チェンバロを習ってみようかな。

元旦のバッハ。
投稿者:Mobby999
2002/ 1/ 1 6:15 メッセージ: 1032
これは 1 に対する返信です
本年もよろしくお願いします。

1ブランデンブルグ協奏曲 第5番ニ長調 BWV1050より第一楽章
ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮 ドイツ・バッハ・ゾリステン(Caplliccio)
明るく一寸華やかな、ニ長調の開放的な気分が味わえます。

2管弦楽組曲 第3番ニ長調 BWV1068より 「アリア」
ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮 ケルン室内合奏団(NAXOS)
エヴァー・グリーンの名旋律に乗せて。何も言う事はありません。

3無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010より「前奏曲」
ハインリッヒ ・シフ Vc (EMI)
変ホの調性は穏やかでいい雰囲気です。

4オブリガート・チェンバロ と フルートのための ソナタ 変ホ長調 BWV1031
有田正広 フラウト・トラヴェルソ 有田千代子cem (DENON)
2曲目の「シチリアーノ」が名曲で聴き所です。

5前奏曲 変ホ長調 BWV552−1
ヤロスラフ・トゥーマ Org (Supraphon)
明るく堂々とした安定感のある曲です。

6クリスマス・オラトリオ BWV248 より第4部(新年)。
クルト・ トーマス指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団・
聖トーマス教会合唱団 (ede)

歌詞の内容はあまり新年とは関係ないようですね。
救い主の名前が「イエス」である事が伝えられたりします。
天使とのエコーのコーラスとか、ホルンが入って
一寸牧歌的だったり、結構工夫の跡が見られる
曲集(カンタータ)です。

一寸早起きして聴きました。もうすぐ日の出です。
皆さんの新年は、どんなバッハの曲から始まりますか?。

曽根麻矢子さんのバッハ
投稿者:butaneko1022
2002/ 1/ 1 17:37 メッセージ: 1033
これは 1030 に対する返信です
「トッカータ」は聴いていませんけど、「ゴルトベルク」は聴きました。

先入観なしに聴けば、特に女性であることを意識しないと思いますが。

曽根氏の演奏は、よく言うと若々しい、生き生きとした感じなんですが、どうも、テンポの設定とか、装飾のつけかたとか、私にはせかせかと感じてしまいます。

お若い方なので、今後円熟味が増していくことでしょう。曽根氏の将来には期待しています。年とともに外見の美しさが失われてしまうのは残念ですけどね(笑

ロバート・ヒルの「フーガの技法」
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/ 5 0:35 メッセージ: 1034
これは 1 に対する返信です
ちょっと別のトピでも書きましたが、ロバート・ヒルの「フーガの技法」(ヘンスラー)は、素晴らしい演奏です。今まで聞いたいろいろな名演は、ほとんどが「バッハの深遠なる対位法の世界」という感じがしたのですが、ヒルの演奏を聞くと「絶妙な美しさのチェンバロ音楽」と感じます。この作品が、本来チェンバロのために書かれたものであることは、レオンハルトなどによって解明されていますが、ヒルの演奏ほど、チェンバロ音楽らしく弾かれたものを聞いたことがありません。適度の装飾と緩急を付けてこの上なく優雅に弾かれる「フーガの技法」!うーん、これは当分はまりそうだ。

今日のバッハ
投稿者:Mobby999
2002/ 1/ 6 12:20 メッセージ: 1035
これは 1 に対する返信です
今日のバッハ

1コラール「いと尊きイエスよ、われらここに集いて」BWV731
鈴木雅明 Org (King)
穏やかな感じのコラールです。高音部に旋律を持ってきていますが、
柔らか目な音色なので聴き疲れません。

2「高きみ空よりわれは来れり」 によるカノン変奏曲BWV769
(ストラヴィンスキー編)小沢征爾 ボストン響(PHILIPS)
小沢さんのニュー・イヤー・コンサートも、無事終ったようで、
その模様のCDも今月半ばにはリリースされるとか。すさまじい
スピードですが、そんなのにちなんで、久ぶりに聴きました。
ストラヴィンスキーは原曲に忠実に編曲しているわけではなく、
調性を変えたり、合唱を入れたり、カノンを付け加えたりして
いるそうで、一寸原曲よりカラフルに仕上がっています。

3・4クリスマス・オラトリオBWV248 第5部・ 第6部
クルト・ トーマス指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス
管弦楽団・聖トーマス教会合唱団 (ede)

5部6部は「東方の三博士が星に導かれて、イエスを訪れるという
福音書の記事(マタイ1、1ー12)にもとづいていている」とのこと。
5部は管楽器2本弦楽と通奏低音のごく控えめな編成。
「神よ、あなたに栄光あれと歌います」と木管入りの合唱から入ります。
東方で見た星が救い主そのものでありイエスに対しての認識が明らかに
なっていき、そのころ、国を統治していたヘロデ王は、それに不安を抱き、
博士らに居所を尋ねたりする。イエスの訪れを待望する3重唱のアリア
(ソプラノ・アルト・テノール)が印象的。
第6部は、三博士が、イエスを訪れ、イエスの居所を知りたがっていた
ヘロデ王(自分の王位を脅かすイエスを亡き者にしようとしていた)の元へは
(三博士は神の御告げにより)戻らず、違う道で自分たちの国へ戻っていく。
1曲目の合唱は金管も高らかに力強く奏されます。第4曲。ソプラノのアリアが
美しい。第10曲はソプラノ・アルト・テノール・バス(4声)のレチタティーヴォ。
これは、珍しいかもしれない。最終のコラールは喜びに満ちて、そうして、
クリスマス・オラトリオ全6部が完結します。

クリスマスシーズンの終わり
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/ 6 12:38 メッセージ: 1036
これは 1035 に対する返信です
Mobbyさんの投稿で気付いたのですが、今日が顕現節でクリスマスシーズンの終わりなのですね。第6部の初演が1月6日でしたね。私も今日聞くことにしましょう。

Goldberg Variationen
投稿者:bwv_d
2002/ 1/ 7 20:20 メッセージ: 1037
これは 1 に対する返信です
この曲大好きです。シフのピアノで愛聴しています。CD録音とLaserdisk録音がありますLDはライブ録音ですごい迫力。いつかDVDになるのを期待しています。いつもきくのはCDですが特に29と30変奏が大好きです。最後のラストスパートで演奏は熱く燃えてるし・・・アリアが戻ってきた時は涙ものです。
今日聴いたのでちょっと興奮してカキコしてしまいました。

カザルスホール・ランチタイムコンサート
投稿者:Mobby999
2002/ 1/ 9 12:22 メッセージ: 1038
これは 1 に対する返信です
カザルス・ホール アーレントオルガン ランチタイム・コンサート
1月8日(火)鈴木雅明(Org)12:15−13:00
「お昼休みのひとときをオルガンのコンサートで」
という触れ込みで第34回。いつかここのオルガンを聴いてみたい
と思っていました。シュー・ボックス・スタイルのカザルス・ホールは、
上階のバルコニー席から埋まっていき(音響がいいのかな)私は
下の席(普段ならS席)に座わりました。鈴木さんのオルガン・ソロ
は2度目です。「今年はお気楽な年にしたいのでこの曲を・・・」と
始めに弾いたのはバッハのお弟子さんの曲でした。なるほど、明るく
ほんわりとした曲で和みました。その後、挨拶と曲紹介。今日はバッハ
つながりの作曲家(弟子と子供)を集めていて、紹介もスムーズに進み
何か自然とレクチュアを受けている感じもしました。ちなみに曲は、

ミューテル:ファンタジアへ長調
クレープス:イタリア趣味によるファンタジア ヘ長調
C・P・Eバッハ:ソナタ第6番 ト短調 Wq.70・6
J・S バッハ:「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」BWV709・726
:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541

やはりお目当てはご本人の作品になりましたが、709は穏やかなコラール
726は内声部に一寸不協和音というか響きの違う音が入っていて、モダンな
というか、一寸変わった響きの感じのする曲でしたが、最後は解決し奇麗に
響いて終ります。2曲とも ト長調。541は有名な曲だと思いますが、助手が
ついて、譜めくりとストッパーを変えていました。曲の終りの音がホール一杯に
響いて「教会の礼拝堂で聴いているのでは」と、一瞬思ったほどでした。
この音圧というか迫力は現場ならではのものですね。低音の空気の振動ような
圧力は、普段味わえないものです。プログラム内容と調性とがよく考えられていて
凝縮した内容で面白かったです。北ドイツ風というアーレントオルガンも、
このホールにお似合いでした。

コーヒーカンタータ
投稿者:Mobby999
2002/ 1/12 9:41 メッセージ: 1039
これは 1 に対する返信です
「1日3杯のまなきゃ調子が出ない」とは、コーヒー好きの話ですね。

この中のソプラノのアリアもコーヒー同様魅惑的です。
コーヒーをめぐる父と娘のドラマは、ユーモアがあり、娘の父の
上を行く考えが落ちになりますが、「コーヒー同様魅惑的な娘」
を演じているソプラノのアルバムがありましたら教えてください。

コープマンのヴィデオ作品は、コーヒーハウスで収録されていました。
スタジオセットかと思いましたが、周りの音や照明には気を使った
でしょうね。ソリストには一寸した演技もあり、コープマンも一役
買っていました。演奏後にコーヒーが演奏者に出されていたのはご愛敬。
このような作品は映像付きでも楽しめます。

さて、それでは私もコーヒー・ブレイクに・・・。

re:コーヒー・カンタータ
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/13 3:18 メッセージ: 1040
これは 1039 に対する返信です
このカンタータは、昔、友達で集まって、何とか曲がりなりに(伴奏はピアノでしたが)最後まで歌ったことがあります。(私はバスのパートで)とても人様にお聞かせするようなものではなく、自分たちだけの楽しみでしたが、バッハの面白さは満喫できました。

CDはいっぱい持っているのですが、どうも語り手とシュレンドリアンの歌い方で、満足できるものがなかなかありません。せかせかしすぎたり、間延びしすぎたり、表情がうるさすぎたり、表情がなさすぎたり。とても好きな曲なのに、あまりCDは聞かないです。

つれずRES
投稿者:Mobby999
2002/ 1/13 20:10 メッセージ: 1041
これは 1 に対する返信です
bwv_dさん。
「ゴールドベルグ変奏曲」
「アリアに戻ってくる」というのは本当に言い得て妙ですね。共感します。
「ゴールドベルグ変奏曲」という曲を旅して、出発点に戻るという
感じがします。タイトルにも‘Aria da capo ’とある様に象徴的ですね。
私は未だグールドから脱皮出来ていないので、どうしても彼の演奏に
戻ってしまいます。30変奏 ‘Quodlibet’が終り、弱音でAriaが流れると
もういけません。涙モノです。特に彼のVHS(グールド・コレクション)
81年の演奏は視覚的なものもあるので、忘れた頃に見るように
しています。

watahmeさん。
「トッカータ」
色々な聴き方があるものですね。バッハ演奏にあまり性別を感じた事
がないので(私が聴いているのが男性演奏家が多かったのかな)、
女性の主な演奏家(ランドフスカ・アラン・トゥーレック等)、私が聴きはじめ
た頃は、もう皆さん人生の大先輩の年齢だったので、意識する事も
無かったのですが、自分の年齢より若い世代の演奏家についても、
それも「あまり私の場合はないかなぁ」なんて思います。そのような
フェロモンが感じられないの(ただ鈍いだけ)かもしれません。
以前、「ゴールドベルグ変奏曲」がリリースされたときに、NHK−FM
で、特集があり、番組のゲストだった事を思い出しました。「モダン・
チェンバロでなく古楽器を使う事で、その当時のニュアンスを伝えられ
たら」、という演奏者の意気込みが、CDに吹き込まれているのかも
しれませんね。その息吹を感じとられているのではないかと推察
いたしました。感性豊かなアンテナをお持ちなのかもしれません。
機会があれば、私も(トッカータ)聴いてみたいと思います。

kuzunoha bach さん。
コーヒー・カンタータ。歌われたのですか。それはすごい。お父さん役ですね。
自分で実演されたとすると、録音ものは思い入れがおありになり、色々注文が
ついて選択が難しくなるのかもしれませんね。私は、コーヒーカンタータしか、
満足に聴いたことがないので、他の世俗カンタータはこれからの楽しみなの
ですが、バッハのなかでも割とマイナーなシリーズなのでしょうか。「農民
カンタータ」とか、「結婚カンタータ」など、タイトルものも未聴だったりして、
風上にも置けないやつで課題山積みです。

今日のバッハ
投稿者:Mobby999
2002/ 1/13 21:25 メッセージ: 1042
これは 1 に対する返信です
今日のバッハ
1 27のコラール集より「われら皆一なる神を信ず」BWV740
2 カンタータ第65番「人々シバよりみな来りて」BWV65
3 17曲のコラール集より「主イエスキリストよ われらを顧みて」BWV655
4カンタータ第124番「わがイエスをば われは放さず」BWV124

1・3 トン・コープマン Org (STEMRA)#4
2・4 カール・リヒター バッハ・カンタータ選集1−3 (ARCHIV)

コープマンのオルガン選集は聴いているうちなかなかのお気に入りになりました。
740は穏か系の笛系のパイプで鳴らしている感じですが、聞き込むと味わい深い
曲です。65番はこの時期に演奏された曲(正確には1月6日)の様ですね。
冒頭合唱のホルンの牧歌的な響きと、合唱の押し寄せる感じがあいまって、独特な
雰囲気を持った作品になっています。イエスにとっては幾多の宝ものより、心の贈り物の方がはるかにふさわしい。と言うような事を表現していく過程でのバッハの
こだわりが感じられます。655は「どこかで聴いた旋律に似ている」空耳アワーと
化しています。124番。この曲のオーボエ・ダモーレの立ち回りが好きです。心のひだを縫っていくような感じがしています。このカンタータ自体が死への恐怖を帰依する事によって乗り越えていく様が描かれているといいます。メジャーな作品ではありませんが、ソプラノとアルトの2重唱の場面では、通奏低音の伴奏で歌われますが、オルガンの細やかでリズミカルな旋律が心地よく、天上の響きを
連想させます。恐怖を乗り越えた後の安心感・喜びなど、開放感があります。

バッハはどんな思いでこのような曲を創造
していったのでしょうね。

re:カンタータ第65番
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/13 22:13 メッセージ: 1043
これは 1042 に対する返信です
このカンタータは、Doverの"Seven Great Sacred Cantatas"に収録されています。バッハのカンタータの楽譜は、最近Carus(Haenssler)のものが出回るようになったり、ヴォーカルスコアならCDROMも出て、手に入りやすくなりましたが、少し前はDoverの旧バッハ全集リプリント版が圧倒的に安く見やすくて貴重でした。

リヒターの演奏は、それだけ聞くと文句のない演奏に聞こえますが、アルノンクールとか、最近のマクリーシュの演奏を聞きますと、「牧歌的」の本来の意味が分かる気がします。特にマクリーシュの録音は、要するにバッハの時代に行われた顕現節の礼拝を再現しようとしたものです。時間はたっぷり160分。教会の鐘から始まって、オルガン曲あり、讃美歌あり、ミサ曲あり、聖句朗読あり、説教!ありと実際の礼拝の様子が克明に再現されていきます。しかも、これは一般的な再現ではなく、1740年1月6日ライプチヒトーマス教会で行われたであろう礼拝の再現という、具体的なものです。

アルヒーフの2枚組で、通常価格ならけっこうお高いですが、それだけの価値はある録音ですよ。

Re:マクリーシュ
投稿者:Mobby999
2002/ 1/14 11:01 メッセージ: 1044
これは 1043 に対する返信です
kuzunoha bachさん。レス有り難うございました。

マクリーシュ・・・。どこかで聞いたこの名前。
思い出しました。この方、他の作曲家の作品でも
ミサ再現盤を作られている方ですね。以前、1595
年のミサを再現した(ガブリエリ作品)アルバムを
持っていました。これはテクニクスがサポートしていて
オーディオ的にも面白いものがあり、この場合も教会の
鐘等が収録されていて、雰囲気のある録音でした。
バッハの場合は1740年1月6日ですか。また違う
側面でのバッハを味わう事ができて興味深いですね。

ブランデンブルク協奏曲について
投稿者:otik0608
2002/ 1/14 15:51 メッセージ: 1045
これは 1 に対する返信です
私が一番好きなのは第4番です。

ミュージック・オヴ・ハート
投稿者:Mobby999
2002/ 1/16 19:48 メッセージ: 1046
これは 1 に対する返信です
という映画の一場面で、BWV1043(2本のヴァイオリンのための
協奏曲)の1楽章が合奏される場面がありました。ロベルタ・ガスパーリ
というVn教師が、子供たちにVnを教え、その子供たちがカーネギー・
ホールで演奏するまでのエピソードをつづった作品ですが、熱くなるものを
感じさせます。ドキュメント版はご本人が出演していますが映画版はメリル・
ストリープが主演しています。

初めてこの曲を聴いた時、vnの出だしの旋律が印象的で、ニ短調の
一寸物悲しくも流れていく情のようなもの(いったいなんだ)が、感じ
られて、また、2楽章の高貴な感じもしたりして、色々なものが交じり合って
造られているような曲なのではないかと思ったりします。

1043は個人的にはジノ・フランチェスカッティー(vn)のアルバム
を聴く事が多く、DGの廉価盤で今でも目にしますが、このような
演奏は、ある種の受け入れやすさを持っているのではないかと思います。

バッハのカンタータ
投稿者:juncoop
2002/ 1/17 21:19 メッセージ: 1047
これは 1 に対する返信です
バッハは大変、名曲が多いのですが、
カンタータがいいですね。
中でも、あまり聴かれない、54番、
149番、151番はぜひ聴かれることをお勧めします。
リリング指揮ゲンヒンゲン聖歌隊の演奏で。

149から151まで
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/18 0:31 メッセージ: 1048
これは 1047 に対する返信です
リリングの新全集盤では、カンタータの番号順に収録されていますので、この3つを続けて聞いてみました。

149番、なんだどこかで聞いた曲だなと思ったら、「狩りのカンタータ」の終曲が、冒頭に使われているのですね。全体に、楽しさがあふれた曲です。

150番、2年ほど前にレオンハルトの演奏で聞きましたが、今度はリリングの演奏で。実に胸にしみる曲です。バッハの現存最古のカンタータかと言われていますが、古風さと純粋さ。特に最後のシャコンヌは何度聞いても良い曲です。(ブラームスの交響曲第4番に低音主題が使われている。)

151番、これは最高に美しい曲だなあ。フルートはペーター・ルーカス・グラーフ、ソプラノは日本人ですね。Nobuko Gamo-Yamamotoと書いてあります。初期カンタータも胸にしみますが、こういう円熟した曲を聞くと、やっぱりいいなあと思います。クリスマスらしい、田園風が何とも言えません。

54番は、今日は聞きませんでしたが、ヘレヴェッヘ指揮でショルが歌っているハルモニアムンディ盤がまず完璧な演奏だと思います。ぜひ一度どうぞ。

今日のバッハ。トランスクリプション
投稿者:Mobby999
2002/ 1/18 8:38 メッセージ: 1049
これは 1 に対する返信です
オーケストラ版のバッハでの楽しみは、細かい事言わずに
その響きを楽しむ事にある様な気がします。

カンタータの編曲は、さしずめ「無言歌」と言う所でしょうか。
個人的には好きです。
こんなところから、バッハに触れ入っていかれる方も
昔はおられたのではないかと思ったりしました。
オーケストラ版で楽しまれている方いらっしゃいますか。
ストコフスキーとチェコフィルは、弦の響きが深くいいです。

1 「神はわがやぐら」 BWV80

2 前奏曲 変ホ短調BWV853

3 カンタータ第156番より 「シンフォニア」

4 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV645

5 「ゲッセマネのわが主イエスよ」BWV487

6 「主よ人の望みの喜びよ」BWV147

7 「われ満ちたれり」BWV82

14 レオポルド・ストコフスキー指揮 ロンドン交響楽団(RCA)
25 レオポルド・ストコフスキー指揮 チェコ・フィルハーモニ管弦楽団(DECCA)
367ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団(RCA)

オーケストラ版のバッハ
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/18 9:52 メッセージ: 1050
これは 1049 に対する返信です
前にも一度書いたかもしれませんが、最近NHKの時代劇で放送された「五辨の椿」で、すぐにバッハとわかる曲が使われていました。どこかで聞いた覚えはあるのですが、どうも響きが違う。NHKにも問い合わせ、検索した結果、エラートから出ているクルト・レーデル指揮「オーケストラによるバッハ名曲集」と言うものとわかりました。件の曲は、カンタータ第179番より、アリア「いと尊き御神よ、哀れみ給え」のオーケストラ編曲でした。ロマンティックな表情の濃いものですが、耳について離れない音楽です。

ブランデンブルク協奏曲について・2
投稿者:otik0608
2002/ 1/18 22:00 メッセージ: 1051
これは 1 に対する返信です
「名盤本」でよく推薦されているのは、リヒター盤かレオンハルト盤なのですが
私は個人的にどちらも嫌いです(かつては持ってましたが・・・)。リヒター盤
はモダンチェンバロ(ノイペルト)のガチャガチャした響きが生理的にイヤでした。レオンハルト盤はテンポの遅さ(第1、2番)とS・クイケンの弾くヴァイオリンの神経質な音色が耳障りでイヤでした(70年代当時は。今の彼の演奏は自然体のすばらしいものです)。
 私の現在の愛聴盤はサヴァール盤とイル・ジャルディーノ・アルモニコ盤です。前者は渋い音色で大人っぽい雰囲気
の、後者は華やかで躍動感いっぱいの演奏です。これらを聴いてしまうと、もう
リヒ盤やレオ盤には戻れませんね・・・

1052といえばBWV1052
投稿者:juncoop
2002/ 1/18 23:40 メッセージ: 1052
これは 1 に対する返信です
チェンバロ協奏曲の1番は渋いですねーー。しかも3楽章とも暗い感じですが、カンタータのシンフォニアに使われただけに、大変深刻!!

演奏はリヒター指揮のミュンヘン・バッハで、あの思いつめた演奏は、聞き手に強く迫る!!

バッハについて語りたい
投稿者:juncoop
2002/ 1/19 12:16 メッセージ: 1053
これは 1 に対する返信です
バッハの好きな人、情報交換しませんか?
ホームページ クラシック音楽の友 を開設しました。ぜひ遊びに来てください。

http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

今日のバッハ
投稿者:Mobby999
2002/ 1/20 12:46 メッセージ: 1054
これは 1 に対する返信です
ノイマイスター・コレクションより。
「イエスよ、わが喜び」BWV1105
「神はわが救い、助けにして慰め」BWV1106
「イエスよわが命の命」BWV1107
ウィルヘルム・クルムバッハ Org (ARTE NOVA)

バッハ初期の作品(?)。オルガン曲集としては、他人の作品も
入っているので、本当に彼の作品かどうか、信憑性は高いとは
言えないらしい。

「わがため息 わが涙は」BWV13
カール・リヒター バッハ・カンタータ選集1-3(ARCHIV)
タイトルからして気分が暮れてしまいそうな感じですが、短調のアリア、
から、長調のアリアへと移って、最後には神への信頼をコラール
でしめくくります。

「トリオ・ソナタ」BWV630
ピーター・ハートフォード Org ジョン・ウィリアムス g (CBS)
パイプ・オルガンとギターを組み合わせるという企画は、誰が
出したか判らないが、トリオ・ソナタの主旋律をギターが受け
持つ様になっている。ギターとオルガンの音量のバランスを
とるために、録音も工夫されて、ギターの旋律が映える様な
感じに聞こえる。一寸カジュアルに聞こえるトリオ・ソナタ。

チェンバロ協奏曲集の名盤
投稿者:otik0608
2002/ 1/20 13:27 メッセージ: 1055
これは 1 に対する返信です
私が愛聴しているのはコープマン盤(エラート、全4枚)です。チェンバロの音色が軽やかで美しく、独特の装飾音満載の元気な演奏は、私にとってユンケル以上の栄養剤です。

アンナ・マグダレーナのバッハの思い出
投稿者:juncoop
2002/ 1/20 17:18 メッセージ: 1056
これは 1 に対する返信です
アンナ・マグダレーナのバッハの思い出を過去に読んだことがあります。以前角倉氏や、磯山雅の著書は読んでいるだけに、あまり新鮮ではありませんでしたが、マグレーナのための小品をたまにチェンバロで弾いてみて、シュテルツェルの「お前が私のそばに」のアリアはとても、小品ながら素敵な歌だと思いました。

re:「バッハの思い出」
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/20 18:23 メッセージ: 1057
これは 1056 に対する返信です
この本は、現在講談社学術文庫から出ていて、入手しやすいものです。

バッハの思い出(アンナ・マグダレーナ・バッハ著、山下肇訳 講談社)

もちろん、後世の作家による創作で、現在では否定されている説によっている点も多々あるようですが、バッハへの愛は本物だと評価されていますね。

ところで、グスタフ・レオンハルト主演の映画「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記帳」はご覧になりましたか?上の小説を映画化したもので、全編バッハの音楽です。若き日のレオンハルトやボブ・ヴァン・アスペレンなどの演奏を見ることができます。セリフはほとんどないし、変化に乏しい映画ですが、バッハファンには貴重な映画です。(私はBS放送で見ました。)

BWV 151の演奏
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/20 19:03 メッセージ: 1058
これは 1047 に対する返信です
いくつか聞いたなかで、最も心惹かれたのは、ベンジャミン・ブリテン指揮のBBCライブ録音です(DECCAより発売、輸入盤)。ブリテン指揮のカンタータというのは、他には残っていないのではないでしょうか。カール・リヒターのような厳しいバッハではなく、ゆったりと慰めに満ちた音楽が広がります。組み合わされているBWV 102も大変な名曲で、明るく伸びやかな151番とは対照的な、張りつめた真摯な作品です。さらに、パーセルの作品も入っていて、内容豊富です。

すきです。
投稿者:nobuboon
2002/ 1/20 23:52 メッセージ: 1059
これは 1027 に対する返信です
ここ5年くらい、マタイの新譜は大体買ってます。だいたい3枚目まで聞かずにお蔵いりですがね。小澤の冒頭は段々と気合が入っていく感じのうける面白い演奏でした。ヘレヴェッヘのはきれいだけれどどこか田舎くさい演奏。一番好きなのはレオンハルトかな。

グールドコレクション
投稿者:juncoop
2002/ 1/21 8:43 メッセージ: 1060
これは 1047 に対する返信です
グールドコレクションを見ました。

感動したのは、やはりバッハの
カンタータ第54番いざ、罪に抗すべしBWV54
この曲は以前から、リリングの指揮で聴いて、いい曲だと思っておりましたが、バッハのカンタータの中でも、初期カンタータであるが、ライプツィヒのカンタータとは違った趣があり、それは、弦楽とアルトといった、ソロカンタータの部類でありまずが、51番や199番とも違ったものでもあります。
バッハのカンタータの中でも、特に特殊な感がありますが、その音楽は美しく、大変優れたものであります。
それをグールドが選んで演奏録画したというのは、大変彼の
趣味の良さと、親近感が沸きました。
オーケストラをピアノで指揮する彼を見て、チェンバロで指揮をしてほしかったなーーと少し思いましたものの、
ブランデンブルク協奏曲5番や、チェンバロ協奏曲の1番は大変素晴らしい演奏でありました。彼の魅力は、今回の映像と音楽を見て、多くのグールド・ファンがいることを改めて納得させられましたと同時に、私自身も、グールドを見直しました。
彼の映像での自身の考えも同感しますとともに、彼は、普通のアーティストとは違う、やはり特異な極めて秀でた芸術家であり、それは大作曲家を思わすような考え方であることを感じざるを得ません。

BWV1061
投稿者:otik0608
2002/ 1/21 22:20 メッセージ: 1061
これは 1 に対する返信です
[2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調」。第2楽章がとても美しくて私の大好きな曲です。
 もともとは2台のチェンバロだけで演奏される曲だったようで、弦楽パートは後から追加されたものです。2台チェンバロ版の演奏ではホグウッド&ルセのCD(オワゾリール)がおすすめです。

Re:BWV1061
投稿者:Mobby999
2002/ 1/22 7:04 メッセージ: 1062
これは 1061 に対する返信です
otik0608さん。こんにちは。

初めてこの曲を聴いた時に、2楽章が
チェンバロ2台のみの演奏だったので
ものすごく新鮮な気分になったった事
を思い出しました。イ短調の2楽章は
本当に素敵な楽章ですね。
今日はシフとラーンキの若いころの
ピアノ演奏で聴く事にします。

バッハに詳しいみなさん。教えてください。
投稿者:miruru1623
2002/ 1/22 13:55 メッセージ: 1063
これは 1 に対する返信です
この掲示板を読んで皆さんのバッハ通ぶりに驚いています。

実は先日、「シンフォニア」の3番目の曲(すみません、こんな言い方しかできなくて・・・)をコンサートで弦楽合奏で聴いたのです。  鍵盤とは違うイメージの清澄で気品あるメロディにとても感動しました。


「インベンションとシンフォニア」は本来、鍵盤用なのですが、「ゴールドベルク」みたいに弦楽版で演奏されているCDってあるのでしょうか?

もしご存知の方がいらしたら教えていただけませんか?

弦楽版のインヴェンションとシンフォニア
投稿者:Mobby999
2002/ 1/22 21:58 メッセージ: 1064
これは 1063 に対する返信です
miruru1623さん。こんばんは。

「ゴールドベルク」はシトコヴェッキーが弦楽版に
編曲したのがいくつか出ていますが、インヴェンションと
シンフォニア全曲の弦楽合奏版は、個人的に寡聞にして
判らないのですが、HMVで検索した所、ハイフェッツ(Vn)の
60年代の録音の再発盤の中にシンフォニアの4・9・3番が
収録されています。あとはモーツァルトの弦楽5重奏曲3・4番。
室内楽編成なので3重奏なのか、2Vn2va1Vc
で演奏しているのか判りません。
CD番号は、BF−RCA BVCC37118(1700円)(国内盤)
2001年12月19日リリース。

弦楽合奏版のインヴェンションとシンフォニア。どなたかご存知
ならばいいですね。海外のマイナーレーベル辺りにあるかもしれません。

探してみます!
投稿者:miruru1623
2002/ 1/23 10:03 メッセージ: 1065
これは 1064 に対する返信です
Mobby999さん。

弦楽版のインヴェンションとシンフォニアに関しての情報をいただきありがとうございます。

CD番号まで教えていただいてとても喜んでいます。

今日さっそく探しに行ってみますね。

バッハの鍵盤作品って、弦楽にするとまた別の魅力が出て本当に素敵なんですよ。

管弦楽組曲について
投稿者:otik0608
2002/ 1/23 21:56 メッセージ: 1066
これは 1 に対する返信です
 みなさんの愛聴盤は何ですか?
 私はガーディナー盤(エラート)とゲーベル盤(アルヒーフ)をよく聴いています。前者はスマートで気品のある演奏で、第1番の最後にはこの曲の元となったとされるコラールBWV299「エホバよ、汝に向かいて我は歌わん」の合唱が付録についてます。
 後者は爽快で切れ味鋭い演奏で、かつては「第5番」とされていた(現在の研究では長男のフリーデマン作とされています)BWV1070が付録についてます(なかなかイイ曲です)。
 どちらも中古CD店で見つけたのですが、いい買い物をしたと満足しています。

1067といえば、管弦楽組曲第2番
投稿者:juncoop
2002/ 1/24 19:52 メッセージ: 1067
これは 1 に対する返信です
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067

の名演は、

ガッゼローニ(fl) イ・ムジチ合奏団

が、最高だと思っております。

みなさん いかがでしょうか?

管弦楽組曲第2番
投稿者:Mobby999
2002/ 1/24 21:21 メッセージ: 1068
これは 1 に対する返信です
個人的に管弦楽組曲の中で一番好きなのが2番です。
初めて聴いたラリュー(fl)パイヤールの演奏が
耳タコになっています。その後、色々な演奏に接するうち、
だんだんタコもやわくなりました。

古楽器の演奏などでは、時折、居心地の悪さを感じたり
する事があります。その中では、ベルリン古楽アカデミーの
演奏は、2番でなく3番のほうが乗りがよく引き込まれました。
個人的には60ー70年代録音の演奏家のものに先祖帰り
しているような所もあり、今時の録音には一寸距離を
置いたりしている事もあります。

これらの曲はモダン・オケでもやらなくなり、古楽器の
実演でも、中々プログラムに乗らなくなりました。
どのような理由によるものかわかりませんが、フルートと
合奏のやり取りを時折、生で聴いてみたくなるので困ります。

速報! リヒターのヨハネが!!
投稿者:juncoop
2002/ 1/26 21:36 メッセージ: 1069
これは 1 に対する返信です
今日、深夜 BS2で12時45分から

バッハ/ヨハネ受難曲をリヒター指揮ミュンヘン・バッハで放送されます。

re:速報!リヒターのヨハネが!!
投稿者:h_ueda_2182
2002/ 1/27 11:08 メッセージ: 1070
これは 1069 に対する返信です
見ました。S−VHSに録画しました。
残念ながら1本に収まらず、最終曲の1つ前で切れてしまいましたが。
1971年のライブ録音でしたね。
私はリヒターの最初の録音(1964年アルヒーフ)をよく聴いているのですが、それに匹敵するようなミュンヘン・バッハ合唱団、管弦楽団の荘厳で緊張感のある演奏だったと思います。
惜しむらくは画面(録画、編集)の4/5以上が絵画で占められ、演奏家が見えなかった事ですか。
私は当BBSをよく見させて頂いておりますが書き込みは2回目です。
当BBSのみなさんはアーノンクールやレオンハルトといったところの好みの方が多い様ですね。
私はバッハ演奏の原点はやはりリヒターだと思っております。
好みの問題ですので気にしないで下さいね。

ワーナーの「BACH2000」
投稿者:otik0608
2002/ 1/27 11:57 メッセージ: 1071
これは 1 に対する返信です
 持っている方いらっしゃいますか?
 私は全巻買う余裕がなかったので、資料として価値のある「4声コラール集(グリットン指揮ベルリン放送合唱団)」や「様々な作曲家からの編曲による協奏曲集(ミケーレ・バルキ演奏)」などを分売盤で買いました。
 カンタータやオルガン曲はアーノンクール&レオンハルト、コープマンの全集がそのまま使われているのも買うのをためらった一因です(コープマンのオルガン曲全集は1巻ずつ買っていって持ってたので)。
 「2000」を全巻買うとついてくる資料本は読みたかったのですが・・・
 どんなものなのか、持っている方がいらっしゃったら教えてください。

感動!!リヒターのヨハネ受難曲
投稿者:juncoop
2002/ 1/27 18:13 メッセージ: 1072
これは 1069 に対する返信です
昨日深夜 、リヒターのヨハネ受難曲を見ました。
以前からCDでたまに聴いてまして、大体は知っていたのですが、画像を見るということと、福音史家の語りのレシタティーボの通奏低音がリヒター自身のチェンバロであったことは、大変な違いがあり、より厳しい演奏となっておりました。あの胸に迫るような演奏と緊張感、また群集の合唱の恐ろしさは、物語の真意に迫る勢いでありまして、リヒターしかこのようなヨハネは表現できないと思いました。いやーー感動しました。CDではリヒターよりもヨッフムののんびりした演奏が好きでしたのですが、この映像を見てやはりリヒターしかないと実感させられたのも事実です。通奏低音のリヒターのチェンバロは相変わらず派手でありまして、かなりエヴァンゲリストの語りに対する効果が上がっておりますのは、マタイの2回目の録音と同じです。興味深いのは、リュートとヴィオラ・ダモーレの演奏が見られたことです。
リヒターのマタイやロ短調ミサもぜひ映像で見たくなりました。

バッハのカンタータ
投稿者:juncoop
2002/ 1/28 21:27 メッセージ: 1073
これは 1047 に対する返信です
バッハのカンタータは葛の葉さんのホームページを見させていただいて、その研究の深さに感心いたしました。バッハのカンタータを聴く人は、あまりいないと思っていたのですが、しかし、カンタータに入っている合唱やアリアなどは、本当に感動いたします。合唱では、リヒターによる140番や180番の冒頭合唱や、コルボのマニフィカト冒頭合唱は素敵ですし、アリアの名曲は、前にも紹介した54番、149番、151番、173a番、200番、202番、デュエットは80番、ロ短調ミサなど、あげていけばきりがありません。本当にバッハはモーツアルトやシューベルトと並ぶ、名旋律のメロディー・メーカーだと思いますね。マタイの最後のバスによるアリア、夕べ涼しくなりしころに続くアリアなどは絶品ではないでしょうか?
バッハは私の一生鳴り続けると思います。

カンタータの名曲
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 1/28 23:47 メッセージ: 1074
これは 1073 に対する返信です
「研究の深さ」なんて書かれると、いつも好き勝手なことを書いているのに、ちょっと勉強しなきゃなんて気になってしまいますね。でも、勉強なら絶対にかないませんから、やっぱり好き勝手路線で行きたいと思います。

アリアの名曲と言えば、それこそ切りがありませんが、105番、179番のソプラノアリアなどいかがでしょうか。また、バスアリアでは、やはり56番、82番は素晴らしいですが、159番は聞く度に涙しております。

>リヒターのヨハネ
投稿者:bwv_d
2002/ 1/30 13:41 メッセージ: 1075
これは 1069 に対する返信です
やっぱり福音書家のシュライアーは最高でした。映像ではまだ若かったし。

「第2巻」はいつ・・・
投稿者:otik0608
2002/ 2/ 3 12:48 メッセージ: 1076
これは 1 に対する返信です
 アレッサンドリーニ指揮&チェンバロの「バッハ・チェンバロ協奏曲集・第1巻」が出てからもう長いことたちますが、「第2巻」はいつ出るのでしょうか?すがすがしい軽やかな演奏で気に入ってたのですが・・・

78番は?
投稿者:puccimobix
2002/ 2/ 3 16:22 メッセージ: 1077
これは 1074 に対する返信です
第二曲目の女声のアリアが好きですが
皆さんはいかがでしょうか?

もちろん,他でもいい曲,好きな曲は
たくさんありますが.

78番、とても良いです。
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 2/ 3 17:47 メッセージ: 1078
これは 1077 に対する返信です
カンタータ第78番《イエスよ、汝はわが魂を》BWV78
ですね。

配偶者と近所のコンサートで聞きました。ちょっと発表会的なものだったのですが、めちゃくちゃうまいチェリストがにこにこしながらチェロを弾いて、これまためちゃくちゃうまいアルトに支えられながら、ソプラノが健闘していました。配偶者の言「バッハじゃないみたい」→これがほめているのです。

私見としては、やはり第1曲のシャコンヌの合唱曲があり、第3曲の切実なテノールのレシタティーヴォがありという、全体の中で、さらに光る曲だと思います。

第1曲のMIDIが下にあります。音楽本来の良さを伝えるには至っていませんが、想像力を働かせる余地はあります。

http://www.classicalarchives.com/bachsacr.html

「音楽の捧げもの」BWV1079
投稿者:otik0608
2002/ 2/ 4 21:00 メッセージ: 1079
これは 1 に対する返信です
 この曲では多くのCDでチェロではなくヴィオラ・ダ・ガンバが使用されていますが、これは楽譜で指定されているのでしょうか?
 私の所有CDはゲーベル盤(アルヒーフ)と有田正広盤(デンオン)です。どちらもいい演奏で、夜に寝酒代わりに聴いて楽しんでいます。
 好きな部分は何といってもトリオ・ソナタで、アンダンテのアンニュイさがたまりません。

無伴奏第一番プレリュード
投稿者:smilymahya
2002/ 2/ 4 22:19 メッセージ: 1080
これは 1 に対する返信です
今のクラウン・アスリートのコマーシャル曲が、無伴奏第一番が使用されてます。
ジャック・ルーシェトリオというフランスのジャズミュージシャンによる編曲なのですが、どなたか、どこで楽譜が手に入るかご存知ですか?

無伴奏チェロ組曲
投稿者:sada_ngc224_m31
2002/ 2/ 5 23:04 メッセージ: 1081
これは 1 に対する返信です
こんにちは、今日は無伴奏チェロ曲のCDについてお聞きしたいことがあります。つい最近、無伴奏チェロ組曲1,3&5番のCDを購入しました。演奏はヤ−ノシュ・シュタルケルです。またレ-ベルはBMGでRCA RED SEAL BEST 100の中の一枚です。実はこのCDの第1、8,10トラックに一瞬ですが「ザッ」と聞こえるノイズが入っています。元々のマスタ−起因によるのか、不良品なのかがわかりません。どなたか同じCDをお持ちでしたら上記のような症状があるのか教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

続無伴奏チェロ組曲
投稿者:sada_ngc224_m31
2002/ 2/ 5 23:53 メッセージ: 1082
これは 1081 に対する返信です
ノイズが入ってるのは第1トラックではなく第2,8,10トラックの間違いでした。すみません。

Re:J.ルーシェの楽譜について
投稿者:Mobby999
2002/ 2/ 7 17:18 メッセージ: 1083
これは 1080 に対する返信です
smilymahyaさん、今日は。

J・ルーシェ懐かしいです。プレイバッハで一世風靡しましたが、
活動は継続しているようですね。質問の答えになるかわかりませんが、
この無伴奏チェロ組曲「プレリュード」の演奏は、2000年6月に
フランスで録音され、日本国内CDの発売が12月5日です。
彼のピアノ・トリオのコピー楽譜「ジャズ・コンボ
コピー・シリーズ」が、シンコーミュージックより2500円で
99年10月に出版されています。
(当然この曲集には入っていませんが)
ということは、CM企画の曲ではありますが、Jポップの
バンドスコアの様に、CD出てすぐに楽譜が出るほど、
需要が有るとは思えませんが、今後1曲のピースで発売される
(もしくは楽譜として出版される)可能性
もないとはいえません。
海外の楽譜についてはわかりませんが、
大手の輸入楽譜を扱う
「ヤマハ」などに問い合わせてみるのも一つの手かもしれません。
後は、ジャズ関係の掲示板や楽譜関係のホームページをあたるのも
手かもしれないし、もしくは自分で耳コピーするという究極の選択もあります。

現状では、曲が出たばかりなので、楽譜が売られているかという
ことについては、未だ出ていないのではないか。という感じです。

コープマンのカンタータ全集中止?
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 2/11 9:10 メッセージ: 1084
これは 1 に対する返信です
コープマンの、バッハカンタータ全集は、3枚組(時に4枚組)アルバムが、20巻で完結する予定で、現在12巻まで順調に発売されてきました。

"Bach Cantatas Mailing List"のAryeh Oron氏によれば、ワーナーは、このシリーズの中止を決定したと言うことです。

コープマンは、すでに13,14,15巻の録音を完了しており、また、重要なソロカンタータの録音も完了しています。近日中に第16巻の録音に入る予定であり、コープマン自身は、完成の意志を捨てていません。

このシリーズは、クラシック部門としてはよく売れている部類なのですが、それでもワーナーは単に営業的観点のみから、この決定を行ったと見られます。

このシリーズは、単にカンタータ全曲の録音というにとどまらず、種々の異稿の演奏、副産物としての書籍シリーズ「カンタータの世界」の発行など、高い文化的価値を持つものだと思います。ワーナーが、単に利益率だけの問題から、この決定を行ったのだとしたら、何とも許し難いことだと思います。(大体、12巻まで買った私をどうしてくれるのだ。)

Aryeh Oron氏は、ワーナーに抗議と要請を行おうと提案しています。(何もしないよりは何かした方がよい。)連絡先、方法など、詳細が分かりましたら、また紹介しますので、バッハファンのみなさんのご協力をお願いします。

本当ですかッ?!
投稿者:otik0608
2002/ 2/12 21:00 メッセージ: 1085
これは 1084 に対する返信です
 コープマン指揮のカンタータ全集は私もこれまで全巻、毎回発売を楽しみにして買い集めてきました。
 それが中止ですって?冗談じゃありません!
 営業的観点だけで全集を中止するなど暴挙としか言い様がありません。もし本当に中止したら、ワーナーは世界中のバッハファンを敵に回すことになりますよ!
 コープマン自身が完成への意欲の強いことが何よりの救いです。ワーナーが中止に踏み切っても別レーベルから続巻を出してくれればいいのですが。
 この情報がガセネタであることを祈ってます・・・

教えてください!!
投稿者:sazae2525hm
2002/ 2/12 21:09 メッセージ: 1086
これは 1 に対する返信です
バッハの影響を受けたドイツのバンドってご存じですか?ずいぶん古い話らしいですけど・・・。そのバンドのおかげでバッハが売れたっていう話・・・。なんて言うバンドか教えてください!

ガセネタなら良かったのですが
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 2/12 22:10 メッセージ: 1087
これは 1085 に対する返信です
ワーナーに、全集を継続するよう、メールを送ろうという呼びかけがされています。

次のところに送ると、まとめてワーナーに送ってくれると言うことです。

aryehoron@yahoo.com

また、今までのメールは次のサイトにまとめられています。

http://www.bach-cantatas.com/Performers/Koopman-Petition.htm

日本でも、ファンは多いと思うので、日本ワーナーの方に、要請や抗議を行ってはどうかと思います。しかし、今CDを見て思ったのですが、こういう製品には住所も電話も全然書いていないのですね。

中止絶対阻止!がんばれコープマン!
投稿者:otik0608
2002/ 2/12 23:39 メッセージ: 1088
これは 1087 に対する返信です
 コープマン指揮のカンタータ全集の中止は何としても回避したいものです。私も早速aryehoronさんの所にメールを送りました。
 もしかして、「BACH2000」があまり売れなかったのが、コープマンの全集中止につながったのでは・・・?! ワーナーの営業戦略の失敗のツケをこんな形で私たちバッハファンが払わされるのはゴメンです!
 コープマンがんばれ!ワーナーがダメならソニーあたりから続巻を・・・

いつも突然ですが
投稿者:umigame1199
2002/ 2/12 23:58 メッセージ: 1089
これは 1057 に対する返信です
だいぶ昔に,BSでバッハの生涯のテレビ映画?を大変興味深く見た覚えがあります。また見たいな。
今は入手したバッハのブーレに夢中です。
下手の横好きですね。なぜかいつも弾こうと思うとバッハやバロックに戻ってしまいます。好きなんでしょうね。ではまた。

コープマンのカンタータ全集の魅力
投稿者:otik0608
2002/ 2/14 1:38 メッセージ: 1090
これは 1 に対する返信です
 何より録音がすばらしいのが魅力的です。音がきれいで、実際に教会で聴いているような気分になります。
 アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏もすばらしいです。金管の入った大規模な曲でも絶妙のバランスを保っています。
 合唱もハイレベルで、テンポの速い曲でも乱れず、的確なドイツ語の歌詞を歌い上げていくところはさすがです。
 歌手では、全曲一貫してバスを担当しているK・メルテンスが最高です。暖かみのある伸びやかな歌い声は、聴いていて気持ちがいいです。テノールではC・プレガルディエンやG・テュルクといった名手も参加していますし、カウンターテナーでは第3巻でA・ショルも登場しています(BWV54)。
 コープマンの指揮もいいですよ。「宗教的感動に乏しい」とか「楽天的過ぎる」とか評論家は批判しますが、こういう聴きやすい、肩のこらない演奏もいいじゃないですか。一回聴いただけではダメ。聴き込んでいくうちにじわじわと宗教的感動が伝わってくるんですよ。コープマンの指揮は!
 このすばらしいカンタータ全集は、絶対に完成してほしいのです。もし中止されたら第20巻(最終巻)に予定されている後期の名作第140番や第80番が聴けなくなるじゃありませんか!
 ワーナーさん、ぜひ考え直して全集を続行して完成させてください。世界中のバッハファンのために!
 コープマンさん、たとえワーナーに蹴られても、別会社(ソニーあたり)から続巻を録音して、このすばらしいシリーズを完成してください。応援しています!

世俗カンタータも入ってます
投稿者:otik0608
2002/ 2/17 15:01 メッセージ: 1091
これは 1 に対する返信です
 コープマンのカンタータ全集には世俗カンタータも収録されているのが魅力です。第4&5巻は世俗オンリーで、「コーヒー」「農民」といった有名曲から、めったに演奏されないBWV204「われは満ち足れり」(歌詞がすばらしい曲です!)などを聴くことができます。
 演奏もすばらしいです。教会カンタータもいい演奏をするコープマンですが、世俗ではさらに本領を発揮した、魅力的な演奏をしてくれます。「狩」や「コーヒー」では自身でチェンバロを担当(これがまたいい)して、喜びにあふれた音楽を作り出しているのです。
 このすばらしい全集を16巻(20巻で完成)で中止するなんて、富士登山で例えれば七合目で引き返すようなものであり、卑猥な例えで申し訳ありませんが、風俗に行って出さないで帰るようなものです。ワーナーさん、お願いですから中止しないで「フィニッシュ」してください!

バッハはいいです。
投稿者:pocotatoame
2002/ 2/17 23:20 メッセージ: 1092
これは 1 に対する返信です
 この前、とある演奏会にいきました。そこで、バッハのトッカータや、6つのパルティータ等を聞きました。
 やっぱりバッハはいいですねえ。あの、なんというか、一つ一の音の粒がはっきりしている中にも、何か感じるものがあるというか・・・。何とも言葉では言いにくいのですが、わかっていただけるでしょうか??

 私は前からバッハは好きだったのですが、これまで以上に、バッハ様に恋をしてしまいました(笑)。

BCJのカンタータ定期演奏会って・・・
投稿者:otik0608
2002/ 2/19 22:11 メッセージ: 1093
これは 1 に対する返信です
以前は日曜日にやっていたのに、今は土曜日に変わってしまいましたね。
私は日曜・祝日しか休みがないので、鑑賞しに行けなくなってしまいました。悲しい!どうかまた日曜開催に戻していただけませんか・・・

バッハ・アレンジメンツ
投稿者:Mobby999
2002/ 2/20 15:47 メッセージ: 1094
これは 1 に対する返信です
アンジェラ・ヒューイットのバッハアルバムを聴いて
「本当にバッハ弾くのが好きなんだなぁ」という感じがしました。
ブゾーニ編曲を使わないところや、自身のオルガン小曲集からの編曲も、
愛情が感じられて、聴いていて幸せな気持ちになりました。

これは私にとって「当たり」の一枚で、ヘビーローテーションしてます。
Thanks。

ピノック指揮BWV1064の「声」
投稿者:otik0608
2002/ 2/20 21:16 メッセージ: 1095
これは 1 に対する返信です
 ピノックがチェンバロを弾きながら指揮をしたチェンバロ協奏曲集をよく聴いていますが、気になることがあります。
 「3台のチェンバロのための協奏曲ハ長調・BWV1064」の第1楽章の最後の方で、子供の声のような音が聴こえるのです。最初は私のCDだけかと思ったのですが、近所の図書館所蔵のCDを借りて聴いてみたところ、やっぱり聴こえるのです。
 録音データには「1981年2月、ロンドン、ヘンリーウッドホール」とあります。もしかして、このホールにいる子供の霊が、演奏に感激して思わず声をあげてしまったのでは・・・!
 CDを持っている方はぜひ聴いてみてください。かわいらしい声ですよ・・・

日本で最初にバッハを演奏した人物
投稿者:otik0608
2002/ 2/26 18:05 メッセージ: 1096
これは 1 に対する返信です
音楽之友社「作曲家別名曲解説ライブラリー12、J・S・バッハ」によると、1898年(明治31年)12月4日に奏楽堂で「イタリア協奏曲」BWV971をピアノで演奏した瀧廉太郎だそうです。さすがは日本音楽史上に燦然とその名を残す瀧先生、バッハの日本初演もこの人だったのですね。
 演奏はどんなものだったのか、とても興味があります。コテコテのロマン主義的演奏だったのでしょうか?衣装は?和服?!和服でバッハを演奏するのもなかなかオツなものですね。BCJの皆さん、一度やっていただけませんか・・・

教えてください
投稿者:kimihiro15vc
2002/ 3/ 1 12:25 メッセージ: 1097
これは に対する返信です
私は明大前に住んでいますが、その近辺でバッハが聴ける喫茶店があると聞いたことがあります。どなたかご存じでしょうか?

「バッハ」という名の喫茶店
投稿者:otik0608
2002/ 3/ 6 21:20 メッセージ: 1098
これは 1097 に対する返信です
 明大前ではないのですが、日比谷線南千住駅の近くに「バッハ」という名の喫茶店があり、BGMもすべてバッハだそうです。141番目の投稿に書いてありました。私はまだ行ったことがないのですが、ぜひ行ってみたいと思います。BGMがちょうど「コーヒーカンタータ」だったら最高ですね。
 このトピの投稿も最近少なくなりましたね。私が見るときはいつも一覧の下のほうです。バッハファンの皆さん、ぜひ奮起して書き込んで下さい。いつの日か「しりとり」の投稿数を抜こうじゃありませんか(無謀か・・・)

バッハファンにとっての「宗男先生」
投稿者:otik0608
2002/ 3/12 0:31 メッセージ: 1099
これは 1 に対する返信です
 1、バッハの曲を「不自然」「技巧過剰」とこき下ろした批評家、ヨハン・アドルフ・シャイベ先生。
 2、晩年視力の衰えたバッハに2度もインチキ手術をして、完全に目潰しして死に追いやった眼科医、ジョン・テイラー先生。ヘンデルも先生のイカサマ手術の犠牲になりました。
 3、音楽は学問の妨げになるという考えのもと、音楽を敵視しバッハと対立したトーマス学校長、ヨハン・アウグスト・エルネスティ先生。
 4、少年時代のバッハが夜中にこっそり月の光の下でせっせと書き写した楽譜を全部取りあげた、ヨハン・クリストフ・バッハお兄さま。

「宗男先生」に追加
投稿者:otik0608
2002/ 3/12 22:30 メッセージ: 1100
これは 1 に対する返信です
 バッハの辞職を許さず、1ヶ月近くもバッハを牢屋に閉じ込めたヴァイマール公ヴィルヘルム・エルンスト様。
 

宗男
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 3/12 23:37 メッセージ: 1101
これは 1099 に対する返信です
1. バッハの権威をかさにきて、グレン・グールドを否定した、日本の馬鹿評論家ども。
2. 評論家の意見をありがたく拝聴し、評論家以上の権威主義に凝り固まる馬鹿クラシック・ファン。

(レコ芸の読者が選ぶレコード・アカデミー賞って、本ちゃん以上に権威主義丸出しなのにしらけるのは
私だけでしょうか? なお、グールドの件は私の物心がつく前の話なので、伝聞です)

ブラームス版もありますよね
投稿者:miufl
2002/ 3/15 19:58 メッセージ: 1102
これは 9 に対する返信です
はじめまして! 私もバッハ大好きです。
ピアノ版のシャコンヌ。ブゾーニは難しくてなかなか手が出ないけど、
ブラームスが右手を怪我したクララ・シューマンのために
左手だけで弾けるように編曲したものは、
ズルして両手で弾くと私でも何とか・・・(笑)

宗男くんに捧げるバッハの曲
投稿者:otik0608
2002/ 3/15 22:34 メッセージ: 1103
これは 1 に対する返信です
 「オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)」より、BWV622

 「おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ」

ゴールドベルク
投稿者:joannam30
2002/ 3/16 21:11 メッセージ: 1104
これは 1 に対する返信です
 はじめまして。4つの頃から高3までピアノをやっていました。今は教会でピアノを弾いています。
 先日、再放送されていた映画の中で「ゴールドベルク変奏曲」が流れていて、そのメロディが心にしみわたってきて、自分も練習して弾けるようになりたいと思うようになりました。
 そこで、お勧めのCDを教えてください。やっぱりグレン・グールドでしょうか? 私としてはなるべくノーマル?というかおとなしい録音を希望するのですが。
 
 よろしくおねがいします。

インターネットで探すとよいでしょう
投稿者:imyfujita
2002/ 3/16 21:39 メッセージ: 1105
これは 1104 に対する返信です
というわけで、インターネットで「ゴールドベルク変奏曲」で検索すると必要な情報が得られます。
このごろは「ゴルトベルク変奏曲」と言う人もいます。

私の伴奏者に言わせると
投稿者:evangelist84
2002/ 3/17 8:23 メッセージ: 1106
これは 1102 に対する返信です
両手でやると一目瞭然分かるそうです。
あまり沢山聴いたことがないので、コメントはこの位で控えさせていただきます。

ここであなた好みのゴルトベルクを
投稿者:otik0608
2002/ 3/17 18:07 メッセージ: 1107
これは 1104 に対する返信です
 http://www.a30a.com

このHPには今まで発売されたゴルトベルク変奏曲のCDの、ほとんどすべてのデータがあります。演奏の寸評もあり、CD選びの役に立つでしょう。日本語&英語対応です。
 私自身はチェンバロ演奏&反復無省略演奏が好みです。ピエール・アンタイのCD(オーパス)を愛聴しています。

だって「ゴールドベルク」って変なんだもん
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 3/17 21:34 メッセージ: 1108
これは 1105 に対する返信です
> このごろは「ゴルトベルク変奏曲」と言う人もいます。

どうせなら「ゴールドバーグ」でしょう。
「ベルク」で締めるならやっぱり「ゴルトベルク」なんじゃない?
(Gold+Bergだからdは無声音で良いですよね? このあたり微妙だけど)
どっちにしても原語の発音からはかけ離れていると言われたらそれまでだけど。

確かに
投稿者:evangelist84
2002/ 3/17 22:15 メッセージ: 1109
これは 1108 に対する返信です
発音上では「ゴルトベルク」です。
但し、ドイツ語の単語80%前後は、
第一母音にアクセントが来るため、
人によっては「ゴールドベルク」と聞こえるかも知れません。

今日はバッハの誕生日
投稿者:otik0608
2002/ 3/21 8:36 メッセージ: 1110
これは 1 に対する返信です
 今日はバッハの317回目の誕生日ですね。窓越しの桜の花を眺めながら、一日中バッハを聴いて楽しみたいと思います。
 

Herzlichen Glueckwunsch zum Geburtstag!
投稿者:bwv_d
2002/ 3/21 16:31 メッセージ: 1111
これは 1 に対する返信です
317歳のお誕生日おめでとう。バッハは永遠に生きつづけています。今日は家でバッハを演奏しまくっています(笑)桜と良い天気に恵まれましたね。

>バッハファンにとっての「宗男先生」
投稿者:Bea_Smy
2002/ 3/21 21:03 メッセージ: 1112
これは 1099 に対する返信です
>バッハの曲を「不自然」「技巧過剰」とこき下ろした批評家、ヨハン・アドルフ・シャイベ先生。

シャイベはバッハの弟子であり、一方ではグルック初期の精神的庇護者でもありました。

シャイベのバッハ批判には、弟子だからこそいえたという面もあれば、弟子なのによくこれだけの勇気をもてたものだという面もあったろうと思います。

そういったところを省いて、「宗男先生」というレッテルを貼るのは、いただけないのではないでしょうか。

そもそも、「不自然」かどうかはさておいて、現代のジャズのように、楽譜からの自由を目指して、演奏者のアドリブで、自由で華麗な装飾音型をつけることが常識だった18世紀の音楽趣味から考えますと、バッハの音楽は、演奏家のアドリブで装飾を施したり、原曲を自由に逸脱したりする余地は、ハイドンとかテレマンのようには、ほとんど残されてはいないのです。そこには、演奏家としても凄腕だったバッハが、自分の二つの能力(作曲と演奏)を特に見せ付けるためにそうしたのだ、そして他人の演奏能力の介入する余地を拒んでいるのだ、という意味では、確かに「技巧過剰」といわれて仕方の内面もバッハ作品にはあったように思えるのです。

また、見方を変えると、シャイベ発言は、弟子からのバッハへのエールとしてみることだってできるわけです。「今の時代の精神はこうですよ、バッハ先生はその流れに逆行していますよ」というように。

そうでした
投稿者:evangelist84
2002/ 3/21 23:34 メッセージ: 1113
これは 1111 に対する返信です
過日演奏したマタイ記録を編集していました。
後、マルコを聴くために風にあおられながら、三鷹まで出撃しました。

シャイベが絶賛したバッハの曲
投稿者:otik0608
2002/ 3/23 23:14 メッセージ: 1114
これは 1112 に対する返信です
 シャイベがバッハの曲を批判した文章は、良い悪いの判断を除けばバッハの曲の特徴をよくとらえていると言えます。
 シャイベがバッハ批判をした1737年当時、ヨーロッパの音楽趣味は簡単でわかりやすく、流れるような美しい旋律を重視したものへと変化していました。
 緻密な対位法を重視するバッハの音楽を「時代遅れ」と彼がみなしたのも、そういう時代背景があったからでしょう。
 しかし、バッハの曲は今日「時代遅れ」どころか、ますます新鮮な感動を私たちに与えてくれます。それとは逆に、シャイベが理想とした「当世流行」の音楽(「前古典派」と呼ぶのでしょうか)は、今日ではよほどの通かマニアでしか聴かないものです。批評というものは結局時代背景に左右されるものであり、シャイベも時代の流れの中で、バッハの曲の真の偉大さ、すばらしさを見抜くことができなかったのでしょう。
 ご指摘のように、シャイベの意見は師に対するエールと言えないこともありません。バッハ自身はシャイベの批判にかなりショックを受け、友人の修辞学教師ビルンバウムに反論を依頼しましたが、シャイベとしては本気でバッハをこき下ろすつもりではなく、軽い気持ちで「先生がんばってよ、今のハヤリはね・・・」と言いたかったのかも知れません。
 私も軽い気持ちで「憎まれ役」という例えで「宗男先生」という表現を使ったのですが、勉強不足だったかも知れませんね・・・

 バッハ批判をしたシャイベですが、彼もこのバッハの曲には脱帽し、絶賛したそうです。「このクラヴィーア・コンチェルトは、単一の独奏楽器のために書かれたコンチェルトの中でも、一頭地を抜く完璧な模範例である」と彼は褒めちぎっています。
 「イタリア協奏曲」BWV971です。
 シャイベをKOしたこの曲は、勢いのあるキレのいい演奏で聴きたいものですね。私はシュタイアーのチェンバロ演奏(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)を愛聴しています。

Re:バッハという名の喫茶店。
投稿者:Mobby999
2002/ 3/24 8:03 メッセージ: 1115
これは 1098 に対する返信です
0Tik0608さん今日は。

「バッハという名の喫茶店」。行ってきました。

この業界も浮き沈み(水商売だけに)がありますが、この名店は土地がらとは別に続いていますね。
カウンターに座ると(初めての人には?)、コーヒーのレクチュアがあったりするのです。
店内の音楽は以前はバッハオンリーだったそうですが、今はお客さんの意向も含めて店内の
オーディオ(CD)で流しているそうです。私が行ったときは、チャイコフスキーとか、
エルガーの威風堂々、テレマンの室内楽とかモーツァルトなど、気分で流していました。
会話されている方も多いので、音量も結構高く設定されている様です。

ペーパー・ドリップでいれた、鮮度の
いいコーヒーは美味しいですね。

モーツァルトをKOしたバッハの曲
投稿者:otik0608
2002/ 3/28 1:02 メッセージ: 1116
これは 1 に対する返信です
 モテット「主にむかいて新しき歌をうたえ」BWV225。
 1789年、モーツァルトがベルリン旅行の途中で立ち寄ったライプツィヒで聴き、感動したという逸話が残されています。
 3部分からなる構成で、第1部の華やかさ、第2部の神秘的な美しさ、そして第3部の圧倒的な高揚感に、聴く者はモーツァルトならずとも完全に心を奪われてしまうのです。
 私は毎年元旦に、この曲でバッハの「聴き初め」をするのを習慣にしています。
 愛聴盤はコープマン指揮オランダ室内合唱団のCD(フィリップス)です。器楽伴奏は通奏低音だけで、合唱人数もかなり少数と思われます。この曲では第2部で、コラール合唱と「対話」するアリア合唱を各パート1名で担当していて、透明感のある美しさに鳥肌が立ってしまいます。
 このシンプルな編成から実に豊かな表現を生み出すコープマンの手腕に脱帽です。

私も行ってみたいです。
投稿者:koona507
2002/ 3/28 13:03 メッセージ: 1117
これは 1115 に対する返信です
素敵な感じの喫茶店ですね。
以前青森に旅行へ行った時に、「シューベルト」(・・・だったと思います。)と言う喫茶店に入りました。
もちろん、お店の中はクラシックがかかっていて、とても雰囲気の良い場所でした。
驚いたのは、古いグランドピアノが置いてあった事です。
・・・九州にもクラシックを聴きながら、落ち着いてお菓子を食べられる喫茶店があれば良いのに、と思います。

周りをバッハファンに
投稿者:sys01_sys46
2002/ 3/30 4:12 メッセージ: 1118
これは 1 に対する返信です
自分はバッハが大好きで、
友達にもバッハ好きになってもらおうと、結構聴いてもらっています。
ロックやクラブファンの友達が多いのですが、
CDを貸すや否や、他のも貸してという人が多いです。
うれしくなっちゃいますが、
普段クラシックを聴かなくても、バッハなら好きという人、ものすごく多いです。
バッハって凄いな、この魔力。
彼は当時、時代や大衆を意識して曲を書かなかったのに、
今こんなにも様々な音楽ファンを魅了しているなんて・・・。
バッハ、凄すぎます。
銀河一、宇宙一の音楽家という想いです。

今日の音楽
投稿者:bannbannbabann
2002/ 3/30 21:03 メッセージ: 1119
これは 1118 に対する返信です
http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20020329_215832.html

NHK BS2のマタイ受難曲
投稿者:Tskun72
2002/ 3/31 4:28 メッセージ: 1120
これは 1 に対する返信です
チャンネルを何気なくBS−2にあわせたら何と、マタイ受難曲がやってるじゃありませんか! みなさんは見ましたか? カール・リヒター指揮の1971年収録版です。

僕はマタイが大好きでCDも10枚以上持ってるのですが、悲しいことにまだ演奏会とかには行ったことがありません。だからこの番組で初めて映像と一緒に聴いたのですが、とても感動しました。 ほんとに運が良かったって感じです。曲の出来とか詳しいことはあまりわかりませんが、興奮してこのまま寝れそうにありません。

初めてのカキコで、勝手にずらずらとすみません。 この番組を見た方の感想とか聞けたらうれしいです。

私の愛する「マタイ」のCD
投稿者:otik0608
2002/ 4/ 3 22:22 メッセージ: 1121
これは 1120 に対する返信です
 レオンハルト指揮テルツ少年合唱団&ラ・プティット・バンド盤(ドイツ・ハルモニア・ムンディ、1989年録音)です。
 ソプラノのパートを少年が担当しているのですが、第8、13、49曲のアリアなど、大人の女性歌手顔負けの表現力で感動的です。イエス役のエグモントも、宗教画の中のイエスのように知的で優しい印象を与えてくれます。そして最高にすばらしいのが福音史家のプレガルディエンで、気品のある知的な歌いっぷりには、聴いていて身の引き締まる思いがします。
 器楽陣もしみじみとした奥深い味わいの演奏を聴かせてくれます。クイケン三兄弟がそれぞれ、ソロで心にしみる妙技を披露しています。
 古楽器演奏によるマタイのCDは今ではかなり多くの種類が出ていますが、「感動度」ではこのレオンハルト盤が一番だと思います。私もこれまでいろいろなマタイのCDを聴いてきたのですが、結局最後にたどり着いたのが、この虚飾を排した静かなる味わいのレオンハルト盤マタイなのです。

JAZZのバッハを教えて下さい
投稿者:get_geragera
2002/ 4/ 7 9:49 メッセージ: 1122
これは 1 に対する返信です
バッハのジャズ編曲、ジャズ演奏があると耳にしたのですが、
おすすめのCDを教えて頂けるとありがたいです。宜しくお願い致します。

私の場合はスウィングル・シンガーズです。
投稿者:takaosho
2002/ 4/ 7 23:28 メッセージ: 1123
これは 1122 に対する返信です
人によってはモダンジャズ・カルテットやロン・カーター、ジャック・ルーシェなどいろいろあるかと思います。
普通のジャズとは違いますが、スウィングル・シンガーズのデビュー盤(多分)であるジャズ・セバスチアン・バッハは、ベースとドラムスというジャズのリズムセクションを効果的に使ったジャズコーラスで、選曲も良く、バッハの良さがたくさん表れていると思います。好みが違ったらゴメンナサイ。

ロックの中のバッハ
投稿者:maxshinchan
2002/ 4/ 8 0:32 メッセージ: 1124
これは 1 に対する返信です
はじめまして。
バッハが好きなロックファンです。
ここはクラシックしか聞かない人だけの集まりでしょうか?
ロックの世界では、キース・エマーソン、ジョン・ロード、リッチー・ブラックモア、ヤン・アッカーマン、タイス・ファン・レア、アレックス・マッシなど多くのミュージシャンがバッハの影響を受けてます。

現代ホールで古楽器演奏の疑問
投稿者:salzfelt
2002/ 4/ 8 20:04 メッセージ: 1125
これは 1 に対する返信です
はじめまして。

いきなり長文の書き込みで恐縮ですが、
以前から疑問に思っていたことを書いてみたいと思います。

バッハに限らずバロック音楽の演奏というと
オリジナル楽器を使うのが流行ですが
私はオリジナル楽器の演奏をを現代のコンサートホールで
やるということに非常な違和感を感じます。

バッハの時代、器楽曲は家庭で演奏されていたでしょうが、
宗教曲やオルガンは教会でやっていたわけですよね?
今でいうコンサートホールなんて、
存在すらしなかったわけですよね?
教会とコンサートホールでは音の響きが全然違います。
教会の方が残響が長いですから、
特にオルガンの音なんて猛烈に響きます。

受難曲やカンタータをコンサートホールで聴いて、
オーケストラが各パート1人だったりごく少人数だったり
するたびにいつも物足りなさを感じていました。

1年ちょっと前、たしかアムステルダム・バロックOが、
東京カテドラル聖マリア大聖堂でマタイをやったのを
聴きにいったときに、なるほどという経験をしました。
コンクリート打ち放しの内壁で、残響は十分にあります。
ですから少人数のオーケストラでも、
空間が音で満たされているという感覚がはっきりあります。
ああやっぱりこの響きが本当なんじゃないかと思いました。

楽器と演奏場所は、切り離しては
考えられないものではないでしょうか?
現代のコンサートホールでやるなら、
カラヤン&ベルリン・フィルみたいに
現代楽器使ってやった方がよっぽどいいと思うのですが。

それでは。

JAZZもロックも。
投稿者:Mobby999
2002/ 4/ 9 12:19 メッセージ: 1126
これは 1 に対する返信です
それぞれのジャンルで、バッハが顔を出していますね。
キース・エマーソンは昔「ナイス」というグループで、
ブランデンブルグ協奏曲の編曲をプログレVerで
やっていたような記憶があるし、その後の、ELPの「タルカス」などにも。
昔ポール・サイモンなども「バッハのカンタータから
インスピレーションを受けることがある」というようなことを
語っていたそうです。
それらのミュージシャンの作品に反映されているのでしょうね。
ジャズなどでも、ジャック・ルーシェの「プレイバッハ」
MJQ(モダンジャズクゥワルテット)などが、有名だし、
それらの演奏のバッハも一世風靡したものなので、
そのグループのほかの演奏を聴いても、何かバッハのエッセンスを
感じることがあります。不思議ですね。
クラシック界でも、ジャズ風にアレンジしたものを、曲の中に
取り入れるようなことも見られていて、「フーガの技法」
(MJQ風)なアプローチを一部試みているケースもあります。
演奏自体がジャズっぽいというのなら、グレン・グールドの
バッハ演奏の中にもスピード感・アドリヴ感のある演奏があったりします。
色々なジャンルのバッハ演奏。
楽しみましょう。

住友林業のCMに使われたバッハはなに?
投稿者:BWV1081
2002/ 4/ 9 12:48 メッセージ: 1127
これは 1 に対する返信です
少し前になりますが,住友林業の住宅のテレビCMに.ピアノで演奏したフーガの出だしが使われました.
とび跳ねるような長調のテーマが印象的でした.
どうやらバッハらしいのですが,曲名をご存知の方がいらっしゃいましたら,どうぞ教えて下さい.

JAN AKKERMANの「HOME VOYAGE」
投稿者:maxshinchan
2002/ 4/10 0:14 メッセージ: 1128
これは 1126 に対する返信です
Mobby999さん、レスいただきありがとうございます。
キース・エマーソンはご指摘の通りいろいろやってましたね。
「knife Edge」ではフランス組曲第1番Allemandeを弾いてました。
先日のカキコでイングヴェイ・マルムスティーンを忘れてました。
彼もバッハのフレーズをよく弾きます。
ところでヤン・アッカーマンのソロ「FOCUS IN TIME」の「HOME VOYAGE」の
INTROがバッハの何ていう曲かご存知の方がいたら教えてください。
後に平均律とゴルトベルク変奏曲が出て来るのは分かるんですが。
因みにヤンのいたFOCUSの「MOTHER FOCUS」に「FATHER BACH」という曲がありますが、マタイ受難曲の冒頭の大合唱をEギター、Eベース、ハモンドオルガンで演奏してますがいいですよ。

Re:住友林業のバッハ
投稿者:Mobby999
2002/ 4/10 10:02 メッセージ: 1129
これは 1127 に対する返信です
BWV1081さん、こんにちは。
CMの音楽は「バッハらしい」ですか。
私はそのCMを1−2度しか見た事が
ないので、うろ覚えな記憶で確信がないまま
掲示板に書くというのは気が引けるのですが、
地味なナレーションに被さって流れていたと思うのですが
(このあたりも定かでないが)、
「インヴェンションとシンフォニアの第8曲へ長調BWV779」の
冒頭から流れていたのではないかと思います。

1分程度の曲なので他でも使われる事がありますが、長調であることと、
跳躍するような旋律、この2点のポイントで当てはまると思います。
またクラヴィーア(曲または曲集であること)
から、推察しています。ご確認ください。
違っていたら再掲ください。

P.D.Q.バッハ
投稿者:grosse_fuge131
2002/ 4/11 0:22 メッセージ: 1130
これは 1 に対する返信です
まじめに語られている方たちには申し訳ありません.J.S.バッハには沢山の子供がい
たとの事ですが,これらとは一切関係ないそうです.

PDQバッハとは,ピーター・シッケレという人が創り出した架空の人物です.主な作品には「アイネクライネニヒトムジーク」と
か,「1712年」序曲とか,なかなか興味深い曲がそろっています.

PDQバッハとの出会いは,FMラジオで,「冗談音楽」の特集を組んでいたとき,たまたま耳にしました.

冗談音楽ではイギリスの有名な「ホフナング音楽祭」シリーズに匹敵するくらい面白いと思います.

ただ買うのは如何なものかと思いましたが,興味のある方は是非お聴きください.

シゲティのバッハ/無伴奏ソナタ
投稿者:grosse_fuge131
2002/ 4/11 0:41 メッセージ: 1131
これは 1 に対する返信です
バッハの無伴奏ソナタとパルティータで,特に気に入っているのが,ヴェーグ盤とシゲティ盤です.

前者はヴェーグSQの第1バイオリン奏者で,70年代のステレオ録音です.曲の構成が室内楽的で,非常に緻密な,かつ精神的にも掘り下げた演奏で,個人的には評判の高いシェリング盤をはるかに凌駕していると思います.

後者は,おそらく好みがはっきりと分かれると思いますが,バイオリン演奏の中でのスケールの大きさは,数ある演奏の中でもシゲティのものが圧倒的ではないかと思います.

ところで,私の知人で(かなり年配の方ですが)本物のシゲティの演奏を聴いた経験
を持つ方がおられ,その人によればシゲティの晩年の演奏はCDやレコードで聴いたイメージとだいぶ違うと話されていました.

もし,シゲティの生/バッハを聴いた方がおられれば,是非ご感想をお聞きしたいです.

現代ホール>興味深いです!
投稿者:nemojun21
2002/ 4/11 0:42 メッセージ: 1132
これは 1125 に対する返信です
salzfeltさん!!!以前から僕も感じていたことで、何も古楽器だけでなく、演奏のそれ自体に感じていたことです。

音楽はそもそも「クリアー」に聞えるものではないのです。音の固まり、こう言ってはちょっと度が過ぎますが、音の渦と言いますか全ての音が聞き取れるようではいけないのだと思います。

以前、だだ広いサントリーホール大ホールで、ルネ・ヤーコプスがモンテヴェルディの聖母マリアの夕べの祈りをやった事があります。あまりにも広いホールに、音楽がかわいそうで仕方ありませんでした・・・。

ヴェーグ盤
投稿者:rokkakubashi_walker
2002/ 4/11 1:23 メッセージ: 1133
これは 1131 に対する返信です
ヴェーグ盤がすばらしいというお話をよく耳にするのですがCDは出ているのでしょうか。

ぜひ聞いてみたいです。

ヴェーグ盤/バッハ
投稿者:grosse_fuge131
2002/ 4/11 1:59 メッセージ: 1134
これは 1133 に対する返信です
rokkakubashi_walker様

表記の件,フランスのValoisというレーベルででています.

たとえば大手CDショップ:HMVでは,
http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=420770

のように以外にも安価で手に入りそうですよ.是非ご一聴を!!
私の知り合いでは,室内楽の好きな人は特にハマっている人が多かったです.

ありがとうございます。
投稿者:rokkakubashi_walker
2002/ 4/11 6:55 メッセージ: 1135
これは 1134 に対する返信です
grosse_fuge131 様。

さっそくのレス、大変ありがとうございます。

いやあ、店頭では見つからなかったので、あきらめていました。

ぜひ聴いてみます!。

Re: 住友林業のバッハ
投稿者:BWV1081
2002/ 4/11 11:38 メッセージ: 1136
これは 1129 に対する返信です
Mobby999さん,別の掲示板にもお答えをいただきありがとうございます.

残念ながらBWV779は違うようです.
これは2声の8度のカノンですが,住友林業の曲は少なくとも3声のフーガでした.

教会で聴きたいバッハ
投稿者:salzfelt
2002/ 4/11 22:45 メッセージ: 1137
これは 1132 に対する返信です
nemojun21さん、レスをありがとうございます。
「音の渦」というのもなかなか言い得ていますね。

ヨーロッパを旅行すると、私は教会建築が好きで
あちこち見て回るのですが、ときどきオルガンの
練習をしている場に居合わせることがあります。
その響きはまさに「音の渦」ですね。
オルガンの演奏会も日常的にあるのでしょう。

2年前、「2つのオルガン」を誇る東京芸術劇場で
バッハを聴いたことがあって、それはたしかに
たいへん立派な演奏ではあったのですが、
やっぱり「響きが違う」と思いました。

これは別に、ヨーロッパはいい、日本はだめ、
という話をしているんじゃないです。
ただ、クラシックを聴く人=キリスト教徒という
ことがヨーロッパでは多かれ少なかれ成り立って
いるのに対して、日本では違う、ということです。

だから日本では、「教会のような残響を追及した
コンサートホール」なんていうのを作って、
バッハとかはそういうところでやる、というのでも
別にいいんじゃないかと思うのですけどね。

まあ私は東京カテドラルの雰囲気がとても
好きなのであそこでもっとコンサートを
やってくれたらそれこそ毎週でも行きたいですよ。

東京カテドラル
投稿者:BWV1081
2002/ 4/12 14:40 メッセージ: 1138
これは 1137 に対する返信です
もう20年くらい前になりますが,東京カテドラルの聖マリア大聖堂で,
ほぼ毎月,会費300円のオルガンの夕べをやっていました.
簡単な 曲目解説のパンフレットもついていました.
聖書の一節の朗読のあと演奏が始まり,神への捧げものとしての演奏という意味から,拍手はなしでした.
演奏者も曲目も,立派なオルガンコンサートといえる内容でした.
いま思い出しても,夢のような話です.
宗教的な曲だけでなく,フランスロマン派のヴィドールやヴィエルヌなどの
オルガンシンフォニーも演奏されていたと思います.

あそこはコンクリート打ちっぱなしという,建設当時流行したスタイルなので,
すごく長い残響がありますね.
ヨーロッパの一般的な教会より長いんじゃないかな.
速いパッセージは聞き取るのが難しいくらいなので,はじめて聞く曲はちょっと辛いですね.

これは昔から思っているんですが,もともと残響の非常に長いコンサートホールを作っておいて,
固い壁面の一部の形状を変えたり,厚い布で覆ったりする装置で,
残響の長さを自由にコントロールできるようにしたらいいんじゃないでしょうか?
もうありますか?
電気的に残響を付け加えるのは,クラシックでは反則でしょうから.

Re2:住友林業のバッハ
投稿者:Mobby999
2002/ 4/13 23:09 メッセージ: 1139
これは 1136 に対する返信です
BWV1081さん、こんばんは。

先日は正解ではなくて申し訳ありま
せんでした。完全な記憶違いでした。
そこでといっては何ですが、再度、
メールで企業に問い合わせをした所、
以下の回答を戴きましたのでご確認
ください。

BWV992
【種別】クラヴィーア曲
【曲名】最愛の兄の旅立ちによせる
  カプリッチョ 変ロ長調
【年代】1705

バッハの若いころの作品ですね。
CMで使われていたのは、
中間部分の長調の旋律が飛んでいる
ところですかね。
演奏者名は回答になかったのですが、
CDでは、ケンプ・ニコラーエヴァ・
リュプザムなどが出ているようです。

カプリッチョBWV992
投稿者:otik_0608
2002/ 4/14 8:36 メッセージ: 1140
これは 1139 に対する返信です
 Mobby999さん、こんにちは。
 
 住友林業のCMのことは普段TVをほとんど見ていないので知りませんでした。バッハの曲、しかもあまり有名でない「カプリッチョ」を使うなんて、なかなかイキな会社じゃないですか。
 バッハの3歳上の兄、ヨーハン・ヤーコプがスウェーデン国王の軍楽隊のオーボエ奏者に採用されて、ポーランドに赴任する際に作られた曲だそうです。
 6楽章からなり、それぞれ「旅を思いとどまらせようとするやさしい言葉」「異郷の地で起こりうる様々な出来事への戒め」といったタイトルがつき、最終楽章は御者のホルンを模したフーガが演奏されます。
 バッハの兄への愛情が伝わってくるようで、聴いていて心がなごむ曲です。
 
 ピアノによる演奏もいいですが、私は個人的にはチェンバロ演奏が好きです。ギルバート(アルヒーフ)と鈴木雅明(BIS)のCDを愛聴しています。チェンバロの音が繊細で美しいです。
 レオンハルトの1970年の録音(「グスタフ・レオンハルト・エディション Vol.5」<テルデック>に収録)では、レオンハルトが各楽章のタイトルを朗読して演奏しています。古い録音なので音質はイマイチですがイイ演奏ですし、レオンハルトの肉声が聴ける貴重な記録ですので、興味があったらぜひ一度聴いてみてください。

オーケストラ作品をやることもありますが
投稿者:salzfelt
2002/ 4/15 19:07 メッセージ: 1141
これは 1138 に対する返信です
>もう20年くらい前になりますが,東京カテドラルの聖マリア大聖堂で,
>ほぼ毎月,会費300円のオルガンの夕べをやっていました.
なんとも羨ましいかぎりですね。
以前行ったときにオルガンコンサートはやっていないのですかと
尋ねたところ、最近オルガンは使っていない、と言われて残念でした。

東京カテドラルでは朝比奈がブルックナーを
やったこともあるようですね。どうでしょうね、
わんわんに響いちゃってだめだったのではないでしょうか。

ロンドンのセントポールでヴェルディのレクイエムを
聴いたことがありますが、何にも聞こえないか、
金管が響きわたっているかのどちらかで、
全然音楽になりませんでしたよ。

Re: 住友林業のバッハ
投稿者:BWV1081
2002/ 4/16 13:53 メッセージ: 1142
これは 1139 に対する返信です
この曲,名前は知っていたのですが,標題音楽ということで,いままでなんとなく敬遠していたんです.
早速CDを注文します.

Mobby999さん,問い合わせまでしてくださって,ありがとうございました.

「シゲティのバッハ」に同感〜S君
投稿者:skunjp
2002/ 4/17 15:52 メッセージ: 1143
これは 1131 に対する返信です
シゲティのバッハは若い頃、良く聴いてい
ました。その後、約20年ほったらかして
いたのですが、最近聴き直して感動しまし
た。

シゲティの無伴奏は音程の甘さがよく指摘
されますが、重音を聴くと非常にはまって
います。音程は悪くないです。

むしろボーイングのぶっきらぼうな所が特
徴。しかしこれは曲想に合っています。

ひとつひとつのフレーズの作り方が、とて
も躍動的で、しかも意味深い。

確かな「手応え」があるのです。
最近の若手にはこれがない。

シゲティの無伴奏。
ぜひ多くの人に聴かれて欲しいです。


・・・その他のお気に入り・・・
(無伴奏Vnソナタ・パルティータ)

ズスケ
 → すっきりしたバッハ。
   知的叙情。何回聴いても飽きない。

ルシー・ファン・ダール
 → 訴えかけるようなバロック的フレ
   ージングの雄弁さは古楽系でピカ
   イチ。

ムローヴァ
 → しなやかな美音。
   リズムがとても敏感・繊細。
   ほのかな色気。華のある演奏。

L・V・ダールの「無伴奏」
投稿者:otik_0608
2002/ 4/17 22:01 メッセージ: 1144
これは 1143 に対する返信です
 私も持ってます。ナクソスから出ていて、「安かろう悪かろう」という感じで試しに買ったのです。数年前。
 聴いてみてビックリ!おっしゃる通りのバロック的フレージングの雄弁さで、すっかり魅了されてしまいました。
 このCDが発売されたのと同じ頃に、同じ古楽器演奏のポッジャーのCDが発売されていて、世間の評価や売上げもこちらの方が圧勝だったのですが、私は個人的にはL・V・ダールの方が気に入っていました。ポッジャー盤は値段も高いし、視聴した印象では「古楽らしさ」が今ひとつ感じられなかったので買いませんでした。
 このCDを気に入っている方が他にもおられたのを知り、うれしいです!
 

Re:BWV992
投稿者:Mobby999
2002/ 4/18 2:03 メッセージ: 1145
これは 1140 に対する返信です
otik0608さん。

そうですね。「カプリチョ」を使うなんて、
ニクイ演出かもしれません。
誰が選曲してくるのでしょうね。
いくつもの曲が候補としてあがるので
しょうが、コンセプトにマッチしたの
でしょうね。また、彼の中では珍しい
標題付き、家族のストーリー付き、
という、一寸変わった作品であると
いうこともありますが、面白い作品
ですね。私はニコラーエワのピアノで
楽しむ事が多いのですが、チェンバロ
演奏にも耳を向けてみたいと思います。
ありがとうございました。

BWV1081さん。
一件落着ですね。お楽しみください。
バッハのまた違う一面が見られて、
面白いかもしれませんね。
それでは、また。

l.v.ダールの無伴奏〜S君
投稿者:skunjp
2002/ 4/18 14:53 メッセージ: 1146
これは 1144 に対する返信です
otikさん レスありがとうございます。
「同好の志」・・・僕も嬉しいです。

不思議ですね。僕もポッジャーと比べて店
頭で聴いたのです。

比較したのは、パルティータ第2番ニ短調
冒頭、いっとう最初のフレーズ。
「タ.タータタタタ タタタタター」
(これでわかるでしょうか・・・汗)

ダールは最初の伸ばしたターの音(付点音
符レ)に充分重みをつけて、まあ、これは
どんな古楽奏者でもやりますが・・・

驚いたのは、最後のターの音(ミ)まで一
息で駆けのぼり、さらにその音をジャーン
と鳴り響かせ、次のフレーズと画然と区別
する点。

これはとても斬新(拍手!)
なにか素晴らしく生きのいい啖呵を聞いて
いるみたいで。ビビッと来ました。

ダールの演奏には、以下全曲にわたって何
かしら発見があり、しかもそれがわざとら
しくない。

ポッジャーはその点、出色の演奏であるこ
とは確かですがちょっと古典的発想かな。
少なくとも当時の評価「圧倒的にポッジャ
ーが良い」というのはちょっと・・・

「ダールは音程が悪い」とある評論家は言
っていましたが、いったいどこを聞いてい
るのだろう。

「音程で決まるんか?」と言いたい。

ダールの無伴奏は、師クイケンが切り開い
た地平をさらに押し進めた革新的演奏です。

トリオソナタ(オルガン)
投稿者:skunjp
2002/ 4/19 10:11 メッセージ: 1147
これは 1 に対する返信です
S君がオルガン曲で熱愛するのはトリオソ
ナタです。

オルガン曲といえば、自由曲では轟音が響
きわたるものが多く、生で聴くと大感動な
のでしょうが、家ではちょっと・・・

そこでオルガンコラールが好きです。しか
しオルゲルビュッヒラインなどは心静かに
聴いているうち、突然ゴーッと鳴り出して
うかうか油断できません。

その点トリオソナタは安心して(?)聴い
てられます。

何より曲が良い。特に第5番ハ長調は絶品。
黄金色の夕空に天使が舞っているような感
じ、とでも言いましょうか・・・

第1番も典雅の極み。第2楽章の深い憂愁
に心うたれます。

トリオソナタは全6曲がそれぞれ個性的な
名曲です。

演奏は
●アラン(80年初期 エラート):クリ
 ーミーな音。ラテン的明澄感がピカイチ。
●ヘリック(ハイペリオン):コクのある
 美音。じっくりと味わいたい時に良い。
●コープマン(ノヴァーリス):独特のリ
 ズムの生気!第5番は名演。全曲録音で
 はない。(全曲はアルヒーフがいい)
●プレストン(DG):現代的なスマート
 さと、伝統的な渋さの不思議な混交。

↓私はニ短調
投稿者:sweelinck2001
2002/ 4/19 13:29 メッセージ: 1148
これは 1147 に対する返信です
のトリオソナタが1番好きです。
第1楽章のメロディの華麗さは、バッハの数あるメロディの中でも出色ではないかと思ったりしてます。でも2,3楽章は平凡かも(笑)
1番好きなバッハのオルガン曲は「前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552」です。年月とともに自分にとってのベストは変化しつづけていますが、今はこの曲の輝かしいメロディの虜です。

ニ短調ですか
投稿者:skunjp
2002/ 4/19 16:18 メッセージ: 1149
これは 1148 に対する返信です
ニ短調ですか。なるほど、アンニュイな雰
囲気がいいですね。僕も好きです。

この曲は、良くオーボエやフルートに編曲
されて演奏されます。(僕もフルートで
時々遊びます)曲想が旋律ソロ楽器にぴっ
たりなのでしょうかね。
(2、3楽章もとってもいいと思いますよ)

編曲版はインデアミューレのオーボエがよ
いです。

変ホ長調の前奏曲は、王の入場のようでわ
くわくしますね。

やはりヴァルヒャが圧巻かな。
コープマンも素晴らしいですね。

sweelinckさんは誰の演奏がお好きですか?

※スヴェーリンクがお好きなんですか?

ヴェーグ盤聴きました。
投稿者:rokkakubashi_walker
2002/ 4/21 1:30 メッセージ: 1150
これは 1134 に対する返信です
grosse_fuge131 様。

ヴェーグによる無伴奏のCD、早速取り寄せました。

こんなに味わいのあるシャコンヌを聴いたのは初めてです。

「トリオ・ソナタ」で私が好きなのは
投稿者:otik_0608
2002/ 4/21 18:27 メッセージ: 1151
これは 1147 に対する返信です
 第2番ハ短調(BWV526)です。繊細で緊張感に富んだ第1、3楽章も素敵ですが、アンニュイなムードが漂う第2楽章もすばらしいです。
 私はオルガン曲ではどちらかと言うと、轟音が響きわたる自由曲の方が好きです。家ではもっぱらヘッドホンをつけて、大轟音を楽しんでいますが、やはりオルガンは生で聴くのが最高ですよね・・・
 一番好きな曲は、プレリュードとフーガ・ホ短調(BWV548)です。何度聴いてもスケールの大きさに圧倒されます。
 CDはコープマンの全集(テルデック)を愛聴しています。歴史的オルガンの響きを生気にあふれた演奏で楽しめる、我が家の家宝です。
 BWV548の録音では、リヒター盤(アルヒーフ)も気に入ってます。フーガのテンポの速さと高揚感に、思わず鳥肌が立ってしまう名演です。

オルガン曲
投稿者:walcha_99
2002/ 4/22 1:28 メッセージ: 1152
これは 1148 に対する返信です
平均率のトビから再度こちらにやってきました。嬉しそうなスレッドになりつつありますね。
好きな演奏家はハンドルネームの通りです。

「前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV552」
「前奏曲とフーガホ短調 BWV548」
「前奏曲とフーガハ長調 BWV547」
「トッカータとフーガ ドーリア調 BWV538」
「前奏曲とフーガロ短調 BWV544」
いずれもライプツィヒ時代の作品ですが,私としてはこの順序で認識が進みました。特に変ホ長調BWV552を最初に聴いた時の印象は鮮烈でした。以来バッハから離れられなくなってしまいました。バッハの作品というのはどれもパターンが共通していますが,どれを聴いても良いという所があると思います。数としてはワイマール時代の作品が多いですが,1曲ごとに個性的で自在さがあるという点で,ライプツィヒ時代の作品はどれも忘れがたいものがあります。

トリオソナタはあまり親しんでは聴いていないのですが,第5番(BWV529)の緊迫感,第6番(BWV530)の軽快な中にも優美さがあるのが印象に残っています。

コラール前奏曲についてもお話を聞かせていただければ幸いです。
そうそう,トビ主の方にも御自分の体験を聞かせて頂きたいものです。

オルガン曲の魅力
投稿者:skunjp
2002/ 4/22 11:09 メッセージ: 1153
これは 1152 に対する返信です
オルガンはやはり生が最高ですね。
ドイツでは、教会にふらりと入るとよく音
大生が練習していました。

オルガンの姿を見ているだけで、何か幸福
になります。ほれぼれします。

音ももちろん、この世ならぬ響き。
バッハなのに(音の)大海に包まれると言
う感じです。高音などは、高い天井に吸い
込まれるように消えていきます。

脳味噌がじーんと痺れるほど感動しました。

昨日はちっちゃな我が家で、ちっちゃなス
ピーカーに、買ってきたスーパーウファー
をつけてました。

音がどっしりと座り、やっとオルガンの自
由曲が聴けるようになりました。

変ホ長調BWV552も聴きました。

ヴァルヒャはいいですね。
人間離れしてますね。

コラール前奏曲なんて、宇宙的な響き:天
体の運行を思わせる演奏ですね。

ヴァルヒャは長いこと僕にとって神様のよ
うな存在でしたが、初めてコープマンを聴
いた時はとても驚きました。

人間的な、自由ないぶきを感じました。

バッハとのなれそめ?
投稿者:skunjp
2002/ 4/22 13:03 メッセージ: 1154
これは 1 に対する返信です
会うたびに好きになる人っていますよね。

相手を知れば知るほど、人格の深さと、知
性と、感情の豊かさに打たれ、ますます好
きになるようなタイプ。

僕にとってバッハはそんな作曲家です。

反対に、知れば知るほどアラが見えて嫌い
になる作曲家は・・・それは言わぬが華。

僕のバッハとのなれそめは、小学生の時、
テレビのCMで半音階的幻想曲が流れ、あ
まりのかっこ良さに頭がガーンとなりまし
た。
それ以来の病です。

>オルガン曲の魅力
投稿者:walcha_99
2002/ 4/23 1:49 メッセージ: 1155
これは 1153 に対する返信です
skunjpさん,コメントを有り難うございます。

>音ももちろん、この世ならぬ響き。
>バッハなのに(音の)大海に包まれると言
>う感じです。高音などは、高い天井に吸い
>込まれるように消えていきます。
オルゲルプンクト(持続音)というのはピアノではどう頑張っても出来ない技です。その代わり強弱の変化はつけられず,そこはストップの選択で表現の幅を増す工夫が必要ですが。
いわゆる「オルガン」のキンキンするプレノの強奏もいいですが,木管楽器を思わせる色彩豊かなストップは,音色だけでも聞き惚れてしまいます。
あとはアーティキュレーションの付け方で全く違った音楽になってしまう様ですね。そこは解釈の違いに関わってくることだと思いますが,クラヴィア曲よりももっとアーティキュレーションが重要になってくると思います。

>ヴァルヒャはいいですね。
>人間離れしてますね。
各声部の分離が良くて一番見晴らしの良い演奏だと思います。彼は盲目だった代わりに音を「姿」として捉えていた様に思えます。

>ヴァルヒャは長いこと僕にとって神様のよ
>うな存在でしたが、初めてコープマンを聴
>いた時はとても驚きました。
>人間的な、自由ないぶきを感じました。
コープマンはまだあまり聴いていないのですが,現在のところこれぞと思った演奏はまだありません。テルデックの「Bach2000」をそれこそ「清水の舞台」の気持ちで買いましたが,オルガン曲は彼の担当のようです。これから聴いてみます。

「変ホ長調BWV552」は,ヴァルヒャ,アラン,ヴァッド,クラップ,タヘッツィ,ヨハンセン,リュプサム,シャピュイその他を持っていますが,それぞれに良さがあるようです。どれかお勧め版がありますか?

はじめまして。>BWV552
投稿者:organ_otaku
2002/ 4/23 3:27 メッセージ: 1156
これは 1155 に対する返信です
はじめまして。オルガンオタクと申します。
無謀にもソフト音源のみを使っての
(つまりは、他の楽器の音色を大雑把に細工するだけの)
オルガンの音色の再現に挑戦しております。
さて、
BWV552は、『未完のフーガ(ヴァルヒャ版)』に次いで2番目に好きな曲です。
自分が持っているのは、ダニエル・コルゼンパの、オランダ・カンペン=ボーフェン教会での録音。
長〜い残響を生かしたかなりゆっくりな演奏がとても気に入っています。

余談:
コルゼンパは『オルガンの貴公子』などと呼ばれていたようですが、
BWV552や538(ドリア調)などを聞く限り、どうもテンポに関してはチェリビダッケ並に
こだわる(ってか、うるさい)人なのではないか、などと思うこの頃です。

すみません。酔っ払いのたわごとと聞き流していただきたい。
ではこれで。

>ヴァルヒャさん、オルガンオタクさん
投稿者:skunjp
2002/ 4/23 14:33 メッセージ: 1157
これは 1155 に対する返信です
ヴァルヒャさん

BVW552ではあと、ヴァルヒャの旧盤(モノLP)が素晴らしいようです。
それから、otik_0608さんのお好きなコープマンは、やはりいいですよ。現代の
スタンダードだと思います。

アーティキュレーション(音符の処理の仕方。スラーで音をつなげたり、スタ
ッカートをつけたり)に触れられていましたが、アーティキュレーションと言
えば、僕は反射的にコープマンを思い浮かべます。彼はアーティキュレーショ
ンの重要性を非常に強調しています。

彼の演奏では、たとえば、BWV706のオルガンコラール「いと尊きイエス
よ、われらはここに集いて」(キルンベルガーコラール)を聴くと、絶妙のア
ーティキュレーションによって、音楽がまさに「生きて」います。生命力のみ
なぎる彼の演奏の秘訣は、アーティキュレーションにあると思います。
 
反面、ポリフォニーをクリアに描き分けることには重点を置いていないようで、
そこを求めるとちょっと肩すかしかな。もっとうねるような、ダイナミックで
重層的な音楽の構築を目指しているのではないでしょうか?

オルガン オタクさん

>コルゼンパは『オルガンの貴公子』などと呼ばれていたようですが、
>BWV552や538(ドリア調)などを聞く限り、どうもテンポに関して
はチェリビ>ダッケ並に

コルゼンパはどうしたんでしょうね。録音がなくなって随分たちます。
先日中古CDですが、トリオソナタを買いました。(2枚組!?)
遅いんですよねー、テンポが。その割に古楽派特有のリズムのゆらぎがなく、
一聴単調。
でも、彼ほどの人だから何かあるんじゃないかと今、一生懸命聴いています。

コルゼンパ
投稿者:sweelinck2001
2002/ 4/24 8:55 メッセージ: 1158
これは 1 に対する返信です
昔、偶然エアチェックした彼のオルガンによるヘンデルのオルガン協奏曲へ短調OP4-5を毎日のように聞いていた時期がありました。
自由闊達で、アランの演奏よりも好きでした。でも、今思えば、アランの演奏の方が落ち着いて安定しているとは思います。
あっ!バッハと関係ない!失礼しました。

バッハとヘンデル
投稿者:skunjp
2002/ 4/24 10:39 メッセージ: 1159
これは 1158 に対する返信です
sweelinck2001さん、僕もコルゼンパはヘ
ンデルで大注目しました。オケは確かアム
ステルダム合奏団みたいな名前でしたっ
け。ヤープ・シュレーダーあたりがリーダ
ーだったのでしょうか?

あれは目の覚めるような快演でした。

ところで同年生まれのバッハとヘンデルを
比較するのは面白いですね。

バッハはポリフォニーで内に向かい、ヘン
デルはホモフォニーで外に向かう?

こりゃ大ざっぱ過ぎますが・・・

個人的には、聴くのはもちろんバッハが好
きですが、合唱で歌ってて気疲れするのは
バッハ、無条件に楽しいのはヘンデルです
ね。

カンタータ第21番の・・・
投稿者:otik_0608
2002/ 4/24 23:37 メッセージ: 1160
これは 1159 に対する返信です
 第11曲(最終曲)とヘンデルの「メサイア」の最後から2番目の曲には、類似性があると指摘されています。
 作曲年代から考えて、もしかするとヘンデルがバッハのこのカンタータをどこかで聴き、それを参考に(パクって?)「メサイア」を書いたのかも知れません。
 伝記では、バッハの方は熱心にヘンデルに会おうとして果たせなかったのに、ヘンデル側はバッハなど歯牙にもかけなかったという、彼らの生前の世間の評価を物語るエピソードが残っています。
 だが本当は、ヘンデルはひそかにバッハを高く評価していて、だからこそ「メサイア」のここぞという場面でバッハの曲をパクってしまったのではないでしょうか?!
 バッハ狂の私は、勝手にそう信じています・・・
 
 カンタータ第21番「わが心には患い多かりき」は、私が個人的に一番好きなカンタータです。失業中の人生のどん底の時に何度もこの曲を聴いて、精神的に救われ、励まされました。特に第9曲の合唱は聴いていて鳥肌が立ち、魂を揺さぶられます。
 CDはコープマン盤(エラート、全集第1巻に収録)を愛聴しています。というか、これしか持ってません。ソプラノのシュリックはヴィブラート過多気味で、アルトのヴェスルも不安定なのですが、この曲ではかえってそれらが不思議な効果を発揮していて魅力的です。
 この曲のCDのおすすめ盤が他にございましたら、ぜひ教えてください。

バッハの極致、カンタータ
投稿者:skunjp
2002/ 4/25 10:47 メッセージ: 1161
これは 1160 に対する返信です
僕も、悲しみの極みにある時は、モーツァ
ルトでもないベートーヴェンでもない、バ
ッハでした。・・・なぜか?

カンタータ第56番「われ喜びて十字架を
になわん」が何度も、人生の危機を救って
くれました。

さて、カンタータ第21番「わがうちに憂
いは満ちぬ」ですが、ご指摘の通りですね。
本当によく似ています。ヘンデルが参考に
した可能性は否定できませんね。

ただ当時は、人の作品を自作に引用するの
は日常茶飯事で、むしろ「表敬」の意味が
あったようです。

バッハもたとえば「パッサカリア」でレゾ
ンのテーマを引用していますし・・・

21番は僕も大好きです。コープマンはい
いですね。(メルテンスが好きです)

その他の名演は
●やはりリヒターでしょう。深く重いメッ
セージが込められています。ただし、この
人の激越な音楽は、そう度々聴けない。

●そこで、ロッチェ。80年に入って一皮
むけました。さわやかなロマンと豊かさ。

●リリングも日本では人気がないですが、
手堅い演奏です。声楽ソロが安定。リリン
グの日常的でゆるぎない信仰の表明。

●古楽派ではヘレヴェッヘ。練られた響き
の中に独特の官能性があります。(ちょっ
とカトリシズム?)

●われらが鈴木。真摯で立派な演奏です。
だんぜん新盤が良い。

●クイケンはすこし「ゆるめ」ですが悪く
ないです。アーノンクールは少年ソロさえ
我慢できれば・・・決して下手ではないで
すが。

バッハの秘密・・・?
投稿者:skunjp
2002/ 4/26 10:26 メッセージ: 1162
これは 1 に対する返信です
バッハはなぜこんなにスゴイのか?

「対位法」とか言われますが、基本的には
やはり「メロディー」の美しさだと思いま
す。そこに「対位法」が加わって<無敵>
になるのでは?

ポリフォニックな技法については、バッハ
以外にも凄い人はいますから。(デュファ
イ、ジョスカン・デ・プレ、パレストリー
ナ、シュッツ、ブクステフーデetc.)

「メロディー」についても、ご承知のよう
に、モーツァルトはじめ素晴らしい旋律を
書く人はきら星のように存在します。

しかし、絶美の「旋律」が、最高度の「対
位法」で飾られ、あしらわれるところに、
バッハの凄さがある。
・・・こんな人ほかにいませんよ。

たとえば組曲3番のエア。

まず上声部の王女のような高貴な旋律。
次に、至福に満ちた通奏低音の歩み。
その間を埋める声部は、きめ細かく長・短
調をうつろい、官能的なほど。

これはもちろんバッハの対位法技術の勝利
なのでしょうが、それ以上に注目すべきは、
そのすべての声部の旋律が、たとえようも
なく絶美であること!

・・・さあ今夜もバッハを聴こう。

久々の書き込み
投稿者:evangelist84
2002/ 4/26 10:45 メッセージ: 1163
これは 1162 に対する返信です
旋律もさることながら、中に隠された暗号を解いていくのも楽しみですよ。
鵜の目鷹の目で譜面とにらめっこも、結構なものです。
今は、協会の中でもあまり言う人がいなくなり、紙の様式や筆跡・蔵書に研究対象が進んでいるようですが……。

バッハの秘密 2
投稿者:skunjp
2002/ 4/26 15:29 メッセージ: 1164
これは 1163 に対する返信です
さらに、一本の「旋律」にさえ「対位法が」
ほどこされている。

たとえば、無伴奏Vnパルティータ第2番
一曲目を思い出してください。

すらすら歌えますか。
難しいでしょう。「旋律」の中に「対位法」
が織りなされているからです。

あれは無伴奏曲だから、と言う訳ではなく
バッハの旋律には、多かれ少なかれ対位法
的発想から出てきているものが多いです。

だからバッハの旋律美は「一筋縄」ではな
い。「平面」ではなく「立体」なのです。

evangelist84 さん。バッハは数字にもメ
ッセージを込めてますね。

あと僕としては、音楽修辞学的な部分の方
が、わかりやすくて面白いです。

たとえば「わが命なるキリスト」BWV95の死
の鐘の描写。コチコチ・コチコチと本当に
時計みたいで、たまげました。

はじめまして
投稿者:bridge0908
2002/ 4/27 22:47 メッセージ: 1165
これは 1164 に対する返信です
みなさんが、盛り上がってるところ、
途中入場すみません。私は、今、バッハ
の「シンフォニア」を習っています。
最初、バッハは、練習曲にしか知らなくて、弾いてみて、魅力にとりつかれました。バッハは、「構築的」で、私は、
「建築」のように思ってしまいます。
(あくまで感覚としてです。)
宝石のような彼の旋律、ハーモニー、
フレーズ、全て尊敬するしかありません
。ここは、本当にバッハ好きな方だと
思いますので、いろいろ教えてください
ね。(過去の発言ももちろん読みます
ね♪)

突然ですがシンフォニアなら14番。
投稿者:takaosho
2002/ 4/28 0:05 メッセージ: 1166
これは 1165 に対する返信です
シンフォニアが出てきたので乱入しました。
3声部が混然一体となるところ、そして歌ごころと音と技術。
グールドのシンフォニア14番は、私にとっての一種の極めつけです。
勝手な割り込み、失礼しました。

シンフォニアBWV787〜801
投稿者:otik_0608
2002/ 4/28 23:36 メッセージ: 1167
これは 1166 に対する返信です
 音楽は聴くだけで楽器演奏はまるでダメな私なので、この曲を弾ける方は本当にうらやましいです。
 14番変ロ長調、いい曲ですね。穏やかな旋律とリズムで、寝る前に聴いたらイイ夢が見れそうです。
 私が好きなのは11番ト短調と13番イ短調です。前者はどこか人生のほろ苦さ(?)を感じさせる切なさ、後者は悲しみに凛として立ち向かうような(??)力強さが魅力的ですね。
 CDはチェンバロ演奏によるギルバート盤(アルヒーフ)とコープマン盤(カプリッチョ)を愛聴しています。ギルバートは丁寧で真摯な演奏で、コープマンは自由で遊び心のある楽しい演奏です。グールドのこの曲の演奏はまだ聴いたことがないのですが、機会があったらぜひ聴いてみたいと思います。

質問したいんですが・・
投稿者:bridge0908
2002/ 4/29 18:40 メッセージ: 1168
これは 1167 に対する返信です
私は、バッハもそうですが、いろいろ
な曲を弾いています。やっぱり、聴いて
いる人の反応って、気になります。
変な質問ですが、クラシックを聴いて
らっしゃる方は、どういう風に聴いて
るんですか??
私は演奏のテクニック、つまり、
演奏者として、いろいろな曲を聴いて
います。
みなさん感性がおありなようなので、
たとえば、バッハは、演奏からいろんな
ことを感じると思うんですが、
心が感じるんですか??
それとも、理屈ですか??
トピずれ、変な質問で申し訳ありませ
んが教えてください。

バッハだとは限りません
投稿者:evangelist84
2002/ 4/29 22:29 メッセージ: 1169
これは 1168 に対する返信です
渡しも演奏する者として聴いているつもりです。
動機いているかというと、その方が曲に対してどのように対峙して考えたか、アプローチしたか、そこから自分が何を得るかでしょうか?
主に頭で聴いているようです……。

バッハを心で聴く私
投稿者:otik_0608
2002/ 4/29 23:40 メッセージ: 1170
これは 1168 に対する返信です
 私は単なるシロート音楽ファンなので楽器演奏もできませんし、歌もド下手です。もちろん音楽的知識も乏しいので、理論的なことはサッパリわかりませんし、楽譜も満足に読めません。
 でも私は音楽、中でもバッハの音楽が大好きなのです。
 美しい絵を見た時、絵の専門家は構図や色使いなど技術的な面に注目して鑑賞するようです。しかし一般鑑賞者はそんな技術的な面など気にせず、ただ素直に「美しい」「迫力がある」「素敵な色使いだ」と感動しています。
 私のバッハの音楽を聴く姿勢も、そんな感じです。理論や技術的なことはあまり気にしていません。頭で聴くのではなく、心で聴いていると言ったらいいのでしょうか・・・
 

P・ゼルキンのインヴェンション
投稿者:skunjp
2002/ 4/30 10:43 メッセージ: 1171
これは 1167 に対する返信です
インヴェンションとシンフォニアは本当に
名曲です。

ピアノ学習者のおさらい曲として、不当に
低く見られがちですが、一曲一曲が完璧に
造形された無駄のないフォルムと、そこに
匂うような詩を込めた、まさに「珠玉の小
宇宙」ですね。

シンフォニア11番、13番などはotik0608
さんがおっしゃるとおり、人生の深淵を感
じさせます。

僕もギルバートとコープマンが好きです。
好みが似てますね。後、グールドはもちろ
ん良いですが、ピーター・ゼルキン盤も素
晴らしいですよ。(廉価盤です)

バッハの内面をえぐるような深さと、ピア
ノ的な美感がミックスされた大演奏です。

どう聴いても素晴らしい・・・!?
投稿者:skunjp
2002/ 4/30 11:13 メッセージ: 1172
これは 1168 に対する返信です
バッハファンの皆様こんにちは!

バッハは「頭」で聴いても素晴らしいし、
「心」で聴いても素晴らしいです。

もっとも、僕は自分の聴き方が「頭」なの
か「心」なのか全く意識していませんでし
たが・・・

僕は、「美しい」と感じると、「なぜだろ
う?」と思い、その秘密を探らずにはおら
れぬ性格なのか、いろいろ小難しいことを
言ってしまい、申し訳有りません。

でも、バッハはどう聴こうと素晴らしい!
それだけは事実ですね。

「頭」だけで、つまり分析的に聴いてもス
ゴイのは、バッハの神がかり的な技術のお
かげでしょう。

「音楽の捧物」で、ある曲をおしりから演
奏してもちゃんと曲になっているばかり
か、それを冒頭から演奏する組と同時に弾
いてちゃんと曲になっている!というすさ
まじい曲がありますね。

しかし、大事なのは「曲になっている」と
いうサーカス的レベルの話じゃなくて、そ
れが人の心を魅了してやまない音楽になっ
ているという点です。

バッハの秘密にさらに迫りたい方は、N響
アワーのダジャレ先生、池辺晋一郎さんの
「バッハの音符たち」(1800円)を読
まれると良いです。バッハの底知れぬ凄さ
をかいま見ることができます。

お邪魔します。
投稿者:mont_54
2002/ 4/30 11:57 メッセージ: 1173
これは 1171 に対する返信です
初めまして、
グールドのインヴェンションとシンフォニアが話題になってるようなので、
割り込みました。

>インヴェンションとシンフォニアは本当に名曲です。

まさに同感です。
ライナーノーツに「バッハにとってすぐれた練習曲は
同時に、すぐれた芸術作品でなければならなかった」
とありますが、納得の極みですね。

ありがとうございます!!
投稿者:bridge0908
2002/ 4/30 15:57 メッセージ: 1174
これは 1173 に対する返信です
みなさん、真剣に答えてくださって
ありがとうございます!!
今自分のバッハ演奏では「物足りなさ」
を感じていて、ふと、前のようなこと
が浮かんだんです。でも、私自身の真剣な質問です。
私は、インベンションは、2、4、8、
9、13番あたり好きです。
(BWVは省略します)
練習頑張ります。

バッハの演奏は難しい
投稿者:skunjp
2002/ 4/30 16:34 メッセージ: 1175
これは 1174 に対する返信です
bridge0908さん、こんにちは。

私はサラリーマンをしながらフルートを教
えている者です。

ピアノはほとんど弾けませんので、うらや
ましい限りです。

さて、バッハはいろんな意味で演奏が難し
いです。
(聴いている方が楽しいです)

ご自分の演奏に物足りないということです
が、色々な演奏をピアノ以外のレパートリ
ーでお聴きになれば良いのではないでしょ
うか?

そうすると心に触れてくる「曲」「演奏」
が必ずあるはずです。

今度は、その感動をピアノに還元すれば良
いのです。

練習、頑張ってください。

バッハのコラール
投稿者:BWV1081
2002/ 4/30 17:38 メッセージ: 1176
これは 1 に対する返信です
バッハにはコラール前奏曲,変奏曲など,コラールを扱った曲がたくさんあります.
例えば,有名な「主よ,人の望みの喜びよ」とかマタイ受難曲の始まりの曲とか,
こういう曲を聞くとき,コラールの旋律が導入されると,私は「ああコラールだな」
とは思うのですが,まあ,いってみればそれだけのことです.

しかし,最近ふと思ったのですが,当時の聴衆にとって,
コラールは子供の頃から教会で馴れ親しんで,体に染みついた旋律だったはずです.

つまり現代のジャズとかに例えれば,
誰かの新曲を聞いていて,ああ綺麗なメロディーだなと思っていると,
途中でスタンダードナンバーとか誰もが知っている有名なメロディ,
例えば同じ賛美歌でいえばAmazing Graceとか,が入ってきて,
新曲のメロディとポリフォニックに絡むというようなことですね.

これは相当感動的というか,インパクトのある音楽体験じゃないですか?
当時の聴衆がちょっと羨ましくなります.

>バッハを心で聴く私
投稿者:walcha_99
2002/ 5/ 1 5:46 メッセージ: 1177
これは 1171 に対する返信です
bridge0908さん,skunjpさん。

旋律的な美しさというのは,私自身ははあまり感じません。ぱっと聴いて良いと思うのはバッハよりヘンデルでしょう。短調の曲など,主題自体は相当泥臭いと思うことはありますよ。でも材料は何でも料理の方で腕をふるって見せてくれる部分があると思います。主題が元々持っていた良さを引き出してくれていると感じられる部分があります。算数の文章題の回答よろしく,途中経過をいちいち示してくれているような所もあり,だから練習曲風に聞こえることも多いです。でも説得力という点ではこれ以上の音楽はないと思います。
対位法的な音楽は,特に「解いて」いけば解る部分も多いと思います。そういう意味では「頭」というより「理屈」で聴ける部分があります。フーガなどはリズムの違った旋律の組み合わせによる躍動感と,調性の変化による変幻自在さが「面白み」だと思います。「心」に訴えかけてくるのはその後のことでしょうか。
いずれ何回も聴かないと解らない部分がありますね。最後は「心」で聴くわけですが,でも理解出来たら満足度という意味では最高のものがありますよ。とっつきの悪い音楽には違いありませんが,パターンとしては共通の部分が多いので,1曲理解すれば他の曲も自然に解るようになっていると思います。私も何曲かそういう曲がありました。そういう曲は自分で見つけてくるしかないと思いますが・・
私はあまり楽器を弾けないのですが,でも自分で弾ければ多分もっと良さが理解出来るでしょうね。

以上,生の感想でした。

面白い展開になってきましたねー
投稿者:skunjp
2002/ 5/ 1 12:21 メッセージ: 1178
これは 1177 に対する返信です
walha99さん、教えられる所の多いコメント
有り難うございました。

確かに、ぱっと聴いて良いと思うのは、一
般的にバッハよりヘンデルの方かも知れま
せんね。

でも、じっくり聴き進めると、walha99さん
もおっしゃる通り、やはりバッハの方が説
得力があります。

ずいぶん前、岡村喬生がバッハカンタータ
コンサートの際、「僕はヘンデルの方が好
きだ」と、いきなりオンブラマイフを歌い
出しました。

僕は「失敬なやつだ!」と思いましたが、
今となってはそれもわかります。

結局、何を「美しい」とするかですね。

順次進行が多くて歌いやすく、耳に快い旋
律を「美しい」とするなら、ヴェルディあ
たりが最高でしょう。

でも、ヴェルディから旋律を抜くと、ブン
チャチャ・ブンチャチャッしか残らない。
ある意味で貧しい音楽です(失礼)。

バッハの旋律美はそれと対局にある。
なめらかでなく跳躍も多いですが、それは
すでに書いた通り、対位法が織り込まれて
いるからです。

そこに別声部の対位旋律がからみ合い、目
もくらむ唐草模様のような、複雑な味わい
のある音楽になっている。

まあ、こんな理屈を言わなくとも、「聴け
ば聴くほど輝きを増す」旋律なのですね。

>1曲理解すれば他の曲も自然に解るように
なっている

 ・・・そういう所がありますね。

バッハが・・
投稿者:bridge0908
2002/ 5/ 1 13:25 メッセージ: 1179
これは 1178 に対する返信です
バッハや、バッハの曲が夢に出て
くる・・しかも中学校の音楽の教科書
に載ってるようなバッハ(泣)
自分の理想とする旋律が夢の中では
弾けてました(泣)
でも、今の教育って、バッハの時代と
ピアノも違うと思うんですが、忠実な
再現って、あるんでしょうか??
バッハがこの世にいたら、もっとこうしなさい、とか言ってたかな??
なんて、昨日の夜中に考えごとを
してしまいました(汗)
バッハの時代から抜け出したような
演奏してみたい、それが理想です。
練習、練習!!!

バッハ対ヘンデル
投稿者:sweelinck2001
2002/ 5/ 2 11:17 メッセージ: 1180
これは 1 に対する返信です
1・名前の知名度:バッハの勝ち
 ヘンデルが「音楽の母」と教えている教科書は全く無いと見た(笑)
2・作品の知名度:ヘンデルの勝ち
 バッハは565の「トッカータとフーガ」が一般的に1番有名な曲と見た(嘉門達雄の「ちゃらりー鼻から牛乳ー」なつかしいなぁ)
これに対し、ヘンデルには必殺技「見よ、勇者は帰る」がある。(乳幼児を除く)日本人でこの曲を知らない人がいるのだろうか?と本気で疑問に思うほど有名。
ハレルヤコーラスだけでも充分、565に対抗できると見た。
引き分け?

礒山先生の「魂のエヴァンゲリスト」
投稿者:otik_0608
2002/ 5/ 3 12:19 メッセージ: 1181
これは 1 に対する返信です
 礒山雅著「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」(東京書籍)。

 この本をお持ちの方は多いのではないでしょうか。私も10年位前にこの本を買って、大いに勉強させていただきました。特に巻末の作品総覧はおすすめCD・レコードまで載っている画期的なもので、初心者にはとてもありがたいものでした。
 もちろん今でもこの本は愛読しています。アンダーラインと書き込みだらけでもうボロボロなのですが・・・

 実はこの本の巻末の作品総覧の記述にちょっと気になる所があります。管弦楽組曲第1番(BWV1066)の解説に、「244(Ch)との楽想の類似から、1726〜27年成立とする説もある」と書いてあるのです。
 244とはマタイ受難曲(BWV244)のことなのでしょうか?マタイで使われているコラール(Ch)は組曲第1番とは私にはあまり似ているようには聴こえないのですが・・・
 むしろBWV299「エホバよ、汝に向かいて我は歌わん」の方が非常に似ています(特にメヌエット)。このコラールこそが組曲第1番の土台となったと多くの専門家は考えていて、ガーディナー指揮のCD(エラート)では、組曲第1番の最後にこのコラールの合唱が収録されています。
 この本の「244」という表記は「299」のミスプリではないでしょうか?

ブックオフで見つけた名盤
投稿者:otik_0608
2002/ 5/ 4 18:15 メッセージ: 1182
これは 1 に対する返信です
 今日何気なく近所のブックオフをのぞいてみたら、バッハの「マニフィカト」(ヘレヴェッヘ指揮、カンタータ第80番も併録。ハルモニア・ムンディ・フランス)が950円で売っていたので、迷わず購入しました。

 いい演奏ですね。合唱・オケとも自然体のまろやかな表現でゆったりと聴けます。シャープな切れ味のガーディナー盤(フィリップス)とはまた違った魅力があります。ソロでは特にアルト(カウンターテナー)のレーヌがすばらしいです。ソプラノのシュリックもコープマンのカンタータ全集ではややクドイ感じの歌声ですが、このCDでは慎ましやか(?)で素敵ですよ。

 今日はいい買い物をしたと満足しております。

 ブックオフもなかなかバカにできませんね。それにしてもこんな名盤をブックオフに売却してしまう人って・・・

ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
投稿者:nemojun21
2002/ 5/ 7 2:16 メッセージ: 1183
これは に対する返信です
この曲がとてもとても好きなのですが、最近興味深いCDを手に入れたので・・・。
有名なものでは、アスペレンのオルガンとのビルスマのもの.これは音量の差というものでいつも隠れてしまう、チェンバロの音が良く分かるのでもっとも成功したものだと思います.  この他に、ジルバーマン・ピアノとやったもの。バッハはピアノに対してかなり興味を抱いていたそうですね.すごくモダンな感じがします. そして、「ラウテンヴェルク」なる楽器とやったもの.この楽器って、バッハの所有していた家財道具の目録のみに伝わっている楽器で、「多分こんなものだっただろう」って言う、面白い楽器.以前、日本で初めて「復元」されたものがあり、実際に触ったのですが、チェンバロよりもふわっとした音色で、柔らかい.CDでも、それが伝わってくるものでした。

フォルテピアノによるバッハの演奏
投稿者:otik_0608
2002/ 5/ 7 23:58 メッセージ: 1184
これは 1183 に対する返信です
 出ているCDはまだとても少なそうですが、聴いてみたいですね。フォルテピアノはバッハの時代からかなり普及していたらしく、ライプツィヒ時代の「チェンバロ協奏曲」は実はフォルテピアノで演奏されたのでは、という説もあります。
 「イタリアン・バッハ・イン・ヴィエンナ」というDVD(TDK)では、バッハの「2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調BWV1061」と「3台のチェンバロのための協奏曲ニ短調BWV1063」がフォルテピアノで演奏されています(BWV1063は1台だけチェンバロ)。ソロはラベック姉妹、オケはイル・ジャルディーノ・アルモニコです。
 ライヴ演奏なので迫力があり、なかなか楽しめます。興味がございましたらぜひご覧ください。

ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ聴き比べ
投稿者:skunjp
2002/ 5/ 9 14:06 メッセージ: 1185
これは 1183 に対する返信です
ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ、いいですねー。
朝起き抜けに第1番をよく聴きます。
幸福になります。

さて先日、手持ちをかき集めて第3番の聴
き比べをしました。

1.ビルスマ(小型Vc)アスペレン(O
rg)☆☆☆☆☆
トリオソナタとしての当曲の味を巧みに表現。
表現は精緻で、バロック的と言うよりむし
ろ古典的。

2.ウィスペルウェイ(小型Vc)エガー
(Cem)+ 通奏低音のバロックチェロ
☆☆
期待のヴィルトゥオーゾの演奏だが、この
曲で通奏低音にチェロを起用したのは失敗。
それがやたら邪魔をしてウィスペルウェイ
の妙技が楽しめない。

3.フルニエ(Vc)ルージッチコヴァ
(Cem) ☆☆☆☆
テクは若干弱いが、若々しく高雅、人格高
潔な演奏。

4.マイスキー(Vc)アルゲリッチ(P)
☆☆☆☆☆
終始フレーズを大きくとらえたロマンティ
ックな演奏。美しくおおらかな歌があり、
特に2楽章が絶品。

5.マ(Vc)クーパー(Cem)
☆☆
うまいのだがピンとこない。様式研究の後
が見えて、熟してない感じ。クーパーのC
emが非音楽的。他の人と再録して欲しい。

6.パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガン
バ)アレッサンドリーニ(Cem)
☆☆☆☆☆
顕微鏡的に微細なフレージングで情報量最
多。かつ大胆な表情で非常にバロック的。
歪んだ美しい真珠。

7.カザルス(Vc)バウムガルトナー
(P) ☆☆☆☆
訴求力がケタはずれ。音楽の作りが大きく
はみ出しそうなくらい。泣けます。録音は
悪い。

8.カシュカシアン(ビオラ)キース・ジ
ャレット(Cem) ☆☆☆☆☆
バロック的ではないが様式観はまとも。非
常に美しく整っている。ジャレットのCe
mもお得意の即興が冴えている。録音も良い。

ガンバソナタ試聴 追加↓
投稿者:skunjp
2002/ 5/ 9 17:33 メッセージ: 1186
これは 1185 に対する返信です
ヒレ・パール(ガンバ)
☆☆

美人ガンバ奏者。(顔は関係ないか)
ヴァイオリンがもう1本の旋律を担当し
て、完全なトリオソナタというか、バロッ
クハープをはじめ賑やかな通奏低音を従え
たコンチェルトの雰囲気。

しかし、いかんせんパールの演奏がいかに
もへなちょこで、卓抜な発想を生かし切れ
ないのは惜しい。

コンチェルト風なら過去CDが出た、パロ
ットのものが良い。

あと、手放したレコードの記憶を辿ると、

・ヨハネス・コッホ、レオンハルト
 ☆☆☆☆☆
 古楽の熱い風。ぜひCD化を!

・アーノンクール、タヘッツィ(?)
 ☆☆☆
 以外と大人しめだった記憶が。 

・クイケン、レオンハルト
 ☆☆☆
 不完全燃焼ぎみ。ぜひ再録を。

・ヴェンツィンガー、チェンバロは(?)
 ☆☆☆
 いかにも先生風。

RE:ブックオフで見つけた名盤
投稿者:skunjp
2002/ 5/10 10:48 メッセージ: 1187
これは 1182 に対する返信です
otik_0608 さん。
ヘレヴェッヘは凄くいいでしょう。
良い買い物をしましたね。

コープマンは風通しの良いさわやかな音楽
作りをしますが、ヘレヴェッヘの音楽は、
その隙間をくまなく埋めたような、濃密で
神秘的な響きがします。

「法悦の恍惚」とでも言いましょうか。
彼のバッハはプロテスタントと言うより、
ジョスカン・デ・プレ、とかパレストリ
ーナに通じる、ちょっとカトリックの匂い
を感じます。

声楽陣がまた素晴らしく・・・

レーヌは42番のカンタータで(21番と
組)唖然とする名唱をきかせています。

ヘレヴェッヘは10枚を超えるくらいのカ
ンタータCDを出していますが、半年ほど
前にそのうちのほとんどが廉価版で出まし
た。

Goldberg Variations狂なんですが、
投稿者:eoherf
2002/ 5/12 1:22 メッセージ: 1188
これは 1 に対する返信です
Glenn Gould's Goldberg Variations BWV988の最初のAriaっていくつかGouldはCDしてますね。
どれが良いのか教えて!

シンフォニアBWV221
投稿者:juncoop
2002/ 5/13 1:45 メッセージ: 1189
これは 1 に対する返信です
シンフォニアBWV221

このシンフォニアは、バッハの世俗カンタータ第221番でありますが、このカンタータは新バッハ全集の作品目録からは、外されているものの、大変隠れた、優れたシンフォニアであります。
弦楽合奏でありますが、非常に躍動感のあふれた、名曲で、
現在、ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステンに唯一の演奏があります。

シンフォニアBWV221
投稿者:nemojun21
2002/ 5/13 12:39 メッセージ: 1190
これは 1189 に対する返信です
ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステンに唯一の演奏があります。

←僕もこのレコード大好きです。

グールドのゴールドベルク
投稿者:skunjp
2002/ 5/13 13:16 メッセージ: 1191
これは 1188 に対する返信です
グールドのゴールドベルクは3種類あります。

1.55年のモノラル。

2.57年のザルツブルグライブ。

3.81年のステレオ。

2.はライブなので完成度が落ちるようです。

1.は衝撃のデビュー作。日本でも賛否両論。
吉田秀和さんがまず絶賛されたのは有名な話。

3.に比べてトータルで13分も速い。
速いところは速く、遅いところは凄く遅い
というグールドの面目躍如。

3.に比べてリズムの生気がさらに見事。
フレージングも有機的な統合が強固で、
若々しいリリシズムの横溢した演奏。

3.は全体的に遅目。各曲のテンポが互い
に関連づけられています。細部の造形がよ
りクリアになり、フレーズにはさらに深い
意味づけがなされています。

短調への沈潜は、グールドの「心の深淵」
を覗き見るようです。

きのうの獲物
投稿者:skunjp
2002/ 5/13 13:26 メッセージ: 1192
これは 1 に対する返信です
きのうの日曜日。ディスクユニオンに出
撃。以下はその獲物。

1.音楽のささげもの
  パイヤール  900円 大当たり

2.音楽のささげもの
  クロツィンガー・ムジーク
  1000円  ちょっとハズレ

3.リュート曲全集(2CD)
  リンドベルイ 1500円 当たり

4.無伴奏チェロソナタ
  ハインリッヒ・シフ 100円(!)
               大当たり

5.ヴァイオリン協奏曲
  ムローヴァ 900円 大当たり

6.ガンバソナタ
  カシュカシアン 900円 大当たり

 しめて 5460円なり

※エアチャックして知っていたCDが多く
 今回はハズレが少なかった。


投稿者:fugue_g
2002/ 5/13 22:57 メッセージ: 1193
これは 1192 に対する返信です
5月12日のN響アワーを見ていて、ロ短調ミサのキリエが流れだした途端、なぜか涙がでてしまいました。いい曲を聴いて感動することは、しばしばありますが、涙ぐんだのは、「アマデウス」の終わり近くでラクリモーサを聴いたとき以来で久しぶりのことです。        名曲は、「さあ、聴こう」と構えているときよりも(それはそれで感動しますが)不意に聴かされると、胸にドーンとくることがあるのですね。                          話はまったく変わりますが、若村麻由美さんは、美しい方ですね。上品で、知的で・・・。N響アワーの司会をなさるようになって、虜になった方も多いのではないですか? 私も、そのなかの、ひとりですが。 

Re:きのうの獲物
投稿者:Mobby999
2002/ 5/14 10:52 メッセージ: 1194
これは 1192 に対する返信です
skunjpさん、こんにちは。

「音楽のささげもの」
パイヤール(DENON)は、LP時代から聴いていましたが、
このアルバムは好きです。収録場所の残響もきれいですし、
演奏も煩くなく素直に入り込んできます。「トリオ・ソナタ」や、
「6声のリチュレカ−レ」とか、個人的に馴染んでます。

「無伴奏チェロ・ソナタ全曲」
ハインリッヒ・シフはEMIの廉価(2枚組み)を
一時期聴いておりました。古楽演奏のスタイルを取り入れ、
良く弾きこんでいますが、語るというよりは、歌っている感じを
受けました。しかし、これはこれでチャーミングな演奏ですね
(レーベル違いのアルバムだったら失礼)。

中古市場も探せば安いものがあるのですね。

パイヤールとH・シフ
投稿者:skunjp
2002/ 5/14 17:22 メッセージ: 1195
これは 1194 に対する返信です
mobby999さん、お返事有り難うございます。

パイヤールの「捧げ物」は良いですね。

3声のリチェルカーレをフルート、ヴァイ
オリン、ヴィオラ、チェロでやっています
が、ラリューのフルートがまず絶品。

細く速い息で倍音を豊かに含んだ、透徹し
た音です。

ハインリッヒ・シフも、以前はよくわかり
ませんでしたが、今回買いなおしてみて、
彼の先見性に驚きました。(EMI)

あの当時、現代チェロでここまでバロック
奏法を自家薬籠中のものにし、さらに、成
熟した音楽を響かせる・・・

この時、H・シフは33歳。

最近のインタビューでも再録はしないと言
うくらい、本人も気に入った出来映えのよ
うです。

是非
投稿者:imyfujita
2002/ 5/14 20:31 メッセージ: 1196
これは 1188 に対する返信です
>Glenn Gould's Goldberg Variations BWV988の最初のAria・・・・教えて! <

よろしかったら、このお話は「グレン・グールドを語ろう」でもしていただきたく、お願いします。

ロ短調ミサといえば
投稿者:skunjp
2002/ 5/17 11:41 メッセージ: 1197
これは 1193 に対する返信です
おっしゃるとおり、冒頭キリエがまずは
圧巻ですね。

あの「魂の叫び」の数小節で心がとらえら
れます。

僕が気に入っているロ短調ミサのCDをご
紹介しましょう。

ヘルゲンブロック指揮、フライブルクバロ
ックオーケルトラ、バルダザール・ノイマ
ン合唱団。

キリエ冒頭が「叫び」ではなく「あこが
れ」なのです。

普通の演奏は「キーリーエー」の「リー」
で少しクレッシェンドをして「エー」で解
決するのですが、ヘルゲンブロックは「キ
ー」でゆったりとクレッシェンド、デクレ
ッセンドをする。そして脱力した弱いまま
「リーエー」と余韻のように歌います。

そこが「赦しへの、そして神へのあこが
れ」を強く感じるゆえんでしょう。

さらに、この弱くなった部分のおかげで、
和声が虹のように変化しているさまが手に
取るようにわかります。

僕がこの演奏を初めて聞いたとき、背筋に
ぞくぞくと電気が走り、涙が出ました。

「ロ短調ミサ」の中の好きな曲
投稿者:otik_0608
2002/ 5/17 23:33 メッセージ: 1198
これは 1197 に対する返信です
 私は第9曲「Qui tollis peccata mundi」が好きです。
 フルートが活躍するとても神秘的な曲で、何度聴いても鳥肌が立ちます。
 原曲はカンタータ第46番の冒頭合唱なのですが、この「Qui tollis peccata mundi」の方が原曲よりもシンプルで素敵です。
 
 CDで気に入っているのはヤーコプス指揮リアス室内合唱団&ベルリン古楽アカデミー盤(ベルリンクラシックス)です。
 このCDでは第9曲が各パート一人で歌われていて、神秘的なムードがさらに強調されていてシビれます。
 昨年ディスクユニオンで手に入れた(約2000円でした)CDなのですが、今ではすっかり愛聴盤となっています。

私がすきなのは
投稿者:Magherally
2002/ 5/17 23:53 メッセージ: 1199
これは 1197 に対する返信です
ロ短調ミサでは、19曲目の
Aria:Et in Spiritum Sanctum
が好きです。
もともとオーボエの音色好きなので。

シンフォニアBWV221
投稿者:meerjsb
2002/ 5/18 11:37 メッセージ: 1200
これは 1189 に対する返信です
私も名曲だと思います。それにしても,その音楽的な推進力からしてバッハの作品だとばかり思っていましたが,そうでないとしたらいったい誰の作品なのでしょう?

>ロ短調ミサ
投稿者:antischk
2002/ 5/18 15:10 メッセージ: 1201
これは 1199 に対する返信です
ロ短調ミサは「この曲好き」じゃなくて全曲いいYO! 藁

skun jpさんへ
投稿者:fugue_g
2002/ 5/18 15:11 メッセージ: 1202
これは 1197 に対する返信です
お便り有難うございました。お勧めのCD 探してみようと思います。私は、小沢征爾さんが斉藤記念オーケストラを指揮したものを、ヴィデオに録ってあり、これが現在、最もお気に入りなのです。でも、このあいだ投稿した、ブロムシュテット指揮のN響 (スエーデン放送合唱団) の演奏は、とても、感動的でした。skun jpさん、またいろいろ教えてください。宜しくねがいします。

カラヤンのロ単調もいいよ
投稿者:salzfelt
2002/ 5/18 15:20 メッセージ: 1203
これは 1 に対する返信です
ロ単調ミサ、いいですねえ。
でもこの曲の、冒頭のがいちばんいい、
という方には、最近の古楽器演奏より、
ロマン派べったりの演奏の方が
お好みということになりませんか?
私はカラヤン/ベルリン・フィルが
結局いちばん好きです。

ミサ曲ロ短調つれづれ
投稿者:Mobby999
2002/ 5/18 19:15 メッセージ: 1204
これは 1 に対する返信です
横レスですいません。

ロ短調ミサ曲。

いいですね。

私はバッハの作品の中でたぶん1押し
になると思います。
最近では少人数の合唱でまかない、その分、透明感とか、
静謐感とか、その辺りを狙って以前とアプローチが違って
きた様にも思います。

一昔前は大人数の合唱団でパワー全開でいくような演奏も
ありましたが、いまは、余りそれはありませんね。

カラヤンでは50年代に録音したものを好みます。バッハ・
フェスあたりのライヴは熱気があり、個人的には好きです。
ヨッフムなども廉価ででていますが、巷であまり話題に
なりませんが、丁寧な作りで歌い込んでいて好きです。
クレンペラーの合唱部分だけ抜き出したアルバムもちょっと
かわっていますが、クレンペラーの持つ音楽に対する厳しさ
みたいなものが伝わる感じです。

モダン楽器でのものでも、ブロムシュテットN響の演奏の様に、
感動出来るものもありますし(私もこの演奏は当時TVより録画し、
時折見ていました)、小澤サイトウ・キネンのように、
色々工夫をこらすなど、興味は尽きません。

古楽系の団体のものでも、いい演奏がありますね。
個人的には、
HERMANN MAX指揮
RHEINISHE KANTOREI
(Capriccio)

ここのコーラスは磨きかかって、録音にもよるのかもしれませんが、
煩くなく個人的にはいつまでも聴いていたくなるアルバムです。

どの部分が好きと言うより全曲好きなのですが「平和を我らに
あたえたまえ」の最後の一音を出来れば、指示より少し長めの
方が「聴いたなぁ」という満足感が残るので、そのあたりが少し
長めだと個人的にポイント高くなります(余談です)。

聴けば聴くほど意味深い曲のような気がします。

メッセージを寄せてくださった皆様へ
投稿者:fugue_g
2002/ 5/18 21:54 メッセージ: 1205
これは 1204 に対する返信です
バッハの音楽に対して本当に多くの方が、色々な思い入れをお持ちなのですね。私が若い頃 (50年近くまえのこと) 「カーネギーホール」という映画のなかで、若いピアニストが、上達するためにどんな音楽を勉強したらいいか? と質問したのに対して、ハイフェッツだったか、ルービンシュテインだったか、忘れましたが、「Bach and Bach and Bach」と答えていたシーンを今でも鮮明に覚えています。バッハの音楽は、それほど、奥が深いのですね。      

ミサ ロ短調
投稿者:juncoop
2002/ 5/19 1:16 メッセージ: 1206
これは 1 に対する返信です
この曲はやはり、

ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団、合唱団の演奏がいいと思いました。

東芝EMI

リヒター、コルボ、マゼール、クレンペラー、シュライヤー、チェリビダッケ、とか
聴きましたが、やはりヨッフムの演奏が一番よかった。

ゴルトベルク変奏曲
投稿者:juncoop
2002/ 5/19 1:20 メッセージ: 1207
これは 1 に対する返信です
バッハのゴルトベルク変奏曲は、彼のクラヴィーア曲の中でも王座的な存在と思っておりますが、さてその名演となると、名曲だけに非常に多い。私が聴いた数少ない演奏の中でも、以下のようなものでありました。

★ グスタフ・レオンハルト

○ カール・リヒター

○ グレン・グールド

○ ウィルヘルム・ケンプ

○ スコット・ロス

○ スザナ・ルージィチコヴァ

○ ラルフ・カークパトリック

ダントツでレオンハルトが首位ですね。確かにグールドのピアノも魅力がありますが、レオンハルトのあの優雅な演奏を超えるものは、ないのではないか!!
リヒターは大変力強い表現なのですが、あのモダン・チェンバロでは、この曲の持つ魅力は引出せておりません。

チェンバロによるゴルドベルグ〜
投稿者:mont_54
2002/ 5/19 9:22 メッセージ: 1208
これは 1207 に対する返信です
ならば、クリストフ・ルセ なんていかがでしょう?

あと、ピエール・アンタイ などもいいです。

演奏者の思いの丈が、鍵盤から溢れ出ています。

ただ、チェンバロというと私のお気に入りは
ヘルムート・ヴァルヒャ が一番です。

先日、とあるクラシック喫茶で彼の「イギリス組曲」を耳にしました。
アナログレコードで管球式アンプ(感激!)ということもあり、
仕事で疲れた体に、電流が走り抜けたような衝撃でした。

チェンバロってこんなに優しい音色だったかなー?
(感動で思わず涙しました・・・笑)

ヴァルヒャがゴルドベルグを演ったかどうかは、知りませんが
もし在るのなら、千金をはたいても求めたいところです。


それから、グールドのピアノですが、
あれはもうバッハの域を超えて、グールドベルグ変奏曲といっても
いいのではないでしょうか?

グールド自身
「個々のアイデンティティーを乗り越えるならば、
作曲者と演奏者と聴き手の三者は一体となることが出来る」
と言っています。

もちろん私は、毎日一体となっています(笑)

横レスで大変失礼しました。

チェンバロといえば・・・
投稿者:fugue_g
2002/ 5/19 15:32 メッセージ: 1209
これは 1208 に対する返信です
ヴァルヒャのチェンバロはいいですねぇ。私も、ヴァルヒャのゴルトベルクを聴いてみたいと思って、検索してみましたが、見当たりませんでした。グスタフ レオンハルトやトレバー ピノックなど沢山あるのですけれど・・・。私はヴァルヒャの平均率クラヴィア曲集のLPをよく聴きます。有名な1番もすきですが、不安定な和音で終わる4番のつぎに、弾むようなリズムで5番がはじまると、思わずニコリとしてしまいます。ピアノ演奏の平均率集も、いろいろ出ていますが、やはりチェンバロのほうが合うように、思います。mont 54さん如何ですか?

1700円でした。
投稿者:mont_54
2002/ 5/19 16:41 メッセージ: 1210
これは 1209 に対する返信です
fugue_g さん。レスありがとうございます。

あれから気になって、CD屋を何軒か回ってみたところ、
3軒目でヴァルヒャのゴルドベルグを見つけました。(ツイていたかも)

EMI(TOCE−310)から出ています。

しかし、あらためて聴いてみるとヴァルヒャのアンマーチェンバロは
いいですねー。
レオンハルトのツェル製(これは名器)にも決して負けていません。

レオンハルトの演奏はそれ自体に「鉄の意志?」を感じさせる名演ですが、
ヴァルヒャのは、何かこう「慈しみ」を与えられるような「母性?」を
感じてしまいます。fugue_g さんはいかがでしょうか?

各曲(各変奏)ごとに音色に変化を与えるのはヴァルヒャの流儀でしょうか。

ご指摘の平均律ですが、特にヴァルヒャのは有名ですよね?
確か2度録音しているとか?
CDは持っていないのですが、今度是非にと思います。
個人的にはグールドのノン・レガートに飼い慣らされた身としては、
チェンバロ版の響きがかえって流暢にさえ聞えます(笑)

それから、レオンハルトについてですが、
イタリア協奏曲BWV971がとても好きです。(特に第2楽章)

mont 54さんへ
投稿者:fugue_g
2002/ 5/19 20:13 メッセージ: 1211
これは 1210 に対する返信です
ヴァルヒャのCD入手されたそうで、ラッキーでしたね。私の検索はどこか抜けていたらしいです。          レオンハルトの演奏は、まだ聴いておりません、不勉強でお恥ずかしい次第です。もっといろいろなCDを聴いて、このトビの皆さんに追いつかないと、いけないと思います。私は、気に入った演奏に出会うと、そればかりを聴く傾向がありまして、間口が狭いのです。もっと視野を広げなければいけませんね。 

Re:ゴルトベルク変奏曲
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/19 20:46 メッセージ: 1212
これは 1207 に対する返信です
juncoop さん、初めまして。ここに書き込みするの初めてですが、よろしく。

ゴルトベルクは、チェンバロの古楽器演奏に限る。
と、こだわりを持っています。
リヒターは、初めて聴いたゴルトベルクなのです。
アクセンフェルトのゴルトベルクをFMから流れているのを聴いて、
バロックの世界、特にチェンバロの魅力にとりつかれてしまったのです。
そしてLP時代は、ヴァルハでバッハのチェンバロ曲を、
レコードの溝がすり切れるほど(この言い方は死語になりましたが、)聴いたものでした。
ルージィチコヴァは、その昔リサイタルを聴きに行ったことがあります。
レオンハルトも生で聴いた時は、それはゴルトベルクではありませんが、
LPやCDで聴いたとき時とはえらくイメージが違っていて、テンポも速く結構明るい印象でした。
CDになってからは、ドイツやオランダのチェンバロの響きより、
華やかなフランスのチェンバロの響きに魅せられてしまいました。
ほんとは、ゴルトベルクなら誰が演奏しても、良いものは良いのですが、
あえて挙げれば、ルセでしょうか。
そういえば、日本の演奏家もいくつか出ていますね。

グールドファンにはブーイングされるかも知れませんが、
どうも、時代劇を現代劇にアレンジしたような印象を受けます。
勿論、それなりに面白く聴けて、否定や拒否をするわけではありませんが、
信長が背広を着て企業戦士になって活躍しているイメージでしょうか。
いくつか出ている、他の楽器によるアレンジものと同じ線上にあるように思います。
ピアノによる演奏は、その中間かな。
ピアノはヴラダーの一枚しか有りませんが、結構楽しい演奏です。
ほかアレンジもので、なかなかいい雰囲気だなと思ったものに、
オルガンで演奏したものがありました。[PHOENIX PH99513; F.Bravo]
関心のある方は、一聴を。

>ミサ ロ短調
投稿者:walcha_99
2002/ 5/19 21:49 メッセージ: 1213
これは 1206 に対する返信です
ミサ ロ短調,いいですね。

この曲は,Gratias agimus tibi(フィナーレのDona nobis pacemと同じ曲)の暖かさに触れ,それから引き込まれまれた経験があります。全体の中では,グロリアとクレドが好きです。特にクレドは晩年の作品に共通する明るさ,輝きを持っていると思いました。
それにしてもこの曲を聴いていると,バッハが実はとんでもなく根明であり,底抜けの楽天家であった事がよく分かるように思います。

演奏はヘルムート・リリンクとミシェル・コルボを持っています。ドイツ土着音楽とも言える受難曲やカンタータと違って,ラテン的な明快さとクリスタルさを持った曲なので,コルボの演奏は非常に気に入っています。

Goldberg 変り種?
投稿者:drei_sonne
2002/ 5/19 21:51 メッセージ: 1214
これは 1212 に対する返信です
みなさま,はじめまして
Goldberg Variationen の話題なので参加させてください.

WalchaもLeonhardtも聴いたことがないのでちょっと気にして探してみようと思います.
私はチェンバロでもピアノでも気に入ったものなら比較的なんでも聴きます.
その中でここであまり話題になっていないものがあるので,書かせていただきます.

Kieth Jarrett のチェンバロ演奏がなかなか小気味よく,また繊細さもあって好きです.
この演奏を知ったのは,数年前FM-NHKのクラシックリクエストで,ピアニストの清水和音さんが推薦している盤だったからです.

ピアノでは,グールドのザルツブルグ・ライヴを一番聴きます.
Goldbergの2曲前のシェーンベルクOp.25もなかなかいいんで,ついつい手が伸びてしまいます.

チェンバロ演奏家について
投稿者:juncoop
2002/ 5/19 21:52 メッセージ: 1215
これは 1 に対する返信です
ルセのゴルトベルクは一度ぜひ聴いてみます。
ところで、レオンハルトについては、
ゴルトベルクとパルティータの1番はぜひお聴きされることをお勧めします。
パルティータの1番プレリュードは、こんなに華麗に演奏されている例はまったくありません。バッハの曲は演奏家によってまったく異なる赴きがあり、それは聞き手の個人差がかなりその曲に対するイメージがあるので当たり前なんですが、
ヴァルヒャの場合全く、教科書とすべき演奏だと、私は高く評果します。平均率の場合、ヴァルヒャは1回目の録音はモダン楽器のアンマー社チェンバロでした。2回目はヘムシュとリュッカースという銘古楽器であります。そしてどちらがいいかというと、私は後者の2回目の録音を気に入っております。では、フランス組曲はどうかというと、アンマーチェンバロで弾いた、唯一の録音を気に入っております。他の演奏家では、ヴァルヒャを超える人は知りません。
レオンハルトでさえも、平均率となると、ヴァルヒャより劣るという印象があります。リヒターの場合は、イタリア協奏曲や半音階的幻想曲といった派手な曲が好きですね。パルティータの1番変ロ長調については、ヴァルヒャとレオンハルトでは、やはりレオンハルトになってしまいます。ヴァルヒャのパルティータは重過ぎてオルガンの響きのように思ってしまいます。

もう一つ、おまけ。
投稿者:juncoop
2002/ 5/19 22:05 メッセージ: 1216
これは 1215 に対する返信です
私は、バッハを中心とする、「クラシック音楽の友」という、ホームページを持っております。ぜひ遊びに来てくださいね。
みなさんとバッハについて語りたいです。

http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

平均率クラヴィア曲集
投稿者:fugue_g
2002/ 5/20 11:45 メッセージ: 1217
これは 1215 に対する返信です
ヴァルヒャのLPにアンマーチェンバロと書かれていますから、これは1回目の録音なのですね。他にオルガンをコープマン、チェンバロをピノックが弾いている全集物を聴いています。ただこのCD集には、私がメールアドレスに使っているほど好きなフーガ ト短調は入っていないので、パワー・ビッグスのオルガン名曲集のLP (30cm45回転) で聴きます。他に管弦楽組曲集とブランデンブルグ協奏曲集をロス・ポプル指揮ロンドン・フェスティバル・オーケストラのCDで聴いています。               やはり、レオンハルトのCDを加えるべきですね。 

ロ短調ミサの名演
投稿者:skunjp
2002/ 5/20 14:32 メッセージ: 1218
これは 1204 に対する返信です
>古楽系の団体のものでも、いい演奏があ
 りますね。個人的には、HERMANN
 MAX指揮   RHEINISHE 
 KANTOREI

Mobby999さん、こんにちは。
僕も、ヘルマン・マックスのライニッシ
ュ・カントライが大好きです。お気に入り
3本の指に入ります。

カプリッチョから廉価版で出ていますの
で、皆さんもぜひ・・・

どこが素晴らしいかというと、ヘルゲンブ
ロックもそうなのですが、合唱の扱いです。

ミサ曲ロ短調は、バッハがルネッサンスポ
リフォニーを研究した成果が盛り込まれて
いますので、単純なバロックの発想でやっ
ても真価が発揮されない気がします。

ライニッシュ・カントライは後期ルネッサ
ンスあたりがレパートリーなので、その辺
の書法の生かし方が凄くうまいのです。

もう、めくるめくようなポリフォニーの嵐
です。

古いロ短調ミサの名演は、ソロ曲に大歌手
を起用しているのはまあ良いとして、合唱
曲が厚ぼったく重たすぎるケースが多いよ
うです。

音楽の「王冠」
投稿者:skunjp
2002/ 5/20 14:56 メッセージ: 1219
これは 1213 に対する返信です
walcha_99さん、お久しぶりです。

コルボのロ短調は、一昨年ただ券をもらっ
て実演を聞きました。

あのコルボが古楽の発想に大変身。古楽器
オケを振って、快速調の実に素晴らしい演
奏でした。

しかしそこはさすがコルボ。あのほんのり
としたロマンと、ラテン的な官能性は残し
たままなので、ほとんど理想的でした。

たとえばキリエが重すぎると、何か「難行
苦行」の感じで、その先に広がる花園に行
くのが大変ですが、コルボは透明でしなや
かなポリフォニーを展開して見事でした。

新録音を期待したいです。

それにしても、ロ短調ミサは名曲ですね。

他曲からの転用が多い「寄せ集め」と批判
する人もいますが、僕は違うと思います。

バッハは、それまで作曲した珠玉のような
カンタータから、それこそお気に入りの宝
石の数々を抜き出して一世一代の「王冠」
を作ったのではないでしょうか。

>ロ短調ミサ曲
投稿者:walcha_99
2002/ 5/21 2:11 メッセージ: 1220
これは 1219 に対する返信です
skunjpさん。

最近の古楽器による演奏は,まるで室内楽ですね。尤も小編成のアンサンブルというのは一番音楽的に密度の高い表現が可能とも思います。最近のアルバムはあまり知らないのですが,それでもヘレヴェッヘのマタイなどを聞いてその感を強くしました。
ロ短調ミサ曲はまあ客観的な音楽ですから,どのような演奏でも良さが引き出せる所があると思います。徹底的に明快で歯切れの良い演奏も面白いかも知れません。まだ持っていないのですが鈴木雅明さんなどはどんな感じでしょうか。

クレドの冒頭(Credo in unum Deum)から3曲目(Et in unum)が良いです。特にEt in unumなど,あんなに単純なカノンなのに絶妙と思いました。
「詞花集」(anthology)というのだそうですが,ミサ曲ということもあり,改まった礼服あるいは「よそいき」の構えた感じもある音楽だと思います。音楽の「王冠」,まさしくそうですね。

チェンバロについて
投稿者:mont_54
2002/ 5/21 14:19 メッセージ: 1221
これは 1212 に対する返信です
wadakamaru さんこんにちは

チェンバロって実に古く、とても新しい楽器ですよね?
30〜40年前、私が幼少の頃はチェンバロというと、大抵が博物館などの
しかるべき処に行かなければ、お目にかかれない骨董品(笑)でした。

古楽復興の潮流が興り、今日の隆盛を見る動きが始まったのは
1960年代に入ってからでしょうか?(あまり詳しくないものですから…)

グールドもあと20年ほど遅く生まれていたら、果たしてピアノを選んだかどうか?
いつも気になっています。(そうしたら私もこんなにグールドに惚れたかどうか?)

ときに、チェンバロにもモダンチェンバロ(ランドフスカモデルが有名ですね)と
そうでないモノがあるそうですが、チェンバロファンの間ではその辺の評判は
どうなのでしょうか?
「モダンチェンバロは邪道」みたいな風潮ってあるのですか?

私の場合、鍵盤楽器と一口で表現するのには、いささか抵抗を感じます。
ピアノは殴弦楽器だし、
チェンバロは撥弦楽器だし、
オルガンは多連装の管楽器だろうし…

wadakamaru さん、他の皆さんのご意見ご感想も是非お願いします。

チェンバロとピアノ雑感
投稿者:skunjp
2002/ 5/21 15:23 メッセージ: 1222
これは 1221 に対する返信です
mont54さん、こんにちは。

こういうのを横入りというのでしょうが、
でも、掲示板は全方位発信ですので、いち
いちことわる必要もないかもしれません。

アンマーチェンバロは20年前、旧東独で
目の前で聴きました。あの重厚でかつ甘い
何とも言えない美音でした。

僕は、ヴァルヒャのイギリス組曲3番がチ
ェンバロ初体験でした。

未だにこの曲だけは、ヴァルヒャの呪縛か
ら逃れていません。厳しく重いバッハです
ね。あの素晴らしいサラバンド・・・

その後、レオンハルトを聴いたときは驚き
ました。雄弁術のような自在なフレージン
グ。それからは狂ったようにレオンハルト
を聴きました。

これは歴史楽器の古楽奏法初体験でもあり
ました。

最近は、アレッサンドリーニ、ロベルト・
ヒル、シュタイアー、ルセあたりが、現代
の最も凄いチェンバリストと評価しています。

グールドのことですが、グールドの発想は
根っからピアノ的であり、チェンバロには
ひかれないような気がします。

ピアノのゴールドベルクも大好きで、グー
ルドの新旧、p・ゼルキン、ペライヤ等が
好きです。

あと、弦楽三重奏版ゴールドベルクも良い
ですよ。シトコヴィツキ、コセ、マイスキー。
最上のヒーリング・・・

ギター独奏版もあります。部分的に素敵で
すが技術的には難しそうです。

Re:チェンバロについて
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/21 20:50 メッセージ: 1223
これは 1221 に対する返信です
個人的な好みを言うと、前にも言ったとおり
チェンバロでなければ、それも出来るだけ当時を再現したような・・ と言うところです。
別に特にそれに固執するつもりはないのですが、
ピアノの音そのものが、無機的であまり好きではありません。
そういった事をふまえて作曲している曲では、あまり違和感を感じないのですが、
バロック期の曲は、チェンバロやクラヴィコードなどを想定して作っているせいか、
ピアノで弾くとなんかどぎつい感じがするように思います。

しかし、見方を変えれば、
作曲者の心と、演奏者の心がない交ぜになって新しいものを生む所に、
再現芸術といえばいいのか、こういったものの妙味があると思いますので、
グールドファンがたくさんいらっしゃるところなどを見ると、
そういったところに、新しい味わいが生まれているのでしょう。
おのずと好き嫌いはあっても仕方のないことです。

一つ言えることは、クラシック音楽を演奏する者も聴く者も大半の人たちは、
モダン楽器で弾くのが普通なので、音楽はモダン楽器で弾くのが正道で、
ある日突然、ピリオド楽器を持ち出してきて弾き始めた人たちを、
異端者のように見ていたもの事実かも知れません。
当然技術レベルも当初は低かったのでなおさらです。
しかし、作曲された時代の演奏に出来るだけ近づけた演奏の方がよほど正道だと思います。
ただ、それだけが正しくて、あとは変なのだと言うつもりも毛頭ありません。

楽器の分類の仕方については、私も同様な疑問を抱いていて、
発音の原理で分けるのか、形態で分けるのかはっきりさせた方がいいと思うのです。
木管楽器と金管楽器という言い方も実に変で、
どういう単語を使えばいいのか分かりませんが、
要するに、笛の呼ばれる物と、ラッパと呼ばれる物に分けるのが最善だと思います。

「オーセンティック派」 対 「モダン派」
投稿者:skunjp
2002/ 5/22 10:27 メッセージ: 1224
これは 1223 に対する返信です
wadakamaruさん、皆さん、こんにちは。

楽器のことで盛り上がっていますが、とて
も興味深い話題ですね。

バッハ時代の楽器、奏法に帰るのがベスト
というオーセンティック派と、いや現代人
にフィットする進んだ楽器、奏法がふさわ
しいとするモダン派の論争は永遠のテーマ
のようです。

バッハのカンタータでも、アーノンクール
等は「当時の教会は女人禁制だから、たと
えば声楽陣は男性のみ、バッハもこの透明
な響きを想定していた」として、ボーイソ
プラノ、ボーイアルトを使って録音しました。

これに対して、「いやバッハが本当に使い
たかったのは、音楽的に劣った子供ではな
く、訓練と経験を積んだ成人女性だ」とす
る人たちがいます。

鍵盤楽器についても、バッハが当時の黎明
期のジルバーマン・ピアノではなく、現代
スタインウェイを知っていたら、ピアノに
乗り換えたはずという意見もあります。

バッハが本当に好きだったのは、機械的な
チェンバロより、強弱やニュアンスの表現
にたけたクラヴィコードだった、というの
がその裏付けです。

僕にはどちらが正しいのか良くわかりません。

ただ、バッハ自身は自分の作品をいろんな
楽器に編曲して、新しい生命を吹き込んで
います。

僕個人の意見としては、同一曲をいろんな
楽器、いろんな解釈で楽しめることは、現
代人の特権だと思っています。

「楽器」よりも「奏法」・・・?
投稿者:skunjp
2002/ 5/22 10:47 メッセージ: 1225
これは 1224 に対する返信です
しかし、wadakamaruさんのおっしゃること
も良くわかります。

現代ピアノで、ペダルを多用してロマンテ
ィックに弾かれた結果、バッハのポリフォ
ニーを台無しにしているケースも見受けら
れますね。

要するに、「楽器」よりも「奏法」ではな
いでしょうか。

ピアノであっても、ペダルを控えて対位法
の綾が浮き出るように注意すれば、ピアノ
の特長であるダイナミズムとパレット上の
多彩な色が生きると思います。

グールド以来、バッハをピアノで弾くこと
に新たな意味を見出したピアニスト達は
皆、この点に工夫が見られます。

逆にチェンバロは対位法的な描きわけが得
意な反面、ワンフレーズの中で強弱をつけ
ることができません。

そこでレオンハルト以来の古楽奏法を取る
チェンバリスト達は、アーティキュレーシ
ョンと微妙なアゴーギク(リズムのごく微
弱なゆらし)によって、細かいニュアンス
とフレーズ感を出しています。

つまり、カナメは「楽器」ではなく「奏
法」だと思うのです。

まあしかし、僕がヴァルヒャに惹かれるの
は「奏法」を超えたヴァルヒャの神がかり
的な「音楽性」にあるわけです、そう単純
な話ではないのでしょうが・・・

・・多用してロマンティックに弾かれた・・
投稿者:nemojun21
2002/ 5/22 11:31 メッセージ: 1226
これは 1225 に対する返信です
バロックの演奏スタイルとして「ポリフォニーの線をはっきり」というものがありますが、私はかなり疑問に考えています。

ルネッサンス〜バロックの建築にも見られますが、緻密な計算つまりは対称性、数の象徴性などは、何も“現世の人々”の為ではなく、神がわかればよいのです、という考え。

もう一つの理由として、バッハの教会でのオルガン演奏では、あらゆる声部が同等に弾かれたため響きは大きな音の固まりの流れになったといいます。(同時代のヘンデル、テレマンにおいては声部はかなり自由な増減を許していた。)

また、例えばフーガの主題の“入り”を認識できたところで、何が「表現」になるのでしょうか? 『マーフィーを探せ!』程度のお楽しみになると考えます。

確かに、ロマンティック(シューマンらのロマン派という意味においては)ではありません。何か対象があって、その対象に憧れを向けるのではなく、あくまでも「自分自身に」その対象の方向があるのが、バロックだと考えます(ヨハン・セバスティアンは限りなく、疾風怒濤に近いと考えています)。

以上を持って、バッハの音楽は頭で聴くものではなく、感覚的に聴くべきであると考えます。

楽器については、演奏会場の広さに関係します。

nemojun21さんへ
投稿者:skunjp
2002/ 5/22 13:18 メッセージ: 1227
これは 1226 に対する返信です
いろんな意見があるのですね。

大変興味深く拝読しました。

僕の名盤ゲット法
投稿者:skunjp
2002/ 5/22 13:33 メッセージ: 1228
これは 1 に対する返信です
皆さん、こんにちは。

僕の名盤ゲット法です。
まずPCMラジオでMDに留守録音します。

後で編集すれば中身はほとんどCDと同じ
です。

気に入らないものはどんどん消します。

普通の名盤はMDの形で残します。
(このコレクションが数百枚あります)

そして「これぞ!」という演奏のみ、CD
を買います。できれば中古盤で買います。

おかげでスゴーく安くすんでいます。

※PCMラジオはチューナーとアンテナで
4、5万円ほど、後は月600円で24時
間、素晴らしい音質でクラッシックが聴け
ます。毎月のおもな新譜も聴けますよ。

以下が番組表です。このURLから「クラ
ッシク7」を選ぶと見れますよ。

http://www.tfm.co.jp/MB/home2.html

無伴奏ヴァイオリン〜シャコンヌ
投稿者:juncoop
2002/ 5/22 14:09 メッセージ: 1229
これは 1 に対する返信です
シャコンヌについては、ヘンリク・シェリングと、クレーメルのCDで聴いてます。
他に、無伴奏ヴァイオリンの名盤てありますか?私は、弦楽器については、モダン楽器派なので、よかったらご紹介ください。

シャコンヌ聴き比べ
投稿者:skunjp
2002/ 5/23 10:32 メッセージ: 1230
これは 1229 に対する返信です
juncoopさま、皆様こんにちは。

シャコンヌを、ぼくの手持ちの演奏の範囲
で(モダンVn)聴き比べました。

最終的に一番心打たれたのはシゲティでした。

シゲティは音程が悪く、音がきたないと言
われますが、ヴィヴラートが大きいだけで
音程は悪くない。むしろ重音などとてもは
まっています。

「音」は確かにぶっきらぼうのところがあ
ります。でもこれは、シゲティの芸風。

たとえて言えば、大ぶりの彫刻刀で木を彫
り込み、削り出し、そのまま作品としてさ
し出してくる感じ。

仕上げにニスを塗ったり、ピカピカに磨き
上げることをしないだけの話です。

僕はシゲティの演奏を通して、シャコンヌ
が変奏曲であることに改めて目が開かれま
した。

変奏ごとに大きな音楽的出来事があり、そ
れを細大漏らさず表現するのです。

ポリフォニックな処理も素晴らしい。

バッハの音楽はたとえば、3人の人物が登
場する台本を、ひとりの役者が読むような
もので、声部の対照がはっきりすればする
ほど、音楽に意味と深みが増す。

平面から立体に変わるほどの圧倒的変化で
す。だからバッハの音楽は面白い。

バッハがそう書いているのですから、神な
らぬ人間に聴かせるためには、これをキッ
チリ描き出す努力が不可欠ではないでしょ
うか。

シゲティの演奏にはプラス熱い歌があります。

シャコンヌ追加↓
投稿者:skunjp
2002/ 5/23 15:50 メッセージ: 1231
これは 1230 に対する返信です
「星」は僕のスキスキ度であり、客観評価
ではない。

1.ムローヴァ ☆☆☆

僕のお気に入りムローヴァだが、この曲だ
け体温が低いという感じ。古楽奏法に変身
した彼女は、シャコンヌを叙情詩にした。

2.ベンヤミン・シュミット ☆☆☆☆

同じくモダン楽器の古楽奏法。右手で多彩
な表情を付けている。いろんな景色が見え
てくる点はシゲティと共通か。

3.テツラフ ☆☆☆

あまりいじらずに直球勝負。若々しい。

4.ヒラリー・ハーン ☆☆☆☆

モダン奏法。吉田先生のお気に入り。ハイ
ティーンの少女と思えない、成熟とスケー
ルの大きさ。じっくりとした超遅いテンポ。

5.カガン ☆☆

モダン。リヒテルのかつての盟友。ライブ
のためか。太い筆致で一筆書き。粗いが、
ぐいぐい攻めてくる熱気あふれる演奏。

6.ミルシテイン ☆☆☆☆

円熟した巨匠風。大河の流れのような流麗
さがある。完成度高いが若い頃の「辛口の
叙情性」は後退している。

7.シェリング ☆☆☆☆☆

いわずと知れたスタンダード。知情意のバ
ランスは最良。永遠の名盤。

8.クレーメル ☆☆☆☆☆

ヴァイオリンの魔性を感じさせるほどの、
圧倒的なコクとキレ。推進力が凄い。

9.カール・ズスケ ☆☆☆☆☆

すっきりとした知的な叙情。素晴らしい構
成力。何度聴いても飽きない。僕の愛聴盤。

10.加藤知子 ☆☆☆

しっかりしたテクニックに裏付けられた、
情念の演奏。タワーレコードで試聴したと
き膝が震えた。少し浪花節?

11.渡辺玲子 ☆☆☆☆

加藤よりスケールが大きく、情念が深い。
没入した歌は凄い。ヴィヴラートにもう少
し洗練度が欲しい。

※今回驚いたのは、これほど繰り返し聴い
 ても飽きないシャコンヌのすごさ。

オーボェとヴァイオリンのための協奏曲
投稿者:juncoop
2002/ 5/24 20:42 メッセージ: 1232
これは 1 に対する返信です
いろいろと情報ありがとうございます。
ところで
オーボェとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1060
この協奏曲は、バッハの2台のチェンバロ協奏曲BWV1060から伝えられる協奏曲で有名ですが、実際、オーボェとヴァイオリンのためのものかどうかは解りませんが、本当にこの編成にマッチした、いい曲ですよねーー。たまに聴くとその良さが再認識できます。
リヒター、パイヤール、レーデル、ポンマー、ヴィンシャーマン、ホリガー、マリナー、ミュラー=ブリュールなどの演奏で聴いてますが、パイヤールとシャンボン、ジャリの演奏がとても気に入っております。
まあこれだけの名曲なので、誰の演奏も問いませんね。

skunip さんへ
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/24 21:05 メッセージ: 1233
これは 1230 に対する返信です
skunip さん。一度にレスしようとするので、まとまりがないかも知れませんが。

> 「オーセンティック派」 対 「モダン派」
確かにこの論争には、skunip さんがお書きなった通りのことが、
今までいろいろ述べられています。
怒らずに聞いてくださいね。(^_^)
もしも、と言う話をしたら、バッハはピアノよりMIDIを愛好するかも知れません。

バッハ自身は、最後には楽器の特質を乗り越えた曲を作っていたようです。
もし、バッハがピアノを知っていたら、
(バッハは知っていたようですが、当時はまだ未熟な楽器だったので、
お気に召さなかったようだ、と何かの本で読みました。)
今あるチャンバロ曲が違ったものになっていたかと言うと、
たぶんそういうことになった曲は少なく、おおかたは
ピアノでそのまま演奏しても良いよ、と言ったかも知れません。
バロック時代は、後の作曲家のように、細かいところまで口出しせず、
お任せが多いようです。素材を与えるから、あとはおまえ達に任せる、
と、演奏家にゲタを預けているようです。

好きに演奏しても構わないし、好きに聴いても構わないけれど、
日本の民謡の伴奏をギターでしているようで、少し違和感ありです。
そういう演奏を聴く機会が増え、だいぶ耳慣れてしまったけれど。(^^)

> 「楽器」よりも「奏法」・・・?
確かに仰るとおりと思います。
拙い耳ですが、聴いていて響きの違うことがよく分かります。
でも全く分からないときもあります。だったら古楽器での演奏や奏法にこだわることもない・・
まさしくその通りです。
でもこだわりがあるのは、世間の意識でしょうか。
現代楽器の演奏がノーマルで、古楽演奏は何か特殊なもの。という風潮。
でもだいぶ前から、かなり変わってきています。
最近では、古楽演奏とモダン演奏の歩み寄りというか、
お互いの行き過ぎた部分の是正や、互いの長所の取り入れがあるようです。

> 僕の名盤ゲット法
確かに仰るとおりですが、大変な労力のようです。(-_-;

> シャコンヌ・・・
嫌いな事はないのですが、バッハの「無伴奏なになに」と言われるものは、
バッハの作品の中でも、楽しめないもの内の一つです。(^_^;
ピリオド楽器ですが、私が大ファンであるポッジャーなどはどうでしょう。

フーガとシャコンヌと
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/25 19:14 メッセージ: 1234
これは 1233 に対する返信です
バッハがヴィヴァルディのOp.3−11をオルガン・ソロ用に編曲していますが
このフーガを聴いて、ちょっと感じたことです。
フーガといえば、世間ではバッハの「おはこ」みたいですが、
実際は、当時は誰でも作っていたことだし、ヴィヴァルディの曲にもたくさんあります。
今述べた、Op.8−11も第2楽章は、フーガです。
ヴィヴァルディにフーガというイメージは抱きにくいようですが、
この曲を、原曲とアレンジとで聞きくらべてみると、
バッハとヴィヴァルディの曲の気質の違いが見えるかも知れません。

話題として出ていましたシャコンヌですが、
ヴィヴァルディにもシャコンヌがあり、そのRV114の終楽章を聞きくらべると、
もっと如実に気質の違いが見えてきそうです。
それは、バッハのBWV1004のシャコンヌほどの大作ではありませんが、
なんと軽快なシャコンヌだと思うことでしょう。
シャコンヌと言えば、ちょっと重々しいイメージがありそうですが、
ここでは大いにそのイメージを打ち砕かれてしまいます。

>オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
投稿者:otik_0608
2002/ 5/26 17:42 メッセージ: 1235
これは 1232 に対する返信です
 2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調BWV1060を「復元」した曲ですが、チェンバロ版をはるかにしのぐすばらしい曲ですね。特に第2楽章が最高です。
 2つのヴァイオリンのための協奏曲に「復元」した版もありますが、やはりオーボエ&ヴァイオリンが最もふさわしいように思います。
 私のお気に入りはビオンディ(ヴァイオリン)&ベルナルディーニ(オーボエ)、エウローパ・ガランテの演奏(ヴァージン)です。オーボエの音に色気(?)があって楽しめます。

wadakamaru さん
投稿者:skunjp
2002/ 5/27 12:37 メッセージ: 1236
これは 1233 に対する返信です
wadakamaru さん、皆さんこんにちは。

怒るなんてとんでもないです \(^o^)/

ピアノよりMIDI、なるほど・・・

グールドはバッハを、「楽器に支配されな
い作曲家」と言っていました。

カンタータなど、ブレスの配慮がほとんど
ゼロですが、バッハは「ちゃんと歌える」
ように音を省くより、「ちゃんと書かれて
ある」ことの方を重視したようですね。

ポッジャーはまだちゃんと聴いていませ
ん・・・(汗)

そのうち聴いてみたいです。

公園で聴いたリュート組曲
投稿者:skunjp
2002/ 5/29 17:26 メッセージ: 1237
これは 1 に対する返信です
先日の日曜日。

末っ子(3歳)を連れて、近所の公園に行
きました。

子供はアスレチックで遊ばせて、僕は木陰
のベンチに座り、MDでリュート組曲を聴
きました。

無伴奏チェロ組曲No.1の、佐藤豊彦に
よる編曲。

梢に風がそよぎ、したたるような緑が揺れ
ていました。

リュートにもこだわりが・・
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/29 20:44 メッセージ: 1238
これは 1237 に対する返信です
それなりのこだわりを持っていることに、自己満足をしているところでしょうか。
殆ど感覚だけで音楽を聴いているので、むつかしいことはよく分かりません。
ひとがサザンや氷川きよしを楽しむのと同じ感覚でバロックを楽しんでいるつもりです。(^_^)

ひとは思わぬものの見方を持っていて、
「ムムッ、そういう見方もあるのか」と思うことも多々ありますが、
なんでも包含する、という考えでありたいと思っているのです。
でも、自分の信ずるところが
やはり一番くつろげる所でもあります。

リュートはピアノと違って (^^; 好きな楽器です。
でも無伴奏のチェロ曲は苦手です。(-_-;
無伴奏のチェロ曲と、子供と散歩という、なんだか「聖」と「俗」の混在した不思議な絵ですね。

そういえば、リュートのための組曲というのがありますが、
それらの曲をリュートで聴いたことがないのです。
何か良いCDをご存じでしょうか。ギターやチェンバロならあるのですが。

バッハのリュート曲?
投稿者:sweelinck2001
2002/ 5/30 5:52 メッセージ: 1239
これは 1237 に対する返信です
昔、NHK-FMで日曜日、「NHKシンフォニーホール」というN響の演奏をオンエアする番組があって、その番組のエンディングが、いかにもバロックなギター曲でした。
おそらくバッハのリュート音楽をギターで演奏したものではないか、と思いこんだままこの問題は放置されてます。
どなたかご記憶の方おられませんか?

バッハの聖と俗
投稿者:skunjp
2002/ 5/30 17:37 メッセージ: 1240
これは 1238 に対する返信です
「聖と俗という区別は現代の物の見方であ
り、バッハの時代までは両者の間に画然と
した区別はなかった」とアーノンクールが
言ってました。

つまり「食べるのも結婚するのも、その他
生活全般が神様を中心として、神様のご栄
光のため」という信仰生活が自然なものと
してあった、ということでしょう。

リュートによるリュート曲演奏は、たとえ
ば最近出たエグエスという人のCDがお勧
めです。

毎朝聴くヴァイオリンソナタ
投稿者:skunjp
2002/ 5/31 9:57 メッセージ: 1241
これは 1 に対する返信です
30年前、ヴァイオリンソナタをシェリン
グ、ヴァルヒャで毎日のように聴いていま
した。

・・・この曲、僕の青春です。

その後もいろんな演奏で聴いて飽きませ
ん。以前は1番、4番を、スーク、グリュ
ミオーで聴くのが好きでしたが、古楽派に
一時こった後、今はモダン主体に聴いてい
ます。

最近は、3番、5番を、バルヒェット、ラ
クロアで毎朝聴いています。

これ良いですよ。
切々と歌う人間的なヴァイオリンです。

特に3番の第3楽章、5番の第1楽章。
深い慰めとを感じます。

・・・バッハの音楽にある慰めは何ものに
   もかえがたいです。

バルヒェット、ラクロア
投稿者:sweelinck2001
2002/ 5/31 16:18 メッセージ: 1242
これは 1241 に対する返信です
なつかしい名前ですね。
20年くらい前、FMでオンエアされていました。
「朝の名曲」だったような気がします。「音楽の部屋」かも。
ラジカセにタイマー録音した断片が今もカセットテープの終わり頃のすみっこに残っています。ほんの2分くらいですが。
肝心の曲は、未だに聴いてません(笑)
バルヒェットって、有名だったんですね。そっちの方に驚いてます。
ヴァーツラフ・スニーティルとか、ヤコバ・ムッケルとかイムレ・ローマンとか、2度と聞いた事のない名前の世界の人でしたが、ついに自分史上2人目です(笑)

Re:毎朝聴くヴァイオリンソナタ
投稿者:wadakamaru
2002/ 5/31 20:25 メッセージ: 1243
これは 1241 に対する返信です
> 30年前、ヴァイオリンソナタをシェリング、ヴァルヒャで毎日のように聴いていました。

なんと、私もです。(^_^) 正確にはもう少し後の20数年前ですが。
そしてもう一つの偶然。
先日、ポッジャーの話をしたので、彼女の無伴奏を聴いてその後、
今日はその続きと言うことで、彼女とピノックの共演の、
ヴァイオリンとチェンバロのソナタをかけて、おもむろにこの掲示板を見たところなのです。

3番のアダージョには、バッハの濃度の高い感情表現があるように思いました。
第3楽章は、パッサカリアかシャコンヌかという雰囲気で、なかなかいいですね。
イタリアバロックにはない重さを感じます。
でも、6番の3楽章チェンバロ・ソロがどういう訳か好きだったり、
チェンバロが表に出る曲につい、体を浮き浮きさせてしまいます。
5番の第1楽章もそうですが、なかなか渋好みでいらっしゃいますね。
短調なら4番の第1楽章もなかなかいい。
この曲は最初の妻を悼んで作ったのでは。というのをどこかで聞いたような。
ポッジャーはやや早めで演奏していて、昔聴いた記憶とはちょっと違うのですが。

それから
エグエスは、初めて聞きました。紹介、ありがとうございます。
ノートに記して、予定に入れておきます。

カンタータから第4曲
投稿者:gazoukinng
2002/ 5/31 22:02 メッセージ: 1244
これは 1161 に対する返信です
http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20020530_082458.html

、カンタータンから第2曲
投稿者:gazoukinng
2002/ 5/31 22:03 メッセージ: 1245
これは 1 に対する返信です
カンタータンから第4曲をご紹介します。


投稿者:gazoukinng
2002/ 5/31 22:04 メッセージ: 1246
これは 1245 に対する返信です
http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20020530_081512.html

聖マリア大聖堂で,
投稿者:gazoukinng
2002/ 5/31 22:10 メッセージ: 1247
これは 1138 に対する返信です
http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20020216_165118.html


バッハ:フランス組曲第3番メヌエット


http://www.issay.com/wordlinker/M20020113_020927/M20001122_000000.html

ゴールドベルク変奏曲全曲
投稿者:gazoukinng
2002/ 5/31 22:23 メッセージ: 1248
これは 1 に対する返信です
http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20010613_103006.html


http://www.issay.com/wordlinker/M20001201_091256/M20010605_055108.html

ヴァイオリンソナタNo6〜第三楽章
投稿者:skunjp
2002/ 6/ 3 16:11 メッセージ: 1249
これは 1243 に対する返信です
ヴァイオリンソナタの一つの楽章を丸ごと
チェンバロ・ソロにするなんて!

ホント、バッハは不思議な作曲家です。

でもこれがまた良い曲なのですよね!

・・・しかし、なかなか名演が少ない。

その点でも、バルヒェット/ラクロア組
は、ラクロアのチェンバロが最高。

さあ俺の出番!と「ジャカジャカ」弾く人
が多い中、ラクロアのソロは夢見るように
優雅・・・

BWV1019〜第3楽章
投稿者:otik_0608
2002/ 6/ 3 22:03 メッセージ: 1250
これは 1249 に対する返信です
 「ヴァイオリン・ソナタ」なのにこの曲だけチェンバロ・ソロ!しかもゾクゾクするようなイイ曲なので、初めて聴いたときは本当にビックリしました。
 全6曲のヴァイオリン・ソナタの中で第6番BWV1019は、第5番BWV1018の次に好きな曲です。
 私が愛聴しているのはハジェット&コープマン盤(フィリップス)です。コープマンは「ジャカジャカ」派の最右翼で、第6番第3楽章も熱気あふれる演奏を聴かせてくれます。人によっては好みが分かれそうですが、私は「ジャカジャカ」した演奏が結構好きなので、このCDをよく聴いています。チェンバロの音もとてもキレイです。

コープマン、ハジェット盤
投稿者:skunjp
2002/ 6/ 4 16:20 メッセージ: 1251
これは 1250 に対する返信です
コープマン、ハジェット盤もいいですね。

コープマンは元気はいいけど、決して「ジ
ャカジャカ」とうるさくならない所が素晴
らしい。

結局、リズムの揺らしが絶妙だったり、タ
ッチがきちんと揃っているからなのでしょ
うね。

ピアノ・トランスクリプション
投稿者:skunjp
2002/ 6/ 4 16:30 メッセージ: 1252
これは 1 に対する返信です
以前はゲテモノに思えていたピアノ編曲モ
ノですが、ヒューイット盤(ハイペリオ
ン)で目が開かれました。

とても自然で美しい演奏です。
敬虔な雰囲気もあります。

昨日、手に入れたナクソス盤が、また興味
深いものでした。

ラフマニノフ編曲自演のVnパルティータ
No3で始まるこのCD。

コルトー、ギーゼキング、バックハウス、
ルービンシュテイン等の、20〜40年代
の録音ですが、巨匠の妙技がたっぷり味わ
えます。(聴きやすいリマスタリング)

特に、コルトーのクラヴィア協奏曲ト短調
の第2楽章など、熟れきった果実のようで
陶然となります。

RE:コープマン、ハジェット盤
投稿者:skunjp
2002/ 6/ 5 13:03 メッセージ: 1253
これは 1251 に対する返信です
自己レスですが・・・

otik_0608さんに触発されて、昨夜、コープ
マン、ハジェット盤のヴァイオリンソナタ
をじっくり聴きました。

ヴァイオリンソナタは全6曲の自筆譜がな
く、筆写した人がそれぞれ、いろいろなタ
イトルを付けたそうです。

その中で、「チェンバロとオブリガートヴ
ァイオリンのためのソナタ」というのがあ
ります。

コープマン盤の特長はこの一語に尽きるよ
うな気がします。

本当に、音楽的な内容がぎっしり詰まった
雄弁なチェンバロで、そこにハジェットの
ヴァイオリンがはまって(音程完璧)、2
重奏というより、1人の演奏家による絶妙
なトリオソナタを聴く思いがしました。

この6曲の多様性に目が開かれる名演です。

カンタータの歌詞
投稿者:skunjp
2002/ 6/ 6 17:14 メッセージ: 1254
これは 1 に対する返信です
皆様にお願いです。

私はだいぶ以前からカンタータ全曲の歌詞
のみ手に入らないものかと思っています。

リリングで全集を持っていますが、外盤な
ので・・・

情報をお持ちの方、いらっしゃいますか?

チェンバロの生演奏聴きたい!
投稿者:butter_roll
2002/ 6/ 7 20:18 メッセージ: 1255
これは 1215 に対する返信です
おはこんばんちは
バッハのパルティータ3番(827)をチェンバロの生演奏で聴きたいです。
日本でチェンバロのコンサートってやってんの?誰か教えてください。

re:カンタータの歌詞
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/ 7 21:08 メッセージ: 1256
これは 1254 に対する返信です
これは、日本のバッハカンタータファン共通の願いだと思うのですが、今のところだめです。(お久しぶりです。ご無沙汰しています。)

カンタータの日本語訳はいくつかありますが、いずれもレコード会社との契約で行われたようで、独自の出版の見込みはありません。また、Philip Ambrose氏のように、フリーで全訳詞を提供しようと言うような貴重な方も日本では現れていません。
Bach-cantatas-mailing listのArye Oron氏が、私などに「日本語の訳詞のサイトはないのか」と問い合わせてこられるような状況なのですから、推して知るべしです。

とりあえず、英語ならば全訳詞が以下のページにあります。(ただし、これはリリングの新全集の訳詞と同一です。)

http://www.uvm.edu/~classics/faculty/bach/index.html

拙ホームページからは、個々の作品の訳詞へのリンクを作っています。

http://pine.zero.ad.jp/kuzunoha/cantata/bachcantata.htm

ともあれ、日本語の訳詞をきっちり載せているサイトの出現を望みたいものです。

Re:チェンバロの生演奏聴きたい!
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/ 7 22:10 メッセージ: 1257
これは 1255 に対する返信です
横レスですが。
今、急にBWV827を演奏するリサイタルを聴きたいと思っても、
よほど偶然がない限り、それは無理でしょう。
しかし、チェンバロのリサイタルは探せばいろいろあるのでは。

参考までに、
http://homepage1.nifty.com/yoshida/ticket/
http://homepage1.nifty.com/emkansai/index.html

現在の所、チェンバロはなさそうですが、これは気長に探すしかありません。
上のサイト以外にも、探せばいろいろあるのではないでしょうか

チェンバロの生演奏
投稿者:couperin1966
2002/ 6/ 8 6:46 メッセージ: 1258
これは 1255 に対する返信です
お目当ての曲ではないですが、日本でチェンバロのコンサートは結構ありますよ。

http://users.hoops.ne.jp/mcmlxvii/concert.htm

あと、古楽情報誌「アントレ」にはたくさんの演奏会情報が掲載されています。

情報ありがとうございます
投稿者:butter_roll
2002/ 6/ 8 21:42 メッセージ: 1259
これは 1258 に対する返信です
皆さん情報ありがとうございます。
地道に探してみます。

中庸が良いんじゃないでしょうか?
投稿者:weballergy_sonata
2002/ 6/ 9 0:09 メッセージ: 1260
これは 1170 に対する返信です
「心」×「知識」=「おー、この曲ええやん」

で、どうでしょうか?

僕もバッハは好きですが、それが原因でピアノを習い始めまして、
いろいろ音楽的知識に対する興味も増えるようになり、それによってまた違った角度、視点でもって、
バッハを斬ることができました。
もちろん心で斬ることも忘れていませんよ。

まぁ、心で感じることが第一なんでしょうけど、知識が良い道具であることは僕は否定しません。

要は中庸ってことではないでしょうか?
知識、心、どちらかに極端に偏るのではなくて、うまくバランスをとれれば、これに越したことはない、と思うのです。

RE:カンタータの歌詞
投稿者:skunjp
2002/ 6/10 10:29 メッセージ: 1261
これは 1256 に対する返信です
kuzunoha_bach さん、こんにちは。
(こちらこそご無沙汰してます)

カンタータの日本語歌詞。
やはり、まだダメなのですね。うーん。

誰か訳してくれませんかね。
出版したら結構、売れると思うのです
が。

・・・待ってます。

(あるいは私が英語をちゃんと勉強すると
 か・・・)

RE:中庸が良いんじゃないでしょうか?
投稿者:skunjp
2002/ 6/10 11:00 メッセージ: 1262
これは 1260 に対する返信です
weballergy_sonata さんの意見に賛成!

バッハを「心で」聴くか「頭」で聴くか、
という議論を時々目にしますが、

「どこで聴こうとお好きなように」

ということでヨロシイのではないでしょうか?

要は「好き、愛してる!」ということ。

・・・だいぶ昔の話ですが、僕の修業時代、
ある人(僕の師匠のような人)にこう言わ
れました。

「あなたはクープランをよく聴くけれど、
クープランのたとえば装飾音符の区別を
ちゃんと理解しながら聴けてるの?
私はクープランなんてちっとも良いとは思
わないけど」

僕はちょっとガーンと来つつも、こう答え
ました。

「貴女はクープランを理解しているかもし
れないが好きじゃない。

僕はクープランを理解していないかもしれ
ないが大好きだ。

理解できることより、好きであることの方
が貴いと思うよ」

・・・まず「好き」が基本。

「知識」は、対象への愛を強めるものでな
ければ意味がありませんね。

まったくその通り、だと思います。
投稿者:mont_54
2002/ 6/10 12:49 メッセージ: 1263
これは 1262 に対する返信です
実は昨日、チューリヒバレエ団によるコンテンポラリーバレエ
「ゴルドベルグ変奏曲」を鑑賞してきました。

ピアノ(演奏)などお世辞にも上手いとはいえず、
音響も決して評判のよろしくないオーチャードH
コンテンポラリーダンス特有の「思い込み」の激しさ等、

人によってはボロクソにけなされると思います。
(そもそもオーセンティック派には堪えられない?)

しかし、自分がこの世で最も愛するゴルドベルグに、
大好きなバレエが合わさって、
「今、私は世界一の幸せ者になっている」
感動に体が打ち震えました。

不思議な事に、下手なピアノも自分の頭の中では
しっかりと名演に補正されて響いてくるのです。

>「心で」聴くか「頭」で聴くか

私は昨日、まさに肌で感じ、魂で涙してまいりました。

バッハを十倍楽しむ法
投稿者:skunjp
2002/ 6/10 15:23 メッセージ: 1264
これは 1263 に対する返信です
mont54さん、良い思い出ができましたね。

・・・さて、「対象への愛を深めるための
知識」という点では、バッハほどふさわし
い例はないかもしれません。

これは「バッハを十倍楽しむ法」と名付け
ても良いと思うのですが、

あのゴールドベルクを、いつもの聴き方を
やめて、たとえば「左手中心」で(低声部
に意識を集中して)聴いてみると、また新
たな世界が開けます。

いわば、水中から青空を仰ぎ見るような感
覚になります・・・

本当にバッハはスゴイ!

RE:バッハを十倍楽しむ法
投稿者:mont_54
2002/ 6/10 16:13 メッセージ: 1265
これは 1264 に対する返信です
そういえばskunjp さんには以前、アンマーチェンバロの魅力について
体験談を交えた貴重なお話を伺っていましたよね。

その時のお礼も未だ申し上げていなかった。ありがとうございます。

さて「左手中心」のお話ですが、実をいうと私個人の音楽体験から
アンサンブルの場合など特に、リズムセクションの存在方に自然と
耳が傾きがちになるのです。

グールドの演奏など特に、あの抜群のリズム感と左手の強さから
(左利きだったと聞いたことがありますが)
通奏低音部に遠慮会釈なくスタカートを入れてくるあたり、
実に生き生きとした魅力的なバッハが表現されていると思います。
それがまた逆にあのピアニシモの類い希なき美しさを生んでいるようで…

まさに、現代に蘇るバッハとの感があります。

ジャズミュージシャン(特にピアノ)の多くが、揃いも揃ってバッハに走る
という現象も、あの絶妙な和声構造に表現方法の無限性・神秘性を
感じているからなのかも知れません。

それにしても
>いわば、水中から青空を仰ぎ見るような感覚

何時うかがっても、skunjp さんの豊かな表現力には脱帽します。

左利き
投稿者:skunjp
2002/ 6/11 14:42 メッセージ: 1266
これは 1265 に対する返信です
mont54さん、皆さんこんにちは。

>アンサンブルの場合など特に、リズムセ
クションの存在方に自然と耳が傾きがちに
なるのです。

日本人にしては珍しいですね。

僕などは長い間、おもにメロディー中心で
しか聴けていませんでした。

それにしても、グールドが左利きだという
話・・・なるほどと納得しました。

しかしグールドほど、他のピアニストと大
きく違いながら、あれほどの説得力を持つ
ピアニストはいないかもしれませんね。




>表現力

・・・恐縮です(汗)。

最近の戦果
投稿者:skunjp
2002/ 6/14 10:42 メッセージ: 1267
これは 1266 に対する返信です
先日、吉祥寺ディスクユニオンにて、

<バッハ:ミサ ロ短調>(2枚組)
ドロットニングホルム・バロック・アンサ
ンブル/アンデシュ・エビー指揮を、
900円でget

ソリストと合唱団は、クリスティーナ・ヘ
グマン(ソプラノ)モニカ・グループ(メ
ゾソプラノ)ハワード・クルック(テノー
ル)ペッテリ・サロマー(バス)、ミカエ
ル室内合唱団 

エビーは、かのエリクソンの弟子らしい。

ピリオド楽器使用。

北欧の風を思わせるような(行ったことな
いけど・・・)さわやかな演奏。

ヘグマンとモニカ・グループが秀逸。

・・・大満足。

パルティータ
投稿者:Juliette1540005
2002/ 6/16 15:10 メッセージ: 1268
これは 1 に対する返信です
以前ハープ演奏(吉野直子さん)のパルティータを聞いてすごく心地よかったのを覚えています。今度はピアノで聞いてみたいと思います。どなたのがお薦めですか。お詳しい方、教えて頂けませんでしょうか。

re:パルティータ
投稿者:mont_54
2002/ 6/16 15:49 メッセージ: 1269
これは 1268 に対する返信です
こんにちはJuliette1540005 さん、初めまして。

パルティータのピアノ版でしたら、やはりグールドがいいでしょう。
といっても、グールド中毒の私の意見ですから、今ひとつ客観性には
欠けるかも、でもこの場合の客観性って何か意味あるんですかね。
(自分で言っておきながらトッテモ変・・・笑)

ただし、グールドのパルティータで気を付けなければならないのは
5番・6番です。
録音年代の違いもあって、それぞれの第1曲目と最終曲
前奏曲(5番)トッカータ(6番)ジーグ(5・6番共)以外の
それぞれ中すっぽりがモノラル音源なのです!

これは聴いていて、いや何度聴いても違和感を禁じ得ません。
(演奏自体は凄いんですが)
為に、私は1〜4番までしか通しでは聴きません。

個人的には2番と4番が特に気に入っております。
グールドのピアニッシモの魅力(美しさ)が溢れています。

この2枚組は、小プレリュード集やプレリュードとフゲッタ等が
カップリングされており、これもお薦めです。

あと、ピアノではアルゲリッチも確か2番だけですが、
素晴らしい演奏を披露しています。
ただし、
いわゆるショパン弾きの演奏で、やや感情過多といえるでしょう。

グールドのパルティータ5,6番
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 6/16 17:24 メッセージ: 1270
これは 1269 に対する返信です
> それぞれの第1曲目と最終曲前奏曲(5番)トッカータ(6番)ジーグ(5・6番共)以外の
> それぞれ中すっぽりがモノラル音源なのです!

最近のCDはそうなんですか。
私が持っている古い盤(CBSソニー、56DC 178〜9, 1984年発売)は、5番と6番は全曲モノラルです。
6番のトッカータは、途中からひどいノイズが入っていて、「オリジナル・テープに入っておりますので
ご了承ください」と断り書きがついています。
これは、現在の盤でもそうなんでしょうか?

パルティータのピアノ演奏
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/16 19:25 メッセージ: 1271
これは 1268 に対する返信です
パルティータをピアノで弾く人というのは、最近案外少ないようです。

全曲録音としては、ギーゼキング、バドゥラ=スコダ、デムス、トゥレック、グールド、ワイセンベルク、ヴェデルニコフ、シフなどですが、いずれもかなり昔の録音。最近ではヒューイットぐらいしか思い浮かびません。

個々の演奏では、アルゲリッチの2番も良いですが、私にはリパッティの1番が忘れられない名演です。

私はヒューイットのは聞いていないのですが、他の録音から推測すると、「心地よく」というイメージにはぴったりかも知れません。

バッハのピアノ演奏
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/16 20:00 メッセージ: 1272
これは 1269 に対する返信です
これは、パルティータだけのことでは有りませんが。
mont 54 さん、一人のアンチ・グールドファンとしての意見ですので、
あまり気を悪くなさらないで、お聞き下さい。

グールドはどこでも大人気ですが、
どうも私には異様な演奏としか思えません。
個性が出すぎて、J.S.グレン.バッハかな。
ちょうど、モナリザをピカソ風にデフォルメしているように感じます。
(だとすると、アルゲリッチは聴いたことないけれど、もっと過激なのかな。)
モナリザもピカソも好きですが、この二つが合わせると、
手術台の上で雨傘とミシンが出会ったという感覚です。

ちょっと水を差すような書き込みで、すみません。
クラシック界の一般的な感覚から行けば、ピアノが普通で、チェンバロは特殊という感覚でしょうが、
逆に最初からバロックだけを聴くものにとっては、ピアノはきわめて特殊な楽器です。
特にグールドは、ピアノ演奏においてもさらに異端児的です。
とはいっても、世間で言うほど異端的な演奏でもありませんでしたが。

初めてバッハを聴こうと思っている方は、まずはチェンバロでの演奏を聴いてから、
ピアノでのトランスクリプション(と、あえて言います)を聴いてみては如何でしょう。
先にピアノを聴いてしまうと、デフォルメされたバッハしか見えないような気がします。
ただ、チェンバロ演奏だからバッハの想念が我々に伝わっているかと言えば、
一概にそうは言えないという、印象も持ちますが。

みなさん、レス有難うございます。
投稿者:mont_54
2002/ 6/16 21:23 メッセージ: 1273
これは 1 に対する返信です
katochan_kenchan さんお久し振りです。

ご所有の旧盤が5番と6番は全曲モノラルとの件、貴重な物をお持ちですね。
私の新盤にも「5番、6番は、これまで発売されたディスクではモノラル録音
となっていたが・・・」との訳註があります。

お尋ねの「断り書き」の件ですが、その通りであります。
一応転記しておきますと
「一部ノイズはオリジナルマスターテープに存在するため、ご了承ください
グールド自身の声(ハミング)も一部ございます」
となっております。今でも

wadakamaru さんとはこれまでも、何度かお話しの機会を得ていましたね。

>あまり気を悪くなさらないで・・
まったくご懸念は無用であります。

>個性が出すぎて、J.S.グレン.バッハかな。
すいません。もし宜しければこのフレーズをそっくり私に
頂戴する訳にはまいりますまいか?(とても気に入りました)

ただ、
>先にピアノを聴いてしまうと、デフォルメされたバッハしか見えないような・・
これはどうでしょうか?

私など、まさにピアノを聴いてからチェンバロを聴いたクチ(時代背景)ですが
それでも、チェンバロの魅力にとり憑かれております。

投稿主の Juliette1540005 さんがピアノ版のパルティータというご所望でしたので
おせっかいながらグールドをお薦めした次第であります。
もし、チェンバロ版でということでしたら、恐らくルセやヴァルヒャを推薦していた
と思います。

>ピアノが普通で、チェンバロは特殊という感覚
これは私には全くありません。
誠にもって、どちらも素晴らしい楽器ではありませんか?
とはいえ、
多少なりとも考え方が違うかな、と認識しているのは
音楽には「べき論」を持ち込まない、という私の考え(というより嗜好)です。
今、つたないギターでゴルドベルグに挑んでいます。

特に古楽のご造詣に深いwadakamaru さんには、これからも色々と
教えていただきたい事も沢山ありますので、今後ともよろしくお願い致します。

お礼・パルティータ
投稿者:Juliette1540005
2002/ 6/16 21:54 メッセージ: 1274
これは 1271 に対する返信です
みなさま、パルティータに関してのレスをたくさん頂きましてありがとうございました。皆さまとってもお詳しいですね。びっくりしました、と同時に感激しました。とりあえず挙げて下さった方々の演奏を少しづつ聴いてみようと思います。実は私は自宅で心理カウンセリングと言いますかセラピーのようなことをやっているのですが、ある日カウンセリングの時に、たまたまあったハープ演奏のパルティータを小音量でかけてましたらその日いらした方々全員から、とても素敵な音楽ですね、気持ちがほぐれます、心が落ち着きます、というコメントを頂いたものでその思いがけないヒーリング効果(?)に驚いたものでした。それでまた最近私も改めてちゃんと聴いてみようと思ったのです。
チェンバロ演奏のものは聴いてはみたのですが確かに『バッハな雰囲気』は感じられますが今ひとつ私にはしっくりこないようです。自分がピアノを昔やってたせいか、やはりピアノの調べが好きですね。

皆さまのご意見を参考にさせて頂きながら自分に合ったパルティータを探していこうと思います。本当にありがとうございました。お礼まで。

愛するパルティータ
投稿者:skunjp
2002/ 6/17 10:59 メッセージ: 1275
これは 1274 に対する返信です
皆さんこんにちは。skunjpです。

PCを開いてみれば大好きなパルティータの話題。
僕も参加させてくださいね・・・ \(^o^)/

パルティータはNo.1をずっと昔、ヴァルヒャで聴きそめ、
愛してきました。

うら若い貴婦人の歩みのような最初のテーマからしてもう、ふるい
つきたくなるほど好きです。

Juliette1540005さんの紹介されたハープ演奏は、この曲の「愛らしさ」
を一段と強調するものだと思います。

さて、撥弦楽器であるチャンバロは、ハープに近いとも言えますが、
Juliette1540005さんは、やはり聴きなじんだピアノにひかれるので
すね。

ピアノによるパルティータの名演では、皆さんお書きのように、
グールド、シフ、ヒューイット、リパッティ(1番)、アルゲリッチ
(2番)等があり、いずれも素晴らしいですね。

・・・個人的には、とても詩的なシフに惹かれますが。

さらに、僕としてはこれに加えて、グードと、ポブウォッカを上げ
させていただきます。

グードはアメリカの隠れた巨匠ピアニスト(年齢は50代くら
い?)ですが、バックハウスを思わせるようなコクのある音色
と構築力があり、さらに音楽にみずみずしい叙情があります。

4番、5番、2番を録音しています。(早く完結して!)

4番などは「王の入場」を思わせる、気品と風格に満ち、
普通、小ぶりになりがちな5番も大音楽になっています。
2番は悲愴な激情が抑制され、しっとりとした仕上がり。
(録音優秀) これは、僕のおすすめNo.1です。

ポブウォッカはロシアの中堅女流。(全曲盤)
スケールの大きい堅牢な技術に裏付けられた、ややロマン
ティックで、かつ詩的な演奏。
(録音優秀、ちょっと残響が多いが)

あと、ペライヤが録音しないかなー・・・長文多謝

リチャード・グード!忘れてた。
投稿者:mont_54
2002/ 6/17 11:50 メッセージ: 1276
これは 1275 に対する返信です
そうそう、私もグード(特にパルティータ)はいいと思います。

この人は実にピアノという楽器を掌握しきっている、というより
ピアノに対して全幅の(揺るぎのない)信頼をおいているような、
それが聴いている側に安心感を与えてくれるような…

この点では、グールドとは見事な好対照(正反対)をみせてくれます。
(名前は似てるけど…笑)

アコーディオンのバッハ
投稿者:skunjp
2002/ 6/17 15:39 メッセージ: 1277
これは 1272 に対する返信です
wadakamaruさん、こんにちは。

>手術台の上で雨傘とミシンが出会ったと
 いう感覚

・・・とっても面白い表現ですね。

さて、イギリス組曲の名演で、アコーディ
オンのものがあります。

シュテファン・フッソングという人の演奏
ですが、初めてこの演奏を聴いたときに
は、とても違和感がありました。

非常にうまいのですが、アコーディオンと
いう楽器の音色がいかにも「チープ」に聞
こえてしまい「いくら巧くてもちょっとこ
れはいだだけないな」と思ったものです。

ところが人間とは不思議なもので、何回か
くり返し聴くうちに良さがわかってきたの
です。

アコーディオンの反応の早いシャープな音
は、バッハの疾駆するようなスピード感を
良く表現し、また音色にモダンな感触があ
るので、自在な強弱で歌われるフレーズが
とても新鮮に感じられます。

「うん、いいじゃないアコーディオン」
と、今はとても楽しんで聞いています。

ps.「最初に聴くのがグールド」という
のは、僕もwadakamaruさん同様、「それは
ちょっと」という感じです。グールドはい
ろんな演奏を聴くほどに、その凄さがわか
るような気がします。

mont_54 さんへ
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/17 20:48 メッセージ: 1278
これは 1273 に対する返信です
昔、知り合いにヤマハでピアノを教えている人がいて、
その人にカール・リヒターのゴルトベルクを聴いてもらった感想が、
「なにー これ、こんなの聴いてられないわー」と最悪の評価でした。
リヒターは結構派手な演奏をするので、それが気に入らなかったのか、
チェンバロの音色に拒絶反応があったのか、どちらかは分からなかったのですが、
結構お気に入りだったので、ちょっとがっかりというか、人の好みはいろいろだな、
と思って自分を慰めた事がありました。
昔話でした。

なんでもかんでも聴ききれるほどの、物理的精神的キャパシティーがないので、
ある程度偏りは出来てしまいます。意見は意見として言うことはありますが、
基本的には、なんでも聴いてやろう。と言う精神です。
それと、楽器がどうこうとか、誰の演奏がどうのと言うよりも、
バッハの曲のどこがどうの、と言う方が楽しいです。
また色々バッハのこと、お聞かせ下さい。

ps:「J.S.グレン.バッハ」は、ご自由にお使い下さい。(^_^)

skunjp さんへ
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/17 21:00 メッセージ: 1279
これは 1277 に対する返信です
「手術台の上で・・・・」
は、他人の言葉の受け売りです。(^^;)
シュルレアリズムのことについて言った言葉です。

絵画ならなんでも見るのに、音楽となるとどうも限定されてしまいます。
でも昔はハードロックと言われるものをがんがん聴いていたのだけれどね。

正直なところ、同じ曲をいろんな演奏家で聞き比べをするのも大変で、
ときどき面白そうなものを買ってみる程度です。
だから、それほどお好みでないピアノ演奏はどうしても後回しになってしまいます。
却って、珍しいアコーデオンに興味が湧きます。
ゴルトベルクでは、いろんな楽器の演奏をコレクションしようしています。

イギリス組曲といえば、その昔毎日のように聴き込んだ頃がありました。
特に2番のプレリュードと、5番のパスピエがお気に入りかな。

一口にチェンバロと言っても・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/17 23:15 メッセージ: 1280
これは 1278 に対する返信です
演奏者やメーカーによっても、その音色・表現方法などは千差万別ですよね。

wadakamaru さんが日頃感じておられる、チェンバロに対する
世の中の偏見(?)の背景には、
こうしたチェンバロのそれぞれの特徴・独自性(ユニークさ)に
対して、以外と無関心・無頓着な傾向があるせいかも知れませんね?

自称「アンチ・グールドファン」のwadakamaru さんから見れば、
「グールドはどこでも大人気」と映るのかも知れませんが、

グールド中毒の私から見ると「まだまだ」です(笑)

>昔、知り合いにヤマハでピアノを教えている人がいて〜

という話で思い出したのですが、私の知っているある人が
「ヤマハでピアノを教えている人」にグールドの話をしたところ、
「グールド?ひょっとして、うなりながらピアノを弾く人のことですか?」
ですって。
ピアノを教えている人だからといって、その程度の認識しかもたない人も
随分いるようです。

逆に、皆が皆グールドばかり聴きだしても気味悪いですね。

でもバッハこそは、誰がどんな楽器を使い、どんな解釈で演奏を試みようと、
心に染み入る魅力にみちた音楽と言えるのではないでしょうか?

パルティータ第6番
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 6/18 1:12 メッセージ: 1281
これは 1273 に対する返信です
> 「5番、6番は、これまで発売されたディスクではモノラル録音
> となっていたが・・・」との訳註があります。

おお、そうなんですか。それだけでも、新盤を買う気になってしまいました。
私は6番のトッカータ、サラバンドとジーグが大好きなもので、トッカータとジーグだけでも
ステレオ録音があるのだったら、それを聴かない手はないと思うので。
ちなみにグールドもパルティータではこの第6番が一番好きだったそうですね。
(それだったら再録音してくれれば良かったのに)
ちなみに、この第6番では、チェンバロのヴァルヒャの録音も、異様な緊張感に満ちたもの
だった記憶がありますが(20年ほど前に、FMでかかっていたのを聴いた時の記憶ですが)、
今の奏者ならもっとあっさり弾いてしまうものなんでしょうかねえ。

6番のトッカータは名曲!
投稿者:mont_54
2002/ 6/18 13:04 メッセージ: 1282
これは 1281 に対する返信です
だと思います。

私も大好きな曲で、これ一曲の単品でも充分に感動が味わえる。

形式的には「トッカータとフーガ」なのでしょうが、
バッハ若かりし頃の作品(ニ短調) に比べ、対位法手法もしっかりしています。

何といってもこの曲の魅力(特徴)はアルペジオ(分散和音)の妙にありますね。
のっけから、まるで地から湧き出るような符点つきのアルペジオにまず圧倒され、
9〜12小節(実際は8小節目の第4拍)から2声による語りかけるようなモチーフ、
9〜10小節と11〜12小節ではソプラノ声部とバス声部が攻守交代のあでやかさ。
21小節目からも、ほぼ同様の旋律が再現され(でもバス部の度が違う)
おまけにフーガの主題にもしっかりと通じて、このあたりまさにバッハの面目躍如。

まー鍵盤楽器どシロート(というより全くの下戸)の私などより、
skunjp さんがもっと気の利いた解説をしてくれるかも知れません(笑)

勝手に期待しちゃおうかなー? なんて・・・

No6 〜 おっしゃるとおりです。
投稿者:skunjp
2002/ 6/18 14:18 メッセージ: 1283
これは 1282 に対する返信です
パルティータNo.6は、パルティータと
いう山脈にあって、ひときわ高い秀峰。

おっしゃるとおり、トッカータ単品でも完
成された世界ですね。

バッハは時に、ラプソディックで嵐のよう
な作品を書いていますが、息子の「疾風怒
濤」をはるかにしのぐ、鬼気迫るような曲
になっています。

この曲の秘密は、mont54さんの語られた通
りだと思います。気の利いた解説というこ
とですが(・・・冷汗)家に帰ってから、
ゆっくり聴き直してみます。はい。

・・・表情的なアルペジオに加えて、和声
法に秘密があるように感じます(特に減7
の和音)

しかし、トッカータも凄いですが、サラバ
ンドも凄いですねー。

演奏者もこの6番では、特別なインスピレ
ーションが乗るのか、名演が多いですね。

ヴァルヒャ、グールド以外では、あのレオ
ンハルトが、いつもの端正な風貌をかなぐ
り捨てて、髪振り乱して弾いている風情の
CDが印象に残っています。

それにしても・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/18 18:53 メッセージ: 1284
これは 1281 に対する返信です
グールドのパルティータ5・6番

>それだったら再録音してくれれば良かったのに

まったくですよねー (激しく同意)

特にグールド晩年の悟りに到達した?ようなあのタッチで聴いてみたい
とは、ファンなれば誰しもが思うところですよね。

あの圧倒的な説得力で今一度、迫られてみたかった。

パルティータ1番
投稿者:futureofsacd
2002/ 6/18 20:57 メッセージ: 1285
これは 1268 に対する返信です
ちょっとこちらの掲示板で
投稿するのは勇気が要りますが
わたしは昔のジャック・ルーシェが最高です。
耳について離れないです。

心の嵐
投稿者:skunjp
2002/ 6/19 11:34 メッセージ: 1286
これは 1283 に対する返信です
一時期凝ったレオンハルトですが、今はあ
まりCDを持っていません。

パルティータNo.6で、「髪振り乱し
て」と書きましたが、昨夜、寝入りばなに
レオンハルト(セオン)を聴くと、そのよ
うな熱狂ではなく意外と冷静でした。

旧盤での印象だったのでしょうか・・・

しかしこのパルティータNo.6は、全曲
が緊密に連携し合って、有機的に構成され
ているという気がしました。

トッカータで特徴的なのは、mont54さんが
おっしゃった表情的なアルペジオと、最後
に決まるドキッとするような減7和音の
他、「和声の半音階的な推移」があると感
じました。

半音ずつ上昇して転調していく和声が、と
てもラプソディックなのです。

これと似た例として、イギリス組曲No.
3のサラバンドがあります。あちらは半音
ずつ下がっていって、どんどん地の底まで
降りていくような不安感・・・この表現
は、ヴァルヒャが秀逸です!

さて、パルティータNo.6に戻りましょう。
トッカータが終わって、アルマンドに移る
ときの呼吸の素晴らしさ!

サラバンドはトッカータの雰囲気を拡大、
深化させて、まるでリズムを取っ払ったよ
うな即興的様式。アルペジオの嵐・・・

このバッハは、「キレた」バッハです。
バッハにも「心の嵐」があったのでしょうね。

re:パルティータ1番
投稿者:mont_54
2002/ 6/19 14:14 メッセージ: 1287
これは 1285 に対する返信です
futureofsacd さんこんにちは。

この曲は、よく目覚めの1曲に利用しています。

特に天気の良い朝など、カーテンの隙間から差し込む
朝日の中で静かに聴いていると、

その日一日が爽やかな気分で過ごせそうな気分になります。

残念ながらジャック・ルーシェのは聴いた事はないのですが・・・

re:心の嵐
投稿者:mont_54
2002/ 6/19 14:16 メッセージ: 1288
これは 1286 に対する返信です
じっくり読ませていただきました。

それにしても、見事にエスプリの効いた解説を有り難うございます。
(しかもノーギャラで・・・笑)

>トッカータが終わって、アルマンドに移る
>ときの呼吸の素晴らしさ!

グールドの場合、まさにここでステレオからモノラルへ変換しちゃうんです。
(実に惜しい)
それにしても、アルマンドの入りがまた素晴らしいです。
以前どなたかが「猫の忍び足」という表現を使っていらっしゃいました。

同じグールドのパルティータでは「2番」のシンフォニアに続く
アルマンド クーラント サラバンドのいわゆる定型部分の「入り」
などはまさにこの「猫の足」

いずれにしても、ご指摘いただいたポイントをふまえて、
今夜早速、私も聴き返してみます。

>「猫の忍び足」
投稿者:skunjp
2002/ 6/19 15:32 メッセージ: 1289
これは 1288 に対する返信です
ウーム、なんかイメージが湧いてきますねー。

鋭敏でしなやかな、何と魅力的な「猫」でしょう。

今夜またじっくり、猫に遊んでもらいましょう。


※皆様、グールドのオブリガートVn、Vc付きピアノソナタなどは
 お好きですか?

re:パルティータ1番
投稿者:futureofsacd
2002/ 6/19 19:14 メッセージ: 1290
これは 1287 に対する返信です
最近は聞くだけではなく
ピアノで演奏することを試みております。
「お父さんのためのピアノ教室」です。
私には難しくて大変ですが
まあ、お遊びですから。

はじめまして。
投稿者:mamohaha
2002/ 6/20 12:13 メッセージ: 1291
これは 1 に対する返信です
おお、バッハ好きがこんなにたくさん。うれしいです。

私のバッハとの出会いは、中学の時授業で聞いた「小フーガト短調」です。
友達と二人で、「私は手、あなたは足ね」とか言いながら、足踏みオルガンで弾いて楽しんでました。
本格的に聴き始めたのは、高校一年の時、オーレル・ニコレと小林道夫さんのコンサートで、フルートソナタ全曲を聴いてから。ニコレ&リヒターのレコードを買って、後はもう皆さんのご想像通りに・・・

好きな曲は、あえて挙げるなら、モテット1番、オルガンコラール「装いせよ、おお、我が魂よ」、カンタータ80番「我らが神は固き砦」 あたりです。全部挙げていくと、明日の朝までかかりそうなので・・・

また時々来ます。
「私のお勧めサイト」も見てくださいね。

Par.6番の魔力
投稿者:mont_54
2002/ 6/20 14:15 メッセージ: 1292
これは 1 に対する返信です
skunjp さん

>サラバンドはトッカータの雰囲気を拡大、深化させて、

この点に傾聴してみると、確かにそこ(サラバンド)からアルマンダさらにコッレンテにも及ぶ
きわめて全曲的な範囲での関連性(いや日本語的には連関性といった方が正しいのかも)
を意識せずにはおれませんでした。

前にも述べたとおり、グールド版では録音の状態もあって、通しで聴く事がなかったので、
何気なく聴いている分には、ただ「美しくスケールの大きな曲」だけで済んでいたんですが、
ひとたび問題意識(とか疑問符)をもって挑んでみると、何か悪魔的な力に
取り囲まれてしまいそうです。(笑)

ちょっと一晩聴いたくらいでは解明しようがありません。
今夜はヴァルヒャ版でリトライしてみます。


futureofsacd さん

「お父さんのためのピアノ教室」←いいですね。
実は数年前、うちのカミさんも似たような教室に通っていました。
それでもって、下手くそなゴルドベルグ〜の演奏(練習)を毎日聴かされ、
えらいストレスをこうむったものでした。

夫婦で同じモノ(曲)を好きになるって、あまり良くはないです。(笑)

>mamohahaさん、ようこそ!
投稿者:skunjp
2002/ 6/20 14:40 メッセージ: 1293
これは 1291 に対する返信です
はじめまして。私はskunjpと言います。

バッハファンがまた一人増えて嬉しい限りです。

「小フーガト短調」いいですね。
私の長男(小5)もこの曲が好きで、かけていると目を輝かせて
「オオ!」とか言っています。

ニコレ&リヒターのCDは、同曲の最右翼ですね。

お好きな曲も、モテット1番、オルガンコラール「装いせよ、おお、
我が魂よ」、カンタータ80番「我らが神は固き砦」と、僕のベス
ト10に入ってる曲ばかり! 気が合いそう。\(^o^)/

・・・時々と言わず、毎日でも来てください。

お勧めサイトも見ました。
「浜松バッハ研究会」で歌ってらっしゃるのですか?

私もアマ合唱団に所属して、カンタータなど歌っています。
(バスです)

本職はフルートですが、今はプロを廃業して気楽なサラリーマン。
フルートは休日に生徒を取って教えています。
これからも宜しくお願いします。

ついに購入、カンタータ全集!
投稿者:skunjp
2002/ 6/20 15:02 メッセージ: 1294
これは 1292 に対する返信です
猫に遊んでもらいました。

面白すぎて寝かしてくれそうにないので、恐れをなした僕はハイド
シェック盤(カリオペ)に逃げました。

うーん、なかなか流麗な演奏なのですが、グールドを聴いた後では
ちょっと・・・

グールドは今朝、Vnソナタ第5と6番を聴きました。
ピアノの素晴らしさに、この名曲の新局面が見えてきます。
6番3楽章アレグロは当然のような素晴らしさ!

これも面白すぎて、会社に行きたくなくなりました。

−−−−−−−

さて会社の昼休み、注文していたCDを取りに行きました。
バッハカンタータ全集!(リリング)

すでに格安外盤(中古)で持っていたのですが、どうしても歌詞が
欲しく、テルデック盤を横目に見ながら結局、リリングに決定。

・・・カンタータはやはり歌詞がないと・・・

カンタータは、リヒター、コープマン、鈴木、ヘレヴェッヘ、ガー
ディナー、ロッチェ等、手に入るめぼしいCDは大体持っています
が・・・。個人的には、日本で評価のそれほど高くないリリング盤
が結構好きだったりします。

リヒターの非日常的世界と違って、リリング盤は何かドイツの日常
的な信仰生活というか、しっかり地に足のついた安定感があり、そ
こが好きです。

声楽陣もオジェー、ワッツ、シェーネ、フッテンロッハー等安定し
ており、器楽陣もドイツの中堅を集めて手堅いところ。フルートが
グラーフでこの辺も、僕的にはポイント高いです。

・・・高野紀子さんの格調高い訳詞でホクホク顔になりました。

そうでしたか・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/20 15:56 メッセージ: 1295
これは 1294 に対する返信です
ハイドシェックとはまた随分手広く聴いていらっしゃるのですねー。
ひょっとして、宇野功芳先生のお誘いでしょうか?
すみません。ついつまらぬ邪推を入れてしまいました。お許しを・・

>カンタータはやはり歌詞がないと・・・
"
"
ですねー、もっとも私の場合は訳詞もなければさっぱりですが(笑)

歌系になると私の場合、バッハからはややズレてしまうんですが
モーツァルトにほんの少しだけ寄ってしまいます。
バッハの影響の強いところだと、レクイエムのキリエとか

あとエクスルターテ・ユビラーテですね。
エディット・マティスのがたまりません。(トピずれにつきレスご無用です)

ハイドシェック
投稿者:skunjp
2002/ 6/20 17:02 メッセージ: 1296
これは 1295 に対する返信です
ひょっとして宇野トピを読んでらっしゃいました?

あれは、かなり恥ずかしい世界で・・・

愛すべき宇野先生を、ちょっと揶揄して始
めたのですが深みにはまってしまい。

・・・反省しております。
で、今はもう止めました。

僕は決してハイドシェックファンではあり
ません・・・
(別に弁解する必要はないのですが・・・汗)

このカセットは、宇野先生の大好きな友人
からのプレゼントです。

彼の初期の録音で、フォーレ/夜想曲と同
じくらい素晴らしい「青春の息吹」が感じ
られます。

※モーツァルト歌曲集:シュヴァルツコッ
プ、ギーゼキングを最近手に入れ、うっと
りと聴いています。

Re:カンタータ全集
投稿者:skunjp
2002/ 6/20 17:08 メッセージ: 1297
これは 1294 に対する返信です
日本語訳詞が欲しいばかりにカンタータ全集(リリング)の日本盤
を買いましたので、すでに持っていた外盤(ヘンスラー)が重複し
てしまいました。

どなたか欲しい方に譲りたいと思います。

ヘンスラーの廉価版仕様のそれも中古と格安で手に入れましたので
(歌詞、解説なし 63枚 24,000円)、この価格よりさらに格安にてお譲りしない
と良心が痛みます。

ご希望の方は、私のプロフィールのメルアドまで。

re:ハイドシェック
投稿者:mont_54
2002/ 6/20 18:29 メッセージ: 1298
これは 1296 に対する返信です
>ひょっとして宇野トピを〜

は読んでいません。
ただご本人の評論は少し読んだ事があります。(ピアニスト編)

skunjp さんのお話で、グード・バックハウス・ハイドシェック ときたので
ひょっとすると? と勘ぐったまでです。

こちらこそ余計な事に詮索を入れて、申し訳ないと思っております。 m(謝)m

Re:BWV80
投稿者:futureofsacd
2002/ 6/20 19:42 メッセージ: 1299
これは 1291 に対する返信です
去年の9月にパソコンを買って
それ以来「朝のバロック」をエアチェック中。
でも80番には出会っていません。
聞いてみたいと思います。
ありがとうございます。

Re:お父さんのピアノ
投稿者:futureofsacd
2002/ 6/20 19:49 メッセージ: 1300
これは 1292 に対する返信です
素人にはヘッドホンがお勧めです。
家庭用の、音が小さくてもきれいな音のピアノってないのでしょうか?
私なんか人に聞かせることはまずないので
自分が楽しめれば十分なのですが。
指でしっかり押さえるなんてことも無視してたりします。
だからいつまでも下手です。
でも、弾くとわかることも多々あり、良いです。

リリング vs リヒター+古楽派
投稿者:skunjp
2002/ 6/21 11:12 メッセージ: 1301
これは 1297 に対する返信です
リヒターのカンタータ演奏は記念碑的な名演です。リヒターのあの
マタイ、ヨハネ受難曲と同じような、深刻で厳しいメッセージが込
められています。

しかし受難曲では僕にとってファーストチョイスであるリヒター
も、カンタータとなると「記念碑的」であるがゆえの鬼気迫る圧迫
感があり、個人的にはとても毎日なんて聴けません。

(たまに聴くのはいいんですよ)

さりとて、古楽派の演奏では、オーケストラの圧倒的な精緻さに比
して、歌手の技量がまだまだモダン派に比べて、少し落ちるという
悲しい現実があるような気が・・・

もちろん例外はたくさんあり、最近は素晴らしい歌手が続々輩出し
つつあります。でも、特にソプラノ等はもっと頑張って欲しいとい
うのが本音です。

・・・で結局、リリングに手が出ます。

今朝も21番を聴いてきましたが、有名な2曲目ソプラノアリアで
は、ギュンター・パッシンのたゆたうようなオーボエソロを背景に、
アーリーン・オジェーが誠実に哀切に歌っており、心打たれました。

リヒター盤の、マティス、シュライヤー、F=ディースカウは、高
い芸術性の背後に少しばかりの「才気」を感じてしまい、「才気」
と「誠実」が時として微妙に相容れない(あくまで個人的感想です)
音楽芸術の難しさを痛感します。

リリング盤の誠実なひたむきさは、技量の安定を犠牲にしたもので
はない点が素晴らしいです。歌手については昨日、少しご紹介しま
したが、器楽陣には、グラーフ(Fl)、インゴ・ゴリツキ、ギュン
ター・パッシン、宮本さん(ob)トゥーネマン(fg)がいます。

VnやVcのソロを聴いても、名前を知らないような人が、とても
手堅い味のある演奏をしています。ヨーロッパには知名度は低くて
も凄い人がいっぱ居るんでしょうね。

80番は応援歌
投稿者:mamohaha
2002/ 6/21 11:16 メッセージ: 1302
これは 1293 に対する返信です
こんにちは。また来ました。

そうなんですよ。ソプラノを歌っています。
「バッハは歌手を人間だと思ってないのかー?」とか思いつつ。

最近突然サッカーにはまりまして、
当然のことなのですが、ドイツチームがお気に入り。
特にゴールキーパーが・・・。
で、カンタータ80番をMy応援歌に勝手に決めて、
歌いながら試合を応援してます。

・・・なんか、やっぱり、変?

この曲の歌詞の最初の部分が、バッハが洗礼を受けた聖ゲオルゲン教会の正面玄関の上に掲げてありました。
ルターの詞ですよね。
ドイツ人にとって、このコラールはやっぱり特別なのかと思いました。

カール・リヒターはいかがですか。
投稿者:maachan37
2002/ 6/21 11:35 メッセージ: 1303
これは 1 に対する返信です
初めまして。
若い頃は、カールリヒターのオルガン曲に熱狂しました。
特に、「トッカータとフーガ」や、「楔」
何か凄い情熱的でしたね。
あと、チェンバロのレコードも聞きました。「イタリア協奏曲」とか、
「半音階的プレリュードとフーガ」のやつです。
音色が派手で、聞き手を圧倒しました。
いま考えると、モダンチェンバロなんですね。
「ゴルトベルク変奏曲」のCDを持っていますが、同じですね。
この曲はどうしてもグールドのイメージ
が強いんですが、チェンバロで聞きたいな。
バッハではありませんが、ヘンデルの「メサイア」
の英語版のLPも昔買いました。
「マタイ」「ヨハネ」なんかも一時代を
築きましたね。
「カンタータ全集」も録音していますし。
でも、どれも聞いていないんですよね。
いまは、余りバッハは聴かないんですが、
若い頃は、「インベンションとシンフォニア」とか弾きました。
年取ったらまた聞きたいな。
あとは、スビャストラフ・リヒテルの
「平均律」2巻全曲のLPも持っています。
こちらは、現代ピアノののアプローチと
しては、立派な演奏だと思います。

ピアノか、チェンバロか?
投稿者:maachan37
2002/ 6/21 12:06 メッセージ: 1304
これは 1303 に対する返信です
今までのカキコをちょっとみて思ったんですが、
同じピアノでも、ヤマハとカワイとニューヨーク・スタインウェイと
ハンブルグ・スタインウェイと、ベーゼンドルファーと
その他諸々の種類があって、それぞれ音色も違います。
調律やピアニストのタッチでも変わりますね。
チェンバロも古チェンバロとモダンチェンバロでは、
全然音色も音量も違うし、調律も違うし、
楽器によっても違います。

ヤマハの先生が、グールドを余り知らなかったのは、
一種の笑い話ですが、グールドの「最初のゴルトベルク」
は、ニューヨーク・スタインウェイの
1920年頃の古いやつを異常にタッチを軽く
調整しています。
グールドは、現代ピアノを使って、
バッハのスタイルに挑戦した最初のピアニストです。
それは、最初の録音も最後の録音もスタンスは同じだと思います。
ヤマハの先生が、リヒターのチェンバロを
「聞くに堪えない」と言ったとしたら、
それは、その先生がピアノ馬鹿であることの
証明で、その先生からバッハを習う人は
不幸ですね。
もっとも、モダンチェンバロは、調律法が古典調律でなく、
平均律に近いので、ビートに嫌悪感を示したのかもしれませんが、
ヤマハの普通の調律師は、ピアノを平均律で調律しているので、
そんなにビートに敏感とも思えません。
いずれにせよ、日本のその辺のピアノ教師なんて
その程度のレベルです。
古チェンバロは、当然古典調律の筈ですが。

リヒターの80番は18番?
投稿者:skunjp
2002/ 6/21 12:34 メッセージ: 1305
これは 1302 に対する返信です
>mamohahaさま

ルターのコラールの歌詞は、
「たとえ悪魔われらを呑み尽くさんとするとも、勝利はついにわれ
らのもの」ですから、まさに「応援歌」ですね。

しかし、サッカーの応援をしながら80番を歌うという図を想像す
ると、思わず「ホホがゆるむ」ものがありましたよ。

 >バッハは歌手を人間とは思っていない。

バッハは、ブレスをするために必要な音符を省くくらいなら、歌っ
てくれない方がマシと、あの歌いづらい旋律を書いたようですね。

僕もバッハの、たとえばメリスマ唱法には悪戦苦闘して、やっと最
近、少し歌えるようになりました。



>maachan37さん

はじめまして。skunjpと申します。

リヒターはカンタータ全曲ではなく、3分の1くらいを録音して世を
去りました。つくづく全曲録音して欲しかったです。

僕も前項ではリヒターに注文を付けていますが、やはり、凄いです。

毎日はつらいですが、ここぞと言う時・・・たとえば、ものすごく
落ち込んでしまい、力づけて欲しいような時には、リヒターを聴く
と「活」が入ります。

特に、1番、56番、61番、80番、82番、140番、147
番が好き!

・・・リヒターも80番は「おはこ」のようです。

※土日は自宅ですので、PCを見れません。
 それでは皆様、月曜日まで・・・

RE:ピアノか、チェンバロか?
投稿者:mont_54
2002/ 6/21 13:11 メッセージ: 1306
これは 1304 に対する返信です
maachan37 さんこんにちは、初めまして。

>同じピアノでも、ヤマハとカワイとニューヨーク・スタインウェイと
>ハンブルグ・スタインウェイと、ベーゼンドルファーと
>その他諸々の種類があって、それぞれ音色も違います。

なにぶん私はこの辺りについて、あまり詳しくないのですが、興味だけは強いのです。
現状、ほとんど名のあるピアニストはスタインウェイ製(NYかハンブルグかは
知りませんが)を使用しているのではないでしょうか?

以前、TVでショパンコンクールの模様を番組で見た時、そんな話を聞いたような・・

だとすると、私たちがCDやFMなどを通じて耳にするピアノは、
そのほとんどがスタインウェイということになるのではないでしょうか?
(PCの世界におけるウィンドウズほどではないにしても・・)


それからグールドの「最後(81年)のゴルドベルグ」ですが、
ここで彼が、ヤマハの中古を使用した話は有名ですよね。

グールドファンの間でも、
彼はその楽器(ヤマハ)の鍵盤のタッチ(即時性)が気に入って使用した。
という話が通説になっており、まるで音色に対しては無頓着であった、
ような解釈になっております。

しかし、私は密かに(本当に密かに)こう思っています。
すなわち、確かに彼はキーの即時性やタッチの感触を気に入ったのではあるが、
同時にヤマハピアノのあの「独特の金属音」にチェンバロの音色に近いモノを
感じたのではないか?

どなたか、よろしければご意見ご感想を…

ピアノの音色
投稿者:mamohaha
2002/ 6/21 17:24 メッセージ: 1307
これは 1306 に対する返信です
monto 54さん、こんにちは。

私の夫は某ピアノメーカーに勤めています。
ピアノの音色は確かにメーカーによって違いますね。
結婚式の時、披露宴でピアノを使ったのですが、
「本部長クラスは音色でメーカーが分かる」と言われて、
わざわざ別フロアのピアノを移動してもらいました。
(移動費は自費。とほほ・・・)

コンクールでは、出場者はそれぞれ使うピアノのメーカーを決めています。
どれだけたくさんの、そして優秀な出場者に自分のところのピアノを使ってもらうか、
それがコンクール担当の腕の見せ所なんです。
ピアノのコンクールでもあるわけですね。

スタインウェイ以外のピアノを使っている人といえば、
リヒテルがヤマハというのは有名な話。
アルゲリッチはカワイ。
他にもいますけど・・・。
興味があれば、メーカーに問い合わせると、
大喜びで教えてくれるでしょう。

ちなみに、同じ型番のピアノでも、
一台一台音色が違います。
うちのピアノを買う時、ピアノ事業部の偉いさんに相談したら、
「工場まで選びにおいで」と言われまして、
上司命令(笑)で試弾に行きました。

バッハとは関係なかったですね。
バッハの話は、また。

応援歌?:126番
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/21 17:24 メッセージ: 1308
これは 1305 に対する返信です
カンタータ126番冒頭の合唱曲は、トランペット鳴りまくりの勇壮な曲ですが、その歌詞が「残虐な教皇とトルコ人からわれらを守りたまえ・・・」というようなもの。

先日のトルコ戦では、これを良く聞いて応援しましたが、力及ばずでした。やっぱり会場まで行って歌わなければね。

80番は、フリーデマン・バッハがトランペットとティンパニを付け加えた版がよく演奏されていますが、やはりオリジナル版が良いです。(精緻な音楽という印象を受けます)→恥ずかしながら、そのうち私のホームページに登場する予定です。

チェンバロの音色
投稿者:couperin1966
2002/ 6/21 17:42 メッセージ: 1309
これは 1307 に対する返信です
モダンとヒストリカルは当然違いますが、ヒストリカルなチェンバロにも色々な違いがありますよね。
あまり話題に上らないようですが・・・。

良かった・・・。
投稿者:mamohaha
2002/ 6/21 17:51 メッセージ: 1310
これは 1308 に対する返信です
私だけじゃなかったんですね。
カンタータで応援する人。

私も80番はオリジナル版が好きです。
リヒター版はフリーデマン版ですが。
オリジナル版のCDはリフキン版と、うちの団体の(笑)しか持ってません。
お勧めの演奏があったら、教えてください。

BWV119、768(朝バロ)
投稿者:futureofsacd
2002/ 6/21 18:51 メッセージ: 1311
これは 1305 に対する返信です
明日(6/22)は119ですね。
おっと!それより明後日(6/23)は768です。
これも大大大好きです。(特に第1変奏が、ちょっと単純?)
原曲はどなたのでしょうか?

一度聞いてみたいですね
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/21 18:58 メッセージ: 1312
これは 1310 に対する返信です
80番は10種類ぐらい聞き比べたと思うのですが、「うちの団体」のもぜひ聞いてみたいものですね(まじめな話)。まあ、ホームページに感想を載せるかどうかは別としまして。

お勧めの演奏というのではないのですが、ヘレヴェッヘがフリーデマン版を演奏していたのには驚きました。
記憶で言うと、確かアメリカン・バッハ・ソロイスツの演奏がとてもよかったような。また、Leusinkの演奏も案外いいのです。マニアックな話ですみません。

カンタータ第80番
投稿者:juncoop
2002/ 6/21 20:32 メッセージ: 1313
これは 1 に対する返信です
久々に覗いてみました。
カンタータ第80番が話題になってますね。私も最も好きなカンタータの一つで、
ルターのコラールといい、第1曲目のモテット風の合唱や、2曲目のデュエットはとても好きです。
それだけに演奏は、沢山聴いておりまして、リヒター、リリング、ロッチェ、ゲネンヴァイン、マウエルスベルガー、ヴェルナーなどです。
フリーデマンのアレンジによるトランペットとティンパニはあまり好きではありません。
特に、トーマス・カントルだったエルハルト・マウエルスベルガーと聖トマス教会による演奏が最も気に入っております。
のんびりとした演奏で、しかも気品があります。

パルティータ第1番
投稿者:juncoop
2002/ 6/21 20:46 メッセージ: 1314
これは 1285 に対する返信です
パルティータ第1番は本当に愛らしい素敵な曲ですね。最初に聞いた演奏はヴァルヒャでしたが、特にプレリュードで感動したのは、実はレオンハルトでした。
レオンハルトの演奏はまるで別の曲のようで、しかも華麗で、素晴らしい名演。
ぜひ一度聴かれることをお勧めします。

ちょっと照れますけど。
投稿者:mamohaha
2002/ 6/22 0:59 メッセージ: 1315
これは 1312 に対する返信です
「うちの団体」のCDですが、
代表の方の所に頼むと、手に入るかもしれません。
詳しくは、お勧めサイトをどうぞ。

Ein feste Burg ist unser Got は、
オルガンコラールも好きです。
というか、ドイツに演奏旅行に行ってから、
すっかりオルガンコラールが大好きになりました。
ある意味、バッハの真髄では?と思うのですが、
いかがでしょうか。

BWV80 〈 我らが神は堅き砦 〉
投稿者:brillin14
2002/ 6/22 8:59 メッセージ: 1316
これは 1313 に対する返信です
私もBWV80 の第2曲バスのアリアとソプラノのコラールは
カンタータの中でもお気に入りなのです。

第5曲のコラール合唱は明るくてちょっとヴィヴァルディしていませんか?
オブリガートのヴァイオリンのメロディーラインや同音反復のところなど
ヴィヴァルディのカンタータではないかと、ふと思ってしまいます。

BACH2000ではニコラウス・アーノンクールが担当しています。
私はこの2つしか聴き比べる事ができないのですが、
BWV80 については、リリングの演奏の方が魅力的なような気がします。

re:ピアノの音色(対チェンバロ)
投稿者:mont_54
2002/ 6/22 9:44 メッセージ: 1317
これは 1307 に対する返信です
mamohaha さん、レスありがとうございます。

おっしゃる様に
>同じ型番のピアノでも、
>一台一台音色が違います。
ですよね。

おまけにピアノの場合、演奏者の弾き方によっても
随分と違いが伝わってきます。

個人的な感想として聞いていただきたいのですが、
ピアノ演奏のユニークさ(独自性)は、この弾き方によるもの
にこそ感じてしまいます。

それに引き換え、チェンバロは器(うつわ)自体の違い→音色の違い
という相関性が、より際立っているような・・・

過去レスでも書いたのですが、
私個人はヴァルヒャの操るアンマ−社製のチェンバロの甘い音色に
ぞっこんです。

レオンハルトのツェルチェンバロも音のアンジュレーションが
とても素敵だと思いますが、あれだけ強弱を前面に出されると、
まともに聴いていて、ちょっと疲れます(笑)

リヒテルの使用ピアノ
投稿者:drei_sonne
2002/ 6/22 10:36 メッセージ: 1318
これは 1307 に対する返信です
mamohaha さん,みなさんこんにちは

> リヒテルがヤマハというのは有名な話。
ですよね.
手元にある平均律のCDを見たら,ベーゼンドルファー使用,と書いてありました.YAMAHAを弾き始める前だったんでしょうかね.

カンタータの名演
投稿者:juncoop
2002/ 6/22 12:20 メッセージ: 1319
これは 1316 に対する返信です
カンタータで私の気に入っている曲は

BWV4、21、34、51、54、80、104、140、147、149、150、151、180、199、200、202、211と言い出したらきりがないのですが、
リヒターでお勧めは140番と180番、
あの冒頭合唱のゆったりしたテンポと荘厳さは、リヒターでしか味わえないもの、ただゆっくりしているだけではなく、段々と盛り上がりをみせていきます。それは、マタイで他の演奏家が表現しない「やっぱり、この人は神の子であった」という群集の合唱のように、聞き手に迫る感動を与えます。リヒターがカンタータ全集を完成しなかった事は大変残念でありましたが、
リリングの54番、149番、151番は大変美しく、ぜひ聴かれることをお勧めしたいですね。古楽器では味わえない華麗な演奏がここにはあります。
ヴェルナーの演奏は、古いですが、大変暖かい演奏で、31番、104番、118番、200番などに名演があります。

カンタータのお気に入り
投稿者:brillin14
2002/ 6/22 17:06 メッセージ: 1320
これは 1319 に対する返信です
>BWV4、21、34、51、54、80、104、140、147、149、150、151、180、
199、200、202、211と言い出したらきりがないのですが、

いっぱい、上がりましたね。(^_^)

1・33・35・36・67・106・131・182・208・209
も、入れて頂けませんでしょうか・・。(^_^;)

106はレオンハルトのがすごく繊細な感じで素敵だと思います。
182はリヒターのゆっくりしたテンポが体に染み込んでしまって、
他のは曲にのれません。
ヴェルナーは78しか聴いたことが無いのですが、これも、ヴェルナーの
第2曲がお気に入りなのです。

BACHは幼い頃からずっと聴いているように思います。
でも、ただ聴いているだけでどの演奏家の演奏が良いとか
という事は分からないのです。
聴いていて、心地良ければそればかり聴いてしまっています。

Re:チェンバロの音色
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/22 19:50 メッセージ: 1321
これは 1309 に対する返信です
チェンバロの音色についてですが、
ヴァルハの弾いていたチェンバロと、最近のルセなどが弾くチェンバロでは
全く音色が違う気がします。断然ルセの古楽器の方が深みがあります。
別にヴァルハが嫌いなわけでなく、むしろ彼の演奏でバッハの世界を知ったのですが、
古楽器でないと味わえない微妙な感覚は、当然ヴァルハでは知り得ないとも思います。
たとえて言えば、皆さんがお風呂で使う桶(おけ)という言い方も古いかも知れませんが、
たが(箍)を巻いた木の桶を使う風情は、普通使っているプラスチック製では、
どうしても感じ取ることが出来ないのと同じ事でしょうか。
もっとも、木桶でないと風呂に入れない訳ではありませんが。
グールドなんかは、モダンチェンバロをさらに超えた、超越的プラスチック製ですね。(^_^)
ジャック・ルーシエも話題にありましたが、これはこれでなかなか良いものです。
もっとデフォルメしているのかと思っていたのに、
案外まともな演奏で、逆に気勢がそがれたというか、
まあいろいろなバッハを聴くことは、それもまた楽しい。(^o^)

私のお気に入り
投稿者:mamohaha
2002/ 6/23 0:12 メッセージ: 1322
これは 1320 に対する返信です
あと、60・65も入れてくださいな。(^^♪

私が初めてカンタータを聴いたのは、
ヴェルナーの180番でした。
毎月お小遣いから1枚ずつレコードを買っていたのですが、
その月はなぜか金欠で。
それでもやっぱりレコードが欲しくて、
たまたま見つけた1000円のレコードがこれでした。
一曲目を聞いた瞬間から、引き込まれてしまいました。
フルートとオーボエがとてもきれいで、
合唱がとても優しくて。
オルガンコラールの「装いせよ・・・」が好きなのは、
このコラールが好きなせいもあります。

65番は、エピファニーにトマス教会で歌った、思い出の曲です。
湧き上るような喜びを感じる、冒頭合唱。
テナーのアリアも好きです。2本のヴァイオリンの掛け合いが楽しいですね。
リヒター盤ではヘフリガーが歌っています。
これが嬉しい。

他のカンタータについては、
また今度。

ドイツチーム、勝って良かった。(^◇^)

リヒテルのピアノ
投稿者:maachan37
2002/ 6/23 1:36 メッセージ: 1323
これは 1318 に対する返信です
バッハとは関係なくなっちゃいますが、
リヒテルは録音の時、曲によってピアノを使い分けていますし、
ツアーの時は専用のピアノは運んでないですね。
その代わり、ピアノのコンディションが悪い、
というだけで、キャンセルするんで有名でした。

ヴァルヒャの平均律
投稿者:mont_54
2002/ 6/23 9:55 メッセージ: 1324
これは 1321 に対する返信です
アンマ−チェンバロでつとに有名なヴァルヒャではありますが
この人はオルガン奏者としても、立派な業績を挙げていますよね。

バッハのオルガン曲全集を2度(モノラル&ステレオ)に亘って
録音する、というトンデモナイ偉業を成し遂げております。

同様に、クラヴィーア曲の分野でも「平均律〜」を2度録音しています。
旧録(EMI)がご存知アンマ−のモダンチェンバロですが、
新録(アルヒーフ)ではヒストリカルなチェンバロを使用しています。

個人的には旧盤の方が気に入っているのですが・・・

バッハに適した楽器とは?
投稿者:mont_54
2002/ 6/23 14:35 メッセージ: 1325
これは 1324 に対する返信です
これまでいろんな方のお話(とても参考になりました)を伺い、
興味につきない話題であると思います。

決して為にする議論ではなく、私たち音楽ファンにとって
作品をより深く味わう為に、より有効な問題として考えたく思います。

鍵盤(クラビーア)作品ひとつ採ってみても、ピアノかチェンバロか?
チェンバロにしてみても、モダンかヒストリカルか?
世間的にも、極めてかまびすしい話題とは存じますが、
結論の行き着く先は、結局自分(聴く身)にとってどれがいいのか?
演奏者にとって(弾き易さ・表現手段として)どれがいいのか?
という事にしかならないのではないでしょうか?

ちょっと思い出したんですが、
以前、すでに物故した著名なチェンバリストのWランドフスカの演奏を
映像で見ました。(とうぜんモノラル音源)

むろん器は有名なモダン-チェンバロのランドフスカモデル。
現代人の故か私にはいささかゲテモノ的?な印象が強く、
もっとも、魔法使いのお婆さん然としたあの風貌で、おまけに
蛇が鎌首をもたげたように、指をグニャリと曲げて鍵盤を操るさまに
異様に圧倒されたせいかも知れませんが・・・
とても心地よい音色には思えません。
(ランドフスカ FAN の皆さんには申し訳ありません)

それで、「あなたはあなたのバッハを、私はバッハのバッハを・・」と
のたまうものですから、
当時、それを聞いた多くのピアニストは恐らく絶句したことでしょう。(笑)

ヴァルヒャのCD
投稿者:march1259
2002/ 6/23 15:00 メッセージ: 1326
これは 1324 に対する返信です
はじめまして。
バッハはもっぱらクラヴィーア曲ばかりを聴いているのですが、先日フランスEMIから廉価盤5枚組セットで出ているヴァルヒャのCDを購入いたしました。

「平均率」「インヴェンションとシンフォニア」「ゴールドベルグ」と名作揃いの内容で、¥2500という安価でしたし、チェンバロの平均率が以前から欲しかったので、有難く買わせていただきました。で、それ以来何度か聴いているのですが、ヴァルヒャの演奏はすんなりと耳に馴染む演奏で、お気に入りのCDとなっています。

ちなみに平均率ではピアノはグールド、リヒテル、フィッシャー、グルダ(1巻だけ)、チェンバロはコープマンのを1巻だけ持っています。なかではグールドをもっとも好んで聴いていたのですが、内心はチェンバロの音色にも深く惹かれておりまして、コープマンは意欲的かつ刺激的なのですが、自分がバッハに求めるものと少し違う気がして、今ひとつ馴染めませんでした。
その点、ヴァルヒャは堅実な演奏といえるかもしれませんが、安心して聴けるCDでしたしね。(ピアノのフィッシャーも最近NAXOS盤で購入したばかりなので、こちらもゆっくり聴いていきます。)

mont_54さん、ヴァルヒャには新盤もあるのですか、それもヒストリカルのほうのチェンバロで。これも是非聴いてみたいですね。

宗教曲
投稿者:juncoop
2002/ 6/23 15:13 メッセージ: 1327
これは 1 に対する返信です
バッハのマタイ、ヨハネ、ロ短調ミサ、クリスマス・オラトリオ、マニフィカト、復活祭オラトリオといった大作となってくると、どの演奏家かというと悩みますね。

マタイ→リヒターの2回目の録音

ヨハネ→ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ

ミサロ短調→ヨッフム指揮バイエルン放送SO

クリスマス・オラトリオ→ヨッフム指揮バイエルン放送SO

マニフィカト→コルボの1回目の録音

復活祭オラトリオ→リリング

となってしまいます。ヨッフムを好むあたり、いろいろ批判も浴びるかもしれませんが、著名なシンフォニー指揮者だけに無駄な装飾もなく、素朴にしかもドイツ的に重厚な演奏で、通奏低音にチェンバロを使うところが好きな点でもあります。

楽器というより
投稿者:couperin1966
2002/ 6/23 15:25 メッセージ: 1328
これは 1325 に対する返信です
その語り口ではないでしょうか。
バロックの語法であることが大切なのでは。
で、そのためにはバロック時代の楽器のほうがより表現しやすいとか。

でも、ピアノによるロマンティックなバッハを好む人もいるでしょうし。

みなさんは古楽についてどうお感じになっているのでしょう?

オルガン作品
投稿者:juncoop
2002/ 6/23 15:43 メッセージ: 1329
これは 1 に対する返信です
バッハのオルガン作品も沢山名曲がありますが、中でも、トッカータとフーガ・ニ短調(ドリア調)ていいですよね。
特にリヒターのフライベルクのジルバーマン・オルガンによる演奏は、他の演奏家には見られない、響きで聞き手を圧倒し、胸に迫るものがあります。パッサカリアとフーガハ短調もなかなかのものです。

私は特にバッハのオルガン・コラールが好きなんですが、やはりオルゲル・ビュヒラインとドイツ・オルガン・ミサが特に好きです。オルゲルビュヒラインの中の受難のコラール「罪なき神の子羊」から「おお人よ汝の罪に涙せよ」は感銘を受けます。
コルゼンパのオルガンがよかったです。
ドイツ・オルガン・ミサは、深き淵より我汝を呼ばわる(大)が好きでありまして、大半の演奏家はサッと弾いてしまうのがガッカリなんですが、リリングのオルガンはこの曲をまるで表現するかのように重々しく、ゆっくりと苦しみを表現しており実感があります。
また、その他のコラールではアランによる「神よ憐れみ給え」BWV721と「最愛なるイエスよ、我らここにいて」731の名演があります。

まったく同感です。
投稿者:juncoop
2002/ 6/23 15:59 メッセージ: 1330
これは 1325 に対する返信です
バッハに適した楽器とは?という問いに対して、その聞き手が感銘する楽器ならなんでもいいと、長年バッハを聴いてまして思いますね。
例えば無伴奏チェロ組曲1番のプレリュードをサックスで吹いているの聴きました時、私はとても感動しました。バッハの時代にサックスはありませんでしたが、バッハの音楽は楽器を選ばず、それは音楽自体が素晴らしいからで、その優れた音楽が楽器の種類などといった、次元を超えているのだと思いますね。
どの楽器で表現するかは、弾き手の自由でもあり聞き手の自由でもあります。その楽器による演奏なり解釈なりが受け入れられて感動する人はそれがいいと思います。
琴によるバッハの演奏がいいという人もいるはずですもんね。

そうですね。
投稿者:maachan37
2002/ 6/23 20:17 メッセージ: 1331
これは 1330 に対する返信です
たとえば、「フーガの技法」何かは、
バッハ自身特に楽器を指定していません。
ただ、平均律か、古典調律か、
ということにはちょっとこだわりますが、
昔はほとんど平均律で演奏して、それでも
名演奏はありますよね。
ただ、オーケストラに現代の大編成を使われるのは
ちょっと辟易します。
「トッカータとフーガニ短調」のオケ版なんか、
仰々しすぎますね。
オルガン曲のピアノ版も、ビルトジック過ぎると、やっぱり。
ケンプの「小フーガ」は素晴らしいです。

ちょっと脱線しますが・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/23 20:58 メッセージ: 1332
これは 1330 に対する返信です
juncoop さんこんにちは。

ご承知のように、バッハが存命中に出合ったピアノ(フォルテ)なる楽器は
ジルバーマン製のもので、バッハ本人にはえらく気に入らないシロモノ
であった訳ですよね。(その後の改良型には満足していたようですが)

バッハが目を患うことなく、あと20年いやせめて10年長く生きたら
随分ピアノ作品(2〜3段鍵盤チェンバロ用作品のピアノ編曲も)を
残していたでしょうね。

なにしろ他人の作品はおろか、自分の作品を積極的に
アレンジしまくった人ですから・・・

>琴によるバッハの演奏がいいという人〜

琴は同じ撥弦楽器のせいか、洋楽のアンサンブルと共演すると、
まるでチェンバロと見まごう程の音色に聴こえてきます。
もっとも琴(13弦)の場合、音域が2オクターブ強程度ですので、
そういう点からすると、2オクターブ半のヴァイオリンにも及びません。

尺八がフルートに音色的に非常に良く似ているのは、
皆さんよくご存じですよね。

バッハと楽器
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/23 21:10 メッセージ: 1333
これは 1325 に対する返信です
バッハの創作態度として、次の2点が指摘できると思います。

1.その楽器の特性を最大限に生かして作曲した。
2.同じ曲を、さまざまな演奏形態(異なった楽器など)に適応させることをためらわなかった。

上記1.2.は一見矛盾するのですが、結局バッハは、新しい「美」を見出すのに、いかなる制約も設けなかったと言うことではないかと思います。

ヴァイオリンならヴァイオリン、チェンバロならチェンバロの、演奏の可能性、響きの豊かさなど、その楽器に求められる限りのことを求め、それでいながら、その楽器にしばられることなく、他の編成にどんどんその音楽を適応させて、その音楽の別の可能性を探っていく。いわば、限りない探求がバッハの姿勢であって、結局現代の演奏家たちは、そう言うバッハの思惑に乗せられているだけなのです。ある人は、アコーディオンやサキソフォンでバッハを演奏しようとする。ある人は「歴史的楽器」でバッハを演奏しようとする。行き方は反対のようですが、結局、どちらもバッハ自身の望んだことです。

レオンハルトが、歴史的楽器でバッハを演奏するだけでなく、チェロやヴァイオリンのための曲をチェンバロで演奏するのは、そう言うバッハの姿勢を、現代に体現していると言えるのでしょう。

kuzunoha_bach さん
投稿者:mont_54
2002/ 6/23 22:21 メッセージ: 1334
これは 1333 に対する返信です
非常に論理的な考証であると思います。

特に

>行き方は反対のようですが、結局、どちらもバッハ自身の望んだこと

仮説としても、大いに納得の出来るお話です。

18のコラール
投稿者:walcha_99
2002/ 6/23 23:30 メッセージ: 1335
これは 1329 に対する返信です
juncoopさん初めまして。
久しぶりに書き込みますが,発言数が増えて非常に活発なスレッドになっていて嬉しい限りです。

コラール前奏曲では18のコラールをよく聴きます。特に652,653,654,656,662,668は勝手に「癒し系」と名付けて親しんでいます。ストレートにしみじみとした良さが伝わってきて,心の慰めという意味では一番の音楽だと思います。BGMにも使えそうですね。バッハの個人的な生活感情が直接的に現れているようで,そういう意味では私の知っている限りでは他に例がないように思います。

オルガンミサ(クラヴィア練習曲集第3巻)は,あれはまた抽象的というか,どこにも分類されない感じで特殊ですよね。特に大教理問答歌集は内容的,様式的に多彩で,非常に聴き応えがあると思います。と同時に,同じコラール前奏曲といっても18のコラールとは全然方向性が違うようなので,改めてバッハの音楽の幅広さに驚かされます。

ちょっと前に「頭で聴くか」「心で聴くか」という議論がありました。音楽のジャンルや曲の内容によっても違いますが,同じ主題が形を変えて何回も現れてくることによって独自の迫力が生み出される部分があると思いますので,私自身は屁理屈でもよいから「頭で理解する」要素がなければ音楽の良さの数十%を聴き逃すことになるのではないかという意見です。

ここらで調性の話をしませんか?
投稿者:mont_54
2002/ 6/24 14:20 メッセージ: 1336
これは 1 に対する返信です
勝手に話題をポンポン変えてしまってすみません。

ただバッハというと、どうしてもこの話題にブチ当たってしまうもので・・

物の本によると、バッハはホ短調を人間を越えた天と地の間に
楽想を築いた、というような解釈になっております。

たしかに、言われてみると少し前にこのトピでも話題になった
パルティータ6番やイギリス組曲5番を聴くと、なるほどと思わせるスケール。

特にイギリス組曲5番のジーグなどは、まさに天地創造というのか
逆に人間がこの地球から死滅してしまった遠未来を描いているかのような
怖さすら感じます。(創造主=神への恐れ?)
当欄でもすっかりおなじみになったヴァルヒャのそれなんか・・
「凄い」という形容が何倍になっても言い尽くせない「凄さ」ですよね。

ただ、同じホ短調でも「トッカータ集のBWV914」など、それとはまた
うって変わって、きわめて内省的な曲に仕上がっていると思います。

曲の最後など、まるで空に舞い上がったシャボン玉がパチンとはじけるような
いわば仏教的世界観にもちかい「もののあわれ」すら感じさせられます。
そう「色即是空」のような「諸行無常」のような・・

そうか「人事を越えてる」という意味(観点)では同じこと?

この曲(914)は手掛けている演奏家自体が少ないせいか?
私の手持ちはグールドだけ。
どなたか、他にお勧めがあれば是非!!

出社して開いてみれば・・・
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 14:43 メッセージ: 1337
これは 1336 に対する返信です
たくさん、書き込みがあって嬉しい驚き!

さて調性の話・・・mont54さん、こんにちは。

「その調には特有の性格があって」という
のがありますが、あれは平均率ではない、
不等分な古典調律であるがゆえに、違いが
出るのでは?と思ってしまいます。

現代のピッチと、300年前のピッチは違
うので、同じハ長調と言ってもバッハが耳
にしたそれとは違いますし・・・

まあ、良くわかりませんが、しかし、バッ
ハといえばロ短調にも名作がありすね。

フルートソナタの傑作もロ短調、管弦楽組
曲第2番もロ短調。大ミサ曲もロ短調。

ロ短調はバッハにとって運命の調のひと
つ、かもしれません。

・・・グールドのトッカータは超名演です
ね。僕はこのCDでトッカータの真価がわ
かりました。

若いバッハの留まることを知らない楽想の
飛翔。そして幻想性・・・

最近では曽根麻矢子さんのCemが颯爽と
していて良い、と思いました。

廻由美子さんのPは、ちょっと良さがわか
らなかった。

それと、ギルバートが素晴らしいですね。
格調高くてゆとりがあって、非常に音楽的。
全曲が欲しいですね。

80番のオリジナル?
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 15:06 メッセージ: 1338
これは 1308 に対する返信です
kuzunoha bachさん、こんにちは。

いろいろ深く調べておられるようで、貴兄
の書き込みには、いつも教えられています。

80番はフリーデマンが加筆したのです
か?知らなかった。

オリジナルとありますが、これはワイマー
ル稿、80aのことですか。

その後の、第1稿は消失。ライプツィッヒ
第2、3稿があり、第3稿が決定稿と書い
てありましたが・・・

いずれにしろ、フリーデマンはやってくれ
ますね。

借金精算のために大バッハのスコアを売っ
て散失させたり。全くのドラ息子で、少々
面白い曲を書いてたってバッハファンは許
しはしない、というものですね。

「まさしく、この方は神の子であった」
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 15:20 メッセージ: 1339
これは 1319 に対する返信です
>それは、マタイで他の演奏家が表現しな
 い「やっぱり、この人は神の子であっ 
 た」という群集の合唱のように、聞き手
 に迫る感動を与えます。

juncoopさん、僕もリヒターのこの個所では
いつも「じーん」と来て、涙があふれます。

リヒターは、「まさしく、この方は神の子
であった」のフレーズこそ、マタイの中
核。バッハの「信仰の証」の焦点であった
と、捕らえているようです。

それはリヒター自身の信仰の表明でもある
ような気がします。


>リヒターがカンタータ全集を完成しなか
 った事は大変残念でありましたが、
 リリングの54番、149番、151番
 は大変美しく、ぜひ聴かれることをお勧
 めしたいですね。古楽器では味わえない
 華麗な演奏がここにはあります。

リリング、良いですねー。

強力なオピニオンリーダーの礒山さんが、
あまりほめてないので、日本では評判がも
うひとつですが、ドイツでは現代の第一人
者と目されています。

なお、差し出がましくて恐縮ですが、リリ
ングは「華麗」と言うより「真摯」という
言葉がぴったりのような気がします。

メインの歌い手であるオジェーも、誠実か
つ音楽的。何のケレンもなく、さりげなく
凄い歌唱を残しています。

プラスティック・グールド
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 15:37 メッセージ: 1340
これは 1321 に対する返信です
wadakamaruさん、こんにちは。

またまた面白いたとえです。
ずいぶん昔、FMで誰かが似たようなこと
を言ってましたよ。

いわく「グールドはプラスティックであ
る。天然木の質感を不潔なものと生理的に
嫌悪する世代の所産である」みたいな。

・・・むろん肯定的に言ってましたが。

プラスティックの均質で清潔な質感。
なるほどなー、と思います。

グールドのピアニズムはどこか人肌を否定
して極北を目指すというか、クリーンな性
格があります。

しかし、そのクリーンな響きを武器にグー
ルドが表現したものは、「ロマンティック
で人間的な歌」であるような気がします。

あの「うなり声」はその証明とは言えない
でしょうか。

いずれにしろ、ランドフスカ以来いたずら
に気勢が萎えた「ピアノによるバッハ演
奏」が、グールドにより復権したのは確か
でしょうね。

リリングのカンタータ演奏
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/24 16:16 メッセージ: 1341
これは 1339 に対する返信です
リリングの演奏の中には、いかにもさえないものもあるし、いわゆる説明的なものもありますが、感動的な演奏も多いですね。これはどんな曲だったかなという時、とりあえずまずリリングを聞くことが多いです。もちろん、リリングが最高という曲がいくつもあります。(たとえば、105番などこれ以上のものは考えられません。)

歌手ではオジェーもいいですが、テノールのアダルベルト・クラウスが特に気に入っています(これも誠実そのもの)。そして、器楽では何といってもギュンター・パッシンのオーボエ。

リリングに関しては、とにかくたくさん聞いてから評価してほしいと思います。

それにしても、日本語歌詞のためにリリングの全集を買いなおすとは、剛の者ですね。なかなかそこまでは・・・

E・フィッシャーの平均率
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 16:21 メッセージ: 1342
これは 1 に対する返信です
5連発・・・申し訳ないです。

(仕事が暇なわけではないのですが)

E・フィッシャーの平均率が話題に上った
ので黙ってはおれず・・・

僕もいろいろ平均率を聴いてきましたが、
今は、フィッシャーに一番心打たれます。

・・・さてフィッシャーの美点です。

まず、一曲一曲に「詩」があること。ちょ
っと抽象的ですが、そうとしか言えません。

細部に拘泥するのではなく、全体をひとつ
のポエムとして描写する感じです。

特に第一巻の4番、8番のプレリュード等
を聴いていると、しんしんと降り積む雪
を、あかりを消した窓辺からじっと見てい
る時のような、不思議な幸福感を感じます。

メカニックもしっかりしていて、難しい速
い曲も一気呵成に弾き去ります。
わずかにミスタッチがあるのは当時、一発
取りだったからしかたない。

平均率はいろいろな演奏で聴きあさりまし
たが、結局これが終着駅になりそう。

ヨーロッパ音楽の根というか、一番「音
楽」を感じます。

音質もナクソスでリマスタリングしたもの
は聴きやすいです。

おまけに安い。2枚組で1200円くらい
でした。

※昔々、高校時代、授業をさぼって音楽準
備室で、よくこのLPを聴いたものです。

RE:リリングのカンタータ演奏
投稿者:skunjp
2002/ 6/24 16:53 メッセージ: 1343
これは 1341 に対する返信です
>リリングの演奏の中には、いかにもさえ
 ないものもあるし

それはこれだけ沢山録音したのですから、
不調の演奏はあるでしょう。(それはリ
ヒターも同じかも知れませんね)

僕はリリングの全体的な姿勢「地に足のつ
いた日常性」を高く評価し、倫理的な精神
性の高さに感銘を受けています。

それは音楽を超えるものかもしれません。

それにしても、葛の葉バッハさんのHPは
充実していますね。

http://pine.zero.ad.jp/kuzunoha/cantata/

これほど、カンタータを「体系的」に聴い
ておられる方はなかなかいらっしゃらない
と存じ、頭が下がる思いです。

僕もほとんど毎日カンタータを聴ており、
以前は、曲や演奏ごとに感想を記していた
時もあったくらいなのですが、疲れてしま
い、今は気の向くままに気の向いた曲を聴
いています。

skunjpさん
投稿者:juncoop
2002/ 6/24 20:27 メッセージ: 1344
これは 1339 に対する返信です
本当にそうですね。

「やっぱり、この人は神の子であっ 
 た」という群集の合唱のように、聞き手
 に迫る感動を与えます。
juncoopさん、僕もリヒターのこの個所では
いつも「じーん」と来て、涙があふれます。

それと共に
この後の血潮したたる主の御頭のコラールのあの感動的なゆっくりとした合唱はたまりませんね。
リヒターはこの解釈があるので好きなんです。ロマン的な解釈なのかもしれませんが、聞き手はもうたまりません。
また、群集の攻撃的な「イエスを十字架に」という部分はヨハネ、マタイと共にかなり憎しみを込めた荒々しい表現で聞き手に現実のように迫って来るあの表現は、オペラのようにも思えます。リヒターのような演奏はもう聴けないのでしょうか?
最後のレシタティーヴォとアリア「夕べ涼しくなりし頃に」はそれまでの苦悩を和らげるかのように我々聞き手に優しく語ります。そして「憩い給え安らかに」と続くのであります。

18のコラール
投稿者:juncoop
2002/ 6/24 21:00 メッセージ: 1345
これは 1335 に対する返信です
walcha99さん、はじめまして

18のコラールは、特にBWV668いいですよね。私は音楽はやっておりませんので、難しい理論は解りませんが、あのフーガの技法(未完)補筆された、アルトニコルに口述したと言われている「汝の御座の前に今や進みいで」のコラールは、なんとも黄昏を感じまして、それはバッハの死を予感させるようなセンチメンタルな気分にもなるのでありますが、実際は生前に作曲されたコラールを使ったのが現実とも言われており、ちょっとガッカリ。


投稿者:
 メッセージ: 1346
これは に対する返信です

RE:受難曲
投稿者:skunjp
2002/ 6/25 10:21 メッセージ: 1347
これは 1346 に対する返信です
mamohahaさん、皆さんお早うございます。

>でも、歌う立場に回ると、
 ここら辺は結構大変。

なるほどー。

歌う方からどうかとは、あまり考えません
でした。

合唱については、役柄が<群衆>「イエス
キリストを十字架につけた側」、から<コ
ラール>「信仰者の立場」へくるくる変わ
って大変でしょうね。

バッハがあえてこのような書き方をしたのは、

「イエス・キリストの十字架は、人類の罪
のための身代わりの死だから、<群衆>
は他人事ではなく、実は私たちすべてな
のですよ。」

ということを言いたかったのかもしれませ
ん・・・身につまされる話です。

Juncoopさん、僕も受難曲につていは、リヒ
ター盤が一番感動します。

RE:楽器というより、その語り口
投稿者:mont_54
2002/ 6/25 12:41 メッセージ: 1348
これは 1328 に対する返信です
couperin1966 さんの言われる「語り口」という言葉の意味を
ずっと考えていました。

それで、自分なりに得た結論として、若干ニュアンスは違うのかも
知れませんが、述べてみたいと思います。

バッハ世界(音楽)を語る上で、私が何をサンプルに用いればよいか?
さんざん悩んだ挙げ句(非常にたのしい悩みでした)私の答案として、

アンナー・ビルスマの無伴奏チェロでどうでしょう?

無論、カザルスやロストロボービチのような巨匠でもいいのでしょうが・・

ビルスマにはこれも79年と92年の新旧録音があります。
古楽器チェロによる旧盤とモダンチェロによる新盤ですが、
ここは音質的に新盤(デジタル録音)を挙げさせてもらいます。

近年、大活躍のヨーヨーマの実によくしゃべるチェロ演奏に比べ、
いささか朴訥なその語り口は、私自慢の回答例です(笑)

また、古楽器による旧盤に比べても全く見劣りのしないテクニックは
例えば、組曲の掉尾を飾る6番ニ長調の前奏曲での名演で証明されます。

通奏低音部の第1音が次第に減衰し、まだ残像を残している間に
上声部の旋律がやさしくかぶさるように奏でられる、あの興奮は
ビルスマならではの呼吸であり言葉である、と言えますまいか?

ヨーヨーマが多弁ば関西語とするなら、ビルスマは純朴な東北弁?

ビルスマを聴くには出来るだけ静かな部屋で、スピーカーの音を
絞り込んで(低め)つまり、少し距離を置いて聴いてみると、
その素朴な味わいの中に、とてつもないテクニックが隠されているのに
気が付きます。

子守歌替わりに聴こうとすると、とんでもない。
より耳をすませて聴き込もうと熱中する自分がそこにいます。

RE:バッハと楽器
投稿者:skunjp
2002/ 6/25 17:09 メッセージ: 1349
これは 1348 に対する返信です
>mont54さん、昨日は出鼻をくじくような
 ことを言って申し訳ありませんでした。

さて、バッハと楽器の関係・・・ビルスマ
の例はとても興味深いですね。

僕も彼のバロック奏法に、最初はビックリ
仰天し、やがてすぐに、バッハの新たな地
平を開いたビルスマの演奏に目からウロコ
でした。

同僚のファゴット吹きも、実に面白いと言
って、マネして吹いていたのを昨日のよう
に思い出します。

しかしもっと驚いたのは、ビルスマがバロ
ックチェロではなく、モダンチェロで再録
し、それがまた一段とスケールの大きい卓
抜なバッハだったこと・・・!

彼は、本物の天才ですね。

ついでに、フルートに関して言えば、現代
フルートで古楽奏法をやっても、あまりい
い結果にならないようです。

現代フルートはトラヴェルソに比べて倍音
がはるかに少ないので、ノンヴィヴラート
だと音楽としてつまらなくなりがちなのです。

(僕の才能の問題もあります (-_-;))

トラヴェルソは非常に魅力的ですが、運指
のシステムがモダンと全く違い、1からや
り直さなければなりません。

Re:プラスチック・グールド
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/25 20:44 メッセージ: 1350
これは 1340 に対する返信です
> いわく「グールドはプラスティックであ
> る。天然木の質感を不潔なものと生理的に
> 嫌悪する世代の所産である」みたいな。

まさか似たようなこといった人がいたとは、ちょっと驚きです。
私でさえ木桶を使った記憶はあまりありません。子供の頃の銭湯にあったのかな。
ことさらに、グールドを嫌悪しているわけではないのですが、
私の場合は、自分の好みを正当化するために、
対抗者を貶める言い方になってしまった。と言うところでしょうか。
あまり褒められた所作ではありませんので、みなさんマネをしないように。(^^)

実際には、ピリオドであろうと、モダンであろうと、
どちらも同じくらいに、心地良いものと退屈なものとが有るように思います。
昔、ストコフスキーでバッハを聴き、ブリテンの「青少年・・・」を聴き、
パッヘルベルのカノンをオーケストラで聴くと
いったいこれらの原曲は、当時の本当の響きは、どんなんだったのだろう。
そんな疑問が湧いて、是非聞いてみたいと思ったことが、
古楽器演奏にこだわる気持ちの、原点をなしているのかも知れません。

skunjp さん
投稿者:mont_54
2002/ 6/26 0:06 メッセージ: 1351
これは 1349 に対する返信です
調性の話が調律というか、旋法の話に及んでしまうとは
私も少し(大いに)認識不足であったかと思います。

古典調律がどんなだったのかは私も詳しくはないですし、
バッハならてっきり平均律でいいのかなって?
(平均律もピタゴラスの昔から研究が進んでいたはず?)

でもまーあまり難しい話も楽しくないですよね(笑)

それより「トラヴェルソ」ってどんな楽器ですか?
穴は幾つ空いているんでしょう?

フルートは構造が複雑そうなので、倍音は弱そうですが・・・

実を言うと私は小学生の頃、2〜3年尺八を習っていました。
(正確に言うと、生まれ育った環境のせいで親に習わされた)
あれは穴が5つしかありません。構造がいたって単純なせいか
倍音は比較的大きく出せます。
それからフルートのヴィヴラートってどうやるんですか?
尺八はご承知のように、首を左右に振って行います。

でも吹奏楽器は和音が出せないので、物足りなく感じて
やめてしまいました。
今、続けていたらバッハのリコーダー曲か何かをアレンジして
いたかも知れません(^^;

話をもどすと、ビルスマは本当に凄いです。
でも、あんな(無伴奏〜)からくりを作ってしまうバッハは
心底凄いです。

300年も前の人間にあそこまでやられてしまうと、
現代の作曲家は一体何をすればいいのでしょうか?

古典音律は面白い!
投稿者:skunjp
2002/ 6/26 10:56 メッセージ: 1352
これは 1351 に対する返信です
mont54さん、皆さん、おはようございます。

古典音律はとてもオモシロい世界ですよ。
実は、バッハが使った平均率は、現代のいわゆる平均率とは違うよ
うです!

現代の科学的に等分化された平均率は19世紀中頃の発明とのこと。

音律全般について、埼玉在住の調律師の方が下記HPにまとめてお
られて、すごく興味深いですよ。
http://plaza18.mbn.or.jp/~kazuo23_piano/sub1.htm

また古典音律を実際に聴くこともできます。
http://www.music.ne.jp/~murashin/


尺八をやっておられたのですかー。
フルート吹きにとって、尺八はひとつのあこがれです。
魅力的なムラ息など、どうしてあんなことができるのか。
倍音もすごく豊か・・・

昔は「鹿の遠音」とか録音して、聴いていました。

さて、フラウト・トラヴェルソ(モダンではない木製の横笛)は穴
が6個。それにキーが1個。

その後キーが次第に増えて、材質も金属に変わり、音量と音の均質
性は飛躍的に向上しましたが、音色はどんどん「単調」になったよ
うな気がします。

だからヴィヴラートでデコレーションする訳です。

ヴィヴラートはどこでするのか?あまり考えたことはありません。
考えすぎると変になるのです。
首振りでないことは確か・・・ (^o^)

re:古典音律は面白い!
投稿者:mont_54
2002/ 6/26 12:39 メッセージ: 1353
これは 1352 に対する返信です
skunjp さん、

とても面白そうなHPのご紹介有り難うございます。

とても昼休みでは見切れそうにないので、
家に帰ってからゆっくり見たいと思います。

それから、以前ちょっとご紹介した「グールドの左利き」ですが
LD(オンザレコード)で確認しました。

NYのコロンビアスタジオでの「イタリア協奏曲」の録音風景。
ミキシングルームとおぼしき所で楽譜に何か記入しているシーン
ペンがしっかり左手に持たれていました(笑)

ハンス・ハーゼルベック
投稿者:sweelinck2001
2002/ 6/26 14:34 メッセージ: 1354
これは 1 に対する返信です
のレコードを探しているのですが、どなたかご存知ありませんか?
1980年に来日したオランダのオルガニストです。
NHKホールでの演奏会の様子はTV放送もされました。
バッハは「幻想曲ハ短調」と「同・ト長調」を演奏していたのを憶えています。
同じ頃、FM放送の「名演奏家の時間」で彼が取り上げられ、レコードがオンエアされたので(スクラッチ音が聴き取れました)レコードは存在はするとは思うのですが・・・・。

通称 G線上のアリアは?
投稿者:juncoop
2002/ 6/26 21:29 メッセージ: 1355
これは 1 に対する返信です
バッハの最も有名な管弦楽組曲3番のアリアは誰もが知っている名曲なんですけど、どの演奏がいいかは、十人十色とは思いますものの、juncoop の好みでいきますと、

意外にも カザルス指揮マールポロ音楽祭管弦楽団なんです。あのカザルスの指揮だけに例のウナリ声も聞こえるし、通奏低音はピアノですし、あの独特のリズム感は彼ならではの物ですね。しかし、あのアリアの演奏はかなりテンポが速いのですけれど、大変情熱的で、23年前にはじめて聴いた時、とても感動しました。弦はよく歌わされており、とても線の太い演奏で、こんな演奏は他では聴いたことがありません。
この組曲2番と3番は一度聴く価値はあります。

カラヤン指揮ベルリン・フィルのアリアはとても大編成のオーケストラのため、とても荘厳で弦の合奏が奇麗で非常にゆっくりと演奏されるので、別の意味での感動がありました。

リヒターのアリアは、かなり知られておりますが、特にヴィオラの中音域が強調されており、とても広い音響を感じさせ、しかもこれもまた奇麗というか華麗なアリアでありました。

以上3人の指揮者のアリアがいまだに、好きですね。

は? 古楽器によるアリアですか?
あのヤギの泣き声のような弦の響きは、遠慮させていただきます。

カラヤン+ベルリンPH ?
投稿者:mont_54
2002/ 6/26 21:57 メッセージ: 1356
これは 1355 に対する返信です
juncoop さん、今晩は。

カザルス指揮マールポロ音楽祭管弦楽団は一度聴いてみたいと思います。

でもカラヤン+ベルリンPによるバッハ(バロック)には
さすがに私もちょっと・・という感じです。(CD持っていますケド)

この点については、多分 wadakamaru さんと同意見でしょうね。

>とても荘厳で〜

おっしゃるとおりです。(その通りであります)
でも「そこまでヤルかい?」と、思わず言いたくもなります(笑)

何せバロック・アンサンブルに関してはイムジチですら
私にはちょっと音が厚すぎる感があるほどですから。

せめてモーツァルトぐらい迄は交響楽でも、せいぜい40〜50人編成
程度のオーケストラで演って欲しいなー、と思います。

確かに色彩感のある演奏だとは感じますが・・・

(でも、やはり自分と違う意見を聞けるというのは楽しいです)

mont_54 さん
投稿者:juncoop
2002/ 6/26 22:19 メッセージ: 1357
これは 1356 に対する返信です
おっしゃる通りです。カラヤンは本当に
厚化粧のバッハかもしれませんね。
しかし、カラヤンのバッハを嫌う人は本当に多いのも事実であります。あの皆川達夫さんも嫌っております。カラヤンのロ短調ミサを他の批評家に言わせますと、「カラヤンはバッハに近づく前に、バッハを手前に引き寄せた感がある。」と言われた程ですからね。しかしあの野暮ったいかもしれませんけど、大編成の弦楽合奏でバロックを聴くのは、やはり奇麗です。カラヤンの毒牙にかかっているのかもしれません。
たとえば、マンフレディーニのクリスマス協奏曲とか、ヘンデルの合奏協奏曲作品6なのですけど、カラヤン指揮ベルリン・フィルで聴きますと、とても奇麗なんです。しかもイカツイという感があります。
これも一つの解釈かもしれませんね。
しかし私の場合やはりクセのキツイ演奏が好きな変子かもしれませんね。
でもカラヤンのマタイの冒頭合唱をはじめて聴いた時やはり感動してしまいましたのも事実です。
いろいろと書きましたが、批判の文章がかなり来るのではないかと、恐れております。お手柔らかに!!

何をおっしゃいますか・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/26 22:26 メッセージ: 1358
これは 1357 に対する返信です
それほどにカラヤンには魅力がある
という事の証左ではなかろうか、と思いますデス。

ワールドカップで
投稿者:juncoop
2002/ 6/26 22:38 メッセージ: 1359
これは 1358 に対する返信です
決勝でドイツに勝つのは、どこのどいつだ!?とニュース・ステーションで川平が言っていました。相変わらずですよねーー。
ところで、ヘルムート・コッホのバッハも好きなんですけど、いかがですか?
私の場合、やはり時代的には、20世紀の演奏世代なんですよね。
パイヤール、レーデル、ミュンヒンガーが懐かしい!
ブッシュやクレンペラーまではいきませんけどね。

ビルスマいいですね。
投稿者:couperin1966
2002/ 6/27 10:25 メッセージ: 1360
これは 1348 に対する返信です
mont_54さん、ビルスマは生演奏を聴きましたが、謙虚さと軽やかさが印象的でした。
ちなみにその時はベートーヴェンのチェロソナタでした。

カザルスは巨匠ですが、その「語り口」はバロック的ではないように思います。
「無伴奏チェロ組曲」はそれに合わせて実際に踊る踊らないは別として、形式的には「舞曲」なわけです。
僕はまがいなりにも自分が趣味で演奏する立場として、「舞曲」は「舞曲」であって欲しいと考えます。
ビルスマの演奏はちゃんと舞曲として聴こえます。

バロック的な語り口としては、「歌う」より「しゃべる」ニュアンスが強いですよね。

何だか上手く言葉で伝えられないのがもどかしいです。

ドイツ魂
投稿者:skunjp
2002/ 6/27 12:00 メッセージ: 1361
これは 1357 に対する返信です
juncoopさん。

さっそく批判の文章です (^o^)

「ヤギの鳴き声」とはイタイですねー。
今朝僕は、その山羊の鳴き声をバックに歌
う、コジェナーのバッハアリア集を聴きま
した。

慣れるとこれもイイモンですよ。

さて、カラヤン大先生のバロックと言え
ば、ヴィヴァルディの「み墓の側で」(?だ
ったっけ)とか、「ヴァイオリン協奏曲」
がステキでした。ヴェネツィア情緒てんめ
んで。(行ったことないけど・・・)

皆川先生は「年増の厚化粧」とか言ってま
したが、時にはイイモンです。

さて、ミュンヘン・プロ・アルテの名前が
出ましたが、ブランデンブルグはモダンで
はこの団体のが一番好きです。

バルヒェットのヴァイオリンはじめ、当時
ドイツの錚々たるメンバーが、レーデルの
元に結集。

引き締まって精密、しかも熱くヒューマン
な「ドイツ魂」そのものの演奏を展開して
いて感動的です。

「音楽の捧げ物」もモダンではベスト。
ただしこれはLPモノラル盤。

ステレオの再録盤はちょっとユルフン?
(ごめん)

エラートは、即刻このモノラル録音をCD
で発売すべきだと思う!

エラートの名盤
投稿者:juncoop
2002/ 6/27 19:56 メッセージ: 1362
これは 1361 に対する返信です
skunjp さん、いいことをおっしゃる!!

レーデルいいですよねーー。あのフルートはまるで木製のフルートのような音が出ます。レーデルのブランデンブルクは2回録音されておりましたが、アンドレ、ピエルロ、ヴェイロン=ラクロワ、バルヒェットのメンバーのLPを持ってました。それから音楽の捧げ物も好きですね。特に2曲目の無限のカノンは、弦楽合奏と思いきや、途中でオルガンのストップのように、フルートとファゴットに変るところが面白い。
レーデルのテレマン協奏曲集もなかなかよかったです。有名なトランペット協奏曲など、感動しましたね。再発してほしいものです。エラートでは、パイヤールやレーデルやヴェルナーなど名盤があるので、どんどんCD化してほしいものです。
パイヤールのフーガの技法やヘンデル/合奏協奏曲やバッハ/チェンバロ協奏曲集はかなりの名盤、コレルリもありました。

音楽の捧げ物は、ミュンヒンガーがいいですよねーー渋い!!

ところでヤギの泣き声なんですけど、コレギウムアウレウム合奏団は別格なんです。
ブランデンブルクや、水上の音楽とかは名盤でありまして、とても楽器をよく歌わせ、とても優雅にゆっくりと演奏されるからなんです。しかも弦がとても奇麗です。
最近の古楽器演奏のバッハやバロックを聴きますと、大変軽い演奏の上、テンポも速く、ガチャガチャとせわしなく、優雅さがないからなんです。コレギウムアウレウムを見習ってほしいものです。
私は、結構、厚い音の演奏が好きなんで、アーヨ時代のイ・ムジチは最高に好きなんです。組曲2番やブランデンブルクの5番は今でもとても好きな演奏であります。

私の場合も・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/27 22:00 メッセージ: 1363
これは 1362 に対する返信です
>アーヨ時代のイ・ムジチは

好きでした。高校時代ですけど(^^;
ミケルッチよりは良かった。

最もほとんどヴィヴァルディでした。

でも、・・・やっぱり歳なのかなあ?

ついでに・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/27 22:42 メッセージ: 1364
これは 1363 に対する返信です
コレッリの合奏協奏曲ならば、

イタリア合奏団が私のオススメです。

しまった・・・
投稿者:mont_54
2002/ 6/27 22:44 メッセージ: 1365
これは 1364 に対する返信です
トピずれでした。

ごめんなさい。。。。

re: Haselbock(答えにはなってません)
投稿者:drei_sonne
2002/ 6/27 22:55 メッセージ: 1366
これは 1354 に対する返信です
検索にかけると,
1.Martin Haselbock ・・・ Wiener Akademie の指揮者,オルガン奏者,NaxosからもCDが出ているみたい.

2.Franz Haselbock・・・オルガン奏者

が見つかりますが,Hans Haselbockはベーム指揮のMozartのレクイエムでオルガンを弾いていること,作曲もしていることくらいしかみつかりませんでした.

ちなみに,Haselbock のbock の o はウムラウトです.
ひょっとして,一族(親子)なんでしょうか?

黄金の響き
投稿者:skunjp
2002/ 6/28 11:24 メッセージ: 1367
これは 1362 に対する返信です
コレギウム・アウレウムは70年代に続々
結成された多くの古楽器合奏団体、
例えば

イングリッシュ・コンソート(ピノッ
ク)、アカデミー・オブ・エンシェント・
ミュージック(ホグウッド)、ラ・シャペ
ル・ロワイヤル(ヘレヴェッヘ)

等に先がけて、ハルモニア・ムンディによ
って、もっぱら録音用の合奏団として作ら
れた、という記憶が・・・

すでにミュンヒンガー、イ・ムジチ等の出
現によって、ロマンティックで重厚なバッ
ロック解釈は下火になりかけていた時期。

しかし、53年に結成されていた、ウィー
ンコンチェントゥス・ムジクムの前衛性に
は、まだちょっとついてゆけない。

そんな、聴衆の気分の間隙をついてデビュ
ーしたコレギウム・アウレウム合奏団は、
音楽界に好感をもって迎えられました。

なんと軽やかでフレッシュ、かつ優雅な
響き。やがてこの合奏団は世界的にブレイ
ク。(優雅であったところがミソ)

しかし、前述の<本格的>古楽器合奏団が
続々デビューするに至り、コレギウム・ア
ウレウム合奏団は「折衷的」と、次第に批
判されるように・・・

どこが折衷的かというと、ガット弦を使っ
ているのに、楽器はモダン。ヴィヴラート
もまだまだ多い。解釈の根はロマンティッ
ク・・・等々。

・・・そのうちブームは下火に。

でも僕は、これって「演奏様式」進化論の
発想なのでは、と思うのですよ。

つまり「バロック演奏は、様式として新しい
<古楽器派>の方が、従来の<モダン楽器
派>より優れている」といった感じのね。

新旧いろんな演奏様式が混在する中で、や
はり良いのもは良い・・・

・・・という視点に立てば、コレギウム・
アウレウム合奏団の響きは、他に代え難い
「黄金の響き」ではなかったかと思います。

あの「爽快」でしかも「優雅」な響き・・・

バッハの「舞曲」とは?
投稿者:mont_54
2002/ 6/29 1:45 メッセージ: 1368
これは 1360 に対する返信です
私は「バレエ音楽トピ」にも常連面して
しょっちゅうお邪魔している程のバレエ好きなのですが
ことバッハの「舞曲」に関しては「踊る」要素が極めて希薄である
と考えています。

>「舞曲」は「舞曲」であってほしい

今まであまり考えてこなかったものですから、
思わず身を正すような気持ちにさせられました(笑)

やはりいろいろなご意見があるものですね。

例えば、パルティータ2番をとってみますと
全6曲中で自分でも踊れるかな?(踊れないくせに・・笑)
と思うのは、わずかに5曲目のロンドゥーくらいではないでしょうか?

>バロック的な語り口としては、「歌う」より「しゃべる」ニュアンスが強い

これは私も同意見です。

やたらカンタービレに流されると、聴いていて飽きが来やすい気がします。
まさにビルスマは朴念仁のようにしゃべります(笑)

踊れない舞曲
投稿者:couperin1966
2002/ 6/29 7:01 メッセージ: 1369
これは 1368 に対する返信です
ここでいう舞曲は「バレエ」ではなく「ダンス」なのですが、確かにバッハの舞曲で実際に踊ったかどうかは疑わしいです。
既に組曲は舞曲の形式を残した「聴きもの」になっていたのかもしれません。

それでもやっぱり「舞曲」は「舞曲」らしく、つまり各舞曲の跳躍感やステップを考慮した演奏であってほしいです。

有名なバッハのシャコンヌなどは、モダンの方々の多くは朗々と慈悲深く深い悲しみをたたえた重々しい演奏をされますが、本来のシャコンヌはもっとサクサクとした軽やかなノリのはずです。
でもそうやってしまうと聴きなれたシャコンヌとはかけ離れてしまうので、聴衆からは敬遠されてしまいますよね。

結局本場のインド・スリランカの「カリー」であるタンドリーチキンをナンとともに食するのが好みか、普段食べなれたどこぞの「バーモンドカレー」のほうが美味と感じるかは、作り手ではなく食べる側の論理によるところが大きいのではないでしょうか。

作り手は自分の味を好む客を見つけるしかありません。

re:踊れない舞曲
投稿者:mont_54
2002/ 6/29 11:57 メッセージ: 1370
これは 1369 に対する返信です
couperin1966 さん

>それでもやっぱり「舞曲」は「舞曲」らしく

うーん、何か良く分かるような気がします。
きっと古楽の人達の思いも同心円上にあるのでしょうね。

バレエとの関係について、拙稿ではありますが、ご参考までに以下を

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=MU&action=m&board=1834581&tid=a5pa5la5a82bb3zam9ga5ha5ta2va2v&sid=1834581&mid=175

シャコンヌにはプゾーニやリスト等によるトランスクリプションが
ありますが、これらはもう全く「踊りの概念」が取り払われていますよね。

しかし、カレーの話を比喩に出されたのはとても納得です(笑)
何かイチロー選手の3塁打を見たような、すっきりした気分(拍手)です。

舞曲の話、まぜてください
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 6/29 12:56 メッセージ: 1371
これは 1370 に対する返信です
具体的な演奏の例ですが、たとえば無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番のシチリアーノ。多くのヴァイオリニストが、バッハとは深遠な音楽なのだという思いこみで、舞曲のリズムを殺しているなかで、グリュミオーは実に優雅な舞曲のリズムで弾いています。(これだったら実際に踊れそう)

無伴奏パルティータ第3番のメヌエットには、シゲティのすさまじい演奏がありますが、これじゃまるでベートーヴェンです。もちろん、こういう演奏に感動するのも自由ですが、クイケンのお気楽極楽の演奏を聞いてしまうと、やっぱり舞曲だなあと納得するのです。(念のために、私はシゲティがすごく好きですが、それでもあのメヌエットには苦笑してしまうのです。)

舞曲の話・組曲の話
投稿者:mont_54
2002/ 6/29 13:35 メッセージ: 1372
これは 1371 に対する返信です
こんにちは、kuzunoha_bach さん。

>クイケンのお気楽極楽の演奏

とはまた楽しいお話ですね。
まさしくシゲティの演奏の凄さは一聴に値しますが、
せめてメヌエットのような3拍子系(パルティータのロンドゥーも含め)は
やはり幾分なりとも踊れる演奏がいいと私も思います。

そういえばバッハ期の組曲の中から、今日なおその命脈を保っている曲は
このメヌエットだけですよね?

舞曲集としての「組曲」がその後段々と廃れ、ソナタの天下になってしまった。
組曲好きの私にとって、実にくやしい(笑)ことであります。

現在の組曲といえば、ほとんどがバレエ物。
でもバレエならば聴くだけでは全く物足りないし・・・

ドーリア調
投稿者:walcha_99
2002/ 6/30 1:27 メッセージ: 1373
これは 1329 に対する返信です
juncoopさん,レスが遅くなって済みません。
またオルガン曲の話ばかりでスレッドから孤立しているようなので非常に恐縮しています。

ドーリア調 BWV538いいですね。
この曲を聴いていると「晩秋」という言葉がいつも思い浮かびます。「抑えた悲哀」が表現されているようで,そこに惹かれます。トッカータ(あまりトッカータらしくなく「前奏曲」としてもおかしくないと思いますが)とフーガのバランスが良くて,特にシュヴァイツァー先生が「ローマの大アーチ」と名付けたフーガの主題が魅力的です。

如何ですか?

BWV668
投稿者:walcha_99
2002/ 6/30 1:44 メッセージ: 1374
これは 1345 に対する返信です
バッハの絶筆ですよね。
オルガン小曲集の中のBWV641「我ら苦しみの極みにありて」(これも私の好きな曲です)を改変して作ったとモノの本には書いてありますが,同じコラールなのかは定かではありません。

いまわの際にもあれだけ平静な心境でいられるというのは驚きです。
何回も聴いていると,先を急いでいるようにも聴き取れるところもあるようで,興味深く思いました。

ドリア調
投稿者:juncoop
2002/ 6/30 12:49 メッセージ: 1375
これは 1373 に対する返信です
トッカータとフーガニ短調ドリア調は、私の場合、聴いてて思うのは、とにかく格好がいいということ、しかもその音楽は深刻でもあり、諦めでもあるような、人間の苦悩を表現した音楽のように感じますね。
フーガを含め、この世に生を受けた人間の苦しみを表現したのではないかという感がします。

トッカータとフーガDmoll もう一つ
投稿者:mamohaha
2002/ 6/30 17:33 メッセージ: 1376
これは 1375 に対する返信です
「ドリア調」については・・・。
昔失恋した時、うっかり聴いてしまって、
ぼろぼろ泣いてしまった、ちょっとつらい思い出が。
今でも、聴くのに勇気のいる曲です。

もう一つの「ニ短調」、
所謂メジャーなあの曲ですが、
「偽作なのでは」という説が有力ですね。
もしバッハの曲なら、アルンシュタット時代の作の可能性が高いようですが、
この曲、バッハの働いていた、アルンシュタットの「新教会」(現バッハ教会)で聴きました。
偽作かどうかはおいといて、「この曲は、ここで生まれたんだ」という、
プライドみたいなものを感じました。

当時のバッハは、「若気の至り」の固まりだったようですが、
それを考えると、あの情熱的な曲が彼の作だというのもありかな、と。
学問的なことは、「教授の家」で勉強してきます。(^_^;)

小フーガ
投稿者:wadakamaru
2002/ 6/30 21:02 メッセージ: 1377
これは 1376 に対する返信です
別のサイトで同じ話題があったので、こちらでも書き込みます。

もう一つニ短調とは、いわゆる「小フーガ」のことだと思いますが、
これがバッハの、しかも彼のオルガン曲の神髄なんて思っていたのに、偽作と言われたらがっくりです。
とはいうものの、バッハの作としたら青年時代の作の筈だし、
まだバッハのオリジナリティとしては、未完成な部分があるように思うのです。
そして、この曲をマンゼがヴァイオリンのソロで演奏している[HMF HMU907250.51(2Ds) Vn,Cemb-So.のオマケ]
ことを考え合わせてみると、ひょっとしたら、純粋のオルガン曲では無いのかも知れない、
と言う気持ちにもなります。他人の作でなくても、
ひょっとしたら別の楽器の編曲である可能性は有るかも知れません。
でも、あの出だしはオルガンでないと雰囲気が出ないのです。
そこまで、刷り込みされているのに、今更「バッハじゃない」と言われもちょっと困るのです。

mamohaha さん、はじめまして。
私にも聴くのがつらい曲があります。(;.;)

いわゆる「小フーガ」は、
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 6/30 22:22 メッセージ: 1378
これは 1377 に対する返信です
普通はト短調BWV.578を指すのではないでしょうか?
「幻想曲とフーガ」として知られる同じト短調のBWV.542と区別するため、「小フーガ」と呼ばれていると
記憶しています。これはバッハの真作でしょう?
BWV.565は、他のバッハの曲と全然違う響きがするので、偽作でも不思議はないと私は思っています。
他のバッハの曲で、「偽作」に納得できる曲として、フルートとチェンバロのための変ホ長調のソナタ
(BWV.1031, シチリアーノで有名)を挙げます。
こちらは、絶対バッハの作品じゃないと思いますね。脱線ごめんなさい。

ドーリア調
投稿者:walcha_99
2002/ 7/ 1 0:50 メッセージ: 1379
これは 1376 に対する返信です
juncoopさん,mamohahaさん。

>しかもその音楽は深刻でもあり、諦めでもあるような、
>人間の苦悩を表現した音楽のように感じますね。
>フーガを含め、この世に生を受けた人間の苦しみを
>表現したのではないかという感がします。

「ドーリア調」については「諦め」がテーマになっているように聴き取れる部分が確かにありますね。
最近,ロ短調BWV544にはまっています。何か「苦み」が表現されているようでありますが,苦しくてもそれでも諦めないで生き続けようとすると,こういう音楽になってしまうのではないかと感じています。強烈なメッセージが表現されている様ですが,「病気」だとか「死」にまともに向き合った音楽だと感じました。
フーガは3部から成っています。第1部は比較的定型的ですが,第2部は歌謡的で表情豊かでいささか楽しげであり,第3部は急に表情が険しくなります。この険しさが真実なのでしょうか。
いずれ万人に共通のテーマですね。演奏はやはりヴァルヒャが良いと思います。

RE:リリングのカンタータ演奏
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 1 12:59 メッセージ: 1380
これは 1343 に対する返信です
skunjpさん今日は、
リリングの演奏は、本当にいいですよね。
リリングのカンタータ全集で驚くのは、いろんなアーティストが顔を出しているところですよね。しかも名演奏家が見られます。
ソプラノのオージェ、ドナート、アルトのワッツ、ヘフゲン、ハマリ、テノールのシュライヤー、クラウス、エクヴィルツ、バスのフィッシャー=ディースカウ、シェーネ、ニムスゲルン、フッテンロッハー等。
器楽奏者については特に驚きますよね。
オーボエは、シェレンベルガー、マンフレート・クレメント、ハンス・ペーター・ウェーバー、ジャック・シャンボン、宮本文昭、ゴリツキ、ファゴットのトゥーネマン、フルートのペーター・ルーカス・グラーフ、チェロ・ピッコロは何とアウグスト・ヴェンツィンガーですもんね。
しかも私の好きなモダン楽器による演奏なので、やはりこれからもリリングのバッハを聴いていきたいですよね。

フルート・ソナタ
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 1 13:16 メッセージ: 1381
これは 1 に対する返信です
バッハのフルート・ソナタはヴィヴァルディの忠実な羊飼いと並んで、いいですよね。中でも、BWV1031が愛らしいのですが、残念ながら新バッハ全集から抜けてしまっているのも事実であるのが残念なんですが、ニコレ、グラーフ、などの名演があるのにもかかわらず、やはりランパルとヴェイロン=ラクロワが一番好きです。
ランパルとピノックのコンビも出ているようですが、どうなんでしょうね?
またBWV1033も好きなんですが、これも偽作と言われていて、大変残念。
トリオ・ソナタBWV1036〜1040もなかなかいいもので、以前ムジカ・アンティカ・ケルンで全集が出ておりましたが、CD再発が待たれるところ、BWV1040のトリオ楽章は、現在ホリガーのオーボェとカメラータ・ベルンのCDがあります。

フルートソナタは名演がいっぱい
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 1 17:50 メッセージ: 1382
これは 1381 に対する返信です
juncoopさん。ヴィヴァルディは、近年シェ
ドヴィルという人の作品であることが判明
して、僕などはガッカリしました。

でも、好きです。羊飼い・・・。

いいものは良い。バッハのフルートソナタ
も、偽作とされるものが数曲ありますが、
僕は好きですね。

とは言え、BWV1030ロ短調の素晴ら
しさは圧倒的です。古今のフルート曲中、
トップであると思います。

名演が沢山あります。スイス勢、ニコレ、
グラーフは最右翼と言うべき名演です。

特にグラーフの彫り深い造形は、ギリシャ
の彫像を見るようで見事。

でも個人的には、フランス勢が好きです。
ランパル(若いときの方が良いですよ)、
ラリュー、ラルデ。

フレンチスクールは、その粋な表現と、き
らきらと煌めく、コバルト色の蝶の飛翔を
思わせる音色が最高!

あと、ドイツ勢として、カール・ハイン
ツ・ツェラーをぜひCD復刻して欲しい!

トラヴェルソでは、クイケンが格別。滋味
あふれ格調高い名演。

ブリュッヘンは、フレーズの造形が大変に
鋭くバロック的で、聞きごたえあります。

有田さんももちろん凄い・・・

・・・他にも名演がいっぱーい!

ラジオで偽作説に言及しない学者もいたなあ
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 7/ 1 22:41 メッセージ: 1383
これは 1381 に対する返信です
昔は、「フルートとチェンバロのためのソナタ」3曲と「フルートと通奏低音のためのソナタ」3曲を第1〜6番と
称していたんでしたっけ。
偽作とされているBWV.1031やBWV.1033は、よく服部幸三氏のFM番組で、バロック音楽入門として
かかっていたような記憶がありますが、服部氏は偽作説には全然言及しませんでしたね。
学者にあるまじき不誠実な態度だなあと、昔から思ってました(皆川達夫氏の態度とは対照的でした)。
もっとも、BWV.1031もBWV.1033も良い曲だとは思います。バッハの作品に並ぶ高みに達しているとは
思いませんけど。

フルート・ソナタbyトラヴェルソ
投稿者:otik_0608
2002/ 7/ 1 23:50 メッセージ: 1384
これは 1382 に対する返信です
 バッハファンの皆様、お久しぶりでございます。otik_0608です。
 いつの間にか、書き込み数がスゴク増えて「平均律」を超えてしまいましたね。バッハファンの皆様の熱い情熱には頭が下がります。
 
 今回の話題はフルート・ソナタですか。私も大好きです。BWV1030ロ短調はもちろん、シブい大人の魅力満載のBWV1034ホ短調にもシビレます。
 
 私は個人的に現代の金属製フルートの音がどうしても好きになれないので、フルート・ソナタはフラウト・トラヴェルソによる演奏を愛聴しています。
 主に聴いているCDは有田正広の旧盤(デンオン)です。偽作とされるBWV1031&1033も収録されていて(新盤はなし)、演奏も真摯で力強くすばらしいです。
 もう一つ愛聴しているのがムジカ・アンティクァ・ケルンの演奏(「室内楽曲集」という5枚組に収録、アルヒーフ)です。トラヴェルソはハーゼルゼットが担当しています。親分(?)のゲーベルが参加してないためか、この団体独特のアクの強さが薄らいだ、軽やかな仕上がりになっています。名曲のBWV1030も余分な力を抜いた、いい演奏です。
 skunjpさんが紹介されていたB・クイケンのCDも10年くらい前に借りて聴いたことがあります。ちょっと低めのピッチ(A=395くらい?)に違和感があって、当時はその良さがわからず購入には至りませんでした(バカな私・・・)。

年齢とともにモダンが
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 2 10:17 メッセージ: 1385
これは 1380 に対する返信です
juncoopさん。お早うございます。

このところカンタータはリリングばかり聴
いています。

歌詞を見ながら聴くと感動が深まり、日本
盤で買い直して本当に良かったと思います。

(ただこのコロンビア盤は、検索がしづら
くて困ってますが・・・)

20年数年ほど前の僕は、当時続々と輩出
した古楽器演奏団体の新鮮なバッハにしび
れまくっていました。

だから自然、リヒター、リリング等は遠ざ
けていたのですが・・・しだいに(年齢と
共に?)モダンの良さを再発見しました。

ヴェンツィンガーもいたんですか・・・
今夜聴いてみよう。(^o^)

さらにフルートソナタ
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 2 10:40 メッセージ: 1386
これは 1384 に対する返信です
otik_0608さん、お久しぶりです (^o^)/

BVW1034ホ短調がお好きとは渋いですねー。
あれも名曲ですね。(演奏がとても難しい
です)

僕としてはあと、伸びやかなBWV1035ホ長調
が好きです。これはバッハとしてはちょっ
と異色作で、ベルリン趣味の息子の影響を
受けているのでは、とか思ってしまいます。

偽作説のあるBVW1031変ホ長調は、特に第2
楽章あたりが、エマヌエル・バッハくさい
雰囲気です。良い曲ですが。

それから、真作BVW1032イ長調は堂々とした
傑作ですよ。(第1楽章最後がちょん切れ
ていて残念)

有田さんの旧盤がお好きだとのこと、有田
さんも再録する際、旧盤を聴き直して「う
まいなー」と脅威を感じたそうです。

ハーツェルツェットも良いですね。この人
の音はトラヴェルソなのに小気味よい芯が
あって好きです。この人のフランスものは
最高で、ブラヴェなんて天才的です。

もう少しフルートソナタ
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 2 11:22 メッセージ: 1387
これは 1386 に対する返信です
私は、BWV1030ロ短調が好きかな。
というのも、最初にコンサートで聞いたときのインパクトが強かったので。
もうそのまま・・・って感じですね。
以前安曇野の喫茶店に入った時、この曲の第一楽章が流れていて、「おお!」と思いました。
が、ずーっとそれのリピートばかりで・・・。
苦笑いしてしまったことがあります。
さすがに、それはねえ。

ところで、バッハのこういう器楽ソナタを聴く時、
コンティヌオと独奏楽器でフーガになってたりしますよね。
モダン楽器だと、その掛け合いの妙が分かりにくい(独奏楽器の音が出しゃばって)という話も聞きますが、どうでしょう。
ヴァイオリンソナタだと、確かにそんな気もしますが。

魂の舞踏
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 2 12:09 メッセージ: 1388
これは 1371 に対する返信です
昨夜、シゲティの無伴奏を聴きました。
またまた深く感動しましたぁ。 (^o^)

パルティータ第3番のメヌエットも、最初ぎくしゃくとしたリズム
にちょっと違和感を感じましたが、聞き終わる頃は<精神の輝き>
に圧倒され「文句ない文句ない」と平謝ってしまいました。(-_-;)

結局シゲティがバッハに何を求めているかですね。

それは最大公約数的なものではないから、こちらから寄り添う必要
がある。

そうして、寄り添ってはじめて聞こえてくる世界がある。

それは、陳腐だけども「真実」という言葉で表現できる。
真実には、醜くてかっこ悪い部分が付き物でしょう。

ホラ、僕らがなりふり構わず、真剣に何かを追求しているとき、
その姿って第3者にはカッコ悪く見える時があるでしょう。

でも、そのかっこ悪さと引き替えに、人間は真実の<精神の輝き>
を得るのかもしれない・・・。同じ事がカザルスにも言える。

もちろん、クイケン、ビルスマが真実でないという意味ではありま
せん。

ただ、シゲティがバッハという対象に没入しきって自分を見ていな
いのに比して、彼らは「演奏している自分」or「スタイル」を注視
している。(と、そんな気がするのですよ)

そこからバッハのスタイリッシュな、また別の魅力が引き出される。
これもまたバッハの本質であり、僕も大好きな世界です。

ともかく、バッハの舞曲は、踊り手がふと踊りやめて、曲に聞き入
らせてしまうような<呪縛力>があります。

・・・そのとき肉体は息をひそめ、魂が躍り出す。

バッハにおいては、舞曲が「肉体的な舞踏」から「魂の舞踏」に
昇華されているのかもしれませんね。

skunjp さんの文章はいつも・・・
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 2 12:39 メッセージ: 1389
これは 1388 に対する返信です
読んだあと10分くらいは考えさせられてしまう。(実際は5分くらいかナ)
それから似たような自分の体験を思い出してみる。(該当なしの場合もある)
それをベースに空想をめぐらしてみる。
それで
「あ、この事を語っているんだ」と少し理解する。(僕の思い違いの場合もある)

それで話題の対象になっている曲を聴き返してみる。(未所有の場合もある)

該当部分に当たると、思わず「ニヤッ」としてしまう。

てなパターンが多いカナ?これまで・・・



私はカンタータに関しては、話題を提供する程には聴き込んでいないため、
もっぱら聞き役に徹してきました。

でも皆さんの話を綜合すると、どうやらリリングがよさそうですね。
ありがとうございます。
おいしい部分(結論?)だけもらっちゃった(^^;

カザルスは一体誰のバッハを弾いたのか?
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 2 13:38 メッセージ: 1390
これは 1 に対する返信です
いきなりお願いなのですが、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

その昔、カザルスは町の骨董屋で初めてバッハの無伴奏チェロの楽譜と出合った。
一見して感動と衝撃を受けた彼は、それを購入急ぎ家に持ち帰った。
それから楽譜に取り組むこと十二年、ようやく彼は無伴奏チェロの
演奏を人前で披露した。

といった逸話はどこかで読んだことはあるのですが・・
「誰のためのバッハ」ではなく「誰のバッハ」という観点で考えてみると
実に興味深い問題だと思うのですが。

(ご参考までに)
以前、私自身の投稿でも書きましたが
むかしランドフスカおばさんが誰か(恐らく多くのピアニスト)に向かって
「あなたはあなたのバッハを、私はバッハのバッハを弾くのです」
と言いました。そして
「私は心からバッハを愛する多くの人のために、バッハを弾きます」
とも言いました。

誰のバッハ?
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 2 16:20 メッセージ: 1391
これは 1390 に対する返信です
>「誰のためのバッハ」ではなく「誰のバッハ」という観点

えええ〜・・・?

「誰かのため」は、考えたことあるんですけど・・・。
「ロ短調ミサ」の『グロリア』とか歌う時は、思うんですよ。
「この場所で聞いてくれている人、そして、全ての人に良き心と平和を」
バッハを歌う時は、自分は媒体だと思っているので。

でも、歌っている自分という存在もいるわけで、
それを考えると、「自分のバッハ」という面もあるのかな。
器楽曲の場合は、また違うかもしれませんが。

指揮者の先生は、昔「僕は、バッハとチャネリングするつもりで振ってる」と言っていました。
カザルスも、そうだったのかしら。
あくまで想像ですが。

カザルスの無伴奏
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 2 17:18 メッセージ: 1392
これは 1390 に対する返信です
mont54さん、この話乗ります。

「カザルスが演奏したのは誰のバッハか?」

うーん。難しい質問です。
質問の意味も少し難解のような気が・・・

カザルスがはじめて、無伴奏チェロ組曲の
楽譜を見た時の感動と衝撃。

それまで、カザルスはこの曲の演奏を聴い
たことがなかった訳でしょう。

とするとその時、彼の頭の中に鳴り響いた
音楽は、カザルスが生涯にわたって体験し
蓄積していた音楽語彙の、バッハへの投影。

つまり、「カザルス語のバッハ」であった
わけですね。(当たり前か・・・)

大事なのは、ここから無伴奏チェロ組曲の
「解釈の旅」が始まる点でしょうね。

ビルスマのアンチ・テーゼも、この源泉に
向けられるわけですから。

ps.今日はこれから仕事がらみの飲み 
   会。イヤな酒になりそうです。
   せめて、バッハを頭に鳴らしながら
   飲みましょう。

カザルスは一体誰のバッハ
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 2 19:54 メッセージ: 1393
これは 1390 に対する返信です
mont_54さんこんばんは、

難しい話ですよねーー。無伴奏チェロの楽譜を発見した話は、聞いたことがあります。
では、自分が音楽をやっていて、もし自分が発見したらどうなるのかと、考えてみました。
やはり自分のために弾いたのではないでしょうか。
それと共に、こんな傑作を埋もれさせる訳にはいかない、ぜひ自分で初演して世の人に問いたいと思ったであろうし、それは、きっとカザルス自身がその使命感を持ったのに違いありません。
忘れ去られた傑作を音楽家が再発見し、初演するというのは、本人にとっても大変名誉なことですよね。
しかし、私はこの程度思うだけのことで、
mont_54さんが言わんとする課題の本質までは、よく答えられません。かなり難しい質問だと思いました。本当の適格な答えは、やはりカザルスのみ知ることですかね。

貴方にとってバッハとはなんですか?
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 2 20:06 メッセージ: 1394
これは 1 に対する返信です
逆に皆さんにお聞きしたいのですが、
貴方にとってバッハとはなんでしょうか?
バッハについての想い出とかありましたらぜひお聴きしたいですね。

私は、学生時代の想い出であり、かなり勇気づけられたのが、バッハの音楽でした。
というのも、バッハの音楽のような素晴らしい音楽がこの世に存在すること事態、私はこの世に生を受けてよかったと思いました。それほど、バッハの音楽は人生の中でも、かなりの影響を受けましたし、感動したのも事実です。沢山の音楽家がいますが、その作曲家の全作品を聞きたくなるという欲望が生じるのは、唯一、バッハだけでありました。

バッハの協奏曲についての疑問
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 2 20:29 メッセージ: 1395
これは 1 に対する返信です
バッハは、協奏曲をいくつか書きましたが、ブランデンブルクの1、3、6番のような特殊な曲は除いても、なぜヴィヴァルディ型の3楽章協奏曲を採用したのでしょうか?当時は、コレルリのパターンのような合奏協奏曲もありましたんですが、都会的なヘンデルがコレルリ型の協奏曲を好んで用いたのに対して、ドイツ・ザクゼンの地方にいたバッハが近代的なヴィヴァルディ型の協奏曲を採用したのは、興味深いことです。ヘンデルの作品6の協奏曲はどちらかいうと、よりバッハらしい曲のような気がするのですが、バッハがこの種の協奏曲を書いていたら、いったいどんな感じになったんでしょうね?

Re:バッハの協奏曲についての疑問
投稿者:wadakamaru
2002/ 7/ 2 21:16 メッセージ: 1396
これは 1395 に対する返信です
おそらくバッハは、ヴィヴァルディが確立したコンチェルトの形式に感動したからでしょう。
バッハには、ヴィヴァルディを徹底的に研究した節が見られます。
ヴィヴァルディが編み出したこのコンチェルトの形式は、
あっという間に広まり、当時の殆どの作曲家が採用した形式です。
イタリアの作曲家は言うに及ばず、ドイツのテレマンもいくつか作曲しています。
ただひとり偏屈者がいて、それがヘンデルです。
彼は最後までこの形式を採用しませんでした。
それとフランスの作曲家でも、あまり見かけないですね。
ラモーやクープランには見かけないし、ルクレールにいくつかあるくらいでしょうか。
ヘンデルと同じようにイギリスで活躍したジェミニアーニなどは、
様々なスタイルを試みていて、楽章の区別さえはっきりしない、ドラマチックなコンチェルトを作曲しています。
当時、主流は3楽章形式だったかも知れませんが、
コンチェルト・グロッソにこだわる人、フランスの宮廷音楽にどっぷりつかっている人、
当時ポルトガルの植民地だったブラジルに渡った人、
チェンバロにこだわっていた人、オペラにこだわった人、
ヴィヴァルディとはまた違った、新しい形式を試みていた人など、様々な人がいたようですね。

コレッリってどんな人?
投稿者:bigsingerck
2002/ 7/ 2 23:51 メッセージ: 1397
これは 1396 に対する返信です
突然書き込みしてすいません。
アルカンジェロ・コレッリについて出来るだけ詳しい情報を教えてください!お願いします!

ヴィヴァルディの作品3は素晴らしいものね
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 7/ 3 0:11 メッセージ: 1398
これは 1396 に対する返信です
> おそらくバッハは、ヴィヴァルディが確立したコンチェルトの形式に感動したからでしょう。
> バッハには、ヴィヴァルディを徹底的に研究した節が見られます。

作品3の12曲のうち6曲の編曲が残っているんでしたっけ、確か。
ヴィヴァルディの作品3は素晴らしい曲集ですもんね、創意工夫に満ちていて。現代の耳で聴いても
そう感じされるくらいだから、当時の衝撃は相当なものだったのでしょう。

#もっとも、ヴィヴァルディはその後、急速にマンネリ化してしまいますけど。

誰のバッハ?(少しズルい私の見解)
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 3 1:50 メッセージ: 1399
これは 1 に対する返信です
何か禅問答のような話になってしまい、申し訳ありません。
でもいろんな方が私のつまらぬ問題意識にお付き合い下さいました。

まずは厚くお礼を申し上げます。

mamohaha さん

>「僕は、バッハとチャネリングするつもりで振ってる」と言って〜

とても有力な情報をありがとうございます。
当然、タクトを置いてチェロを抱いている時も同じ気持ちでいるのでは?
と考えるのは自然ですよね。
「チャネリングする」というのはバッハと触れ合いたい、という解釈が
成り立つのでしょう。きっと。

skunjp さんは・・・

カザルスの楽譜と初めて出合った時の感動と衝撃、をトリガーにして
本人がそれまで聴いたこともない音楽である。したがって
本人がそれまで蓄積してきた音楽的資源(財産)をもって
「カザルス語のバッハ」でアプローチしたであろう(したはずだ)
いかにもskunjp さんらしい豊かな表現性と論理性(三段論法)を
組み合わせた解釈。


juncoop さんは・・・

>こんな傑作を埋もれさせる訳にはいかない

というカザルス自身の音楽家としての使命感と、
傑作を初演する(したい)という名誉と喜びに着目されました。
まさにカザルスの動機を主題に据えられました。


評論家ぶった生意気な態度は平にお許しください。

私はランドフスカの話を冒頭にもってきて、カザルスが弾いたのは
「自分(カザルス)のバッハ」なのか?
「バッハのバッハ」なのか?
そもそもこの問題が二者択一的な問題でしかないのか?という疑問。
(もっと他(第三)の解釈が成り立たないものなのか)
ずっと考えていました。

ランドフスカの問題提起は、おそらくその後の古楽復興運動の
流れに結びついていったのでしょう。
時代背景からすると、カザルスに「バッハのバッハ」という概念が
あったかどうかは、ちょっと考えにくい面もあります。
チェロを抱え込む古式奏法から右腕を解放してダイナミックな運弓を
可能にした、近代奏法のパイオニアという面でみても・・・

では「カザルスのバッハ」なのか、
チャネリングというバッハへの主体的な接近を試みたカザルスを見て
そう断言するのも自信がもてないです。

カザルスの活躍した19世紀の終わりから20世紀にかけて
バッハが世を去って、およそ150年程経過している訳ですが、
骨董屋(楽譜店)での出会いが13歳、それから研鑚を積むこと12年
彼が弾いたのは、バッハのバッハでもなく、カザルスのバッハでもなく
20世紀精神のバッハ(つまり新世紀の声)であったはず。

という私の結論(推論)はチョットずるいですかね(^^;

一つ訂正
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 3 2:04 メッセージ: 1400
これは 1399 に対する返信です
>チェロを抱え込む古式奏法

と言ったのは間違い(勘違い)ですね(^^;

正しくは右ひじをわき腹につける(離さない)でした。

読み直してヨカッタ。。。

ヴィヴァルディの評価について
投稿者:brillin14
2002/ 7/ 3 7:21 メッセージ: 1401
これは 1398 に対する返信です
ただ、好きで聴いているだけの愛好家に過ぎませんので、
ちょっと此処に書き込ませていただくのは勇気がいるのですが・・。
「バッハとヴィヴァルディの音楽があったからこそ、今の自分が在る。」と
いい切れる程、私の細胞の中に深くその音が刻み込まれています。

BACHもヴィヴァルディも音源として(どんな曲かというレベルです。)
手に入るものは、ある程度は聴いてみた今、
Katochanさんが、仰られた
>#もっとも、ヴィヴァルディはその後、急速にマンネリ化してしまいますけど
というお言葉は私にとっては素直に頷くことはできません。

私にとっての音楽の評価は、譜面として綺麗な形で音符が並んでいるか、
譜面の中にどれほどの音楽が隠されているかではないのです。
「音楽の中にどれほど自分を投影させることができるか。」なのです。
上手く説明ができなくて少し意味不明かもしれませんが、
BACHの音楽の中に癒しは存るのに“ときめき”がないのです。
其処に自分が入り込む余地がない位に完成されてしまっている。

私はBACHが一番好きな作曲家なのに、ヴィヴァルディには“ときめき”を
覚えます。始めは不思議でしかたがなかったのですが、
彼のフーガの中には私が一番すばらしいと思うBWV542のフーガにはない
ときめきを感じます。
一部の評論家の方が仰られた“マンネリ”というお言葉は本当に聴いてから
評価されたのか私は疑問なのです。
私は、作品3以降の作品がつまらないものだとは思いません。
むしろ、完成された美しさには及ばないにしても、それらの作品の中にこそ
心惹かれる美しさをみています。

よく、ライプツィヒ時代のBACHのカンタータは1週間の間に曲を作り、
楽譜として形を作りながら、まだ、あまり音楽的に充分でない少年達に
練習させ、どうにか間に合わせた位急いで作ったから、
曲がマンネリ化されているとか、パロディばかりだとか聞きますが
そのことにしても、実際に曲を聞いてみれば、BWV67第6曲のバスの
アリアとBWV234のグローリアはイコールではない美しさを見出す
事ができると思うのです。(私はBWV234の方が好きです。)

ヴィヴァルディについては、好みの問題も大きいと思いますが
是非、たくさん聴いてみて下さい!
もしかしたら、違った思いを抱かれるかもしれません。(^_^)

合奏協奏曲
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 3 20:36 メッセージ: 1402
これは 1395 に対する返信です
ヘンデルの合奏協奏曲OP6−10を聞くと同じように思われるかもしれませんが、バッハのような組曲だと思いませんか?
フランス風序曲からはじまる、この深刻なメロディーはあまりにも、管弦楽組曲第2番のような、渋い響きですよねーー。
いやーーもっと暗いかもしれません。なんと渋い協奏曲なんでしょう。それはまさにコレルリのラ・フォリアをジェミニアーニが合奏に編曲したような渋さでもあります。バッハが書きそうな音楽とも思えますよね。

またバッハの合奏協奏曲イ短調BWV1044と言われる作品はクラヴィーアやオルガン曲から編曲されたものですが、かなり深刻なメロディーで、同じ編成のブランデンブルクの5番とはなんと対照的なんでしょう!

Re:コレルリってどんな人
投稿者:wadakamaru
2002/ 7/ 3 20:44 メッセージ: 1403
これは 1397 に対する返信です
ここでは、トピずれになるので手短に。
というか、専門的なことは知らないので。
当時の作曲家達から尊敬され、
特にヴァイオリンの曲で多大な影響を与えた作曲家です。
完璧主義というか、推敲に推敲を重ねたものしか、
作品として発表しなかったそうです。
そんな彼も、時代の流れにはついていけなかったようで、
年若いヘンデルにどやされたというエピソードがあるそうです。
といっても、ヘンデルもコレルリを尊敬はしていたようです。

ヴィヴァルディのことで
投稿者:wadakamaru
2002/ 7/ 3 20:53 メッセージ: 1404
これは 1398 に対する返信です
これもトピずれになるのですが、あえて。

> #もっとも、ヴィヴァルディはその後、急速にマンネリ化してしまいますけど。
おそらく、ある音楽家が言った「600曲のコンチェルトを書いたのでなく、1つの曲を600回書き変えた」
この言葉をどこかで聞いて、その暗示にかかっているのでは、と思います。
この言葉は、これを引用したヴィヴァルディの研究者から、不当なものとして否定されています。
我々愛好者からみても、入り口付近だけでものを判断しないで、もっと奥へと言いたくなります。
ヴィヴァルディ・ワールドの奥へ奥へ入っていくと、
よくもまあ、これだけ次から次へといろいろな曲想が湧いてくるものだと、感心するばかりです。
そしてこれは、バッハでも全く同じ事です。
同じ批判は、どの作曲家に対しても同等程度に言えるのではないかと思います。
中にはこれはやっつけ仕事の駄作かな、と思うものあるし、
習作的に書いたのを、後世の我々が勝手に世間に発表したのも有りそうです。
コレルリのように、またドラマに出てくる陶芸家のように、
気に入らぬものはその場で、ばんばん割っておけば、
秀作揃いになったかも知れません。(^_^)

6つの演奏で聴くブランデンブルク
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 3 20:57 メッセージ: 1405
これは 1 に対する返信です
ブランデンブルク協奏曲はいいですよねー。
さて、では誰の演奏がベストかというと、またこれも十人十色。私の好みを発表させてください。

全曲は、これもまた厚い音色
ヘルムート・コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団です。とにかくゆったりとした、ドイツ的な重い演奏。楽器もよく歌っております。

1番 コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団
とにかく演奏がいい。

2番 コレギウムアウレウム合奏団
タールのtp、リンデのbfといい、とても優雅な演奏

3番 パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団
合奏力の素晴らしさはこの演奏がベスト

4番 マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
シェリングのvnは最高。ペトリも光る。

5番 イ・ムジチ合奏団
アーヨ、ラリュー、ガラティがベスト。厚い音とよく歌わされた線の太い演奏。

6番 コレギウムアウレウム合奏団
やっぱり優雅ですよねーー。


となってしまいますね。皆さんはどうでしょう?

リヒターはあまりにもせわしない演奏。
ボッセとゲヴァントハウス・バッハは線が細いし、ドイツ・バッハ・ゾリステンは軽すぎるし、カラヤンは編成が大きいすぎるし、カザルスはクセがキツイし、ケルン室内管弦楽団も軽いし、イ・ムジチの2回目は線が細いし、フンケ指揮新バッハ・コレギウムは聴いてられないし、やはり、コッホでしょうね。
好き勝手書きましてすみません。

芸術家の駄作廃棄
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/ 3 21:13 メッセージ: 1406
これは 1404 に対する返信です
wadakamaruさん,こんばんは

> コレルリのように、またドラマに出てくる陶芸家のように、
> 気に入らぬものはその場で、ばんばん割っておけば、
> 秀作揃いになったかも知れません。(^_^)

卒業生の話では,芸大の裏手には,瓦礫の山があるそうです.
陶芸などの駄作をバンバン割る場所です.
また,セザンヌも絵をずいぶん捨てていたと書いてありました.
ですから,駄作破棄はドラマばかりではないようです.

トピずれ失礼しました.

ヴィヴァルディの「ときめき」
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 4 11:32 メッセージ: 1407
これは 1401 に対する返信です
brillinさん、こんにちは。

悲しいことにヴィヴァルディの評価は、一
般的に低いですね。特に中期以後。

ダラピッコラの例のひとこと(同一曲の、
600回の繰り返し)はヴァイヴァルディ
の一面を突いているようで、実は皮相な見
方に過ぎない、と思います。

彼は、ヴィヴァルディの600曲を子細に
調べた上で言っているのでしょうか?

もっとも僕も、作品番号の付いている曲を
中心に大体聴きましたが、全部聞いた訳じ
ゃないので、偉そうには言えませんが。

しかしこんな者でも、作品10のフルート
協奏曲を練習すると、発想の多彩さと、曲
の仕組みの多様性に驚きます。

そもそも、バッハほどの天才があれほど惚
れ込んで、たくさんの編曲を残すというの
は、それなりの強力な魅力があったわけです。

バッハのヴィヴァルディ研究の成果は、作
品の中で美しく結実しています。

バッハの美しいメロディラインを持つ傑
作。たとえば、「トッカータ、アダージョ
とフーガ」のアダージョや、チェンバロ協
奏曲ト短調の第2楽章を聴くとき、僕はヴ
ィヴァルディに感謝せざるを得ません。

ヴィヴァルディの旋律には、人を引きつけ
てやまない「吸引力」があります。

この点では、同世代のイタリアの作曲家の
誰も、ヴィヴァルディにかないません。

ヴィヴァルディの<後期様式>がまた興味
深いです。

とても斬新で不思議な旋律、急進的な和声。
前期古典派につながっていく先端性が
確かに感じられます。

ヴィヴァルディは決してマンネリではない。

「ときめき」・・・理解できます。

ついに来た!ブランデンブルク
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 4 12:09 メッセージ: 1408
これは 1405 に対する返信です
いやー良いですねー。ブランデンブルク協
奏曲。

入門曲にして、かつ、いつまでも愛される
曲というのはあまりないですよ。

高村光太郎も詩の中にも、ブランデンブル
ク協奏曲が出てきます。彼は1、3、5番
が好きだったようです。

skunの最愛のブランデンは6番です。

あの、ヴィオラによる渋い律動感は、何回
聴いても飽きません。

特に、レーデル/ミュンヘン・プルアルテ
は、ほど良い歯ごたえの美味しいステーキ
のようです。

次に4番。
気持ちが落ち込んでいるときに聴くと、と
たんにウキウキし出すから不思議。
僕のカンフル剤です。

この曲、今は、ヴィンシャーマンの演奏が
好き。

そして3番。弦は、やはりシルキーなパイ
ーヤールや、歌にあふれたイ・ムジチが聴
きもの。

お次の1番は思いっきりワイルドに。
アカデミー古楽アンサンブルか、ゲーベル
のムジカ・アンティカ・ケルン。

2番はイルジャルディーノ・アルモニコの
颯爽とした快演。

5番は最も聴く機会が少ないですが、これ
は過去に聴きすぎているので大事にしたい
のです。

演奏は、コープマン/アムルテルダム・バ
ロック。何と言ってもコープマンのチェン
バロが凄い。そしてアンサンブルのバラン
スと解釈の気品と風格は、全曲にわたって
今もって古楽器派のベストでは・・・

あなたにとってバッハとは?
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 4 12:26 メッセージ: 1409
これは 1394 に対する返信です
juncoopさん、みなさんこんにちは。

さて、「僕にとってバッハとは?」

その前に、僕がこの世に生きている大きな
理由のひとつは「音楽」が聴けること。そ
のことを、まず前置きに言っておきます。

もちろん音楽は、天国に行っても聴けます
し、そこでバッハ楽長のさらに天国的に素
晴らしい作品を聴けると確信しています
が・・・

でも取りあえず、不条理と悲しみに満ちて
いるこの世で僕が生きていけるのは、音楽
があるから。

そして、僕の聴く音楽のうちの9割はバッ
ハですから、ほとんど「バッハ聴きたさの
ため生きている」と言っても過言ではない。

かつて人生の一番つらい「死の谷」で聴い
て生きる力を与えてくれた唯一の音楽は、
モーツァルトではなく、ベートーヴェンで
もなかった。

それは、バッハのタンカータNo.56「われ
喜びて十字架をになわん」と、No.82
「われ満ち足れり」であったのです。

skunipさま、有難うございました!
投稿者:brillin14
2002/ 7/ 4 18:09 メッセージ: 1410
これは 1407 に対する返信です
skunipさま、トピずれの書き込みに寛容なレスで応対して頂きまして
本当に有難うございます。
“ときめき”というのは、私の場合はもう少し感情に直結している
と言ったらいいのでしょうか・・。上手く説明できません。
でも、ご理解頂きまして、本当に嬉しく思います。

ブランデンブルク協奏曲は、何百回聴いたか分かりません。
どれを聴いても、何処かが納得がいかなくて未だに自分の求めている
ものに出会えないでいます。
パイヤールとイ・ムジチは安心して聴いていられる。
コッホとミュンヒンガーはテンポがゆっくりかな・・。
ピノック・レパード・リリング・リヒター・マリナー・パールマン・
コープマン・ヴィンシャーマン・シュライヤー・イル・ジャル・
レオンハルト・BCJは可もなく不可もなく。
でも、ゲーベルとは波長が合いません。

ゲーベルはskunipさまがご推薦なのに申し訳ありません。
とても、攻撃的(ヒステリック)に聴こえるのです。
テレマンのターフェル・ムジークなんかは聴けば聴くほど
ゲーベルはノリノリになれるのに・・。

初めて聴いたのがマックス・ゴーバーマンっていうのが
そもそもの間違いだったような気がしています。
いろいろな方が良いといわれる演奏を、
聴いてみたくなってしまいました。有難うございました。

貴方の選ぶバッハ・ベスト10
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 5 0:11 メッセージ: 1411
これは 1 に対する返信です
バッハのベスト10を私なりに書いてみました。皆さんはいかがでしょうか?

1位 マタイ受難曲 リヒター 2回目

前にも書きましたとおり、最高です。歴史的名盤

2位 管弦楽組曲第3番 カザルス

アリアといい、序曲といい、かなり情熱的な名演

3位 マニフィカト・ニ長調 コルボ 1回目

アンドレのトランペットやジャコテのチェンバロが輝かしく、また合唱が見事。

4位 カンタータ第54番 リリング

アルトのアリアの中でも最高に奇麗な音楽。151番と並ぶ名カンタータ

5位 カンタータ第80番 マウエルスベルガー指揮 聖トマス教会

冒頭合唱や2曲目デュエットは他に例を見ない。気品のある演奏。

6位 ブランデンブルク 第5番 イ・ムジチ 1回目

この曲の名演の一つ、このような演奏は唯一無二。

7位 チェンバロ協奏曲第1番 リヒター

リヒターの厳しく、深刻で強靭な解釈が光る。

8位 トッカータとフーガd ドリア調 リヒター

最後の審判といった感じのこの曲は、リヒターの動的な解釈と共に、フライベルクのオルガンの幅広い響きが魅力。これ以上の演奏は望めないといっても過言ではない。

9位 フランス組曲第5番 ヴァルヒャ

モダン・チェンバロではあるが、華麗でしかも正当派であり手本となる名演。

10位 ゴルトベルク変奏曲 レオンハルト

まさしく優雅そのものの解釈。レオンハルトの中でも、パルティータ1番と並ぶ名演。

お気に入りベストテン
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 5 15:12 メッセージ: 1412
これは 1411 に対する返信です
juncoopさん。興味深く拝見しました。

順位はともかく、演奏者は共感できます。
特に、BWV80のマウエルスベルガーに
激しく同意!

これは聴く度に、古き良き時代が今も現実
感を失うことなく、かけがえのない響きと
して僕の中に甦ります。

あと、コルボのマニフィカト(1回目)も
すごく良いですね。

ラテン的で明澄な音楽が、とてもコルボに
合います。

さて僕の<現在の>ひんぱんに聴く順位
(価値判断を伴ったベストテンではありま
せん)

1.ロ短調ミサ:マックス/ライニッシュ
  カントライ

2.カンタータの数々:リリング、ヘレヴ
  ェッヘ

3.オルガンコラールの数々:イゾアール

4.平均率クラヴィア曲集:フィッシャー

5.リュート組曲:エグエス

6.ヴァイオリンソナタ:バルヒェット

7.トッカータ集:グールド

8.クラヴィア小曲集:ギルバート

9.イギリス組曲:ペライヤ

10.モテット:ベルミウス/シュトゥッ
   トガルト室内合唱団


 

古楽界のアヴァンギャルド
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 5 15:25 メッセージ: 1413
これは 1410 に対する返信です
古楽界のアヴァンギャルド、ラインハルト・ゲーベル・・・

じつは僕はゾッコンだったんですねー、昔。

ムジカ・アンティカ・ケルンを最初にFM
で聴いたとき、背筋がゾクゾクしました。

「こんなんアリ?」

妖刀ムラマサを思わす独特の奏法で、名
曲、秘曲、難曲をばっさばっさと斬りさば
く小気味よさ・・・

特に初期イタリアバロック(マリーニ等)
は今書いたばっかしです、って感じの曲に
なってて目からウロコ・・・

でもこの人のヴァイオリンは、実際に生で
聴くと結構、というか当然というか、聴き
通すのにパワーがいります。(^^;;

でも、ブランデンブルク協奏曲はだいぶ角
が取れた時期の録音で、(一部を除いて)
爽快で才気煥発、気品と風格にも欠けない
とても良い演奏ですよ。

蒼い旋風
投稿者:brillin14
2002/ 7/ 5 17:56 メッセージ: 1414
これは 1413 に対する返信です
初恋の相手がゲーベルだったら、もう、他の人は唯の人・・。
それくらい彼はインパクトが強い人ですね。

>爽快で才気煥発、気品と風格にも欠けないとても良い演奏ですよ。

skunjpさまのお言葉。私も、本当にそう思います。
ブランデンブルクの演奏も同様で、一度その風に乗ってしまえば
一気に全曲聴き通してしまって、爽快な気分です。

でも、3番と6番はあそこまでテンポを速くするのはどうかなと思ってしまいます。
情緒を感じとっていけるだけの余裕がなくて、ただ、その風に振り落とされ
ないようにするだけで、私は精一杯なのです。
私が攻撃的だなぁと思うのは、みんながソロ演奏しているみたいだと
感じる部分があるからです。

いずれにしても私も彼のファンである事には間違いありません。(^o^)

☆ 貴方の選ぶバッハ・ベスト10 ☆

ベスト30までならなんとかいけますが、10まではとても無理です。
それを考えるだけで1年くらい悩みそうです。(^_^;)

私のお気に入りの演奏
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/ 5 21:09 メッセージ: 1415
これは 1411 に対する返信です
juncoop さん,こんばんは
私のベスト10はとってもミーハーです.
でもまあ,よく聴いた演奏ということで挙げさせていただきます.
順位はありません.

・「マタイ受難曲」
ヘレヴェッヘ指揮(2回目),Ian Bostridge のファンなので彼がエヴァンゲリストを歌っているのがたまりません.
Bostridgeに対して「表現が大袈裟」等々の批判があるのは承知しています.でも私はこれが好きです.(7録音所有)

・カンタータ82番,「私は満ち足りている」
これもBostridgeの歌が美しいです.(6録音所有)

・無伴奏Vnのためのパルティータ
Rachel Podgerの演奏は私の心にはダイレクトに響いてきます.(7録音所有)

・無伴奏Vcのためのパルティータ
Pieter Wispelwey の演奏には非常に癖,というよりアクというか毒気がありますが,彼の演奏に私は非常にインテリジェンスを感じます.
この演奏がラジオで放送されたのを聴いて,急いでCDショップに走りました.演奏者名の記憶が曖昧で,ピーターがいつのまにかトーマスに代わっていましたが,無事手に入れました.(9録音所有)
カザルスは私にとって別格です(誕生日が同じですし).
しかし,新しい録音ということもあり,よく聴くのはWispelweyなんです.

・Goldberg変奏曲
グールド,1959年のザルツブルク・ライブ.スウェーリンクから始まって,シェーンベルク,モーツァルトを経てバッハに至る流れも含め,聴いていて心のときめく演奏です.(10録音所有)

・パルティータ第2番
アルゲリッチの演奏は生きがよく,音がはつらつとはじけ飛ぶようで,とっても気持ちがいいし,聴くと元気になります.(3録音所有)
・平均律クラヴィーア曲集
この曲集を聴くときには,ついついフリードリッヒ・グルダの演奏に手が伸びます.グルダは変人で有名でしたが,私は彼の演奏には安心して心を委ねられるんです.でもまあ,アンジェラ・ヒューイットも好きです.
ちなみに,この曲集はピアノ演奏によるものしか持っていません.チェンバロの演奏もそのうち聴いてみようかと思います.(4録音所有)

あと,Messe in h-moll やヨハネ受難曲など,名曲はたくさんありますが,私の好みが確立されていません.
という訳で,ベスト7で終わってしまいました.

私の傾向として若い人の演奏が好きなので,これからの若い人たちがどのような演奏をしてくれるのか,楽しみです.

skunjpさん
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 5 22:00 メッセージ: 1416
これは 1412 に対する返信です
カンタータBWV80とマニフィカトについて共感していただいて光栄です。

80番の聖トマス教会の少年のあのモテット風の合唱はなかなかいいですよね。
デュエットもギーベルとアダム最高ですもんね。またバックのゲヴァントハウスが古雅な響きでよい。
マニフィカトのコルボは、リヒター、リリングよりはるかに素晴らしい出来でして、とても派手で輝かしい!!アンドレのトランペットがとにかく素晴らしくて、合唱が負けているかもしれません。しかし、あの演奏を超えるものは未だに現れていない。

ミサロ短調についてはやはり、ヨッフムを選んでしまいます。すみませんね。

オルガンのイゾアールを選ばれるところは、渋いですよね。私は、全集については、ヴァルヒャ、アラン、リュプサムを持っておりますが、クラフトとか、イゾアールの演奏はいかがですか?

平均率をフィッシャーを選ばれるあたり、すごいですよね。私はヴァルヒャを聴いてしまう。

リュートはイエペスで聴いております。古いかな?

バルヒェットいいですよねーー。私も
ヴァイオリン・ソナタBWV1014〜1024聴いております。

ギルバートの小品集もお気に入りのひとつです。

drei_sonneさん
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 5 22:06 メッセージ: 1417
これは 1415 に対する返信です
私の知らない演奏ばかりで、かなり参考にさせていただきます。
特に古楽器や、ピアノ演奏を聴かれるあたり、まったく私とは対照的なのですが、
私も古いものにこだわり、聴かず嫌いになってしまっているので、やはり聴いていかなければなりません。

フーガの技法や、音楽の捧げ物があまり出ておりませんが、皆さんいかがでしょうか?

フーガの技法はやはりパイヤールがいいと思いますし、音楽の捧げ物は、ミュンヒンガーが忘れられません。

バッハ・エディション
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 5 22:16 メッセージ: 1418
これは 1 に対する返信です
ブリリアント・クラシックス(オランダ?)のバッハ全集が輸入盤でセットで安価で売られております。
今日、チェンバロ作品を買ってしまいました。アスペレンやペイネは知っているのですが、ベルダーとか他は知りません。
他にも、フレーミヒのクリスマス・オラトリオがありました。
カンタータ全集もありまして、オランダ・バッハ・コレギウムとありましたが、演奏を聴かれた方はおられますか?
古楽器なんでしょうか?モダン楽器なんでしょうか?
演奏の善し悪しはどうなんでしょう?
しかしあまりにも安すぎる!!
チェンバロ作品 CD 12巻 が3,980円でした。驚き。

ピリオド楽器のようです
投稿者:lullyjb
2002/ 7/ 6 0:18 メッセージ: 1419
これは 1418 に対する返信です
実はわたし先日買ってしまいました。
160枚のセットで。160枚といってもウォレット入りですから、それほどスペースはとりません。
さて、カンタータですが、ピリオド楽器使用のようです。まだ数曲しか聴いていませんが、まずまずだと思います。もちろん演奏には毀誉褒貶がつきものですから、「よくない」という人もいるでしょう。
わたしは「音のカタログ」として、1セット持っていてもいいと思って買いました。次々に聞いていくのは楽しいですよ。

シゲティのバッハ
投稿者:fulmy33
2002/ 7/ 6 7:38 メッセージ: 1420
これは 1388 に対する返信です
LPで無伴奏3枚もっています。
シャコンヌもいいですが、ソナタ3番のフーガが宇宙的とでも言うか、好きです。

lullyjbさん ピリオド楽器使用?
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 6 12:25 メッセージ: 1421
これは 1419 に対する返信です
lullyjbさん、ピリオド楽器とはなんですか?古楽器ですか?モダン楽器ですか?

ちょっとわからないのですが。

おひさしぶりに・・・
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 6 13:57 メッセージ: 1422
これは 1421 に対する返信です
みなさんこんにちわ、
今週に入って急に仕事の方が多忙を極め・・・
そのせいで、会社のPCから休み時間にもっぱらROMだけ
楽しそうな会話を羨望の気持ちでながめておりました。

やっと土曜休みで昼近くに起きだし、今バッハをガンガン鳴らして
書き込んでいます。

juncoop さん。

>貴方にとってバッハとはなんですか?

これこそ私にとって難しい問題であります。
今週ずっと考えておりました(笑) そこで得た結論は
「私にとってのバッハは、自分の中の概念にすぎない」
ということであります。
他の作曲家と違って、音楽家の枠を超えた存在ということです。

そこで単純に聴いた回数でベスト10を選んでみると
( )内は主な演奏者というだけです。

1、ゴルドベルグ(グールド)
2、トッカータ集(グールド)
3、フランス組曲・フランス序曲(グールド)
4、パルティータ(グールド・ヴルヒャ・リヒター)
5、イタリア協奏曲(グールド・レオンハルト)
6、イギリス組曲(ヴァルヒャ・グールド)
7、平均律1・2(ヴァルヒャ・グールド)
8、フーガの技法(ヴァルヒャ・コープマン・ミュンヒンガー)
9、無伴奏チェロ(ビルスマ・マ・カザルス)
10、マルチェッロの主題による協奏曲(グールド)

とまあ、バッハ聴きのみなさんと違って、見事にというか著しく
鍵盤器楽曲に偏っておりますです。(^^;

でもいいですよね?これって別に審査してる訳じゃないので・・

バッハの醍醐味はカンタータにこそある。
と言われているのは百も承知で・・・・

言い訳ついでの開き直りで逆提案!

プレーヤー(ON BACH)のベスト10は?

1・グールド
2・ヴァルヒャ
3・ミュンヒンガー&シュトゥットゥガルト
4・ルセ
5・レオンハルト
6・コープマン&アムステルダム・バロック
7・ビルスマ
8・グルダ
9・リヒター&ミュンヘン・バッハ
10・ムジカ・アンティクヮ・ケルン

勝手ついでに横レス

ピリオド楽器とは、
(ピリオド=時代)つまり古楽器の解釈でいいと思います

オルガン
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 6 14:55 メッセージ: 1423
これは 1 に対する返信です
楽器の話が出ているので、ちょっと混ぜてください。

ドイツでバッハゆかりの教会めぐりをしたのですが、大体そこで、その教会のオルガン演奏のCDを売っているんです。
所謂有名なオルガン奏者じゃなくて、その教会のオルガニストの演奏なのですが、これがなかなかいいんです。
なんというか、とても暖かい感じの演奏が多くて。
場所のせいなのか、オルガンのせいなのか、他の理由かは分かりませんが。

オルガンにも何種類かあるようですね。
ザウアー、シェーケ(って読むのか?)、ポジティフ。どんな違いがあるのでしょう。
ご存知の方いらしたら、教えてください。

というわけで、ドイツに行ったら教会でCDを買おう。

mont_54さん
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 6 15:30 メッセージ: 1424
これは 1422 に対する返信です
mont_54さん、いつもコメントありがとうございます。

ゴルトベルクが1番というのは、納得できます。クラヴィーアの作品は平均率や、イタ協奏曲、半音階とか、イギリス、フランス、パルティーなどある中で、やはりゴルトベルクは王座的存在です。
グールドはやはりピアノ演奏としては、絶対無視できませんよね。
意外なのは、トッカータ集が2番目にあるところ、私はまだこの曲集の真価が解りません。フーガの技法がミュンヒンガーであるあたり嬉しいですよね。この曲、現在、レーデルやパイヤールが廃盤になっているので、どうしてもミュンヒンガーやリステンパルトを聴いてしまいますね。ヴィンシャーマンもいいのですが、やはり未完のフーガとコラールBWV668が聴きたいところ。

1・グールド
2・ヴァルヒャ
3・ミュンヒンガー&シュトゥットゥガルト
以上、共感します。素晴らしい演奏家!

4・ルセ 一度聴いてみたいチェンバリストですね。お勧めはなんでしょうか?

5・レオンハルト 最も尊敬するチェンバリスト

6・コープマン&アムステルダム・バロック
コープマンのチェンバロについては気になります。平均率はどうなんでしょうか?

7・ビルスマ 「・・・・・・」 ZZZ

8・グルダ この人のモーツアルトしか知らない

9・リヒター&ミュンヘン・バッハ
絶対共感!!リヒターなしのバッハなどありえない。

10・ムジカ・アンティクヮ・ケルン
トリオ・ソナタBWV1036〜1039や、音楽の捧げ物が好きですね。オーケストラはちょっと・・・・

同時代楽器とでもいいましょうか
投稿者:lullyjb
2002/ 7/ 6 15:54 メッセージ: 1425
これは 1421 に対する返信です
古楽器とかオリジナル楽器という言い方が一般的でしたが、最近はピリオド、つまりその楽曲が作曲された時代の楽器ということで、同時代楽器という言い方が使われます。

こんなのも見つけましたので参考にしてください。(直リンクはしてはいけないのかもしれませんが、探しにくいので。)
http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/rule_f/matigai_f.htm

ミサロ短調 BWV232
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 6 15:59 メッセージ: 1426
これは 1 に対する返信です
ミサロ短調 BWV232
この曲、気がついてみると、なぜかCDが10種類もあります。なんでこんなに買ったのか?ほんとうに不思議なんですが、内容は難しいにもかかわらず、魅力あるミサですが、普段安易にかけられるような音楽ではありません。

ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団ライヴ

ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団

シュライアー指揮ドレスデン・シュターツカペレ

コルボ指揮ローザンヌ声楽アンサンブル

クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団

マゼール指揮ベルリン放送交響楽団

ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団

リヒター指揮ミュンヘン・バッハ

リヒター指揮ミュンヘン・バッハ ライヴ

チェリビタッケ指揮

ヨッフムのフィリップスから出ているライヴなんですけど、これがまた生々しく迫ってまいりまして、かなり感動しました。
リヒターはあまりにも神聖というか、ちょっと近寄りがたい気難しさがある。
クレンペラーは、著名なシンフォニー指揮者というだけに、その表現も見事でありまして、ヨッフムと並ぶ名演と思っております。コルボはマニフィカト同様かなり派手でありまして、合唱も素晴らしい。
案外評論家の間では、推薦されているマゼールなんですけど、私はまったく期待はずれでありました。普通であります。
がっかりなのは、シュライアーの指揮でありまして、世俗カンタータでは素晴らしい名演なのですが、このミサは後悔した一枚。
古楽器とカラヤンはご勘弁ください。
アーノンクール? ちょっと思い出しただけで、頭痛がくーる!!

補足レス(juncoop さん)
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 6 16:35 メッセージ: 1427
これは 1424 に対する返信です
早速のレス(楽しいコメント付)ありがとうございます。

ベスト10といっても私の場合、順位はどうでもいいのです。
よく聴く・お気に入り程度の意味で、正直いってベスト3以外は
どういう順序でも「これ等がお気に入りです」程度の意味です。

さて、ルセについてはゴルドベルグ・イタ協・半音階・フランス序
等もいいですが、ホグウッドと合わせた「チェンバロ協奏曲集」が
よろしいのではないかと思います。(94・95年物)

グルダは私の趣味というより、ちょっぴり悪戯的に入れてみました。
実際、エレキ・クラヴィコードなんて悪戯?っぽい演奏をしてます。
「世界音楽物語」(79年物)ライブ盤ですが平均律の演奏を
アンプ使用の上、鍵盤を揺すってのヴィブラートが有名です。
(古楽派の方には到底拒絶されるでしょうが・・・)

対してコープマンは古楽派ですが、こんなに楽しそうに演奏する人
他にちょっといないんじゃないでしょうか?
古楽の普及にとても貢献(私にとっては)していると思います。

それから「トッカータ集」ですがグールドの全7曲盤を
いつも愛聴しています。
曲そのものは荒削りな中にも、そこには若きバッハの息吹があり、
後の大作・名作を生み出した血潮(肌のぬくみ)を感じます。

ちょっと生意気な物言いになりますが、
フーガの技法やパルティータをよく聴く人には
これは是非、押さえておいて頂きたい作品として、
あえて目立つ場所(2位)に挙げさせてもらいました。
(ベスト5のいずれかは毎日のように聴いているので
あまり回数的に差はないんです)

ヴィヴァルディへの暴言失礼しました
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 7/ 6 16:38 メッセージ: 1428
これは 1401 に対する返信です
ヴィヴァルディは作品3が突出して素晴らしいという私の意見は、確かに皆川達夫氏あたりの影響を受けた
ものかもしれませんね。
作品3以外では、作品4と作品8、作品10は全曲聴きました。作品7、作品9などは一部の曲を聴いただけです。
作品4にはまだ勢いが残っているけど、作品3よりはだいぶ落ちるなあというのが、当時聴いたときの感想です。
あと、作品10は別として、弦楽器のための協奏曲だと、あとの作品番号のものほど面白くなくなる印象も
ありました。それに、服部幸三氏のFMラジオ番組で、いろんな楽器のための、作品番号のついていない作品を
さんざん聴きましたが、そのうちかなりのものには、「手抜き」を感じました。実はこの印象が一番大きいですね。
作品番号のついている作品には、それなりの工夫が感じられるんですけど。

ただ、近年はヴィヴァルディの作品をほとんど聴かなくなっているのに、いい加減に「マンネリ化」などと
書いてしまったのは軽率でした。また(作品3や作品8以外の)CDでも買って、じっくり聴いてみようと思います。

Katochan Kenchan さま
投稿者:brillin14
2002/ 7/ 6 17:52 メッセージ: 1429
これは 1428 に対する返信です
暴言だなんてとんでもありません。私の方こそトピずれの発言を
お許し下さい。m(__)m
ヴィヴァルディのCDは作品番号の付いているものしか、
手に入りにくいのです。しかも、CDを買いに行くとまるで「四季」しか
作品がないかのようにそればかり並んでいますし・・。

自分自身を振り返ってみても、”作品番号の付いている曲はほとんど作品3と4しか
聴いていなかった”と思っています。
でも、作品番号の付いていない曲をどんどん聴いていくと、その中にこそ
たくさん“ときめき“を感じる曲が存在していて、短い曲の中に
溢れんばかりのパワーと煌きがあって、「ドキッ!」とする事が多いのです。

声楽曲なんかも凄く聴きやすいですし、知れば知るほど良さが分かって来ます。

日頃、BACHについてもほとんど聴いていない人が先入観から
表面だけの批評されることが多いので、ちょっと書き込みさせて頂いただけです。
まだまだ、私も入り口付近でウロウロしています。
「自信を持って自分の意見が言えるほど聴かないと・・。」と思っております。
これからも、ご教示をよろしくお願い致します。

バッハのベスト30なら
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 6 19:54 メッセージ: 1430
これは 1414 に対する返信です
貴方の選ぶバッハ・ベスト10 ☆

ベスト30までならなんとかいけますが、10まではとても無理です。
それを考えるだけで1年くらい悩みそうです。(^_^;)

brillin14さんこんばんは、

本当にそうですよねーー。私もベスト10では、書ききれない思いがしました。
それほどバッハには名曲が多い。

11.カンタータ第21番 リリング
12.フーガの技法 パイヤール
13.パルティータ レオンハルト
14.ヴァイオリン協奏曲2番 シェリング
15.カンタータ第151番 リリング
16.音楽の捧げ物 ミュンヒンガー
17.オルゲルビュヒライン コルゼンパ
18.カンタータ第140番 リヒター
19.ミサロ短調 ヨッフム
20.平均率 ヴァルヒャ
21.カンタータ第205番 シュライアー
22.無伴奏チェロ組曲1番 フルニエ
23.パッサカリアハ短調 リヒター
24.ヨハネ受難曲 ヨッフム
25.カンタータ第4番 トーマス
26.カンタータ第202番 リヒター
27.無伴奏ヴァイオリン シェリング
28.ドイツ・オルガン・ミサ ヴァルヒャ
29.フルート・ソナタ ランパル
30.ヴァイオリン・ソナタ バルヒェット
31.カンタータ第147番 リリング
32.チェンバロ協奏曲全曲 リヒター
33.イタリア協奏曲 リヒター
34.カンタータ第211 シュライアー
35.管弦楽組曲第2番 イ・ムジチ
36.カンタータ第149番 リリング
37.ブランデンブルク第2番 コレギウムアウレウム
38.2ヴァイオリン協奏曲 シェリング
39.カンタータ第180番 リヒター
40.カンタータ第56番 トーマス

まだまだ出てくる!!無駄な努力でした。

LeonhardtのGoldberg
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/ 6 19:58 メッセージ: 1431
これは 1 に対する返信です
が廉価版で出ていたので,手に入れました.
ワーナー・ベスト100クラシックのシリーズです.
こちらのボードでしばしば話題になっていたように,品のある演奏と感じました.

しかし,一番印象に残ったのは鍵盤を弾いている右手がアップになったジャケットです.
ショップで見かけたら,鍵盤の様子を詳細に見てみてください.画家のいい加減な観察力に笑えます.

すみません、よろしければご意見ください
投稿者:mochh99
2002/ 7/ 6 20:17 メッセージ: 1432
これは 1423 に対する返信です
何度も、何度もドイツに行かれておられるのですか。
バッハの好きな人が初めて8日間くらいドイツのみを音楽(演奏でなく)旅行するとして、一般的に言ってどことどこが必見、必聴のポイントでしょうか?
あまりにもたくさんありすぎるので!

LeonhardtのGoldberg
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 6 20:19 メッセージ: 1433
これは 1431 に対する返信です
drei_sonneさん さすが!!
お耳が高い!!レオンハルトのゴルトベルクは最初のアリアを聴いただけで、もうたまりません。モダンチェンバロで弾いた、リヒター、ルージィチコヴァ、ピヒト=アクセンフェルトと比べるとなんと違うことか。
私は、レオンハルトのアリアを聴いてから、チェンバロですぐに練習しまくった程の衝撃でありました。
ちょっと大袈裟でしたかね?
レオンハルトのパルティータ1番変ロ長調の前奏曲は、同様に昇天してしまいそうです。

Re:オルガンのCD
投稿者:futureofsacd
2002/ 7/ 6 22:54 メッセージ: 1434
これは 1423 に対する返信です
>mamohahaさん
>ドイツでバッハゆかりの教会めぐりをしたのですが

いいなあ。私の夢です。

>その教会のオルガン演奏のCD

このようなものがあるのですね。
探してみますが、
日本で手に入らないのでしょうか?

それと、どなたか素人がパイプオルガン弾けるところってご存じないですか?

必見、必聴のポイント
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 7 1:44 メッセージ: 1435
これは 1432 に対する返信です
ライプチヒのトマス教会のミサ(金曜と土曜)、アイゼナッハのゲオルゲン教会は必見ですね。
穴場は、アルンシュタットと、その近郊のドルンハイムという小さな村。
ドルンハイムのバルトロメ教会は、バッハがマリア・バルバラと結婚式を挙げた教会です。ノイマンさんというおじさんが、説明をしてくれます。
ここで売っていたCDは、本当に絶品でした。絶対お勧め。

何度も行ってるわけではないです。旅行のプロデュースをしてくださった方が、すごいバッハマニアで、効率よくいろいろ回ることが出来ました。

東京書籍から出ている『バッハへの旅』という本は、バッハゆかりのポイントをきれいな写真で紹介しています。
読んでみて、ぜひ参考になさってみてください。

教会のオルガン演奏のCD
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 7 2:07 メッセージ: 1436
これは 1434 に対する返信です
トーマス教会の、トーマスショップのサイトはここです。オルガンのCDは・・・あるでしょうか。

http://www.mp-co-net.com/bach-2000/deutsch/Shop/default.htm

「CD」をクリックしてみて下さい。

オルガンは・・・どうでしょう。
教会関係の方に頼んでみるといいかも。
静岡県龍山村の森林文化会館というところに、パイプオルガンがあります。
あまり使う機会がないらしいので、頼んだら弾かせてくれるかも。

もし無人島へ流されるなら・・。
投稿者:cannsai6862
2002/ 7/ 7 12:28 メッセージ: 1437
これは 1 に対する返信です
フーガの技法 音楽の捧げ物 ゴールドベルク変奏曲この3つのCD

平均律もほしいな。フルートソナタ 無伴奏チェロ組曲 教会カンタータも・・・。

>バッハについて語りましょう
投稿者:soshu
2002/ 7/ 8 4:08 メッセージ: 1438
これは 1 に対する返信です
ギャラント様式を好む立場からはみるとバッハはつまらないです。

ギャラント様式
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/ 8 11:00 メッセージ: 1439
これは 1438 に対する返信です
soshuさん,こんにちは

> ギャラント様式を好む立場からはみるとバッハはつまらないです。

バッハとギャラント様式は時代をほぼ同じくした嗜好の違う音楽ですから,soshuさんがギャラント様式が好きでバッハを好まないのは,論理的に当然の帰結ですよね.

soshuさんは嗜好が一貫していていいですね.

みなさん、こんにちは
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 11:06 メッセージ: 1440
これは 1 に対する返信です
月曜日、出社したら書き込みイッパイ\(^o^)/

>brillin14さん、こんにちは。

3番、6番、・・・うん、それは言える。僕はこの2曲聴きません。

 ※ヴィヴァルディの作品11、12って良いですね。(^o^)


>drei_sonneさん、こんにちは。
                     (その節はどうも)
ウィスペルウェイの無伴奏は僕も好きです。
やはりこのCDにも、時代を転換させるパワー、新しい風を感じま
す。以後、若手チェリストは意識せざるを得ないでしょうね。


>juncoopさん、こんにちは。

オルガン曲では、僕にとってヴァルヒャは別格。(神様みたいなモ
ンです。)
ですから、普段はコープマンを日常的に聴いて、時々、アラン、プ
レストン、ヘリック、フォーゲル、ギエルミ等を聴いています。

イゾアールは最近出会って驚いています!!!
(ディスク・ユニオンで一枚700円・・・)
こんな凄い人がいたのか。

何というか、音楽的な力量が凄いのです。
ひとことで言えば「瞑想的」なオルガン。
「幽玄」と言ってもいい。
オルガンコラール、トリオソナタ等は絶品です。
最近、毎朝聴いています。

リュートのエグエスは「超お勧め」!本当に良い。
イエペスとは世界が違います。
(イエペスが良くないと言うことではなく・・・ (^^;;)

※ブリリアントは玉石混交ですが、何より安いので持っていても損
はないかも。フレーミヒのクリスマス・オラトリオは絶品。世俗カ
ンタータもマルですね。

それと、アスペレンはいかがでしたか?


>mont54さん、こんにちは。

やっぱりというか、さすがというか、グールド、そして鍵盤楽器中心で
すね。

僕もグールドのおかげでトッカータに開眼しました。

グールドと言えば、ヴァイオリンソナタ、チェロソナタはいかがで
すか?僕は好きです。

ルセは昨日ゴールドベルクを聴きました。
嫌みの全くない、スマートかつ典雅な演奏ですね。


>mamohahaさん、こんにちは。

教会で聴くオルガンは素晴らしいですね。
透明な音が、高い天井に吸い込まれるような感じで恍惚となります。
フルストップも全身を包み込む感じで、スピーカーを通して聴くよ
うな圧迫感がありませんね。

教会専属のオルガニストのCDということですが、僕は寡聞にして
知りませんでした。

ヨーロッパには「伝統芸能の世界」ということで、聴衆、演奏家と
もに層が厚く、熟しているのでしょうね。

※ご質問の件、ポジティフ(大オルガン脇の小オルガン)はわかり
 ますが・・・

音楽の捧げ物
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/ 8 12:21 メッセージ: 1441
これは 1 に対する返信です
でおすすめの(違和感なく聞ける)
CDを教えてください。

何でちゃんと楽器指定してくれなかったんだ!!

初心者の独り言ですみません。

音楽の捧げ物の名演
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 13:09 メッセージ: 1442
これは 1441 に対する返信です
「音楽の捧げ物」ですが・・・

まず一般論から。
古楽器派では・・・

・レオンハルト(+クイケン)セオン盤:
 レオンハルトの天才に脱帽。

・レオンハルトが嫌いな人には、クイケン
 兄弟の再録。:奥ゆかしい現代性。

・有田正広さんも頑張ってます。:オーソ
 ドックス。くせがない。

・ガッティ:古楽の新しい風。

モダン派では・・・

・リヒター:生真面目。厳しく気宇壮大。
 ニコレのフルートが究極的に良い。

・ミュンヒンガー:暖かさ。精神的な深
 み。

・パイヤール:ラリューの美しく優雅な笛
 で聴く、3声のリチェルカーレは最高の
 贅沢。


番外(実は僕のお気に入りベストです)

・ベルンシュタインのピアノフォルテを中
 心に、旧東独の演奏家による録音。
 (カプリッチョ)

フリードリッヒ大王所有のジルバーマン
製、ピアノフォルテの幽幻な響き。その他
の奏者の素晴らしい出来。アンサンブル最
高。一応古楽器。

※楽器指定していないからこそ、いろんな
 演奏があり得て良いのかもしれないです
 よ。

バッハの隠れ名曲・・・!
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 15:11 メッセージ: 1443
これは 1 に対する返信です
<あなたのオススメの「バッハ隠れ名曲」は?>

僕がこの土日楽しんだ曲は、小ミサ曲BWV233〜236。

この曲は、バッハの最高傑作のひとつである、ロ短調ミサの陰に隠
れて、なかなか光があたりません。

しかし小ミサ曲こそ、僕が強力にお勧めする「バッハ隠れ名曲」な
のです。

全部で4曲あります。大体30分前後です。

すべて、キリエとグローリアからなり、グローリアはさらに5楽章
に分かれます。

グローリアの冒頭と最後の曲は合唱曲、その間に、バス、ソプラノ、
アルト、テノールのソロ、あるいは二重唱曲がサンドイッチ。

合唱曲は合唱フーガが駆使され、聴き応えたっぷりの絢爛豪華な曲。
間にあるソロ、二重唱曲も、素晴らしい名曲のオンパレード。

それもそのはず! (^o^)

小ミサ曲は、バッハがそれまで作曲した曲から選りに選った珠玉作
を組み合わせてミサ曲に仕立てたもの。

だからいわばバッハ自薦「マイベスト・アルバム」といった感じで、
悪かろうハズがない。

パロディだと言ってけなす人がいますが、それを言ったらロ短調ミ
サだって、クリスマス・オラトリオだってパロディで一杯でしょう。

バッハの場合のパロディはすでに言いましたように、バッハの自信
作の再利用であり、最も「オイシイ」部分のひとつなのです。

4曲全24楽章のうち、4つの楽章は消失したカンタータからの抜
粋なので、この辺も魅力のポイント。

BVW233へ長調「キリエ」の壮重で晴朗なフーガ。ブランデン
ブルグNo.1を思わす楽しい「グローリア」。バス独唱による名
作、「ドミネ・デウス」。

そして、BWV234イ長調の白眉、「クィ・トリス」はソプラノ
独唱と二本のフルートが織りなす、失神せんばかりに美しい曲です。

とにかく小ミサ曲全4曲は、バッハじきじきご推薦の名曲集であり、
聴かなきゃ一生の損ですよ。

ありがとうございます。
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/ 8 15:11 メッセージ: 1444
これは 1442 に対する返信です
いろいろとおすすめをあげて下さってありがとうございます。

私もこの中の一枚を持っているんですが、
あまりきれいに聞こえない2台チェンバロの演奏のあとで、
ぜんぜん音色の違うトリオソナタがきていつもガクッてなるんです。
(これってふつうなんですか?)

番外のものが面白そうですね。

さて、そのお勧めCDは・・・!
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 15:20 メッセージ: 1445
これは 1443 に対する返信です
<小ミサ曲のお勧めCD>

さてその演奏ですが、僕は4組のCDを持っています。

1.コルボ/ローザンヌ室内

横の流れを大切にした非常に遅いテンポで、切々と聴かせます。
コルボのラテン語作品との相性はピカイチ。

黄金のたそがれと、眼下に広がる大海原。そのゆったりとした
干満を思わせる演奏。

フッテンロッハー等の名唱と相まって、同曲ベストCDのひとつで
す。これはエラートのDUOシリーズで2枚組2000円。


2.リリング/シュッツガルト室内

90年代に入ってリリングは、古楽派の研究の成果を反映させるよ
うになりました。(ロ短調ミサの新旧両盤の差異に明らか)

この演奏も、オケ、合唱ともオーセンティックなイントネーション
で、すこぶるつきの洗練度。ソロも、シェーファー、ダンツ、クヴ
ェストホフ等、この盤が最高でしょう。
(ヘンスラー)

筋肉質なリズム感を強調した演奏で、テンポも非常に早くなってい
ます。

しかしリリングの「質朴」を愛する僕としては
一抹の寂しさが・・・(-_-;)


3.フレーミヒ/ドレスデン十字架合唱団

クリスマス・オラトリオの超名演が記憶に残るフレーミヒ。
小ミサ曲も名演です。

ゆったりとしたテンポ。どっしりしたバス。雑味がなく洗練された、
あたたかく柔らかな響き。

特に合唱と、バスのテオ・アダムが見事。
旧東独陣の最良の記録がここにあります。
(ベルリン・クラッシクス)


4.ヘレヴェッヘ

カンタータでは、中身の濃い素晴らしくスタイリッシュな美演を残
しているヘレヴェッヘが、なぜか小ミサ曲では「スタイルだけ決め
ました」的演奏で、ちょっとガッカリ。

もっとも、前記3つの名演に僕の耳があまりに感化されすぎた可能
性も否定できません。(^^;;

※このほかヴィンシャーマンや、パーセル・クァルテットの演奏が
 あるようです。・・・ どなたかレビューを。

それはあの盤かな
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 15:43 メッセージ: 1446
これは 1444 に対する返信です
>あまりきれいに聞こえない2台チェンバロの演奏のあとで、
 ぜんぜん音色の違うトリオソナタがきていつもガクッてなるんです。
 (これってふつうなんですか?)

普通じゃないですね。 (^o^)

2台のCemというと、たぶんあの盤ですね。
一般的に(最も)優れた演奏と言われている。

・・・あの部分は我慢して聴くのです。


>番外のものが面白そうですね。

これは我慢の必要ナシ。

レーベルはカプリッチョですが、手にはいると良いですね。

演奏団体:ライプツッヒ・コレギウム

ベルンシュテイン(ピアノフォルテ、チェ
ンバロ)、パッシン(トラヴェルソ)、パ
ンク
(チェロ)等。

それは、あの盤かな・・・
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 8 15:45 メッセージ: 1447
これは 1444 に対する返信です
>あまりきれいに聞こえない2台チェンバロの演奏のあとで、
 ぜんぜん音色の違うトリオソナタがきていつもガクッてなるんです。
 (これってふつうなんですか?)

それは普通じゃないですね。 

2台のCemというと、たぶんあの盤ですね。
一般的に(最も)優れた演奏と言われている。

・・・あの部分は我慢して聴くのです。(-_-;)

>番外のものが面白そうですね。

これは我慢の必要ナシ。(^o^)

レーベルはカプリッチョですが、手にはい
ると良いですね。

演奏団体:ライプツッヒ・コレギウム

ベルンシュテイン(ピアノフォルテ、チェ
ンバロ)、パッシン(トラヴェルソ)、パ
ンク(チェロ)等。

バッハを好む方が多いので
投稿者:soshu
2002/ 7/ 8 15:51 メッセージ: 1448
これは 1439 に対する返信です
バッハを好む方が多いので、色々聴いてみたのすがどうも・・・。

その中でもブランデンブルグは一番華やかでしょうか。
でもなにやらちょっと物足りない。

好みの問題ですね。

RE:バッハの隠れ名曲
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 8 16:13 メッセージ: 1449
これは 1443 に対する返信です
こんにちは、skunjp さん

さて、何をもって「隠れ〜」と称するか?
理屈っぽい向きには色々言われそうですが(笑)

私からは、「プレリュードとフゲッタ ニ短調 BWV899」
を挙げさせていただきます。

むろんグールドの演奏からになりますが
彼にはめずらしく情緒(憂い)を含んだ出だし
になっていて「おや?」っと思わせてくれます。

やっぱりバッハの「隠れ」と言うからには
小フーガ(フゲッタ等)でなければなりません。よね?(笑)

うーん
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/ 8 18:13 メッセージ: 1450
これは 1447 に対する返信です
>・・・あの部分は我慢して聴くのです。(-_-;)

そういうものなんですか。

おすすめのCDはHMVで見つけて早速注文しました。
届くのが楽しみです。
いろいろとどうもありがとうございました。

Re:バッハの隠れ名曲・・・!
投稿者:Mobby999
2002/ 7/ 9 0:28 メッセージ: 1451
これは 1443 に対する返信です
skunjpさん。

しばらく遠ざかっていましたが、時折、
思い出した様に復活いたします。
また、混ぜてください。

「隠れ名曲」ですか。なんか面白そう。

うーん・・・。バッハの曲自体が宇宙みたいなものだから、
見つけるのが難しい事も個人的にはありますが、
「オルガン小曲集」BWV599−644。コレは反則技かなぁ。

曲集の中には個人的な「隠れ名曲」があります。
クリスマス・新年ものの曲の辺り。

2台のチェンバロの為の協奏曲BWV1061の2楽章。
チェンバロ2台(この楽章は弦楽器は休み)で、
4声のポリフォニーを作るところ。

VnソナタBWV1021の1曲目のAdagioなど、
結構名旋律なのでは、と思ったりします。
あくまで個人的な隠れ名曲で、他の方にとっては、
ちっとも隠れてないかもしれませんね。

失礼しました。

隠れ名曲♪
投稿者:mamohaha
2002/ 7/ 9 0:48 メッセージ: 1452
これは 1451 に対する返信です
面白そうですね。

あまり隠れてないかも知れませんが、
「アンナ・マグダレーナの音楽帳」の中にあるちょっとした歌曲が、結構いい感じです。
何だか、バッハの優しい一面を見るようで、ほのぼのします。
「パイプの歌」、「我満ち足れり」(これはカンタータにもありますね)、
そして、「あなたがそばにいてくれたなら」。

「あなたが・・・」は、バッハの作曲ではないようですが、
この曲が入っているのは、バッハのマグダレーナへの愛をよく表しているようで、「ごちそうさま〜☆」って感じですね。
私が友達の結婚式でよく歌う曲でもあります。

フーガの成立過程について教えてください。
投稿者:hatogin2000
2002/ 7/ 9 4:25 メッセージ: 1453
これは 1 に対する返信です
音楽史の勉強をしているのですが、
フーガの成立過程がいまいちよくわかりません。
フーガという形式がどのように成り立ったのかおしえてください。
 
スレッドと違う内容の書き込みすいませんがよろしくお願いします。

隠れ名曲〜ご応募有り難うございます。
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 9 11:03 メッセージ: 1454
これは 1452 に対する返信です
あまり有名ではないが、個人的には「名曲!」だと信ずる曲・・・

この「貴方の隠れ名曲?」の企画に、興味深いご意見を寄せていた
だき、感謝いたします。 (^o^)

−−−−−−−−−−−−−−−

さて、mont54さん。

プレリュードとフゲッタBVW899と来ましたか。
う〜ん。この方面、僕には死角でした。

早速、グールドで聴きました。

プレリュードとフゲッタは、BWV870a、899〜902、902/1aの5曲が
セットとして作られた可能性が高いとか・・・
この中の数曲は、平均率第2巻の初稿でもあります。

さて、くだんのBWV899ですが、名曲ですね!
特にプレリュード。

憂いに満ちた主題が、細かく転調を重ねて、手厚く展開されます。
簡潔で、運動性にあふれたフゲッタとのマッチングも良い。

ついでに聴いたプレリュードとフゲッタBVW902も名作です。
プレリュード中間部で、左手の基本3和音に乗って、スケールが
走るくだりは、まさにギャラント様式。

バッハにとって、敵であった(?)陣営の様式さえ取り入れて生
かす、バッハのしたたかさに脱帽!!!

mont54さん、素敵な曲を紹介してくれて有り難うございます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

mobby999さん、お久しぶりです。

確かに、「オルガン小曲集」BWV599−644は、有名な割に、
一般的にそれ程聴かれてないような気がします。

曲集の中には個人的な「隠れ名曲」がおありのようですが、僕
にも当曲集中には、個人的にひっそりと聴きたい曲があります。

チェンバロ協奏曲も第1番を除いていては一般的にマイナー。
(復元された原曲の方が有名)
このあたりも「隠れ名曲」含有率が高いですね。

VnソナタBWV1021、は隠れてないかも? (^o^)/

 ※(小声で)パット・メセニーの「オフ・ランプ」が好き
   でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

mamohahaさま

「アンナ・マグダレーナの音楽帳」は抜粋盤がほとんど、とい
うこともあり、「隠れ名曲」の含有率が高いですね。

僕もアメリング、レオンハルト他のハルモニアムンディ盤を
思い出したように聴きますが、バッハの、奥さんへのラブレ
ターを読むようで、本当に「ごちそうさま〜(^o^)」という
感じですね。

こんなに奥さんを愛した大作曲家って他に何人いるでしょう
か? ・・・この辺もバッハの魅力ですよね。

女性を大事にしない人は、人間的に成熟していないんだと思
います。自戒をこめて・・・(^^;;

 >私が友達の結婚式でよく歌う曲でもあります。

一度聴かせて欲しいです。 (^o^)/

※ヘンスラーから出ている、全曲盤はとっても良い演奏です。
「古楽派」ですが、ベーリンガーのフランス組曲の一部等、
素晴らしい聴きモノです。

隠れ名曲・番外編です
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 9 12:17 メッセージ: 1455
これは 1454 に対する返信です
もったいつけて番外編と銘打ったのは、
この曲がバッハの真作とはきわめて疑わしいからです。

アルビノーニの主題によるフーガ BWV951

グールド最後のエディション「未完のイタリアンアルバム」
に収録されています。(2曲目)

実をいうと私、
この曲を聴いてからジャズピアノを聴くの止めました。

それまで夢中になっていたキース・ジャレットや
ビル・エヴァンスやマッコイ・ターナーも
今はすっかり棚の奥で埃をかぶっています(笑)

決してジャズっぽい曲という訳ではないのですが、
どんなジャズよりもずっとモダンです。
(ジャズファンの方ごめんなさい)

K・ジャレットのインプロビゼイション(即興)なんて
かつてはあれほど夢中になっていたのに・・・

<修道士は見た!>
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 9 15:49 メッセージ: 1456
これは 1453 に対する返信です
hatogin2000さん、こんにちは。

「フーガという形式がどのように成り立っていったか?」
ということですが、「フーガ」というものを規定すると、とても
厳密なものになってしまいます。

ポリフォニーが発生して、次第に多声音楽として形を整え、どの
ように大バッハの書いたようなフーガに発展していったかという
「多声音楽の発達史」を辿ろうと思えば、できないことはないで
しょう。

しかし、それをこのような掲示板で展開することは、ちょっと
そぐわないことかもしれませんね。 (^o^)

そこで、皆さんも興味を持つであろう、「ポリフォニー発生の
現場」にポイントを絞ってみると・・・

  <修道士は見た!ポリフォニー発生の現場>

以下、TVレポーター風に・・・

          * * *

グレゴリア聖歌のような単旋律が、どの時点で多声音楽に突然変
異したのか!

それは、初期ポリフォニーの全盛時代を築いた、ノートルダム楽派
(12c.末〜13cのレオニヌス、ペロティヌス)
の登場を待たず、もっと前の時代に遡れるそうです。

          * * *

その凄い人は、トゥルネの教区にあるサン・タマンの修道士で作
曲家でもある フクバルト(c.840-930)。

彼の論文「調和の体系について(音楽教程)」には、西洋で最も
初期のポリフォニーについて書いてあります。

          * * *

まあ難しいことは置いといて。

つまり、ある時、教会の中で男性と少年が同時に歌った時に声域
のずれでハモってしまったわけです。

その時生じた平行4度、5度。
これが、多声音楽の始まりだって言うんですねー。

・・・とってもミステリアスな話ではありませんか。(-_-;)

そして、この単純きわまりないポリフォニーが礎となって、その後
の約700年の成長発達により、バッハの完璧なフーガにまで成長
するわけです。 (^o^)/

グールドがあればジャズはいらない!
投稿者:skunjp
2002/ 7/ 9 16:10 メッセージ: 1457
これは 1455 に対する返信です
奇遇です!

今朝僕は、この「イタリアンアルバム」を
聴きながら出社しました。

今現在、MDプレーヤーの中に入っていま
すので早速聴きました。

アルビノーニの主題によるフーガ BWV951

おっしゃる通り、モダンジャズよりビ・バ
ップしてます。(良い曲です。本当に偽作?)

<グールドがあればジャズはいらない!>

・・・そこで、この定理が導き出された訳
   ですね。

僕も昔、ビル・エヴァンストリオを聴きな
がら、ウィスキーをチビチビなめていた時
期があったなぁ。(・・・遠い目で)

(笑)試しに・・・
投稿者:mont_54
2002/ 7/ 9 16:48 メッセージ: 1458
これは 1457 に対する返信です
ジャズマニアの友人がいたら、「グールドって知ってる?」
と聞いてみると面白いと思います。

以前、私の知人の何人かで試したら「名前だけは・・・」と
まるで申し合わせたように、同じ答えが返ってきました。

今度いっぺん、山下洋輔あたりを一曲目にそして二曲目に
グールドのこの BWV951 をそっとダビングして聴かせてみたら

なんて悪戯をしてみようかと考えています。

skunjpさん、こんばんわ
投稿者:juncoop
2002/ 7/ 9 23:51 メッセージ: 1459
これは 1440 に対する返信です
うーん、イゾアールとエグエス聴きたくなってきましたねーーー。

ブリリアントなんですが、フレーミヒのクリスマスオラトリオとシュライアーの世俗カンタータはいいですよねーー。この二つはブリリアントから出るはるか以前から注目されていただけに、こんなに安く手に入るというのはお得ですよね。
シュライアーの全集は、出た当初にすぐ買いましたが、フレーミヒはこの際といわんばかりに買ってみました。やっぱりいいですよねーー。聖十字架合唱団とドレスデン・フィルいいねーーー!!
このフレーミヒは、来日した時にカンタータ147番をFMで聴きましたけど、かなりの名演でありまして、バッハのCDをあまり出していないのが、大変惜しまれます。このクリスマス・オラトリオと小ミサ
だけでしたよね確か。
チェンバロ作品は、オランダのアーティストが多く、レオンハルト、アスペレン、コープマンに師事した人が多いみたいで、演奏も師匠に大変にている!!古楽器が多いのも確か。

イゾアールのコラールとエグエスのリュートどうしようかなーーー!!悩む

音楽の捧げ物
投稿者:juncoop
2002/ 7/10 0:03 メッセージ: 1460
これは 1441 に対する返信です
過去に以下の演奏を聴きました。

ミュンヒンガー1回目

ミュンヒンガー2回目

リヒター

パイヤール

ムジカ・アンティカ・ケルン

アーノンクール/アールグリム他

レーデル


室内管弦楽団で聴くなら、ミュンヒンガーの2回目か、レーデルがいいと思います。
弦楽合奏がメインでかなり渋い!!

室内楽風ならパイヤールか、リヒターがいいかも。

以上モダン楽器

古楽器ならムジカ・アンティカ・ケルンが室内楽風でいいかも。リチェルカーレがチェンバロで弾かれているのが、またいいし、古楽器によるカノンもひなびた感じで味がある。


アーノンクール、バウムガルトナー、アールグリムらによる演奏は、特に六声のリチェルカーレをアールグリムがチェンバロで難しそうに弾くところがまた大袈裟でおもしろい!!しかし廃盤かも。

レーデルも現在廃盤なのが惜しまれる。

音楽の捧げ物
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/10 9:25 メッセージ: 1461
これは 1460 に対する返信です
juncoopさん、
詳しい解説ありがとうございます。

鍵盤の6声のリチェルカーレってすごいと思います。
あのバッハでさえ即興に応じられなかったって話は本当なのかな。

今回は、アンサンブルがよいというのと
由緒あるフォルテピアノの演奏ということで
skunさんのおすすめのCDを選びましたが、
機会があったらいろいろと聞いてみます。

すみません。
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/10 9:39 メッセージ: 1462
これは 1461 に対する返信です
ピアノフォルテでした。

リュートの誘惑・・・
投稿者:skunjp
2002/ 7/10 11:17 メッセージ: 1463
これは 1459 に対する返信です
jucoopさん、皆さん、お早うございます。


  <エグエスのリュートは最高ですよ!!>

さて、リュート曲のジャンルにも、「隠れ名曲」がひしめいて
いますねぇ。

たとえば、パルティータ ハ短調 BVW997
(1. Praelude, 2. Fuga, 3. Sarabande, 4. Gigue, 5. Double)

僕はいつも、この曲のプレリュード冒頭の美しすぎる旋律に、
戦慄を禁じ得ません。(・・・ウフフ)


ウン ・ タタ タンタン ・ タタータ

(休符  ラシ ド ミ   #ソラーラ)「移動ド」で表記。

この音型を三回繰り返します。その間、バスが順次進行で下がっ
ていき、和声が絶妙にうつろうのです。

その素晴らしさは何度聴いても、吹いても(フルート版楽譜あり)
「快感」です。

曲は続いて、緻密な対位法を聴かせるフーガ。悲愴な挽歌を思わ
すサラバンド。魂が踊り出すようなジーグと、その精妙な変奏で
あるドゥーブル。

これぞ、「ザ・隠れ名曲」と言わずして何でしょう。

           * * *

昔は、古楽界の孤高のロマンティスト、ホプキンソン・スミス盤
で愛聴していましたが、今は、アルゼンチンの中堅、エドアルド
・エグエス盤にメロメロ状態。

この人は、フェルナンデスとH・スミスに師事し、E・ガッティ
らとアンサンブルを組んでいる、古楽の新しい旗手。

息づくようなフレーズ感が独特で、繊細かつメロウ。
音が空間に消えていく様を、子細に聴きながら演奏している感じ。

「バッハ・リュート曲集」として、第1集と第2集が出ています。

とりあえず、第1集から聴かれたらいかがでしょう。

<曲目>

Preludio, Fuga and Allegro in E flat major (BWV 998)

Suite in G minor (BWV 995)
1. Prelude - "Tres Viste," 2. Allemande, 3. Courante,
4. Sarabande, 5. Gavotte 1, 6. Gavotte 2 en Rondeau, 7. Gigue

Partita in C minor (BWV 997)
1. Praelude, 2. Fuga, 3. Sarabande, 4. Gigue, 5. Double

        (MAレコーディングス 2,900円)

最初の「プレリュードとフーガ、アレグル」が下記サイトで
試聴できます。

http://www.marecordings.com/serial_frames/serial_frm.html

録音もインターネットだとわかりませんが、CDは超優秀です。

(短い人生、悩むくらいなら行動しよう。
・・・フフフ (^o^))

エグエスの試聴方法
投稿者:skunjp
2002/ 7/10 11:23 メッセージ: 1464
これは 1463 に対する返信です
エグエスは下記サイトをクリック

http://www.marecordings.com/serial_frames/serial_frm.html

左端のMA050〜060Aを選び、

MA053Aを選びます。

右側の「試聴」をクッリクします。

RE:(笑)試しに・・・
投稿者:skunjp
2002/ 7/10 11:57 メッセージ: 1465
これは 1458 に対する返信です
mont54さん。

・・・布教活動ですね。

そうして、ジャズファンを「転ばす」ので
すね・・・

ところで、BVW951、アルビノーニの
主題によるフーガニ短調ですが、

昨夜、礒山先生の本で調べたら特に「偽
作」との断りはありませんでした。(^o^)

これで愛すべきこの曲、晴れてmont54さん
の「正妻」になれるかも。

      * * *

さて、朝からこんな事を書いているskunの
フルート以外の本業は?

英語の通信教育教材の「企画・広告」です。

広告文など、文章や販売企画を練る仕事。

ですから、「作文の訓練」として仕事の一
環で、Yahooに書き込みしています。

最近、こちらの方がメインになりつつあり
ます。(^^;;

あ、えーと、うちの教材良いですよ。

プロフィールのHPアドレスをぜひご覧く
ださい。

(・・・とりあえず、営業活動)

Fischerの平均律
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/10 20:10 メッセージ: 1466
これは 1463 に対する返信です
skunjp さん推薦のEdwin Fischer の平均律を買いました.
第1集はEMI盤で買っていたのですが,第2集を持っていませんでしたので.

とりあえず,聴いてみます.

BWV997は好きです.
ギターは習ったこともありませんし,フォークギターしか持っていませんが,かつて友人のポコポコギターを借り,2ヶ月必死でプレリュードだけ練習し,数回,仲間内の会で演奏したことがあります.
今となっては,全く忘れてしまいました.

skunjpさんエグエスの試聴
投稿者:juncoop
2002/ 7/10 21:17 メッセージ: 1467
これは 1464 に対する返信です
エグエスの試聴を聴きました。ありがとうございます。
いいですねーーー。イエペスのバロック・リュートやゲルヴィッヒとは全然違う!!
なんて豊かな音色なんでしょう。
ますます買う意欲が・・・・しかし金が・・・。

ところで、ブリリアント・バッハ・エディション結局、クラヴィーア作品 全部で23枚、結局手に入れてしまいました。
といっても 7千500円ですから、やはり安すぎる。
ところで、演奏なんですけど、アスペレンをはじめとする、若手チェンバロ奏者、なかなかいいですよ。気に入っております。
毎日帰ってから楽しみに聴いております。
特に、クリスチャーヌ・ウィッツ?の
クラヴィーア作品1700〜1710年
最愛の兄へのカプリッチョなどなかなかよろしい!!

re:アルビノーニの主題によるフーガ
投稿者:mont_54
2002/ 7/10 23:50 メッセージ: 1468
これは 1465 に対する返信です
skunjp さん

>礒山先生の本で調べたら〜

わざわざお手数をおかけし、誠に有難うございます。
これで真作の可能性もかなり高くなったようですね。
あの高密度のフーガ構造は、
ちょっとバッハ以外には考えられませんよね?

私はライナーノーツの解説(平林直哉氏)に偽作説の存在が
指摘されていたので「そーなのか?」と思っていた次第です。

まあ真偽いずれにしても、この曲(BWV951)への愛情には
いささかの揺るぎもありません。


skunjp さん同様、私も仕事中にちょくちょくカキコしたり
していますが、私の場合は商売柄(システム開発)ユーザーさんと
設計・製造上の細かな確認や開発環境(インフラ)上の
諸問題の解決などで、頻繁にメールをやりとりしています。

だから、投稿しているのかメールしているのか傍目にはちょっと
区別がつかない。という利点があります(こんな事バラしていいの?)

むろん、忙しい時などはそんな余裕もありませんが・・・

今日も余裕のない一日でした。
でも台風の影響を受けずに、何とかつい先ほど帰宅出来ました。

明日の朝はどうなりますか。
おやすみなさい。。

みなさんお早うございます
投稿者:skunjp
2002/ 7/11 11:16 メッセージ: 1469
これは 1468 に対する返信です
台風一過! 

空には洗いたての青空が広がり、気分はルンルンのskunです。


☆ drei_sonneさん、お早うございます。

フィッシャーの平均率を買われたとのこと。オーセンティック派が
お好きなご様子なのでちょっと心配なのですが・・・

でも、すでに1巻をお持ちですので安心ですよね。
フィッシャーの平均率は、彼の他の録音と比較しても、奇跡のよう
に素晴らしい演奏ではないでしょうか。

BWV997プレリュードを練習2ヶ月で、仲間内ながら演奏会にのせる
くらいまで仕上げられたとのお話、全く凄いですねー。

この曲はフルート等で吹くより、ギター・リュート系で、密やかに
つま弾く方が、はるかに味が出るでしょうね。


☆ juncoopさん、お早うございます。

エグエス良いでしょう。
・・・お金ができたらぜひご購入ください。

エグエスは数年前、ヴァイスのリュート曲で彗星のようにデビュー
しました。

ヴァイスも良いですねー。この人のリュート組曲の中のあるテーマが、
バッハの無伴奏チェロ組曲のテーマと凄く似ているのに驚きました。

ヴァイスとバッハは親交があったようです。
どっちがマネしたのか・・・?

・・・僕はバッハのような気がします。

バッハはヴァイスに一目置いていたようです。
(謙虚な天才バッハ)

しかし、ブリリアントは安いですねー。
通常の十分の一ですね。
・・・チェンバロ曲集、僕もそのうち考えます。(^o^)


☆ mont54さん、お早うございます。

>あの高密度のフーガ構造は、
 ちょっとバッハ以外には考えられませんよね?

本当にそう思いました。この曲、随所に天才的なひらめきが見ら
れます。もし他の作曲家としても、ただ者ではないですね。(^o^)

トッカータとフーガ ニ短調にも偽作説がありますが、普通に聴
いたら初期バッハの勢いと、独特のノリが顕著。

どうして偽作なの?と言いたくなりますが、学者はいろんなとこ
ろから欠点、疑問点をつつくのが仕事。・・・因果な商売です。

そうやってリスナーの夢を壊すのが音楽学だったら、

  <音楽学なんていらない!> (~_~メ)

          ・・・まあまあ落ち着いて・・・


mont54さんはシステム開発をしておられるのですね。

これから社会的にパソコンはますます仕事の必需品。

手作業に比べて比較にならないくらいのスピードと、
それに加えて、仕事の姿勢を崩さずに<気分転換>できるので、
ビジネスの能率が飛躍的に上がりますね。

ただし僕の場合、<気分転換>ばかりで、なかなか仕事に戻れない
キライが・・・(^^;;

Fischer の平均律第2集
投稿者:drei_sonne
2002/ 7/11 12:02 メッセージ: 1470
これは 1469 に対する返信です
skunipさん,こんにちは

> フィッシャーの平均率を買われたとのこと。オーセンティック派がお好きなご様子


それでこのCDなんですけれど,たぶん演奏はいいのですが,聴いていてあまり楽しめませんでした.録音が古いのが聴きづらいです.音が気になって音楽に集中できませんでした.

カザルスの無伴奏などはあまり抵抗なく聴いていましたし,シューベルト歌曲集の歴史的演奏などというSP復刻のCDも好きなのになぜこのCDを楽しめないのかと自問してみました.
で,たぶん私の場合,機能的に最も洗練された楽器であるピアノの音が好きなのだと思います.それで比較的新しい録音に好みが偏ってしまうのかもしれません.

でも,フィッシャーの「音楽を愛する友へ」という本は大切にしています.
新潮文庫から出ていましたが,どうも絶版のようです.

それにしてもskunipさんは,Bachの守備範囲が広いですね.

失われた受難曲 〜「隠れ名曲」第3弾
投稿者:skunjp
2002/ 7/11 12:39 メッセージ: 1471
これは 1469 に対する返信です
さて、<気分転換>・・・いや<仕事の一環>でちょっとカキコさ
せていただきます。(^^;;


今日は、「小ミサ曲」「リュート組曲BWV997」に続く、

      <隠れ名曲シリーズ第3弾!>

           * * *

洗いたての青空を見ながら、skunが朝食後に聴いたバッハは、
「追悼頌歌」(あいとうしょうか)・・・

・・・「何それ?」とおっしゃらないで・・・ (-_-;)

カンタータ198番「候妃よ、さらに一条の光を」と言えば、まだ
通りがよいかもしれません。

これは、教会カンタータではなく、世俗カンタータに分類されると
いうことですが、歌詞が聖書に基づいてないだけで、内容的には極
めて厳粛で感動的。

           * * *

その昔、ザクセン選挙候でフリードリッヒ・アウグスト一世という人
がいました。

この人まことに要領がいいというか、ポーランドの王位欲しさにプロ
テスタントからカトリックに改宗したんですねー。

まさに、権勢欲のためには、自分の大切な「信仰・信条」を売るよう
な人だったんです。

そして、その奥さんが、クルスティーネ・エーバーハルディーネ。

この方は、夫の迫害にめげずルター派の信仰を守り通し、国民の厚い
信望を得ました。

1727年に候妃クリスティーネが逝去した際には、ライプツィッヒ
でも追悼式典の計画が持ち上がったほどです。

そして、その音楽がバッハに依頼されました。

           * * *

曲は約30分前後。

素晴らしく哀切で感動的な合唱に始まります。

真摯で心のこもったアリア、レチタティーヴォの数々を聴くとき、同じ
ルター派の熱心な信仰を持つバッハが、いかにこの女性に共感を持
ったかが偲ばれます。

バッハは後年、この「追悼頌歌」から5曲を選び、「マルコ受難曲」に
転用しました。

つまり、内容的には「受難曲」の重要な部分を担うほどの音楽的実質を
持った名作であるわけです。

「マルコ受難曲」は残念ながら失われてしまいましたが、この「追悼
頌歌」を聴くことで、その雰囲気の一部を味わうことができます。

僕にとっては、哀悼頌歌=失われた小受難曲です。(^o^)

哀悼頌歌のお勧めCDは?
投稿者:skunjp
2002/ 7/11 14:27 メッセージ: 1472
これは 1471 に対する返信です
skunは3枚のCDを持っています。


1.ガーディナー (アルヒーフ)

いつもながら、とてもバランスのとれた名演。
さりげなく要所要所にタメがありながら、音楽は全く停滞しない。

ガーディナーは、音楽的知性がケタ外れの大指揮者ですね。

ソロもナンシー・アージャンタに心打たれます。
(もっとも僕はこの人、愛しちゃってますので)

ロルフ・ジョンソンも安定度の高い名唱。

マイケル・チャンスの音程感は苦手ですが、表現は巧みです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2.ヘレヴェッヘ (ハルモニアムンディ)

ちょっとナヨナヨしているようで、結局は聴かせてしまう説得力。
濃密なカトリック的官能性を感じると言えば、誤解を招くかなー。

反カトリックの候妃から見ればタブーの表現かも知れないが魅力
あります。

チャールス・ブレットのカウンターテナーが最高!

カップリングがBVW78で、これもポイントが高いです。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

3.リリング  (ヘンスラー)

当然モダンですが、リリングの演奏には、それまで古楽派で
見知った風景が一変するほどのインパクトがあります。

「対象への距離の近さ」と言いましょうか。
古楽派はこれが遠くなる。
・・・客観視し過ぎると言いましょうか。

リリングでは、特にレチタティーヴォの切々たる訴えかけで、
候妃への頌歌を歌っているのですねー。

オジェーの歌唱の深さ・・・

後年のリリングからは、この「対象への距離の近さ」が失わ
れたような気がするのは僕だけでしょうか?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


※さて、くだんの「マルコ受難曲」は復元されて数種の演奏が
あります。

これは、唯一残った歌詞から、「追悼頌歌」(や「カンタータ
BWV54」)の中の数曲を推理して当てはめ、さらに、
レチタティーヴォ、合唱、コラール等を、バッハの他の曲から
同様に推理した上で持ってきたり・・・コープマンに至っては
自分でレチタティーヴォを作曲したり、いろいろ大変そう。

でも、芸術的感銘に至る復元演奏は未だないような気が(-_-;)

コープマンの作曲も、個人的にはちょっと違和感が・・・

ただ、僕が聴いた中では、ブリリアントから出ている、4つの
受難曲セット(8枚組4000円くらいでしたっけ)の中の、

ロイ・グッドマン指揮/ヨーロッパ・ユニオン・バロックが
比較的マシかな・・・

ヒリヤード・アンサンブルの面々がソロを歌っていて、復元も
何とか様になっていると思います。

これにはルカ受難曲(バッハ作ではない)も入っていて、話の
タネにはなります。

Re:オルガン
投稿者:futureofsacd
2002/ 7/11 14:30 メッセージ: 1473
これは 1434 に対する返信です
以前こちらに投稿して
それから検索したところ(「パイプオルガン」 「使用料」で検索)
パイプオルガンが弾けるところってあるのですね。
(失礼しました。)
触ってきましたが感激でした。

RE:Fischer の平均律第2集
投稿者:skunjp
2002/ 7/11 14:34 メッセージ: 1474
これは 1470 に対する返信です
>drei sonneさん、こんにちは。

音質の件ですが、僕はこの演奏については
古さが気にならないという以上に、むしろ
ノスタルジーを感じて魅力倍加。

録音の制限がプラスに作用しているようです。

これって、反則かなー。

コーヒーブレイクついでに、ちょっと・・・
投稿者:mont_54
2002/ 7/11 15:00 メッセージ: 1475
これは 1 に対する返信です
最近、「フーガの成立過程」とか「フーガの規定」という話題が
トピ上であったと思いますが、

何でも専門的に「フーガとは?」を語るには400字詰め原稿用紙で
軽く数十枚にはなるという話を、何かで読んだ記憶があります。
(ヤフーの字数規定をオーバーしてしまいますね・・・笑)

私は市井の音楽ファンとして、難しい事を考える器でもないので、
(考えたくてもしょせん無理)
音楽学的には全く無頓着に、自分ナリの解釈で言えば
「カノンよりは幾分自由なポリフォニー」としか思っていません。

私の場合「自分の感性(聴いた感じ)がすべて」なので、
これ以上の解釈は必要ないし、
今まで不自由を感じたこともありません。(笑)

皆さんはどうでしょう?

焼きバナナ・・・?
投稿者:skunjp
2002/ 7/11 16:25 メッセージ: 1476
これは 1475 に対する返信です
mont54さん、

バッハのフーガを聴くのに、フーガについ
ての知識は、要、不要?

まさに、「音楽学」vs「音楽」ですね。

これって、「食養学」対「食物」の関係に
似てると思います。

 <ここにオムレツがあります>

このオムレツの栄養成分は?
消化・吸収はいいのか?
総カロリーはいくらか?

とか考えるより、目の前のオムレツを何も
言わずに食べた方が、はるかに幸せですね。

しかしその反面、僕なんかゴールドベルク
を聴くとき、たとえば「カノン」に注意し
ながら聴くと、感動が倍加する場合がある
んですよ。(^o^)

つまり、焼きバナナ・・・
            (何それ?)

今年の僕が夏バテ知らずなのは、焼きバナ
ナを毎朝食べているからです。

バナナを皮ごとオーブンで15分焼くと、
(途中で一回ひっくり返す)
真っ黒な皮の中にトロトロの甘い焼きバナ
ナが出来上がります。

「ビタミンB倍増の焼きバナナは、体に効
くぞウンウン」と考えながら食べると、お
いしさが倍加するのです。

ぜひお試しあれ・・・

ゴルドベルグのカノンとは
投稿者:mont_54
2002/ 7/11 23:35 メッセージ: 1477
これは 1476 に対する返信です
skunjp さん
ついに、私の中のパンドラの箱を開けてくれちゃいましたね。
この話が始まると、私止まらないんです。(笑)

でもあまり長い話は皆さんご迷惑でしょうから・・・

全部で9曲(3の倍数)あるゴルドベルグのカノンの中
どれがお好きでしょうか、皆さん。

どれもいい? ごもっともです。
甲乙つけがたい? 仰るとおりです。

でも、あえて私は第12変奏を挙げます。
言わずと知れた12÷3=4度による反行カノンです。

付点ぎみに入る4分音符のグランドバス
一拍遅れでソプラノ部、そこから一小節後から
反行回転で追い駆けるテノール部?

これぞカノンの醍醐味!
「あー上がって行く、こっちは下がって行く」
メリーゴーランドとローラーコースターを合わせたような
ハーモニーをはるかに超越しためくるめくときめきと戦慄、
背筋は総毛立ち、心臓は高鳴り、呼吸を忘れる息苦しさ・・・

誰か私を止めて下さい。

いい歳こいて、いったい今年幾つになるの? 僕 

覗いてみたい、パンドラの箱
投稿者:skunjp
2002/ 7/12 10:37 メッセージ: 1478
これは 1477 に対する返信です
>skunjp さん
 ついに、私の中のパンドラの箱を開けてくれちゃいましたね。
 この話が始まると、私止まらないんです。(笑)


mont54さんの、「パンドラの箱」。

・・・面白そうな箱ですねー。ぜひ中身を見たいですねー。
   お話、止めなくてもいいですよ。
   思いのたけを、すべてぶちまけてください。(^o^)


しかし僕は「カノンのどれが好きか?」など余り考えずに聴いてい
ました。大変面白いご質問です。

下記のサイトで確認して、胸に手を当てて考えると、
http://web.ffn.ne.jp/~imyfujita/part13.html#ch1313


僕の好きなカノンは、

第15変奏 5度のカノン ト短調
第21変奏 7度のカノン ト短調  の2曲でした。

そして、一番好きな曲は、第25変奏 アダージョ ト短調
いずれも短調であることを発見!

僕って暗い・・・?  (-_-;)


         * * *


いえいえ、skunは明るいです。 \(^o^)/

僕は、ト長調を基調とするゴールドベルクの中で、3曲出てくる
短調の曲の、アッと驚く転換・・・それは、

たとえば、酷暑の「アフリカ」から、極寒の「北極」へ

得意の「絶頂」から、絶望の「どん底」へ

「サーロインステーキ・ディナー」から、「ハムかつ定食」へ

(あ、これは違った・・・)

急転直下するくらいの気分の変化を、ことのほか気に入っている
からなのです。

つまり手放しの「歓喜」の後に、心沈む「黙考」の時がきて、
しかしまた、必ず「喜び」の時がやって来る。

・・・「昼」があり「夜」がありまた「朝」がある。

ゴールドベルク変奏曲って、僕らの人生そのものじゃないですか!

>背筋は総毛立ち、心臓は高鳴り、呼吸を忘れる息苦しさ・・・

それじゃ、眠れませんねー。

ps.上記ゴールドベルクのサイトは、imyfujitaさんの作で
   大変面白いですよ。

平均率を録音させたいピアニスト?
投稿者:skunjp
2002/ 7/12 10:46 メッセージ: 1479
これは 1478 に対する返信です
1.drei_sonneさんのクレームで色々考え
た中で、「平均率を録音させたいピアニス
ト」というのが思い浮かびました。

僕は断然、ブレンデルです。

彼はただ一枚バッハアルバムを残していま
すが、これが「ザ・絶品」なのです。


2.ついでに、物故したピアニストの中で
は、バックハウス。

全曲お願いしたかった・・・(-_-;)

皆さんは誰ですか?

 (え、俺はチェンバリストがいい?)

・・・さて今日は忙しい、仕事仕事・・・

RE:ゴルドベルグ=人生そのもの
投稿者:mont_54
2002/ 7/12 14:52 メッセージ: 1480
これは 1478 に対する返信です
>ゴールドベルク変奏曲って、僕らの人生そのものじゃないですか

そうですね。私も常々そう考えておりました。
ただし、これを寺山修司風にアレンジして表現するならば、

「ゴルドベルグが人生の比喩なのではなく、
人生をゴルドベルグの比喩にしなければならない」となります。

つまり主体は、あくまで自分の人生なのだ、と言うことです。

また、グールドの表現を借りるならば、
「いかなる終わりも始まりもない音楽」だそうです。

そして、各声部がばらばらに語るのではなく、
本来従うべきグランドバスにしっかりと根付いた構成
でなければならない。

これが81年の再録音にあたり、グールドのうち立てた戦略です。

私はこのバス声部重視というか、建築でいえば基礎・土台優先の
考え方に激しく共感(意志一致)しました。
旋律はリズムあってこそ初めて人を魅了するものです。
特にソロアンサンブルにおいてはなおさらのこと・・・

評論家諸氏には55年の旧録に対する評価の方が一般的に高い
ように見受けられますが・・・(解ってくれとは言わないけど)


ps.imyfujitaさんのゴールドベルクのサイトは、私も何度か拝見しました。
  (わが家のPCには「お気に入り」の中に、しっかり入れてあります)

フーガの技法BWV1080
投稿者:juncoop
2002/ 7/12 21:26 メッセージ: 1481
これは 1 に対する返信です
フーガの技法は、その名のとおりフーガについての集大成をまとめられたのであろうと思われますが、聴き手として聴くとやはり、悲しみというか、悲愴観をどこかに感じざるを得ません。それは、バッハの白鳥の歌という、センチメンタルな感じが反映されているのも確かなんですが、暗い音楽ですが、やはり何回も聴きたくなる音楽だから不思議です。特に3つの主題によるフーガとコラールBWV668最も好きな曲でありまして、それまでのコントラプンクトゥスとは異なった感じを受けます。チェンバロによるカノンもどこか寂しい音色であるところが、いいですよね。
気分が滅入ったり、空しい時に聴くと、それは倍増するかもしれません。

パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団又は
ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏でお楽しみください。

暑いですね
投稿者:umigame1199
2002/ 7/12 21:27 メッセージ: 1482
これは 1 に対する返信です
夏本番といった感じですね。
ところで、最近コンポを買い換えまして、何を思い立ったか主人がレコードプレイヤーまでも買ったのです。そこで何十年ぶりかに(つらい・・・)子供のころに聴いた そう 夏休みの午後とか。レコードをかけてMDに録音してみました。ノイズの音さえもいとおしいといった感じです。バッハの1052とか。とてもよいです。

本当に暑いですね
投稿者:otik_0608
2002/ 7/14 17:50 メッセージ: 1483
これは 1482 に対する返信です
 暑い日に私がよく聴くバッハの曲は、

 チェンバロ協奏曲イ長調 BWV1055
 オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調 BWV1055a(1055の復元)
 
 清涼感のあるこの曲で、もう何年もクーラーなしの我が家の夏を乗り切っています。
 CDはピノックの演奏(アルヒーフ)を愛聴しています。テンポが速く(特に1055の第3楽章)すがすがしさにあふれた演奏です。1980年の録音ですが、新鮮さを失っていません。
 1055ではコープマンの演奏(エラート)もいいです。チェンバロ協奏曲全集の中でなぜかこの曲だけを各パート一人で演奏していて、清涼感が際立っています。
 

エグエス演奏のリュート曲
投稿者:wadakamaru
2002/ 7/14 19:26 メッセージ: 1484
これは 1463 に対する返信です
なんだか、たてつくようなレスになって心苦しいのですが・・・、

以前にも、どなたかからお薦め頂いた、エグエス演奏のバッハのリュート曲
ついに聴きました。レコ芸でも推薦盤になっているようですね。
音もきれいし、思い入れを込めて、じっくりと弾いているという印象です。
コープマン的でなく、レオンハルト的と言えばいいでしょうか。
もう少しウキウキした気分で聴きたかったけど、
そんな曲風でもないし、これらの曲の解釈としてはこんなものなのでしょうか。

でも、リュートはやはり、ソロより通奏低音に向いているのかな。
それともこれらの曲をリュートで弾くのは大変難しいのかな。
リュート奏者のバッハへの挑戦でしょうか、それなり成果はあるものの、
ヴァイオリン、チェロやチェンバロほどに、これらの曲の表情を出し切れていないような。
なんだかリュートでは構造的に無理があるのかなという感想です。
もっとシンプルな曲なら、そのリュートの音色の良さがもっと出せるのに、と感じた次第です。
私自身の好みとしては、通奏低音にリュートの音色がきこえるとそれだけでウキウキするのに。
そしてヴィヴァルディの曲には、リュートの音色をうまく引き出した曲が、いくつかあるのに。
と思い、これらの曲にはリュートの音色の良さが引き出されていない感じがしました。
たくさん聴いたわけではないけれど、ヴァイスの曲なんかの方がいい感じという印象です。
バッハの様々な曲を聴くという観点から見れば、充分に満足なんだけど・・・

オルガン
投稿者:satsuma_no_kami_norimori
2002/ 7/16 0:54 メッセージ: 1485
これは 1 に対する返信です
先日、近くのホールで初めてパイプオルガンの曲を聞きました。低音の凄い迫力にびっくりしました。

プレリュードとフーガ ハ短調 たぶん546番だったとおもうんですが、初めての曲だったのでよくわかりませんでした。バッハの曲って何回か聞かないととっても難しいです。

というわけで、えいっと12枚組のオルガン全集を買ってしまいました。聞ききれるかわかりませんが、こんな世界が広がってるなんて、オルガンが弾けるかたがとっても羨ましいです。

1055番などの協奏曲は最近、ペライアの演奏で知りました。本当に気楽に楽しめるよい曲だとおもいます。

h・ueda2182様にお願い!
投稿者:taishiboukei
2002/ 7/16 22:00 メッセージ: 1486
これは 1 に対する返信です
皆さんこんばんは!
遅ればせながら「バッハ大好き!」人間として仲間にいれて下さい。
カ−ル・リヒタ−の「ヨハネ受難曲」が大好きで、最近は毎日聴き惚れています。
このトピを拝見していたら、1月26日にBS2で放映された・・という夢のような話が・・・。
NO1070の h・ueda2182様は録画された御様子。
本当に夢のような「カ−ル・リヒタ−」の指揮者姿が見られたのですか?
そこでお願いなのですが、そのビデオをダビングさせてはいただけないでしょうか?
虫のいい話だとは思うのですが、何とかお願いできないでしょうか・・。
身元の確認、信用・信頼 etcすべてクリア−できるようにお答え致します。

何卒お返事をお願い致します。

リヒターのヨハネ受難曲の件
投稿者:h_ueda_2182
2002/ 7/17 23:36 メッセージ: 1487
これは 1486 に対する返信です
taishiboukeiさん、こんばんわ。
タイトルで名指しされたh_ueda_2182です。
確かに録画しました。
メディアはS-VHSです。
但し、120分テープの為、最後まで録画できず、第67曲(終曲から2番目)の最も感動的な合唱曲の途中で終わっています。(残念!)
しかし、演奏は1964年録音のCDと比べても同等の感動的な内容だと思います。
さて、ダビング依頼の件ですが当方は構いません。どういう方法で実現できますか。
因みに私は大阪在住ですが・・・。

尚、今私が毎日聞いているのはカンタータ126番(リヒター)です。

(追)私は当掲示板への投稿方法がわからず、専らROMか返信しかできません。
どなたか新規投稿方法を教えて下さい。

もうすぐ7月28日
投稿者:mamohaha
2002/ 7/17 23:47 メッセージ: 1488
これは 1 に対する返信です
バッハの命日ですね。
今年は皆さん、何聴きますか?
それとも、どこかで何か演奏する?
よかったら教えてね。

没後250年の時には、聖トーマス教会では「ロ短調ミサ」演奏してましたね。

トピックの作成
投稿者:brillin14
2002/ 7/18 6:20 メッセージ: 1489
これは 1487 に対する返信です
h ueda 2082さま 初めまして!

新規の投稿方法は左側に数字が書いてある一覧の所の1番左下に
「トピックの作成」という表示が出ている時だけ作成が可能です。

今はたくさんのトピがあってできないみたいですね。

しばらく投稿がないトピは自然消滅します。
その時に新しいトピを作れますから、時々チェックされてはいかがでしょうか?

詳しくはyahoo掲示板ヘルプをご覧下さい。

RE:もうすぐ7月28日
投稿者:mont_54
2002/ 7/18 7:35 メッセージ: 1490
これは 1488 に対する返信です
おはようございます。

そうか、もうそんな時季がきたんですね。

僕の場合、7月28日(一日)だけは
バッハをまったく聴かないことにしています。

リュート曲 : 秘密の鉱脈
投稿者:skunjp
2002/ 7/18 10:20 メッセージ: 1491
これは 1484 に対する返信です
皆さん、こんにちは。
仕事が忙しくてなかなかカキコできないです (^^;;
 (社会人としてはこれが普通・・・?)

>wadakamaruさん、お久しぶりです。

   >もう少しウキウキした気分で
    聴きたかったけど、

だったら、イギリスのリュート奏者:ナイジェル・ノースがいいかも
しれません。リュート曲集のほか、無伴奏Vc、Vn全曲をリュート
で録音してます。

聴いていてウキウキするような、溌剌とした演奏ですよ。

エグエスは繊細かつ耽美的で、好きな人にはたまりませんが。

楽器にはそれぞれの特性があり、リュートはチェンバロにない
繊細な表情付けが可能。 かの武久源造さんも、エグエスを
絶賛して、「リュートがうらやましい」と言っているくらいです。

バッハのリュートorギター演奏は、「秘密の鉱脈」ですね。
僕のお勧めは・・・

1.ホプキンソン・スミスの リュート曲集、無伴奏Vc全曲。
  (アストレ・・・古楽界の孤高のロマンティスト)

2.佐藤豊彦さんの リュート曲集
   (フィリップス・・・オーソドックス)

3.ギターでは、ドイツの新進、ヴァンゲンハイムの無Vc全曲。
 (アルテ・ノヴァの廉価盤・・・ギター臭くない?超お勧め)

4.福田進一のシャコンヌ他
  (デンオン・・・日本人離れしたスケールの大きい名演!)

5.リュート系で、さらに低音弦の充実したテオルボでは、モンテレ
  のCDが極美。(ヴァージンクラシック・・・ひたすら美しい!)

6.さらに低い音の出るキタローネでは、リベロがお勧め。
(リンドーロ・・・バッハはやはり低音か?)

RE:7月28日
投稿者:skunjp
2002/ 7/18 10:23 メッセージ: 1492
これは 1490 に対する返信です
>h_ueda_2182さん

投稿方法ですが、メッセージの画面の上から一覧に戻ると、
右上に「投稿」と出ます。
これからもドンドン投稿してください。
リヒターのヨハネ、僕も好きです。


>mamohahaさん、mont54さん

7月28日だったんですね。今まで意識していなかった。

その日は天国の楽長を偲んで、モテットを聴くことにします。
特に第1番は、たくさんの天使が飛び交っているような、
天国的な響きの曲ですね。

※mamohahaさんはひょっとしてマモル君のお母さんでしょうか?
(僕の長男は守君と言います・・・小5)


montさんは、バッハを偲んで1日聴かない・・・?
う〜ん、かっこいいですねー。(^o^)

※翌日は僕らの結婚記念日です。関係ないか(^^;;

さあー仕事仕事・・・
・・・明日から夏休み (^o^)

>バッハを偲んで
投稿者:mont_54
2002/ 7/18 12:09 メッセージ: 1493
これは 1492 に対する返信です
skunjp さん

>バッハを偲んで1日聴かない・・・

そんな格好いいものじゃありません。

アルコールで言うところの「休肝日」みたいなものです(^^;

夏ボケでした!すみません。
投稿者:brillin14
2002/ 7/18 16:47 メッセージ: 1494
これは 1492 に対する返信です
>h_ueda_2182さん

投稿方法ですが、メッセージの画面の上から一覧に戻ると、
右上に「投稿」と出ます。
これからもドンドン投稿してください。

* すみませ〜ん!m(__)m

そうですよね・・。skunjpさんの仰るとおりです。(^o^)
新しいトピックスを立てたいという事だと勝手に勘違いしてしまいました。

>皆様

*「これは怒るだろう・・。」特集の企画はありませんか?
私はコープマンのトッカータとフーガは怒るだろうなぁと思っています。

投稿方法に関するお礼
投稿者:h_ueda_2182
2002/ 7/18 21:49 メッセージ: 1495
これは 1 に対する返信です
標題についていろいろ教えて戴きましてありがとうございます。
これまでずっと拝見ばかりさせて頂いておりました。
これから折にふれて投稿させて頂きます。
ありがとうございました。

息子の名前
投稿者:mamohaha
2002/ 7/19 0:01 メッセージ: 1496
これは 1492 に対する返信です
うちの息子は、「衛」です。
ただいま、小学3年生。
セーラー服の似合うボーイソプラノです。

7月28日は、某教会でヨハネ受難曲のコラール&朗読演奏会出演の予定。
でも、前の日にも静岡市でソロカンタータの演奏会があるので、聴きに行きます。
結構ハードスケジュールだ・・・。
でも楽しみです。

暑い(お熱い?)ですね。
投稿者:mont_54
2002/ 7/19 11:23 メッセージ: 1497
これは 1496 に対する返信です
みなさんお早うございます(って時間帯でもないか?)

skunjp さんは夏休み中ですかね?

29日が結婚記念日との由、合わせHAPPYでうらやましいです(^^

私の場合は10月の秋まっただ中で、
今年で20回目のアニバーサリーとなります。(何婚式っていうのかナ?)


mamohaha さん

>セーラー服の似合うボーイソプラノです。

衛クンの「ヨハネ受難曲のコラール」出演(28日)
よろしかったらその時の様子など、是非おうかがいしたいものです。


h_ueda_2182 さん

私も楽しみにしております。h_ueda_2182 さんの投稿
是非よろしく。


さて、先日17日ボーナスも出た直後だし、水曜日は山野楽器店の
ポイントカード倍押し(スタンプ)ということもあって、
リヒターの「ブランデンブルグ&管弦楽組曲(共に全曲)」のセットを
購入しました。まだ封も切っていません。

「今週土日の楽しみ」にしています。

管弦楽組曲第5番ト短調BWV1070
投稿者:juncoop
2002/ 7/19 21:35 メッセージ: 1498
これは 1 に対する返信です
管弦楽組曲第5番ト短調BWV1070を久々にレーデル指揮ミュンヘン・プロアルテ室内管弦楽団で聴いてます。この作品はバッハの作ではないとも言われておりますが、しかし、なんとも渋い弦楽合奏の作品で、イタリアの作曲家のドランテのような音楽でして、バッハらしくないところが、新鮮でいいのかもしれませんね。

もうすぐ7月28日
投稿者:juncoop
2002/ 7/19 22:24 メッセージ: 1499
これは 1488 に対する返信です
バッハの命日とはすっかり忘れてましたね。では、なにをするかというと、
日曜日なので、まずは、チェンバロでゴルトベルクの主題のアリアと、G線上のアリアを弾きましょうかね。
そして、やはりマタイ受難曲を聴いてみます。
そしてフーガの技法を聴きまして。最後にコラール 汝の御座の前に今や進み出でBWV668で締めたいと思います。

盛りだくさんですね。
投稿者:mont_54
2002/ 7/20 9:18 メッセージ: 1500
これは 1499 に対する返信です
juncoop さん、こんにちは。

28日は随分と盛りだくさんですね。

それにしても演奏(鍵盤)の出来る方がうらやましい。

ゴルドベルグのアリア。私も是非拝聴したいものです。

私もギターで何とかモノにしようと頑張って(もないか)います。

 

バッハのリュート曲
投稿者:sweelinck2001
2002/ 7/21 14:51 メッセージ: 1501
これは 1 に対する返信です
で、BWV998(多分)の「前奏曲、フーガとアレグロ」は有名ですが、レオンハルトはこの曲のチェンバロ版を出しています。
他にもバッハのリュート曲のチェンバロ版があれば、どんな味わいか興味深いので聴いてみたいですが、他の例は無いのでしょうか?

お返事、ありがとうございます!
投稿者:taishiboukei
2002/ 7/21 17:58 メッセージ: 1502
これは 1487 に対する返信です
お返事をいただいて感謝しております。
さて本当にどんな方法が一番確実でベタ−なんでしょうか・・・お願いしておきながら名案というものがうかびません。
私は埼玉県に住んで居ります。
ueda様が関東近辺でしたら、お訪ねしてお願いする事も考えて居りましたが・・大阪だと無理でして・・・。
ダビングは家で出来ますが、S-VHS=VHS ということでいいのでしょうか?
まずは私のメ−ルアドレスをお教えいたします。
hamaji@pop11.odn.ne.jp
よろしければここにご連絡をお願い致したいと思っているのですが。

尚、掲示板では私の性別が「男性」で登録されて居りますが、始めの手違いでして本当は「女性」です。

私の好きなものは、中島みゆき、STING、スペイン、猫、海外ミステリ−読書・・・。
そして、バッハは カンタ−タ9番、82番・・・主にアルトのアリアが好きです。
バッハが好きと言っても、余り知らないし、他のクラシックは全く聴きません。

でもこの間BS2でベルリン・フィルの1998サマ−コンサ−ト「ラテンアメリカ音楽の夕べ」というのをたまたま見て、「ボレロ」「カルメン」「アルハンブラの思い出」etc 演奏者の表情がアップで魅力的でツイツイ2時間見てしまいました。
ご覧になりました?

関係ない事をつらつら書いてしまいましたが、よろしくお願い致します。

みなさん、お早うございます。
投稿者:skunjp
2002/ 7/22 10:55 メッセージ: 1503
これは 1 に対する返信です
>mamohahaさま

 >うちの息子は、「衛」です。
  ただいま、小学3年生。
  セーラー服の似合うボーイソプラノです。

可愛いでしょうねー。ボーイソプラノって、汚れなき天使の歌声の
ようで良いですね。

うちのmamo君は音楽ダメです(-_-;)
でも、夏休みの自由研究で竹製フルートを作ると張り切ってます。
(将来は楽器制作家・・・?(^^;;)


>mont54さん

20年ですか・・・! ベテランですね。
うちは14回目。やっと女心がわかってきました・・・カナ?(^o^)

リヒターのブランデンブルクと管弦楽組曲は、精神の気高さと
厳しく深いたたずまいでは最右翼ですね。
お楽しみくださいますよう。


> juncoopさん

僕もかつてアリアを練習したのですが、あまりうまくひけないので
もっぱら聴くだけにしてます。

時々、平均率Vol.1の一曲目、プレリュードを、電子ピアノの
チェンバロで遊んでいます・・・(^^;;

管弦楽組曲第5番ト短調BWV1070って、いったい誰の曲で
しょうね。

昔、よく見ずに中古屋で買った管弦楽組曲
が、実はベルンハルト・バッハの曲だった
ことがあります。


>sweelinck2001さん

バッハのリュート曲のチェンバロ編曲。
レオンハルト盤は演奏はとても素晴らしいのですが、録音がちょっと
苦手です。

そこで僕は、ロベルト・ヒル(ヘンスラー)を愛聴しています。
2枚組で、リュート曲(実際は無伴奏Vc、Vnとダブル)の編曲が
納められています。

ラウテンヴェルク(リュートに似た音を出すチェンバロ)も復元、演奏
されており、それがまた天上的な美音です。

旅のお供のバッハかな
投稿者:skunjp
2002/ 7/22 11:02 メッセージ: 1504
これは 1503 に対する返信です
皆さん、こんにちは。

短い夏休みが終わり、本日出社しました。
くたびれてます(^^;;

家族と離れて九州に一人旅しました。(半分仕事ですが。)

熊本から鹿児島に至る海岸線を、車中から楽しんできました。
人っ子一人いないきれいな砂浜に、波が打ち寄せていました。

途中下車したくなるのを抑えて、車中聴いた音楽は、
もちろんバッハ。 (^o^)

・ヨハネ受難曲(ヘレヴェッヘ:最近出た、変わった版の演奏)

・ブランデンブルグ協奏曲(イ・ムジチ:各声部がもりもりと
 筋肉の盛り上がったような感じで、新鮮でした)

・Vnソナタ(カルミニョーラ:イタリア古楽派の中堅。歌に
 満ちていて、耳にやさしい!)

※番外:プレトニョフのスカルラッティ
 繊細かつダイナミック。発想が現代的。良いピアニストです。

リヒターのブランデンブルグ(全曲)
投稿者:mont_54
2002/ 7/22 13:16 メッセージ: 1505
これは 1503 に対する返信です
リヒターの「ブランデンブルグと管弦楽組曲」(全曲)ですが、
考えてみると、両者とも全曲盤CDはこれが初体験(LPは何組かあるんですが)

それにしても、
ブランデンブルグの演奏がとても気に入って、全曲通しで4度聞き直してしまい、
お陰で管弦楽組曲の方はまだ聴いていません(笑)

また来週。 お楽しみの繰越です(^^ゞ

リヒターのブランデンブルグ(全曲)
投稿者:juncoop
2002/ 7/22 18:07 メッセージ: 1506
これは 1505 に対する返信です
mont_54さん、おひさしぶりです。
リヒターのバッハは大変好きなのですが、あえて言わせてください。
前回も申し上げたとおり、好みは10人10色なので、他人がとやかく言うべきではないのですが、リヒターのブランデンブルクていうのは、ちょっと落ち着きがなさすぎませんか?とにかく演奏が早すぎて、もう少し落ち着いて、優雅に演奏すればいいのにと思ってしまうのです。
5番の1楽章なんですけど、トゥッテイの前奏は、弦楽であの有名なメロディーを奏でるのですが、リヒターのチェンバロの通奏低音は出過ぎており、ガチャガチャし過ぎなんです。
その点、前にも薦めました、コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団の演奏をぜひ聴いてみてください。落ち着いた、ドイツ的なガッシリした演奏で歌わせすぎるかもしれませんが、私にとって理想的な演奏なんです。
全曲盤はちなみに2000円で安価です。

リヒターの管弦楽組曲はとってもいいのですが、残念なのが、3番のトランペットの安っぽい音が、聴いてられないのが残念なんです。なんで、モーリス・アンドレかギィー・トゥーブロンあたりのフランス陣のトランペットを使わなかったのが残念ですよね。このころ1960年代は、クレンペラーのバイエルン放送SOの演奏も同じく安っぽいトランペットで、1960年代のバイエルン・ミュンヘンあたりのトランペットはろくな演奏家がいなかったかもしれませんね。

いろいろと勝手なことばかり書きましたことをお許しください。しかし私が書いていることが、一理あるかもしれない事をぜひ、一度リヒター盤と他を比較して聴かれると解ると思います。

juncoop さん
投稿者:mont_54
2002/ 7/22 21:35 メッセージ: 1507
これは 1506 に対する返信です
juncoop さんこんにちわ(こんばんわですが)

わざわざアドバイスありがとうございます。

>リヒターのブランデンブルクていうのは、ちょっと落ち着きが・・

たしかにテンポというのは聴く上で重要な要素(ポイント)ですね。
遺憾?ながらコッホ指揮ベルリン室内管弦楽団はまだ聴いたことが
ありません。

>リヒターのチェンバロの通奏低音は出過ぎて・・

も「言われてみれば〜」という気もします。

ブランデンブルグのLPではイムジチの全曲なども持っていますが、
skunjp さんの言われる通り、非常に肉感的な演奏にもおぼえます。

いずれにしても「聴き比べ」は私の大好きな手法です。
コッホ版もいつか是非試してみたいと思います。
ありがとうございます。

話は少し変わりますが、リヒターのチェンバロで私が大好きなのは
パルティータの6番なのです。
これに関してはバルヒャの演奏の方が、いささかせわしない?ような・・
(無論、もの凄い演奏である事には間違いないのですが)

私にとってのパル6は誰が何と言おうとリヒターなのであります。

re:
投稿者:skunjp
2002/ 7/23 10:48 メッセージ: 1508
これは 1506 に対する返信です
juncoopさん、mont54さん、こんにちは。
「リヒターのブランデンブルグ」・・・盛り上がってますね。 

せっかくのjunncoopさんのご意見ですが、今日は、mont54さんの
弁護をさせてください。
juncoopさん、怒らないでくださいね ・・・・(^o^)

リヒターのブランデンブルクについて、juncoopさんは、「速い」
「優雅でない」ということで、あまりお気に召しておられない
ようですね。

それは、確かにコッホ等と比較すると当たっているかもしれま
せん。

でも、リヒターの引き締まった快速調が好きな人には、コッホは
「あまりに遅い」ということになるのかもしれません。(^o^)

       (わーっ、怒らないでね)

僕自身の好みは置いといて、リヒターの演奏の存在意義味というか、
そういったものはとても理解できます。

・・・それはつまり、こういうことです。

20世紀前半迄のバッハ解釈は19世紀的ロマン主義の残滓が完全に
ぬぐい去られていませんでした。

ライプツィッヒもラミン、トーマス等のカンタータを聴くと、伝統的
解釈のしっぽを引きずっている感があります。(特にテンポ)

そんな中で出たリヒター演奏の快速調は、さぞや皆をアッと驚かせた
ことでしょう。(・・・まあ、速いのは若い頃だけですが)

賛否両論渦巻く中で、結局リヒターが勝利したのは、皮相的なテンポ
の問題ではなく、それを超えて、異常なほどの集中力を伴う<音楽の
実質>が桁違いに優れていたからだと思います。

ただし、現代は古楽派全盛の時代。

さらに速い演奏もザラで、そんな演奏に慣れてしまうと、リヒターの
テンポはそれほど速いものに感じられなくなります。

特に晩年は遅くなったテンポと相まって「ロマンティックな夕映え」
の魅力を感じます。

まあ、演奏というものはそのように、すべて「相対的」なモンなんで
しょうね(^o^)。

・・・僕はコッホも好きです。
   バッハ以外でも、ハイドンの天地創造とか良いですよ。
   トーマスもマウエルスベルガーも大好き。
   節操がない・・・(-_-;)

節操のなさ 
投稿者:skunjp
2002/ 7/23 11:07 メッセージ: 1509
これは 1508 に対する返信です
re・・・れれれ、タイトルをつける前に送ってしまった。

・・・さて、節操のなさは僕の特技です。

バッハに関してはなんでも聴いてやろうと
思ってます。

どんなに普通と違った演奏でも、それなり
に面白く聴ける、それがバッハの不思議な
魅力なのですから。

先日、園田高広のインヴェンションとシン
フォニアを中古屋で見つけ興味シンシンで
購入。

「なんというきついアクセント!」と思い
ましたね、最初。

でも、我慢して(?)聴いているうちにア
ラ不思議、今度は、お気に入りのp・ゼル
キンが「ユルフン」に感じられるのです。

・・・いいですねー。園田高広。

明快で骨のある、しかし、<音楽的実質>
の豊かな演奏です。
花も実もある演奏。良いCDに巡りあった!

これも僕の節操のなさのおかげ。
僕は基本的に自分の耳を信用してません。

それは、時と共に、環境と共に成長し、
時には退化もし(?)、刻々と変化するん
ですねー。

バッハで身を持ち崩す
投稿者:mont_54
2002/ 7/23 13:57 メッセージ: 1510
これは 1509 に対する返信です
あーぁ、またお金ないや。

そりゃ遣えば無くなるわなー。

でも、トピ上でお薦めCD情報を頂くとついつい欲しくなるし・・

山野楽器のポイントも貯まったので、また\3000分の買い物が出来るし

それにしても、CDって積もりつもれば結構な金額(累計)ですよね。
その上、私の場合バレエや能のチケットにまで手を出してるからなおさら

みなさん、お手持ちのCDの中で一番のお値打ち(皆さんにとっての)は
何でしょう? つまり値段の割に中身の一番濃いやつ。

私は言うまでもなくグールドのゴルドベルグ(81年盤)です。

あの歴史的名演奏がたったの\1800円
もし2枚買えば感動も2倍というなら、とっくに100枚は買ってます(笑)

これに比べたら、いかなるCDも程度の差こそあれ僕にとっては割高

でも今までバッハ物でハズレを掴んだことは無いです。
誰が演っても刺激的(魅力的)だから…

やっぱり私も節操無みたい(^^;

skunjpさん
投稿者:juncoop
2002/ 7/23 19:23 メッセージ: 1511
これは 1508 に対する返信です
skunjpさん、mont54さん、こんにちは

juncoopさん、怒らないでくださいね ・・・・
とんでもないです。皆さんの好みはそれぞれ尊重すべきであるのは当然ですし、好みは10人10色なのは前にも述べたとおりです。


「賛否両論渦巻く中で、結局リヒターが勝利したのは、皮相的なテンポ
の問題ではなく、それを超えて、異常なほどの集中力を伴う<音楽の
実質>が桁違いに優れていたからだと思います。」
この意見は、全くその通りだと思います。
リヒターの集中力は、とても感動を呼びますとともに、あの緊張感は、他の演奏家では味わえないものが、あります。たとえが悪いかもしれませんが、戦争中の録音を聴いた時、あの緊張感とか、胸に迫る演奏を聴いて、大変感動したのと、同じようなものを感じます。
私は、バッハのCDをかなり持ってますが、やはりリヒターは全て持っております。それは、上記の感動があるためで、あの緊張感は、一度は経験したいと必ず思うほど、リヒターは魅力があるのです。
特にブランデンブルクのような魅力的な曲は、やはり、一つの演奏だけでは、満足出来ないのも事実でありまして、リヒターの演奏は、必ずCDとして持っておきたいものの、あの協奏曲は、やはり優雅な演奏でも聴きたい欲望にもかられ、ミュンヒンガー、レーデル、パイヤール、イ・ムジチ、マリナー、コレギウムアウレウム、コッホ等で聴きたくなります。
ヘンデルの作品6は、リヒターのあの緊張感のある演奏以外では、いまだに、リヒターを超える演奏は聴いたことがありません。それと同じことが、ブランデンブルクにも言えるのかもしれませんね。
ここまで書いて、やっと理解できました。すみません。
しかしリヒターはやっぱりすごいなーーー。
それと共に、やはり人は、それぞれ好みがあるなーーと思いますね。

グレン・グールド変奏曲
投稿者:imyfujita
2002/ 7/23 19:41 メッセージ: 1512
これは 1510 に対する返信です
「みなさん、お手持ちのCDの中で一番のお値打ち(皆さんにとっての)は何でしょ?つまり値段の割に中身の一番濃いやつ。私は言うまでもなくグールドのゴルドベルグ(81年盤)です。」
との言葉が出ますと、かねてからゴールドベルク変奏曲を「グレン・グールド変奏曲」に改名しようとしてきました私としては、うれしく思います。グールドのゴールドベルクと言わなくてもすむ、のは素敵ではないでしょうか。でも、世の中には絶対反対の方もおられて、以前ニュースグループでそうした提案をしましたら、大変な反発に会いました。その方は、グールドという名前を聞くのも「いや」らしく、また、バッハの曲をピアノ演奏で聴くのも耐えがたいようで、そうした書き込みがありますと、即座に強烈に出てこられますので、なんとなく、今ではそのニュースグループはみな敬遠気味です。
ところで、ピアノストの演奏を聴くのも楽しみですが、ご自身でMIDIを使い自分の演奏を組み立てるのもまた楽しいと思いますがいかがでしょう。

管弦楽組曲第2番、第3番
投稿者:juncoop
2002/ 7/23 20:06 メッセージ: 1513
これは 1 に対する返信です
管弦楽組曲第2番、第3番はバッハの基本みたいな曲なのですが、それと共に一番好きな曲です。しかし未だに納得できる演奏が現れないのも事実。

聴いた演奏、

アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥスムジクス
思わずLPを割りたくなった1枚

カラヤン指揮ベルリン・フィル
大編成すぎるが、とても奇麗な演奏

カザルス指揮マールポロ音楽祭管弦楽団
癖がきついが、情熱的で大いなる感動を呼ぶ

クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 コメントしにくい演奏

リリング指揮オレゴン・バッハ祝祭管弦楽団 最近の演奏では最も好感が持てる。

パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団 1回目、2回目、3回目録音
1回目のモノラルが一番いいかもしれない。2回目はティンパニがやかましい。

ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団 1回目、2回目録音
あまり演奏に差がない。無難な演奏。

レーデル指揮ミュンヘン・プロアルテ管弦楽団
結構暖かみがある演奏であるが、アリアはイマイチ。

シュライアー指揮カールフィリップエマニエルバッハ室内管弦楽団
これも後悔した一枚。

ポンマー指揮ライプツィヒ・新バッハ合奏団
これも後悔した一枚。

ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団
これも後悔した一枚。

コレギウムアウレウム合奏団
演奏を聴いただけで、買うのをやめました。

リステンパルト指揮ザール室内管弦楽団
結構、感心した正統派の演奏。

ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン
ちょっと軽いのではないか。

ケール指揮マインツ室内管弦楽団
序曲のグラーヴェは気に入らないが、全体的に太い演奏。

コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団
正統派。お勧めの一枚。

アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団
大編成ではあるが、結構よかった。

リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団
アリアは絶品であるが、トランペットの音が嫌い。

イ・ムジチ(2番のみ)
こんなに感動した演奏はない。イタリアなのにドイツ的演奏。線が太いし、強靭

シュナイト指揮アンスバッハ・バッハ週間合奏団(3番のみ)
ライヴであったが、序曲は理想的な演奏。
トゥープロンのトランペットEnsが好演

グールドのゴルトベルク
投稿者:wadakamaru
2002/ 7/23 21:25 メッセージ: 1514
これは 1512 に対する返信です
グールドのゴルトベルクと聞けば、ひとこと言いたくなってしまう。
でも、否定をしているわけではなく、皆さんの感性に従って様々なバッハを味わえばいいと
寛容な(と、言うのがちょっと気恥ずかしい)心を持っているつもりです。

その昔、普通なら数分かかる曲を、テープの早回しみたいに弾き、
またその反対に45rpmのレコードを33rpmで聴いたような演奏とか、
とにかく、若かりし純情な私のバッハへの想いを、
ずたずたに引き裂いたのがグールドなのです。

これ以上は何も言いません。
ピカソ的バッハと思っています。
誤解のないように言っておきますが、
私はピカソやその後のシュルレアリズム大好き人間なのです。

MIDI、バッハが本当に欲しかったのはこのような楽器(?)だった。
特に「フーガの技法」は、将来を見越したこのような楽器のために作曲したなどと、
私は勝手に解釈しています。

ブランデンブルグ〜聴き比べ(第1印象)
投稿者:mont_54
2002/ 7/24 9:03 メッセージ: 1515
これは 1511 に対する返信です
おはようございます。 へっへっへ・・

昨日はお金が無いなどと言いながら、仕事が早く終わったので
銀座「山野本店」へ寄り道しました。

ありました。コッホ版ブランデンブルグが、「これこれ・・」と
思いながらルンルン気分で購入して帰りました。

それでも、平日の夜なので全曲聴き比べはちょっと無理か?
で、Bブルグ4〜6番に絞り込んで聴いてみました。

う〜ん確かにかなり違う・・・

演奏時間自体も違うが、やはりそれだけでは言い尽くせない違い
(5番などはむしろリヒターの方が時間的に長い)
テンポの取り方、リズムへのアプローチの仕方が鮮明に番う。
うまく表現出来ない(それ程聴きこんでいない)のですが、

印象だけ(私の場合はいつも印象批評だけ・・・笑)で言うと
コントラバスやチェロを前面に押し立て、深くえぐるような
コッホ&ベルリン室内に対し、リヒター&ミュンヘンは
楽器自体の特性やアーティキュレーションに依拠する事によって
リズム表現が可能だ、との思想に裏打ちされたようなアプローチで
恐らく両者の違った哲学がそこに反映された結果だと
感じました。(当たり前か?)

「精神性」を語るには、私の場合まだまだ聴きこみが足りないので
何とも申し上げる訳にはいきませんが、
juncoop さんや、skunjp さんのような達人クラスにはまだチョット
及びませんね。

いずれにしても、少し寝不足になるくらい刺激的な夜を過ごせました。
おふたかたのアドバイス、本当にありがとうございます。

それから・・・
投稿者:mont_54
2002/ 7/24 9:26 メッセージ: 1516
これは 1515 に対する返信です
実は、銀座山野でもうひとつ、大発見がありました。
何と私の大好きな「トッカータ集」(全7曲)が
アンジェラ・ヒューイットのピアノで出ていました(輸入盤)

どうやら今年のリリースらしく(国内盤は未だ?)
これで彼女もバッハ弾きとして不動の地位を築きつつあるようです。
(嬉しいかぎりですね)

演奏はグールドとはまったく違うアプローチで、
女性らしい細やかで、一つ一つの音符を拾い上げるような、
とても丁寧な演奏です。グールドと共にカナダ出身のバッハ屋さん。
期待に胸が膨らみます。

imyfujita さん、おひさしぶりです。
投稿者:mont_54
2002/ 7/24 9:30 メッセージ: 1517
これは 1512 に対する返信です
最近グールドトピの方はさっぱりご無沙汰にしております(^^;

>「グレン・グールド変奏曲」に改名

は以前からの御提唱でしたよね?

これは相当前の話なのですが、当時通っていたクラシック喫茶で
夜閉店ちょっと前の時間に、そのお店のバイトの女性が
他に客が居なく(少なく)なったせいか、私の座席に近づいて来て
「何かリクエストはありませんか?」と聞いてくれたんです。

行けばいつもグールドを注文している私は、その時
「グールドべるぐ変奏曲をお願い出来る?」と
いたずらっぽく言ってみたところ、そのおねえさんは
にこっと笑って 「はい、かしこまりました」
で全曲かけてもらいました。

その後1ヶ月ぐらい、私がとても気分良く過ごせたのは
いうまでもありません。

電話番の暇つぶし
投稿者:skunjp
2002/ 7/24 12:55 メッセージ: 1518
これは 1516 に対する返信です
皆さん、こんにちは。
僕は今、会社でお昼の電話当番をしています。

カニサラダ・クロワッサンサンドを食べて、一息ついた所・・・


>juncoopさん、こんにちは。

さすが、器の大きいJunさん。
大人ですねー・・・。安心しました。

さて、管弦楽組曲の寸評・・・。結構辛口ですね。

見ていて、僕はあまりこの曲の演奏を聴いていないことに気付き
ました。

高校の時、コンクールで管弦楽組曲2番のポロネーズを吹きました。
リヒター/ミュンヘンバッハの演奏を参考にして勉強しましたので
この立派な演奏がスタンダードとして身に染みついています。

ですから、あまり他の演奏は聴こうと思わないのです。
でも、コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団は、機会があれば聴いて
みたいです。


>wadakamaruさん、こんにちは。

人には好き嫌いがあって、それは第三者には理解しがたいもの
ですね。

「合わない」というのでしょうか、どうしても虫が好かないと
いうのがあるのでしょうね。

wadakamaruさんとグールドがそうでしょうし、僕の場合は誰
だろう?

節操のない僕としては、CDを出しているほどの演奏家ならば
結構みんな好きなのですよ。

でも、ドミニク・ヴィスと、マイケル・チャンスは例外だなー。
カウンターテナーって難しいから聴く方もシビアになります。

アンドレアス・ショルなんか最高なんだけどねー。
完璧な甘いイントネーション。


>mont54さん、こんにちは。

mont54さんも大人ですねー。
コッホを買っちゃうところなんか。感服しました。

 「楽器自体の特性やアーティキュレーションに依拠する事
  によってリズム表現が可能・・・」

そうですね。リヒターって、古楽派の理念のハシリのような
気がしませんか?

凄く、世に先駆けた人なんですね。
先駆けて早死にしたけど。

それから、ヒューイットのトッカータの情報有り難うござい
ます。

僕はこの人、目を付けているのですよ。
演奏は、ことに最近のものほど良いようです。

イタリア協奏曲とか、バッハトランスクリプションズとか、
このところ尻上がりに良くなっています。

この人は、先々楽しみですねー。
ヒューイットのトッカータ、さっそく買い!

貴方の一番お値うちのCDは・・・?
投稿者:skunjp
2002/ 7/24 14:34 メッセージ: 1519
これは 1510 に対する返信です
mont54さん

チリも積もれば・・・本当に、かつては、
数千枚持っていたLPとCD、そして買い
換え続けたオーディオ全般を合計したら、
単純計算で一千万近く行きますね。

・・・でも僕は全然、お金持ちのヒトでは
ありません。

学生時代から音楽一筋。
ほとんどの資金をそっち方面に注ぎ込んで
30年の結果です。

今はLPゼロ、CD700枚、(その他、
MD600枚、カセット300本)、オー
ディオは申し訳程度と、物持ちの悪い僕です。

これは、僕の人生哲学というか、あまり物
をたくさん持ちたくないのと、好みが流動
するので、どんどん売っぱらってしまうた
めです。

結局、モノというものに、僕は絶対的な価
値などあまり見いだせない、演奏評価もい
つも相対的なのですよ。

       ・・・(変わってる?)

ですから一番お値うちのCDといっても、
とりあえず今、一番身を入れて聴いている
CDであり、それは毎日のように変わる。

たとえば今朝聴いた、ギルバートのチェン
バロ小品集が、良いナーと思っています。
まあ、これは結構長い間好きですが・・・

(ギルバートの平均率全集、買おうかナ?)

ですが、普段滅多に聴かないが、かけがえ
のない大切な一枚と言えば、考えた末に、
リヒター、F=ディースカウ、ミュンヘン
バッハのカンタータ第56、82盤です。

これはお金では買えません。

mont_54さん
投稿者:juncoop
2002/ 7/24 20:35 メッセージ: 1520
これは 1515 に対する返信です
mont_54さん、すみませんね。コッホを、なーんかわざわざ買っていただいたようで、大変恐縮いたします。でも買っていて損はないと思います。やはりブランデンブルクは傑作ですから、何種類も演奏があっても、また楽しいです。
私なんか、リヒター、レーデル、パイヤール、イ・ムジチ、ゲヴァントハウス・バッハ、レーデル、ミュンヒンガー、カザルス、カラヤン、ケルン室内O、コッホ、コレギウムアウレウム、マリナー、ヴィンシャーマンと、ブランデンブルクだけで、14種類のCDとLPを持ってまして、自分でもアホだと思っております。
しかし、それほど、ほしくなる曲なんです。それともなかなか満足した演奏がないのかもしれません。
私もmont_54さんのように、人の意見に耳を傾けるような器の大きな立派な人にならなければなりません。 かしこ

skunjpさん
投稿者:juncoop
2002/ 7/24 20:41 メッセージ: 1521
これは 1518 に対する返信です
skunjpさん、いつも暖かくフォロウしていただいて感謝しております。
コッホは私の個人の趣味ですので、あまり無理なさいませんよう、お願いしておきます。せっかく買っていただいたのに、聴かれたとたんに怒りに変られたらと思うと、大変責任を感じますので。またコッホのCDがスズメの脅しがわりに、畑の木にでも吊るされたらと想像しますと、大変恐ろしい!!
でもコッホはいいですよ。

カンタータ第147番「心と口と行いと命」
投稿者:juncoop
2002/ 7/24 21:06 メッセージ: 1522
これは 1 に対する返信です
カンタータ第147番「心と口と行いと命」BWV147

このカンタータ、本当に妙な題名なんですけど、いいですね。特に有名なコラール「主よ人の望みの喜びよ」はご存知の通りですが、それでは、演奏はどうか?

リヒター指揮アンスバッハ・バッハ週間

ヴェルナー指揮ハイルブロンHシュッツ

ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン

ジョーンズ指揮ジョン−ズ合唱団

リリング指揮シュトゥットガルト・ゲンヒンガー

フレーミヒ指揮ドレスデン・フィル/聖十字架(来日好演ライヴ)

断然、フレーミヒのドレスデン十字架の演奏が最高でした。しかし、これは来日演奏会だったので、CDはありません。
しかし、あの冒頭のトランペット・ソロを含む合唱はとても素晴らしく、邪道かもしれませんが、通奏低音がチェンバロであったのも良かったです。聖十字架合唱団も最高でした。ところで、リヒターなんですけど、ちょっとあっさりし過ぎなんですね。
トランペットはもっと歌わせた方がいいと思いましたし、またテンポも速すぎるような気がしました。やはり、もっとのんびりした演奏がいいですよね。
リリングやヴェルナーは結構良かったです。
いろいろと毎度勝手申しまして、リヒター・ファンの方、ごめんちゃい!!

グールド
投稿者:juncoop
2002/ 7/24 21:34 メッセージ: 1523
これは 1 に対する返信です
グールドが話題になってますね。私はグールドについては、中立でありたいと思います。というのも、グールドを初めて聴いた時、やはり違和感がありました。まさに鬼才という感じでありました。ちょっとバッハについては、異端ではないかとも思いました。
ところが、グールドを見直したのは、
BSでやっておりました、グールド・コレクションのビデオを見た時でした。
彼の考え方もよく解りましたし、特に彼がピアノで指揮するカンタータ第54番をはじめて見た時。もうすべての過去のグールド観が変りました。なんという感動的な演奏だったことか、そしてグールド・ファンが多いことを改めて、認識させられたのです。あの演奏は、一生忘れられません。

おはようございます。(給料日の朝です)
投稿者:mont_54
2002/ 7/25 10:17 メッセージ: 1524
これは 1520 に対する返信です
skunjp さん

>絶対的価値などあまり見いだせない。演奏評価もいつも相対的・・

仏教哲学でいうところの「諸行無常」ですね?

私も、随分前にはとことん聴いていたのに、今ではさっぱり・・
というのがかなりあります。(あの情熱は一体何だったんだろう?とか)
しかし、結局歌曲をもってくるあたり、さすがですね。

juncoop さん

お気遣いなどまったく無用ですよ。
前にも申しましたとおり私は「聴き比べ大好き人間」
特にトピ上で「こっちがいい」「いや、こっちの方が・・」という話に出合うと
「よし、それじゃ比べてやれ」とわくわくするのです。
これぞ掲示板の効用だと信じております。


コッホの音楽は色彩感にあふれた(カラフルな)演奏でとても楽しめます。
対するリヒターは、モノトーンの水墨画といった趣があります。
絵の具を使い分けて多彩に表現するコッホ。
筆の使い方(毛先の一筋)に表現をもたせるリヒター。

同じ対象物(バッハ)を描いているのに、何と対照的なことでしょう。

BWV82  Ich habe genug 
投稿者:skunjp
2002/ 7/25 12:32 メッセージ: 1525
これは 1524 に対する返信です
こんにちは皆さん。
ただいま仕事中です・・・(それなのに何故?ハハハ)

今、当社(英語の通信教育)のメルマガを全国の読者1万人に送信
しているところです。

昨日こつこつ僕が作ったメルマガです。
送信に数時間かかります。その間は暇で暇で・・・(^^;;

インターネットも素晴らしい躍進ぶりで、ちょっと前はなかなか売上
がたたなかったのですが、今や当社の広告媒体中、売上トップです。

そのインターネットを通して、皆さんとバッハについて語り合える!
全くすごい時代になったものです。



・・・さて、今日は給料日。\(^o^)/

お昼休みはタワーに行ってゲットしたい獲物があります。

それはコッホのブランデンブルグと、
ヒューイットのトッカータ。



※コッホはだいぶ前に持っていたのですが、10年前引越の際に、
 持ち物を大処分した際うかつにも売ってしまいました。

 僕は結構アホで、売ってしまったCDが無性に聴きたくなって
 また買い直してしまうと言う特技を持っています。

 そんなわけで、物持ちの良い親友(彼もバッハフリーク)から
 馬鹿にされています。

 でも、僕としては、幼少時以来、買った物、手に入れた物すべ
 てを、身の回りに置いておかないと気の済まない彼のことも、
 ちょっと理解できないナー。 (^o^)

 僕という人間は、今聴きたいものがとりあえず手元にあれば良
 いのです。

 無駄が多い?確かにそうです。
 でも人生って無駄の累積ですよね。

 たくさん抱え込んでも、そのあげく人間は何処に行くのだろう?
 
 これは諸行無常というより、バッハと同じ神を信ずる者として、
 究極的価値は「天国」にしかないと考えるからです。

  BWV82  Ich habe genug 「われは満ちたれり」

 カッコつけすぎ?・・・(^^;;

カンタータNo54 
投稿者:skunjp
2002/ 7/25 12:59 メッセージ: 1526
これは 1523 に対する返信です
>juncoopさん、こんにちは。

カンタータ147・・・良いですね。

僕はヴァイオリンオブリガート付のソプラノアリアが大好きです。
もちろんあの有名なコラールも。

時に、アーノンクールの同曲を聴いたときに驚いた記憶が。

あの、あこがれに満ちた天国的な曲が、軽やかな舞曲になって
いるのです!

これはまたこれで、バッハの「重い拍と、軽い拍」の交代する妙味
を良く表現していて、音楽的には「凄い!」と思いました。

でも今は、リヒターやリリング系統に戻りました。
何かホッとします。これって、理屈ヌキですね。


しかし、グールド指揮の54番って凄い興味をそそるアイテム
ですね。

いったいどんな風になるのか・・・

最近この曲を、僕は、ポーランドの新進アルト、ラッペで愛聴
しています。久方ぶりの、深々とした本物のアルトの登場!

ヴィヴラートも深くたっぷりで、古楽派的青白さは微塵もあり
ません。
       ※アルトのためにカンタータ集(アコード)

こんにちは。(給料日の昼です)
投稿者:skunjp
2002/ 7/25 15:12 メッセージ: 1527
これは 1524 に対する返信です
>montさん、Juncoopさん、
昼休み、タワーで買いましたよ、コッホ。

ブランデンブルグ、管弦楽組曲全曲3枚組
が2200円。

わくわくしますねー。今夜が楽しみ。

ついでに、ブランデンブルグ全曲(+管弦
楽組曲No2、Vn・Ob協)、イ・ムジ
チの旧盤。(各990円)

この演奏の素晴らしさは、エアチェックし
ていて知っていましたので、この際買い。

そして、ヒューイットのトッカータ。
1990円。(期待度が高まる)

おまけにブリリアントのサンプラーCD、
510円。

ブリリアントの、聞いたことのない名前の
演奏家たちの力量をこれで調べます。

良かったら、セットを購入します。

そう言えば、本日タワーに、ブリリアント
の声楽シリーズでザ・シックスティーンの
ロ短調ミサ、小ミサ曲(フレーミヒ)、モ
テット(コルボ)、カンタータその他が
セットで2990円で出ていました。

やはり世は底なしデフレです・・・(-_-;)

キャンプの夜はモテットで・・・
投稿者:skunjp
2002/ 7/25 15:18 メッセージ: 1528
これは 1527 に対する返信です
明日からまた小夏休み。

今度は子供達を連れて、長野のバイブルキ
ャンプに参加。

まあ、子供のおもりですね。

7/28バッハの命日は、キャンプ中です
ので、モテットをMDに落として聴くつも
りです。

もちろん、コッホ、イ・ムジチ、ヒューイ
ットも持っていきます。

皆さん、火曜日までさようなら。

  ・・・さあ、ひと仕事。

乞う、ご感想(ヒューイット.トッカータ)
投稿者:mont_54
2002/ 7/25 21:08 メッセージ: 1529
これは 1528 に対する返信です
今日は昼からユーザーさんとの打ち合わせで遠出をしたので、
PCを開ける時間が採れませんでした。(今、帰宅です)

skunjp さんは今週は家族サービスですか? 尊敬

お仕事復帰の暁には是非コッホ・ヒューイットのご感想をお寄せ下さい。
お待ちしております。

私んちは子供(一人娘)も大きい(大2)ので
親と遊ぶなんて「チョットいや」のくちです。(やれやれですけど・・)

私も今週末は、買い込んだCDの鑑賞で楽しめそうです。

カンタータ第202番
投稿者:juncoop
2002/ 7/25 21:42 メッセージ: 1530
これは 1 に対する返信です
カンタータ第202番「しりぞけ もの悲しげな影」BWV202

今日は、久々に202番をシュターダーのソプラノとリヒター〜ミュンヘン・バッハを聴いております。
このカンタータの冒頭アリアは、オーボェと弦の伴奏で、美しいですね。
この曲をはじめて聴いた時は、アメリングとマリナー〜アカデミー室内管でした。
やはり最初に聞いた演奏が印象深い。

★ アメリング /マリナー/アカデミーCO
☆ マティス/シュライアー/ベルリン室内管
☆ シュターダー/リヒター/ミュンヘン・バッハ
☆アメリング/コレギウムアウレウム合奏団

アメリングとコレギウムアウレウムはコーヒーカンタータの名演がありまして、しかしこの202番は聴き損ねましたのが残念。
世俗カンタータは、205番の名曲があります。レオンハルトのバッハの映画で見た時、レオンハルトの演奏が印象的でした。
このカンタータ205番はとても大編成で、ホルン2、トランペット3・ティンパニと管弦楽ですから、バッハの曲では、最大の編成ですね。

チェンバロ協奏曲第1番
投稿者:juncoop
2002/ 7/25 22:07 メッセージ: 1531
これは 1 に対する返信です
チェンバロ協奏曲第1番を久々に聴いてます。この曲、最初は他の曲にくらべて、かなり深刻なのであまり好きではありませんでしたが、最近は一番好きなチェンバロ協奏曲となりました。とにかく渋いですよね。初めて聴いた演奏は、意外にも、アランのオルガンとパイヤール室内管弦楽団でした。つまりカンタータ146番と188番のシンフォニアだったからなんです。
チェンバロ協奏曲としては、リヒター盤と、ヴァルハル指揮スロヴァキアCOとルージィチコヴァによる演奏でした。
リヒターはやはりすごい迫力ですよね。
今は、ロバート・ヒルとミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管で聴いてます。
パイヤールとヴェイロン=ラクロワ又は、ミュンヒンガーとキプニス盤のCD復刻が望まれてなりません。
しかしBWV1052は本当に渋い!!

バッハ中心のホームページ
投稿者:juncoop
2002/ 7/28 13:37 メッセージ: 1532
これは 1 に対する返信です
juncoopのホームページ

クラシック音楽の友

http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main

バッハを中心に音楽について語りませんか?
ぜひ、遊びに来てください。

re:バッハ中心のホームページ
投稿者:mont_54
2002/ 7/28 18:21 メッセージ: 1533
これは 1532 に対する返信です
こういうHPが出来る(増える)というのは
本当に楽しいし、嬉しく思います。

何かその分、心が豊になるような気がして・・・

天才・鈍才
投稿者:aotokenmochi
2002/ 7/29 22:49 メッセージ: 1534
これは 1 に対する返信です
天才作曲家

1.バッハ
2.モーツアルト(個人的には一番好きです)
3.メンデルスゾーン

鈍才作曲家(過大評価されている人)

1. シューベルト
2. ベートーベン
3. ラフマノフ

無名だが秀才作曲家(過小評価されている人)

1.ドフナーニ(ピアノ協奏曲)
2.CPE バッハ
3.Hummel(嬰ヘ短調のソナタ)

コッホ開眼!!!
投稿者:skunjp
2002/ 7/30 12:16 メッセージ: 1535
これは 1529 に対する返信です
>mont54さん、juncoopさん

お久しぶりです。
聴きました、聴きました・・・コッホ!

う〜ん、素晴らしいですねー。
まいりました。一本取られた感じです。

「静かなる大河の流れ」聴きながらそんな
イメージが湧きました。

モダン派中、最も遅いブランデンブルクで
すが、大地を踏みしめ、かつ踊るような律
動感がベースにあるので間延びしません。

フレーズはコマ切れになるのでなく、あく
まで大きく、おおらかにつながります。

その結果、「絢爛豪華な音の織物」が目の
前に展開されるのです。

編成はあまり大きくないようですが、その
おかげかアンサンブルは洗練され見事。

しかも、各奏者の「力量」が揃い、「音楽
の方向」が同じことでもたらされる「純粋
な豊かさ」があります。

コッホ盤は、聴いていて心満たされ、幸せ
になれるブランデンブルク!

何でこんなに素晴らしい名盤を、かつての
僕は売ってしまったのか?

当時、古楽派に夢中でしたので、耳が閉じ
ていたのでしょうか。(-_-;)

・・・皆さん、コッホのブランデンブルク
   はモダン派きっての名盤です。

※ヒューイットのトッカータは、コッホに
 夢中であまり聴けませんでした。ちょっ
 と聴きには、いろいろな景色が見えてく
 る演奏で、グールドに優るとも劣らない
 名演との印象を持ちました。

RE:チェンバロ協奏曲第1番
投稿者:skunjp
2002/ 7/30 12:39 メッセージ: 1536
これは 1531 に対する返信です
junncoopさん、チェンバロ協奏曲No.1
は、僕はとっても「カッコイイ」曲に感じ
ます。

特に出だしのテーマ。
決然としてますね。

タタタン・タンタン・タン・ターンタン

最後の「タン・ターンタン」のシンコペー
ションが、拡大して3回繰り返され、一挙
に3度ずつ下がって、転調しつつ駆け上が
って、タン・タン・タンで収まる。

・・・(これじゃわからない?) (^^;;

まあ、とにかくバッハの音楽の中でもカッ
コよく「決まった!」というテーマの典型
ですね。

僕は最近出た、ベルリン古楽アカデミーの
「決まった!」感じの演奏が好きです。

オルガン盤も好きで、カプリッチョの復元
協奏曲集シリーズ( MAX POMMER、NEUES
BACHISCHES COLLEGIUM MUSICUM
LEIPZIG)で愛聴しています。
オルガンはショーンルスハイム。

ヴェイロン・ラクロア盤は超名演ですね!
ぜひCD化して欲しいですね。

それと、ロベルト・ヒルは僕も大好きです
が、ミュラーとの演奏(ナクソス?)は、
どんな特徴がありますか?

re:天才・鈍才
投稿者:skunjp
2002/ 7/30 12:48 メッセージ: 1537
これは 1534 に対する返信です
>aotokenmochiさん、こんにちは。

天才作曲家で、1位バッハとは嬉しいです
ね。バッハはただの天才ではなく、超人的
な努力の人でもありますね。

2位モーツアルト、これもうなずけます。

3位メンデルスゾーン?
なるほど天才には違いないでしょうが。

 >鈍才作曲家(過大評価されている人)
  1. シューベルト
  2. ベートーベン
  3. ラフマノフ

これには、それぞれのファンからクレーム
が来そうですね。

 >無名だが秀才作曲家(過小評価されて
  いる人)
  1.ドフナーニ(ピアノ協奏曲)
  2.CPE バッハ
  3.Hummel(嬰ヘ短調のソナタ

うーみゅ。

僕の愛するフォーレはどの辺でしょうか?

追加:Cem協No.1
投稿者:skunjp
2002/ 7/30 12:58 メッセージ: 1538
これは 1536 に対する返信です
追加です。すんません(^^;;

>タタタン・タンタン・タン・ターンタン
 最後の「タン・ターンタン」のシンコペ
 ーションが、拡大して3回繰り返され、
 一挙に3度ずつ下がって、転調しつつ駆
 け上がって、タン・タン・タンで収ま 
 る。

僕はいつも、三回のシンコペーションで手
に汗握り、最後の「タン・タン・タン」
で、超かっこいいタンカを切られて、「文
句ない文句ない」と謝っています。

RE:お久しぶりです。
投稿者:mont_54
2002/ 7/30 13:49 メッセージ: 1539
これは 1535 に対する返信です
いい夏休みが過ごせたようですね。

コッホ評を拝見しました。 さすがskunjp さんの表現の多彩さには脱帽です。
ヒューイットのトッカータについては、私の方からちょっと(ほんの一部ですが)

ハ短調BWV911はアルゲリチも録音しているので、結構それぞれの持ち味が
比較出来て楽しい作品ですね。
有名なトッカータとフーガBWV565の出だしを思わせるような”タリラン”から
始まって、アッチェランドを聴かせた女流特有の歯切れの良さ。

嬰ヘ短調BWV910はトッカータ中、バッハ最後の作品と言われることもあり
対位法の書法もしっかり、アダージオ部の主題が第2フーガにしっかり通じていたりと
作品自体の質が最も高く、聴き応えのある作品。
グールドですらその冗長性を嫌って14小節削除したと思われる間奏も
あますところなく見事に表現しているみたい。
もっとも、
ホ短調BWV914はさすがにあの内面から湧き出るようなグールドの演奏には
説得力の点で到底及びませんが。

トッカータ作品集はバッハ自身のオルガン様式から後のクラヴィーア様式への
転換点となった歴史的にも重要な作品といわれています。

とにかく古楽派の勢いの前に、最近ではすっかりバッハのピアノ演奏が
なりをひそめた感もありますが、ヒューイットの潔さというか(彼女もバッハを
ピアノで演奏するには随分気苦労があったようですね)勇気を讃えたいです。

天才バッハ
投稿者:aotokenmochi
2002/ 7/30 23:34 メッセージ: 1540
これは 1537 に対する返信です
>天才作曲家で、1位バッハとは嬉しいです
ね。バッハはただの天才ではなく、超人的
な努力の人でもありますね。

そう思います。よく音楽の美を追求しますが、バッハの場合、芸術家としての意思はなく、どちらかというと、職人としての自覚があったのではないかと思うのです。つまり、音楽の美しさは音階・和音の中にすでに潜在しているので、美を追求するのでなく、どれだけ高度な技を駆使して曲を作るかという点に重点をおいていたのではないでしょうか。

だからバッハの曲はすごく純粋で‘自分’というものがない。自分の感情を表現するということはないかわり、常にもっとも純粋で純白な音楽を書きます。(その奥には精密な構造があるのですが)

モーツアルトもそれに近い存在です。最初は才能だけで曲を書いていた感じですが、後半は脅威です。

それに引き換え、ベートーベンは、自分の我を前面に出した作曲家。モーツアルトは自分の曲を愛した。ベートーベンは曲を書く自分を愛した。近代芸術家の始まりではないでしょうか。音楽を通して自分を表現するという。

またフォーレのことなども含めて書きます。

これはちょっとどうかなあ
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 7/31 1:00 メッセージ: 1541
これは 1540 に対する返信です
> ベートーベンは曲を書く自分を愛した。近代芸術家の始まりではないでしょうか。音楽を通して自分を表現するという。

そうかもしれませんが、ベートーヴェンのすごいところは、何というか無意識の領域にあるものを抉り出して
表現して見せたことじゃないでしょうか。
晩年の弦楽四重奏曲などは、そういう音楽だと思います。
ベートーヴェンの思想自体は、俗っぽいものだと思いますが、音楽が完全に彼の思想を超えている、そういう
点で空前絶後なんじゃないでしょうかね。
これと比較できるものとして、ロシア文学のドストエフスキーを連想します。彼も、思想自体は陳腐な保守反動
だったし、倫理的にも褒められた人間じゃなかったけど、その文学は人間の深層を抉った壮絶なものです。

以上の理由で、ベートーヴェンが過大評価されているというご意見には賛成できません。
同じ理由で、シューベルトについても。
私はシューベルトは、クラシック音楽の三大天才と思われているバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンに
匹敵する作曲家だと思っています。

Re:これはちょっとどうかなあ
投稿者:aotokenmochi
2002/ 7/31 8:32 メッセージ: 1542
これは 1541 に対する返信です
あなたの言ってることよくわかります。でも、あなたのその意見は僕の言わんとしてることなんです。つまり、あなたの言うBeethovenのすごさはあくまでも“彼"の表現力であり、それはBeethovenの主観の世界だと思うのです。

バッハは、音楽を音楽として、その枠の中で工夫して(天才的な工夫ですが)中立的に、客観的に音楽を書いた。

それと対照的にBeethovenは「自分の音楽はこうだ」と新しいものを書いた。ものすごい主観の世界だと思います。だからBeethovenは天才だというのかもしれませんが。

私は作曲家の才能を判断するとき、そういうところ(主観の世界)に基準はおかず、対立法や和音など技を駆使した部分に重点を置くのでベートーベンは才能があるとは思えないのです。シューベルトもかなりランク下にしています。

ベートーベンを討論するトピック作ったのよければそこでまた。

女性考・・・(^^;;
投稿者:skunjp
2002/ 7/31 10:53 メッセージ: 1543
これは 1542 に対する返信です
aotokenmochiさん、皆さんお早うございます。


>どちらかというと、職人としての自覚があったのではないかと思
 うのです。つまり、音楽の美しさは音階・和音の中にすでに潜在
 している・・・


興味深いご意見を有り難うございます。

ご指摘の通り「芸術家としての自意識」は、啓蒙思想の洗礼を受け
た近代的価値観の所産であると思います。

バッハまでの音楽家は多かれ少なかれ、作曲家というものをひとつ
の奉仕者、「神の栄光をたたえ神に仕える者」として捕らえていた
のでしょう。

そこから芸術の純白な「無私性」が生ずるのですね。


・・・さて、今朝は、女性について考えてみました。(^^;;

誰でも自分の恋人、あるいは配偶者に対して、特別な感情を持って
いますよね。

それが、客観的にどんなにブ○○クな人であっても、まあ「蓼食う
虫も何とやら」という感じで仲良くやっている・・・

つまり、ある意味で理屈抜きの世界ですね。

しかし第三者が正直に、「君の女房は○サイ○だな」と言ってしま
ったら、それが本当だとしても、まあ、血を見ますよね。(~_~メ)

好きな作曲家、曲目についても、ちょっとこれに似て、非常にデリ
ケートな問題だと思うのですよ。 (^o^)

自分なりの価値判断、好みが、そのまま他人に通用するわけではな
い。ですから、他の人の意見も<理解できなくても>尊重する。

このバッハトピは、そんなトピであって欲しいなーと思います。


※シューベルトもラフマニノフも、バッハには比肩しえないかも
 しれません。でも、彼らはバッハに絶対書けなかった音楽世界
 を表現している訳で、僕らはそれを貪欲に楽しめば良いのかも
 しれませんね。

 僕らはステーキばかりを食べるのではなく、たまにはケーキや
 お菓子を食べますよね。(^o^)

aotokenmochiさん。
すばらしい着眼点をお持ちなので、また遊びに来て下さいね。 

えーい、割り込んじゃえ!
投稿者:mont_54
2002/ 7/31 11:37 メッセージ: 1544
これは 1 に対する返信です
皆さんこんにちは、

この暑さを吹っ飛ばすくらい熱い議論が起きていますね(^^

aotokenmochi さんの着眼点も凄いし、カトケンさんの洞察力も凄い。

skunjp さん「蓼食う虫も好きずき」って、ひょっとして私の事かな?

まあ20年以上も付き合っているので、
いまさら人から何言われようが平気ですが・・・(^^;

ベートーベンについてはさほど詳しくないんですが、
「不滅の恋人」でしたっけ? あの映画

「アマデウス」も面白かったが、「不滅の〜」の方が
映画としては、もっと面白かった気がします。

バッハ物はちょっと作る(制作)の大変でしょうね?

グスタフ・レオンハルト主演
投稿者:sweelinck2001
2002/ 7/31 13:48 メッセージ: 1545
これは 1 に対する返信です
のバッハの物語を昔レンタルビデオで観ました。
何か、最初から最後まで淡々としていました。

RE:レオンハルトのコスプレ?
投稿者:mont_54
2002/ 7/31 13:53 メッセージ: 1546
これは 1545 に対する返信です
みたいなヤツじゃなかったですか?

それって確か「アンナマグダレーナの音楽帳」とか
何とかいいませんでしたっけ?

パンドルフォの無伴奏
投稿者:nujikoa
2002/ 7/31 15:19 メッセージ: 1547
これは 1 に対する返信です
ずっとROMしていましたが初めて投稿します。
私はバッハから音楽リスナー道?に入りましたが、シ゛ャス゛その他なんでも聴くようになりました。[すべてのパートのすみずみまで演奏者のタッチが息づいている音楽]ならば何でもOKの雑食派です。
しかしこの素晴らしい掲示板を知った今は、毎日ハ゛ッハの日々です。
最近では、パンドルフォがガンバで弾いた無伴奏チェロ組曲のCDを聴いて仰天&感動しました。
聴いた方がいらしたら感想を教えてください。
「バッハの書いたラインに隠されている和声」をどんどん弾いてしまった演奏で、そこに絶妙の装

パンドルフォの無伴奏
投稿者:nujikoa
2002/ 7/31 15:26 メッセージ: 1548
これは 1547 に対する返信です
装飾音が加わり、ユーモアたっぷりです。また、4番のサラバンドで1回目をピチカートで弾いているのには仰天!しかしいいムードが出ているなと思いました。
(投稿が2つに分離し、失礼しました)

RE:パンドルフォの無伴奏
投稿者:skunjp
2002/ 7/31 16:45 メッセージ: 1549
これは 1547 に対する返信です
jujikoaさん、はじめまして。

パンドルフォは僕も注目しています。

以前に、ヴィオラ・ダ・ガンバソナタの聴
き比べをした際に、この人はかなりポイン
ト高い、と思いました。

以下はその時のコメント・・・


パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガン
バ)アレッサンドリーニ(Cem)

☆☆☆☆☆

顕微鏡的に微細なフレージングで情報量最
多。かつ大胆な表情で非常にバロック的。
歪んだ美しい真珠。


・・・とまあ、こんな具合。

パンドルフォの無伴奏チェロ組曲は、PC
Mラジオからエアチェックしてありますの
で、家に帰ってさっそく聴いてみよう。
(^o^)

これからもドンドコ投稿して下さいね。

ブリリアントは宝の山・・・!?
投稿者:skunjp
2002/ 7/31 17:36 メッセージ: 1550
これは 1 に対する返信です
さあて、本日も無事仕事が終わった。
・・・退社まで、ちょっとひと休み。

最近聴いたブリリアント「バッハ・エディ
ション」のサンプラーCDは面白かったで
すよー。

感想は・・・
「ブリリアントは宝の山」ですね。

もちろん、石も混じってますが、金・銀・
ダイヤモンドも多数含まれる。

何と言っても安いので、石は「おまけ」と
考えれば腹も立たない。

さて、今回僕が発見したダイヤモンドは、
オルガニストの Hans Fagius です。
(読みはハンス・ファギウス?)

トッカータトフーガニ短調を聴きました。
大したモンです。

それもそのはず、音源はBIS。

あのバール社長のお眼鏡にかなった人でし
ょうから良くて当然。

何というか、とても新鮮で、かつ気品のあ
る演奏。

テクニックも素晴らしく、リズムの停滞は
ゼロ。随所にバロック的フレージングを生
かしています。

それでいて鋭すぎない、まどかな充実感が
あります。

楽器(オルガン)もとても素晴らしい!
「北欧の風」が吹いてくるような響きです。
(行ったことないけど(^^;;)

調べると、スウェーデンのバロックタイ
プ・オルガンを弾いているようです。

オルガン曲全集で第2巻が8枚組。
第2巻が9枚組。

いずれも2千円台で買えるのではないでし
ょうか。

ブリリアントにはこのほか、CRD、ベル
リンクラッシクスの音源使用のアイテムが
あり、いずれも内容は優れています。

特に、プレストンのフルートソナタ全集
(CRD)、リンドベルイのリュート曲集
(BIS)、フレーミフのクリスマスオラ
トリオ、シュライアーの世俗カンタータ
(ベルリンクラシックス)等は強力盤です。

RE:パンドルフォ
投稿者:nujikoa
2002/ 7/31 17:43 メッセージ: 1551
これは 1549 に対する返信です
skunjpさんレスありがとうございます。
「顕微鏡的な…」まさにそう!〜それでいて、呼吸はとてものびのびとしていますよね。

それでは私はガンバソナタの方を探して聴いてみることとします。

携帯から投稿しているので、次からは400字オーバーにならぬよう気をつけます(m_m)

俳優レオンハルト
投稿者:skunjp
2002/ 7/31 17:44 メッセージ: 1552
これは 1546 に対する返信です
>mont54さん

「蓼食う虫」・・・これはまたご謙遜。

先日、僕ら夫婦も13回目の結婚記念日を
祝いました。

バッハ大先生には、夫婦仲の秘訣も教わり
たいですね。

くだんの映画は、何とかという有名な
(^^;; 監督の作品ですよね。

レオンハルト扮するバッハが、職探しの手
紙をえんえんと書いているシーンが印象的
でした。

re:
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 1 10:16 メッセージ: 1553
これは 1551 に対する返信です
nujikoaさん、皆さん、お早うございます。

パンドルフォの無伴奏チェロ組曲第4番を聴きながら、出勤しま
した。

ちょっと前に聴いたときは、ヴィオラ・ダ・ガンバによるチェロ
組曲という先入観で聴いたので違和感がありました。

しかし今回、Vaガンバ組曲として聴くと、演奏の真価が見えて
きました。チェロ組曲は、リュートやチェンバロにも編曲され、
僕らは楽しんできたわけです。だからガンバ組曲があってもいい。

この辺が聴き方のコツだと思いました。(続く)

無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 1 10:22 メッセージ: 1554
これは 1553 に対する返信です
・・・さて、パンドルフォの第4番。

冒頭の低音がブーンと鳴り響き、その上から舞い降りるような分
散和音。しかし、いつもと違うのは、ポイントになる低音が、ガ
ンバ族ならではの共鳴弦の効果により、かなり尾を引く点です。

その結果、豊かな和弦が鳴り響く。この効果はマレやフォルクレ
で経験済みですが、バッハのチェロ組曲においても独特のみやび
な魅力をかもし出します。

しかしパンドルフォは、みやびなガンバ節をしばしば踏み越えて、
たくましく雄大な音楽作りを指向します。

かつて天才ビルスマは「語る」チェロ組曲を創始しまいしたが、
パンドルフォは「語る」だけでなく、「歌い」、「ささやき」
そして「踊り出す」。

 ・・・まさに演技者として「演ずる」ガンバ。

何とまあ雄弁な音楽でしょうか!!!

nujikoaさんの仰るとおり、しゃれた装飾音があちこちにちり
ばめられて、

アルマンドにおいては、しばしばアウフタクトの音価を半分に
して、強拍弱拍の差を強調したり、

サラバンドの前半がピッチカート、後半がアルコだったり、

ブーレー1が羽毛でなぜるような軽やかさ、ブーレー2が
イネガル(八分音符二つを不均等に弾く)だったり、

とにかくパンドルフォ、いろんなことやってます。(^o^)

凄いのは、それが単なる効果に終わるのでなく、完熟した果実
のように香り高い「芸術品」になっている点です。

ウーム、大変な演奏家がいたものだ・・・(-_-;)

re:無伴奏ガンバ組曲
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 1 11:59 メッセージ: 1555
これは 1554 に対する返信です
skunjpさんの解説にかかると、まるですぐそこで音楽が、楽器が鳴り始めるかのようですね!
ちなみにパンドルフォのインタビューをどこかで読んだのですが、彼は
「不思議なことにチェロ組曲はチェロのために書かれているのにその書法は非常にガンバ的。逆にガンバとチェンバロの為に書かれたソナタは非常にチェロ的」と言っていました。
実演で実証しました、というところなんでしょうが余りに腕の立ちすぎた演奏なので説得力あるに決まっています。逆にチェロの素晴らしい演奏に出会うとチェロの魅力に圧倒されるわけで…困ったものです(^^)

パンドルフォのインタビュー
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 1 16:43 メッセージ: 1556
これは 1555 に対する返信です
>ちなみにパンドルフォのインタビューを
 どこかで読んだのですが、彼は
 「不思議なことにチェロ組曲はチェロの
 ために書かれているのにその書法は非常
 にガンバ的。逆にガンバとチェンバロの
 為に書かれたソナタは非常にチェロ的」
 と言っていました。

なるほどー。
説得力あります。

今夜また、パンドルフォのガンバ/チェン
バロソナタを聴いてみよう。

skunjpさん
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 1 22:50 メッセージ: 1557
これは 1 に対する返信です
skunjpさん 私のホームへ書き込みありがとうございました。
この掲示板 のバッハ談はいつも楽しみにしております。
私のホームページにもたまに遊びに来ていただき、バッハについての語りの書き込みお願いします。しかし、コッホがこんなに反響があったことは正直驚いてます。特にブランデンの6番の1楽章なんですけど、私は、聴いていて思わず、民謡のように手拍子をしそうになりました。
とにかくあの独特のリズムと、うなるような低音は、skunjp さんが表現されたそのものですね。
とても面白いリズムです。それとともに ミュンヒンガーのブランデンブルクの1959年のCD聴かれましたか?私は、今日購入したのですが、あの演奏、思わずブッタマゲました。なんというアクセントの強い演奏!!しかも楽器が痛むのではないかと思うほどの強い音!!ドイツ的でガッチリとした演奏。とにかくこのリズムは夢中にならざるを得ません!!

ひとことだけ、と思ったが長くなりました
投稿者:katochan_kenchan
2002/ 8/ 1 23:38 メッセージ: 1558
これは 1542 に対する返信です
> あなたの言うBeethovenのすごさはあくまでも“彼"の表現力であり、それはBeethovenの主観の世界だと思うのです。

それが人類にとって普遍性を持つものであれば、というか、人間の共通無意識(って用語で良いんだっけ?
あんまり聞きかじりの心理学用語を用いない方が良いのかもしれないけど)を具現したものであれば、
ベートーヴェンの主観にとどまるもの、とは言えないんじゃないでしょうか?

あと、バッハの音楽も、「マタイ」やロ短調ミサにとどまらず、「フーガの技法」の第8曲、第11曲や未完の
三重(四重)フーガなどでも、人間の情念に強く訴えかけてくるものを感じます。「主観の世界」抜きには
芸術は成立しない、とさえ私には思えます。

コッホの感想をもうひとつ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 1 23:50 メッセージ: 1559
これは 1557 に対する返信です
juncoopさんはじめまして。
実は私も、つい先日までここでROMしていた時に気になって、コッホのCDを買っていました。
6番はほんとにすごいですね。第1楽章のチェンバロは、すぐに「ロックドラムのハイハット・シンバル!」を連想してしまいました。
音質やアクセントの付け方が'8beat'のノリを思わせるほどで、気付いたら体を揺すってました(^^;
コッホで一番の[おきに]は1番です。あの低音の迫力と気品と弾力が、堂々とした曲想に最もフィットしている気がします。

リヒターのオルガン
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 2 11:54 メッセージ: 1560
これは 1 に対する返信です
皆様こんにちは。

僕は昨日来、冷たい物を飲み過ぎてお腹をこわし、ヘロヘロで仕事
をしてます。早くおうちへ帰りたい。(-_-;)

・・・皆様もお気をつけ下さい。

やはり夏はアツーイ緑茶が一番!なんちゃって(^^;;

さて、昨夜、DATに流し録りしていたPCMラジオの番組から、
最近グラモフォンより再発されたリヒターのオルガン曲集を、MD
に落とす作業をしました。

1.トッカータとフーガ ニ短調BWV565
2.同/同ニ短調BWV538「ドリア調」 
3.同/幻想曲とフーガ ト短調BWV542「大フーガ」 
4.同/同ニ長調  BWV532 
5.同/パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582 
6.同/トリオ・ソナタ  第2番ハ短調BWV526  
(Org独奏:カール・リヒター(64、78年録音)UM UCCA3137)

久しぶりにこの演奏を聴きましたが、いやー、感動しました。

64年録音の1、3、4、6は、端正な造形の中に情念が凝縮され、
それが今にもはじけそうな緊張感。

78年録音2、5は、ついにその情念がはじけて、熱っぽいロマン
ティシズムの奔流になっています。

・・・皆様、どちらがお好きでしょうか?

かつての僕は端正なリヒターが好きで、ロマンティック・リヒターは
苦手でしたが、今はどちらも好きです。

年取ったなー・・・・(-_-;)

ミュンヒンガーとコッホ
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 2 12:23 メッセージ: 1561
これは 1559 に対する返信です
juncoopさん、皆さんこんにちは。

>ミュンヒンガーのブランデンブルクの1959年のCD聴かれま
 したか?私は、今日購入したのですが、あの演奏、思わずブッタ
 マゲました。なんというアクセントの強い演奏!!しかも楽器が
 痛むのではないかと思うほどの強い音!!ドイツ的でガッチリと
 した演奏。とにかくこのリズムは夢中にならざるを得ません!!

またまた誘惑の手が伸びてきたようです・・・(^o^)

ミュンヒンガーは後年のステレオ録音は知っています。
あれは随分穏和な「酢いも甘いも知り尽くした」表現だった記憶が・・・

でも、若い頃の彼はもっとアクセントの効いた、一本気なゲルマン
魂で勝負していたようですね。・・・モノラルの「四季」とか。

うーん。欲しい、聴きたい!

買っちゃおうかな、ヨドバシカメラのポイントも貯まっていること
だし。


nujikoaさん、コッホ聴きましたか。

言われてみれば本当に8ビートですよね。
あの独特のビート感がコッホの特徴でしょうか。

コッホはこのビート感に聴衆を乗っければ、後は「楽勝パターン」
と言うのか、何をしてもサマになる感じですね。

同じビート感でも、ヴィンシャーマンの軽快な愉悦感と違い、
コッホは堂々としています。

大男が大地を踏みしめ、ゆったりと歩いて来るような。

それでいて「静か」なんですよね。

季節は秋。
見上げると、紺碧の気持ちのいい空が静かに広がっているような・・・

バッハの感情表現の<現代性>
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 2 14:19 メッセージ: 1562
これは 1558 に対する返信です
katochan_kenchanさん、「人類のため」に
作曲したベートーヴェンというところでし
ょうか。

結局、<人間のために>作曲したのが古典
派以後の作曲家の通例だし、バッハ以前は
それと違い、<神のために>作曲した。

・・・どちらが良いとかいう問題ではなく。

そのための客観的なツールとして対位法、
和声法があり、表現したかったのは、どち
らも共通して「主観的なるもの」でしょうね。

その上で驚くのは、バッハの作品中の感情
表現の現代性です。

バッハの作品に盛られている喜怒哀楽は、
同時代の作曲家たちに比べると、その感情
のヒダの細やかさといい、生々しさといい
現代人にも共通するものだと思います。


・・・さあて、今日はいよいよ体調が悪い
   です。本日はこれで早退します。

   皆様、月曜日にまた。

悪寒が・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 2 14:24 メッセージ: 1563
これは 1562 に対する返信です
あと来客がひとり・・・

仕事はつらいっすねー (-_-;)

悪寒がしてきた。

早く涼しい部屋で寝転がって、ヒューイッ
トのトッカータを聴きたい!

mont54さん、先日は同CDの素晴らしい批
評を有り難うございます。

トッカータって、初期だけではなかったの
ですね。勉強しました。

ヒューイット
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 4 9:26 メッセージ: 1564
これは 1563 に対する返信です
先日タワレコにて
スヒ゜ーカーからはヒューイットのトッカータ、試聴機にはヒューイットのラウ゛ェル全集。
で結局ラウ゛ェルの方を買ってしまいました(^^;
(実はラウ゛ェルも大好きで…これがまたくっきりと描いた好演ぞろい。)
脱線して失礼しましたがトッカータ。
私はどうも苦手なのか、「繰り返し聴き通そう」という気になれないのです。
ク゛ールト゛や曽根麻矢子で聴いて、いいな〜とは思ったものの、あとをひかないなぁという感じで…
最高!な瞬間は随所にあるんですけどねぇ(ニ長調の出だしとか、ト長調のフィナーレとか)
トッカータの魅力のツホ゛を教えていただくのを楽しみにしています。

nujikoaさん
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 4 12:59 メッセージ: 1565
これは 1559 に対する返信です
nujikoaさんはじめまして、

コッホについてのコメント有り難うございます。
私はコッホのブランデンブルクが好きなんですが、最近手に入れました、ミュンヒンガーの1958〜1959の録音(ステレオ第1回目)を聞いて、仰天してしまいました。
あんなにアクセントの強い演奏を聴いて、たいへんな驚きです。このスタイルは、この時代のドイツ的な演奏スタイルなのかもしれませんが、リヒターに近い表現なんです。とても弦楽器のボーイングも強く、楽器を痛めつけるような音。これは、リヒターのカンタータ第80番の第2曲デュエットの弦の響きと同様で、悪く言えば優雅さや品がない汚い音色となりがちなんですが、この緊張感や、集中力はただものではありません。
初期のミュンヒンガーによるデッカのモーツアルトやバッハの録音は、こういう演奏が多く、晩年のミュヒンガーの柔軟な演奏とはとても違います。
先日も出てました、ヴィヴァルディの四季のミュンヒンガーもこういった、硬いガチガチのドイツ的な演奏かもしれません。
これがいいという人もいれば、眉をひそめる人もいるでしょうし、賛否両論だと思います。

21世紀の演奏は、古楽器があたりまえ?
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 4 13:15 メッセージ: 1566
これは 1 に対する返信です
21世紀のバッハ演奏は、古楽器があたりまえのように、なっております。しかもモダン楽器の演奏でも、古楽器のアーノンクール、レオンハルトをはじめとする古楽派などの奏法が真似されており、1960〜1970年代の演奏が歪められてしまいました。本当にこれでいいのでしょうか?
では、なぜ20世紀の、グールド、ヴァルヒャ、リヒター、コッホ、ミュンヒンガーが未だに歴史的価値を失われずに、バッハ・ファンに支持され続けられているのでしょうか?
私は今のバッハ演奏が、作曲家当時の楽器スタイルにとらわれている(事実かどうかは不明)ことは否定しませんものの、しかしそれは、全く現代の響きではないような気がします。バッハが現代の性能のいいモダン楽器を知っていたら、当然、それを使用することを薦めたと思うのですが、みなさんは、どう思われるでしょうか?

バッハはポップアーティスト
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/ 4 19:24 メッセージ: 1567
これは 1566 に対する返信です
過激発言かも知れませんが・・・

クラシックの音楽家というのは、当時は流行の音楽家であり、
当時には、現代でいうクラシックの音楽家というものは、いなかったと思っています。
だから、歴史に「もしも」は絶対にないのですが、
バッハと同じ人格の人が現代に生まれたとしたら、
現代のクラシック音楽家でなく、ポップアーティストになっている事でしょう。
教会では厳かにオルガンを弾くけれど、
家に帰ると、はやりの歌を歌い、自分でも作曲し・・、
世俗カンタータなんて、ビアホールで聴く当時の流行歌ですよね。
だから、バッハはポップアーティストなんです。

現代の楽器は楽器でも、オーケストラで使う楽器と言うより、
エレキギターとかシンセサイザーとか、電気処理された楽器(と、回りくどい言い方ですが)を、
きっと、より多く使用したと思います。もちろん従来からある楽器も使うでしょうが。
歴史に「もしも」はないので、たんなる想像ですが。

はじめてのリヒター
投稿者:eochan2002
2002/ 8/ 4 21:17 メッセージ: 1568
これは 1560 に対する返信です
そしてはじめてお邪魔します。 
skunjpさんお腹の具合はいかがですか?
熱い「茶」、はいどうぞ!

( ^^)
    \旦

私は・・・同じ日の夕方・・・トッカータとフーガ BWV526、532、538、
542,565まで聴きました。 
バッハは今までろくに聴いたことがありませんでしたが、このトピを参考に、いずれ、と思っています。 

re:ポップアーティスト
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 4 23:52 メッセージ: 1569
これは 1567 に対する返信です
wadakamaruさんの大胆予想にはうならされました。
考えてみれば…
例えばコラール編曲やコラール変奏曲は「みんなが知ってる旋律にカウンターメロテ゛ィーや斬新なリス゛ム土台を付け加えたりしたもの(そしてそれを変奏)」ですよね。
これって現代のシ゛ャス゛ミューシ゛シャンがスタンタ゛ート゛ナンハ゛ーを使ってやっていることと同じですよね。
それとホ゜ッフ゜歌手のカハ゛ー演奏(最近のだと椎名林檎の最新アルハ゛ムなどすごくいい仕事してます。ク゛リーク゛の歌曲やショハ゜ンのワルツまで自分のものにしてしまってます!)。
(続く)

re:ポップアーティスト(続き)
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 5 0:05 メッセージ: 1570
これは 1569 に対する返信です
こう考えてみると、
バッハの音楽とは何か?/ポップスとは何か?

→「なつかしい(familliar)ものと斬新なものの幸福な融合。そしてその結果は、超カッコいい!」
などと、説明したくなります。

バッハがもし現代に生きていたら…僕が最もイメージする姿に近いのは
Stevie Wonder。
勝手な想像でスミマセン(^^)
しかし、wadakamaruさんいかがでしょうか?

最愛の兄の旅立ちに寄せて BWV992
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 5 11:22 メッセージ: 1571
これは 1568 に対する返信です
eochan2002さま、
熱いお茶ありがとうございます。

   \(^o^)
     旦ゝ

実はあれから熱が39度も出て、土日はダウン。
お腹に来る夏風邪でした。
(はやっているそうなのでお気をつけ下さい)

でも、おかげで、たっぷりバッハを聴けましたよ。
聴いたのはクラヴィア曲で、カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せ
て」BWV992。

ご存知の通りバッハは11〜12歳頃、相次いで両親を亡くしました。
日本で言えば小学5、6年生で孤児になってしまったわけで、これは
バッハの人格形成に大きな影響を及ぼしたに違いありません。

バッハの作品に見られる、深い悲愴感、メランコリーは、このつらい
試練を通して与えられた気がします。

それとともに、残された家族に対する深い愛情も培われたのでは。

この曲は、3歳年上の兄、ヨハン・ヤーコプがスウェーデン王カルル
12世の楽団のオーボエ奏者として赴任するにあたり、別離に際して
贈られたと言われています。

きっと、心うちとけて何でも話すことの出来た兄弟は、このヤーコプ
だけだったのではないでしょうか。

しかし、この大切な兄ヤーコプは戦乱にまきこまれ、王と共にトルコ
に逃げてそこで9年を過ごし、その後、スウェーデンに帰ることを許
されますが、結局、子をもうけることもなく死んでいったようです。

このカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」は下記の6曲からな
る、10分くらいの小品です。

  1.旅立ちを阻まんとする友人たちの御機嫌取り
  2.旅先で待ち受けるかも知れない様々な出来事の描写
  3.友人たち皆の嘆き
  4.友人たちは変えようがないと悟り、皆来りて別れを告げる
  5.駅馬車の馭者のアリア
  6.駅馬車の角笛をまねた主題によるフーガ

  (ちょっと古い訳ですが・・・(^^;;)

バッハの、ヤーコプへの切々たる情愛の深さがにじみ出るような佳曲
です。

・・・・ eochan2002さんも、機会があったらお聴きください。

ヒューイットのバッハ、ラヴェル
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 5 11:41 メッセージ: 1572
これは 1564 に対する返信です
nujikoaさん、皆さん、こんにちは。

ヒューイットのトッカータは、美味しい果
物のようです。たとえば桃とか、あんずと
か、甘酸っぱい系統の・・・

つまりちょっと酸味がきいた新鮮さと、ほ
の甘い細やかな味わいが身上。

しかし音楽的には決してナヨナヨしていな
い。ビシッツと「引き締まった」味わいで
すね。

この人のラヴェルも新鮮ですね。
ラヴェルを聴いて、この人のバッハがさら
に良く理解できました。

・・・ただしトッカータにはグールドとい
う恐るべき強敵がいますねー。(^^;;

グールドの人間離れした強靱なリズムと、
底知れぬ幻想性は、もはや常人のものでは
ない・・・行きましょう何処までも、となる。

(これがトッカータの魅力のツボ、なんちゃって。
初期バッハは形式の破壊者なのです)

しかしヒューイットは、こちら側の人間の
世界。その中で最良のひとつでしょう。

暑中見舞い。
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 5 12:35 メッセージ: 1573
これは 1 に対する返信です
みなさん、お元気でしたか?

私は先週の後半から、ほとんど死んでいました。†
暑さと仕事による極度の睡眠不足のせいで、思考力ゼロ…
そのため、土日はずっと睡眠と食事(美味しい物)の繰り返しで何とか復活

久々に(恐る恐る)覗いてみたら・・
(やっぱり)話題が激しく変化していますね(笑)

nujikoa さんこんにちは

トッカータの魅力についてですが、私は自分が作曲家になったつもりで聴いています。
ブスクフーデ流のバッハのトッカータは二つのフーガ。それも
趣を異にしたもの、同一主題のアレンジ、3拍子系と偶数拍子で変化させたものetc.
これを間奏・前奏などで脚色させて、壮大なドラマ仕立てにしたのがトッカータである
と解釈しております。

したがってメインディッシュをフーガに、その上前菜や箸休めにとりどりの色彩感(主観性)
あふれた前・間奏曲を配してフルコース料理を楽しませてくれる、と感じています。

skunjp さん、お加減はどうですか?

「甘酸っぱい系統の…」ヒューイットとはまた、ピッタリですね(笑)

話変わりますが、パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582 は
バレエ好きの私にとって、とてもお気に入りの一曲です。
ジャン・コクトー台本で、ローラン・プティ振り付けのコンテンポラリ・バレエ「若者と死」の
音楽が実はこれなのです。
バレエではアンサンブル版が使われるようですが、
私個人はもちろん、バルヒャのオルガンが最高です。(^^)

mont54さん、お久です
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 5 13:06 メッセージ: 1574
これは 1573 に対する返信です
おー mont54さん、生きてましたか!

何、死んでた?・・・やっぱり (^o^)

最近HNがないので心配していました。
(mont54さんがいないとさびしいです)

それにしても大変でしたね。
早く全快して下さいますよう。

僕の方もまだ風邪気味の上、昨夜は一睡も
しておらず・・・何十年ぶりの完全徹
夜・・・まあ、人生いろいろあります。

それで、今日はこれで早退しようと思って
います。(そろそろクビが危ない?)

帰ったら、お昼に軽い麺類を、音楽のフル
コース<トッカータ>を聴きながら食べま
しょう。

お薬飲んでお休みなさい。

ps.一年くらい前、パッサカリアの聴き
比べをしました。15種類くらい。一位ヴ
ァルヒャ、二位コープマン、三位プレスト
ンでした。今ならどうか???(^^;;

睡眠不足は病気や事故のもと。
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 5 15:00 メッセージ: 1575
これは 1573 に対する返信です
みなさん本当に気を付けましょう。
特に歳をとってからの睡眠不足は、とっても体に悪いです。

でも歳とるといいこともあります。
それは人(他人)の意見を、割と素直に聞けることです(笑)
殊に自分と違った考えの人の話って、すごく楽しいし勉強になります。

という訳でwadakamaru さん、
「バッハはポップアーティスト」というご意見、とても興味がもてました。
ビアホールでコーヒーカンタータを聴くのも、ちょっと洒落てるかも、ですね?

以前、「グールドのバッハは信長が背広を着ているみたい」と言われましたが
時代的に信長は「さすがに古過ぎ」と思われます。
バッハが生まれた頃の日本の流行は何といっても「近松モノ」でしょうから
さしずめ「心中天網島」をGIジョーとリカちゃん人形で・・
と言うのはいくら何でもチョット言い過ぎですね (^^ゞ

そういえば、グールドがめずらしくオルガンで弾いたフーガの技法ですが、
何でも集音マイクをオルガンの風箱の上に乗せ(くっつけ)て録音したとかで
随分とスースーした(渇いた)音の響きになっいます。

専門家には(当然のごとく)非難されたらしいのですが、
もしあれ(あの音色)を尺八で演ろうとすると、
業界用語では「かすれ音」といって、結構むずかしいテクニックを要します。

バッハの現代のそっくりさんは誰?
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/ 5 20:42 メッセージ: 1576
これは 1570 に対する返信です
クラシックといわれている音楽部門は、一般には再生芸術というもので、かつて作られたものを再生しているに過ぎません。
唯一創造芸術である現代音楽と言われているジャンルは、ある意味で袋小路のような気がします。
なぜなら、ここには庶民の気配がありません。
ところが当時のクラシックというものは、庶民の間で親しまれ楽しまれたものでした。
それはちょうど、現代ではポップスと言われているものであり、演歌もそうでしょう。
椎名林檎も、他サイトで話題になっていたので、きっとなかなかのものなのでしょうね。
私はちと古い人間ですので、よく分かりませんが。ユーミンならファンなのですが・・。

バッハも当時そこそこの人気もあったけれど、テレマンの方がもっと人気があったと言うし、
興行的にはヘンデルの方が遙かに上手だし、そしてバッハは忘れられてしまう存在となり、
現代で、そのような人に上手く当てはまる人というのはちょっと思いつかないけれど、
後世に名を残す人は、バッハと同じ300年待たないと分からないかな。
スティービー・ワンダーもようやく名前を知っている程度なので、コメント出来無くてすみません。
ほかに思いつく名を挙げてみれば、スタンダートナンバーを多く残している、
ジョン・レノン、バート・バカラックなんかどうだろう。
でも、バッハには学究的な一面もあるので、ぴったりという人はいないかも知れません。

私のバッハの原点・・・
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/ 5 21:25 メッセージ: 1577
これは 1575 に対する返信です
ちょっと過激なところはお許し下さい。決して「荒らし」ではありませんので・・。
「信長」も言葉のアヤ程度のものです。でもリカちゃん人形も面白い。(^^)
確かにビアホールって独特の雰囲気があって、
たまたま隣り合わせた知らないもの同志が、旧知の仲間のように振る舞えるところでした。

私のバッハの原点である、ピヒト=アクセンフェルトのゴルトベルクのCDを、20数年ぶりに購入しました。
ひょっとしたら初めて聴いたときのとは録音が違うのかも知れません。詳しいところはよく分かりませんが、
CDで聴いた印象は、こんなにゆったりとした演奏だったのかということです。

その昔、チェンバロの音色に惹かれて、これからこういうものを聴きたいと思っていた矢先、たまたま通りすがりにこの曲を聴き、
これは良い!。まずはこの作曲家の音楽を聴こうと、探索を始めたのでした。
(今聴いてみるに、たぶん第23変奏曲だったように思います)
新聞の番組欄など見て推理したのが上手く当たって、
曲名はゴルトベルク変奏曲で、その作曲家はバッハだということが判明したのです。
早速買いに行ったものの、アクセンフェルトのが無かったので、手近にあったリヒターのを買って、
これがまた強烈な演奏で、と今振り返ってみるとそう思うのですが、当時はなにせ初めて聴くものなので、
それがどのようなものなのかは理解できませんでした。
ただ、知り合いのヤマハのピアノの先生に聴いてもらったところ、信じられないくらいの酷評が返ってきました。
いわゆる「いいところのお嬢さん」には絶えられない代物のようでした。

以後、ヴァルハで大半のバッハのチェンバロ曲を聴きこなしていきました。
モダン演奏嫌いのように、常々書き込みするのですが、実はバッハを聴き育ったのはモダン演奏なのです。
そのころはピリオド楽器の演奏なんて殆ど無かったため、
よけいに当時の演奏スタイルが知りたかったという願望が強かったということ、なのです。

曲ごとに一人
投稿者:imyfujita
2002/ 8/ 5 22:26 メッセージ: 1578
これは 1576 に対する返信です
バッハはその当時の最大限の可能性として楽譜を残す以外に後世にその音楽を残す道がなかったと思います。LPもなければCDもない。バッハ自身はそこは諦念していたかもしれないですが、とにかく演奏される機会を多くしようとして、「練習曲集」を作ったと考えます。作品集と違って練習曲集ですから、とやかくいわれることなく多くの人に少なくとも弾いてもられるだろうと。
それが、甘かった。みんな難しいと思ってしまった。チェルニーなんかいまでは練習以外に誰も聴きません。申し訳ないことに私自身、一曲も聴いたことがありません。みんな練習の方向に走ってしまった。バッハとしては、そこそこ弾ければよかったのに。つまり、演奏自身はどうでもよかったのではないでしょうか?

re:バッハの現代のそっくりさんは誰?
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 5 23:15 メッセージ: 1579
これは 1576 に対する返信です
wadakamaruさん、どうも話を突飛な方向へもって行きすぎたようで済みませんでした。(mm)
それと、私が若造なのもばれてしまったようですね?(^^)
スティービー・ワンダーを挙げた理由はいろいろあったのですが(音楽の内容上の類推)、ここはバッハの掲示板ですから、たいがいにしておきます。~;
しかし、[興業上の成功]の点は考えから抜けていました…この点では2人は正反対、ですね。

re:トッカータ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 5 23:42 メッセージ: 1580
これは 1573 に対する返信です
mont_54さん(はじめまして)、skunjpさん、トッカータ教えて下さりありがとうございます。
なるほどフルコース料理ですか!
そう捉えたらよだれが出てきました(←我ながら単細胞すぎ!;)
で、食欲は抑えきれず、仕事帰りにCDを買ってきました。ちょっと気分を変えようと思って…アンタイの演奏をチョイス。
ヒューイットが桃なら、この人は山椒かあるいはキムチか。食欲増進効果抜群のピリ辛でした。

酷暑ですがmont54さんもskunjpさんもお体お大事に。投稿を拝見するに食欲は大丈夫そうですから(笑)休養して疲れを吹っ飛ばしてください!

トッカータ、世界味巡り
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 6 11:00 メッセージ: 1581
これは 1580 に対する返信です
nujikoaさん、皆さん。お早うございます。

アンタイが山椒かキムチ!・・・うまいうまい、パチパチ
(^o^)
〈 〉

実は、先日、風邪で寝ていたときに個人的に「トッカータ聴き比べ
大会」を実施しました。

その中で、アンタイについて似たような感想を持ちました。

アンタイは、速い部分では、けばだちの粗いピリカラな味わい、
遅い部分では、逆にまったりとした甘みがあり、そのコントラスト
で聴かせる、と感じたものです。

ですから「キムチ」はピリカラな中に、まったりとした甘みがあり
まさにピッタリの形容と思った次第・・・

nujikoaさんあなた、ただ者じゃないですね。

アンタイ=キムチ・・・う〜ん。一本取られました。

しかし、フランス古楽界もこの人がいれば<安泰>ですね。

   (涼しい?・・・寒い?)・・・ (-_-;)ゝ

さて、その他僕が聴いたのは・・・

○もちろんグールド。
これは食べものでいうと、ピータン。(異論あるでしょうね(^^;;)
最初は凄い違和感、そのうちに<核爆発的な真価>がわかる。

○ヒューイットは林檎。(桃はちょっと違う。もうちょっと固めでした)

○ケネス・ギルバートはビーフストロガノフ(複雑な大人の味)

○曽根麻矢子はフランスワインの白(さわなかな辛さ)

○ケンプはシュニッツェル(ドイツ風トンカツ、質朴な滋味)

○アルゲリッチは、骨付きカルビ(しっかりした歯ごたえと
 ヴァイタリティ)

○エドウィン・フィッシャーは、しらうおの躍り食い(生きのいい深み)


・・・この時よっぽどお腹がすいてたのかナー・・・(^^;;



以上、仕事前のウォーミングアップでした。

(こちらの方が身が入ってたりして) (^o^)」 バイバイ

re:トッカータ、世界味巡り
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 6 12:06 メッセージ: 1582
これは 1581 に対する返信です
「安泰」、この酷暑に一涼をありがとうございます(笑)
しかしskunjpさん、キムチの喩えにおほめを頂き光栄です;
でも私など(専門的には全くの素人ですし)まだまだです…音楽について[書く]のは初めてですが、全体的な印象しか書けてない:こんなに難しいとは。
あとアンタイで初めて感じたのは、「チェンバロでもスタカートとレガートの弾き分け(タッチのコントロール)ができる!?」
ブチッと切り上げる低音が印象的なのですが、よく聴いてみるとスラーも見事!
物理的に間違いなのであればご指摘を。でも、そう聞こえてしまったんです。

re:トッカータ世界味巡り
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 6 12:22 メッセージ: 1583
これは 1582 に対する返信です
ピータン、カルビ、白ワイン…困った、好きなものばっかりです(^^;
少しずつ、いろいろ食していきたいと思います。

グールドのピータンはなるほどと思いました。
彼について「機械的にポツポツ弾く」という人がありますがとんでもない!
プリッとして、潤いのある魅力的な音色。まさに珍味にして美味です。
彼自身は音色の美しさで聴かせることはpriorityとして低く考えていたようですが、聴く側としてはそこに耳が行ってしまう。
それにひょっとしたら彼も本音では、音色を追究していたかも??

>私のバッハの原点・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 6 12:36 メッセージ: 1584
これは 1577 に対する返信です
毎度ご丁寧なレス、本当にありがとうございます。
アクセンフェルトがwadakamaru さんの「バッハの原点」なのですね。
私は恥ずかしながら、まったく存じ上げませんでした。
でもこうしてトピ上のおつき合いだけでも知る機会を得たわけですから、
私もいつか聴いてみたいと思いました。

ゴルドベルグに関しては、出来うる限りいろいろと聴いてみたいものです。
何せうちの家内の迷演奏(いや迷惑演奏)にまで付き合ったくらいですから(笑)

それにしても、いい時代になったものです。
バッハの労作がいろんな人々の手によって、
いろんな楽器によって楽しめるようになったのですから・・

私たちが幼少の頃は、ピアノ・ヴァイオリンといえば、金持ちの子供の習い事
という感が支配的でした。(ギターは不良のやる楽器でした)
そういういびつな文化観の名残は世間的には
いまだに根強いのかも知れませんね?
(チェンバロの音色に耐えられないなんて・・)

それから、wadakamaru さんの投稿を「荒らし」だなどと感じたことは
これまでただの一度もありません。
おそらく、トピをご覧の他の方々とてそれは同じハズ。

これからも辛口でウィットに富んだカキコをどしどしお願いします。

みなさんこんにちは
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 6 13:06 メッセージ: 1585
これは 1578 に対する返信です
ウォーミングアップが充分だったのか、その後の仕事、DM用手紙を
一本作成する・・・がうまくいきました。

(おいしそうな匂いがしたりして・・・フフフ)

※それから、僕はグルメではありませんので念のため。(^o^)


<juncoopさん>

ミュンヒンガーのブランデン旧盤(58年録音)買いましたよ。
新盤とのあまりの差にビックリ仰天。

おっしゃる通り、思いっきり圧力をかけたボウイング。
フルートも息を吹き込みまくって、結局、かえって鳴りを悪くして
いますが、これでこそ表現できる世界があるって感じ。

つまり、大戦後、意気消沈しているドイツ国民への、Cheer up!
(元気出せ)ですね。

今まで足並み揃えて悪い方向に行ったけど、これからは、足並み
揃えて、再建に踏み出そうという感じ。
良いですネー。このイキオイは本物です。
(ただし録音がONすぎて万人向けではない)

古楽は結構、表現が似通ってしまう傾向がありますが(もちろん
マクロ的な話)、モダンはアッと驚くほどの差があり、面白いで
すね。


<wadakamaruさん>

相変わらず面白い着眼点ですねー。

バッハも謹厳実直な教会音楽家の顔を持つと同時に、親族のパー
ティで品の悪いクオドリベットを心から楽しんで放歌するような、
市井の生活者の顔もありますね。

でもまあ当時は、生きることはキリスト。食べるにも、飲むにも、
仕事するにも結婚するにも、主の栄光のためにする、という、現代
人にはちょっと把握しにくい宗教的な生活感情があった訳で、バッ
ハが信仰と浮き世の生活を切り分けたわけでは決してない。

だから、バッハが現代に生まれたと仮定して、そこで信仰を持った
としたら、たとえば、ヴァルヒャやリヒターのようなタイプの音楽
家になったと思います。・・・僕としては。

※エディット・ピヒト・アアクセンフェルトは良いですね。
パルティータを聴きましたが、とても誠実で好感を持ちました。


<mont54さん>

ほんと、寝不足はこたえますね。僕は若いときから苦手でした。

さて、グールドのフーガの技法は良いですか?
僕は未だ持っていないのです。

※しっかし、グールドのトッカータって、良いですね。
 今朝も聴きましたが(ニ長調)、やはり、おもしろさと、芸術性
 両面で決定盤ですね。


<imyfujitaさん>

  >とにかく演奏される機会を多くしようとして、
  「練習曲集」を作ったと考えます。
 
う〜みゅ。面白い意見です。

僕はこう思うのですが・・・

バッハは練習曲を総合的なテクニックの練習、つまり、メカニック
だけではなく、感情表現、作曲上の発想法にわたって広範囲な能力
育成のために作った。

ここが「芸術」の香りがする由縁。

一方ツェルニーは、主にメカニックの練習でしょう。
これでは勝負にならないですよね。 (^o^)

 ・・・さあてご飯の時間・・・

グールド=ピータン説に異議あり
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 6 13:06 メッセージ: 1586
これは 1583 に対する返信です
こんにちはみなさん、ピータン論議に花が咲いてますね(笑)

自分はピータン嫌いなのもあって、異を唱えさせて下さい。

私にとってのグールドは「水」なのであります。
そう、いかなる料理(の素材)も水が決め手であるように・・

グールドの音の一粒一粒は、かろうじて表面張力でその形を
保っている、どこまでも透明で柔らかな水滴のよう。

グールドを聴くからこそ、逆に他の音楽家の魅力が浮き彫りになる
食材固有の旨味(魅力)を引き出すものと感じております。
(これを私はグールド逆作用の法則と呼んでいます)

ピアノを最も非ピアノ的に扱うことで、逆にピアノの魅力を
最大限に引き出しているのでは・・?

グールドのバッハに異端性を感じるならば、
それは20世紀まで埋もれていたバッハの魅力を発掘した
結果である、とも言えるのではないでしょうか?

「物は言いよう」とはこのことですね・・ (^^;

       (グールド依存症患者のうわごとでした)

う〜ん・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 6 14:24 メッセージ: 1587
これは 1585 に対する返信です
skunjp さん

>グールドのフーガの技法は良いですか?

実にこれは私にとってつらい質問であります。

何せ曲自体が未完の上に、グールドの演奏(録音)も未完
ときていますから・・。
恐らく、「フーガの技法」の曲そのものを楽しみたい、という人。
オルガンの愛好家、という人に対してお薦めとは言えません。

音楽鑑賞という点に立てば、私にとっても感情的に言って
「聴くに耐えない」演奏と感じる時もあります。

グールドによれば、なんでもオルガン(録音)によって体の筋肉だか
肩の筋だかを痛めてしまい、
録音途中で「今後オルガンはやらない」と宣言したそうです。

その後、ピアノによる再録音も何曲か行われたのですが、
遂に完結することはありませんでした。 (涙;;


ついでに、「バッハにおける練習曲の意義について」

私の考えでは、バッハは音楽を教えるにあたって
生徒達が練習曲の当然のさだめとして抱えている問題

即ち、飽くことなく何度も何度もくりかえし・・
これにより、生徒が途中で挫折することのないように、
弾く(練習する)努力を放棄することのないように、
「芸術性の高い最良の作品であれば」と考えて曲を書いたと思われ
結果、それがとてつもない芸術作品に仕上がった。

ということではないか?と思います。

グールドの水事情
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 6 16:12 メッセージ: 1588
これは 1587 に対する返信です
僕のオフィスの近くに、タワーレコード、HMV、ヴァージンがあります。

これに、ディスクユニオンがあったら、僕の財布はいつもピーピーで
しょう。(不幸にもというか、幸いにもというか、まだない。)

さて、我が社のある場所はどこでしょう・・・・?

(・・・答は、○宿です。)

先ほどの昼休み、ビル街の熱風吹き抜ける中、友人からもらった
ドッペルコンチェルト(アッカルド)のMDを聴きながら、汗をかきかき、
タワレコに漂着しました。 〜 〜 疲れたー。

そこで、先日ご紹介しました、Hans Fagius の、バッハオルガン全集
第2巻全9枚(3190円)を、荒い息をつきながら、まずGET。

ハーハー・・・(-_-;)・・・ずっしりした重量感っすねー。
      
次なる獲物は、鈴木雅明さんの、ちょっと前に出た、ファンタジアと
フーガ集(チェンバロです)。
これはPCMエアチェックで、その度はずれた秀逸度を確認済み・・・

「最愛の兄の旅立ちに寄せる」の絶妙なアゴーギクを駆使した名演も
入っています。

目的を果たし、ぶらぶら店内を見回すとタチアナ・ニコライエーヴァ
の3枚組、1,790円!!を発見。

なんじゃ、こりゃ・・・良く内容を確認すると、前から欲しかった
ビクター録音のものと3枚とも録音年、月が同じ・・・エエッ!!

店の人に聴くと、同じかどうかわからないとのこと。
「Great Performance in Russia」のうちの一組で、いかにもチープ
なケースデザイン。いくら安くても、できが悪ければ・・・

・・・さんざん迷った末に、えーい、ままよとばかりにGET!

これが良かった。・・・ほっ。

今、3時のお茶の時間に、PCのCDプレーヤーで一部を聴きましたが、
音源はビクターと同じと見て間違いないでしょう。
演奏も音もマルです。(「最愛の兄」も入っている)

・・・mont54さんの、「グールドは水だ」そしてバッハ練習曲について
   の考察。うーんと唸りつつ、「それも言える!」と激しく同意。
   特に後者は目からウロコが2、3枚。
   mont54さん、完全復活! ・・・おめでとうございます。

それから、グールドのフーガの技法、情報有り難うございます。
そのうちGETの予定です。

re:アンタイのブチッ
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 6 17:08 メッセージ: 1589
これは 1582 に対する返信です
<nujikoaさん>

>専門的には全くの素人ですしまだまだで す

いえいえなかなか鋭いですよ。これからも
興味深いカキコを期待してます。

>ブチッと切り上げる低音が印象的なので すが、

・・・確かにそうですね。

鈴木さんもよく同じテクニックを使いますが。

これは、チェンバロが撥弦楽器であるこ
と、つまり、鍵盤を「指で機械的に押さえ
る」と言うより、「弦を羽の軸で直接つま
弾く」ことに意識を集中しながら弾いてい
る感じがします。

するとチェンバロの欠点である「機械臭」
がかなり和らげられ、リュートのつま弾き
に近づく感じがます。

納得・・
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/ 6 21:20 メッセージ: 1590
これは 1585 に対する返信です
> バッハは練習曲を総合的なテクニックの練習、つまり、メカニック
> だけではなく、感情表現、作曲上の発想法にわたって広範囲な能力
> 育成のために作った。
>
> 一方ツェルニーは、・・・

なんで、自分の息子のために作った、たかが練習用の曲なのに、
どうしてこんなに多くのCDが出ているのだろうと、疑問に思っていたのが、これで氷解した気分です。
では、おまえは、その芸術性に気がつかなかったのか。と問われると、
「ごめんちゃい」と言って頭をかきます。(^^ゞ

もしも・・、ということを色々考えるのは、なかなか楽しいものです。
ヴィヴァルディは現代なら、さしずめ誰になろうかということで、話題にしたとき、
それは つんく だと言うことになっております。(^^)
ヴィヴァルディのファンサイトの方達が、これを読むと
wadakamaru は、また同じ事を言っていると思われそうです。(^^;

re:グールドの水事情
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 6 22:44 メッセージ: 1591
これは 1588 に対する返信です
mont_54さん、私もskunjpさんと同じく「激しく同意!」です。
ピータンの好き嫌いこそ食い違いましたが。(^^;
なにしろグールドといったら、私にとっても原点ですから(バッハを、音楽を、聴きまくるようになった最初のきっかけです。)

グールドを聴き始めた頃は高校生、小遣いでは月に1枚しかCDが買えない…CDは擦り切れませんが本当に何度も何度も夢中になって聴きましたね〜。
それを思い出すといま、次々とCDを買ってつまみ食いしてはまた次…反省の念が沸き上がってきました(;;)
お金も、そして音楽ももっと大切にしないとね…(シミジミ)

私事ですが。
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 6 23:38 メッセージ: 1592
これは 1591 に対する返信です
「全くの素人」と書いた私ですが、素人なりに(?)…4年間だけ…リコーダーアンサンブルをやってました。
ポップスの編曲、ルネサンス音楽、そうバッハもやりました。
グールドの左手に、バッハの通奏低音に魅せられていた私はいつも、ベースリコーダー担当でした。
Flanders Recorder Quartetの'Armonia di Flauti'という楽しいCDがあります。ルネサンス、現代曲が魅力ですがバッハもたくさん収録されてます。
Vnパルティータ3番プレリュードは五重奏に編曲されてまるで協奏曲。フーガの技法から3曲とBWV542のフーガ。ウ゛ィウ゛ァルテ゛ァの協奏曲(バッハが編曲した曲)。
万華鏡のような1枚です。

天才! デミジェンコ
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 7 12:00 メッセージ: 1593
これは 1 に対する返信です
皆様、こんにちは。

今朝は仕事で定例のメルマガを送信中。
数時間かかるので、時々のチェック作業の間に、楽しいカキコ (^o^)


今のところ僕のマイブームは、先日ちょっと話題にしましたが、カプリッ
チョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992。

今朝も、鈴木雅明さんとニコライエヴァの演奏で聴き、陶然となりました。

とびっきりの傑作ではないけど、青年バッハの(20歳)の若々しいナイ
ーブさにあふれて、とても魅力的。

ピアノの演奏では、ケンプ、デミジェンコ、そしてニコライエヴァ。
チェンバロでは、ドレイフュス、ギルバート、レオンハルト、鈴木雅明。

・・・僕は中でもピアノのデミジェンコ盤(新譜)にとても惹かれます。


いいっすよー。どこが良いかと言うと・・・

第1楽章は「優しい言葉で旅立ちを思いとどまらせようとする友人たち」
ですが、クープランばりの装飾音符がふんだんにちりばめられており、
ほとんどの演奏者がそれを部分的に省略する中で、ひとりデミジェンコ
だけすべて完全に弾いています。(デミちゃんアッパレ \(^o^)/)

たとえば12小節目には、右手トリル、左手モルデントが同時に出てくる
信じがたい個所があるのですが、デミジェンコがやるととてもチャーミン
グできれい!

全体的に「優しい言葉で〜」が最も生きた演奏になっています。


第2楽章は、「異国で起こるさまざまな出来事の映像」です。

たとえばケンプは、未来への不安を「あれも、これも」という感じで、
フーガの「入り」を強調しながら、たたみかけるようにやや速いテンポ
で弾きます。これはこれで良いです。
(・・・子供の情景の「びっくり」みたい)

対するデミジェンコはあくまで「内面的な不安」としてとらえます。
テンポもずっと遅く、沈潜して、最後の減7和音では時間がとまらん
ばかりの遅さ。その緊張感がタマラン!!!

この演奏家は天才的ですね・・・(-_-;)

(続く)

レコ芸、那須田氏に質問
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 7 12:02 メッセージ: 1594
これは 1593 に対する返信です
(前項からの続き)

第3楽章は、「友人達の嘆き」

このモンテヴェルディばりのラメントは、2声で書かれていますが、
デミジェンコ盤はブゾーニの筆で3声になっています。

これがまた見事。今まで、演奏者による編曲たとえばレオンハルト
などを聴きましたが、作曲家としての器が違う。

デミジェンコの演奏もまたたいそう見事で、ブゾーニの「再創造」
を完璧に生かしています。


第4、5、6楽章は、第3楽章までの暗い、後ろ向きの雰囲気から
一転して、「じゃあ元気で行っといでよー」と言わんばかりの、
あっけらかんとした前向きの楽しさ・・・

順に、「友人たちは変えようがないと悟り、皆で別れを告げる」
「馬車の馭者のアリア」「馬車の角笛をまねた主題によるフーガ」
と楽しい曲が続きます。

デミジェンコはこの転換が見事。しかもそれが馬鹿騒ぎになって
いない。終曲フーガの圧倒的な技巧・・・最高ですねー。

しかし、しかし皆さん・・・(-_-;)

レコ芸7月号で評論家の那須田氏は、デミジェンコの素晴らしい
演奏を酷評しているじゃありませんか (^^;;

「前半3曲はどれもテンポや雰囲気が似通っているために変化に
乏しいし、感情の流れが不自然。後半の3曲はロシア的なカリカ
チュア」

そうかなー・・・???

デミジェンコは、前半と後半の雰囲気の違いを画然と強調してい
るだけ。似通っているとしてもその中で、各曲の微妙な違いを巧
みに出していますよ。

那須田さん、ちゃんとCD聴いてますか? (~_~メ)

みなさま、こんにちは。
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 7 12:23 メッセージ: 1595
これは 1593 に対する返信です
<wadakamaruさん>

つんく、とは凄いぶっとびようですね。

でも、捨て子養育院で楽才にあふれる少女達をプロデュースして
売り出すあたりはピッタリコンですね。

しかし、守備範囲が広いですねー。


<nujikoaさん>

リコーダーアンサンブル!!!やはり何かやってらしたのですね。
そこで感覚を研ぎすまされたのですね。

しかしアンサンブルは楽しいですよねー。
ベースは音楽の縁の下の力持ち。とても大切です。

CDを大切に聞く話も身につまされます。

昔、レッスン代を少しずつくすねて、月に2枚のレコードを買い、
むさぼるように聞き尽くした時代もありましたなー。

今は、自分がかせいだレッスン代がすべてCDに・・・
CD増えれど時間はなし・・・


<mont54さん>

奥様は楽器を弾かれるのですねー。

うらやましいですねー。
奥さんと音楽の話ができるなんて、僕の理想ですね。

うちのかみさんは音楽、全然ダメです。

嬉しいときにときどき歌う鼻歌が、高揚感ゆえに
だんだんピッチが上がっていき、聴いていて
たまらなくなるので、頼むからやめてくれないと
お願いしてます。 (^^;;

ベースの役割
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 7 15:34 メッセージ: 1596
これは 1595 に対する返信です
skunjpさん>
「ベースは音楽の縁の下の力持ち…」
いやいや、そんな'苦労して支える'というようなものじゃなくて、ベースラインを弾くことは[これ以上ない快楽]なんですよ!
私はジャズ(drums)もやっていたのですが、ある日ベーシストが居なかったので、ピアニストに電子キーボードでベースを弾いてもらいました。
そのピアニストの一言「いゃー、自分が音楽全体を引っ張っている感覚が強く感じられて楽しかった!」
バッハのカンタータでも、最初から最後まで一度も休まないのは通奏低音なんです。
だから、主役!!(極論にすぎましたがお許しを…;;

壮大なる失敗・・・!?
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 7 17:31 メッセージ: 1597
これは 1 に対する返信です
昨日GETした、ブリリアント・オルガン
全集の、Hans Fugius。

・・・いやー渋いです。(-_-;)

ストップ(音栓)選択がほとんどいつも同
じ感じ。

ブルー系の中間色でさわやかではあるので
すが。いつも「北欧の風」では風邪をひく
危険が・・・へっくしょーい。

まあ、気品はある。

ナイーブで媚びない良さもあるゾ。うん。

奏法は若々しいバロック奏法です。(^o^)

よーし・・・お金も払ったことだし、何と
か魅力を発見するぞ!

(貧乏性・・・?)

皆さん、「自分が好きで評価も定まったC
D」より、「買ってしまったが、はてなマ
ークのCD」の方をよく聴くと言うことな
いですか?

 ない・・・やっぱし  (-_-;)

ワンダフル DAY!
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 7 18:49 メッセージ: 1598
これは 1596 に対する返信です
皆様、こんな半端な時間帯に失礼します。

何故この時間かというと、5月のGW以来ひさびさに休暇がとれたのです。

そのため、昨夜は夜中に目が覚め(睡眠障害の後遺症?)
そこで、カイザー・リンク伯よろしく、
「どーせ寝付けないのなら、いっそ楽しんじゃえ」
とばかりにまたやりました。 コッホとリヒターの聞き比べ・・

やっぱり違いますねー、この二人。

リヒターは快速で鳴らしても、ちっとも作品が雑にも陳腐にもならない。
(凄い!凄すぎ)
コッホのは、ちょっと癖になりそうな魔力(いや魅力というべき)です。

聴き疲れのあとはグールドのフランス組曲で〆ました。
いい加減で眠ろうと思い、さらにヘロヘロになるための方策です。

今日はいつもの時間に起きて、かねてから狙っていた能楽堂へ・・
「能で納涼」ナーンチャッテ・・・ドーです、少し涼めたでしょ(^^;

演目は大好きな(というか、これしか粗筋を知らない)「敦盛」
館内は空調がよく効いて、おまけに幽玄の世界。(超スズシイ)
大感激(ホント涙が出ました)で一路家路に、

途中、吉祥寺のディスク・ユニオンに立ち寄ったら・・・
何と!リヒターのパルティータ発見。カップリングがゴルドベルグ。

今までLPでしか聴いたことのないリヒターのパルティータ。
思わず我目を疑いました。「いい事って重なるんだなぁ〜」
感想はまた日をあらためて・・


nujikoa さん

「通奏低音が主役」との御説、大賛成!
何か同志を得たようで、元気百倍です。
そーなんですよね。グールドの「黄金の左」これに私は参ったんです。

skunjp さん

ケンプをお聴きになるのであれば、どうやら「宇野ファン」ではなさそう
おっと、古い話題をぶり返しで申し訳ありません
でも「最愛の兄〜」はいいですよね。
お気に入りは第6楽章(角笛でしたっけ?)のフーガ
ただ、最近(この数年)はあまり聴いていないんですが・・・

ミュンヒンガー等聞き比べ
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 7 21:33 メッセージ: 1599
これは 1 に対する返信です
古い録音ですが、

管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲の聞き比べをしております。

ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団 1958〜1961年

リステンパルト指揮ザール室内管弦楽団 1965年

ムンツリンゲル指揮アルス・レディヴィヴァ合奏団 1965年

すべて、一昔前のモダン楽器による演奏。

ミュンヒンガーは前回お話の通り、ドイツ的でアクセントの強い演奏。一番印象的でした。

リステンパルトはパスカル編のフーガの技法もカブリングされておりまして、管弦楽組曲をはじめ、荘厳な演奏でした。ソリストは、ピエルロ、シャンボン、ブ−ルグob、アンドレtp、リンデbf、ランパル、デボスト、ブールダンfl、ヴェイロン=ラクロワcem、ナヴァラvc等、華やかでした。演奏としては正統派でした。

ムンツリンゲルは、チェコだけに、ほとんどチェコのソリストが多く、知っているのは、アンドレのtpだけでした。
ムンツリンゲルも正統派でしたね。

まだまだ聞き込んでおりませんが、
やはりミュンヒンガーの1958〜9年のブランデンブルクには抜群に圧倒されております。

チェンバロによるフーガの技法
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 7 21:46 メッセージ: 1600
これは 1 に対する返信です
先日手に入れました、ブリリアント・バッハ・エディションのクラヴィーア作品で、
MENNO VAN DELFT という全く知らない演奏家のチェンバロでフーガの技法を飽きずに聴いております。このブリリアントのアーティストはオランダ系が多いためか、チェンバロについては、やはりレオンハルトやコープマン、アスペレンに師事した人が多いようで、全く師匠と同じ解釈という感じです。
フーガの技法はオルガンやオーケストラで聴くとやはり重いので、チェンバロで聴くと気軽に聞けて、思わず聴いてしまいますね。しかもこの曲集、抽象的な感じで、全く音楽も滑稽なところがあって、飽きないところがいいです。(バッハに対して失礼ですが。)しかし、名曲ですよね。バッハを追求するとやはり、この曲になるんですかね?

mont_54さん
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 7 22:05 メッセージ: 1601
これは 1598 に対する返信です
mont_54さん、偶然ですね。
実は、私も「リヒターのパルティータ。カップリングがゴルドベルグ。」に目を付けているんです。ゴルトベルクはグラモフォン盤を聴いていて、想像つくのですが、しかしモダンチェンバロのゴルトベルクは、ちょっと味気ない気持ちもあるのは確か。
チェンバロ独奏は、古楽器支持派の私であります。
パルティータは昔LPがあった時に試聴した結果、ヴァルヒャにしてしまいました想い出があります。その時は、レオンハルトの華麗で雅な、演奏が気に入っておりまして、ヴァルヒャは逆にオルガン的で重い感じのアンマーチェンバロ。リヒターはその中間というよりヴァルヒャよりですかね?
近々手に入れようともくろんでおります、はい。
ところで、シュナイダーハンとリヒターによるヴァイオリン・ソナタは聴かれましたか?ぜひご意見をお聴かせください。
シェリングとヴァルヒャは重そうですね。

昔の投稿へのres
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 8 2:31 メッセージ: 1602
これは 1598 に対する返信です
mont_54さん

通奏低音主役説に賛同いただき心強いです(^^)
以前紹介されていた、グールドの アルビノーニの主題によるフーガ951、聴きました。いや参りました。
「黄金の左手」全開ですね!それに最後の息の長いリタルダンドの語り口がいつもながら雄弁。
他にも隠れ名演などあれば教えて下さいね。

余談)
吉祥寺DiskUnionといえば私の懐かしい故郷!
今でも帰省した時は必ず寄っています。
現在は関西人ですねんけど、都心にしか大型店がないのがCD生活においては難点なんですわ(仕事場が郊外なので)。

昔の投稿へのres
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 8 2:52 メッセージ: 1603
これは 1602 に対する返信です
skunjpさん

「最愛の兄」初めて聴きました。
レオンハルト(しか売ってなかった)で。
佳い曲ですね!すぐに気に入りました。
以前は青年期の作品というと食わず嫌いしてしまっていたのですが、最近はその魅力に驚きの連続です(^^)
バッハから古い音楽の名残が聞こえてくるのも「もうかった!」という感じですし、何より、聴後感がとてもすがすがしい気分になりますね!
(カンタータ106を聴いたときも同じことを感じました)

これからも隠れ名曲、どんどん教えて下さいね。
以前の投稿にあった小ミサや哀悼頌歌も大当たりだったので期待してます(^^)。

お早うございます。皆さん。
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 8 11:00 メッセージ: 1604
これは 1598 に対する返信です
<nujikoaさん>

通奏低音が主役と言えば、コープマンのことを思い出します。

コープマンのブランデンブルクは、第5番だけでなく、実は全曲
彼が主役だからです。

下の方で何やら、シャラシャラ、ビーンビーンとやっており、
それがまたとても面白く音楽的・・・!

聴いているうちにこの人のペースに乗せられてしまいます。
ブランデンブルク「通奏低音」協奏曲ですね。

さて、「最愛の兄の旅立ちに寄せて」!
・・・良いでしょう?

レオンハルトの演奏は流麗な「草書体」。
洗練度、成熟度ともに、古楽派中最高の演奏のひとつですね。

第5楽章「御者のラッパ・・・」のレオンハルトは結構遅くて
ビックリしますが、実は楽譜にはアダージョ・ポコ(やや遅く)
と書いてあります。

史実的にも、当時の郵便馬車の旅は、このようにのんびりした
ものだったのでしょう。
レオンハルト盤では、その愉悦感が見事に表現されています。

<mont54さん>

「能で納涼」・・・う〜ん、結構来ましたよー。
ちょっと、涼しくなりました。  (^o^)

お仕事が想像以上に大変そうですね。
システム技術者は心身共に消耗が激しいのでしょうね。
どうぞバッハや能でリフレッシュしてください。

さて、吉祥寺ディスクユニオンといえば僕のなわばりのひとつ!
日曜日の夕方などに時々出没します。

skunは<田村正和>似の「とっちゃんぼうや」風です。

    (前半はウソです。)・・・(^^;; 

nujikoaさんもそうですし、結構行ってる人多いかも知れませ
んね。

吉祥寺ディスユニオンでオフ会! 一度どうですか。(^o^)

<juncoopさん>

リステンパルトは前から気になっていました。ソリストも凄い
豪華陣ですね。「フーガの技法」買おうかなー。

でもやはり「モダン」は良いですねー。
身についた表現の良さというか。

古楽器派もだいぶ層が厚くなってきましたが、まだまだ、モダンに
匹敵する本当の名人が少ないような気がします。

再びチェンバロ考
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 8 12:10 メッセージ: 1605
これは 1601 に対する返信です
juncoop さん

所詮わたしも一介の俗人ですから、あまり偉そうな事は言えませんし、
客観的な態度を取ってみたとしても、自分の主観の域を出ないのですが・・
ピアノ派人間(私もどっちかというとそう)にとって、
ヒストリカルなチェンバロは、聴きにくい楽器なのかも知れませんね。
あのキンキラした感じ(シャリシャリ感?)が縁遠い代物にしているのかな?

個人的にはレオンハルトの演奏って、意志の力が強く、なにかこう崇高すぎて
私には好き嫌いの範囲を超越してるという印象です。
だから、あれ(レオンハルト)を気楽に楽しめる人って、逆にうらやましい。
(決して皮肉じゃないですよ)
私はいつも襟を正して聴いてしまいます。(^^;

それから古楽器派には人気のなさそうな(本当?)モダンチェンバロですが、
テヌートやレガートが良く効いて、むしろピアノ派にはチェンバロの魅力を
よく伝えてくれるような気がします。

オルガン的というのも、リヒターがヴァルヒャ寄りというのもうなづけます。
ただ重いという印象はありません。
柔らかで流麗、といったところでしょうか?
(この辺は感受性の違いなのかも知れませんね?)


リヒターのパルティータですが、夕べあらためて聴いてみると、
デジタル音のせいか、LPで聴いていた時よりやや軽めの印象を受けました。

「黄金の左」といえば
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 8 12:12 メッセージ: 1606
これは 1602 に対する返信です
横綱の輪島でしたっけ?
「幻の左」は確かガッツ石松でしたよね。

そう当時は「左を制するものは世界を制する」
と言われました。(何かピッタリですね)

映像で見ると、グールドの左手首は鍵盤より明らかに低めのポジション
右手首は鍵盤と同じかやや高い水準です。

これが第8変奏(もちゴルドベルグの)になると両手が接近するや、
低い左をやおら持ち上げ、鮮やかに右手と交差をする。
(必殺のクロスは、お馴染み「明日のジョー」です)
曲芸じゃないんですケド、やっぱり凄すぎ・・・

こんにちは・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 8 12:16 メッセージ: 1607
これは 1604 に対する返信です
たった一日の休みなのに、出社したらいきなり13通ものメールが
入って(貯まって)いました。(トホホ・・)

吉祥寺(昔ジョージって呼んでいたような)は通勤経路の
ほぼ中間点に位置しています。

今ではD・ユニオン(ここにはLDのコーナーがあるので貴重)
山野楽器、それにクラ喫茶「バロック」(名前がいい)
辺りが私の立ち寄りポイントです。(オフ会もいいですね)
殊に「バロック」の機材にはうならされます。バッハのLPも豊富

バッハのお兄さんって、確かスエーデンに旅立ったんですよね?
当時は辺境の土地だったんでしょうね?

「敦盛」の熊谷次郎直実は出家後、一ノ谷古戦場を訪れ(再来)
そこで、かつて自分が討ち果たした敦盛の亡霊と再会します。

信長の好きな「人間五十年〜」の「敦盛」は幸若(こうわか)という
短編の舞曲で能のそれとは別ですが、題材(敦盛)は同じです。

こんにちは。
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 8 16:18 メッセージ: 1608
これは 1607 に対する返信です
私の場合、最初っから古楽演奏で育ってしまい、モタ゛ンはあまり数聴いてないのでエラソなことは言えません。(^^;;
juncoopさんのお薦めなどをガイドにモダン演奏も少しずつ聴いてゆきたいと思います。

でもやっぱり一言言ってしまう(スミマセン;)と、古楽団体でも、それぞれに個性、はっきりしていますよ!例えば…
ゲーベル(トンガっているけど実はチャーミング)、ヘレウ゛ェッヘ(ふくよかな音の織物)、ブリュッヘン(ザックリとしたリズムの燃えるような生気。各ハ゜ートの分離が恐ろしく明確)
もう全然別物です…よね?;;

さて今日はまずは手持ちのモダン演奏から聴き直してみようっと。

mont_54さん
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 8 16:26 メッセージ: 1609
これは 1608 に対する返信です
喫茶「バロック」
どのへんにあるんですか?興味しんしんです。(^^)


オフ会、いいですね〜
都合さえ付けば大阪からでも出て来る気合いありです!(^^)

あしたのジョージ・・・納涼オフ会
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 8 17:15 メッセージ: 1610
これは 1607 に対する返信です
<mont54さん>

輪島、ガッツ石松、あしたのジョー・・・
なつかしい子供時代の空気がよみがえるー。

「ジョー、立つんだジョー」
しかしアレは、なみだ橋とか、暗かったナー。

僕は「巨人の星」「柔道一直線」のほうが
好きでした。(・・・これも暗い?)

mont54さんって、ひょっとして ’54生
まれ?もしそうだったら僕と同じですよ。

ところでジョージのこと・・・

僕はここ20年ほど武蔵野に生息してお
り、吉祥寺は庭みたいなもの・・・でも、
喫茶「バロック」は名前は知っていなが
ら、何やら高そうで行ったことがありません。

今度行ってみたいなー。機材も見たいし。

そのうち「バッハトピ」納涼オフ会っての
はいかがですか。(^o^)ハハハ・・・気が向
いたらの話ですが。

nujikoaさんも出て来れたらいいですねー。

※「最愛の〜」は最近の新説(ヴォルフ)
だと、お兄さんのヤーコプではなく、旧友
のエールトマン(バッハが就職依頼の有名
な手紙を書いた)のために書いた、という
ことだそうです。

バッハはこの竹馬の友を「兄」と呼んでい
て、それに時代的な整合性がある、とのこと。

僕も、そっちの方が自然なような気がして
きました。

デニー・ランデルの
投稿者:horistic_violone
2002/ 8/ 8 18:03 メッセージ: 1611
これは 1 に対する返信です
「ラバース・コンチェルト」の原曲になったのって、バッハ作、ではないらしい。

喫茶「バロック」について・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/ 8 18:46 メッセージ: 1612
これは 1610 に対する返信です
場所は歓楽街を少し外れた、JR中央線の北(西荻寄り)

まあ、音楽喫茶の常として「店内おしゃべり禁止」なのでオフ会には
不向きですが、未体験でしたら一度ご来店の価値はありますよ。

ガラス張りのディスクルームの棚に、明らかに
ハンドメイドとおぼしき真空管アンプがずらり鎮座してます。

所蔵のLPもなんせバッハが一番多い(ウレシ〜!)
お店の人に聞いても「何枚あるか分からない」と言われた事もあり、

入り口付近の電話台(カラーBOX)の下あたりに
昔の出納帳みたいな厚いバインダーの目録(リクエスト用に)

何とバッハだけは2冊!
1冊がカンタータなどの声楽曲、もう一冊が器楽曲と分けて整理
分類されています(つまりバッハだけで1冊に収まりきらない)

他に私も知らないバロックの作曲家が別バインダーに一杯。
その他モーツァルトやベートーベン、シューベルトも結構あるのですが

ロマン派あたりになると、急に少なくなり
20世紀の作曲家(ストラビンスキなど)は皆無の状態です。
(ドビッシーやラベルは聴いた事があるのですが)

伝票の裏がリクエストカードになっていますが、
直接カウンターに行って店の人に口頭で依頼してもオーケー
(僕はいつもこのパターンです)

値段はコーヒー800円(一番安いブレンドで)
但し、2杯目は半額と書いています。

一度、コーヒーのお代わりをして、御愛想の時1200円を
払おうとすると、「1000円です」と言われ????

聞くと「一端(店外に)外出して戻ってからの注文は半額で、
外出もせずに追加注文の場合はさらに半額」なんだそうで
800円+200円=1000円なんだそうな・・・

つまり2杯も飲めば普通の茶店とおんなじじゃん? なのです。
(オーナーがほとんど道楽でやっているみたいです)


それにしてもskunjp さんには、私の年齢(HNのからくり)を
解読されてしまいましたね(笑)
・・・別に隠していた訳でもないんですが

HNに年齢そのままを入れると、
毎年、HNを更新しなければならないので、
生年の西暦下2桁を入れていました。(単純・・・)

いつも話題が古いから「いずれバレルな」と思っていましたが、

レレレのレ〜 なんて・・・(^^ヾ


PS、「バッハトピ」納涼オフ会、幹事さんお願い出来ます?

ロバート・ヒル
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 8/ 8 21:48 メッセージ: 1613
これは 1604 に対する返信です
一度、ロバート・ヒルの「最愛の兄の旅立ちに寄せて」でも、「フーガの技法」でもいいですから、聞いてみてください。(いずれもHaenssler)

「最愛の・・・」の雅には、思わず魂を奪われそうになりますし、「フーガの技法」は、それが抽象的な音楽であるという「俗説」を吹き飛ばしてくれる熱い音楽です。

やりましょう<納涼オフ会> 
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 9 10:48 メッセージ: 1614
これは 1612 に対する返信です
mont54さん、オフ会やりましょー、ぜひ \(^o^)/

吉祥寺ディスクユニオンで待ち合わせて、
どこかで生ビール・・・いいっすねー。

夏の夜に、語り明かそうバッハ談義!!!

(朝まではやりませんが・・・(^^;;)

まあ、とにかく「バッハトピ」納涼オフ会
やりましょうよ。できれば8月中に・・・

nujikoaさんも出て来れたらいいですね。

・・・他の皆さんもお近くの方はどうぞ。

「庭のようなもんだ」とでかいことを言い
ましたが・・・実はあまり吉祥寺の食べ物
屋のとこは知りません。

ですから僕が幹事にふさわしいかどうか、
わかりませんが・・・

とりあえず、レコファン地下の「広島風お
このみやき」の店で、うまいところは知っ
てます。あ、それとももっと高級な店がい
いですか?

いずれにせよ、今後は仲間うちの連絡事項
っぽくなりますので、個人的にメールいた
だけますか?

他に参加ご希望の方もどうぞ・・・(^o^)

僕のメールアドレスは、プロフィールの中
にあります。

RE:ロバート・ヒル
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 9 11:06 メッセージ: 1615
これは 1613 に対する返信です
kuzunoha_bachさん、お久しぶりです。

ロバート・ヒルは、以前、ラウテンベルク
のためのCDが良いと、ご推薦されてまし
たね。

実はあれは、僕も大好きなのです。
ほんとうに、神経質なところや、雑なとこ
ろの全然ない「みやび」な音です。

このCDを聴いていると、臈たけたうら若
き美女が微笑んでいる感じですね。

・・・演奏者の顔写真を見なければの話で
   すが。

実はこの人、お髭のナイスガイ。眉毛なん
てつながっていて、ぶっとくて凄いです。

でも、チェンバロは良いですね。

加えて、テクが抜群。有り余っている感じ。
ふんだんにほどこす装飾音符も幻想的。

「フーガの技法」は持っていますので、今
度ぜひ「最愛の〜」をGETします。

名演をご紹介いただき有り難うございました。

※今朝はアレッサンドリーニの「最愛〜」
を聴きながら出社しました。この人は、知
的で歌の上手なイタリア女という感じですね。
(実際には知らないけど・・・(^^;;)

re: デニー・ランデルの
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 9 11:25 メッセージ: 1616
これは 1611 に対する返信です
「ラバース・コンチェルト」って、あの有
名な、かわいらしいメヌエットト長調を、
4ビートのポップスにしたやつですね。

ああいうクラッシクを下敷きにした、ポッ
プスって、他人のふんどしで相撲を取るよ
うで僕的にはちょっとアレですが・・・
(^^;;

でも、バッロクものはまだ音楽的には聴け
るものが多く、ファンが増えればと割り切
ることもできます・・・(^o^)

しかし、モーツァルトの40番ト短調のポ
ップス版にはまいった。

たとえばコンスタンツェが、真っ赤に口紅
塗りたくって、マイク片手にギンギンに歌
いまくる感じ・・・?

しかも、忘れようにも、あの名旋律がしつ
っこくドラムス付で、頭の中で鳴り続ける。

あれではモーツァルトの陵辱です。(~_~メ)

・・・そうそうメヌエットト長調の話。

作曲者は誰でしたっけ・・・?
(家に帰ればわかるのですが)

納涼オフ会東京だけ?!ひどーい!!
投稿者:juncoop
2002/ 8/ 9 17:34 メッセージ: 1617
これは 1614 に対する返信です
納涼オフ会 関西版

「朝までバッハ」やってほしいです。!!

チャットでもしませんか?東京の人も。

juncoopさん
投稿者:skunjp
2002/ 8/ 9 17:46 メッセージ: 1618
これは 1617 に対する返信です
まあ、とりあえず。
すんません。 (-_-;)

明日から長野へ家族サービスです。
MDで何持ってこうかなー。

・・・火曜日までサラバでございます。

juncoopさん&皆さん、
投稿者:nujikoa
2002/ 8/ 9 18:40 メッセージ: 1619
これは 1617 に対する返信です
バッハトピ関西勢力ってどのくらいいるんでしょうか?
意外や多かったなんてことはない…んですかねぇ…

nujikoa@osaka

オフ会・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/10 0:40 メッセージ: 1620
これは 1619 に対する返信です
みなさんこんばんわ、

今日は終日遠いところ(といっても東京近郊)で
ネットの出来ない環境で作業。(今しがた、やっと帰宅出来ました)

skunjp さん、オフ会の件は了解しました。
えーと、火曜日までにメールを入れておきます。
(二人だけだったらどうしましょう・・笑)
スケジュールの調整をしますので、都合のつく皆さん是非ご参加を。

8月中(特に最終週)はチトきついかもしれませんが、
何とかしてみます。

nujikoa さんも、出来れば・・

それから、バッハトピ関西勢力についてですが、
ROMされている方を含めると
かなりいらっしゃるのでは、と私は思っています。
何せ、関西は芸術文化(意識)の盛んな場所ですから・・・

リステンパルトの管弦楽組曲
投稿者:juncoop
2002/ 8/10 20:15 メッセージ: 1621
これは 1 に対する返信です
バッハ/管弦楽組曲全曲
カール・リステンパルト指揮 ザール室内管弦楽団
ブールタン fl /アンドレ、ラゴルス、マス tp 1960年

全体的に、大変透明感があるというか、オーケストラの音色も澄みきっており、聴いていて爽やかな感じがあります。合奏力もあり、バッハの管弦楽組曲らしくドイツ的で、荘厳で重厚かつ強靭な演奏でおり、線が太く厚い音色であります。3番と4番はフランスのアンドレらのトランペットをソリストに迎え、かなりトランペットアンサンブルとしては、派手で、目立っているが、さすがにリステンパルトの指揮でバランスは保たれており、バックの管弦楽が負けているという感じはありません。
とても理想的な演奏で、コッホやミュンヒンガーのような癖はあまりなく、正統派の演奏と言えよう。その分個性味には欠けるかもしれないが、安心して聴ける1枚である。

納涼バッハ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/11 12:52 メッセージ: 1622
これは 1621 に対する返信です
お盆休みに入っている方も多いでしょうか(私は来週末です)、納涼にピッタリのCDを1枚を。
オルガンのためのトリオソナタ(長調の3曲)ほか…を、
フルート/ウ゛ァイオリン/通奏低音。で演奏したものです。(Le Concert Francais、ASTREEレーベル)
さわやかの極みにしてドライなところは一切なしですよ!
…正確には、
リコーダーor voice flute
ウ゛ァイオリンorウ゛ィオラ
・タ゛モーレ
を、曲によって持ち替えるという興味深い編成です。
謎なのはvoice flute…こんな名前初めて聴きましたがどんな楽器なんですか?どなたかご教授を…
リコーダーとトラウ゛ェルソの中間、的に聞こえるのですが(^^)

カンタータ第205番
投稿者:juncoop
2002/ 8/11 22:05 メッセージ: 1623
これは 1 に対する返信です
カンタータ第205番 「破れ、砕き、壊れ」BWV205 (鎮れるエーリオス)は
ミュラー教授のためのカンタータでありまして、編成もバッハとしては大編成であり、
ホルン2、トランペット3、ティンパニ、管弦楽、通奏低音、合唱が一斉に鳴り響きます。1曲目は大変早いテンポの合唱、まるで嵐のごとく。2曲目のレシタティーボは全合奏によるもので、かなりすごい表現でありまして、嵐そのもの、聞き物は第3楽章のアリアで、エーリオスの笑いが表現されております。このアリアはとても明るく、軽快な名曲でありまして、あのマタイを作曲したバッハとは思えぬほどの馴染みやすい快曲。第9曲目は、ヴァイオリン独奏を伴う、ソプラノのアリアで、教会カンタータのアリアにも見られる、バッハらしい愛らしいアリア。
とにかく、バッハの世俗カンタータの中では、とても、面白い曲でありまして、
演奏はシュライアー指揮ベルリン室内管弦楽団/ベルリナー・ゾリステンで、どうぞ。

グールドによるフーガの技法・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/12 12:12 メッセージ: 1624
これは 1 に対する返信です
を、この週末に聴き直してみました。(ケンプ盤:最愛の兄〜も)
いかにもグールドならでわの抑制の利いた、それでいて
きわめて表情的な演奏で、あらためてこの曲のもつ叙情的な
魅力に触れた思いです。
前にも述べましたが、グールドのオルガン演奏については
いろいろ賛否のあるところだろうと思います。
とてもノン・レガートに音価を狭めたアーティキュレーションは、
これはこれで、一見(一聴)の価値はあると思います。

コントラプンクトゥス1番から9番までをオルガンで奏した後、
以下すべてピアノで1・2・4番の3曲を(これは81年収録)、
さらに9・11・13番を(これはラジオ用のモノラル盤)
そして最後に未完の14番(81年収録)という構成です。

この81年版の中でもとりわけ1番そして14番は秀逸です。
物思う晩秋の夕暮れなどに聴くには、あまりにも感情に走り過ぎ、
聴く身がそれに耐えられるかどうか自信がもてないほど(笑)

個人的には、バッハの絶筆(異説が有力ですが)となった14番が
実際グールドの晩年の演奏(81年)と重なっているせいもあり、
なおさらに聴く身には重くこたえるものがありますが。

BACHの主題(変ロ・イ・ハ・ロ)が現れる最後の部分。
グールドはこれをきわめてピアニシモに弾いているため、
BACHの主題が認識しづらい(聴き取りにくい)面はあります。
しかしその2分程後には曲そのものが中断され・・・・

10月4日の命日にだけは、ゴルドベルグともどもこの曲は
聴くに耐えないといえましょう。

でも、思いっきり泣いてみたい、という人にはいいカモ?

re:グールドによるフーガの技法
投稿者:nujikoa
2002/ 8/12 20:14 メッセージ: 1625
これは 1624 に対する返信です
mont_54さん
「晩秋の物思い…」!ピッタリですね〜
私が[1番]を初めて聴いたのは、グールドの映像モノ“off the record,on the record”でした。
若きグールドが髪を振り乱し、自宅の古いピアノで弾いてるのですが、背景にはまさに、カナダの片田舎の風になびく木々と湖の風景が…。もの悲しいの一言…
グールドといえば、「最愛の兄」を聴いた時、彼の演奏が残ってたらなぁ!と思いました。
彼の「バード&ギボンズ」アルバムが大好きなんですが、ここで聞こえる[凛々しいのに切なすぎる]演奏、快楽のとトリルとアルぺジョ。「最愛の兄」ならドンピシャ!と思った次第です。

juncoop の BACH 1000
投稿者:juncoop
2002/ 8/12 20:29 メッセージ: 1626
これは 1 に対する返信です
お知らせ

juncoop のホームページでは、

近日中に、 バッハ BWV 1 〜
約1000曲の演奏を紹介していきます。

ホームページは
http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

何年かかるか!? ご期待ください!!

re:juncoopのBACH1000
投稿者:nujikoa
2002/ 8/13 0:04 メッセージ: 1627
これは 1626 に対する返信です
juncoopさん
ホームページは時々拝見しています。
すごい企画のスタートですね!
鈴木雅明さんのカンタータ全集以上に興味深いプロジェクトかも(^o^)
1000…いや、1080まで…楽しみにしております。

訂正
投稿者:nujikoa
2002/ 8/13 0:19 メッセージ: 1628
これは 1627 に対する返信です
先ほど、1080までと書いてしまい失礼しました。
BWVは1126まであるんですね。
(今まで知らなかった…情けない;;)
楽しみがさらに増えました(^^)

山上のブランデンブルグ
投稿者:skunjp
2002/ 8/13 10:36 メッセージ: 1629
これは 1 に対する返信です
皆さん、お久デス。
土日、長野に行って来ました。

当地でうちわの演奏会があり、僕のフルートのお弟子さんがデビュー
したからです。・・・無事終わってホッとしました。

僕もメサイアから数曲、合唱で参加しました。
アーメンコーラスで合唱がちょっと乱れました。(^^;;
ひやひや・・・

演奏会では、他にバッハのヴァイオリンソナタNo.4ハ短調、
無伴奏チェロソナタNo.3が聴けて、幸せでした。

演奏会が終わって近くの温泉に行きました。

山の上にあって景色が凄くいいんです。
(それに、安うおまっせー。500円 (^o^)

露天風呂で汗を流し、素っ裸で涼みながら山々を見おろしていると
さわやかな風が吹いてきて・・・爽快・・・!

(いい思いして、すんまへん・・・(^^;;)

・・・その時です。

ブランデンブルクの3番が頭の中で鳴りました。
(・・・タタタン、タタタン、タタタン、タタタン・・・)

どっちかというと古楽風ではなくモダン。
それも、雄大でガッツのある、ミュンヒンガーあたの音でした。

根っからの貧乏性が出て、温泉代の<元を取ろう>と、その後1時間
ばかり入っていました。

ユズ風呂、泡風呂、打たせ湯、露天風呂、水風呂・・・

何回もハシゴしているうちに、頭くらくら、体がグデングデンになり
気持ち悪くなりました。

全くアホなことばかりやってます・・・ (-_-;)

re:納涼バッハ
投稿者:skunjp
2002/ 8/13 11:18 メッセージ: 1630
これは 1622 に対する返信です
<nujikoaさん>

ヴォイス・フルートの件調べてみました。

ルネッサンスからバロック時代にかけて、手のひらにのるくらいの
小リコーダーから天井に届く程の大きなリコーダー
まで様々なリコーダーが使われましたが、その中でも代表的なも
のはソプラノ、アルト、テナー、バスです
ソプラノとテナーは全部指の穴を閉じると、C(ハ)が鳴り、アルト
とバスは、へが鳴ります、この4つの中では、バスが
一番低い音域ということになる、ヴォイスフルートは、フルートで
はなく。最低音が、D(ニ)のリコーダーです
従って、アルトより、最低音が、短3度低く、テナーリコーダーより。
長2度高い楽器です、

写真が下記で見れます。

http://www.bug.co.jp/user/~shinba/brecorder.html


しかし、古楽器で育った世代が若い人には多いみたいで、感慨が深い
です。そんな方たちにモダンがどのように響くのか興味津々・・・

結構、新鮮に聴こえるのかもしれないですね。

僕は48歳ですが、より以前の世代の演奏にはとても新鮮な魅力
を感じます。

48歳と言っても、僕は大体30代に見られます。
(苦労が足りない・・・(^^;;)

・・・脳味噌の程度もそんなもんです。

グールドの「最愛の兄」聴きたかったですねー。

本当に「バード、ギボンズ作品集」のイメージで「最愛を」想像すると、
まさにピッタリコンのように感じられます!!!

いやー、nujikoaさんの感性ってすごいですね。

チェンバロと再生装置
投稿者:skunjp
2002/ 8/13 11:50 メッセージ: 1631
これは 1624 に対する返信です
<mont54さん>

つくづくmont54さんの投稿は、僕の購買意欲を刺激します。

いよいよ欲しくなりました。グールドのフーガの技法。

しかし、フーガの技法、未完の14番を初めて聞いたときには、アッと驚
きました。感動で背筋がゾクゾクしました。

以後、そういうシチュエーションに無理矢理追い込んで、泣いたこともあ
ります。

   ハッハッハッ・・・(-_-;)


さて、mont54さんは、ヒストリカルチェンバロが苦手とのことでしたが、
チェンバロは再生装置の調整で大いに鳴りが変わりますよ。

僕は家庭の事情(夫婦の事情?)で、でかい大型装置(タンノイ)を泣く泣く
処分し、超小型壁掛けスピーカーで聴いておりましたが、チェンバロのあまり
のひどさに最近少しましなスピーカーに変えました。

チェンバロは、再生装置の高音と低音のバランスがとても大事。

買ったのは試聴の上、コンコルド139(オルトフォン!)という14センチ
ウーファーがついたもので、まあこれがチェンバロを聴くぎりぎりかなー。

それを壁掛けタイプに改造し、中低音出過ぎの補正でダクトに靴下を詰め込み、
低音補強でスーパーウーファーの追加。

そして極めつけは、ツゥイーターまわりの金属部分をブチルゴムでダンプ。
ツゥイーターの素性がまともであれば、これで大体、チェンバロのちりちり
感は取れます。

しかし思い起こせば、タンノイもチェンバロは苦手でした。一番良かったのは
イギリス製のソフトドームのタイプでしょう。たとえばスペンドールとかハー
ベス。
(チェンバロだけであればクォードのコンデンサースピーカー)

今回買ったコンコルドは(調整をするという条件付きで)ハーベスにも肉薄し
ます。今までとても聴けなかった、ドレイフュスのフランス組曲がきれいに
鳴りました。

※ブチルゴムは妨振の特効薬で、秋葉原や渋谷の東急ハンズあたりで買えます。
 ぜひお試しを。

re:juncoop の BACH 1000
投稿者:skunjp
2002/ 8/13 12:04 メッセージ: 1632
これは 1626 に対する返信です
<juncoopさん>

バッハ1×××の企画、壮大ですね。
これから楽しみに拝見させていただきます。

リステンパルトの管弦楽組曲も良さそうで
すねー。でも僕としてはフーガの技法の方
が興味があるので、とりあえずこちらをG
ETするつもりです。

関西も、「バッハトピ」オフ会を開催した
らどうでしょう。結構集まるかもしれませ
んよ。

nujikoaさんも、東京でやった後、そちらに
参加されるかもしれません。(^^;;


さて、世俗カンタータはバッハのオペラで
すね。僕もたまに聴きます。

シュライヤーはツボにはまった名演です
が、ヤコープスの2枚組も超絶的な凄演です。

うまい、うますぎる!!!

skunjpさん
投稿者:nujikoa
2002/ 8/13 13:07 メッセージ: 1633
これは 1630 に対する返信です
ウ゛ォイスフルートの件、ありがとうございました。
リコーダーのお話は懐かしかったですが、しかしd管があったとは!
勉強になりました。

モダン楽器演奏は、「いつもこれで聴こう」とは思えないわけなんですが;;…
もちろん好きで、時々聴きます。
特にリヒター指揮のカンタータなど。気合いの余っている日に(笑)。
古楽器と比べて弦がとてもみずみずしいのと、合唱の力強さ。
合唱はきめ細かさは落ちても、例えばフーガの入りなど、格段に言葉が活きている!ヒューマンな「声」が聞こえるので大好きです。(^^)

re:山上のバッハ
投稿者:mont_54
2002/ 8/13 13:55 メッセージ: 1634
これは 1631 に対する返信です
こんにちは(お帰りなさい、かな?)

いいご休暇だったようですね。

私は山登りが好きで(といってもせいぜい2000メートル級)
友人とよく一緒に行きます。
実は私のHNも「山」から取ったものです。

その際いつもMDポータブルを聴きながら登ります。
山は何が起こるか解らないので、本来こういう行動は危険です。
友人も「こういう場所に来たんだから、風や鳥の声を
楽しんだ方がいいんじゃ?」と言いますが、

私は「いや、最高のロケーションでこそ、最高の音楽を聴く。
これぞ最高の贅沢。」と屁理屈をこねて譲りません。

去年、会津駒ヶ岳に登った折は、見渡す限りのお花畑(野生)
「天国とは、かくありなん!」と思うほどの絶景でした。

その中で聴いたパルティータやフランス組曲(もちグールドの)
このまま死んでもいい、とさえ思いました。

瑞垣山(ちょっと字が違う?)の切り立った大岩の上で聴いた
「イタリアンバッハ」もまた最高でした。

チェンバロとスピーカーの話ありがとうございます。
私の聴いているオーディオはそんな本格派のものでは
ないのですが、それでも枕元のCD・MDプレーヤーで
聴く時などは、Qサラウンドを入れ、重低音を目一杯利かせ
出来るだけ音の丸みをもたせようと悪あがきしています(笑)

でも、いつかオーディオの再構築をする時の参考になります。
(それにしてもJBLとかボーズの欠片も出ないあたりさすが)

グールドの「遅さ」について・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/13 14:25 メッセージ: 1635
これは 1625 に対する返信です
nujikoa さんこんにちは、

前の投稿にレス入れようと思って(入れたつもりになって)
うっかり失念していました。

>フーガ951・・最後の息の長いリタルダンドの語り口

ですが、
この人(グールド)のリタルダントってちょっと独特ですよね。
自動車で言えばトップスピードから一気にブレーキ踏むのではなく
エンジンの高回転を保って、シフトダウンをかけるような・・・

それからグールドって、晩年になってから「遅さの効用」に
気づいたような、って誰かが言っていましたが・・

実際、ゴルドベルグのアリアや25変奏でも、フーガの技法にしても
この人の遅さ(アダージオなんか)には、何か確信犯的な「恣意」
を感じませんか?

才気煥発な若い頃の圧倒的なスピード感と晩年(81年頃)の遅さ
イタリア協奏曲の第3楽章と比べると、際だったものを感じます。

元来、アッチェレランドを好まない(晩年においても)グールドゆえ
リタルダントに関してはちょっと盲点になっていたかも知れません。

いずれにしてもバッハの作品って、下手な人が演るととてつもなく
チャチに聞こえるのですが、上手い人(天才?)が演ると
どんな語り口であっても素晴らしい音楽になります。

これ、とても不思議です。。。

グールドのフーガの技法、買いました
投稿者:skunjp
2002/ 8/13 17:41 メッセージ: 1636
これは 1634 に対する返信です
<mont54さん>

今朝ほどは大変失礼なことを書いてしまい
ました。

 >まあこれがチェンバロを聴くぎりぎり
  かなー。

お許し下さい。

想像力さえあれば装置は関係ないですね。

さて、昼休みにグールドのフーガの技法を
買いましたよ。フッフッフッ・・・(^o^)

実はこの演奏、前にFMで聴いたことがあ
ります。

ストイックかつファンタジックな演奏との
印象でした。

ちゃんとCD買って聴く機会ができて、感
謝してます。\(^o^)/

明日、試聴記を書きますね。

re:グールドの「遅さ」について
投稿者:nujikoa
2002/ 8/14 1:20 メッセージ: 1637
これは 1635 に対する返信です
mont54さんのご見解、全く同感にしてうなずくことしきりでした。
ゴルトベルクなら第15変奏も驚きですね。
「遅さ」が生きているうえに、全曲にわたる長ーいリタルダンドをかましてます。
ア然!
序曲(16変奏)=「おはよう」の目覚まし…の前に位置しているので、なお効果的です。
…確信犯的ですね〜(^^)

「天才の語り口だとよい音楽に…」も同感でした。
無伴奏Vnの古楽演奏がまだクイケン旧盤しかなかった頃…ビルスマがピッコロチェロで弾いた演奏の方が格段に面白くて驚いたのを思い出しました。
要はauthenticうんぬんではなく、腕次第、なんですね!(^^)

ヴァルヒャの平均率(エムシュ) 
投稿者:skunjp
2002/ 8/14 9:54 メッセージ: 1638
これは 1 に対する返信です
昨夜PCMラジオで、ヴァルヒャの平均率全曲が放送されました。

これは、おなじみのアンマーチェンバロでの演奏(EMI)ではなく、
その後、ヴァルヒャが歴史的楽器に目覚め、そのタイプの楽器(エム
シュ)で録音したアルヒーフ盤。 

最近、再発売された話題盤です。

ちょうどレッスンの時間だったので、録音しながらつまみ聴きしまし
たが、これは何という平明な演奏なのでしょう。

最晩年のヴァルヒャは、バッハを弾くときにひとつの「恍惚境」に
遊んでいたのではないかと思いました。

それは、演奏として聴かれることさえ意識しない純粋な境地・・・

ヴァルヒャは「バッハと自分しかない世界」で淡々と音符をつむぎ
出すのです。

確かに、アンマーの時のような「覇気」「力」はありません。

しかし、それに優る神々しいような「安心立命」の音楽は、僕に
深い慰めを与えてくれました。

なぜか、mont54さんの書かれた、「見渡す限りのお花畑」を連想
しました。

録音も優秀。耳にうるさいところがいっさいありません。

(欲しいなー、欲しいなー)

また病気が・・・

宇宙的なヴァルヒャ
投稿者:skunjp
2002/ 8/14 10:10 メッセージ: 1639
これは 1638 に対する返信です
たとえばレオンハルトなどは、アゴーギクを駆使しリズムをたわめて
出来る限り「音符間の結びつき」を緊密なものにしています。

その結果「はがねのような緊張感」あるいはその正反対の、草書体の
「優美な、なよやかさ」が表現されます。

これはこれで素晴らしい・・・(^o^)

しかし、ヴァルヒャは全く逆。

「音符間の結びつき」をできるだけバラケさせ、ほぐすような、独特
のリズム処理をしているような気がします。

その結果、聴く者をいたずらに緊張させない、おおらかな、しみじみ
とした演奏になっています。

しかしその「しみじみ感」は単なるユルフンではなく「宇宙の鳴動」
を感じさせる境地にまで高められおり、まさに「天才のわざ」としか
言いようがありませんね。

凄い・・・ (^^;;

ヴァルヒャの平均律,私も半分
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/14 10:25 メッセージ: 1640
これは 1638 に対する返信です
聴きました.
4時間半は付き合えなかったので,第一集の方からところどころ聴いただけですけど.
バッハって,聴いていると心がチューニングされるみたいで気持ちがいいですね.
でも,私はあまり長くは聴けません.
そう考えると,20分くらいのカンタータを毎週聴くというのは,とっても贅沢だし,理にかなっているかもしれませんネ.

そうそう,私,平均律はあまり持っていないんですけど,その中でもチェンバロは一つも持っていないことに気がつきました.
チェンバロCD第一号として欲しい気もするけれど,スコット・ロスの演奏も気になります.

ところで,「平均律」の調律がヴェルクマイスター,等分平均律,ミーントーンなどのどれか,聞き分けられる耳をお持ちの方はいらっしゃいますか?

> skunjpさん,
小さなことですが,かな漢字変換のデフォルトを「平均率」から「平均律」に変更しておくといいです.

ヴァルヒャの平均律
投稿者:imyfujita
2002/ 8/14 10:46 メッセージ: 1641
これは 1640 に対する返信です
ヴァルヒャは16歳の時に失明しておられるので、いわば暗譜でバッハの鍵盤曲をたくさん演奏しています。なにか特別な世界を感じます。ところで、ヴァルヒャは平均律の録音では半音低く等分平均律で調律したチェンバロと使っていたと私は分析しました。
それから、等分平均律と純正律の違いがわかるデータも作ってみました。純正律の演奏は音が単純できれいですが、いくつかの特定の音がハーモニーに吸収されてしまって、多少違和感があります。その点、等分平均律の方が、旋律及び和声ともに面白く聞くことが出来ます。

皆さん、おはようございます。
投稿者:mont_54
2002/ 8/14 11:10 メッセージ: 1642
これは 1 に対する返信です
今日は久々に盛況ですね(^^)

<nujikoa さん>
う〜〜〜ん。(大いに唸る〜)

第15変奏の全曲に及ぶリタルダンド〜ですか。
凄いところを見ていますね・・今まで意識してなかったー(^^;
な〜るほど〜、これでゴルドベルグ前半の終尾を飾るんですね?
言われてみれば、それが絶大なフェードアウト効果に取って替わってる!
その後、付点リズムを利かしたフランス趣味の序曲・・

参りました。剣道でまともに突きを一本喰らった感じです。


<skunjp さん>
ヴァルヒャの「平均律アルヒーフ版」
実はこれ、私が今大いに狙いをつけているヤツなんです。
確かお値段が1・2巻セットで六千と幾らかですよね。

アンマーによる平均律(EMI)が1・2巻共各2800円なので、
若干割高なんですが、でもお陰様で踏ん切りがつきました(笑)

その上、これまで
レオンハルト=荘厳
ヴァルヒャ  =慈愛
と感じていた「違い」の秘密が丁寧な解説によって、はっきりしました。


<drei_sonne さん>
たしか、初めましてですよね?(違っていたらごめんなさい)

>心がチューニングされるみたいで気持ちがいい・・

本当にそうですよね。
でも私は歌曲モノには本当に疎くて(それだけでもないんですが・・)

>20分くらいのカンタータを毎週聴くというのは

これ私にとってもいい方法かも知れません。


<imyfujita さん>
ヴァルヒャの視力障害について・・
たしかあの人は完全失明する以前も、視力が弱いので
譜面に顔をつけるように読み、そして単一声部ごとに弾き憶えて
最後に合わせる。といった努力をしていますよね。

ヴァルヒャの失明(あるいは弱視)ってヴァルヒャの演奏に
果たしてどういう影響を与えたんでしょうね?

生きることは音楽〜ヴァルヒャ
投稿者:skunjp
2002/ 8/14 12:39 メッセージ: 1643
これは 1642 に対する返信です
<drei_sonneさん>

お久しぶりデス。

「平均率?」テヘヘ・・・ずっと気付きませんでした。(^^;;)ゝ
ご指摘有り難うございます。

お聴きになりましたか、ヴァルヒャ?

僕は、スコット・ロスの平均律は聴いたことがないですが、大体
想像がつきます。(不遜・・・?)

で、先日までギルバートの平均律が欲しかったのですが、ヴァルヒャ
の新盤を聴いて大いに心揺れています。

しかし「心がチューニングされる」とは、秀逸な表現ですね。
これ、一生忘れられないですよ。

それにしても、この掲示板はためになります・・・


<imyfujitaさん、mont54さん>

「ヴァルヒャの視力障害と演奏について」。

う〜ん。これも、なかなか考えさせられるテーマです。
僕らは見えて当たり前の世界なので、思いも及ばないことでした。

あくまで僕の想像ですが、ヴァルヒャにとっては、バッハの音符たちが
失明の暗黒の中で、明滅する星々のように光り輝いていたのかもしれま
せん。

つまりヴァルヒャは視覚障害ゆえに、常人が絶対に知覚し得ないほどの
リアルさでもって、「バッハの音組織」を手に取るように見ることがで
きた。

それを音化したわけです。(想像ですよ、想像・・・)

とにかく、ヴァルヒャにとって、音楽は世界のすべてであった。
生きることは、音楽であった。 

完全失明以後は、ヴァルヒャの母親が、結婚後は奥さんが、声部をひとつ
ひとつ弾いて、それを頭で組み立てて暗譜したそうですね。

・・・涙ぐましい話です。

うちのかみさんにこの話をすると、ふ〜ん、と神妙な顔をしてました。

Fagius復権!ノイマスターコラール
投稿者:skunjp
2002/ 8/14 16:47 メッセージ: 1644
これは 1643 に対する返信です
毎年お盆の時期はヒマです。\(^o^)/

あまりヒマなのも業績的にはアレですが・・・(-_-;)ゝ

まあ、しかしバッハを聴いていると浮き世の憂さを忘れます。

「何とかなるよ!」とバッハ先生が言っているようです。


さて、ブリリアント Hans Fagius のオルガン全集ですが、
ここんとこ毎朝、ノイマイスターコラールを聴いています。

当時のオルガニスト、ノイマイスターが編纂したコラール集
ですが、80年代にバッハの真作を多く含むことが判明しました。

どのみち、若い若いバッハの作ですが、大巨匠の出発点として
聴けば、ナイーブな魅力があります。

このノイマイスターコラールは、コープマンで聴くと手練手管を
つくしたコクのある巧さがいまいちフィットしません。

アランも彼女の特徴<理詰め>がちょっと欠点に感じられる。

その点、Fagiusは良いですな。うん。

伸びやかでナイーブなすがすがしさと言いますか、このオルガ
ニスト、徹底して貴族的なんですよ・・・

ひとことで言えば「品がいい」。

品の悪い私めゆえ、なかなか理解できなかったでしょう(^^;;

とりあえず、「Fagius復権」宣言をしておきます。

盲目の演奏家
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/14 20:38 メッセージ: 1645
これは 1643 に対する返信です
確か、鍵盤楽器奏者の梯剛之さんや、武久源造さんも目が不自由と聞いています。
昔の誰だったか琴を弾いていた人もそうですね。
やはりこういった方は聴感覚がきっと鋭くなるのでしょうね。
ヴァルハが、家族の協力を得て曲を習得したと言う話は、かつて読んだことがあります。
私なんか、そのまねをしろと言われる前に、自分の境遇を嘆いてもっとふてくされるかも知れません。

うーむ。なまじ目が見えると、心眼が見えなくなる。
反省すべき事と思っております。
塙保己一という人も盲目だったそうですが、すごい業績を残しています。
「目の見える人が、私のように目の見えない人に道をたずねる」
とか、言ったそうな。
知ったかぶりで、バッハに関係のないことを言ってしまいました。
お許しを。m(_ _)m

RE:盲目の演奏家
投稿者:mont_54
2002/ 8/14 22:54 メッセージ: 1646
これは 1645 に対する返信です
wadakamaru さん、こんばんわ

今しがた帰宅しました。

盲目の演奏家についてですが、私はこう考えています。
ヴァルヒャの場合は弱視といえ、確か17歳頃?までは
見えていた。つまり、この世界でよく言われる「途中全盲」
というパターンですよね。

途中全盲は先天的な、あるいは物心つく以前からの全盲に比べ
ある意味でとても危険で苦悩も多い。と聞いたことがあります。
(健常者の私が偉そうに言える話ではありませんが)

ヴァルヒャ自身、自分が全盲であることで聴衆から同情を
得るのを潔しとせず、極力かくしておいてくれるように
関係者に伝えていた、と聞いたこともあります。

そのせいもあってか、バルヒャの境遇と彼の音楽との間の関係には
ちょっと解らない部分が多いな、と考えていた次第です。

>昔の誰だったか琴を弾いていた人

は宮城道雄の事ですよね。きっと

邦楽ファンならずとも一度は、いや毎年正月には聴いた経験のある
名曲「春の海」の作曲者です。

この人、現在の邦楽に残した業績はもの凄いものがあります。
「春の海」作曲もそうですが、琴の中でもベースやコントラバス
に相当する「十七弦」という琴の開発(発明)者でもあるのです。

すいません。僕も思わずトピずれでした。m(_ _)m

話変わって、先ほどヴァルヒャのアルヒーフ盤「平均律」を
買ってきました。 ウッシシシ・・

6600円(消費税込)でした、感想はまた後日。

(明日、日中は仕事でまたぞろ東京をチョット離れます)
おやすみなさい。

リリングのブランデンブルク協奏曲
投稿者:juncoop
2002/ 8/14 23:45 メッセージ: 1647
これは 1 に対する返信です
ヘンスラーのバッハ全集より

バッハ/ブランデンブルク協奏曲 ・ 管弦楽組曲

ヘルムート・リリング指揮 オレゴン・バッハ祝祭管弦楽団

この演奏、最近の演奏では、とても、いい演奏であります。
モダン楽器で、最近の古楽器による演奏のような、軽い演奏でもなく、
どちらかというと、20世紀の演奏に近い解釈ですが、そんなに重くもなく、とても好感がもてます。とても上品で正統な演奏でありまして、誰からも好かれる解釈ではないかと思いました。
リリングはカンタータ全集や世俗カンタータ集、宗教大作もこのヘンスラーで録音が出ており、特に世俗カンタータについては、手に入れたくなりました。シュライアーの全集とは、またちがった味わいがあります。そう言えば、リリングが来日した時のマタイとカンタータ第21番はとても感動したのを思い出しました。

聴きました、ウ゛ァルヒャ平均律。
投稿者:nujikoa
2002/ 8/15 9:58 メッセージ: 1648
これは 1646 に対する返信です
このトピの購買欲刺激力、強すぎます!(^^;
本題ですが、私は残念なことに、あまり幸福になれませんでした_;;
あまりに超然としていて、音楽と一緒に呼吸できなかった、というか…
どこが悪いの?と聞かれるとうまく答えられないんですが。
禅を組んでいて、悟りにほど遠い私は途中で足を崩したくなってもぞもぞ…そんな感じです。
修行が足らん!ですね。(^^;
レオンハルトで聴き直す。フレーズと一緒になって呼吸する気持ち良さ…
バッハからはいつも慰めや慈愛を得ていますが、クラウ゛ィーアに関しては(楽器の特性上)刺激を求めてしまう私なのかもしれません。

購買意欲を刺激されたskunの巻
投稿者:skunjp
2002/ 8/15 14:31 メッセージ: 1649
これは 1648 に対する返信です
購買意欲を刺激された私は、お昼休みにお茶の水ディスクユニオンに
出撃しました。

レッスン代でかせいだ軍資金をポケットに、お目当ては、平均律・・・

ギルバートか、ヴァルヒャのアルヒーフ盤。

さて、ございますかなーーー?

無かった、がっくり・・・・・(-_-;)
             
そんなに都合良くあったらmont54さんやnujikoaさんに悪いですよね。

しかししかし、そのかわりにギルバートのゴールドベルクがあるじゃ
あーりませんか。\(^o^)/

これ、以前から狙ってました。

その他にも、密かに狙っていたCDがザクザクでした。
おもなものは・・・

・ゴールドベルク変奏曲(ギルバート)  900円

・復元された協奏曲(クスマウル)新譜 1400円

・最愛の兄〜青年期のクラヴィア曲(ロバート・ヒル)1300円

・チェロ組曲(H・シフ)2枚組  1200円

・トリオソナタ(オルガン:カイ・ヨハンセン)1300円

・ブランデンブルク、管弦楽組曲(ミュンヒンガー)
 (新盤の方)         2枚    1000円

・ヴァイオリン協奏曲(アゴスティーニ/イ・ムジチ)800円

・パルティータNo.5、6(S・ロス)  600円

・ミサ曲ロ短調(ヤコープス)2枚組  1200円

・イギリス組曲(ドレイフュス)未開封2枚組 1800円 


軍資金を使い果たし、以上の獲物をかっさらうようにして、会社に
すべりこみセーフ・・・

あーあ、今日もいっぱい買ってしまった。
(少し自責・・・・(-_-;)

※しかしお茶の水ディスクユニオンって、吉祥寺よりお高くない
 ですか?
 

ハンディキャップと音楽
投稿者:skunjp
2002/ 8/15 14:53 メッセージ: 1650
これは 1646 に対する返信です
<mont54さん、wadakamaruさん>

生まれつきの全盲の方と、途中全盲の方の場合は、考えてみれば
全然違うのですね。

・・・ちょっと考えが浅かった (-_-;)

途中全盲の場合、次第に見えなくなる過程があるわけで、もの凄く
つらいでしょうね。

僕なんか耐えらないと思います。

しかしそれを耐えて、素晴らしい業績を残すことができる秘訣がある
とすれば、その人の超人的な意志力を別にすると、それは「信仰の力」
ではないかと思います。

武久源造さんがクリスチャンであることは知る人ぞ知るですし、
ヴァルヒャの場合も、あの演奏を聴くとき、真の神様の存在を知って
いたのではないかと思うのです。

でも、それにしても、そのような環境で音楽的な業績を残すことは
健常者にはとうてい想像できないくらいの、すさまじい格闘がある
のでしょうね。

一皮むけたリリング
投稿者:skunjp
2002/ 8/15 15:11 メッセージ: 1651
これは 1647 に対する返信です
juncoopさん、こんにちは。

リリングのブランデンブルク、管弦楽組曲
も良いですね。

リリングは、古楽の語法を研究し演奏に取
り入れ始めた80年以後は、それ以前に比
べると全く別人のようで、技術的、感覚的
な面では一皮むけましたね。

使用楽器はほぼモダンですが、へなちょこ
古楽系(そんなんあるんかい?)と比較す
ると、筋金入りの気迫と太い音楽性を感じ
させ感動的です。

ヴァイオリン協奏曲も良いですよ。

歌もの(カンタータ)は以前の方が、僕は
好きですが、でも世俗カンタータはきっと
良いでしょうね。

・・・歌手に凄い人が揃ってますし。

RE: 聴きました、ウ゛ァルヒャ平均律。
投稿者:skunjp
2002/ 8/15 15:31 メッセージ: 1652
これは 1648 に対する返信です
nujikoaさん、こんにちは。

実は僕も、お茶の水への行き帰りで、ヴァ
ルヒャ平均律をMDで聴きました。

で、nujikoaさんのおっしゃることも少し理
解できます。

ヴァルヒャにぞっこんの人以外は、あまり
一般的にお勧めできる演奏ではないと感じ
ました。

どこまでも続くお花畑が嬉しい人と、退屈
してしまう人に大別されるでしょうね。(^o^)

僕自身は、アンマーチャンバロの平均律全
曲+インヴェンション、シンフォニア+ゴ
ールドベルクのセットを2500円(何こ
の値段?)で買っていたし、新盤はMDで
すでに録音済みということもあり、取りあ
えずいいかー、って感じです。

もう少し年を取れば、凄く欲しくなるでし
ょう、きっと。

現在を生きるskunとしては、お楽しみは延
期にします。

それに・・・アンマーチェンバロとエムシ
ュでは、ヴァルヒャの楽器に対する接し方
がちょっと違う感じがします。

アンマーは糟糠の妻マリーア・バルバラ。
しっくりいってます。手慣れたもの。

エムシュはアンナ・マグダレーナ。
年若い妻の新鮮な魅力を、目を細めて楽し
んでいる感じ。(ちょっと年が違う?)

あんまりぼくの鑑賞力がないのかなあ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/15 17:38 メッセージ: 1653
これは 1648 に対する返信です
どうもバルヒャとリヒターは、メトロノームどおりで機械的って感じがするのですが。
(どっちも平均律はもっていませんが)

バッハはどうしたってレオンハルトみたいにいろいろ個性的なほうがすきなのですが。

同様に、グルダみたいにチェンバロを意識したピアノよりも、ニコラエワみたいにペダルは使う、時にはクレシェンドまで使うというピアノのほうが好きです。


★バルヒャの平均律は調律が平均律ではないのですか。私は耳ではわからないのですが、レオンハルトのレコードではバッハ以前はミーントーン、バッハは平均律と調律を分けてあるみたいで、こういうものかと思っています。(歴史的チェンバロは平均律だとちょっとにごるみたい。これはバッハ以前の作曲家の音が単純だからかもしれないのですが。レオンハルトでバッハ以外持っているのはフレスコバルディ、フローベルガー、スカルらティ、クープラン、ラモー、ルネサンス曲集です。)

等分平均律と不等分平均律
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/15 20:41 メッセージ: 1654
これは 1641 に対する返信です
imyfujitaさん,ありがとうございます.

> ヴァルヒャは平均律の録音では半音低く等分平均律で調律したチェンバロと使っていたと私は分析しました。

いい耳をされているんですね.
70年台の録音ですから,不等分平均律は使われることが少なかったとも考えられますでしょうか?

そのうち,1曲ごとに調律を微妙に調整した録音なんていうのも出てくるかもしれませんね.
いずれにしても,チェンバロはこまめに調律する必要があるわけですから.
それとも,そんな録音がもうありますか?

耳ではなくて
投稿者:imyfujita
2002/ 8/15 21:46 メッセージ: 1655
これは 1654 に対する返信です
> ヴァルヒャは平均律の録音では半音低く等分平均律で調律したチェンバロと使っていたと私は分析しました。
の方法はFFT(高速フーリエ変換)方で、ヴァルヒャの平均律の録音の中から、単音でなっているデータを切り出して解析した結果です。最初はWAVデータの波形を読み出して、適当な時間内の波の数を読むという作業で周波数を特定しようとしたのですが、音の波形は正弦波と違ってどんどん変化するので、どこからどこまでをとるかで結構誤差が出てしまうことがわかり、それでFFTを使うことにしました。このFFTの方法で、グレン・グールドもリヒテルも平均律に調律されたピアノを使っていたと推定しました。

こんな時間ですが・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/16 2:09 メッセージ: 1656
これは 1646 に対する返信です
皆さんこんばんわ〜

昨夜(?)は帰りが遅く(と言っても9時くらい)
疲れのせいか10時には寝ちゃって、さっき0時過ぎに目がさめ
(まだ睡眠障害が続いてるのかな?)
ヴァルヒャの平均律を聴いていて、ちょっと投稿したくなって・・・
(だから、実況生投稿に近いです)
言うまでもなく2回目のアルヒーフ盤平均律です。
(どーも人気は今ひとつ?みたいですね)

すいません。もの凄く衝動的な印象批評になりそう・・デス。

今、無性に哲学書が読みたい。そんな気分になっています。
では何を読むか? ヴァルヒャはドイツ生まれだから
カント?それともヘーゲル?あるいはライプニッツ?  
いいえ違います。(この歳でドイツ観念論はちょっとキツイです・・笑)

それは、デカルト「方法論序説」です。でも何故?

ヴァルヒャの平均律を聴いていて「理性」それもただの理性ではなく
「超越された理性」と言う言葉(概念)が頭の中に思い浮かびました。

しかし、そもそも「理性」って何だったっけ?
で「デカルトに聞いてみよう」(結構短いし)という訳です。

しっかし、凄い演奏です(いや凄さを感じさせない凄さ)
少し音量を絞り気味にして、音源とちょっと離れた位置で聴く。
すると、何でもないように聴こえる音の進行(無機的にさえ)に、
とてつもない何か、理性をさえ超越しているような何かがあるような・・

老眼がかなり進行している我が身ながら、本を読みたくなるなんて、
そろそろ秋が近づいてきた証拠かも?

メトロノミック・ヴァルヒャ?
投稿者:skunjp
2002/ 8/16 12:34 メッセージ: 1657
これは 1653 に対する返信です
sk2y_ngiさん、はじめまして。

 >どうもバルヒャとリヒターは、メトロノームどおりで機械的
  って感じがするのですが。

sk2y_ngiさんは、モダン楽器ではなく、古楽器の演奏を最初から
聴いてこられた、たぶんお若い方でしょうね。

若い方のご意見は視点が新鮮で、とても興味深いです。

モダン楽器派と古楽器派(雑な分け方ですが)の演奏様式を
ちょっと乱暴に比較してみると、

たとえば、タタタタと16分音符4つがある場合、古楽器派は
最初のタを、ちょっとテヌート気味に重く弾きます。
そして、残りの3つのタタタを軽く弾きます。

(すべての場合そう、というわけではないですが)

もっと大きな単位でみても、音楽的に大切な部分と、飾りの
部分をはっきり弾き分けて表現します。

つまり音符には「重い、軽い」「核心部分、飾りの部分」が
あるのですが、バロック時代はその差を凄く強調して演奏し
ていたという当時の理論書の記述にのっとって、古楽器派は
演奏するわけですね。

この古楽器派の演奏様式の結実として、バッハの音楽が「ロ
マンティックなべた塗り」から解放されて「舞踏のリズム感」
の息づく、かろやかな新鮮さに満ちた音のたたずまいを見せ
るようになってきたのは事実です。

レオンハルトはまさにこの古楽器派演奏様式の草分け。

彼の演奏の特徴、リズムの生き物のような伸縮は、詳細なフ
レージングと相まって、音楽を「リズム的に屹立させる」
ことに成功しました。

しかし僕ら旧世代としては、ヴァルヒャの演奏のような、
もっとトンガっていない、平静な表現も大好きなのですヨ。

旧世代には「機械的」には聴こえません。

・・・「世代」って不思議ですね。 (^o^)

グルダとニコライエーヴァ?
そりゃまた別の話なのかナー。(^^;;)ゝ

みなさん、こんにちは。
投稿者:skunjp
2002/ 8/16 15:09 メッセージ: 1658
これは 1656 に対する返信です
<drei_sonneさん>

>1曲ごとに調律を微妙に調整した録音なんていうのも出てくる
 かもしれませんね.

うろ覚えですが、レオンハルトが平均律を録音した際、調性と、曲調
に応じて、曲ごとに調律し直したという話を聞いたような気がします。

それはそうと、スコット・ロスって、良いですねー。\(^o^)/

僕は以前、彼の鬼気迫るライブ録音を聴き、それ以来恐れをなして
敬遠していたのですが・・・

今回、パルティータを聴いて、巨匠風なスケールの大きさ、風格、
それに加えて、細やかであたたかな「歌ごころ」に感銘を受けました。

とても存在感のあるチェンバリストです。

drei_sonneさんの書き込みがなかったらたぶん、聴かなかったでし
ょう。有り難うございました。

<mont54さん>

大丈夫ですか。書くとよけい眠れませんよ。(^o^)

しかし、深夜ひとりバッハを聴くのもまたオツなものですね。
いつもはきこえない音が聴神経にしみ込んで来る。

バッハトピにデカルトとは凄い!(^^;;
まあバッハも、ルター等の神学書を多く読んでいたようですが。

「超越された理性」・・・わかるような気がします。

ヴァルヒャの音楽は「人間の世界」を超えてますよね。
僕は特に、オルガンコラールにそれを感じます。

<天体の運行>が聴こえてくるような・・・


それでは皆さん、月曜日までサヨウナラ。

新進のチェンバリストの演奏を聴いてね。
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/17 21:14 メッセージ: 1659
これは 1658 に対する返信です
ヴァルハのことで、お話が盛り上がっているところなのですが・・、

どうもいけません。
本当は、ムーミン谷のスナフキンみたいにかっこよくやりたいのですが、
へそ曲がりのミーのようなキャラクターで、申し訳ありません。

以前どなたかがお薦めしていました、フリッシュという人のゴルトベルク(Alpha014)が今日手に入りまして、
これを聴きつつ思ったのですが、ヴァルハ、リヒター、グールドも大変結構なのですが、
むさ苦しい昔のおっちゃん達の演奏はちょっとおいといて、
うら若き女性の演奏もお聴きなっては如何と思うのです。新進の男性も含めてですが。
ルセでさえもうおっちゃんのグループに入るこのごろ、
バッハの曲を演奏しているかどうかは分からない演奏家もあるのですが、
先に上げたフリッシュ(Frisch)、ほか、Yates,Cerasi,Duetschler,Sone,...
もうベテランの Baumont,Verlet,...
思いつくままに書き上げていますので、バラバラでほかにもたくさんいますが、
この人達が作り上げている世界も、まあ聴いてあげてやって下さい。
時代は新たな展開を見せていて、過去の栄光をとやかく言っているうちに、
若い人たちは、新たな世界を創造している、と思うのですが・・。

お盆休みも終わりに近づき
投稿者:juncoop
2002/ 8/17 21:35 メッセージ: 1660
これは 1 に対する返信です
こんばんわ、残暑厳しいですよね。
お盆休みで、juncoop の BACH1000もなんとか、BWV4までいっております。 まだ?と言う声も聞かれる今日この頃。
バッハのカンタータも200もあれば、傑作もありーの、そうでない曲も有りの、
しかし、やっぱりバッハはいいですよねーー。

チェンバロ作品が話題になっておりますね。BACH1000でもいずれ 演奏を紹介していきますが、インヴェンションを1曲ずつ紹介していくのもちょっとねーーー。やはりまとめて、2声 と3声のシンフォニアの2つに分けて紹介するとします。
しかし、インヴェンションの8番は名曲ですよね。一番 2声の中では、好きな曲です。
それから平均律なんですけど、ヴァルヒャのアンマーチェンバロかエムシュとリュッカースによる演奏も悩みますねーー。
どちらも捨て難い!!

re:新進チェンバリスト
投稿者:nujikoa
2002/ 8/17 23:21 メッセージ: 1661
これは 1659 に対する返信です
wadakamaruさん本当に多彩に聴いておられますね。
リストを参考に、少しずつ聴いていこうと思います。
VaumontやSoneで聴いたような(あるいはそれ以上の)「チェンバロが喜んでいる!」素晴らしい演奏を求めて…。
その点で、レコード店の選曲(選ディスク)には多いに注文ありです。
クラシックコーナーでは、「今かかってる演奏、最高!これ誰のCD?→聞いたこともない名前だけどすごい若手が居たもんだ、買って帰ろう」
という掘り出し物体験をした記憶があまりありません。
「音楽を愛するバイヤーが認めた、こだわりの1枚」を、もっとかけて欲しいですね。

フリッシュのCD
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/18 19:46 メッセージ: 1662
これは 1661 に対する返信です
nujikoa さん、
いろいろ聴くけど、バロック以外は聴かないし、また掘り下げも浅い。
「ちゅうとはんぱ」やなあ。と吉本の漫才師のようです。

私も、店で流れていた曲を聴いて思わず買ってしまったことが何度かあります。
店で衝動買いするとダブったりするので、出来るだけ計画的にリストを作って買うようにしているのですが、
直(じか)に耳に入ってくる曲を聴くと、「これはいいなあ」なんて思ってしまうと、ついつい手が出るものです。
この間もそんなCDを買ってきて、今も聴いていますがこれは掘り出し物でした。バッハではありませんが・・。

ボーモンや曽根さんはバッハのCDを出していて、私も1枚ずつですが持っているのですが、
多くの女流演奏家は、フランスのクラヴサン曲の方を手がけていることが多いようです。
と。またトピずれになってきたので、本題へ戻します。

フリッシュのCDの件ですが、このCDは二枚組だったので、
ゴルトベルクを前半後半を2枚に分けているのかと思っていたら、違っていたのです。
ゴルトベルクは1枚目で77.5分かけて演奏し、2枚目はたったの25分なのです。
でもこのCDは、ジャケットも凝っていますが企画も凝っていて
「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題に基づいていると言われるBWV1087と、
ゴルトベルク最後の変奏曲「クオドリベト」に使われた2つの元の歌が入っているのです。
ちょっとマニアックなCDです。興味がお有りでしたらどうぞお聞きになってみて下さい。ちょっと高いですが。
この Alpha とかいうレーベルは概して一風変わった編集というか企画が多いようです。

BWV1087のカノン
投稿者:nujikoa
2002/ 8/18 23:22 メッセージ: 1663
これは 1662 に対する返信です
wadakamaruさん、フリッシュも他の人も店頭では見当たりませんでした(-_-;
根気よく探してみます。
でも、BWV1087(ゴルトベルク低音主題に基づく種々のカノン)は、聴いたことがあります。
ゲーベルMAKの、弦楽重奏+チェンバロによる演奏で。

なんとも不思議な曲ですよね。
聴いていて「大海原を一人泳いでいる」ような気分になりました。
アタマが空っぽになる感じ。(^^)
バッハらしい理屈っぽさもないし、息の長い歌もない。
ただひたすら波が寄せては返し…一種、現代のミニマルミュージックを思わせるようなところさえあります。
チェンバロ独奏だとどんな感じですか?

旧進のチェンバリストもええよ・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/19 10:38 メッセージ: 1664
これは 1659 に対する返信です
wadakamaruさん、皆さん、お早うございます。


「うら若き女性」ですか・・・いいですねー。 (^o^)ゝ

お近づきになりたいもんです。
・・・不可能であれば、せめて演奏を楽しみたいモンダ。

フリッシュはタワーで試聴しました。

とても爽やかな、それこそnujikoaさんが書いておられるような「チェ
ンバロが喜んでいる」風情の演奏でした。

しかし貧乏性の私めとしては、2枚組というのがネックになって・・・
うら若き乙女とお近づきになるのに、お金を惜しんではいけませんね。

そのうちジャケットをじっくり検分した上で、購入してさし上げまし
ょう。

さて、日曜日にギルバートのゴールドベルクを聴きました。
もちろん新進ではありません。
むしろ、むさ苦しい昔のおっちゃんです、はい。・・・(-_-;)

しかしこれが、演奏内容は「うら若き乙女」なんですよ。

使用楽器は、いつもアルヒーフ録音で使う、凛とした音色のクーシェでは
なく、とろけるように柔らかいリュッカース(タスカン拡張、ベダール修
復)です。演奏もたおやかで、もうメロメロになりました。 (^o^)

ギルバートは、このほかフランス組曲、イギリス組曲、パルティータをハル
モニアムンディに録音してまして、数年前に全6枚組が超廉価で出てまし
たが、買い逃しました。・・・残念。


・・・今朝は、武久源造さんのゴルドベルクを聴きながら出社しました。
   (おっちゃんです)
   しかしこれは超名演ですね。いろんな仕掛けをして絢爛豪華ですが、
   それが音楽に直結している。

   録音も良い。凄みのある低音がビューン、ビューンと鳴って。
   ・・・ああ、快感。

日本人演奏家(CD)は総じてお高い・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/19 11:09 メッセージ: 1665
これは 1664 に対する返信です
と感じた事はありませんか?

すみません。朝からいきなり下世話な話題になってしまって・・

だからskunjp さんのように、中古物を狙うのも理にかなっている
と思いました。(^^;


武久源造氏といえば、この人のグールド評がとてもふるっています。

曰く「グールド、それはきわめて低温で燃焼する炎だ」

「どこまでも温度を下げていって、それでも燃焼し得るか?
の実験をしているみたいだ・・」のような話をされていた記事を
読んだ記憶があります。

あまりにも見事な「たとえ(表現)」に思わず感じ入ってしまい、
私の記憶に鮮明に焼き付いております。

ヴァルヒャの新・旧盤、聴き比べ・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/19 12:03 メッセージ: 1666
これは 1660 に対する返信です
juncoopさん、みなさん、こんにちは。


>それから平均律なんですけど、ヴァルヒャのアンマーチェンバロか
 エムシュとリュッカースによる演奏も悩みますねーー。
 どちらも捨て難い!!

そーなんす!!!    (・・・ポケモン風に(^^;;)ゝ

土曜日に1日かけて、楽譜片手にヴァルヒャの新盤(アルヒーフ)を
じっくり聴きました。

一部をヴァルヒャの旧盤(EMI)と聴き比べしました。
ご参考になれば幸いです。

まず、ヴァルヒャの新盤が、あまたの同曲異演と比べてどうなのか?
という話ですが、旧進の大御所ヴァルヒャ先生のこと、その手の演
奏はチトごかんべんという向きにはお勧めしません。

「ヴァルヒャが好きだ」「惹かれる」という方のみお読み下さい。
\(^o^)

さてさて、ヴァルヒャ「新盤 vs 旧盤」聴き比べ大会。
結論から言うと、新盤に軍配があがりました。(あくまで僕の場合)

焦点はまず、使用楽器ですよね。
アンマーはヴァルヒャにとって糟糠の妻。実にしっくり、スムーズな
弾きぶりです。

しかし録音が、アンマーを生かしていない。他のアンマー録音に比
べて「平均律」は低音に濁った感じがあり、そこが実に残念。

対する、リュッカース(第1巻)エムシュ(第2巻)は本当に鈴の
鳴るような麗々しい音。録音も優秀。うるさい感じがゼロ。

ヴァルヒャもこのヒストリカルを、いつくしみ愛でるような感じで
弾いてます。

次なる関心は、ヴァルヒャの技巧が衰えてないか?という点。
録音年は、旧盤が61年、新盤が74年ですので、13年空いてます。

あら探し的に聴きましたが結局「衰え」は感じられませんでした。
やはり勤勉なヴァルヒャさんのこと。地道にトレーニングを積んだの
でしょう。

さらに新盤の特徴は、曲によってやや遅めになっており、それはヴァ
ルヒャが日々の研鑽のなかで新たに発見した曲の魅力を、じっくりと
表現したいという意欲のあらわれでしょう。

もちろん旧盤も特に速い曲で颯爽とした「流麗な力」がありますので、
こちらが好き!という方もいて当然でしょう。

しかし、新盤は「ヴァルヒャの滋味」がさらに増強された演奏で、
すぐれた録音と相まって、僕の中では「勝負あった」感じです。

 (続く)

ヴァルヒャの続き・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/19 12:07 メッセージ: 1667
これは 1666 に対する返信です
数曲、具体例をあげましょう。


第2巻

・No4→ 憂いに満ちた曲想が、遅めの新盤ではさらに生きており、
      切々と<人生のたそがれ>を歌います。

・No5→ さっそうとしたファンファーレを思わすテーマですが、
      新盤では33〜40小節目をメゾピアノにいったん落
      とし、41小節目のテーマ再現がフォルテと目覚ましい
      効果を上げています。

・No6→ アンマーはドスのきいた低音で迫力があります。ただし
      ちょっと高音と低音の分離が悪く、濁った感じ。
      対するエムシュは低音がビューンと鳴り、高音はあくまで
      冴え冴えとした音で、対位法的描きわけが鮮やか。

・No7→ アンマーは全曲リュートストップ。最初は新鮮でも全曲
      では飽きる。エムシュは普通に弾いており、その方が、
      陰影感が出ますね。

全体に、新盤の方が曲によって遅くなっていますが、それは比類
ない <しみじみ感>につながっています。

さらに、旧盤は繰り返しの省略がありますが、新盤では省略なし。
全部繰り返しており、その繰り返しの「入り」がまた良い。(^o^)

水泳の巧いターンを見るようで、<新しい展開>を予想させ、この
素晴らしい音楽をまた聴けるという、期待感と喜びに満たされ
ます。


これでもまだ、ヴァルヒャの新盤が嫌、という方は、ぜひ私にお譲り
ください。(どうですnujikoaさん、あるいは皆さん(^o^)

※メルアドはプロフィールの中・・・

ありがとう
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/19 13:43 メッセージ: 1668
これは 1657 に対する返信です
クイケンもそういう演奏だったですよねえ。こないだ日本人若手管楽器演奏家をFMで聞いたらレオンハルトのリズムそっくり。

レオンハルトのバッハはパルティータ6の特にジグが大好きで、遅いテンポながら彼のリズムがぴたりと決まりすごい緊張と推進力を生み出します。(ベートーベンみたい)

ニコラエワのバッハは旧派にぞくするということで(どっかWEBにOLD SCHOOLとありました)、これはかなり表情が豊か。(といって音楽は崩していませんが)グルダと比べるとロマン派と新古典派ってことになるのでしょうか。ニコラエワはバロックは意識していないと思います。

ぼくもファンですが、今でも旧派のフルトベングラーやメンゲルベルクの人気は高いようですよ。(特に前者は良く新譜が出るんで驚いています。死んで半世紀も経つのにね。)

skunjpさん喜んで下さい!
投稿者:nujikoa
2002/ 8/19 14:20 メッセージ: 1669
これは 1667 に対する返信です
ウ゛ァルヒャ盤お譲りします。(^^)
嫌…ではないのですが、昨日聴いたアスぺレン盤に完全にノックアウトされてしまったので。
(まだ第1巻しか聴いてないですが…。)
古楽的なアゴーギクはあくまで自然。わざとらしい感じがなく、すべてはメロディーを心弾ませて歌うために使われている感じです。
だから速い曲はひき締まっていてすばらしい推進力。
逆に遅い曲は「えっ?」と思うくらい遅いです。冴えた響きで瞑想の世界に潜ってゆきます。
ときどきアルペジョでリズムをほぐしてくれるのもポイントです。
「才能」系の演奏?のわりに、音色も表現も落ちついていると思います。

ニコライエヴァ、そしてグールド
投稿者:skunjp
2002/ 8/19 14:30 メッセージ: 1670
これは 1668 に対する返信です
さて午後の仕事前のウォーミングアップ!・・・

最近出たタチアナ・ニコライエヴァの3枚組(1,790円)は、
凄くいいです。(品切れしないうちに買うべきでしょうネ (^o^)

「Great Performance in Russia」のうちの一組で、いかにもチープ
なケースデザインですが、内容はビクター録音のものと同じ!!!

1枚目が、インヴェンションとシンフォニア。

2枚目が、イタリア協奏曲、ファンタジア、最愛の兄、4つのデュ
エット等。

3枚目が、トッカータとフーガニ短調、フーガト短調、コラール編曲
もの等。

特に2、3枚目が演奏、録音共に瞠目すべき充実度。
晩年のニコライエヴァはベートーヴェンでも<別世界>に飛んでまし
たが、ここでも、「洗練度」と「スケール感」が両立。

これはニコライエヴァの<英知>と<抑制>がなせる奇跡。
バロックを知らない、単なる「ロマンティックおばば」ではありません。


さて、グールドのフーガの技法!
朝食後に未完の終曲を聴きました。

そして頭にわき起こった空想・・・


・・・遠くに葬列が見えます。
それは次第に近づいて来るようです。

葬列は見ている私の方にどんどん近づいて来ます。

やがて葬列は私の目の前を通り過ぎます。
人々はもの言わず、虚空の一点を見つめています。

クローズアップされる顔、顔・・・

寡黙なひとりびとりに涙は見えませんが、
深い悲しみを背負っています。
それぞれが重い人生の歴史を表情に刻み込んでいます。

葬列は通り過ぎ、しだいに遠ざかります。
そして何の前触れもなく、突然消えてしまいました。


(僕はこの演奏にグールドの深い悲しみを見ます)

お言葉に甘えて・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/19 14:40 メッセージ: 1671
これは 1669 に対する返信です
nujikoaさん・・・

うわーっ、いいんスか、いいんスか・・・

\(^o^)/

ほんとに、後で返してくれって言っても、知らないッスヨ。

うほー、インターネットって凄いですね。

・・お有り難うございます。

では、相当のものをお支払いしますので、
土曜日、お会いしたときに・・・

それはそうとアスペレン・・・良いですか?
ディスクユニオンにもありましたよ。

まあ、でもギルバートの方が先・・・
どなたか譲ってくだされ・・・

(味をしめたskun・・・(^^;;)ゝ

古楽って反ロマンだったんですか
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/19 19:09 メッセージ: 1672
これは 1668 に対する返信です
私はハンマーフリューゲルでひいたメンデルスゾーン「無言歌」(デムス)をもっているんですが、あれはすごく表情が過多です。

でもレオンハルト一派はそうではないんですね。そういえばレオンハルトのインタビューでは、もうくそまじめ人間という感じ。チェンバロはピアノ見たいなやりかたでは歌えず、大音響で圧倒することも出来ない。なるほどロマン派には不向きですね。

考えてみれば、私はレオンハルトのリズムと音の響かせ方(彼の平均律のフーガのいくつかの厳しい表情は大変好きです。平均律で他人のチェンバロは聞いたことがないのですが。)がすきなのです。

グールド敬遠していたのですが
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/19 19:14 メッセージ: 1673
これは 1670 に対する返信です
探したら インベンションとシンフォニア、イギリス組曲、フランス組曲、ごるとべるく新旧 とありました。これから聞いてみます。(変な評論を読んだせいできかず嫌いになっていました。)

ニコラエワのフーガの技法はいいですよ。大変ロマンチックな演奏です。とくに旧盤の最後のフーガなどすごく思い入れたっぷり。新盤には音楽のささげ物も入っています。(彼女のバッハを聞くと、ピアノでもチェンバロみたいに声部をくっきりひき分けられるんだって事がわかります。)

ぼくはニコラエワのファンですが、あんまり同好がいないんで、ちょっと・・・って感じがしています。まあ Old School だから。

Re:BWV1087のカノン
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/19 20:17 メッセージ: 1674
これは 1663 に対する返信です
このCD、ゴルトベルクはチェンバロですが、BWV1087は、弦楽四重奏というのか、
ヴァイオリンとヴィオラと通奏低音のためのトリオと言ったらいいのだろうか。
なんだか、不気味な曲だなあ、という印象が残っています。
もっと聴き込むと、また印象が変わるかも知れませんが。
クオドリベトの原曲は、まさしく民謡で伴奏付きでカウンターテノールで歌っています。
なんだかテレマンの「忠実な音楽の師」にでてくる声楽曲を思い浮かべました。
当時のドイツの庶民の雰囲気が出ているのかも知れません。
単なる印象だけで、内実はよく分からないのですが。

「うら若き女性」は、
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/19 21:07 メッセージ: 1675
これは 1664 に対する返信です
ジャケットを見るだけでも楽しい。(^_^)
そんな、スケベ根性で聴いてる訳ではないのです。(数パーセントはあるかも)
おっさんとは違う感性があるな。と思って。 なんだか無理して言っているみたいだ。(^^;)

その昔は、色々な人の聴き比べをするほど余裕がなかったので、
誰かので聴けば、他の人の演奏まで聴こうという余裕はありませんでした。
誰が弾こうと、バッハはバッハなのだ。と思って。
ところが、まあ、これが微妙なところで、
そうだと言えばそうだし、そうでないと言えばそうでないのですが。
ということで、LP時代は、バッハのチェンバロ曲を網羅しようと試み、
結局大半はヴァルハで聴いたと言うことになるのですが、
話題にもある、アンマーチェンバロの音にやや不満があり、
ストップを多用し過ぎているのでは、もっとナチュラルに演奏して欲しい。
とか、あげれば色々文句も出てきます。
レオンハルト氏は、当時は思い入れが強すぎるというか、くどいというか、
なかなか馴染みにくかった思い出があります。
ギルバートは、なかなか聴けなかった「平均律クラヴィア曲集」に入っていないプレリュードとフーガが、
よくやく聴けてうれしかった。という思い出があります。この人の演奏はクセが無くて好感を持ちました。
武久源造さんのゴルトベルクは、どハデ過ぎてどぎもを抜かれてしまいました。
演奏も、録音もです。(^_^;)
CDになってからは、ルセとかヴェルレとかフランス系が多くなりました。
ほか、おばちゃんですが、ドレフュスもよく聴きましたね。
この人の、様々な作曲家の原作による協奏曲集を手に入れたときは感動でした。

個性的な人は、びっくり仰天し、そうでない人はどれも皆似たようなものだ、と思い、
いったいあんたはどんなのがいいのだと、自分につっこみをしたくなります。
まあ、ムーミン谷のミーのようなキャラクターですので、お許しを。

Re:日本人演奏家(CD)は・・
投稿者:wadakamaru
2002/ 8/19 21:21 メッセージ: 1676
これは 1665 に対する返信です
まさしく同感です。
聴くところによると。本と同じで再販制度に問題があるとか、
本の場合は、日本語という大きな障壁があるのですが、
CDの場合は障壁がないため、いくらでも外国から入ってきます。
色々言いたいことがあるのですが、書きだすと1時間くらいかかりそうなので、
要約すると、オマケのような日本語訳をつけただけで、輸入盤なら2千円程度のものが、
2千5百円から、場合によっては3千円近くになるなんて、ちょっと暴利です。
あるいは企業努力が足りない。再販制度に甘えている。
どこかの業界と似ているところがありますが、あまり言うと過激になるので、ここらへんで抑えておきます。

re:古楽って反ロマンだったんですか
投稿者:nujikoa
2002/ 8/20 0:11 メッセージ: 1677
これは 1672 に対する返信です
sk2y_ngiさん、はじめまして。
レオンハルト先生の考えと音楽について「なるほど〜」とうなずかせて頂きました。
ところで私が思うのは、拡大解釈して「古楽=反'クラシック音楽'」。
20世紀後半の感覚による、今までになかった新しい音楽、だったんではないでしょうか…結局は。
それだけに創始者はトンカ゛ってました。
アーノンクール、リフキン、etc(ついでにマンロウ!)…

今ではすっかり成熟しましたよね。
時代の先端を走っていたジャズが今や「音楽学校で教える音楽」になったのと共通したものを感じます。
(良くも悪くも「習えば修得できる音楽言語」化した点。)

ロッチェ初聴き〜掲示板の醍醐味
投稿者:nujikoa
2002/ 8/20 1:05 メッセージ: 1678
これは 1677 に対する返信です
モダン楽器演奏はあまり数聴いたことのない私。
今日はロッチェ指揮のカンタータに初チャレンジ。
掲示板に感謝!です。juncoopさん、skunjpさんはじめ皆さんに背中を押してもらって新しい世界を知る。これぞ醍醐味。
…大口をたたきすぎました。(^^;\
カンタータは29番と119番。

いやぁ〜、いい、ですねぇ…! なにかホッとします。心から安心できる慰めの響き。
水もしたたる弦とトランペット。
トマス教会の合唱も暖かく包んでくれる感じ。
独唱も「巧そうに」歌わない良さ。
nujikoa、改宗!
…は、しませんが。(^^;
日本人らしく、雑食で行きます。

みなさんお早うございます。
投稿者:mont_54
2002/ 8/20 11:04 メッセージ: 1679
これは 1677 に対する返信です
こんなモノを見つけました。

http://www.mars.dti.ne.jp/~verdi/19990221.HTM

グールドのゴルドベルグについて語っているページですが、
ほとんどといってもいい程、私の考え(感想)に近いです!
まさに「我が意を得たり」の感。(お暇な時にでも是非どうぞ・・)


sk2y_ngi さん初めまして、

ニコラーエワは私もお気に入りです。この人バッハはずいぶんと
手掛けていたんですよね?(チャイコのp協なら持っている)
イタリア協奏曲は聴きました。素晴らしい語り口だったと思います。
もうちょっとまじめにCD集めてみようかな?と思います(笑)

グールドも是非聴いてみて下さい。
グールドファンにとって、ロシア系のピアニストは結構いけてます。
(ウゴルスキなんて大好き・・でもバッハ物はあまり見ないです)


skunjp さん、ヴァルヒャの平均律聴き比べですが

アンマーCHEMがちょっと旗色悪そう(笑)なので、私から一言。

「2巻 NO6.は ちょっと高音と低音の分離が悪く、濁った感じ。」
というのは確かに仰るとおりだと思いますが、
NO.12では絶妙のマッチングになっています。(今朝も聴きました)
これ(2巻 NO.12)は平均律中で私の一番好きな曲です。

2つの主題の巧妙な掛け合いをソナタ形式で展開するプレリュード
背中に翼が生えたように、自由な飛翔を思わせるフーガ。
バルヒャのアンマーは、音の減衰感がたまらなくいい・・・

大体7〜8分位でゆったり演奏する人が多い中で、グールドは
何と3分18秒で駆け抜けます。でも決して早すぎる印象はなく、
実にミステリアスで麻薬的な(魅力あふれる)演奏です。


wadakamaru さん

>企業努力が足りない。再販制度に甘えている。

おお、わが同志! もっと言ってやって下さい。
(自分じゃ度胸がなくて言えない・・・情けナ〜)
でも、ホントもっとお手頃価格にした方が売れると思うのに・・・
ですよね?


nujikoa さん

>ジャズが今や「音楽学校で教える音楽」になった

ジャズって昔から何か一見自由そうでいて、どんなアレンジでも
一カ所あるいはワンフレーズだけは原曲のそれを再現する、
というか自由の中であえて束縛を求めているようなところがあり

その点、クラシックは初めから楽譜の制約の中で、演奏者個人の
アイデンティティを外に向かって解き放う、という主体性を感じ、
一体どっちが自由なのか知らん?

と常々疑問を抱いておりました。私的には・・・

あまり顔のこと言うと、セクハラ?
投稿者:skunjp
2002/ 8/20 11:24 メッセージ: 1680
これは 1675 に対する返信です
皆さん、お早うございます。 \(^o^)/

中途半端な台風が通り過ぎて、抜けるような青空が広がっています。
秋の匂いが、かすかにしますね。

<wadakamaruさん>

ご紹介しておられた新進チェンバリストの中の、ソフィー・イェイツ
は、僕も持っています。

これなんか、ジャケットで買ったくちです。・・・(^^;;)ゝ
ほっぺたのふっくらとした可愛い人ですね。

年齢的には熟女に片足つっこんだくらいか・・・でも、神秘的な
まなざしがいいですね。(本人も意識して、武器にしておられる)

そうそう・・・音楽の話 (^^;;  
最近出たラモーも、とても良いです。エレガントで。

レコ芸の批評はさんざんですが(服部大先生)、批評の世界も
老大家の先生方は、お早めに引退して欲しいですね。

それから、同曲異演盤の聴き比べは、音楽の醍醐味ですね。

今までなじんで知っていたはずの曲が、全く別の装いをもって、
立ち現れる。

僕にとっては、バッハの別の曲を知るに等しいインパクトで、
同曲異演盤は大好きです。

<sk2y_ngiさん>

ニコライエヴァは僕も好きですよ。

昨夜、ゴールドベルク変奏曲を聴きましたが、彼女は晩年の方が
良いですね。

抑制とスケール感が両立しています。

しかしこの人、細面の美人だったらまた別の評価があったかも
しれません。 (^^;;

ロシアの女性は若いときは天使のよう、中年以降はぶくぶく太り
出し、ごっつくなって、中には鼻ヒゲを生やす人もいるそうです。

(本当です)

アエロフロートのスチュアーデスは、ほとんどそんなオババで、
怖かったです。

・・・なんか今回、やけに顔にこだわってしまった。
   反省。

トンガリの最右翼、MAK
投稿者:skunjp
2002/ 8/20 11:27 メッセージ: 1681
これは 1677 に対する返信です
<nujikoaさん>

トンガってたと言えば、ムジカ・アンティカ・ケルンなんか
最右翼ですよね。

リーダーのゲーベルのイガグリ頭、きつい眼光を見ていると
この人、鉄の意志のもと、非人間的なくらい練習をいっぱい
して完璧に仕上げる、という感じ。

それはそれで、アバンギャルドの魅力ぷんぷんで好きでした。
初めてこの団体の演奏をFMで聴いてぶったまげました。

確か、フランスバロックの作品集で、M.マレのサン=ジュヌ
ヴィエーヴ・デュ・モンの鐘が入ってました。

カセットに録音してしばらくそればっかり聴いてました。

・・・僕も若かった。

影響された僕は、(現代)フルートで、古楽器的な発音を
まねしようと一生懸命やりましたが、無理でした。

(才能の問題もあるが)現代楽器はビブラートをつけて
吹かないと、さまにならないのです。

この、ムジカ・アンティカ・ケルンも随分と丸くなりました。

ブランデンブルグ3番、6番の超特急でキレた感じは、以前
の彼らを彷彿させますが、それ以外はまろやかな響きで、今や
円熟の境地ですね。

ゴールドベルク、聴けば聴くほど・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/20 12:29 メッセージ: 1682
これは 1679 に対する返信です
mont54さん、こんにちは。

お勧めのHP覗いてみました。
面白いですねー。特に、下記の部分。

>私は最初に聴いたゴールドベルク変奏曲はグールドの物でしたが、
 決して違和感は無かったし、その後レオンハルト、リヒターとい
 ったオーソリティーらによるチェンバロでの演奏にも違和感を感
 じはしませんでした。これは、グールドの演奏が実は自然なもの
 でもあるということを意味するのではないかと思うのですが、如
 何でしょう?

これって、mont54さんの、「グールド=水」理論とほぼ同じじゃ
ないですか。

他にも面白そうなことが書いてありそうなので、お昼休みに読んで
みましょう。

しかし、ゴールドベルク変奏曲って聴けば聴くほど「深い」ですね。

そもそも、最初と最後が同じアリアで、ちょうど半分のところで
フランス風序曲があって、変奏曲の3曲目がカノンでとか、この
着想の凄さ・・・!

こんな曲、ほかにどこにもないですよね。

今、ギルバート、武久源造、クオシェビッチ、ルセあたりを中心に
楽しんでます。

武久さんは、wadakamaruさんによれば、ど派手 (^^;; という
ことですが、この人の場合、日本人離れした、何かヨーロッパ的な
血の濃さを感じます。

お顔をみててもスペイン人?って感じで、エネルギー感にあふれ
ていて、それがすべて音楽に生きているというか。

最近のヨハネ受難曲といい、四季(ヴィヴァちゃん)といい、着想
が<再創造>ですね。(ただし共演者に難あり)

クオシェビッチはポーランドの中堅で、古い中欧のしみじみとした
良さを感じます。落ち着いた古雅な音です。

CDアコードというポーランドの演奏家を紹介するレーベルですが、
無伴奏チェロ組曲を弾くバウアー、アルトのためのカンタータを歌
っているラッペなど、渋めながら実力の高い演奏家が揃っています。

http://www.dml.co.jp/classic/catalog/acord_cdlist.php3#DICA-24022

もちろん、ヴァルヒャも聴きます。

※平均律の件は、アンマーが悪いのではなく、録音が素晴らしさを生か
 してないということです。(^^;;

それから、ピアノでは、グールドは別格として、p・ゼルキンの新盤、
ペライア、ヒューットが良いですね。\(^o^)/

ニコラエワ JAZZ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/20 12:53 メッセージ: 1683
これは 1679 に対する返信です
○ニコラエワはロシアでのバッハとショスタコビッチの権威だったみたいで、平均律とフーガの技法、それからショスタコの24の前奏曲とフーガは2度づつ録音しています。(フーガの技法旧盤が大好きです)他録音しているのは、チャイコフスキーとベートーベンくらいかなあ。(ベートーベンはバックハウスのPソナタももっているんで比べているんですが、大分違いますね。かなり表情が豊か、ライブだから時々間違えています。)

チャイコフスキーのP協は持っていないのですがきっとアルゲリッヒのほうがいいでしょう。

アルゲリッヒのバッハはどうお思いでしょうか。私は彼女のバッハ大好きですが。


○JAZZの自由
JAZZは8小節一組で繰り返す和音(低音部)という基礎をもっています。(これ変な言い方ですね。まあ即興変奏曲です。)この形式はかなりできることが限られており、自由の制約となっています。

それにもかかわらず、一流のJAZZメンたるもの、他人と違うことをしなければならないということになっていますから、その曲を取り上げるはじめの人はいいのですが、すぐに変な演奏になります。

re:アルゲリチのバッハ
投稿者:mont_54
2002/ 8/20 13:30 メッセージ: 1684
これは 1683 に対する返信です
レスありがとうございます。

アルゲリチのバッハについては、以前このトピでも話題にした
事があるのですが、私が気に入ったのはトッカータハ短調BWV911
とてもヒステリックで且つ、奔放なバッハを聴かせてくれますネ。

あの人のピアノは、なにか自分のテクニックに対する絶対の信頼感と
いう基盤の上に立って、それに彼女特有の「感性」を乗っけている
ようなところがあって、
いかなる演奏においても、モチーフが散逸しない凄さを感じます。

それからパルティータの2番もヨカッタ〜♪

今後もますますバッハに取り組んで欲しいと思います。

それから
アルゲリチのチャイコ物ですが、ニコラス・エコノムとの競演。
「2台のピアノのためのくるみ割り人形」
がけっこう聴き物です。もっともこれは私がバレエファンのせい?


PS:ジャズについて

>その曲を取り上げるはじめの人はいいのですが〜

ナルホド・・勉強になりました。

オルガン探検家のHP
投稿者:skunjp
2002/ 8/20 15:51 メッセージ: 1685
これは 1684 に対する返信です
皆様、面白そうなHPがあったら、ぜひご
紹介下さい。

とりあえず僕から・・・

「オルガン探検家のHP」と言いまして、
少々軽いノリですが、国内外の「オルガニ
ストのプロフィール」は資料的に貴重で、
知らないオルガニストを調べる際に重宝し
てます。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~organ-ex/

自由、ジャズ、バッハ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/20 16:34 メッセージ: 1686
これは 1683 に対する返信です
mont_54さん
sk2y_ngiさん

自由でないジャズもあるし、制約から自由なジャズも、ありますよ。
で、
枠内にはまった演奏の中にも最高に味のある演奏もあるし、
自由なフォーマットでも、その自由を持て余しちゃってる駄演もある。
要は腕と、想像力次第…

この文の「ジャズ」をそのまま「バッハ(演奏)」に 置き換えても、見事に通じてしまうとは思いませんか?
##
クラシックの掲示板なのに皆さんジャズ体験があるとは、いかにもバッハトピらしいですね。(^^;

自由な演奏は、ハイリスク,ハイリターンの世界…だから面白い!

ジャズとバッハ
投稿者:skunjp
2002/ 8/20 17:04 メッセージ: 1687
これは 1686 に対する返信です
チック・コリアも「リターン・トゥ・フォ
ーエヴァー」では最初叩かれましたね。

制約したがるのはまず外部の人間?

キース・ジャレットもインプロビゼーショ
ンは素晴らしいですが、バッハのピアノ
(平均律)を聴くと、「もっと思いっきり
自由にやればいいのに」とか思ってしまい
ます。

何か自分で制約を加えているみたいな感じ。

キースのチェンバロはみずみずしくて、
とても好きなのに。

RE:ジャズ&バッハ
投稿者:mont_54
2002/ 8/20 17:23 メッセージ: 1688
これは 1686 に対する返信です
ジャズの巨匠たちが、功なり名を遂げてからは
揃いも揃ってバッハに回帰する。

というのも、大いにいわれのあるところなんでしょうね。
ジョンルイスなんか平均律に何度挑んだことか?
キースジャレット(ゴルドベルグなども有名)にしても・・・
まだ他にゴロゴロいますけど、今ちょっと思いつかない(笑)

やはりあれ(平均律)にはジャズのもつ特性(魅力)としての
「転調」のバリエーションというか、源泉があるんだと思います。

でも、ロックのキースエマーソンやその他大勢も同じか〜
ジャズに限って話をしてはいけない? (^^;

RE:キースのチェンバロ
投稿者:mont_54
2002/ 8/20 17:30 メッセージ: 1689
これは 1687 に対する返信です
おっと、投稿が一瞬かさなりましたね(笑)

キースのインプロヴィゼーションは「ケルン」と「ソロ」を持ってます。
それにあの人、
コンサート会場に平気でチェンバロを持ち込んだりしますよね。

仰るとおり、私もせっかくのバッハなんだから「もっと自由に弾けば?」
と感じます。

re:トンガリの最右翼、MAK
投稿者:nujikoa
2002/ 8/20 18:08 メッセージ: 1690
これは 1681 に対する返信です
skunjpさん

>アバンギャルドの魅力ぷんぷん...
MAKの概説、もう
「完」にして「璧」でしたね!

MAKが大好きなうちは、やっぱり「おぬしもまだ若いのう」なんでしょうかね...(^^;;

最近の「円熟の」MAKでは、
クリスティーヌ・シェ−ファーと組んだ
結婚カンタータ+カンタータ51番
が、良かったです。
バックのMAKがチャーミングにして遊び心満載。
スタジオ録音なのに、「自発的に音楽する喜び」がむんむんと伝わってきます。
強烈なアッチェレランドをかけてる部分まであり、掟破り...なんてことを考えてるヒマもなく「あっぱれ!」と拍手してしまいます。
音楽はやはり聴くより「演る」に限る!
できる人はうらやましいなぁ...と思ったものです。

「うら若き女性」
投稿者:imyfujita
2002/ 8/20 18:48 メッセージ: 1691
これは 1675 に対する返信です
ゴールドベルク変奏曲の録音をした人で、 「うら若き女性」は熊本マリさんです。ファンクラブに入っているので、マリさんと書かせてください。ジャケットの写真は素晴らしいの一言。マリさんはグールドに直接会うことが出来た数少ない日本のピアニストです。唯一のかもしれません。演奏はグールドと対抗するというところがないのでこれも素晴らしいの一言。気持ちよく聴かせてくれます。皆さんも一度おためしください。

ヨハネ と クリスマス・オラトリオ
投稿者:juncoop
2002/ 8/20 20:13 メッセージ: 1692
これは 1 に対する返信です
また買ってしまいましたーー。病気です。

クリスマス・オラトリオ

リリング指揮 3枚組 ヘンスラー 1600円

ヨハネ受難曲

ロッチェ指揮 聖トマス教会 2枚組 2000円

どちらの演奏もとても良かった。

やっぱり バッハはいいですよね!

しかし、バッハのCDのために破産するのでは?

nujikoa さん
投稿者:juncoop
2002/ 8/20 20:20 メッセージ: 1693
これは 1678 に対する返信です
こんばんわ

いや〜 ロッチェの29番と119番ですか。私も持っておりまして、特に119番の冒頭合唱は荘厳でいいですよねーーー!!

29番のシンフォニアは結構、地味で素朴な演奏なんですけど、あの無伴奏ヴァイオリン 3番 プレリュードの編曲は、実は、もっと派手な演奏がありまして、今は廃盤のアランのオルガンとパイヤールによる演奏や、ドイツ・バッハ・ゾリステンによる演奏は、輝かしく、格好いい、演奏です。
一度聴かれてみてはいかが?

juncoopさん
投稿者:nujikoa
2002/ 8/20 21:31 メッセージ: 1694
これは 1693 に対する返信です
カンタータ全曲紹介シリーズ楽しみに読んでいます。(^^)

29番のシンフォニア
>今は廃盤のアランのオルガンとパイヤールによる演奏や、ドイツ・バッハ・ゾリステンによる演奏

しかしこの手...いま店頭ではなかなか手に入りにくいんですよね...
ずらり並ぶ背表紙?の面積でも、すっかり古楽派の方が幅を利かしています。

29番のシンフォニアで他に気になっているのは、サックバッツ&コルネッツのアンサンブルが最近出したCDです。

でもどれもこれも買っていたら、本当に破産する〜(;;
前回目にしたときは、迷った末、泣く泣く棚に戻したのでした。

リヒテルとシャフラン
投稿者:skunjp
2002/ 8/21 10:34 メッセージ: 1695
これは 1 に対する返信です
みなさん、お早うございます。

昨夜はPCMラジオで、リヒテルのバッハコンサート(ライブ)と、
ダニール・シャフランのガンバ・ソナタをやってました。

両方ともMDでgetしました。 (^o^)

ちなみに、僕のカキコにしばしば出てくるPCMラジオとは、
CS−PCM放送という有料のデジタルラジオのことです。

月600円の聴取料で、24時間クラシック聴き放題、毎月の新譜
の紹介もあり、お金持ちではない私めにとっては涙が出るほど
ありがたいシステムです。

大体これをMDで留守録し(狙い目はDAT録音)帰宅してから
編集すると、CDもどきの一丁上がり。

それを通勤途中(約2時間)で聴いています。

音質はCDを100点とすると、FM→カセットは65点、
PCM→MDのCDもどきは89点くらいかな。(甘い?(^^;;)

機械はアンテナ、チューナー両方で5、6万くらいでしょうか。
http://www.tfm.co.jp/MB/home2.html

番組表はこの中の「クラッシク7」で見れます。


○さて、リヒテルですが、フランス風序曲等がしみじみと弾かれ
ていました。

リヒテルの神がかり的な平均律を愛する者としては、特に楽譜を
見るようになった以後の彼のライブは良く理解できない世界です。

もっと、聞き込んでみます・・・(-_-;)ゝ

○ダニール・シャフランは名演でした。\(^o^)/

粋でフランス的としか言いようがないヴィヴラートがまず、心地
よく耳に入ってきます。しかしこの人の演奏はそれだけでなく、
確固たる構築力といい、気品といい、スケール感といい、このチェ
リスト、本当の名人ですね。

ダニール・シャフランは、あまりに巨大なロストロポーヴィッチの
陰に隠れる形で、大いに損したのではないでしょうか。

※ただし録音はロシアものらしく最悪のモノラル。

アンマーの甘〜い思い出
投稿者:skunjp
2002/ 8/21 12:48 メッセージ: 1696
これは 1 に対する返信です
約30年も前の高校時代の話ですが、音楽の先生宅によく遊びに行
きました。

・・・お嬢さんがあこがれの人だったのです。 (^o^)

そして、もうひとつの理由はそこでヴァルヒャのLPが聴けたこと。

(当時僕の家にステレオはなく、よく授業中に欲しいステレオの
 絵をノートに書いていました。)

そのLPは東芝エンジェル盤で、フランス組曲No1、パルティー
タNo1、イギリス組曲No3が入っていました。

アンマーチェンバロが何と甘く、せつなく聴こえたことか。

「闇夜の中で、銀線のように光る雨が、互いに触れあう音」

当時よく、チェンバロの音の比喩として思っていたことです。

田舎の高校生の僕にとって、見たこともないチェンバロは、
それこそ<天使の楽器>でした。

そして、それはまず、ヴァルヒャの弾くアンマーチェンバロの
音だったのです。

アンマーチェンバロの実物は、15年ほど前、ライプツィッヒ
に行ったときに見ました。

友人がバッハコンクールを受けに行った際、金魚のフンみたい
にくっついて行ったのです。

間近で聴いたその音は、かつてLPで聴いた以上の、甘〜い音
でした。

知らなかった演奏家があった
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/21 12:53 メッセージ: 1697
これは 1685 に対する返信です
Bernard Foccroulle
読み方もわからなかったのですが結構大家だったのですね。

Deutsche Olgel Musik といってシリーズでもっています。中古屋で1枚500円で買ったので、怪しい?と思っていたのですが。えんそうはなかなか。
この人、本当の専門は現代だったのですね。

Bachもたくさんあります。

キースのバッハはどうですか
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/21 12:56 メッセージ: 1698
これは 1689 に対する返信です
彼平均律をやっていますよ。ほかモーツアルトのCDもありますし、演奏会でバルトークをやったとか。

ぼくの持っているのはペルトとヘンデルです。クレメルと組んだ前者はもう*q)って音楽です。

JAZZの自由 バッハ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/21 13:20 メッセージ: 1699
これは 1686 に対する返信です
楽譜がないからJAZZは自由、確かにその通ですが、それは単なる入り口ではないでしょうか。どのようなルールにのっとるにせよ、あるいはルールを廃するにせよ、一番大事なことは立派な音楽を演奏するってこと。

そういった意味ではjazz もクラシックもないんでしょうね。

JAZZ側からの平均律へのアプローチですがですが、ジョンルイスのが面白いですよ。

(彼の奥さんはクラシックのピアニスト)時には奥さんと連弾、時にはソロ、時にはJAZZ風アレンジを入れたり自由にしています。ルイスは「バッハを現代に生かすひとつのやり方」「これこそが自分のバッハ」といっています。なかなか傾聴に値すると思います。

3時のお茶とフォクロール
投稿者:skunjp
2002/ 8/21 15:15 メッセージ: 1700
これは 1697 に対する返信です
sk2y_ngiさん、皆さん、こんにちは。
僕は3時のお茶の時間です。

ベルナール・フォクロール(Bernard Foccroulle)は次のような人
・・・だそうです。

1953年にベルギーのリュージュで生まれた。現在49歳の中堅。
リュージュ 音楽院でオルガンをユベール・スーホンブロートに師事。
卒業後は、オランダでグスタフ・レオンハルトに師事。

また、作曲をパリ音楽院でベッツィ・ジョラスに学んだ。一方、現代
音楽に強い関心を持ち、ア ンリ・プスール、ピェール・バルトロメ、
フィリップ・ボエスマン等の影響を受けている。

彼は現代曲だけではなくルネッサンス、バロック、ロマン派の音楽も
その演奏活動の重要な部分を占めており、特にバッハの作品は今も
なお演奏活動や CD録音を行い高い評価を得ている。

・・・バッハ全集がベルギーのリチェルカーレから出ています。
フランス古楽っぽい、しかも見通しの良い演奏をします。
僕も好きなタイプのオルガニストです。

ところで、リチェルカーレのロゴマークですが、何の絵なのでしょう。

怪物が叫んでいるような妙な絵で、だいぶ前から気になっています。
知っている方がいらっしゃれば教えて下さい。

キース・ジャレットのヘンデル:クラヴァイア組曲は良いですね。
ケルンコンサートを彷彿させる叙情的なナンバーもあります。

でも、平均律はちょっと・・・
昨夜、敗者復活戦で聴いてみましたが、良さがわかりませんでした。
若い人ならわかるのかナー。(-_-;)ゝ

キース・ジャレット
投稿者:nujikoa
2002/ 8/21 16:11 メッセージ: 1701
これは 1700 に対する返信です
>若い人ならわかるのかナー。(-_-;)ゝ

私は、あの「ケルン・コンサート」が弾かれた年に生まれました。(^^;
(記憶が正しければ...)

平均律1巻(ピアノ)は、もう何年も前に図書館で借りて聴いた覚えがあります。

記憶もあまり定かではありませんが
渋い演奏ですよね...
彼独特の美音が鳴りをひそめてしまって
ポコポコした音でボソボソと(?)弾いているのはちょっと残念でした。

でも、これはこれで結構いい演奏だなぁ、と、思いましたよ。
ナチュラルで、誠実で。

ファンタジックなフレーズでの呼吸がしなやかで聴き惚れた部分もありました。
例えば、
2番のプレリュードの後半
21番のプレリュード。
これは今でも印象に残っています。

Keith's Goldberg Variation
投稿者:sabadojp
2002/ 8/21 16:21 メッセージ: 1702
これは 1698 に対する返信です
キースのゴールドベルク変奏曲は、
かなり良いと思います。

nujikoaさん、喜んでください!
投稿者:skunjp
2002/ 8/21 16:26 メッセージ: 1703
これは 1701 に対する返信です
ならばキースの平均律差し上げましょう。

捨てる神あれば、拾う神あり・・・

その方がこのCDも幸福な余生を送れると
いうもの・・・

キースちゃん、ケルン・コンサートが弾か
れた年にお生まれになった、若いnujikoaさ
んちのCD棚で、幸せになってね。

ps.先ほど会社の休憩室で、お昼寝しな
がらリヒテルを聴きました。

ソナタ ハ長調BWV966(ラインケン原
作)が乗りに乗った圧倒的名演。この曲の
真価がわかりました。

続く名作イタリア協奏曲は、燃えてない普
通の演奏。リヒテルって変な人です・・・

フ〜、やれやれ・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/21 16:46 メッセージ: 1704
これは 1698 に対する返信です
皆さんこんにちは、遅ればせながら・・

実は会社のPCでウィルスが検出されました。
幸いウィルス・スキャンの検疫に引っかかってくれたので
被害はなかったのですが、修復騒ぎですっかり開店休業状態。

キースJねたに、すっかり乗り遅れちゃいました(^^;
今からでも間に合う?(オロオロ・・・)

昔、ソロコンサートがいいか?ケルンの方がいいか?
で友人と揉めた事があります(懐かしいなー)

彼の平均律は別の友人からカセットにして貰ったんですが、
昨日さがしても見つからなかった(トホホホ)

総じてキースのバッハは「とってもお行儀が良い」という印象。
(かなり正統派?的)

ゴルドベルグはピアノで演って欲しかった(個人的には・・)
そう、通奏低音に併せて足(もちスニーカー)を踏みならしたり、
ピアノの横腹を叩いたり得意のパフォーマンスで
(それでこそキースジャレットでは?)

まあ、この辺は「好み」ということでご勘弁を・・・(^^)

mont54さん
投稿者:skunjp
2002/ 8/21 17:33 メッセージ: 1705
これは 1704 に対する返信です
>足(もちスニーカー)を踏みならした 
 り、ピアノの横腹を叩いたり

アハハ、そりゃいい・・・(^o^)

キースってバッハの前に萎縮してません?
少なくとも<中年>の耳にはそう・・・

ヘンデルの時みたいに伸び伸びして欲しか
った。

・・・しっかし、チェンバロはいいですよ。

チェンバロだと生き生きしてますね。
不思議・・・?

ゴールドベルクも新たに、僕のターゲット
に入ってきましたなー。
(sabadojpさん、情報有り難うございます)

それにしても・・・ああ、お金が・・・ (-_-;)ゝ

ps.ウィルス対応ご苦労様です。

我が社もときどきあわてふためいてます。
全くどんなヤカラのしわざだ (~_~メ)

>バッハの前に萎縮・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/21 17:52 メッセージ: 1706
これは 1705 に対する返信です
って僕もそう感じます(中年共通?・・・笑)

ジャズミュージシャンとしては、やっぱり
クラシック・シーンに対してちょっと遠慮があるのかも?

でも考えたら、
私がグールドのあの「うなり」にまったく違和感を
覚えないのも、キースを聴いていたお陰かも知れません(^^;

だとすれば、キース様々です。

パリコンサート
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/21 19:10 メッセージ: 1707
これは 1705 に対する返信です
キースのパリコンサートって彼の即興対位法がたっぷり聞けるよ。

キース・ジャレットのゴールドベルク
投稿者:imyfujita
2002/ 8/21 19:59 メッセージ: 1708
これは 1702 に対する返信です
何年か前、私のゴールドベルク変奏曲のホームページでキース・ジャレットの演奏についてコメントして「ジャズ・ピアニストが弾いてみたらこうでした程度の演奏です」と書いたら、厳しい批判をいただきました。好きな人もおられるので、むやみな評価は控えなくてはと思い、その部分は削除しました。

Kieth Jarrett は私も好きです
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/22 0:51 メッセージ: 1709
これは 1695 に対する返信です
彼のBachはGoldberg Variationen しか持っていませんが,私は彼の演奏を聴いて気持ちがいいです.深刻でもなく軽すぎもせずという感じです.
チェンバロの演奏は,外出中にポータブルCDを聴くときによく持っていきます.
ダイナミックレンジが狭いことが幸いしています.
マーラーの交響曲なんて,戸外では最悪です.弱音を聴こうとヴォリュームを上げるとフォルテシモでひどい目にあいます.

今日は,私にとって懸案であったBerg のVn協奏曲を聴きました.最近,結婚で話題のMutterの演奏です.この曲,カンタータ60番を引用しているのだそうで,それを確認すべく,両者を聴き比べてみました.
それもこれもカンタータ全集があるおかげです.> skunjpさん

re:バッハの前に萎縮...
投稿者:nujikoa
2002/ 8/22 0:53 メッセージ: 1710
これは 1706 に対する返信です
mont_54さん
>私がグールドのあの「うなり」にまったく違和感を
覚えないのも、キースを聴いていたお陰かも知れません(^^;

私はグールドを先に聴いていたので、キースを聴いて「上には上がいる!」と感嘆したものでした。(^^;

>バッハの前に萎縮

私の勝手な推測ですが...

@彼(ら)にとっては、
「まじめに丁寧に弾く」ことのほうが、かえって刺激的だったりするのかもしれません。
普段の仕事とはまったく逆ですから...

A楽器の発音がクラシック奏者と違う
ジャズミュージシャンは「くすんだ音」「にごった音」を武器にし、そんな音によってこそ、「多彩で、輝かしい」演奏を実現している、という面があります。

キースのピアノの場合、左手が「厚ぼったい」という特徴がある気が、私はします。
彼自身の音楽をしているときは、これがまさにジャストフィット。

しかし、クラシックを弾いた場合には悪く作用してしまうのでは?
(明晰さ、輝かしさに欠ける)

うなり声
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/22 4:08 メッセージ: 1711
これは 1710 に対する返信です
バドパウエルもそうですが、JAZZピアニストのうなりは少々聞こえすぎます。あれはきっとトレードマークにするてめにマイクを立てているんでしょう。(チェリの放送録音に気合がやたらに聞こえるのがありますよねえ、あれとおんなじじゃないかしら。)

でもキースはむかしフォーク歌手をやっていたそうなんで、歌いたいのかもしれません。(中古屋できかしてもらったけどあんまりいい声でなかったみたい。)

キースのバッハ、彼自身がバッハは私を必要としない、なんていっていますから、ぼくは聞いていません。(キースはまずJAZZを聴くべきですからね。でも実はぼくはJAZZピアニストとしても彼をあんまし好きじゃありません。現役ならもっと半音階を多用するマーカスロバーツのほうが。……ファンの皆さんごめん)

JAZZの人が自分の方法で〔ショウピースとしてでなく〕まじめにバッハにとりくんでいるって、MJQのジョンルイスが一番じゃないかしらって気がしています。

キースのバッハはJAZZじゃない(とか)。ほかのプレイバッハ類はバッハを生かすことを考えてはいない。(ジャックルーシェなんかフーガをやらないんですよ。)

最近のJAZZ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/22 4:18 メッセージ: 1712
これは 1710 に対する返信です
>ジャズミュージシャンは「くすんだ音」「にごった音」を武器にし、そんな音によってこそ、「多彩で、輝かしい」演奏を実現している、という面があります。

音楽理論は良くわかりませんが、JAZZの和音って13度とか15度とかやたらに複雑でしょう。でそこに必ず不協和な音程を入れ緊張感を出すようにしているとか。

でも先のマーカスロバーツなんてタッチもきれいですよ。(最近の若手は音大を出ている人も多いですから、うまいですよ。オケに所属している人もいます。)

イリアーヌ・エリアス
投稿者:imyfujita
2002/ 8/22 4:22 メッセージ: 1713
これは 1708 に対する返信です
Eliane Eliasというブラジル出身の女性ジャズピアニストのバッハのフランス組曲第5番が好きです。キース・ジャレットのように何か油気のぬけたような感じではなくて、みずみずしい演奏です。バッハ以外にも、
Works from Villa-Lobos'、Ciclo、Brasiiero, Bachianas Brasilieras,
Guia Practico, Ciclo Prole De Bebe
Ravel's Sonatine
Chopin's Mazurkas
などの演奏も聴けました。

家で調べたら
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/22 4:33 メッセージ: 1714
これは 1697 に対する返信です
Bernard Foccroulleはバッハでしたね。

もっと古いのは北ドイツオルガン楽派やフランスものなど BNL というところからいろいろな演奏家のがいっぱいありました。

参照不全ですみません。

中世-バロックのレコードをJAZZ中古屋で1枚500円で買っています。もう山ほどある。(宝の山、JAZZ屋にしたらごみの山なんでしょうねえ)

<skunjp、猛反省>の巻
投稿者:skunjp
2002/ 8/22 12:27 メッセージ: 1715
これは 1710 に対する返信です
今日は午前中締切の仕事があり、カキコできませんでした。

<ウォーミングアップなし(?)>の状態でしたので仕事に重大な
支障が出ました。

やはりこれからは、きちんとカキコしてから仕事を始めなければと、
深く反省した次第です。

<jujikoaさん>

>@彼(ら)にとっては、「まじめに丁寧に弾く」ことのほうが、
 かえって刺激的だったりするのかもしれません。

う〜ん。これは卓見だ!!!

nujikoaさんのご意見って、時々うならされますよ。ホント(^o^)

お若いのに、と口に出そうになりましたが、これは僕の先入観。

「若いからどうこう」ってことは本来、無いはずですよね。

僕は結構、無神経な人間なので当掲示板でも「このー(~_~メ)」と
思っていらっしゃる方がおられるかもしれません。

・・・悪気はないので、どうか勘弁してやって下さい。(^^;;

<drei_sonneさん>

キースのゴールドベルク、いよいよ僕の射程距離に入ってきました。
drei_sonneさんが気に入っておられるのであれば・・・

さて・・・

アウトドアのヘッドホンは、まず遮音性がポイントだと思ってます。
でないとダイナミックレンジ(Pの領域で)が稼げない。

いろいろ試しましたが、ソニーのMDR−EX70(4千円くらい)
は、簡易耳栓にヘッドホンがドッキングした形で、遮音性に優れて
います。

音もその辺のインナーイヤータイプの中ではピカイチです。
(ただしエージング前はひどい音ですが)

そのうちER−4を買いたいと思ってます(4万円ナリ!!!)
これは、強力耳栓と高性能補聴器がドッキングしたかたちです。
マーラー、ブルックナーも充分聴けますよ。

http://www.aedio.co.jp/new/html/pr-er4.htm

しかし、これつけて自転車に乗ったら危なくてしかたがない?(^^;;

以上、よけいなお世話でした。(-_-;)ゝ

ps.カンタータですが、その節はお世話になりました。
お役に立っているようで嬉しいです。

ジャズピアニストと癖の問題
投稿者:skunjp
2002/ 8/22 12:31 メッセージ: 1716
これは 1715 に対する返信です
<imyfujitaさん>

ジャズ・ピアニストに対する偏見が確かに僕にもあります。

しかし「即興の能力」については脱帽で、クラッシクの演奏家は大方
歯が立ちません。昔、演奏家が作曲家だった時代は皆、即興したもの
ですが。

<sk2y_ngiさん>

パリコンサートは知らないなあ。日本のライブは持ってましたが、凄く
好きなのがありました。
キースは「叙情が命」だと思いますが、いかが?

でも僕は、キースよりチック・コリアの方がはるかに好きで、しっかり
プログラムされた中の「無限の即興的風味」にノックアウトされ続け
でした。(バッハは録音してませんが)

ビル・エヴァンスなんてもっとクラシックのテイストがあると思います。
水割り片手に深夜ビルを聴いていたのは、ちょっとつらめの僕のオーケ
ストラ時代の話です。

※クラシックざくざくのJAZZ中古屋って、どこですか?
 もし東京なら教えて下さい。

 ・・・ライヴァルが増える?(^^;;


<mont54さん>

・・・キース君の「うなり声」の効用ですか。(^o^)

演奏家はいろんなクセを持っているもので、グールドはうなる他にも
空いてる手で指揮したりとか、グールド以外の演奏家でも、たとえば
ポリーニやヨーヨー・マの恍惚たる「呆け顔」とか多彩ですね。

いずれも演奏に集中するあまりの、意識外の所作でしょうね。

僕自身もかつて、演奏家の<端くれ>として自分のクセには悩みま
した。

フルートを吹いている時、音が上がると眉毛も上がるのです(爆)。
直そうと意識すると音楽が変になって、結局直しませんでした。

まあ、グールド等とはどたいレベルの違う話なので、この辺で・・・

ps.「業務連絡」メールしときました。

即興(improvisation)
投稿者:mont_54
2002/ 8/22 13:37 メッセージ: 1717
これは 1716 に対する返信です
・・について、

skunjp さんの見解に少し逆らうようですが (^^;
案外、クラシック系の(例えばピアニストの)それも
「いー感じじゃな〜い?」と思いますけど・・

ただ、クラシックの演奏者って少しプライドもあってか
即興演奏は、余程その時の自分の体調とか、出来映えとかに
確固とした自信と確信がもてない限り、人前では披露しない。

どうしても「曲を作品と捉えている」
ってところがあるんじゃないですかね?

むか〜し、誰だったか(ピアニスト)の即興をTVで観た記憶が
あるんですけど、それはそれは素晴らしい演奏でした。

その点、JAZZ屋さんって「気取りがない」というか
さばけているせいか、曲の出来映えよりもフィーリングでOK
みたいなスタンスじゃないんでしょうか?

sk2y_ngiさんのお薦め「パリコンサート」今度聴いてみます。
(多分、絶対買うと思います・・・笑)

nujikoa さんの
>ジャズミュージシャンは「くすんだ音」「にごった音」を武器に・・
をうかがっていて、ジミ・ヘンを思い出しました(JAZZじゃないけど)

drei_sonne さん
ムターの結婚話、不覚にも全然知りませんでした。 shock!
確か30歳台ですよね彼女。(まだ僕の守備範囲なのに・・・・)


(気分を変えて)話が変わりますが、
実は昨日、トン・コープマン夫妻の2台のcembによる
フーガの技法を買ってきました。(1000円のお手頃価格)
これまた不覚にも途中で寝ちゃいました・・ので感想はまたいずれ。

あ、それから・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/22 13:51 メッセージ: 1718
これは 1717 に対する返信です
ムターSHOCKで忘れてましたけど(^^;

フェリックス・アーヨの
「無伴奏Vnソナタ・パルティータ(全曲)」
を見つけて同時に購入。

イムジチ時代と比較してどうか? 興味深々

こちらは週末の楽しみです。

<守備範囲・・・!?>
投稿者:skunjp
2002/ 8/22 14:45 メッセージ: 1719
これは 1717 に対する返信です
mont54さん

>案外、クラシック系の(例えばピアニス
 トの)それも「いー感じじゃな〜い?」
 と思いますけど・・

もちろん例外はありまっせ・・・(^^;;

たとえば、ドーミトリ・アレクセーエフ。

バーバラ・ヘンドリックスの歌う黒人霊歌
集のバックで弾いてますが、ジャズのテイ
ストにあふれたご機嫌なピアノがきけます。
(そしてクリスタルのように美しい音)

この人は若いときに、ブラームスの後期ピ
アノ小品集で名演を聴かせましたが、その
後はどうもパッとしませんね。

あ、それから、イ・ムジチ系の無伴奏は
いいですね。

アッカルドは「横の線」の美しい、流麗な
演奏。ハイティーンの乙女の持つ清楚な官
能性と、知的で精密なテクが合体。

実演の印象は銀線のような引き締まった音
で、よく歌ってました。

アーヨ派は同じ系列ながら、より豊満でし
ょうか。グラマラスでおおらかなイタリア
美女。

・・・どうでもいいけど、僕のたとえは女
   性が多い?別に<守備範囲>はかみ
   さんだけで満足なんですがねー。
 
  (^^;;)ゝ

アーヨ盤は、ヴァイオリンの本能のままに
バッハを弾かせるとこうなる感じ。文句な
しに気持ちいい演奏だと思いますよ。

・・・いいCDを手に入れられましたね。

\(^o^)/

>イ・ムジチ系の無伴奏
投稿者:mont_54
2002/ 8/22 15:48 メッセージ: 1720
これは 1719 に対する返信です
>アーヨ派は同じ系列ながら、より豊満・・

う〜ん。まったく同意!ですね。

イムジチのブランデンブルグなんかを聴いてもそうですよね。

それに、
この人(アーヨ)からヴィヴァルディ開眼させられた人って、
日本人には凄く多いんでしょうね。きっと

勿論、私もそうです。

なんか、週末まで待てそうにありません(笑)


笑い話で・・

「楽器演奏での癖」についてですが、
私が学生時代やっていたバンドで(ギター担当)ですけど
演奏中ってどうしても口が少し開く癖があって、
演奏は興じてきて、自分でもノッてきたなと思った途端、
ヨダレがタラ〜リ・・・
(でもギタリストって、これ結構いるんです)

守備範囲
投稿者:nujikoa
2002/ 8/22 18:25 メッセージ: 1721
これは 1717 に対する返信です
mont54さん…
>ジミヘン
!!
それにギタリストをしておられたとは。
ピアノかキーボードを予想してました。(^^;
(ジミヘンのキレた美?の世界には僕もかつて夢中になってました)

mont54さんに限らず、皆さん守備範囲(音楽の、ね^^)が広いので、嬉しくなってきます。(^o^)

ジミヘンファンにオルガンのパッサカリアなど聞かせたらぶっ飛んでくれそう。

ジミヘンといえばジャコ(パストリアス)
まずい…話題があちこち飛びすぎ…;
でも、彼は半音階的幻想曲をものしてます。
演奏自体はたいしたこともないけど、彼のコンサートにおける最高のintermezzoになっています。

Bach の長い曲は?
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/22 20:55 メッセージ: 1722
これは 1 に対する返信です
博識のみなさんがそろっていらっしゃるので,重大な(わきゃないだろ)質問をしてみることにいたしました.
Bachの曲で,最も長い曲は何なのでしょうか?
こう質問すると,『マタイ受難曲』といったお答えをいただきそうですが,これは小曲の集合体と考えます.
あるいは,トッカータ(前奏曲)とフーガというのも2曲と考えます.
ですから,一番長い楽章という問いの方がよいかもしれません.
とりあえず思い浮かぶのは無伴奏Vnのシャコンヌですが,もっと長い曲もありますでしょうか?
もちろん,演奏によって時間は随分違いますから,長い曲系ということでご紹介いただけたら嬉しいです.

当たったらいいな〜、式に・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/22 22:00 メッセージ: 1723
これは 1722 に対する返信です
自信は全く無いんですが、
「シャコンヌ」じゃないでしょうか?

演奏者によっては20分以上ありますよね。

また、恥かくかな?  (^^;

re:バッハの長い曲
投稿者:nujikoa
2002/ 8/23 0:24 メッセージ: 1724
これは 1723 に対する返信です
モテット
Jesu meine Freude
BWV227

私の聴いているのは古楽派の快速演奏で18:20分。

mont54さんご紹介の、20分以上かかるシャコンヌというのもびっくりしましたが、この曲も相当長いと思います。

さて、皆さんによるさらなる記録更新を楽しみにしています。

ps.オルガンのコラールパルティータも長いですが、これは各変奏を一曲と数えるならば駄目ですかね?

シゲティ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/23 5:10 メッセージ: 1725
これは 1720 に対する返信です
ぼく無伴奏はあっちが好き。骨皮だけでぜい肉なしだけど。(ほかいらない)

JAZZ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/23 5:17 メッセージ: 1726
これは 1716 に対する返信です
ビルエバンスは最初期(Everybody Digs Bill Evans)ではドビュッシーそっくりの演奏をしているときがものがあります。(これが彼の最高作だって言う人もいます。定評は例の4部作ですが。)彼自身はスクリャービンに影響を受けたっていっていますが。

JAZZの演奏家はかなりクラシックを勉強しているみたいです。パーカーはJAZZはきかないでストラビンスキーやバルトークを勉強していたみたいです。マイルスもそういっていました。(あそこのバンドにはハービーもチックもキースもいたのです。)

セシルテイラーを聞いていると、シェンベルクやバルトークで耳慣れている音が良く出てきますよね。

エリントンだってそうですよね。

ジョンルイスはバッハに私淑しているみたいですしね。

バッハの即興
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/23 5:23 メッセージ: 1727
これは 1717 に対する返信です
ぼくの知ってるので1つだけある。

音楽のささげもの、はじめに出てくる3声のリチェルカーレ、これ即興演奏の採譜だとか。

レコード解説に構造があいまい(あんまりよくない)とあったけど、ぼくは大好き。もちろん緊密に作られている6声が大傑作だって言うのは認めるけれど。

音楽史が500円のJAZZ屋は札幌のビバリーレコードです。(最近980円にねあげ、ぼくはお得意価格でまえのままだけど)LPもたくさんあるしいってあげてね。

re:JAZZ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/23 9:56 メッセージ: 1728
これは 1726 に対する返信です
今日は珍しい時間に空きができました(^0^)
skunjpさんにならってウォーミングアップ...と。

sk2y_ngiさん、
jazzmenがクラシック作曲家から受けた影響について、興味深く読ませていただきました。
(&、昨日聴いたキースのパリコンサート、大大大感激!感謝いたします。それにしてもキースは当然ながら、パリの聴衆のなんと音楽的なこと!...)


さて、私からは受け売りの話をひとつ。
オーボエの有名人、茂木大輔さんが、自著で
「クラシック作曲家とジャズマンのアナロジー」を表にして書いていました。
覚えているだけ書きますと...

バッハ     =デューク・エリントン
モーツアルト  =チャーリー・パーカー
ベートーヴェン =マイルス・デイヴィス
メンデルスゾーン=スタン・ゲッツ
ショパン    =ビル・エヴァンス
ワーグナー   =ジョン・コルトレーン
ドビュッシー  =キース・ジャレット
ラヴェル    =チック・コリア
R.シュトラウス =ウェザー・リポート
シェーンベルク =オーネット・コールマン

他にもたくさんありました。
いやぁなるほど〜!!。
と、うなり通しでした。
いかがですか?
(これの場合、影響を受けた関係、ではなく、「音楽上の特徴と、歴史上に果たした役割」のアナロジーですね。(^^))

ずっしりと重い果実
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 10:13 メッセージ: 1729
これは 1 に対する返信です
さっそくウォーミングアップ・・・! \(^o^)/

昨夜は、インヴェンションとシンフォニアを聴きました。
演奏は園田高広。

世の中には、聴けば聴くほど好きになる演奏と、逆に、しだいにキライ
になる演奏があると思います。

で、これは見事に前者・・・・\(^o^)/

昨夜も聴いた後で、<ずっしりと重い質感の果実が手のひらに残った>
感があり、しばらく何も聴けませんでした。

・・・立派な演奏です。

どこが立派かというと、
各モチ−フのリズム特性が熟慮されて、見事なアゴーギクがほどこされ
ている。その結果、モチーフが生き物のように息づいている。

その各モチーフがからみあう時の、陽の当たる声部と陰になる声部の
駆け引きのうまさ、グラディエーションの豊かさが凄い。

各モティーフの「起承転結」がとても細やかに表現されています。

音色がとても引き締まって美しい。力に満ちた部分と、柔らかな部分
の描き分けも見事。

その上・・・知的なのに、<あくまでも自然体>!

※ただし砂糖はゼロ(人工甘味料も)。
したがって甘くないっすよ。


園田さんといえば、我が母校のピアノ科教授でした。
こんなに凄い人だったんですね。

録音は1963年。

その頃の僕と言えば、「ペルシャの市場にて」なんか聴いて喜んでる、
小3のはな垂れ小僧でした。(^^;;)ゝ


・・・昼休みはタワーに直行だ。(今日は給料日)

RE:Bach の長い曲は?
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 10:23 メッセージ: 1730
これは 1722 に対する返信です
drei_sonneさん、お早うございます。

一曲をどう考えるかによりますが、単一楽
章ということでいえば、やはりシャコンヌ
でしょうね。

そういう観点からみれば、シャコンヌって
凄いですね。\(^o^)/

でも僕は、バッハ作でもっと長い曲を知っ
てますよ。

30分?・・・1時間?・・・
いや、もっとかかる・・・???

演奏者が、その気になれば永遠に弾いてい
ても良い曲。

音楽の捧げ物の「無限カノン」でした。


・・・失礼  (-_-;)ゝ

プレイズ・バッハ
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 10:32 メッセージ: 1731
これは 1728 に対する返信です
クラシック(あるいはオリジナル)以外からのプレイズ・バッハは
信じられないくらいの豊富さですね。 \(^^)/

ざっと目立つものだけでも

フッソング(アコーディオン)
ストルツマン(ラテン・アフロ系)
福田進一(ギター)
J・ルーシエ(ジャズ)
J・ルイス(ジャズ)
K・ジャレット(ジャズ)
スウィングル・シンガーズ(スキャット)
W・カーロス(シンセサイザー)
富田勲(シンセサイザー)
K・エマーソンというかELP(ロック)


私の手持ちの資料(ただの本)だけでもまだまだ書ききれない・・・

この他で気になったのは、D・パープルのKEYBOARDジョン・ロードが
オーケストラを動員して、フーガの技法の「未完のフーガ」を
完成させるという試みを行ったこと(聴いたことはないんですが)

ジャズマンのバッハ好きはナゼ?
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 10:45 メッセージ: 1732
これは 1731 に対する返信です
<sk2y_ngiさん>

・・・骨と皮?

シゲティにはさらに<ソウル>があります。
それに人間的で熱いロマン。

シャコンヌは最高。この曲が「変奏曲だった!」ということを
一番、思い知らせてくれる演奏!

全然マイナーだったバッハの無伴奏曲を世に知らしめた、という
意味で、カザルスに似てますね。

・・・札幌?飛行機代で足がでちゃう。(^^;;


<ギタリストmontさん>

よだれがタラ〜リと言えば、ヨーヨー・マを思い出します。
(まさか実際そうではないでしょうが)

マを聴くときは映像を見ない方が・・・

それにしても、バッハはクラシック以外のジャンルの演奏家に
モテモテですね。

これってナゼでしょうか・・・?
皆さんも・・・なぜ、なぜ・・・?


<nujikoaさん>

>バッハ     =デューク・エリントン
 ベートーヴェン =マイルス・デイヴィス
 ショパン    =ビル・エヴァンス
 ドビュッシー  =キース・ジャレット
 ラヴェル    =チック・コリア

なーるほどねー。茂木さんはジャズもやるの?

しかし<守備範囲>(最近この言葉気に入ってる)が広い
皆さんのこと、ジャズネタでは異常に盛り上がりますね。
(^^;;


・・・さてと、仕事仕事・・・

ウォーミングアップのしすぎで、ちと疲れたワイ(爆)

アーヨの無伴奏Vn
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 10:51 メッセージ: 1733
これは 1729 に対する返信です
昨夜、聴きました。

いやー、のっけからいきなり来ますね〜

布団の上でのた打ち回りました(気持ちワル〜)
背中は汗でギットリ(なおさらキモイ)

まったく澱みのない、それでいて華麗で気品あふれるリズム感。

澄み切ったそれでいてツヤのある音色。

そして、彼(アーヨ)ならではのディナーミクの表現。

実を言うと、今(現在)も聴いているんです。
今日は在宅でお仕事(にしてもらった)・・・

皆さん、ズルしてご免ね。(^^ゞ


sk2y_ngiさんご推奨のシゲティの骨太演奏もいいけれど、
やはり私はバロック派のアーヨが好きです。

シャコンヌ以外で長〜い曲
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 11:16 メッセージ: 1734
これは 1722 に対する返信です
シャコンヌ以上ではないですが、それに匹敵するという意味で

私の好きなトッカータ集(全7曲)BWV910〜916 より

ニ短調BWV913などは、グールドの演奏で17分ちょっと
でもヒューイットの演奏では12分弱。

ヒューイットでは同じくハ短調BWV911が最も長く12分余り
グールドだと11分と少し。

でも、
グールドの演奏時間を長さの基準にしてはいけませんネ(^^

なにしろグールドときたら、ベートーベンの「熱情」を
31分半もかけて演奏する人ですから・・・

>札幌?でしたか
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 11:45 メッセージ: 1735
これは 1727 に対する返信です
sk2y_ngiさん

札幌のビバリーレコードってどの辺にあるんでしょうか?
実は私の実家が札幌なので、年に一度くらいは帰っています。

昔(高校時代)はよく、地下街(オーロラタウン)にある
玉光堂(でしたっけ?)に下校途中に立ち寄ったものです。

今度の帰省時には是非行ってみたいです。

お邪魔します
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/23 11:45 メッセージ: 1736
これは 1 に対する返信です
こんにちは、はじめまして。
バッハのCDは「コーヒーカンタータ」「農民カンタータ」くらいしか持っていなかった超初心者ですが、宜しくお願いいたします。
手始めに
・ ナクソスから出ている「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲。
ルーシー・ファン・ダール(バロック・ヴァイオリン)
・同曲の前橋汀子(モダン)。
・「シャコンヌ」他。 福田進一(ギター)
・「トッカータとフーガ二短調」他「コラール」数曲など。ヴァルヒャ(オルガン)
・「イタリア協奏曲へ長調」他「フランス組曲」など。ヴァルヒャ(アンマー・チェンバロ)
・2声、3声のインヴェンション、4つのデュエット。 アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
・ ゴルドベルク変奏曲、マリア・ティーポ(ピアノ)

ナクソスの「無伴奏ヴァイオリン・・」以外は図書館の借りもので、まだ全曲 体に染みるほど?鑑賞したわけではありませんが、いくつかの曲で聴き比べた結果、私なりの好みが判りました。
「無伴奏ヴァイオリン・・」は楽器の音色、歌わせ方で前橋汀子の演奏が断然好みです。 すみません、このトピも全部読んでいないのですが、前橋汀子の名前は挙がっていましたっけ? 重音演奏の音の美しさは、以前ブラームスの協奏曲を聴いて知っていましたが、素晴らしいです。(皆様お薦めの演奏家も勿論そうでしょうけど・・) 

それから、度々お話に出てくる「シャコンヌ」はすごい曲ですね。 たった一本のヴァイオリンから生まれる音楽ですが、人生の岐路で味わう苦悩、祈り、解決といったドラマを感じました。 
ギター演奏は「シャコンヌ」初体験にはちょっと?というものを感じましたが、この曲を知り尽くした後でなら良いのかも知れません。 
解説にはキター他、ピアノ独奏曲、左手のためのピアノ曲、そして管弦楽曲に編曲されている、とありますが、管弦楽曲のは確かに聴いたことがあり、もう一度このスケールの大きな曲をオーケストラで聴いてみたいものです。
お薦め盤がありましたら教えて頂けませんか。

それから、ヴァルヒャ。 アンマー・チェンバロの演奏は私には「やたら機械的でせかせかした演奏」とあまり馴染めません。 
ところがオルガンの方はすごく魅力的です。 「トッカータとフーガ二短調」の冒頭も、(どこかで聴いたような)こけおどしでなくあっさりしていますが、全体に優雅な気品を感じました。
他の曲についても初心者の驚きが一杯なのですが、また機会がありましたら改めて・・・。

無伴奏Vn
投稿者:nujikoa
2002/ 8/23 12:02 メッセージ: 1737
これは 1736 に対する返信です
tatyana_bianchiさん初めまして。
私は前橋さんは聴いたことがありませんが、ルーシー・ファン・ダールの演奏は大好きです。
油控えめのつやっぽさ。
きっぱりした語り口がカッコイイ。

でもmont54さんのアーヨは興味津々です。僕も布団の中でのたうちまわってみたい(爆)

tatyana_bianchi さん、こんにちは
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 12:42 メッセージ: 1738
これは 1736 に対する返信です
<当トピには珍しく女性の方ですね>

みんなで大事にしますので、時々遊びに来
て下さいね。 \(^o^)/

・・・さて、バッハは良いですねー。

僕は、世の中で<人間以外>で一番価値の
あるものは、名誉や、地位や、もちろんお
金なんかではなく、「音楽」だと思ってい
ます。

その音楽の中でも、知れば知るほど奥深い
のはバッハだと考えます。

何もなくとも、とりあえずバッハさえあれ
ば生きていける自信があります。

ルーシー・ファン・ダールの無伴奏は名演
ですよ。師のクイケン以上に、バロックの
神髄を突いた演奏です。(問題発言・・
(^^;;)

前橋さんは前からちょっと気になってまし
た。一般的な評価も高いですね。そのうち・・・。     

福田さんのシャコンヌもギターの限界を乗
り越えた渾身の激演。非常に音楽的密度の
濃い演奏です。僕は好きです。

さて、ヴァルヒャのチェンバロ・・・

これは、45歳以上のヒトしかわからない
ようです。

    ・・・(ジョークです)(^^;;

ギタリストmontさんは、「アーヨにの
たうった」そうで、喜ばしい限りです。

でも僕なら、音を聴いて布団の上でのたう
ちまわるのなら、しもぶれのおじさんでは
なく、ムローヴァあたりにしたいです。
(^^;;

※アーヨは特にソナタが良いでしょう?

未完成フーガもきっと長いぞ
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/23 13:08 メッセージ: 1739
これは 1730 に対する返信です
フーガの技法の未完成フーガ、あれ最後の主題が出て、それからまた鏡像にする予定だったとか。いやいや永遠におわらん?

今だってかなり長い。

お願いします。
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 13:16 メッセージ: 1740
これは 1738 に対する返信です
「ギタリスト」の冠文字は恥ずかしいので辞めて下さい(^^;

何せゴルドベルグのアリア1曲すらマスター出来ていないんです。
というのも、最初はギター譜が無かったものですから、
ピアノ譜(女房が以前使っていたお古)を元(参考)にして
ギター(クラシック)で挑んでいました。(何と無謀で大胆な・・・)

そのうちグールドトピでimyfujitaさんにギター譜の情報を頂いて
楽器店で取り寄せてもらいました。

ところが今度はピアノ譜とギター譜の(当然の)違いに驚き、
それまで憶えた数小節もまったく初めからやり直しになってしまい
いとも簡単に、挫折を味わっている最中です。    (х х)     
(軟弱者めェー・・・秋には練習再開の予定ですケド)

と言う訳で、幼少の頃の尺八。大きくなってからのギター。
僕の音楽史は挫折続きですぅ〜

挫折という程の努力もしていない(大笑)

それから、
言われるとおり、アーヨはソナタの方がいいですね。


PS:tatyana_bianchi さん、私もよろしくお願いします。

アーヨの無伴奏Vnソナタ
投稿者:mont_54
2002/ 8/23 13:44 メッセージ: 1741
これは 1737 に対する返信です
ちょっと宇野センセー風に表現すると・・

「何たる至高。何たる至福であろうか!過ほどの名演に
 いままで手を出さなかったとは、ぼくの人生の中で
 まさに千遇の一失であったと言えよう。」

ですね。

ととと、こんな馬鹿言ってないで仕事しなきゃ

ムターに愛を込めて・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 14:56 メッセージ: 1742
これは 1741 に対する返信です
skunjp 「 mont54さん、あの無伴奏はいかがでした?」

mont54 「ア〜、ヨかった!」


宇野先生も、このようにほめておられます。

「アーヨ盤はイタリア勢では最高のひとつであろう。
 なにより真実の歌に満ち、心から心へのメッセージがある。

 時として胸をかきむしられるような、エグリのきいたこぶしは
 ヴァイオリン音楽を聴く醍醐味と言えよう。

 古楽器演奏があふれる同ジャンルであるが、切れば血の出るような
 シゲティと、ヴァイオリン美の塊、アーヨがあれば他はいらない。」

           (レコ芸 2003年12月号より)


mont54さんの在宅勤務とは、yahoo掲示板関連業務だったの
ですね。・・・うらやましい限りです。(^o^)

さて僕もぼちぼち仕事しないと、ウォーミングアップで1日が終わって
しまう。 (-_-;)


※お昼休みに、園田先生の「フランス組曲5番、トッカータ、4つのデュ
 エット」等の入ったエヴィカ盤をget。(3000円、高い!)

 さらに、「ムターちゃん、ご結婚おめでとう!」の意を込めて、
 「ヴァイオリン協奏曲集」を購入。(幸せになってね。\(^o^)/)

>無限カノン
投稿者:antischk
2002/ 8/23 15:31 メッセージ: 1743
これは 1730 に対する返信です
skunjpさん、イイ!
ワラタ

re:>無限カノン
投稿者:nujikoa
2002/ 8/23 15:59 メッセージ: 1744
これは 1743 に対する返信です
いやほんとskunjpさんには参りました。

座布団全部取られちゃった感じです。(^^;

コンサートで、
(顔と目の)表情たっぷり、大きな身振りをつけて、
何回も何回も繰り返し演奏しつづけたら、笑いが取れるでしょうね。(^0^)

終わるぞ、終わるぞ、とじらしながら、また次。いつになったら終わるのー??

クラシックの演奏会でも、
ときどきそんな楽しいことをしてくれるといいですね。

投稿数、堂々第5位・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/23 16:59 メッセージ: 1745
これは 1744 に対する返信です
皆さんすいません。

今日はちょっと冗談がキツかったようです。

高貴なるバッハトピの品位が落ちないかと
心配で、今夜眠れるかどうか・・・

あとは真面目なnujikoaさんにまかせて、
皆様、月曜日までご機嫌よう。


ps.ウォーミングアップが完璧だったの
か、今日最大の仕事、月曜日発行のメルマ
ガ作成をアッという間に終えました。

(いいんかい、そんなんで?(-_-;)ゝ

しかしこのバッハトピ、投稿数の伸びが凄
いですねー。

上二つを飛び越して、堂々第5位になるの
も時間の問題。

今日なんてもう21件だよ。
皆さんおひまですねー。

       (・・・僕が一番ひま?)

そうそう、5位になるとyahooから参
加者全員に粗品が送られるそうですよ。

      (・・・そんなもんない!)

・・・はい (-_-;)

よはん・せばすちゃん
投稿者:sumomochannel
2002/ 8/23 19:39 メッセージ: 1746
これは 1 に対する返信です
ありきたりですが、バイオリン協奏曲/
第2番の1楽章がスキです☆私は、バロック派の音楽が好きなので、オススメの曲があれば、ぜひ教えてください。

結論が出ましたね>長い曲
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/24 0:14 メッセージ: 1747
これは 1730 に対する返信です
skunjpさん,
明快なお答えをありがとうございます.

他は,パルティータやモテットでしたね.

人間が音楽に集中できる時間って,実はそんなに長くないような気がするんです.

みなさんも集中して聴いたら,ちょっと息抜きが必要な気がしませんか?

クラシックをあまり聴かない人でも,Bachの5分くらいの曲を聴くと,とても心地よさそうです.
でもこれが90分となると苦痛になる人が増えるんですよね.

いやにならないくらいの長さの曲を,さらっと気持ちよく弾けたら,素人が音楽ファン拡大に果たす力は大きいと思いませんか?

re:投稿数、堂々第5位・・・
投稿者:nujikoa
2002/ 8/24 3:03 メッセージ: 1748
これは 1745 に対する返信です
>あとは真面目なnujikoaさんにまかせて、
皆様、月曜日までご機嫌よう。

skunjp編集長に、「投稿数伸長」を命じられてしまいました。(^^;;

土日の編集長代理?いやー私なぞには重荷です(笑)

ところで今日、新幹線に乗って大阪から東京まで移動しました。
さあ3時間ある。というわけで車内で聴いたCDは・・・

@カンタータ60番(鈴木=BCJ)

この曲については、
drei_sonneさんが参照されていたので思い出し、CDを引っ張り出してきました。
アルトが「怖れ」、テノールが「希望」の役割を務めるカンタータですが、
ロビン・ブレイズとゲルト・テュルクのコンビが、「超」艶やかで美しい!
それと、あの(ベルクが引用した)コラールでしたね。何度聴いても、不思議な響きがします。

>drei_sonneさん
「短い曲をさらりと弾けたら…」
そうですよね。私にとってもほんとに夢です。実は今、習ったこともないピアノ(電子キーボード)を買って少し触れているのですがまったく進歩しません…;;

Aイースターオラトリオ、マニフィカト(マクリーシュ指揮)

合唱1パート1人(4重唱)による演奏です。
またもアルト(カウンターテナー)はロビン・ブレイズ、この人は最高ですね!
ソロはもちろんのこと、2重唱、3重唱などのアンサンブルが精妙にして豊潤・・・絶品です。

演奏は…
オラトリオでは管楽器のソロが秀逸。
フルート、オーボエの朗々とした歌と、
2本のリコーダーの雅の世界(これはバッハの作曲の妙の最たるもの)。
マニフィカートは合唱のパワフルさ。たった4人なのに、オーケストラに負けるどころか圧倒してます。

リフキンのほのぼの系の世界(これはこれで大好きです)に比べると、音圧も強く、精力的な感じでした。

Bヒューイットのピアノ(イタリア協奏曲、最愛の兄の旅立ちに寄せて、他)

東京の実家に到着したあとも、またこのCDをかけてしまいました。
ジューシーな梨をかじりながら聴いていたらとろけるような気分に。(^^;

C「ブラインドマン・プレイズ・バッハ」

サキソフォン・カルテットで演奏した、
オルガンのためのコラール・パルティータです。
コラール主題の演奏が魅力的。
教会でグレゴリオ聖歌を生で聴いているかのような臨場感。深い祈りの雰囲気。
変奏では逆にユーモラスな響き(とくにバス)も効果的に使っていて、楽しく聴けました。

さて、明日は吉祥寺ディスク・ユニオンに出撃!(^^)

ビヴァリーレコード
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/24 5:17 メッセージ: 1749
これは 1735 に対する返信です
今井デパートの裏あたりの創生川沿いぼろビルの4F。

でもね、ここのクラシックって僕が大分穴をあけちゃったよ。(この2年でCDを1400枚も買った。自分でびっくり。もちろんここから買っただけじゃないけど。)

うーん
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/24 5:23 メッセージ: 1750
これは 1728 に対する返信です
バッハ     =デューク・エリントン
モーツアルト  =チャーリー・パーカー
ベートーヴェン =マイルス・デイヴィス

なるほどねえ。実際にパーカーはモーツアルトみたいだって言われていたんですよ!!!

あれだけの天才がいきなり現れたってことでしょう。パーカーは何の苦もなく音をつむぐ。

マイルスがベートーベンって,なるほど。あの人は意識的に自己と音楽を制御するから。

実はぼくこういう風になぞらえて文章を書いたことがあるんです。

でもひとつ文句、モンクがいないよ!!!


キースのパリコンサートいいでしょう。ぼくはあれ大好きです。今聞いたんだけど、すんません対位法あんまりなかった。(ケルンはにがて)

シゲティ バッハは踊りの精神
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/24 5:37 メッセージ: 1751
これは 1732 に対する返信です
シゲティはもどれも最高です。(バイオリンは他は要らないぐらい)

評論家のU野氏が「有名な演奏家の中では一番下手,もうへたくそといってよい。アマにももっと上手な人がいる。……それにもかかわらず彼は神格化された存在である。それは彼の音楽の精神的な高さが人を打ったからであろう」なんていっていました。そのとおりでしょう。

本当に骨皮(余計なものがない、精神しかない、美音なんてどこにもない。)シゲティ。(バッハもベートーベンもブラームスもプロコも大好き、他要らない。)


でJAZZですが、ずいぶん前に高木東六という作曲家が、バッハはそれ以降失われた肉体的な踊りの精神を持っているといっていました。具体的には一つ一つの音と和音のつけ方が、ぐっとためては投げ上げるというように作られているそうです。

そうJAZZみたいだと。

キースからも一言、「バッハは踊りの精神と祈りの精神を持っている」
うーんなるほどねえ。

シゲティは下手か?
投稿者:mont_54
2002/ 8/24 10:00 メッセージ: 1752
これは 1751 に対する返信です
私はこの人、ベートーベンしか聴いたことないのですが、
「下手」とは感じませんでした。(子供時分の記憶)

それを言ったら、モンク(セロニアス)なんてどうなるんでしょうね。
あれだけミスタッチだらけのピアノ。
何度テイクをり直してもまともな演奏が一つも録れなかった
名曲ラウンドミッドナイト。

それでもいいものはいい。あれこそがjazz の恐ろしさなのでは?
ある意味モンクにはjazz の真髄があるのかも知れません。

それから
D・エリントンを大バッハになぞらえるというのは
やはりヴァリューの大きさを言っているだけですかね?
ちょっと安直な気がしないでもない(^^;


PS:パリコンサート昨日買いました。彼流の和声が聴けますね。 

茂木大輔さん説をめぐって
投稿者:nujikoa
2002/ 8/24 11:14 メッセージ: 1753
これは 1752 に対する返信です
茂木大輔さんの本は、立ち読みしただけなのでタイトル等覚えていません。
山下洋輔さん、仙波清彦さんなど、他ジャンルの人たちとの対話集で構成されています。

sk2y_ngiさん、
モンクももちろんリストにありました。
(すいません、誰にたとえていたか失念してしまった・・・;;)

モンクと言えば、mont54さんのコメントには「なるほどー」「参った!」とうならされ通しでした。(^^)

>D・エリントンを大バッハになぞらえるというのは
やはりヴァリューの大きさを言っているだけですかね?
ちょっと安直な気がしないでもない(^^;

これもその通りですよね〜
ただ、
「構成的で、踊りの要素がある」点はちょっと似てると思います。

最近は
投稿者:juncoop
2002/ 8/24 14:41 メッセージ: 1754
これは 1 に対する返信です
こんにちは、
ジャズやフュージョンのアーティストによるバッハの演奏が話題になってますね。
ベースのジャコパス、チック・コリア、キース・ジャレットなどあるようですが、まだ聴いておりません。やはりキーボードやってる人は、バッハを弾いてみたくなる魅力があるのかなーーと思い、大変嬉しいですよね。
そういえばビル・エバンスは、曲の途中に
バッハのBWV147コラールの第1ヴァイオリンのメロディーをいれてました。
しかしピアノをやっている人でバッハを嫌う人はとても多い。難しいわりには、派手さとか華麗さがないとか。

ところで、juncoopのBACH1000は
まだ、カンタータ第8番あたりです。

経験上のお薦め(tatyana_bianchiさんへ)
投稿者:la_vera_storia
2002/ 8/24 16:08 メッセージ: 1755
これは 1736 に対する返信です
皆様、はじめまして!

私は、もっぱらヴァーグナー以降の作曲家に関するトピに投稿している者ですが、やはりJ.S.バッハにもかなり以前から関心があり、よく聴いてきました。折をみて顔(?)を出すかもしれませんが、よろしくお願い申しあげます。

さて、tatyana_bianchiさん、超初心者とのことですが、お書きになっていることを読ませていただくと、どうもそうは思えません。 私は仕事上、クラシックファンの方にも接していますが、これからJ.S.バッハを聴いていきたいという人には、以下のCDをよく薦めることがあり、私の経験から言っても満足していただけたケースが多いようでしたので、それを書いておきます。あくまでも私の経験上のことです。

(1)「マタイ受難曲」「ロ短調ミサ」
ガーディナー指揮 イングリシュバロックソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団 他
(2)「平均律クラヴィア曲集」
スヴャトスラフ・リヒテル独奏
(3)「無伴奏Vnのソナタとパルティータ」
ヘンリク・シェリング独奏
(4)「ブランデンブルク協奏曲」
ピノック指揮 イングリシュコンサート

いわゆる「レコ芸的」羅列なのですが、不思議と初心者の方は抵抗なく好きになられる演奏者と曲の組み合わせのようです。また、かなりJ.S.バッハを聴きこんだあとでも、嫌いになることの少ない演奏だと思いますね。最高の名演かどうかは、意見はいろいろあるでしょうが。

無伴奏Vnのソナタとパルティ−タは、period楽器ではクイケンの演奏が素晴らしいと思います。日常性の中に、ふっと音楽性を感じるというような感じです。ルーシー・ファン・ダールですか....。 曲と演奏の間に位相のズレがないでしょうか? 表現のテンションが高まったり落着いたりするところと、曲の進行の間のバランスに、なにか居心地の悪さを私は感じるのですけれど...。 もう一度虚心に聴いてみようかな。 それから話題になったシゲティ、これは本当に凄い名演です。ヴェーグ四重奏団のベートーヴェンのSQの名演と根本的に近いものがあるかもしれません。ただし、かなり曲を聴き込んだあとのほうが、「シゲティ体験の衝撃」はより鮮烈に感じるような気がします。

あと、なんといってもカザルスの弾いた「無伴奏チェロ組曲」がありますが、これも聴き込んだあとのほうが、その素晴らしさがわかるように思います。音質面とか技術面とかの不満が、最初のうちではどうしても感じてしまいますから。

今回はこの辺で。

すんません誤解しないでね
投稿者:sk2y_ngi
2002/ 8/24 18:48 メッセージ: 1756
これは 1752 に対する返信です
シゲティが上手か下手かなんて素人にはどうでもいいことです。「宇野氏」はっきりそういっていますし、そうかもしれません(講談社現代新書)。たしかにシゲティに豊満な音ないですよね。すぐにぎこぎこしますよね。

でもぼくは彼の激しい気迫リズム精神性などが大好きなのです。そうしてシゲティのバッハなんか聞くと泣いちゃいます。(ちょっと大げさですが。)

ぼくは体験をするために音楽を聴いているので、評論家や演奏家ではありませんから、演奏家の上手下手なんてどうでもいいのです。


それからJAZZですが、スーパーテクニシャンといわれるバドパウエルだってクラシックの目から見れば、指がもつれている。
ピーターソンだってたいしたことはない。
へたくそといわれるモンクはもうひどいもんです。

でもね、素人にとってはそんなことは意味がないのです。彼らが作り出す、(あるいは作り出そうとして作り出せない)音をたのしむ、それだけなのです。


エリントンですが、まあバッハにはなぞらえにくいかなあ。(彼のピアノの和声はすごいのです。でもぼくは彼のオケは典型的なポピュラー音楽で好きではありませんが。)

la_vera_storiaさま
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/24 20:26 メッセージ: 1757
これは 1755 に対する返信です
お久しぶりです。 la_vera_storiaさんのご登場で、こちらでも正体を明かすはめになってしまいましたね。(^^;)
以前のfricca1115です。 しばらく姿を消しておりましたが、名を変えて再登場いたしました。 
チャイコトピのタイトル、「007シリーズ」にちなんで「adhesive_bond」とか「konekuri_bond」など考えたのですが、ちょっと悪趣味ですし男性に間違えられてもいけないと、フリッカのように鞭は振らずとも貞淑な(「オネーギン」の)タチャーナをボンドガールの役になぞらえました。
今後とも宜しくお願いいたします。

ところで、ここのカテの「神様」みたいな皆様に比べたら私など一番聴いているはずのオペラでさえ初心者ですが、ことバッハについては学生時代に習ったピアノでお馴染みの曲以外は、昔「朝のバロック」を聞き流した程度です。 今になって「あれ?聞き覚えがある・・」と思うくらいでして、こちらの皆様の影響で興味を持ち出したばかりの超初心者に間違いありません。(^^) 

思い出しましたが、バッハでは「コーヒー・農民カンタータ」の他にトスカニーニのヒストリカルシリーズで「管弦楽組曲3番ニ長調BWV1068」「パッカサリアとフーガ、ハ短調」(レスピーギ編曲)、それに「ブランデンブルク協奏曲2番、BWV1047」も持っていました!(どれも未聴・・汗)

la_vera_storiaさんお薦めの4枚ですが、
「マタイ受難曲」は一組は持っていたい曲ですね。 ガーディナー盤、早速注文したいと思います。(他トピでのお薦めで手付かずの盤が一杯あるので心苦しいのですけど・・)

「平均率」はリヒテルがお薦めですか、これも聴いていて「インヴェンション」のように懐かしい曲が出てくるでしょうか?? 

「無伴奏Vn」・・シェリングはメンデルスゾーンの協奏曲しかおぼえていませんが、良く言えば「端正」という印象でした。 話題のシゲティの薫陶を受けたという前橋汀子の同曲と比べてどうでしょうか?
もしかすると・・・ヴァルヒャのアンマー・チェンバロ演奏と同じような印象を受けそうな予感がいたします。 あ、ヴァルヒャの良さが判るのは「45歳以上」らしいですので・・・一応「45歳未満」という事にしておきましょう。(笑)

「ブランデンブルク協奏曲」は、あまり一度に欲張って消化不良を起こしてもいけませんし、とりあえずトスカニーニ盤を聴いてからに致しますね。 いろいろ有難うございました。

また明日から仕事ですね。
投稿者:mont_54
2002/ 8/25 23:08 メッセージ: 1758
これは 1757 に対する返信です
皆様、こんばんわ。

参加希望で叶わなかった方々には誠に申し訳ないのですが、
昨日(昨夜)1ST オフ会を挙行致しました。
またやりたいです。その際には是非他の皆様も・・・


タチアーナさん、

アンマ−チャンバロの魅力についてですが、

僕等のような中年オヤジにしてみれば、例えばそうですね。
「あ〜、今週(今日)も疲れたー」てな具合に帰宅。
肩はキンキン、頭(頭皮)はパンパンで凝りに凝ってる。
肉体は既に悲鳴寸前。そんな状態でヴァルヒャを聴くんですよ。

「ジョッワワ〜ン」とくるアンマ−の響きに、気持ちシャッキリ。
按摩ーチェンバロで肩凝りもスッキリ(出た!身も凍る親父ギャグ)

これが、中年に受ける理由かも?  でした(^^;

前橋汀子は潮田益子と並んで、私の好きなヴァイオリニスト。
(女流であれば何でもいい・・笑)
もうちょっとCDをディスカウントしてくれればいいんですケド・・
でも何故か?藤原真理の無伴奏チェロは持っています。


sk2y_ngi さん

>彼らが作り出す(あるいは作り出そうとして作り出せない)
>音をたのしむ

まったく同意。ほんとそれだけですよね。
いい事おっしゃる・・・


la_vera_storia さん、初めまして。

バッハ音楽の伝道者、とお見受けしました。
ナルホド、言われてみれば納得のチョイスかも知れませんね。
これからもよろしくお願いします。

私の個人的体験からは、3大組曲あたりもよろしいかと?


juncoop さんお久し振りです。

先日、リヒター&ミュンヘンでBWV1を聴きました。
(偶然にもjuncoop さんごの推奨盤です)
バッハの魅力はやはりカンタータにありですね(^^
「歌声こそが、最高の楽器である」しみじみ実感しました。

私のご贔屓、マティスのソプラノいいですね〜。

久しぶりに来ましたー!
投稿者:mamohaha
2002/ 8/26 8:18 メッセージ: 1759
これは 1 に対する返信です
こんにちは。お久しぶりです。
子供が夏休みに入ってから、ゆっくりバッハ聴いている暇がなくて・・・。とほほ。
うるさいんだ。
あと一週間の我慢です。

土曜日に楽譜を買いに久しぶりにヤマハショップに行ったら、エマ・カークビーの新録音の「結婚カンタータ」見つけて、ソッコーでレジに走ってしまいました。
今度の伴奏はホグウッド。
何と、「アンナ・マグダレーナの音楽帳」のアリアも一緒。
ツボでした。
年取っても、あのエンジェルボイスは健在。落ち着きと余裕も加わって、大天使ガブリエルって感じです。
ああ、上には上がいる・・・。

彼女は、やっぱり旦那様のルーリーさんの伴奏で歌っているのが最高ですがね。(バッハの録音はあまりないけど)
あんな奥様いたら・・・。
世界で一番幸せな男性かも。彼。

オフ会いかがでしたか?
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/26 10:32 メッセージ: 1760
これは 1759 に対する返信です
皆様レスを有難うございました。
昨日はオフ会だったのですね。 お楽しみになりましたか?

nujikoaさま
>(ルーシー・ファン・ダール)油控えめのつやっぽさ。
これ、チェンバロもそうですが、私の装置の問題でしょうか? 
油控えめどころか艶が無いように感じるのと、今はまだ耳に突き刺すような感じが辛いところもあり、購入したものの曲の良さを味わうまでいきません。 別サイトで見かけましたが、la_vera_storiaさんお薦めのシェリング盤とともに評判がいいですね・・・。

skunjpさま
>福田さんのシャコンヌ
私が聴いたのは2000年福島市音楽堂での録音ですが、バッハはこれ一枚ですね。
同じ演奏を聴いての受け取り方の差は、聞き込みの違いかと思います。
こちらも借り物ですが、いけない考えがむらむらと・・・。 
私のPCはCDRにバックアップできない機種です。 
春に外付けの装置を購入したものの何かと億劫で、やっとの初挑戦が一昨日。 
音楽用CDR2枚失敗しましたが、昨日何とか成功しました!

mont_54さま
ふとんの上でのたうちまわる、アーヨの無伴奏Vn・・・
宇野氏の評がskunjpさんのお陰でわかりましたが、前橋汀子については誰が何を書いているのか?興味がわいて読んでみました。 宇野氏の評が一部載っています。 
「著名な演奏家にはどこか一種の慣れが演奏のなかに漂うことがある。 
前橋さんにはそれがない。 演奏ずれのしていない初々しいばかりの感動がある。 
彼女はここで全身を曲の前に投げ出し、体と心を震わせるようにして弾いてゆく、(中略)
それにしても、いったいなんというチャーミングな節回しであろう。 独特のヴィヴラートとポンタルメント、ちょっとしたコブシの効かせかた、音色の変化、本当に胸をどきどきさせ、心を熱くさせる演奏なのである。(後略)」 
宇野氏は独立したトピが立つくらいで何かと話題ですが、私自身はこの評に近い感想を抱きました。(^^)

>肉体は既に悲鳴寸前。そんな状態でヴァルヒャを聴くんですよ。
「ジョッワワ〜ン」とくるアンマ−の響きに、気持ちシャッキリ。
按摩ーチェンバロで肩凝りもスッキリ(出た!身も凍る親父ギャグ)

またまた思い出しましたが・・・96年の9/28日に東京文化会館のバッハコレギウムに行きました。 翌日のワグナー「恋愛禁制」がメインで、前夜を独り過ごすためのいわばオマケ。 はっきり憶えていないのですが、演奏者は(多分)鈴木雅明と女性奏者。1台のチェンバロと2台のチェンバロの曲(だったと思います。 もう一人女性の奏者が居て、3台だったか??)
とにかく、初めて生で聴いたチェンバロの音色には「こんなにも優しくて甘いもの?!」と驚きました。(特に鈴木氏の奏したチェンバロ)
そもそも、アンマー・チェンバロとは、普通にチェンバロと言われるものと同じなのか、何か違いがあるのか? なにも解っていないのですが、バロック・ヴァイオリンと同じで、我が家の再生装置にいささか問題があるのかも知れません。 

mamohahaさま
はじめまして、よろしくお願いいたします。
エマ・カークビーは別トピでご紹介があり、リュート伴奏のCDを聴く機会に恵まれました。 本当に心安らぐ歌声ですね。 
ところで、この伴奏者の名がAnthony Rooley とあるのですが、この方が旦那様なのですか? ふ〜む、夫婦喧嘩を想像・・・できない!

早速の訂正
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/26 10:48 メッセージ: 1761
これは 1760 に対する返信です
>昨日はオフ会だったのですね。 

一昨日でしたね。 HNを変えてもそそっかしい性格は変わらないようです。(恥)

高貴かつ深遠なる「第一回オフ会」報告
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 12:36 メッセージ: 1762
これは 1761 に対する返信です
皆様、お早うございます。

やっと今、メルマガを発信開始しました。
ちょっと二日酔い気味(三日酔い?)で、もたもたしております。

1日で、約1万人に10種類のメルマガを出します。
間違えませんように・・・

(欲しい方は私のメルアドのHPを通してお申込み下さい。
 あ・・・バッハじゃないです。英語関連です・・・)

・・・今日は半日、監視業務のため、まともな仕事ができない。
そこでyahoo掲示板業務に精を出すことにしました。
フフフ・・・ \(^o^)/


さて、一昨日、バッハトピ第1回オフ会を挙行致しました。

参加者は、くたびれかけた <とっちゃんぼうや>skunjp、
山を愛する<ロマンスグレー> mont54さん、
<バッハトピの牛若丸> nujikoaさん、の3人。

まず吉祥寺ディスクユニオン「バッハコーナー前!」で待ち合わせ。

「いやー照れますねー」などと顔を赤らめながら、それでも
掘り出し物を目ざとくGetしつつ・・・
・・・とあるフランス料理店に移動。    (^^;;

しかし、いつも当トピでおなじみの方達とお会いできるちゅーのは、
感動モノですねー。

「第一回バッハトピ・オフ会を祝して・・・カンパーイ!」

さっそくの生ビール・・・う〜ん。今日は特にうまいぞー。

6時開始から閉店の10時まで、おいしい料理に舌鼓を打ちながら、
好きなバッハの話題に花が咲きました。

次の点で3巨頭の意見の一致を見、議事録に記録されました。

                    ・・・ (ウソです。)
1.グールドは最高だ。

2.バッハトピは最高だ。

3.そのうち第2回オフ会を開催しよう。

・・・最後は、持ち寄ったCDの交換会。
私はキースと引き替えにヴァルヒャの平均律を手にして、
(^o^)でありました。

さて普段500円のワインをグラス2杯くらいしか飲まない、
酒に弱い私。

この日は、高級ワインに逆上したあげく、ビールに加えて白と赤を
チャンポンで飲んで、急性アルコール中毒気味になり、
会の後半は何をしゃべったのか覚えてません。 (-_-;)

mont54さんと言えば、睡眠障害の発作か、終わりの方では
うつらうつら舟を漕ぐし・・・

牛若丸nujikoaさんのみが、爽やかな笑顔を振りまいていました。

・・・今回参加されなかった皆さん、ぜひ第2回目オフ会にお越し
   下さい。(まだ未定です)

※juncoopさん、wadakamaruさん、drei_sonneさんほか、あの人
 この人とお会いしたいモノですねー、としきりでした。

re:高貴かつ深遠なる「第一回オフ会」報告
投稿者:nujikoa
2002/ 8/26 13:52 メッセージ: 1763
これは 1762 に対する返信です
「爽やか系」には程遠い顔つきのnujikoaでございます。(^^;

さてオフ会ですが、心から楽しませていただきました。

skunjpさんの簡潔な議事録ですべて語られていますが、
私の感想も同じく、
第一回は、バッハにふさわしく、まさに「高貴かつ深遠なる」会でありました(笑)
第二回以降は、バッハの世俗カンタータよろしく、あるいは若き日の即興演奏のごとく、ドバーッとやるのもまた良いかもしれません。(^^;;

***
頂いたお土産について...

skunjpさんから「音楽の捧げ物」と題した...バッハのアンソロジーMD
を、頂いてしまいました。
名演ぞろいなわけですが、ひとつだけ言うなら、
園田高弘の「3声のシンフォニア」。
これにはガツーンとやられました。何という気品の高さ!!
CD店で見つけたら、即、買い、です。(^^;

mont_54さんからはギターによるゴルトベルク変奏曲。
ギターならではの、リズムのタメ、これが絶妙です。またノスタルジックな音色とあわせて、この曲を新鮮な気持ちで聴けました。

みなさん、こんにちは
投稿者:mont_54
2002/ 8/26 14:04 メッセージ: 1764
これは 1762 に対する返信です
金曜は在宅だったので、久しぶりに会社のPCを開けてみたら・・
何とまたもやウィルスがゾロゾロ(Klezというやつです)
参ったなー、これじゃ仕事になんない。
どーやら完全に狙われているみたい。
念のため全fileスキャン&再立ち上げで午前中が終わり。
いっそのこと、ずっと在宅作業にさせて貰おうかな? (^^;

skunjp さん

オフ会の議事録ありがとうございました。
自分の行動がネット上で明かされるって、恥ずかしいですネ。
フーテンの寅さん風に
「思い起こせば、恥多きことの数々・・」 あれ?

ここって「恥ずかしすぎ」トピじゃなかったですね(笑)
でもホント、またやりましょう。


mamohaha さんの「結婚カンタータ」で思い出したんですけど

やいムターちゃん。
よくもおじさん(僕)のこと、袖にしてくれたな〜。

時に、君のバッハってまだ聴いたことない。
でもタルティニをあんなに華麗に響かせる君のことだから
バッハも得意のノン・ヴィブラートでもって
きっといい声(音色)で歌わしてくれるんでしょう。

だからお願い、早く無伴奏Vn.の全曲をリリースしてね。
そしたら今回の件(結婚)も・・・許しチャル。(笑

ちょっとしつこい(僕ってストーカー?)


実は似たような話題ですが、
私の旧部下でとても可愛い(一言余計(^^;)女性社員が
近々出産退社をする事になりまして、
プレゼントがわりに、何か胎教に良い音楽MDを贈ろうか
と考えました。 (実はもう贈ってしまった・・過去完了)

胎教ミュージックというと
一般(世間)的にはモーツァルトが多いのでしょうが、

そこは我らが誇るバッハトピの皆さんのお知恵を総動員して
「アイネクライネ」や「ディベルディメント」に負けない
(バッハ版)胎教ソフトを考えてみてはどうでしょう?

因みに私は、ゴルドベルグのアリア・イタリア協奏曲の2楽章
それにパルティータからの抜粋を等を中心に74分MDに
入れてみました。

そこでつまり、
次作の為(あるかどうか分かんないけど)のアイデア募集!
 よろしくお願いします。

tatyana_bianchiさま
投稿者:nujikoa
2002/ 8/26 14:15 メッセージ: 1765
これは 1760 に対する返信です
>(ルーシー・ファン・ダール)油控えめのつやっぽさ。
これ、チェンバロもそうですが、私の装置の問題でしょうか? 
油控えめどころか艶が無いように感じるのと、今はまだ耳に突き刺すような感じが辛いところもあり、


私の装置ですが、
一応コンポの形をしています。(^^;

が、アイワ製の小型...
はい、安物でとてもいい装置とはいえません。(-_-;

古楽器演奏は失敗すると、以前juncoopさんがいみじくもおっしゃられたように「ヤギの鳴き声」のようになってしまいます。

しかしこのルーシー・ファン・ダールの音(の膨らませ方)はふくよかで、そのようなことはない、と私は思ったのですが...

「歌う」と「語る」のバランスが絶妙で、
全体的にとらえるとリズムが非常に円くて柔軟。しかし部分部分のフレーズはきっぱりとものを言っている。
そして...アゴーギクを駆使しても音楽が停滞することがない。
以上が私の感じた魅力でした。

現代楽器による演奏も魅力的で、クレーメルはじめ、おそらく5種類くらいの演奏は聴いています。
しかし私は...前橋さんはおろか、シェリングの演奏を聴いたことがない!

...この曲を語る資格、なかったかもしれません...(-_-;
どうぞお許しを。(^^;

シェリング、前橋、シゲティ、アーヨ。
さあどれから聴いてゆくかな。。。;;;

あと、シギスヴァルト・クイケンの新盤も気になっています。果たしてL.V.ダールを抜き返したかどうか?(^^)

胎教バッハ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/26 14:28 メッセージ: 1766
これは 1764 に対する返信です
mont_54さん、

こんなのはどうでしょうか?

@カンタータ170番
Aオルガンのトリオソナタ
Bモテット1番’singet...'
これ、モーツアルトが驚愕した曲でしたね。(^^)
C無伴奏チェロ組曲の長調の曲

D定番は、G線上のアリアですね。(^^;
昨日は友人の結婚式にでたのですが、
チャペルでの、
フルート+小型パイプオルガンによるこの曲の演奏が心にしみました。

re:久しぶりに来ましたー!
投稿者:nujikoa
2002/ 8/26 14:36 メッセージ: 1767
これは 1759 に対する返信です
mamohahaさん、はじめまして。
以前の投稿は、読ませていただいたことがあります。

ここのところ増殖の一途をたどっているバッハトピの新参者ですが、宜しくお願いします。

>エマ・カークビーの新録音の「結婚カンタータ」見つけて、ソッコーでレジに走ってしまいました。
今度の伴奏はホグウッド。

これはっ!
...私でも、ソッコーでレジに走ってしまいます。(^^;
早速探してみます。
9月に入ったら他にもどんどん紹介してくださいね!(^0^)

RE:よはん・せばすちゃん(Vn協)
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 16:49 メッセージ: 1768
これは 1746 に対する返信です
<sumomochannelさん>

はじめまして。skunjpです。
女性の方は大歓迎です、なんちゃって・・・(^^;;

さて、Vn協奏曲No.2は良いですね。
元気が出ますね。・・・第2楽章も、終楽章も良いですね。

それで、一番もいいですね。ドッペルももちろん・・・

最近、Vn協奏曲にこだわってまして、それもモダンVnで
買い集めてます。

いつもは鷹揚な僕が、この曲に関してはこだわりが強いのか、
なかなか気に入るのがありません。

ソロコンチェルトといえども、バックと対位法的に緊密に
結びついており、ポンと名人を連れてきただけじゃダメなん
でしょうね。

で、勝手にお勧め盤をチョイスします。 (^^;;

結局、シェリング盤(マリナー指揮)がダントツかと思います。
超・緻密で過不足ないソロが、バックと「四つ」に組んで
います。

グリュミオー、ムターはちょっとソロが突出しているカナ。
(バックがちょっと・・・)

パールマンは、バックとのからみはいいですが、ホンの少し
やにっこい?

クレーメルさん、そんなに速く弾かなくとも・・・

ムローヴァちゃん、ちょっと屈折してるネ。

シュナイダーハン、カルト的な真面目さ。

バリリ、良いけど大時代。

ズスケ、ソロ最高、バックは?

ほんでもって、シェリング以外に好きなのは、イ・ムジチと
アゴスティーニ、それからアッカルドだったりします。

バックとのなじみが良くて、何せ「なごむ」のです。

・・・古楽系は、おおむねソロとバックのバランスが良いで
   すね。

ただし、僕的にはこの曲、もっとヴィヴラートのきつい歌が
欲しいのよ。

   以上、こだわりおじさんの世迷いごとでした。
・・・気にしないで下さいネ。

skunjpヘロヘロの巻
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 17:19 メッセージ: 1769
これは 1754 に対する返信です
なんか今日はヘロヘロです。
早く家に帰ってバッハを聴きたい!

最近Getした獲物たちを、舌なめずるように、
ちびちび聴いて楽しんでます。

そのうちレビューを・・・


<drei_sonneさん>

バッハには5分名曲がゴロゴロころがってますね。
ベートーヴェンや、ブラームスじゃあこうはいかない。

そんでもって、長い曲にも名曲がゴロゴロ・・・
凄いですね。


<nujikoaさん>

オフ会お疲れさまでした。
しかし、お酒強いですねー。

なるほど、ブレイズとテュルクの二重唱は恍惚となるほど美しい。
あんまりハマルとあぶない世界・・・?

(まあ、僕にはそのケがないんで、ちょっと理解できない)


<sk2y_ngi さん>

2年で1400枚。凄い人ですねー、あなた。
一枚2000円として280万!

独身でしょう?  うらやましいご環境です。

※モンクに文句なし・・・ハハハ


<mont54さん>

宇野大先生は、シゲティが「下手」と言うことより「精神的な高さが
凄い」ということを強調したかっただけ、なんでしょうね。

それが結果的に本人としては「下手なんて、ほめられた気がしない」
となる現象。

この方にはよくあるパターンで、この間もある本で、「マタイは
長すぎる。抜粋盤で充分と」書いてあり、
それを読んだ僕は・・・

 <ぼくは怒りを禁じ得ないと言えよう>

・・・の世界になりました。

でも良く読むと、ある演奏が「抜粋盤だけど、それを上回って
良い演奏だ」ということを言いたかったことに気付きました。

ホント、宇野センセ、損な性格ですよね。

※オフ会お疲れさまでした。ロマンスグレーなどと書きましたが、
 髪黒々、まだまだお若いですよね。(失礼)
 
 「葬式と友人の関係」のお話、全く同感です。
 オフ会、またやりましょーね。


<juncoopさん>

>しかしピアノをやっている人でバッハを嫌う人はとても多い。
 
本当にそうですね。

あれは、小さい頃、ソナチネアルバムとかやった後で、急に
インヴェンションとかやらされて、カルチャーショックになって
しまうのが、いわゆるひとつの理由だそうですよ。

la_vera_storia さん、ようこそ。
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 17:26 メッセージ: 1770
これは 1755 に対する返信です
別トピ読みましたが本当にお詳しいですね。

推薦されたCDは全部、僕も異存ナシです。

特にリヒテルの平均律。

No.1プレリュードを聴いただけで・・・

早朝の、山奥の湖。
水面に波紋が広がるような<景色>が目に浮かびます。

また、いろいろ教えて下さいネ。

re:久しぶりに来ましたー!
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 17:38 メッセージ: 1771
これは 1759 に対する返信です
mamohahaさん、お久しぶりです。

衛君お元気ですか。

うちの守は元気すぎて、困ってます。

かみさんも夏休みはイライラがたまる一方で・・・

しかし、あと一週間ですね。

ガンバレ \(^o^)/

それでは、今宵カークビーを聴きましょう。

胎教バッハ・・・?
投稿者:skunjp
2002/ 8/26 17:45 メッセージ: 1772
これは 1764 に対する返信です
mont54さん、胎教なら、イエス様の
ご生誕を祝う、クリスマス・オラトリト。

そしてマリアのほめ歌、マニフイカト。

この2曲からの抜粋というのはいかが・・・

※ムターのVn協奏曲はヴィヴラートが濃厚。
(ソロは名演)。たぎるようなテンペラメ
ントを感じさせ、ムターの旦那は大変だ!
と思った次第。

古楽系Vn協奏曲のおすすめ盤
投稿者:otik_0608
2002/ 8/26 23:09 メッセージ: 1773
これは 1768 に対する返信です
 skunjpさん、お久しぶりでございます。いつも楽しくて勉強になる書き込みでこのバッハ・トピを盛り上げてくれて、本当にありがとうございます。

 最近Vn協奏曲にこだわっておられるそうなので、私のおすすめ盤を紹介します(古楽系ですが・・・)。

 アンドリュー・マンゼ(ソロ&指揮)、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック

 速いテンポで飛ばし、時には暴走気味となるほどパワー全開の、アクの強い演奏です。特に第1番BWV1041が過激でカッコイイ!
 他の古楽系の名盤・・・クイケンやピノック(ソロ:スタンデイジ)、ホグウッド(ソロ:シュレーダー)、コープマン(ソロ:ハジェット)なども、このマンゼの演奏と比べたらかなり「安全運転」です。
 ドッペル(BWV1043とBWV1060)ではポッジャーが第2ソロを務めています。

 機会があればぜひ試しに聴いてみてください。

Vn協奏曲No.2の魅力再発見!
投稿者:skunjp
2002/ 8/27 10:52 メッセージ: 1774
これは 1773 に対する返信です
otik_0608さん、お久です。\(^o^)/


古楽系も良いですね。名演がひしめいています。
マンゼはまだ未聴です。いずれ、そのうち・・・

 ・・・古楽系は宿題と言うことで。


さて、あれからVn協No.2が気になり楽譜を引っぱり出して
調べました。

1楽章は、ヴィヴァルディ張りのリトルネロ形式(トゥッティと
ソロの交代する)であるばかりでなく、それが3部形式になって
いるんですね!

それも中間部はテーマがいろいろ加工、変形されてて、もの凄く
手が込んでます。

ですから、提示部、展開部、再現部みたいな感じで、これって
ソナタ形式のはしりカナ・・・とか思ってしまいました。

再現部(?)の前には小カデンツァさえあって、ベトやんの
運命を思い出しました。

これは、名曲中の名曲ダ、と感じ入った次第。

  (何?当然だ)・・・ はい、(-_-;)


池辺晋一郎ダジャレ大先生もこのようにおっしゃっています。

「冒頭テーマの4小節目。同音でシシシシ、シシシシと16分
 音符が高らかに奏でられる。ここは光が射してくるような輝
 かしさ。

 バックの弦楽4部を見ると、1、2ヴァイオリンも、ヴィオ
 ラも同音の16分音符でソロに合わせておる。

 しかし、バスのコンティヌオだけ、ソラシドレミファソと、
 音階を駆け上がる。

 ここがバッハの凄さ。推進力と豊かさが生じている。
 ヴィヴァルディだと、たぶん同音にするだろう。」


みなさーん、バッハって凄いですねー。\(^o^)/

発作的聴き比べ大会<Vn協No.2>
投稿者:skunjp
2002/ 8/27 10:54 メッセージ: 1775
これは 1774 に対する返信です
さて、Vn協No.2に感動した僕は、手持ちの10数枚の
演奏を検証してみることにしました。

だって、「気に入らない」ままでいたら、約2万円が無駄に
なってしまいます。

  (またまた、skunjpの貧乏性が・・・)


1.パールマン、バレンボイム/イギリス室内(録音71年)

冒頭4分音符のテーマが楽譜ではスタッカートになっているのに
見事に無視。終始テヌートで重く粘った表情。

しかし<ユダヤ魂>からほとばしる熱い歌は、とてもヒューマンで、
「うん、これもなかなかイイじゃない!」と魅力発見。


2.ズスケ、マズア/ライプツィッヒ・ゲバントハウス(78年)

コンティヌオの拍節感がまさに<ゲルマン魂>。

少々ほこりっぽいが、マズアのカッチリしたバックに乗って、
ズスケが知的な叙情を歌う。いいねー。


3.アルテンベルガー、ヴィンシャーマン/
  ドイツバッハ・ゾリステン(93)

同じドイツでもこれは現代的。やや速めのテンポは、前のめり
気味。イキオイと弾みがある。ソロは頭脳明晰型の、若々しく
流ちょう。これもなかなかやる、という感じ。


4.ムローヴァと仲間たち(93)

1パートひとりずつ。これは音楽的にとても刺激的で面白い。

曲の構造を(感情的な面まで)精密に描き出している。
対位法的なからみも、手に取るようにわかる。

余裕と力にあふれたソロの技術的完成度は随一。
・・・最高!


5.バリリ(オケはどこでしたっけ?録音年はたぶん50年)

ずいぶんアバウトなバックに乗るバリリのソロは非常に伸びやか。

ウィーン的で、しなやかな音楽を表現するためには、実は大変な
技術が必要ではないかと思った次第。

立派なソロです。  (続く)

続き・・・↓
投稿者:skunjp
2002/ 8/27 10:57 メッセージ: 1776
これは 1775 に対する返信です
6.ファウスト、リリング(録音?)

たぶん最近の録音です。オケ、ソロとも洗練度が実に高い。
バスの線からして流麗。推進力に富み、安定度が抜群。

ツヤツヤと健康的でアポロ的なソロ。
中間部のオケにも美しい流れがあります。

充実した中に今風の軽みもあり、これは現代ドイツの
ひとつの<結論>でしょう。


7.グリュミオー、ゲレッツ/ソリストロマンド(78)

晩年のグリュミオーは力の抜けた渋さで聴かせます。
艶消しの音が魅力。大人の演奏。バックは?


8.クレーメル(Vn、指揮 )

天上天下唯我独尊って感じ。

でも速すぎると感じたテンポも、楽譜を見ると、アラ・ブ
レーヴェ(2分の2拍子)で、クレーメルのテンポが正解?

・・・しかし、現代楽器だからねー。ちょっと無理が。

でもソロの輝かしさは最高です。
この人、ボーイングの独特の「暴れ」が、逆に、輝かしく
新鮮な音をかもし出しており、まあ、桁違いのテクです。


9.ムター、アッカルド/イギリス(82)

深く細かい独特のヴィヴィラート。

最近の熟女ぶりと違い、この頃のムターは清純。
みずみずしくおっとりした、健康的なドイツ少女。

再現部前の小カデンツでは、ふるいつきたいような、
なまめかしいコブシがあり、mont54さんが、
ストーカーしたくなる気が、まあ、わかります。(^o^)


10.11.アゴスティーニ/イ・ムジチ、
      アッカルド/ヨーロッパ室内

これらの演奏に僕がホッとするのは、なぜ?

べとつかない歌があり、サラサラと流れるバック。
バスの拍節感もいたずらに強調されない。

ソロもぎらぎらせずに無欲。チームワークとしての
ソリストだな。

素晴らしいバレーボールチームを見るよう。

バッハのVn協には、ソロコンチェルトの側面と、
室内楽(チームワーク)の側面があり、イ・ムジチ
勢は、後者の観点で理想的。


12.シュナイダーハン/ルツェルン音楽祭(56)

ウィーン情緒を否定。きっちり、かっちりしてます。
ソロは目のつんだ緻密な音。

秋の名月を見るようです。


・・・なんだー、みんなイイ演奏じゃないか!!!
(反省)

※nujikoaさん、園田高弘いいでしょー。

イゾアールはnujikoaさんの、オルガン嫌い
解消の決定打です。
これだと、全然圧迫感がないですねー。

おせっかい・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/27 12:10 メッセージ: 1777
これは 1774 に対する返信です
skunjp さん、

>池辺晋一郎ダジャレ大先生
     のコメント、行けてますねー。
さて、
普段何気なしに使っている言葉「通奏低音」ですが、
「バッソ・コンティヌオ」を key にして goo で検索かけたら
こんな素敵なHPが見つかりました。

とても解りやすい解説だと思ったので、以下に紹介します。


http://member.nifty.ne.jp/continuo/index-j.htm

の中から更に・・・

http://member.nifty.ne.jp/continuo/Musik/Dok003-j.htm#continuo

へ行ってみて下さい。(読み応えあり)

re:おせっかい・・
投稿者:nujikoa
2002/ 8/27 14:55 メッセージ: 1778
これは 1777 に対する返信です
montさん

「おせっかい」だなんてとんでもない!

バッソ・コンティヌオHP、見ましたが、
とんでもなく勉強になるHPでした。

とても1回見に行っただけでは吸収し切れませんね。

このHPの中で「私がチェンバロを手にしたわけ」、というのが興味を引きました。

その動機は、理論的にも筋が通ってるし、また心の奥底にある「不純な動機」も正直におっしゃっているのが印象的で...
まぁ、読んでいるほうもチェンバロが弾きたくなってくるような、名文です。

また、私が25の手習い(お恥ずかしい...;;)で最近弾いているインベンションについて、
これ以上ない(詳しすぎる?)解説がついており、これも充実しています。

満腹・・・(^^;
ほんとにこれは素敵なHPです。(^^)

<いいかげん>のススメ
投稿者:skunjp
2002/ 8/27 16:50 メッセージ: 1779
これは 1777 に対する返信です
<mont54さん>

「おせっかい」と聞いて、一瞬、どんなミスを指摘されるのだろ
うと、ビビリました。(^^;;

普段、結構いいかげんな男ですので。

しかし、この手の「おせっかい」でしたら嬉しいですね。
ご紹介のHP、なかなかの力作です。
ブックマークしてちびちび見ましょう。
有り難うございました。

しかしこのHP、掘り下げが凄くて、制作者には、「いいか
げん」とは正反対の徹底した「ガンバリ」を感じます。

 (でも、あまり徹底していると鬱になるかも)

僕はなるべく「頑張らない」ことを目標にしてます。
仕事もね・・・フフフ (^^;;

頑張るって、日本人のメンタリティには受けるけど、人間は
本来そんなに強いものではない。

「足ることを知るですね」・・・

・・・ギクッ、今、凄い矛盾を感じた。

なぜって、バッハCD収集については全然足りてないのよね。

まあ、この辺の整合性についても「頑張らずに」・・・(^^;;


<nujikoaさん>

インヴェンションやってるんですかー!!!
凄いですねー。

僕は副科ピアノで何曲かやりましたが、ありゃ難しい。

ひとりの演奏者に2声部以上弾かせるって「反則」ですよね。

でも、「頑張ってください」 ・・・アレ  (^^;;

初DVD体験!
投稿者:nujikoa
2002/ 8/28 11:07 メッセージ: 1780
これは 1 に対する返信です
音楽DVDを、実は...初めて鑑賞しました。

会社から与えられたノートパソコンで・・・(汗)
ノートパソコンでは、調子が悪いと、
結構音飛び・コマ落ちするのがつらかったですが、
音質は、ヘッドフォンで聴けばなかなかのものでした。

観たのは、
鈴木雅明=BCJの「ヨハネ受難曲」
2000年7月28日という特別な日の、サントリーホールライブです。

やはり映像だと、曲の立体構造が見えて良いですね(群集との掛け合いなど)。
それに字幕付きなのでラクチン(^^;
この演奏では、イエスが合唱団の中にいて、アリアも群集もこなす。この方が、聖書を追体験しているような感じで私は好きです。

もちろん音や感情のバイブレーションは、本物のライブにはかなうはずもありませんが、色々なアングルから見れるのが魅力ですね。
通奏低音の鈴木兄弟が目を交わしながら音を合わせているところなど、感動ものです。


皆さん、おすすめのバッハDVDを教えてください!

>nujikoa さん
投稿者:mont_54
2002/ 8/28 11:12 メッセージ: 1781
これは 1778 に対する返信です
そう言えば・・・nujikoa さんの

「左手が主役論」の理論的根拠になる?
のかも知れませんね。   このHPって・・・(^^)/

仰るとおり、作成者の方がサンプルを用いた解説と、
自らの体験を交えた「動機」の両面から迫る論法には
堅苦しい理論書以上の説得力を感じます。

それにしても、鍵盤の弾ける人がうらやましい。


PS:それから、おせんべい ご馳走様でした。
   ソース系の味はわが家の女性軍の大好物で
   カミさんと娘にほとんど喰われました(笑)

インヴェンション
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/28 11:13 メッセージ: 1782
これは 1778 に対する返信です
あと数日で返却予定ですが、シフのインヴェンション。
プロの演奏で初めて聴いて「インヴェンションって、こんな詩情あふれる曲だった?!」と驚きました。 ニュアンスのある表情にはショパンまで感じます。

mont_54さんの貼り付けてくださったサイト私も少し読ませていただきましたが、
ピアノを習っていた頃、(良い生徒ではありませんでした。) あのサイトにも書かれていましたが「無味乾燥」な演奏しかできず、また、バッハはこうしたもの、と思い込んでいました。 それでも巧く弾けた時には、良いなぁと感じてはいたのですが・・・。

楽譜が少し載っていましたが、1番は私の記憶どおり ♪休ドレミファレミド
シフの演奏は  ♪休ドレミ(ファミレ)(ミレド) と三連符になっていました。
プロの演奏家は大抵の方がこのように演奏なさるのでしょうね。

このCDに入っている「4つのデュエット」も聞き覚えのある懐かしい曲で好きですし、「半音階的幻想曲とフーガ 二短調」も気に入りました。 最後の堂々としたフーガは現代曲のような趣まであり、バッハって「新しい」ですね。

自己レスですみません・・・
投稿者:nujikoa
2002/ 8/28 11:14 メッセージ: 1783
これは 1780 に対する返信です
>通奏低音の鈴木兄弟が目を交わしながら音を合わせているところなど、感動ものです。

ここのところskunjpさんに「男色疑惑」をかけられている私ですが(笑)、はっきりと否定しておきます。・・(^^;;

動くナンシー・アージェンタ、カークビー、フォン・オッター、見たいですねーー(^^;;

どうも、しょうもないことで、失礼しました・・・

re:インヴェンション
投稿者:nujikoa
2002/ 8/28 11:21 メッセージ: 1784
これは 1782 に対する返信です
シフのインヴェンション、良いですよね〜!
なぜこんな夢見るような演奏ができるのか...と驚きばかり。


1番はあんなふうに弾くのは珍しいと思います。
確かシフのCDに、「BWV。。。a」
(番号忘れ、すみません;)
と書いてあったと思います。
別版なのでしょうか...?



*mont_54さんおせんべいのお礼ありがとうございます。大阪はいいところですよ〜(^^;

動くナンシー・アージェンタ♪
投稿者:mamohaha
2002/ 8/28 11:48 メッセージ: 1785
これは 1783 に対する返信です
以前、会員制演奏会のチケットが当たったので、聴いてきました。
可愛いんだ、これが。
CDだと分かりにくいんですが、結構声量もあるし。
会場全体があの響きに包まれて、本当に至福の時でした。

カークビー、フォン・オッター、この二人もいいよねー。
どっちもビデオはあるんですが、実際に生ではお目にかかっておりません。
カークビーは割と近くのホールで演奏会があったのですが、下の子の出産予定日と重なっていて、あきらめた思い出が・・・。
ああ、返す返すも残念!
でも、会場で生まれても困るしねえ。

横レスになりますが・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/28 11:53 メッセージ: 1786
これは 1782 に対する返信です
>ニュアンスのある表情にはショパンまで・・

そうですね。
無論バッハとショパンの間にはポリフォニーとホモフォニー
という抜きがたい相違はあるものの、
私の贔屓のゴルドベルグ、あの第25変奏(skunjp さんお気に入りの)
などには特に強くそれ(ショパン的詩情)が出ていると感じませんか?

時に「ゴルドベルグの第25変奏」には私自身、未だに理解出来ない
謎があるのですが、話が長くなるのでそれについては別の機会にします。

それから「三連符になって」で思い出したんですけど、
「ゴルドベルグの第29変奏」もどこか果てしのない3連符
(いや6連符?)に聞こえます。

うっ、なにか無理矢理「ゴルドベルグ」ネタにもち込もうという
「恣意」が見えなくもない? (一端撤収します)

乗り遅れてしまったskunjp
投稿者:skunjp
2002/ 8/28 12:56 メッセージ: 1787
これは 1786 に対する返信です
jujikoaさんのレスを横目で見つつ、(ちっと仕事が立て込んでまして)
お昼に開くと何と7件も・・・(^^;;

今日は乗り遅れてしまったskunjpです。


<nujikoaさん>

 >ここのところskunjpさんに「○色疑惑」を 〜 はっきりと否定
  しておきます。

お気を使わせてしまい、すんません。
いや思ってませんよ・・・ハハハ、全〜然。 \(^o^)/

お会いしてみて、圧倒的に「男性より女性が好き!」なお方と
お見受けしました。(その点は僕も同じ・・・)

さて、さすが牛若丸nujikoaさん。DVDを使っておいでとは。

・・・おじさんには遠い世界です。

しかし、映像といえばBCJのマタイ(CD)を買ったとき、オマケ
でビデオが付いてました。

マタイの練習風景がメインですが、鈴木さんはじめ、ソリスト達への
インタビューが収められており、とても興味深かったです。

特にナンシー・アージェンタの、知的で情愛にあふれた人柄に触れて
ますますこの人が好きになりました。

はっきり言って、愛してます・・・(ヤバ) (-_-;) キョロキョロ


<mont54さん>

>時に「ゴルドベルグの第25変奏」には私自身、未だに理解
 出来ない謎があるのですが、話が長くなるのでそれについて
 は別の機会にします。

ぜひ、その長いお話を・・・(見え見えですぅー)

ゴルドベルクには30曲中、短調がたった2曲。
いったい何故でしょう?

このたった2曲の短調曲が、ゴルドベルク全体を仕切っている
ような気が・・・・?

そして、なぜ「序曲」が曲中にあるのか?

謎は深まるばかり・・・ですなー。(^^;;

<tatyana_bianchiさん>
投稿者:skunjp
2002/ 8/28 12:58 メッセージ: 1788
これは 1782 に対する返信です
こんにちは、tatyana_bianchiさん。(^o^)

>ニュアンスのある表情にはショパンまで感じます。

貴女は感性の豊かな方ですね。

僕も本当にそう思います。
そしてそれは、シフの芸風なのではないかと思います。

特に、彼のパルティータが出たとき、これはショパンだ、
あるいはシューマンだと感じました。

それほど匂うような詩情があり、ロマンティックとは少し
違いますが、心のヒダにしみ込んでくるような演奏でした。

このシフはグールドには批判的なようです。

グールドも非常にポエティックだと僕は思いますが、
まあ、同じ「詩情」でも全然違いますね。

※うろ覚えですが、ご指摘の3連符はシフの即興ではなく、
 そのような別版がある、というか、このパターンもバッハ
 作のようです。

あ、それから、前橋汀子さんの無伴奏、買いました。
良いですねー。

いつものロマンティックな前橋さんと違い、厳しい造形力
を感じました。ひたむきでヒューマンな演奏には、遠く
シゲティのこだまが聞こえました。

技術的にもとても安定しており、感銘を受けました。

<mamohahaさん>
投稿者:skunjp
2002/ 8/28 13:03 メッセージ: 1789
これは 1785 に対する返信です
>でも、会場で生まれても困るしねえ。

フフフ・・・最高ですね!
コンサートホール・ベイビー。

きっと、末は大演奏家・・・!

>CDだと分かりにくいんですが、結構声
 量もあるし。会場全体があの響きに包ま
 れて、本当に至福の時でした。

声量ありますか。う〜ん、聴きたいなー。
生で。

ますます好きになりました。ナンシー・ア
ージェンタ

一応突っ込みを・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/28 13:52 メッセージ: 1790
これは 1787 に対する返信です
もうとっくに感づかれているでしょうが・・・

skunjp さん、ゴルドベルグの短調は3曲ですね。

(第15・第21・第25変奏)

当然3の倍数である15・21変奏はそれぞれ5度・7度の
カノン(3で割れば音程差が求められる・・)
したがって、25変奏のみは「仲間はずれ」なのですが
別にこれがどうして?という謎というわけではなく、

25変奏の中に現れる「転調」(第2小節目の)に
不思議を感じるのです。
今ちょっと手元に楽譜がないので詳しい解説が出来ません。
(のでまたいずれ・・・・ヘッヘヘ逃げのmont でした)

ところでこの3曲の短調ですが、グールドの演奏に因ると
私にはそれぞれの趣が際立って異なる3曲と思います。

15var.は聴いている人の内面(こころ)にズシンズシンと
響いてくるような感傷(いや干渉)作用が強い「叙情詩」

21var.は何かギリシャ悲劇を思わせる、ホメーロスの
偉大な英雄「叙事詩」

そして25var.は、冬枯れの芝紅葉の上に舞意落ちる
散り遅れの枯れ葉を連想させるような美しい「叙景詩」

以上、思い入れたっぷりの印象批評でした(^^;

アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/28 15:38 メッセージ: 1791
これは 1785 に対する返信です
フォン・オッターさんが歌っているBachって何がいいですか?

実は,好きな女声の一人なんですが,Bachはまだあまり聴いていません.

昨年一番聴いたCDの1枚が「Otter meets Costelo」なんです.

噂では身長180cmとのことです.
お会いしてみたいです.
来年4月に来日予定のようなので,楽しみにしています.

4,5年前,CDショップで名前を見かけたとき,「へー〜〜! ヴァイオリンだけじゃなく,歌も歌うようになったの」と思ってしまったことがあります.
当時,声楽には興味がなかったので,歌手の名前なんて知らなかったんです.

新宿砂漠
投稿者:skunjp
2002/ 8/28 16:15 メッセージ: 1792
これは 1790 に対する返信です
>skunjp さん、ゴルドベルグの短調は3曲ですね。

・・・ソーナンス!

(ポケモンの上記キャラに、最近愛着を覚えております・・・)

聴いても聴いても飽きの来ないゴールドベルク。

お昼は源造さんのを聴きながら散歩しました。

途中、会社の側の新宿レコファンに行きましたら、
なんとバッハが全部で!3枚しかなく、思わずめまいがしました。

新宿は中古盤フリークにとって砂漠のような街です。

やはり、職場は吉祥寺かお茶の水に限る。

  (何しに会社に行っとるの?)

・・・ソーナンス!!!

ご注進、ご注進!!!
投稿者:skunjp
2002/ 8/28 17:07 メッセージ: 1793
これは 1790 に対する返信です
mont54さまー、てーへんだー。

あのムターちゃんの結婚相手が、何とアンドレ・プレヴィンってことですぜ。

ムターちゃんは花も盛りの39歳!

かたやプレヴィンは3回り近く年上の73歳。

下手すりゃ「お爺さんと孫」ですぜ。

う〜ん。実にけしからんと言うか、・・・うらやましいというか。


http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=MU&action=m&board=1834581&tid=a4oa4baa4aba47a49a4aea1aaa1aa&sid=1834581&mid=2004

・・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/28 17:24 メッセージ: 1794
これは 1793 に対する返信です
「守備範囲」なんかを気にしていた僕って・・

「一体何だったんでしょうね」(以上、官房長官の談話風)

ひえええええ
投稿者:mamohaha
2002/ 8/28 18:35 メッセージ: 1795
これは 1793 に対する返信です
アンドレじーちゃん、やってくれる・・・。
ムターさんは、じーさん受けするキャラなのか?
カラヤンといい・・・。
いや、ココの皆さんがじーさんというわけではなくて。

プレヴィンといえば、ウッディ・アレンにミア・ファーローを取られた人ですよね。
ああいう、コケティッシュなタイプが好きなんですね。
うーん・・・。

re:アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
投稿者:nujikoa
2002/ 8/28 18:56 メッセージ: 1796
これは 1791 に対する返信です
ムッターやらオッターやらでごった返してますね。(^^;

<mont_54さん>
まぁ、ムターちゃん、「限りなく守備範囲の広い、寛容な女性」ということで、さらに見直して好きになってあげてください(爆)。

ムターはあまりタイプじゃないので、余裕なワタシ...(^^;;;


<drei_sonneさん>

オッターですが、ガーディナーとよく組んでいます。
クリスマス・オラトリオなど良いと思いますが、どうでしょう?
マタイにも出場してますが、男声のマイケル・チャンスにおいしいところを取られちゃったりもしてます。

ついでに(トピずれで申し訳ありませんが)、やはりガーディナーと組んでクルト・ヴァイルを歌ったアルバムもあります。
ジャケットがカッコイイ!(^^;

>昨年一番聴いたCDの1枚が「Otter meets Costelo」なんです.

!!
このCosteloって、まさか、
エルヴィス・コステロのことですか?
(違ってたら「はずかしすぎ!」ですがお許しを...)
バックはどんな編成なんでしょうか?

動くフォン・オッターさん(ヘンデル)
投稿者:mamohaha
2002/ 8/28 20:07 メッセージ: 1797
これは 1796 に対する返信です
私が持ってるのは、数年前にBSで放送された「メサイア・初演250年目記念コンサート」の録画です。
指揮はマリナー。
言われてみると、背が高いですね。
隣のテナーとあまり変わらない。

これって、DVDか何かで出てないのかな?

コステロ−−>大当たり
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/28 22:29 メッセージ: 1798
これは 1796 に対する返信です
nujiokaさん,こんばんは

ゲーテ生誕記念の会というのに行って帰ってきました.
若手のバリトン&ピアノのデュオを聴けて楽しめました.

> このCosteloって、まさか、
> エルヴィス・コステロのことですか?
大当たりです.
この手のCDってあまり好きじゃなかったんですが,落ち込んだ夜に聴いたら,von Otter さんがそこに立って私に歌いかけてくれているかのようで,一挙に虜になってしまいました.

バックはピアノ,チェロ,ギターなどのアコースティック系を中心にエレキ・ベースも使っています.
ガーディナーのクリスマス・オラトリオは持っていました.でも,歌手まできちんと見ていませんでした.オッターさんのファンになる前だったので,完全に見過ごし聞き過ごしでした.
聴きなおします.
BSでやっていたコルンゴルトを歌ったリサイタルを録画して持っていますが,テレビがないのでなかなか見られません.
彼女が譜めくりをしているシーンも見られます.

プレヴィン爺さんはソプラノのバーバラ・ボニーのために曲を書き,CDでは伴奏までしています.
たくさん鉄砲を撃ってるのかしら?

かんら、からから・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/29 1:02 メッセージ: 1799
これは 1796 に対する返信です
しっかし、マリッジ オブ ムター でこんなに盛り上がるとは・・

バッハトピには珍しく?大盛況ですね。
どーして? (ひょっとして僕のせい?)


「あまりタイプじゃないので、余裕な」nujikoa さん。
う〜む、それって独身の余裕ですか?

傷心の私、フォン・オッターに乗り換えようかなー?

でもその前に、
 今夜はグールド聴いて寝ます。

彼だけは絶対に僕を裏切らないし・・・・やーい、やーい


あーしかし、久々に青春した〜  (^^)//

マリッジ オブ ムター
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 10:23 メッセージ: 1800
これは 1799 に対する返信です
mont54さん

>フォン・オッターに乗り換えようかなー?

「ムターちゃんがお爺さんと・・・そんな
ご無体な。

そうだ!オッターがおった・・・」

すずしい風が吹いてきて・・・
めっきり秋めきました。


drei_sonneさん。

>たくさん鉄砲を撃ってるのかしら?

下手な鉄砲も・・・フフフ。

まあ、これだけのビッグネームですから、
「当たりたい」という女性もたくさんいる
ことでしょう。

でもムターとは、大当たり!

ムターちゃん、幸せになって下さいネ。

もし夢破れてたとしても、日本で待ってく
れてる男性がいますよ。

最近、守備範囲を大幅に拡張され、73歳
になるまでOKだそうです。

・・・(^^;;


nujikoaさん

先日はソース風味有り難うございました。
でも、あれからかみさんにきいたら、子供
達と一緒に全部たいらげたとのこと。
・・・(-_-;)

・・嫁さんは心して選びましょうね。

ゴルドベルグ変奏曲
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 8/29 10:35 メッセージ: 1801
これは 1790 に対する返信です
皆様、インヴェンション1番についての解説を有難うございました。
確かにBWV772a とありました!
昨日はla_vera_storiaさんご推奨盤の「マタイ」と「ブランデンブルク」を注文いたしました。 検索下手で、リヒテルの「平均律」シェリングの「無伴奏Vn」が同じサイトで見つからず・・こちらは後になりそうです。

nujikoaさま
少し前のお話ですが
>(ルーシー・ファン・ダール)「ヤギの鳴き声」
には聞こえませんでしたが、古楽器の音色がなんと言うか耳に厳しくて・・・。
今回、殆ど同時に2つの盤を手にいれ、つい自分の耳に優しい?方を回数多く聴く結果となっていました。 もう少し時間をかけてこの演奏に親しもうと思います。

skunjpさま
シフの芸風・・・そうですか。 ほんの限られた演奏家しか知りませんが、そういうお話を伺うと、なるほどと頷かされます。
前橋汀子の「無伴奏」聴いてくださったのですね! 気にいって頂けたようで嬉しく思います。

mont_54さま
>私の贔屓のゴルドベルグ、あの第25変奏(skunjp さんお気に入りの)
>などには特に強くそれ(ショパン的詩情)が出ていると感じませんか?

今聴いているマリア・ティーボの演奏を聴くと、とてもバッハとは思えません。
ショパンをきちんと意識して演奏したのでしょうね。

>(グールドの第25変奏)冬枯れの芝紅葉の上に舞い落ちる
>散り遅れの枯れ葉を連想させるような美しい「叙景詩」
先にskunjpさんが
>このシフはグールドには批判的なようです。グールドも非常にポエティックだと
>僕は思いますが、まあ、同じ「詩情」でも全然違いますね。
と書いておられました。

ゴルドベルグも、学生時代に生で聴いたような記憶が戻ってきましたし、FMでも・・・でも殆どおぼえていませんし、グールドも聴いたことがないのですが、
確かmont_54さんは以前、グールドを「水」に喩えてらっしゃいましたね。 
想像ですが、聴き手の心情を映し出す水鏡となり、ある時は厳しさ、寂しさ、ある時は甘さや温かさを感じる・・・そのような演奏でしたら聴けば聴くほどに味わいが増しますね。
聴き手が音楽に一歩踏み込んで味わうべき、鑑賞の達人向けの演奏と理解してもいいでしょうか?
それとも○○フィルムのCMではありませんが、初心者もそれなりに? 

グールドにも興味があるのですが、「グルオタ」という言葉もありますね。 はまり込むと怖そうで手を出しかねています。(^^;

マリア・ティーポのゴルドベルグは、一曲一曲の個性をくっきりと打ち出した演奏でとても魅力的に思いました。
第25変奏は7分10秒(他のピアニストの演奏時間はどのくらい?)ゆっくりと情感たっぷりですが、私には「枯れ葉」「叙景詩」は結びつきませんでした。 
むしろ繊細に内面を歌い上げているような印象ですが・・・どうかすると「甘すぎる」と評価する方がいらっしゃるかもしれません。
でも、だからこそ、次の第26変奏の節度ある激しさが生きていると感じました。 
全体としては、女性らしい優しい演奏、と言えるのでしょうか? 
色々聴き比べをなさった方のマリア・ティーボのゴルドベルグ評をお伺いしたいです。

イゾアールは温泉だ、の巻
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 10:51 メッセージ: 1802
これは 1800 に対する返信です
朝食後30分ほど、ソファーに寝転がってバッハを聴くのが、
skunの、いわゆるひとつの楽しみです。

今朝、聴いたのは、アンドレ・イゾワールのシュブラーコラール。

(同じアンドレでもこちらはオルガニスト(^^;;)

数ヶ月前、最初に聴いたときには違和感がありました。
しかし、聞き込むうちに「回路」ができたのか、最近大いに琴線に
触れてきます。

違和感は、ふだん聞き慣れたドイツっぽい演奏ではなかったから。

たとえば・・・

イゾワールはバス声部で「拍節感」を強調しません。

(それが、いいのよねー。圧迫感なくて・・・)

これがゲルマン的な演奏だと、低音中心に、オイチニッ、サンシッ、
って感じの拍節感があり、<動き>が生ずるのです。

どこかに連れて行かれる感じ・・・?

「アタシをどこかに連れてってー」という心理の時には乗れますが、
そうでない時は、「ルセーんだよ!」となる。

イゾワールの演奏には、強制連行的な<動き>がないから、
その辺にエーテルが漂っている感じです。

何か、あったかい大きなモノに包まれて、ゆったりくつろげる
感じ・・・

これって、<温泉>だぁ・・・・?

いい朝風呂でした。\(^o^)/

バッハのお好み焼き
投稿者:nujikoa
2002/ 8/29 13:48 メッセージ: 1803
これは 1800 に対する返信です
皆さん、

mont_54さんとskunjpがおっしゃった
「nujikoa君、ソース味ありがとう」
とは...

大阪みやげの「お好み焼きせんべい」のことです。(^^;

・・・と、これではバッハと何の関係もないので、無理やりこじつけようと思います(汗)。

バッハの作った「お好み焼きソース風味」といえば...

ブランデンブルク協奏曲第1番

で、決まり!
(コッホの演奏は最高でした)

勝手な連想ゲームで失礼しました。いま、すごくおなかが減ってるんです・・・(^^;;;

ブランデンとソース風味の関係?
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 14:40 メッセージ: 1804
これは 1803 に対する返信です
>バッハの作った「お好み焼きソース風  味」といえば...
 ブランデンブルク協奏曲第1番
 で、決まり!


nujikoaさん、してそのココロは?

・・・「ソース風味」を食いっぱぐれた 
   skunより (^^;;

横ヤリ(ソースの製法)
投稿者:mont_54
2002/ 8/29 15:03 メッセージ: 1805
これは 1804 に対する返信です
たくさんの野菜などを大鍋でトロトロとじっくり煮込み・・

つまり、色んな楽器(アンサンブル)で、色んな味(曲)で
アレグロで縁取りされた大鍋でもって、
じっくり聴かせてくれるから、ではないのかな〜?

最近、すっかりお節介づいている mont_54 でした(^^;

あ、でも「野菜のごった煮」といえば、ゴルドベルグの30var.
クォドリベットだった。

などと、ちゃっかりお好み(焼き?)もアピールしたりして。

バッハとソース風味の関係
投稿者:mamohaha
2002/ 8/29 15:08 メッセージ: 1806
これは 1804 に対する返信です
ライプツィヒのバーゼルス・ホーフというレストランで食べた「紫キャベツの煮込み」は、どう考えてもお好み焼きの味でした。
ちなみにこのレストランでは、バッハがハレの聖母教会のオルガン鑑定に呼ばれたときの歓迎メニューを再現して出してくれるそうです。
要予約。

う・・・苦しすぎるか。

ブランデンブルク協奏曲第4番は、りんごケーキの味♪

>ゴルドベルグ変奏曲
投稿者:mont_54
2002/ 8/29 15:31 メッセージ: 1807
これは 1801 に対する返信です
マリア・ティーボのゴルドベルグは未だ聴いたことがありません。
(今度中古屋で捜してみますね)

それにしても tatyana_bianchi さん

>聴き手の心情を映し出す水鏡となり〜

いかに想像とはいえ、私の大好きなグールドの音楽を
こんなに素敵な言葉で表現して下さってありがとうございます。


第25変奏の演奏時間ですが、確かグールドは6分台で演っていたと
思います。(55年版でもうちょっと早いくらいだったかな?)
帰ってから数少ない手持ちのCDを見てみますが、
おそらくヴァルヒャなんかが A,A',B,B' で弾いていたと思うので
最も長い部類だと思いますが・・・

いずれにしても、アダージオの速度指定がある曲(変奏)なので
リピートの処理以外で、驚く程の時間差の生じる要素は少ない
のではないでしょうか? (余り自信ないですケド)

バッハの曲を、食べ物にたとえると?
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 16:42 メッセージ: 1808
これは 1806 に対する返信です
mamohahaさま

>ブランデンブルク協奏曲第4番は、りん ごケーキの味♪

う〜ん、美しいですねー。

では、skunから、1曲・・・

「あなたがそばにいてくれたなら」

は「愛妻弁当」の味・・・

(アンナ・マグダレーナの音楽帖より)

・・・マンマでした。 (-_-;)ゝ


>聖母教会のオルガン鑑定に呼ばれたとき
 の歓迎メニュー

今見てもすごいメニューですよね。

当時は、フォークやナイフを使わず、
手づかみで食べたようです・・・(^^;;

re:バッハとソース風味の関係
投稿者:nujikoa
2002/ 8/29 16:46 メッセージ: 1809
これは 1806 に対する返信です
mamohahaさん、mont_54さん、
「ブランデンブルク1番=お好み焼き」について
名解説、ありがとうございます。(^^;

私はといえば、とにかくお腹がすいていたのと、急いでいたのとで、解説まで手が回らなかったわけですが(イメージ一発でした)、わざわざ解説しなくて正解でした。

お二人の博識と想像力には脱帽です。

第4番のりんごケーキ、おいしそう...(^^;;

re:ゴルドベルグ変奏曲
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 16:56 メッセージ: 1810
これは 1801 に対する返信です
ビアンキさま

(タチアナではなく。どうしてもニコライ
エバを連想しますので・・(^^;;)

>聴き手の心情を映し出す水鏡となり、あ
 る時は厳しさ、寂しさ、ある時は甘さや
 温かさを感じる・・・

心情の細やかさがにじみ出た名文ですね。

「女性らしい優しい演奏」ですか。今度は
ティーポを聴いてみたくなりました。

女性らしい優しさに、とんとご無沙汰の僕
としては・・・

それから、どうしてもゴールドベルクネタ
に誘導したい montさんは、「グルオ
タ」改め「ゴルオタ」だったんですね。(^^;;

tatyana_bianchiさん
投稿者:nujikoa
2002/ 8/29 17:08 メッセージ: 1811
これは 1801 に対する返信です
tatyana_bianchiさん、

ヴァイオリンについて
>古楽器の音色がなんと言うか耳に厳しくて・・・。(・・・)つい自分の耳に優しい?方を回数多く聴く結果となっていました。

好みはいろいろあるものだと思います。お話を聞くにつけ、tatyana_bianchiさんは、とても繊細で鋭敏な耳をされているなぁ、と感じます。
前橋盤、探しているんですが、いまだ見つからない…いつかつかまえます。(^^;

グールドについて
>鑑賞の達人向けの演奏と理解してもいいでしょうか?
それとも(・・・)初心者もそれなりに?

まさにおっしゃるとおり、初心者に聴きやすく、そしていくら聴きこんでも奥が深い、という演奏の典型だと思いますよ。


>「グルオタ」という言葉もありますね。 はまり込むと怖そうで手を出しかねています。(^^;

ゴルトベルク新盤なら、
晩年のグールドの叡智、そして新しいヤマハピアノのおかげで、
かなりノーマルといったらおかしいですが、若いころよりも円満でなめらかな音とフレージングが聴けると思います。

「グルオタ」という言葉ははじめて聞きました。
「グルオタの至福」というのがあるとすれば、おそらく...

<インヴェンションとシンフォニア>の録音になるでしょうか。
これはグールドが彼のスタインウェイに大手術を施した後、手術の成功に喜んで「術後の回復を待たずに」録音したものです。
キーのリアクションの音がなにやらしゃっくりのようにあちこちから聞こえてきて・・・
機械的に言えば欠陥楽器、欠陥演奏になるはずなんですが、聴いているとこれがなんともいとおしいんです。(^^;

・・・ここまでくるとヤバい? (-_-;

その後のこのピアノは、独特の音色はそのままに、「しゃっくり」だけが消えた素晴らしいものです。


 

グールド・インヴェンションの謎
投稿者:skunjp
2002/ 8/29 17:52 メッセージ: 1812
これは 1811 に対する返信です
>これはグールドが彼のスタインウェイに
 大手術を施した後、手術の成功に喜んで
「術後の回復を待たずに」録音したもので
 す。

なるほど!!

これで長年の謎がとけました。

ドイツ・チェコ洪水への義援金
投稿者:mamohaha
2002/ 8/30 10:48 メッセージ: 1813
これは 1 に対する返信です
ご存知のことと思いますが、今夏ヨーロッパで大洪水が起きました。
バッハが活躍したドイツ東部と、チェコ。
下のHPで義援金受付の案内をしています。
CD一枚我慢して、その分募金しませんか?
ご協力お願いします。

ドイツ大使館のページ(ちょっと重いです)
http://www.germanembassy-japan.org/japanisch/index_.htm

チェコ協会のページ
http://home.att.ne.jp/gold/czsk/

皆様、よろしくね。

ブランデンブルグNo.3
投稿者:skunjp
2002/ 8/30 11:03 メッセージ: 1814
これは 1 に対する返信です
皆様お早うございます。

今朝は、ブランデンブルク協奏曲No.3を聴きました。

バウムガルトナー/ルツェルン弦楽合奏団(78録音)
            (ディスクユニオン1400円)

最近モダンに回帰して、いろいろ集めてますが、これも
大変に良かったです。

第1楽章は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがそれぞれ
3部に分かれ、9声部になるのですね。

礒山センセの解説では、小さいながら密度の高い、充実した
作品とのこと。うんうん・・・

バウムガルトナーの演奏も、柔らかくかつ爽やかな響き。

まさに<深山の清流>を見るようでした。

で、食べ物にたとえると、竹筒に流れてくる、ひんやり
おいしい「流しソーメン」。 (^^;;


※ついでにNo.1を聴きました。

のどかなホルン、ひなびたオーボエの音を聴いてるうちに
ふと「村祭り」のイメージが・・・

お祭りと言えば、付き物は、ソース焼きそば、お好み焼き。
nujikoaさんの深慮遠謀に脱帽。  (^^;;


ps.mamohahaさん。
義捐金のHP見てみます。

「しゃっくり音」の正体について
投稿者:mont_54
2002/ 8/30 14:06 メッセージ: 1815
これは 1812 に対する返信です
グールドの「インベンションとシンフォニア」の話題ですが、
nujikoa さんの 「スタインウェイへの大手術・・」の補足です。

グールドが行った改造(手術)は、打鍵から打弦までの即時性
つまりレスポンスをより向上させる事によって、ピアノ演奏時の
機動性・操作性を求めた訳です。

結果、求めた即時性の向上は得られたものの、
打弦後のハンマーを受け止めるバックチェックが上手く
機能しなくなり、ハンマーのリバウンドによって弦に対する
「2度打ち」が生じてしまった、ということらしいです。

面白いのは、これによってグールドが自らその釈明文を
ライナーノーツで表明しなければならなかったのですが、
これがまたグールドらしい、洒落のきいた言い訳でした。

内容は、自分が行った改造は大成功だったこと。しかし
その結果ちょっとした問題(しゃっくり)がおまけとして
生じたこと。(けれども自分の行為は決して間違いではない)

傑作なのは、文末の最後締め(だったと思いますが)で
「ただいま調整中です。しばらくお待ちください」
と結んだということです。

グールドの研究者の中には、
「むしろ本人は積極的にこの瑕疵を楽しんでいた。」
という説もありますが、もちろん定かではありません。

ゴルドベルグ第25変奏の演奏時間
投稿者:mont_54
2002/ 8/30 14:09 メッセージ: 1816
これは 1807 に対する返信です
昨日、
「ヴァルヒャの演奏時間は長い」と書いてしまいましたが、
帰ってCDを見たら、わずか5分13秒でした。(前言撤回)
A,A',B,B' のフルリピート演奏にも拘わらず・・・

因みに、
レオンハルトはリピート無しで4分22秒。

グールドは55年録音が6分29秒なのに対し、
81年版は6分3秒と、逆に新盤が短くなっています。
これは旧録があまりにピアニスティックな演奏であったという
自己批判によるものです。

かわりダネではシトコヴェツキーの編曲による、
シュトゥットガルト室内の弦楽アンサンブルの演奏で
6分17秒(元は弦楽3重奏に編曲したものらしい)

ギター編曲のヨーゼフ・エトベッシュで4分43秒。

こうしてみると、けっこうバラツキがありますね。
ワタクシ嘘ばっかりついていました。 (^^;

私の記憶ではCD屋の店頭で見た(だけ)たしか古楽演奏の
人で(名前忘れました)8分台後半というのがあったような・・

世の中広い、バッハは深い・・・・ m(反省)m

第25変奏は、あちらの世界
投稿者:skunjp
2002/ 8/30 15:59 メッセージ: 1817
これは 1816 に対する返信です
>ワタクシ嘘ばっかりついていました。  

いえいえ、政府高官に比べりゃ可愛いモンです・・・(^^;;

さて、グールドは遅いですねー。

僕はグールドの第25変奏を聴いていると、
何かシンとした気持ちになります。

自分の心の奥底に、深く深く分け入ってい
くような感じがします。

そんでもって、あっちの世界から戻れなく
なるんじゃないかと・・・

ゴールドベルク辺境伯がグールドの演奏を
聴いたら、どんな気持ちになるでしょうか?

不眠がひどくなったりして・・・(^^;;


※インヴェンションの謎、nujikoaさんと、
 montさんのおかげで、完全に解決しましたぁ。 \(^o^)/

これで、不眠で悩むこともないぞ。

 ・・・あれ (^^;;)ゝ

では、また月曜日・・・バイバイ

同じ穴の・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/30 16:04 メッセージ: 1818
これは 1817 に対する返信です
>ゴールドベルク辺境伯がグールドの演奏
 を聴いたら、どんな気持ちになるでしょ
 うか?

ロシア大使カイザーリンク伯爵でした。
(^^;;

ゴールドベルクはそれを弾く人・・・

短調の曲数といい、ワタクシも嘘ばかりつ
いております。

嘘もネタのうち?
投稿者:nujikoa
2002/ 8/30 16:47 メッセージ: 1819
これは 1818 に対する返信です
>ゴールドベルク辺境伯がグールドの演奏
 を聴いたら、どんな気持ちになるでしょ
 うか?

え〜と・・・
あまりの実力の差を思い知らされて、
不眠症で鬱うつとしてしまったりして・・・(^^;

...おそまつさまでした m(;_;)m

ご同病・・・
投稿者:skunjp
2002/ 8/30 16:59 メッセージ: 1820
これは 1819 に対する返信です
>あまりの実力の差を思い知らされて、
 不眠症で鬱うつとしてしまったりし  
 て・・・

アハハハ・・・

ゴールドベルク君も伯爵と同じ不眠症に
なって、それで・・・

「伯爵、いっしょに朝まで聴いてる?」

とか・・・

おっと、これって・・・

ブランデンブルクin食卓
投稿者:mamohaha
2002/ 8/30 17:18 メッセージ: 1821
これは 1814 に対する返信です
1番・・・お好み焼き
3番・・・流しソーメン
4番・・・りんごケーキ

2番・5番・6番は?
ご意見お待ちしてまーす♪

演奏時間
投稿者:imyfujita
2002/ 8/30 20:00 メッセージ: 1822
これは 1816 に対する返信です
ゴールドベルク変奏曲のページを作っているものです。十分ではないですが、演奏の比較をした資料があります。

http://web.ffn.ne.jp/~imyfujita/list01.html

re:ブランデンブルクin食卓
投稿者:nujikoa
2002/ 8/30 20:44 メッセージ: 1823
これは 1821 に対する返信です
今日はこれから会社に帰って、まだ仕事が待ってる・・・(;;)

お腹が空いてるので、どんどん妄想は膨らみますよ。(^^;
頭の中で、
マリナーと いる・じぃぁるでぃーの・あるもぉにこ を交互に鳴らして・・・

2番・・・「スパークリングワインとトマトスパゲッティ」または「コーラとカレーピラフ」
5番・・・イチゴのタルト
6番・・・おしるこ

やっぱり、夕食のセットメニューが浮かんでしまいました(爆)。

美味しそう・・・。
投稿者:mamohaha
2002/ 8/30 20:54 メッセージ: 1824
これは 1823 に対する返信です
>2番・・・「スパークリングワインとトマトスパゲッティ」または「コーラとカレーピラフ」

炭酸とスパイスがポイントですね。シュワー!

>5番・・・イチゴのタルト

りんごケーキより派手なのがポイントですね。
イチゴのぷちぷちがチェンバロ風?

>6番・・・おしるこ

渋い・・。
御前風?田舎風?
栗入れちゃダメ・・・だよね。

ブランデンブルグNo.3
投稿者:juncoop
2002/ 8/30 21:12 メッセージ: 1825
これは 1814 に対する返信です
skunjpさん お久です。

バウムガルトナーのルツェルンも注目すべきスイスの合奏団ですね。
実は私は彼らのヘンデルの水上の音楽を結構気に入っておりまして、フランスのパイヤールやイタリアのイ・ムジチと並ぶアーティストだと考えております。

確かバウムガルトナーも2回ブランデンブルクを録音していたような覚えがあるのですが、1978年といえば、ソリストはどんな感じでしたか?
トランペットはガベール、チェンバロはジャコテ、フルートはニコレだったかな?
それから、ヴァイオリンのシュネーベルガーなんですけど、私の師によれば、演奏が下手ということなのですが、シュネーベルガーはリヒターのブランデンブルクでもヴァイオリンを弾いてましたけど、彼のVnはいかがですか?ご意見を聞きたいです。

ギター編曲Goldbergは自前レーベル?
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/30 21:25 メッセージ: 1826
これは 1816 に対する返信です
mont54さん,こんばんは

> ギター編曲のヨーゼフ・エトベッシュで4分43秒。

この編曲って,演奏者自身がやっていて,レーベルも自分のレーベルで録音・販売しているものですか?

2年8ヶ月ほど前に,衛星ラジオで上記のような演奏を聴きました.なかなか気合が入っていて気に入ったのですが,データをすべて忘れてしまったんです.

ひょっとして,上記のものに該当いたしましたら,CDのデータを教えていただけますか?
まあ,店に注文しても望み薄かもしれませんが.

大丈夫、入手可能だと思いますよ。
投稿者:mont_54
2002/ 8/31 8:41 メッセージ: 1827
これは 1826 に対する返信です
drei_sonne さん、こんにちは。

>この編曲って,演奏者自身がやっていて,レーベルも自分のレーベル
で録音・販売しているものですか?

そうみたい(そのよう)ですね。
以下に関連データを貼り付けておきます。

Performer: Jozsef Eotvos
Instrument: guitar
Time: 62:48
Recording Date: 1997
Label: Eotvos Recordings/AKZENT
No.: EJ-01WZ(CD)
Hungary 1997


私はたまたまCD-SHOP で見つけて購入しました。
(アマゾンでも購入出来るらしいです)

それから
ゴルドベルグのCD情報を網羅的に照会しているHPがありますので
こちらもご紹介しておきます。(私はお気に入りに登録してます)

http://www.a30a.com/

とにかく凄い中身(情報量)です。
ゴルドベルグFANにはたまらない・・・です (^^)/

凄い!絶句・・・
投稿者:mont_54
2002/ 8/31 8:53 メッセージ: 1828
これは 1822 に対する返信です
imyfujita さん、こんにちは。

いつもお世話になってます(^^;

拝見しました。 しかし凄いですね。

http://www.people.or.jp/~imyfujita/goldtext.html#ch00

の方はちょくちょく覗かせて頂いているんですが、
こちらにもあったとは・・・

有難うございます。

Eotvos についてありがとうございます
投稿者:drei_sonne
2002/ 8/31 12:17 メッセージ: 1829
これは 1827 に対する返信です
mont54さん,こんにちは

情報をありがとうございます.手帳に書き込みました.
とりあえずは,CDショップにて探すこと自体を楽しみにいたします.
このトピを覗いていると,皆さん,本当にいろいろなことをご存知なので,ただただ感心するばかりです.

ご紹介いただいたHPを見たら,Eotvosさん,楽譜まで出しているそうですね.
目も眩むような楽譜だそうです.

drei_sonneさんへ
投稿者:nujikoa
2002/ 8/31 22:12 メッセージ: 1830
これは 1829 に対する返信です
今日、大阪の某CD店(クラシック専門)で
Eotvosのゴルトベルク、見つけてしまいました。

***
CDを探す楽しみって、いいですよね。
目的のCDにめぐり合ったときの「あーっ!」
掘り出し物に偶然めぐり合ったときの「えーっ?」
...さすがに声に出している人は見たことがありませんが。(^^;


***
Eotvosですが、drei_sonneさんのために、手をつけずに帰って来ましたよ。(^^;;;

...こういう恩着せがましい冗談を言っちゃいけませんね(-_-;
私はmont54さんに音源を頂いて既に聴いているので、そのお陰でした。
前にも書きましたが、とても味のある演奏だと思います。

ゴールドベルクの推薦盤を
投稿者:interidea21
2002/ 8/31 22:34 メッセージ: 1831
これは 1 に対する返信です
 どなたか、「ゴールドベルク変奏曲」の推薦盤を紹介してください。
 私はグールドが嫌いで、何がいいのか困っています。
 若いころに聞いたヴァルヒャのチェンバロのものは、私には面白くありませんでしたし、キース・ジャレットがチェンバロで弾いたものは、わりとよい演奏だと思いましたが、さすがにもともと畑ちがいであるせいか、少しだけ不自然な感じもしました。
 こんな私に合った演奏があればいいのですが。

>ゴールドベルクの推薦・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 1 1:36 メッセージ: 1832
これは 1831 に対する返信です
interidea21 さん、はじめまして。

「グールドが嫌い」をあえて承知でお聞きします。

グールドのゴルドベルグは55年版と81年版の両方を
お聴きになりましたでしょうか?

はっきり言って、この両版はまったくその内容(演奏)が違います。
両方を聴いた上で「そのどっちも嫌いだ」と仰るならば、
私はこれ以上、何も申し上げるつもりはありません。

でも、未だ片方しかお聴きになっていないのであれば、
是非、一度聴き比べてみてください。

価値観や感受性の違いを無理矢理押し付けるほど、
私は野暮ではありません。

もし「それでも駄目だ」とおっしゃるのなら、
グスタフ・レオンハルトもしくはクリストフ・ルセをお勧めします。


最後になりますが、是非また投稿して下さいね。(^^)/

もう何年も食べていない「おしるこ」
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 1 3:01 メッセージ: 1833
これは 1824 に対する返信です
nujikoa さん、mamohaha さん。

「6番・・・おしるこ」説 私も支持します。

どことなくまったり甘〜い、それでいて小豆特有の渋みがある・・

「御前風か田舎風か?」音の粒々感から言って「田舎風」かな?

いっそのこと「白玉ぜんざい」なんてどうです?

(甘いもの苦手の mont_54 でした)

探すより自分で
投稿者:imyfujita
2002/ 9/ 1 8:23 メッセージ: 1834
これは 1831 に対する返信です
ゴールドベルク変奏曲はMIDIデータになっていますから、適当なシークエンサーを使って、自分だけの演奏を実現することが可能です。テンポ、ダイナミクス、楽器、繰り返しの設定など、自由に出来ます。
http://web.ffn.ne.jp/~imyfujita/index.html
の私のページを読んでみて下さい。

nujikoa さん,ヒントをください
投稿者:drei_sonne
2002/ 9/ 1 10:09 メッセージ: 1835
これは 1830 に対する返信です
> 今日、大阪の某CD店(クラシック専門)で
> Eotvosのゴルトベルク、見つけてしまいました。

私がよく行くのは堂島のW堂です.一時期,店主がPodgerの弾くBachの無伴奏をかけ続けていたことがあります.また,ウィスペルウェイについては「格が違う」ということで意見が一致しました.
ちなみに彼は,イタリア人のメル友の報告では無伴奏チェロ全曲を一晩で演奏してしまうそうです.しかも,アンコール付だそうで.

他では,難波のW堂とか,日本橋のDiscPとかですが,いずれも「クラシック専門」ではないですね.

お店について,何かヒントをください.

re:ゴールドベルクの推薦盤を
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 1 10:32 メッセージ: 1836
これは 1831 に対する返信です
まず、何よりも下記サイトをご覧になることをおすすめします。

http://www.a30a.com/

ゴルトベルク変奏曲一つにかけた情熱に圧倒されます。

その上で、私が最も愛しているものをあげるなら、Evgeni Koroliov のピアノによる演奏です。
私にとっては「グールドの呪縛」を完全に打ち破ってくれた演奏でもあります。

すべての繰り返しを、義務ではなく、喜びとして演奏しているのが素晴らしい。ただし、そのためにCD1枚におさまりきらなかったのが唯一の欠点と言えるかも知れません。

無伴奏バイオリンソナタ第2番アンダンテ
投稿者:pochorinta
2002/ 9/ 1 13:52 メッセージ: 1837
これは 1 に対する返信です
が好きな事が分りました。好きな曲と曲名がやっと一致程度でクラッシックの事はあまりよく知りません。でも頭から離れないほど好きになりました。
どなたかこの曲にまつわる話・背景等を御存知の方いらしたらご教授いただきたいのですが・・宜しくお願い致します。

この2つが推薦です。
投稿者:cannsai6862
2002/ 9/ 1 14:03 メッセージ: 1838
これは 1831 に対する返信です
カールリヒターのチェンバロによる演奏

高橋悠治のピアノの演奏

ゴールドベルクの推薦盤を
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 1 15:11 メッセージ: 1839
これは 1831 に対する返信です
interidea21さん、はじめまして、
お話を読みまして、とても同感しました。
貴方がどのような方かわかりませんので、貴方に合ったゴルトベルクは解りませんが、すなわち、いろいろ聴かれて発見するしかないのです。ところで、ヴァルヒャについては、やはり教科書と思いますので、堅苦しいのは確かですし、グールドは嫌いな人にとっては当然のことかと思います。

したがって、バロック・チェンバロによる
演奏で、レオンハルトを聴かれてはいかがでしょうか?とても優雅な響きでありまして、ヴァルヒャのモダン・チェンバロとは全く別の曲のように聞こえます。
このレオンハルトを嫌う人がいるのも事実でありますが、モダン・チェンバロであの変奏曲の良さを引出すのはちょっと無理かと思ってます。というより、レオンハルトの解釈自体が、ゴルトベルクの魅力そのものを引出していると言えましょう。
私もこの変奏曲をはじめて聴いたのは、ピヒト=アクセンフェルトのモダンチェンバロでした。その後、小林道夫さんのコンサートで聴いたり、リヒターやルージィチコヴァ、カークパトリック
ロスとか聴いて、一番感動したのは、レオンハルトでした。
あのはじめのアリアの主題をレオンハルトで聴いた時。真さにチェンバロは、このように弾くべきだと思いました。

無伴奏バイオリンソナタ第2番アンダンテ
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 1 15:28 メッセージ: 1840
これは 1837 に対する返信です
pochorintaさんはじめまして、
とてもいい曲に巡り合いましたですね。
大変共感しました。あの曲の素晴らしさを解られる方がいらっしゃって、大袈裟ですが、嬉しいです。この曲の成立背景とか、歴史、音楽技術については解りませんが、とても感動する音楽です。ソナタの1つの楽章ではありますが、あの旋律はとてもバロックとは思えない、ロマン派に通じるような、美しさや悲しさが満ち溢れてきます。ただ美しいばかりの音楽です。
ところで、この曲、独奏ヴァイオリンによるものですが、これをアーサー・フィドラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団が大編成の弦楽合奏用にアレンジしたアルバムがあります。グラモフォンから出てまして、シンフォニック・バッハというタイトル。
ストコフスキーらによるアレンジを嫌う人はいますが、このアレンジは全く元曲を歪めておりません。元曲を更に素晴らしくしたもので、無伴奏ヴアイオリンとは違った味があり、このアンダンテがお好きならぜひ聴かれてはどうでしょうか?私は、この演奏を聴いて思わず涙ぐんでしまうほど、体が震え感動してしまいました。
元曲がいいだけに、弦楽セレナードのように響くと、すごく美しく。ただ感動するばかりです。
掲示板を読まれている方々、この演奏は必ず感動します。!!大推薦

juncoopのBACH1000
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 1 15:36 メッセージ: 1841
これは 1 に対する返信です
juncoopのBACH1000もまだまだ、カンタータ第10番です。かなり苦労してますが、なんとか頑張っていきたいと思います。みなさんぜひ見に来てくださいね。
なんなり感想の書き込みも待ってます。


http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

シンフォニック・バッハ
投稿者:pochorinta
2002/ 9/ 1 22:55 メッセージ: 1842
これは 1840 に対する返信です
juncoopさん、レスありがとうございます。早速探してみます。
このアンダンテは自らバッハ(クラッシック音楽)を聴いてみたい気持ちになった衝撃的な曲なのです。先にも申し上げましたが、全くクラッシックのことは知らないので、売り場に行っても何を買ったら良いのか分からないんですね。お勧めしていただいてとても嬉しく思います。
これからもいろいろ教えてくださいね。

drei_sonneさんへヒント
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 1 23:24 メッセージ: 1843
これは 1835 に対する返信です
drei_sonneさん

>私がよく行くのは堂島のW堂です.一時期,店主がPodgerの弾くBachの無伴奏をかけ続けていたことがあります.

drei_sonneさんのプロフィールから入って、HPを拝見しました。
ポッジャーのコメント!感動しました。バッハ好きには必見ですね。
...彼女の演奏を聴いてみたくなりました。


>お店について,何かヒントをください.

さてEotvosを売っていたクラシック専門店、ですが
「大阪駅前第3ビルの’S'という店」
です。
店名のSですが、これはしばしばバッハのカンタータの冒頭を飾る音楽のことです。(^^;

re:ゴールドベルクの推薦盤を
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 1 23:39 メッセージ: 1844
これは 1831 に対する返信です
interidea21さん、推薦盤もずいぶんとたくさん出て、まずどれを選ぶか困ってしまいますね。
・・・私も今、困っています。(^^;

レオンハルトはやはり最有力ではないかと思います。
最近聴いたものでは、アンタイの演奏が歯切れ良く、小気味良く、推進力抜群で、チェンバロの音も良く...と、なかなかでした。

それと、弦楽四重奏にお詳しいinterideda21さんですから、
シトコヴェツキ編曲、演奏の弦楽三重奏版を聴いてみられてはどうでしょうか?

ヨハネ受難曲の中心点
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 10:48 メッセージ: 1845
これは 1844 に対する返信です
皆様、お早うございます。

土曜日の休日は、久しぶりにヨハネ受難曲を聴きました。

受難曲は大好きと言うより、<全く圧倒される存在>で、僕にとっ
てはロ短調ミサのように毎日でも聴けるというわけではありません。

・・・聴き終わって涙が出ました。

こざかしい言葉で形容するのがはばかられるような音楽です。

ペテロの否認の場面でいつも思うことがあります。それは
「僕はペテロである」ということです。

そしてなおかつ、「僕はイエス・キリストを十字架にかけた、祭司
たちや群衆、また、十字架の下でバクチに興じている兵士たちと、
<本質的に>同じ種類の人間である」ということです。

しかし、このような悲しい存在である自分だからこそ、十字架に
よって赦される必要があったことを覚えるのです。

バッハは、その点、つまり「イエス・キリストの十字架は、身代わり
の死であった」ことを受難曲の中心点に据えています。

「あなた、頑張って良い人間になりなさい」ではない、「良い人間
になれない、あなたの身代わりに死んだんだよ」と・・・

「みじめな十字架の上にこそ勝利がある」ということです。

(アルトのアリア「こと終われり」の中間部の勇壮な音楽!)

だから十字架を信じるとき、僕らのすべてが赦される!!!
バッハのメッセージもここにあるのですね。

・・・しかし、誤解されませんよう。

<信仰を持たないと受難曲が判らない>のでは断じてない。

N響オーボエ奏者の茂木大輔さんは、「受難曲をより良く演奏する
ために聖書を読んだ。読んでいるうちに感動して教会に行きたくな
った」とおっしゃってます。

その告白を聴いたあるドイツ人が、「それこそ、まさしくバッハが
望んだことでしょう」と言ったそうです。

皆様お早うございます。
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 11:32 メッセージ: 1846
これは 1845 に対する返信です
<mont54さん>

エトヴェシュのゴルドベルクは、ドライブ時の必携品です。
FMからカセットに録音して、しばしば聴いてます。

・・・陶酔的な<蠱惑の世界>ですね。

あれがギター一本でできるなんて・・・


<nujikoaさん>

結構体に悪そうな夕食メニューですね ・・・(^^;;

ブランデンブルク2番、5番はなかなかグー。

でも、No.6の偏愛者としては、「おしるこ」では
納得できません! (^^;;

あの、渋い中にもほんのりと甘みのある音楽は、絶対に、

「抹茶ケーキ」でしょう。

(なに? あまり変化なし?)

・・・ はい (-_-;)ゝ


<juncoopさん>

レス有り難うございます。

バウムガルトナー/ルツェルンのブランデンブルクは聴くほどに
気に入っています。

・・・今朝も2番を聴きました。

TPはトゥーブロンです。
特にPからPPの柔らかい音色のおかげでバランス最高。
それでいて、張るべき所は充分に輝かしい。

ニコレもいつもの奥深い音色です。

しかし特筆すべきはVnのスーク。
柔らかく美しい音色と、貴族的な音楽性・・・

シュネーベルガーは良く聴いてませんでした(^^;;
家に帰ってゆっくり聴いてみます。

pochorintaさん,
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 12:35 メッセージ: 1847
これは 1831 に対する返信です
<pochorintaさん>

初めまして。

不思議です。
無伴奏VnソナタNo.2は、僕も昨夜聴いていました。

ヴァイオリンはアッカルド。

この人は、パガニーニコンクールに優勝後、世界的に活躍し、一時
イ・ムジチのソロ・ヴァイオリンも務めました。

演奏の特徴として、まず「歌ありき」です。

彼は、時には切々と「嘆き」を訴え、時には遙かな「憧れ」を歌い
また時にはダイナミックに「喜び」を表出します。

そのすべてに、縦割りのラインと言うより、横の流れがあり、昨夜
も久しぶりにこの演奏の「歌」に触れて、感動しました。

シンフォニックバッハを楽しまれた後は、ぜひオリジナルを・・・

無伴奏Vnソナタは、バッハのケーテン時代の作です。

教会から離れて、宮廷楽長となったバッハは、この時期、
無伴奏Vn曲、無伴奏Vc曲、平均律クラヴィア曲集等、
世俗器楽曲をたくさん書いています。

ケーテンを気に入ったバッハは「その地で一生を過ごすつもりで
あった」とまで書いています。

それを反映してか、生きる喜びに溢れた曲が多く書かれています。


<interidea21さん>

こんにちは。

ゴールドベルクの推薦盤と言うことですが・・・

ここで僕の推薦盤をご紹介すると、さらに混乱するかもしれません。
しかし、大傑作なので、一種類の演奏だけでなく複数聴いてみる
のもいいかもしれませんね。

僕の推薦は、(グールド以外の)ピアノでは・・・

東の横綱 → ペライヤ(硬質な音のきらめく、構成力、歌のみずみず
       しさ等、言うことナシの超名演)

西の横綱 → ピーター・ゼルキン(この人特有の非常に敏感な感性に、
       最近は風格と包容力がプラス)

チェンバロでは、まずレオンハルト。
これは横綱相撲です。とても<濃い>世界。

西の横綱として、クリストフ・ルセ。
若い新世代。とても爽やかです。

張り出し横綱 → 鈴木雅明、武久源造(日本勢もやります)

その他、大関、小結と名演に事欠きません。

※シトコヴィツキの弦楽三重奏盤も名演(異種格闘技?)

interidea21さん ↓
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 12:38 メッセージ: 1848
これは 1847 に対する返信です
タイトルが切れました。

前のレスにコメントがあります。

ブランデンブルク協奏曲2番
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 2 12:53 メッセージ: 1849
これは 1847 に対する返信です
ブランデンブルク協奏曲2番を聴きました。
手持ちのトスカニーニ指揮、50年NBCに加え、昨日図書館で見つけて借りてきたのが、
ベンジャミン・ブリテン指揮、イギリス室内管 (録音年が記載されていないのですが、あの作曲家のBenjamin Britten でしょうか?)
もう1つはマリナー指揮、アカデミー室内管の85年の録音です。

>>「スパークリングワインとトマトスパゲッティ」または「コーラとカレーピラフ」
>炭酸とスパイスがポイントですね。シュワー!
nujikoaさま mamohahaさまのメニューを想像できないのですが・・・

アレグロは楽器が交互にソロで出てきて面白いですが、この3録音で聴く限り(トスカニーニ盤5:03〜ブリテン盤5:23です。) ややセカセカした感じを受けます。 もう少しゆっくりとした演奏で聴きたいという願望が・・・。

アンダンテが良いですね。 音質などを別にして、最後の
♪(ファーファミレドレミ)@レ―ファミ@レ―ド♯ソシドミファミレ♯ド〜
で、マリナー盤の「レ」に付いた暗い和音(@)特に2度目のにグッときてしまいました。

トスカニーニも同じ演奏ですが、暗さが和らいで聴こえます。 

ブリテン盤では、いくらか違っていて、こんな風になっていました。 
♪(ファーファミレドレミ)ドォシ(ドシドシ)ドォラーシドミレファミレ♯ド〜
これも悪くないですけど、好みはマリナー盤の方です。 

この一枚には3,4,5番も入っていますので、「流しソーメン」とか「苺タルト」or「リンゴケーキ」とか、楽しみです。 でも味の違いが解るでしょうか?
1番はまだ手元にありませんので「お好み焼きソース風味」が楽しみです。
ケーキの甘さを連想する曲との区別くらいは付くのではないかと。(区別つかなかったらどうしましょう・・・汗)

juncoopさま 
はじめまして。
(無伴奏Vnソナタ、アンダンテを大編成の弦楽合奏用にアレンジしたアルバム)
>元曲を更に素晴らしくしたもので、無伴奏ヴァイオリンとは違った味があり、
>このアンダンテがお好きならぜひ聴かれてはどうでしょうか?私は、この演奏を
>聴いて思わず涙ぐんでしまうほど、体が震え感動してしまいました。

私もpochorintaさんの書き込みを読ませて頂いて、もう一度聴きなおしてみました。
そうですね、この曲も管弦楽で聴いてみたいと思うところがいっぱいありますね。
「シャコンヌ」の管弦楽曲版を聴きたいと思ったのですが、お薦めのアーサー・フィドラー盤に一緒に入っているようでしたら、入手したいですね。

skunjpさま
>ケーテンを気に入ったバッハは「その地で一生を過ごすつもりであった」とまで書いています。

借り物のCDには何故かライナーノートが付いていない事が多くて・・でもマリナー盤のには比較的活字の大きいのが付いていました。 
ケーテンの領主レオポルト候は、音楽に深い理解と教養を持った青年貴族で、バッハとの関係は領主と家臣というより、共通の趣味をもった友人同士に近いものだった・・・とあり、バッハにとっては随分居心地良かったようですね。
でも、レオポルト候の結婚相手が音楽に興味を示さないだけでなく、バッハに焼餅をやいて意地悪し、居たたまれなくなってこの楽園の生活に終止符を打ったとか・・・
貴族の令嬢なら当然のように音学の愛好家と思いましたが、お転婆だったのでしょうか?
「奥様にCDを捨てられた」なんて話とあまり違わないので、つい笑ってしまいましたが、バッハにとっては災難でしたね。 

↓ の訂正です
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 2 15:42 メッセージ: 1850
これは 1849 に対する返信です
申し訳ありません。 訂正です〜。 恥ずかしい。(^^;
先ほど3枚一緒にセットして・・・順番を間違えておりました。
アンダンテで「レ」の暗い和音が印象的なのは、ブリテン盤の方でした。

<tatyana_bianchiさん>
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 15:59 メッセージ: 1851
これは 1850 に対する返信です
<tatyana_bianchiさん>

こんにちは。

ブランデンブルク第2番は良いですね。
爽やかな活力があり、元気づけられます。

しかし、随分詳しく聴いておられるのですね。感心しました。

僕も昔、ホグウッドの初版ブランデンブルグを聴いたとき、あまり
の違いに驚いたものです。

No.5のチェンバロソロなんてかなり短くて、そのくせ、和音
進行がショッキングで・・・

ブリテンは初版ではないでしょうが。

このブリテンは、そうあのイギリスの作曲家ブリテンですね。
彼は指揮者としても、いい仕事を残しているようです。

この人のブランデンブルグは横目で見ながらまだ買ってませんが、
素晴らしい演奏のカンタータを持ってます。

さて、遅めのテンポのブランデンブルグといえば、この掲示板でも
おなじみのコッホ盤でしょうか。

これは、一昔前の典型的なドイツ風名演です。

・・・実は昨日、中古屋でリステンパルト/ザール室内、を買いま
した。ちょい聴きでは、ドイツの田舎の料理店でフランス料理を食
べているような感じが・・・ (何やそれ?)

つまり、バックの素朴で渋い弦合奏に乗って、ランパルや、V・ラ
クロア等のフランス勢が気勢をあげているのですよ・・・(^^;;
(良い演奏です。ホッとするようなナイーブさがあります)

ケーテンのバッハと例のお姫様の件ですが、あのようなことがなけ
れば、バッハは一生ケーテンに留まり、そうしたら、めくるめく
ような教会音楽群は生まれなかったかも知れない訳ですよね。

<シュヌアーの芸術>
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 2 16:03 メッセージ: 1852
これは 1 に対する返信です
今日は皆さんおとなしめですねー。(^^;;
僕ばかり書いているようでスンマセン。

・・・
さて朝食後、昨日Getしたシュヌアーのピアノを聴きました。

トッカータニ長調、最愛の兄の旅立ちに寄せて、フランス組曲第5番
等が入っています。( MEISTER MUSIC : MM−1022 )

中古屋にあるのを横目で見つつ(知らない演奏家だったので)かなり
長い間手が出ませんでした。

しかし、昨日見たら半額になっており、勇気を振り絞って(^^;; 
買いました。フフフ・・・

これが久々の大ヒット!(売れてなくて良かったー)

・・・う〜ん。実に良いのですよ。

まどかに充実していて、ぎっしり中身がつまっており、しかも見栄えも
良いドイツ産の最上のリンゴ。

(園田さんに印象が似てます)

フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアーは、現在73歳のドイツの
ピアニスト。A・フィッシャーの孫弟子にあたり、コルトー、ケンプに
も師事しました。

このCDは録音も最高です。(マイスターミュジック)
日本の録音は概して変なのが多いですが、これはとても音楽的。

re:ブランデンブルク協奏曲第2番
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 2 16:45 メッセージ: 1853
これは 1849 に対する返信です
この曲は大好きなんです。(^^;
トマトの、ちょっと酸味を含んだ、しゃきっとフレッシュな味。
あるいは、最上のピラフまたは炒飯(強力な火力で一気に炒めてあって、しかし出来上がりはしっとりと瑞々しい)。

特に古楽器による新しい録音だと、こういうカラフルな色彩感がはっきりと感じられます。

ひょっとしたら、tatyana_bianchiさんとは演奏の好みの傾向がちょっと違うのかもしれませんね...
アレグロは(極端に言えば)速いほど好きです。

まだ人生経験も浅いので(笑)、せかせかした演奏、万歳!!と思うことが多いんです(我ながらちょっと情けない)。

トピずれの余談になりますが、私の好みの方向性を決定付けたのが、「トスカニーニの『エロイカ』に初めて針を下ろした瞬間の衝撃」なんです...おそらく...(それまではフルトヴェングラーでじっくり聴いていた)。
リズムの活力。ざわざわと血沸き肉踊るスリリングな低音旋律。

もちろん、曲によりけり、演奏によりけり、愛する遅演もたくさんありますが・・・;;

ヘレヴェッヘのような、もにゃーっとした音楽も大好きだったりします。(^^;;

完全に出遅れ・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 2 18:07 メッセージ: 1854
これは 1853 に対する返信です
・・・ましたので「遅い話」でも(笑)

ブランデンブルク2番。ソロが掛け合うアレグロいいですね。
勿論、アンダンテ楽章も・・

しかし、
一般的に言って「ゆっくりテンポ」って怖い(演奏者にとって)
と思いませんか?
何か、その人の音楽センスや人間性がさらけ出されるような気がして、

逆に、だからこその「聴き処」でもあると思うのですが・・・


いっそのこと一度、
色んな演奏者のモデラートな曲を目一杯「聴き比べ」てみたいです。
その人にとっての「普通」がどういうものなのか? (興味あり)
僕って悪趣味?


>アレグロは(極端に言えば)速いほど好き〜

とおっしゃるnujikoa さん。
ひょっとして、こんな処にもグールド好きの要因が垣間見える?
(悪趣味で詮索好きの mont_54 でした)

skunjpさん
投稿者:pochorinta
2002/ 9/ 3 0:06 メッセージ: 1855
これは 1847 に対する返信です
「歌ありき」ってどんな感じなのでしょうね。興味ありです。
シンフォニックの次はオリジナルですね。インフォメーションをありがとうございます。お恥ずかしい話ですが、ケーテン時代のバッハといっても勉強不足でまだピンときません。もう少し学習して皆さんのお話にうなずける様になりたいです。

偉大な作曲家の偉大な曲なのですから同じ時に同じものを聴いている方がいても不思議ではないのですが、私もなんだかウレシイです。

なんと無様な言い訳・・・(-_-;
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 3 1:48 メッセージ: 1856
これは 1854 に対する返信です
mont_54さん

>アレグロは(極端に言えば)速いほど好き〜 とおっしゃるnujikoa さん。ひょっとして、こんな処にもグールド好きの要因が垣間見える?

おそらく、当たっているのではないかと自己分析します。(苦笑)
しかし、グールドで印象に残るのはどちらかというと遅い演奏ですし、また最近はあまりグールドは聴いていないんです。

あと、「速いほど良い」とはブランデン第2番について言った事で、例えば第1番ならゆっくりと踏みしめるような演奏が好きです。

(・・・だからなんだ、って?...はい、おっしゃるとおりです;; 言い訳は無用ですね(^^))

***
ところで、
ゆっくりした音楽、哀切な音楽、また悲しみという感情さえも突き抜けたような澄んだ歌。
(そういうものはバッハの曲のいたるところにあり、)大好きで、何度でも取り出して聴きたくなります。

でも、それはそれとして、
私の生活の基本(大袈裟ですが...;;)は、やっぱりイキイキと踊るテンポにあり。
...そういう自覚があります。

私にとってバッハの音楽は、
「生きていること」そのもの(=心臓が鼓動を刻むこと、左右の足が交互にstrideすること...)と、
まったくイコールに考えられる、という感覚があります。

pochorintaさん、はじめまして
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 3 2:12 メッセージ: 1857
これは 1855 に対する返信です
nujikoaと申します。

ひとつの思い入れのもてる曲(バイオリンソナタ第2番)から、世界を広げておられるのをうらやましく思っています。

バッハの一生や音楽を「勉強、学習」するのも、まぁ、つまらなくはありませんが、

今のような「いもづるlistening」を次々と続けて世界を広げて行かれるのが楽しい(し、自然と勉強になる)と思います。

色々な楽器の音色を聴き比べるもよし、好きになった演奏家つながりで聴いてゆくもよし、です。(^^;

面白いのは、好きな演奏家が「影響を受けた音楽家」つながりで聴いてゆくことで、これを始めてしまうと(良くも悪くも)バッハからさえも離れてとんでもなく長い旅に出てしまうことになります。
しかし、結局いつでも戻ってくるわが家は「バッハ」・・・これは私の話でした。(^^;

カザルスのブランデンブルク協No.1
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 3 12:06 メッセージ: 1858
これは 1 に対する返信です
皆様こんにちは。
やっとお昼になりました。


・・・今朝はカザルスのブランデンブルク協奏曲No.1を
聴きながら、出社しました。

アンサンブルはお世辞にも、洗練されているとは言えません。

通奏低音もチェンバロではなくピアノ。さらにカザルスのうなり
声付きという、とっても広くお勧めできる演奏ではありません。

しかし、「演奏者と作品の距離感の近さ」が切々と伝わってきて
胸を打ちました。

第4楽章メヌエット以下の表現が、宮廷の舞踏会のような感じで
面白く聴けました。

まずメヌエットが、宮廷の優雅かつ大仰な「挨拶」のように始まり
ます。

第5楽章のトリオで、ふたりのオーボエ嬢がファゴットの女官を従
えて初々しく踊ります。

前のメヌエットに戻って、優雅に大仰な挨拶を交わし、踊り手が
入れ替わります。

第6楽章ポロネーズでは、小姓の少年達の踊り。
それが終わって、またメヌエット。挨拶とともに踊り手交代。

第7楽章トリオで、来賓の狩人が、野趣あふれる踊りを披露。
最後に、全員でメヌエットを優雅に踊り、舞踏会はお開き。

・・・こんな想像をしながら聴くのも楽しいもんですよ。

皆様こんにちは
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 3 12:42 メッセージ: 1859
これは 1858 に対する返信です
<nujikoaさん>

カザルスのNo.2は、とてもアップテンポ!

まさに、狩りの情景を彷彿させます。
それで第2楽章は、獲物がなくて意気消沈した風情。

カザルスのブランデンブルグはとても絵画的です。

まあ、でもnujikoaさんの好みとは遠いでしょうね。

それはそうと、ヘレヴェッヘのブランデンブルク、
出ませんかね。

きっと新鮮なウエットさが素晴らしいと思いますよ。


<mont54さん>

おっしゃる通り、演奏者にとっては、速くてリズミック名な
部分は、イキオイで弾けますので割と楽。

遅いほうが難しいです。

音楽的な緊張感を持続させるのが難しいし、特にアンサンブル
ではアゴーギクの食い違いによるズレが目立ちがちになります。


<pochorintaさん>

>偉大な作曲家の偉大な曲なのですから同じ時に同じものを聴い
 ている方がいても不思議ではないのですが、私もなんだかウレ
 シイです。

僕も掲示板の皆さんが聴いていると思うととても嬉しいですね。

それで、ここに来だしてからCD購入額がグンと増えました(^^;;

でも、おかげで、自分の鑑賞の幅を広げることができて、大いに
感謝しています。


<juncoopさん>

>ヴァイオリンのシュネーベルガーなんですけど、私の師によれば、
 演奏が下手ということなのですが

シュネーベルガー、リヒターのブランデンブルクで聴きました。
とっても良いんじゃないでしょうか?

かっちりとした中にも柔軟性があって。

それと、juncoopさんはヴァイオリンをなさるのですか?


※バッハ1000シリーズ楽しく拝見しました。

http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

なかなか壮大な計画ですね。

感想もポイントをついており、ためになります。
これからも楽しみに見させていただきます。

<川下り>の巻
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 3 15:53 メッセージ: 1860
これは 1857 に対する返信です
>これを始めてしまうと(良くも悪くも)バッハからさえも離れて
 とんでもなく長い旅に出てしまうことになります。
 しかし、結局いつでも戻ってくるわが家は「バッハ」・・・

nujikoaさんの話で思い出したことがあります。

僕はかつて仕事上の人間関係で疲れ果てたときに、バッハさえ
聴けなくなったことがありました。

それで、順次、川を上るように音楽史をさかのぼりました。

ブクステフーデ、トゥンダー、シュッツらのカンタータ。

ベーム、リューベック、ラインケン、ブルーンスのオルガン曲。

スヴェーリンク、フローベルガーのチェンバロ曲。

それは、バッハに比べればつつましいですが、古雅でひなびた
魂がホッとする小さな会堂のようでした。

旅は続きました。

さらにさかのぼって、パレストリーナ、ジョスカン・デ・プレ、
デュファイ・・・

まだまだ奥があるぞ、アルスノヴァ、アルスアンティカ・・・

そして、行き着いたところはグレゴリア聖歌の世界。

そこは、ヨーロッパ音楽史という川の源。
石清水の湧き出る秘境でした。

「あ〜、いいな〜、癒される〜」としばらく喜んで聴いていま
したが、やがて飽きちゃったんです。

シャバの空気が恋しくなったような。

まあ、自分が元気になったのかも知れないけど、また川下りを
はじめました。

どんどん下界に下って・・・川幅が広くなって、そして急に、
途方もなく大きな湖に出ました。

そこは今までと比べようもない、豊穣で生き生きとした変化に
富む、開かれた場所でした。

・・・その湖とは、もちろんバッハです。

RE:<川下り>の巻
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 3 16:37 メッセージ: 1861
これは 1860 に対する返信です
こんにちは、またまた遅い投稿です。
(実はこれは仕事のせい、午前中はアウトの状態です)

>行き着いたところはグレゴリア聖歌の世界。

とはまた、えらく川を遡ったんですね。

これ(グレゴリオ聖歌)って、一体いつ頃のモノでしたっけ?
1000年位前? もっと?

でも、よく考えてみたら僕がたまに観に行く「能」もまた古いです。
たしか平安中期かな? だからひょっとして同じ頃なのかも・・

グレゴリオ聖歌も、むか〜し聴いたことがあります。
なんか、音程はあっても音階がはっきりとしない感じですよね?
違いましたっけ?(また嘘付いた?僕)

でも、能もそうなんです。(音階の概念がきわめて稀薄)
当時は能とは言わずに一概に「猿楽」と云われていました。
(能は明治以降の呼び方・・確か)

鎌倉後期から室町中期にかけて、世阿弥や本阿弥が出て、
現在の形に整えました。

でも、(私も)全く同じなのは

やっぱり最後は、バッハに帰って来ちゃうんですよね。(^^)/

いにしえの音楽・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 3 17:33 メッセージ: 1862
これは 1861 に対する返信です
>グレゴリオ聖歌も、むか〜し聴いたこと
 があります。なんか、音程はあっても音
 階がはっきりとしない感じですよね?

mont54さん、お仕事たいへんですね。

さて、・・・音階というより旋法ですね。

これが浮き世離れして良いんですよ。

今グレゴリオ聖歌の名旋律「サルベ・レジ
ーナ」の楽譜を見てますが(仕事中・・・
(^^;;)いいですねー。

単純な旋律線の中に、しっかり西洋音楽の
魅力がエッセンス的にあり、やはり「源
泉」である旨、確認しました。

能の世界は僕は全く不案内で、あの能管の
トリップするような音しかイメージできな
いですが・・・

あれって楽譜があるんでしょうか(^^;;

また、能と言えば、僕のフルートのお弟子
さんの家には、個人の能楽堂があるそうです。

地中にカメが埋め込んであり、それが響く
んですってね。

能の魅力ってひとことで言うと(2、3言
でも可)・・・何なんでしょう?

バッハが能を聴いたら何と言うでしょう?

今日は?マークをいっぱいつけたまま帰宅
します。\(^o^)/

ブランデンブルク協奏曲3番
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 3 17:34 メッセージ: 1863
これは 1851 に対する返信です
皆様レスを有難うございました。
ブランデンブルク協奏曲の2番は評判が良いのですねぇ。(^^;
そう、ゆっくりとした演奏は演奏家にとって中々難しいというお話、理解できます。

あれから3番もマリナー指揮で聴きましたが、比べて、2番のコカコーラとドライカレーも納得しました。(笑)
ただ、私にとっては・・真中のアンダンテを除くと、あまりに明るくて元気が良すぎ!
全体に高音域ですが特にバロック・トランペットの高い音が耳に馴染まないのです。 
前にバロック・ヴァイオリンの音色が耳に厳しいと書きましたが、それと同じ感じ・・・

それと、ヴァイオリンの音色(特にバロック)はピアノなどに比べて心への入り込み方が強い感じがしませんか? 時によっては、それも辛いような。
2番のトランペットは、テンポが速いのと相まって、聴いていて疲れてしまう・・・。
まぁ、いずれ両方とも抵抗なしに聴ける日が来ると思いますが。


3番・・・ソーメンがお箸が間に合わないくらいどんどんと流れて来ますね。(笑)
でも、この3番は好きです。 
解説では本来この曲は2楽章で、間をつなぐのは「アダージョ」と指定された2和音のみだそうですね。 この演奏ではハープシコードの即興が1分半ほど入っていて、それがとってもチャーミングです。 その後に、その「アダージョ和音」がつづきますが、うっとりするような2和音です。

nujikoaさま
トスカニーニの「エロイカ」ですか・・・トスカニーニのドイツものはテンポが速いのに、低音部がしっかりしていて重さも充分ですね。 
今その「エロイカ」を聴いています。 ティンパニーが頑張っていますね〜。
NBC/53年の録音で、この演奏は好きです。(トピずれ失礼しました。)
日頃、けっして速い演奏が嫌いというわけではないのですが、今はやっぱり落ち着いた音楽を聴きたい心境です。

skunjpさま
>バッハは一生ケーテンに留まり、そうしたら、めくるめく
>ような教会音楽群は生まれなかったかも知れない訳ですよね。

おっしゃる通りですね。 バッハにとっては大災難でも、大手のCD店に行くとバッハの随分広いコーナーに数え切れないほどのCDが並んでいる・・そしてバッハファンのお財布がどんどん痩せていくのは、レオポルト候の我がまま奥方のお陰ですね!(笑)  

>No.5のチェンバロソロなんてかなり短くて、
>そのくせ、和音進行がショッキングで・・・

今日、もしかしてここの解説を伺えるかと楽しみにしておりましたが、また5番を聴いてからのお楽しみということに致します。

追加
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 3 17:35 メッセージ: 1864
これは 1861 に対する返信です
グレゴリアン・チャントは起源が8世紀く
らいまで遡ります。

ブランデンブルク3,5番(tatyanaさんへ)
投稿者:la_vera_storia
2002/ 9/ 3 18:07 メッセージ: 1865
これは 1863 に対する返信です
tatyanaさん

ブランデンブルク協奏曲とエロイカとは、おもしろい組み合わせですね! この組み合わせで以下にものすごい演奏がありますよ。
http://www.musicweb.uk.net/classrev/2000/sept00/furtwangler.htm
ブランデンブルクでは、ハープシコードの代わりにピアノが使われた演奏です。弾いているのはフルトヴェングラー自身です。

この演奏のピアノを聴くと、ほとんどこれはコルトーの弾くシューマンの世界です。時間があれば一度聴いてみて下さい。(何度も聴きたいと思うかどうかは疑問ですが。) かなり強烈な印象があります。

*(トピずれ追記)
「エロイカ」についてはいろいろな指揮者の名演奏があります。フルトヴェングラー指揮の「エロイカ」は何種類もありますが、私が全部聴いたところでは、彼自身の指揮したものに関する限りでは、このCDの演奏が最高のような気がします。あくまで私見です。

バッハ楽長が能を観たら…
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 3 18:29 メッセージ: 1866
これは 1862 に対する返信です
skunjp さん
とても楽しい仮定ですね(私にとっては)

きっと楽長はこう言うと思いますよ。
「音楽だけ摂ったら、私の音楽の方がずっと洒落てるし、進歩的だ。」
でも舞(能の場合、音楽単独はあり得ないので)も含めて
「綜合芸術としては、とても神秘的だがそれ以上によく出来ている。」と

グールドだったら(出た!このグルオタめ)こう言うでしょう。
「僕がノン・レガートとスタカートの範囲で世界を構築しているのに、
こいつ(能)はアダージオとアンダンテの間、いやもっと遅いレンジで
創られている。しかしちっともカンタービレに流されていない!」とか・・

何せ、現代バレエの専門家でもその「動き」を学ぶ為に観るらしいです。

まさに幽玄の世界。シテの演じる(ほとんど一人舞台です)情念の世界。
粗筋を予め理解した上でなければ(プログラムが必ず販売されてます)
まったく楽しめないのはバレエやオペラに似ています。

見終わったあとにバッハを聴くと、現代に戻ったような安心感に包まれます。

能には西洋音楽的な合理的楽譜(の概念)は存在しません。多分
見た訳でも、習った訳でもないので断言できませんが・・
但し、歌(歌詞)に合わせて、音程の上げ下げ等を記したモノはあります。
それがいつの頃から伝わる物なのかは勉強不足で解りません。 (^^;

>グレゴリアン・チャントは起源が8世紀くらい・・

「猿楽」そのものの起源は、一説によると古事記の時代?
天の岩戸の前で天照大神を誘い出した八百万の神のドンチャン騒ぎに
遡るとも云われています。(神話の世界なので測定不能?)

11分9秒
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 3 18:39 メッセージ: 1867
これは 1816 に対する返信です
最近のバッハトピは大変な盛況ですね。1000メッセージまでに3年以上かかっているのに、その後1年も経たないうちに2000メッセージまで行きそうな勢いです。

そのため、話題がどんどん古くなりそうですが、もう一度ゴルトベルク変奏曲について。

大体皆さんの推薦されるものは聞いてみたのですが(特にピアノ演奏)、私にとってコロリオフの演奏ほど心に訴えるものはありません。(ただしピーター・ゼルキンはデビュー盤しか聞いたことなし。他には中国出身のチゥ・シャオメイの演奏が心に残っている。)
ところで、このコロリオフの第25変奏は11分9秒かかっています。(私としては、もっと続いてほしいぐらいです。)
このコロリオフというピアニストは、作曲家のリゲティが彼のCDを「無人島に一つだけ持っていくことを許されるなら」と言ったことで有名。1949年生まれ。ピーター・ゼルキンの2歳年下です。
なお、グールドはリピートなしであの時間ですからやはり史上最遅?ただしザルツブルク・ライブでは4分台で弾いています。(これは生き生きした演奏で、好きです。)
ついでに、レオンハルトの録音は3つありますね。50年代前半(もちろんモダンチェンバロ)のヴァンガード盤、64年頃のテルデック盤、76年のドイツハルモニアムンディ盤。チェンバロの音色からも、やはり最後のものをとりたいところです。

RE:11分9秒
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 3 19:09 メッセージ: 1868
これは 1867 に対する返信です
うヒャー、kuzunoha_bach さん有り難うございます。

そうですか、
>グールドはリピートなしであの時間ですからやはり史上最遅?

最速運転とも感じるあの演奏の中に「最遅」な変奏が隠れていたとは

いやはやとんでもない発見になりました(特に私にとっては・・)
早速、帰ったら55年盤のゴルドベルグ、聴いてみます。

それから、お薦めのコロリオフ(コロリーロフと思ってました)
のゴルドベルグも次回には狙ってみます。

カザルスのバッハ
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 3 20:14 メッセージ: 1869
これは 1859 に対する返信です
skunjpさん

いろいろコメントありがとうございます。

とうとうカザルスのバッハ聴かれましたか!!

ブランデンブルクなんですけど、本当に強烈ですよねーー。私は、ブランデンブルクと管弦楽組曲全曲持っておりますけど、とにかくクセがすごいですよねー。
5番の3楽章聴いてみてください。なんなんでしょうか?あの変な、テンポというか、リズム。とにかく反感買いそうです。

ところが、管弦楽組曲の2番と3番を聴いてみてください。クセはあるものの、あのウネリのある演奏と緊張感はただものではありません。序曲がかなり2番は渋い!!
それと前にもお勧めした、3番のアリアはかなり情熱的で早い演奏!!あんな素晴らしいアリアは聴いたことがありません!!
大いなる感動を与えます。

それからヴァイオリンは持っておりますけど、ろくに弾けません。私の師というのは、高校時代の家庭教師でありまして、大学オーケストラでヴァイオリンを弾かれていました。この人に私はクラシックに関して多大な影響を思春期に受けたのでした。
私は楽器については、チェンバロとチェロを少し弾きます。

BACH1000お褒めいただき、大変恐縮するというか、恥かしくなります。なんせ音楽は素人なので、理論とかは全くわかりませんし、プロテスタントについても全く知識がありませんので、バッハを語るのは大変おこがましい限りでございます。
ただ、一人の人間として、バッハに接した感想を書いてると思ってください。世の諸学識者やバッハの知識をお持ちの方々からすれば、幼児のような文章であります。しかし一般の人々がご覧になるなら、やはり理屈を並べるよりも、感想を書いた方が、伝わりやすいと考えております。
それだけバッハは全ての人に平等に楽しむ音楽を与えてくれたことは、大変感謝しております。

皆さんのお話を伺っていると・・・
投稿者:pochorinta
2002/ 9/ 3 21:59 メッセージ: 1870
これは 1869 に対する返信です
片っ端から聴きあさりたくなる心境です。が、それほど経済力のない私としてはバッハ専門の図書館(勿論CDもありの)があればいいのにぃ!と思う次第なのです。

能、ブランデンブルク協奏曲3・5番
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 4 11:04 メッセージ: 1871
これは 1865 に対する返信です
skunjpさま
>あの能管のトリップするような音
私も最近は全然鑑賞の機会がありませんが、確かにあの音はトリップしますね。
聴いていると、α波が出ているのがよ〜く分りますが、両方の目が寄ってたりして・・・録画ビデオと生舞台を比べると、オペラ以上に違いがあるように思います。 

初の能楽堂では(熱田神宮が好きでした)音響のよさに先ずビックリでしたが、不勉強で地中の甕の存在は数年前のTVで初めて知りました。 すごい工夫ですね。 
(skunjpさんのお弟子さんのお宅には随分本格的な能楽堂があるのですね!)
知人のお宅で、縁先に苔生した自然石の手水鉢が据えてあり、水が玉石の敷いてある下の水琴窟にポトリ・ポトリと落ちるようになっていました。
交通量の多い交差点でしたので信号待ちの時だけですが、うまくすると「ち〜ん・・・・ち〜ん」と微かに聞こえました。 深夜はよく響いたそうですよ。
そのお宅も取り壊され、広い駐車場のあるレストランに変ったのが本当に残念です。 

>能の魅力
水琴窟や細々とした虫の声を楽しんだりと、風情を味わい、楽しむ日本人なればこその芸術ですよね。
オペラや歌舞伎のようにむこうから積極的に働きかけてくれるものではないだけに、完全に入り込んだ時に味わえる感動が本当に大きい・・・。

話をバッハにつなげると・・・クラシック音楽に限りませんが、受け手の想像力が大きければ大きいほど鑑賞の楽しみも増す。 その中でもバッハは特に・・・そういうものでしょうか?  
skunjpさんのカザルスの「ブランデンブルク協奏曲」のご感想を拝見すると、本当に楽しそうですね。


la_vera_storiaさま
すごいディスクをご紹介頂きまして有難うございました。 
海外のサイトで購入したことが無くて・・・国内で探したところ別売りでしたが、ザルツブルグの50年盤は国内のア○○ンで見つけました。
la_vera_storiaさんがフルトヴェングラー指揮ではこの「エロイカ」が最高とおっしゃるのですから、こちらも魅力で・・・結局「ブランデンブルク協3・5」と一緒に注文。
その他に「ゴールドベルク変奏曲」はちょっと怖いですが55年のグールド、「無伴奏Vnソナタとパルティータ」はシェリングのを見つけて、まとめて注文しました。
カードの引き落とし日が心配です・・・(汗) 
しかし・・・バッハで検索するとメマイがするほどの数(2600近く)出てきましたが、
nujikoaさんでしたっけ? すでに2000枚お持ちとか・・・殆ど買い占め状態ですね!

バッハと女性・・・!
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 11:32 メッセージ: 1872
これは 1871 に対する返信です
バッハトピには、バッハがお好きの女性がたくさんいらして、全く
もって慶賀の至りです。(^^;; 

しかし世の中の一般風潮としましては、それとは正反対であるよう
に思われます。

バッハのケーテン時代も、領主レオポルト候は、音楽に深い理解と
教養を持った人であったにもかかわらず、候の結婚相手が音楽に
興味を示さないお姫様で、バッハが当地を去る理由の一つになった、
というのは有名な話。

我が家も、CDを捨てられるという(^^;; 悲惨な事態には未だ
たち至ってませんが、とりあえずの黙認であり、それ以上の積極的
な同意はもちろんナシ。

ましてや、mont54様の奥様のように、夫の愛するゴールドベルクを
自ら練習なさるという、うるわしくも、実にうらやましい環境には
逆立ちしてもかないません。ハイ ・・・ (-_-;)ゝ

東京の厳しい住宅事情の中、それでも次々と子供は出現なさって
いつの間にか、気がつけば4人! (上・小6〜下・3歳) 

「子宝に恵まれて良いわねー」と人様はおっしゃるけれど、
内実は毎日が動物園状態・・・(^^;;

生活スペース確保のため、イギリス・タンノイの名スピーカーを
泣く泣く手放し今は壁掛けスピーカーをつつましく鳴らしてます。

そのかみさん、歌うのは好きでして、家事の傍らよく鼻歌をお歌
いになります。

しかし、特に機嫌がいいときなど、気持ちが高揚しているのか、
歌のピッチまで漸次上がっていくのです ・・・(^^;;

どんどん上がっていく音程に耐えつつ、負けないような音量で、
バッハを鳴らす日々であります。

・・・ですから、tatyana_bianchiさまや、pochorintaさま、
mamohahaさまの書き込みはそれこそ干天の慈雨のごとく読ませて
頂いております。              
  

能と想像力とバッハ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 4 12:08 メッセージ: 1873
これは 1871 に対する返信です
<tatyana_bianchiさん>

>受け手の想像力が大きければ大きいほど鑑賞の楽しみも増す。 その中でもバッハは特に・・・そういうものでしょうか? 
skunjpさんのカザルスの「ブランデンブルク協奏曲」のご感想を拝見すると、本当に楽しそうですね。

まさにおっしゃるとおりだと思います。
私は無伴奏チェロ組曲を聴いて、「書道の筆さばき(とくに、草書体)」をすぐに思い浮かべました。あるいは絵画でいうなら「水墨画」でしょうか。想像力を働かせれば働かすほど、豊かなものが受け取れますよね。

カザルスのブランデンブルク、私もgetしたくなっています。(^^;


>nujikoaさんでしたっけ? すでに2000枚お持ちとか・・・殆ど買い占め状態ですね!

いやいや、私はバッハは60枚程度です。

・・・これで私も底が割れた?...(爆)

まぁ、「買って聴いたけど売り払ってしまったCD」は、その何倍かありますけれど。(^^;

**
能は一度観てみたいと思っています。
能管の響きなら...学生のとき、ジャズ研の薄暗い、じめじめした部室で聴いたことがあります。
その響きが共鳴してドラムセットのシンバルが「じりじりじり...」とうなって・・・
これもある意味、奇特な経験ですね(汗)

彼我の違い・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 12:25 メッセージ: 1874
これは 1866 に対する返信です
>しかしちっともカンタービレに流されて
 いない!」

montさん、この辺がポイントなんでしょうか?

日本の芸術は、西洋のそれとは違い、ビア
ンキさんも仰るとおり、こちらから<つか
みに行く>ものなのでしょうね。

そうでなければ理解できない世界 (^^;;

西洋音楽は向こうから<聴いて聴いて!>
と歩いてくる。

日本人演奏家の長所と欠点が、この角度か
ら説明できるかも知れない。

ビアンキさんの鋭い感性には驚くばかりです。

さて、バッハ楽長が能を見たら。

・・・skunの回答です。

太刀打ちできない神秘感に打ちのめされて、

 「Oh,no...!」

(なに?普通そこまで冗談の質を落とさない?)

・・・ハイ  (-_-;)

カザルス、コロリロフ・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 12:53 メッセージ: 1875
これは 1869 に対する返信です
>ただ、一人の人間として、バッハに接し
 た感想を書いてると思ってください。

はい、期待してます。juncoopさん(^o^)

さてカザルスはガンバソナタで見直しまし
た。

以前は、ゴツゴツした野人風に感じてまし
たが、上記はとてもチャーミング。

フレーズの歌い方に<音楽的な濃さ>を見
出し、「ははー」っとひれ伏しました。


kuzunoha Bachさん、コロリロフ、非常に
強烈にインプットしました。僕の愛する第
25変奏をそんなに遅く弾いているとは!

もちろんグールドが最遅でしょうが。

でも王座を奪われる可能性も・・・

以前気に入らなかったアファナシエフの平
均律に、最近開眼してしまいました。

この人の第25変奏は遅いぞー、キット。

天使の響き・・・
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 4 12:56 メッセージ: 1876
これは 1 に対する返信です
昨日、ひさびさにTVの深夜番組を見ていたら、
心臓外科医が執刀する1日に密着する短いドキュメントをやっていました。
手術直前の表情と、その前後の談話。
手術という極限の世界を、あるいは生命を語るドクターの話にかぶってきたBGMが、なんと、

「マタイ」の受難コラールでした。

まさに、天使の響き、彼岸の響きでした。

・・・と書くと、<うそー?>といわれてしまいそうですが、演奏の編成がオリジナルとはだいぶ違ったのです。

まず歌詞が英語(初めて聴きました)。
声楽はすべて女声で、重唱または独唱。
器楽は、(...おそらく私の聴いた限りでは...)オルガンのBCのみ。

まるで、魂が昇天するときを想像させる響きでした。

こんな演奏、CDで手に入るんでしょうか?(^^;

>彼我の違い・・・う〜ん
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 4 15:23 メッセージ: 1877
これは 1874 に対する返信です
説明が上手く出来ません。(ゴメンナサイ)
今まで深く考えた事がない(能てんき)なもので・・・(冷)

子供の頃(今でも子供)から「格好いいモノ」が好きで、
特にソロパートのある踊りを観るのが好きでした。
吟舞(詩吟に合わせて踊るやつ)とか能・フラメンコ・バレエ
学芸会の遊戯(音楽を背景に踊ったりするやつ)等々

俗人の常として既成概念に弱く、新しいモノもいいのですが、
それより古くから伝わる熟成されたモノの方に、より安心感を
覚えたのかも知れません。 (単純ですネー)

能の最大の魅力は主人公(シテ)が必ずといっていいほど
亡霊や物の怪の類であり、これがなんと現世の想いを絶ちがたく
幽界から現れて苦悶にのたうつ(舞う)という。

「悩めるお化け・幽霊の苦しみや情念」といいましょうか、
非常に擬人化されて描かれているところにあります。

話は少し変わりますが、
バロック期のバレエが最近ようやく研究がなされるようになった
と聞いたことがあります。(当時の舞踏譜が最近発見されたとか)
バレエにおける「古楽復興運動」にも期待しています。

しかし、バロック(当然バッハも含む)音楽って
現代創作バレエ(ダンス)にも物凄く合うんです。これが・・・

私が観たゴルドベルグもそうですが、有名振付家の手掛けた
パッサカリアとフーガ(たしかパッサカリアの部分だったはず)
あと、コレッリのクリスマス協奏曲(1・2楽章だけ)など。

バロック音楽の斬新性・時空性を痛感します。


>日本人演奏家の長所と欠点・・

について、私には何とも申し上げられませんが、
鼓(太鼓・小鼓など)等で「いょ〜〜ポン」とやるあの間合い。
あれは外人にはとっても難しいらしいですね?
(日本版アゴーギク)と言っていいのやらどうなのやら?

イリーナ メジューエワ
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 4 15:31 メッセージ: 1878
これは 1877 に対する返信です
の「バッハ・リサイタル」を見つけて衝動買いしてきました。
本当は別の物を狙って立寄ったCD屋だったんですが・・・

イタリア協奏曲・最愛の兄〜・フランス組曲5・イギリス組曲2
トッカータホ短調

うーむ、このラインナップでは買わざるを得なません。

これでムッッターショックから立ち直るゾ〜 (^^ゞ

あったらいいな:バッハ図書館
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 4 15:42 メッセージ: 1879
これは 1870 に対する返信です
質の良いオーディオ装置(大音量は不要)と、静かなリスニングルーム。基本的な新譜は買ってくれて、その他は有志の寄贈による。ボランティアの協力も得て、管理が行き届いている。そんな図書館ができるなら、私のバッハCDを全部寄付しても・・・

「バッハの曲なら何でも聞けます」と言う喫茶店を開いて客が来るなら・・・

まあ、そう言う夢があってもよいかなと。

男と女・バッハ編
投稿者:mamohaha
2002/ 9/ 4 15:53 メッセージ: 1880
これは 1872 に対する返信です
ども。喜んでいただけて嬉しいです。
バッハ自身は女性運&奥さん運いいですよね。
しかも、かなりモテモテだったようだし。

レオポルト公の奥さんの話ですが、
彼女の件がなくても、バッハは転職してたんでしょうね。
もうちょっと遅くなったかもしれないけど。
ケーテンはイナカだったので、子供を大学にやりたいバッハは大学のある町を狙っていたし、
宗教上の問題で、ケーテンでは宗教音楽要らないし。(これは結構ストレス)
なかなか、100%満足な職場ってないものですね。
そりゃそうだ。

>しかし世の中の一般風潮としましては、それとは正反対であるよう
に思われます。

そお?結構いると思うんだけど・・・。
女性の隠れバッハファン。

うちのダンナさんもバッハ好きで、テノールなんですが、
案外バッハの二重唱って、ソプラノ&テナーが少ない。
ロ短調ミサと「狩のカンタータ」にあるくらいかな?
オペラのメインカップルって、たいていこの組み合わせなのにね。
神様の前で歌うには、あまりふさわしくない組み合わせなんでしょうか。
うーん・・・。

mamohahaさまの素晴らしいご環境
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 16:33 メッセージ: 1881
これは 1880 に対する返信です
mamohahaさま、御機嫌うるわしゅう・・・


さて昨日、かみさんが、「ケータイ買ったのよ。いくらかわかる?」
と訊いてきました。

僕は、自慢げな彼女の表情を見て、高めに答えました。
「5000円くらい?」

かみさん「う〜ん。パパ、甘いわよ」
わたし 「そう、じゃあ、4000円かな・・・?」
かみさん「ハズレー!」

 ・・・・ 以下省略

結局、1円!で買ったとのこと。
かみさん、鼻ピクピク。

「わー!ママ偉いねー」と思いっきり褒めておきました。

( ご利益あるかな?・・・(^o^)ゝ )

ケータイは子供に関連して必需品だったこともありますが、かみさん、
メールをしたかったのだそうです。

長女「ママは、パパとメールのやりとりするの?」
かみさん「へへー (^o^)」
わたし「(・・・ドキッ)」

>うちのダンナさんもバッハ好きで、テノールなんですが、
 案外バッハの二重唱って、ソプラノ&テナーが少ない。
 神様の前で歌うには、あまりふさわしくない組み合わせなんで
 しょうか。うーん・・・。

うーん。 ごちそうさまっ! (^^;;

・・・mamohahaさまの愛の二重唱に刺激されて、
   少しノロケてみせた、skunjpでした。

        (皆様、見苦しくて失礼しました)

re:天使の響き・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 16:53 メッセージ: 1882
これは 1876 に対する返信です
nujikoaさん、そう言う場面でかかるバッハ
って、感動しますね。

背筋がぞくぞくしますよね。

英語による「マタイ受難コラール」の存在
は知りませんが、そんな時バッハの音楽が
ハマルのは、やはり、生死を超越した音楽
であるからでしょう。

バッハがケーテンの気楽な生活から一転、
ライプツィッヒの過酷なカントール職に身
を投げ出したのは、mamohahaさまの投稿に
ある通り、信仰上の理由も大きかったと思
います。

僕は特に、マリア・バルバラが召されたこ
とで、バッハは「自分の本分:教会音楽」
に再び目覚めさせられたのだと、勝手に思
っています。

神様は時に、人間にそのような試練をくだ
さる。そしてその後、必ずご褒美があるん
ですよね。 (^o^) = 新妻

もちろん、マグダレーナとはケーテンを出
る前に結婚するのですが、その前にバッハ
は「決心」していたような気がします。

re:イリーナ メジューエワ
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 16:57 メッセージ: 1883
これは 1878 に対する返信です
ジャケットで買ったでしょう?

正直に言いましょうね・・・(^o^)


※さあ、今日も仕事をいっぱいしたぞ(^^;;

早く家に帰って、今日はマジメに練習しよう(FL、歌)
その後、ワイン飲んで、バッハを聴こう。
\(^o^)/

だって・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 4 17:21 メッセージ: 1884
これは 1883 に対する返信です
バレリーナみたいな顔してピアノの前に立っているんですよ〜
(あの顔はキエフバレエ風ですね)

フィギュア・スケーターっぽくもある。

これじゃ僕なんかひとたまりもないデス。

バッハ先生も思わずテレ〜っと。(な訳ないか・・・

正直な告白でした・・・パチパチ
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 4 17:40 メッセージ: 1885
これは 1884 に対する返信です
なるほど・・・

女流ピアニスト中最高の美形 + キエフバレエ風

では、ひとたまりもないでしょうな・・・ (^^;;

バッハも晩年よく長男フリーデマンを連れて、当時流行していた
ハッセのオペラを見にドレスデンに行ったとか。

何せ、あるソプラノ歌手がお気に入りで、長男の腕をつつき、
「あの可愛い子ちゃんを見に行こうや」と言ったらしい・・・

ウーム、先生もスミに置けませんぜ・・・(^^;;

喫茶「グールド」
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 4 17:52 メッセージ: 1886
これは 1879 に対する返信です
kuzunoha_bach さん、

私も実はやれたらいいな。で思い続けております。
(私の場合はグールドで且つバッハだけという限定ですが)

名前はタイトルどおり、そして看板には GOULD PLAYS BACH と
店名の下に小さく表示。

朝10時仕込み開始で開店11時、そして閉店が20時くらい
客数が一日10人(組)以内 (客席はカウンター5席のみ)
そうです、全く儲からないお店(ほとんど道楽で・・)

ものぐさな私の性格にぴったり(^^;

だからそれまでお金を稼いで、悠々自適の身分になって
おかなくては・・・したがって実現性は限りなくゼロです。

(S, T)
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 4 18:37 メッセージ: 1887
これは 1880 に対する返信です
確かにソプラノとテノールの組み合わせは少ないようですね。ソプラノとバスならたくさんありそう(イエスと魂の対話はたいていそれ)。ちなみに私が歌うとすればバスですが。

それでも、次のようなものがありました。

BWV4 Christ lag in Todes Banden (Versus IV)
BWV42 Am Abend aber desselbigen Sabbats (Choral)
BWV110 Unser Mund sei voll Lachens (Aria)
BWV112 Der Herr ist mein getreuer Hirt (Aria)
BWV122 Das neugeborne Kindelein (Terzetto con Choral)
BWV130 Herr Gott, dich loben alle wir (Recitativo)
BWV173 Erhöhtes Fleisch und Blut (Recitativo)
BWV185 Barmherziges Herze der ewigen Liebe (Aria)

音楽としてはBWV122が素晴らしいと思いますが、アルトにコラールを歌ってもらわなければなりません(楽器で代用可?)。BWV130のレシタティーヴォも弦合奏つきで、なかなかいいですよ。もちろん、アリアがねらい目ですが。

ジャケット買いと言えば
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 4 18:56 メッセージ: 1888
これは 1883 に対する返信です
私は、タワーレコードでララ・セント・ジョンのバッハをふらふらと買いそうになりました。

しかし、一歩手前で思いとどまり、アマゾン・コムでサンプル音源を聞いてみて、買わなくて良かったと思いました。

しかし、あとでCDの中にセクシー・ピンナップが入っていたと知り、買っておけば良かったと思いました。

その頃にはもう、店には見あたりませんでした。

おしまい

>ジャケット買いと言えば
投稿者:mamohaha
2002/ 9/ 4 19:05 メッセージ: 1889
これは 1888 に対する返信です
カークビーとD・トーマスの歌っている「コーヒー・カンタータ」のジャケットって、
カークビーとホグウッドが、娘さんとオヤジのコスプレしてるんですよね・・・。
中身も素晴らしいですが、面白いモン好きの私にはツボです。

re:バッハと女性
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 4 19:07 メッセージ: 1890
これは 1872 に対する返信です
<skunjpさん>

>「子宝に恵まれて良いわねー」と人様はおっしゃるけれど、内実は毎日が動物園状態・・・(^^;;(中略)どんどん上がっていく音程に耐えつつ、負けないような音量で、バッハを鳴らす日々であります。

(ぼやいておられますがうらやましいご環境ですよー(^^))

なにかライプツィヒに着任したバッハの家庭の光景が思い浮かびますね〜(^^;;

バッハも「動物園」のような環境の中でカンタータを次々と書き上げていったと聞いています。
しかし彼の子供達(と、もちろん、アンナ・マグダレーナ)は、結構仕事の役にも立ったそうですね。
なんでもバッハの書いたスコアを、家族みんなで手分けして筆写して各パート譜を作ったとか・・・。

***
ところで奥様がケータイを買われたそうで。
ケータイからも、このyahoo掲示板に、バッハトピに、投稿できますから、今度ぜひ奥様にも登場いただいて・・・というのはどうでしょう?

・・・おっと、これはskunjpさんにとって、
もしかしたら(ドキッ!)だったりして...;;
どうも、悪趣味ですみません...m(_._)m

Re:ブランデンブルグ協奏曲第2番
投稿者:h_ueda_2182
2002/ 9/ 4 22:22 メッセージ: 1891
これは 1853 に対する返信です
ずっとROMばかりしており、2〜3回目の投稿です。
だいぶ流されましたが、ブランデンブルグ2番は私も大好きなので
思わず参加したくなりました。(2番はとても料理を連想できませんが)
私のこの曲のイメージは「中世の騎士が馬に跨り、森〜草原を走っている
姿」です。
常連の方々の和気藹々とした場に突然、新参が割り込んでペースを
乱したらすみません。

私はリヒター+ミュンヘン・バッハOC狂なのですが、この曲に関しては
ミュンヒンガー+シュツッツガルトの3度目の録音盤(1972年)以外は
聴く気がしません。何が違うかというと、独奏トランペットのうまさと
曲のテンポ、各楽器のミクシングのバランス、どれをとっても非のうちようが
ありません。(これはCDではなく、レコード盤です。)
他の演奏家のものはなにかバタバタしている感じ。
(好みの問題でしょうが)

失礼しました。

: Re:ブランデンブルグ協奏曲第2番
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 4 23:22 メッセージ: 1892
これは 1891 に対する返信です
h_ueda_2182さんはじめまして。

私も確かにミュンヒンガーの3度目の2番持っておりました。確か、ベルナール・ガベールのトランペットとミラノバのヴァイオリンとニコレとヴィンシャーマンですから、一流ばかりのソリストですね。
2回目の録音のトランペットはシェルバウムなので、あの 古びたトランペットも良かったです。

ところで、私の好きな2番は、実は、コレギウムアウレウム合奏団なのです。もう最高です。優雅というとこれしかないです。
エドワード・タールのトランペットは最高で、ギュトラーやアンドレも及ばないかもしれないし、とにかくリンデのプロックフレーテ、フッケのオーボェ、ヨーゼフ・マイヤーのヴァイオリンすべて良しなんです。同じ時期のレオンハルトは全く、元気のないトランペットの2番でありました。

コレギウムアウレウムの2番は、絶対推薦です。ぜひ聴いてみてください。

h_ueda_2182 さん
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 4 23:25 メッセージ: 1893
これは 1891 に対する返信です
こんばんわ。

掲示板はROM(するのもいいでしょうが)それより参加される方が
ずっと楽しいですよ。

ブランデンブルグ2番は
>騎士が馬に跨り、森〜草原を走っている・・

ですか。
トランペットの勇ましい響きに良く表れていますよね。
h_ueda_2182 さんは光景(情景)を連想されたのですね。
それは軽快に疾駆しているイメージでしょうか?
(ギャロップ or キャンター?)

特に「リヒター+ミュンヘン・バッハOC」は凄いですよね。
仰るとおりまさに走って(疾駆して)います。

私もとても明るい曲だと思います。(高音域の楽器同士の絡み合い)
アンダンテ楽章もニ短調とはいえ、そこにはいささかの「憂い」を
含まない「哀愁」というものを感じます。

全曲的にストロベリー・パフェみたいな派手さ・・・

すみません、私も食べ物になっちゃいました(^^;

でも、懲りずにまた来て下さい。

カンタータ126番のトランペット
投稿者:h_ueda_2182
2002/ 9/ 5 0:09 メッセージ: 1894
これは 1892 に対する返信です
juncoopさん。mont 54さん
レスありがとうございます。

トランペットといえば、
カンタータ126番のリヒター版
この1曲目(Chor)だけを何回も聴き続け、それを何日も続けたという
お気に入りです。

コレギウムアウレウムの2番も今度聴いてみます。

h_ueda_2182さん
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 5 1:52 メッセージ: 1895
これは 1891 に対する返信です
はじめまして、nujikoaと申します。

ミュンヒンガーのブランデンブルク第2番、すごく「美味しそうな」紹介です・・・見つけ次第getします!(^^;

それと、リヒターの126番、これも、
(リヒターの147番冒頭のトランペットにノックアウトされている私としては...)
getしたいです。

貴重な情報ありがとうございます。
ぁぁ...しかしお金が・・・(-_-;;

この掲示板は、ほんとうに毒です。(^^;
いや、そうではなく、おかげで新しい世界がどんどん広がり、感謝することばっかりなんですけどね...。

>常連の方々の和気藹々とした場に突然、新参が割り込んでペースを乱したらすみません。

私など、「ROMしていましたが、突然の新参」の最たるものですよ。
いまやずーずーしく毎日のように投稿させて頂いてます(すんません)。(^^;;

h_ueda_2182さんもどんどん投稿してくださいね。mont_54さんがおっしゃっていたように、それはそれは楽しいですから。

皆さんお早うございます。
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 5 10:43 メッセージ: 1896
これは 1 に対する返信です
<mont54さん>

その節は「喫茶グールド」のお客第一号になります。・・・僕。

しかし、僕が悠々自適の身になったら軽井沢に山荘を建てます。

雄大な山々を見渡せる、吹き抜けのリスニングルームで、朝から
晩までバッハを聴いてます。
そんで、週に一度、都内の中古屋巡り・・・

・・・全く実現不可能・・・(爆)


<kuzunoha bachさん>

ソプラノとバス、いいですねー。
カンタータ21番はじめ名曲ザクザク。

それから、ジャケ買いの件。

・・・僕もメジュエーワ買います。(^^;;


<mamohahaさま>

カークビーのコーヒーカンタータは良いですよねー。
ある時期毎朝、目覚ましにかけてました。

こんな魅力的な(カークビーのような)娘さんがいたら
ぜひ・・・ムニャ、ムニャ


<juncoopさん>

無いのですよ。
いくら探してもコレギウム・アウレウムが。

モダンで欲しいのは、あと、これくらいなのに。

誰か気に入らない人がいたら譲ってくだしゃーい。(^^;;

(いないよね)

re:バッハと女性
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 5 10:46 メッセージ: 1897
これは 1890 に対する返信です
アンナ・マグダレーナはバッハにとって、神様からの最高のプレゼント
だったのではないでしょうか?

だって、先妻の子の面倒を見ながら、自らも子供を1ダース(!)産み、
家事育児に追われながらも、夫の楽譜を写譜していたわけですから。

ケーテン時代はソプラノ歌手として、夫の半分の報酬を得ていたと言い
ますよ!!!

おまけに、動物や花を愛し、お客さんをもてなすのもうまい、
気だてが優しく、<若くて美しい>とくりゃ・・・

まあ、こりゃ、今で言うスーパーウーマンですな。

誰かさんに爪の垢せんじて飲ませたい・・・(ああー禁句が!)


>ケータイからも、今度ぜひ奥様にも登場いただいて・・・

(ドキドキッ!) nujikoaさんも、お人が悪い・・・(^^;;

それじゃ何にも書けなくなります。

「コホン。
あー、もちろんワタクシめは、妻に完全に満足しております。
かみさんこそ、神様からの最上のプレゼントでございます。」

      (ホントです(^^;;)

h_ueda_2182 さん
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 5 10:58 メッセージ: 1898
これは 1891 に対する返信です
ようこそお越し下さいました。

この掲示板はアットホームな雰囲気で本当
に楽しいですよ。

さて、「中世の騎士が馬に跨り、森〜草原
を走っている姿」

第2番の形容としてぴったりです。

ミュンヒンガーの3回目は持っています。
これは理想的ですね。

あと、バウムガルトナー/ルツェルン祝祭
弦楽合奏団も素晴らしい!ですよ。

ギィ・トゥーブロンのTPが、柔らかいピ
アノから、輝かしいフォルテまで変幻自
在。だからバランス最高です。

ちなみに、フルートはニコレ、ヴァイオリ
ンはスークです。

・・・またいらしてくださいね。\(^o^)/

メジューエワ、え〜わ〜
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 5 13:28 メッセージ: 1899
これは 1885 に対する返信です
皆さん、いきなりカマしてすいません。何せ暑いもんで・・・

純真・可憐な女の子がバッハを語ると、こーなる。
という感じですね。

「最愛の兄〜」なんか、とても愛くるしい演奏。
僕にこんな妹かG.F がいて、こんな風に引き留められたら
とてもじゃないが、旅立ちを思いとどまるしかありません。

演奏は、アルゲリチみたいにテクをバックにした
ど派手なヒステリックピアノ(これはこれでいいですが)に
比べ、とても素朴で清廉な語り口に覚えます。

たとえば、
イタリア協奏曲の第2楽章、グールドばりにグランドバスに
スタカートを効かせて「おやっ」という感じ、
第3楽章のプレストでは、上声部から入る最初の主題
8分音符で(ソラシドレミファソラシド・ド・ド・シラーソ)に
約1小節遅れの下声部の追っかけが入るその冒頭で、
1呼吸まのびさせて弾力性(うねり)を持たせる作戦
(これがなかなかいい・・)などなど、
色んなパッセージに彩りをもたせています。

エへへ ジャケット買いもいいもんです。

何?「惚れてしまえばアバタもエクボだろう」って?

そーかも知れない (^^;

ところで、

あのジャケット(写真)ですけど、
スタイリストからヘアーメイクまでロケーションも
全て日本製ですってね。  どーりで・・・

愛の相克・・・!
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 5 15:29 メッセージ: 1900
これは 1899 に対する返信です
お昼休みに、タワーまでお散歩・・・

メジュちゃんのご尊顔を拝してきました。 エ〜ワ〜 ・・・

(うつった?・・・(^^;;)

後ろ髪を引かれつつ、「まあとりあえずmontさんのレビューを
待て!」という<理性>の指令がビビッと駆けめぐりました。

だって、3000円どすえー。

「愛があればお金なんてイラナイ!」という<感情>の叫びを懸命に
抑えて、お財布と相談したら、平均律第2巻ドレイフュスおばさん、
1800円ナリに決定。 あちゃー。

・・・これだから、貧乏性のskunは愛とは縁遠い・・・

<恋愛>を取るか<慈愛>を取るか、それが問題だ。

どっちも欲しいー!・・ まあ後日。

それはそうと・・・
メジュちゃんを見てハートを射抜かれた、ひとりの日本人プロデュ
ーサーが居ました。

この人、まんまとメジュちゃんのプロデュースに成功。旧ソ連
から奪うように日本に連れてきて、いっぱい録音をさせました。
 
そんでもって大変いけないことに、この人、どさくさにまぎれて
メジュちゃんと結婚してしまったのですヨ!!!

最近は録音の時などエラソーに「メジュエーワ、その弾き方じゃ
ダメだ!」とか、言ってるそうですぜ。

こいつぁーいけませんぜ。 どうします、montさま。

(すんません。
この手の展開だと、どうしても「ご注進」口調に・・(^^;;)

美女降臨
投稿者:mamohaha
2002/ 9/ 5 16:09 メッセージ: 1901
これは 1900 に対する返信です
あんまり盛り上がっていらっしゃるので、
どんな人かと思って探してきました。

http://ww7.tiki.ne.jp/~alcyone/

か・・・可愛いですねえ。
skunipさんや、montさんが萌え萌えなのも分かりますわ。
マグダレーナって、こんな感じでしょうか。

それにしても、そのプロデューサー・・・。
犯罪ですわね。

だから、どーりで・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 5 16:21 メッセージ: 1902
これは 1900 に対する返信です
となるんですな〜 これは

結局、彼女は今や日本人演奏家なのですヨ。
したがってCD1枚でも3000円になっちゃう訳ですよね。
(これって、明らかに国内価格ですモン)

そのうち「美形だ何だ」というのがウリになって、
世間にスポイルされてしまうのでは?・・・と不安

かつて
スタニスラフのブーちゃんも、日本に来て本当に正解だったの?
はてしなく????

それから、skunjp さんオメデトウござーい。

#1900 の切り番をGET ですね。
  やはり取るべき人がとりました。 (^^)/

リステンパルトは<木綿の手触り>
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 5 16:31 メッセージ: 1903
これは 1902 に対する返信です
1900番はこの僕がGet・・・フッハッハッ・・・

(それって、あまり仕事してないことの証拠じゃん?)

グワッ・・・(-_-;)

栄光の2000番は誰の手に・・・


さて・・・

むかしむかし、ドイツの国、ザールブリュッケンの宮廷で、
リステンパルト楽長が管弦楽団を組織した。

その名は、ザール室内管弦楽団。

ヴァイオリンはゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル氏。
古来ドイツ・ヴァオイリンの滋味あふれる奏法を、頑なに
守り続けて50年。

楽団も、ローカルながら素晴らしいアンサンブルと、木訥
な語り口の魅力で、ドイツではぶいぶい鳴らしたものだ。


・・・そこに、評判を伝え聞いた、ジャン・ピエール・ランパル
氏、ヴェイロン・ラクロア氏、ピエール・ピエルロ氏が到着。

旅装をとくのももどかしく、早速ジャムセッションを始めたという。

演奏は、ドイツ勢の柔らかく穏和な響きの上に、フランス勢が
いつもの派手やかさを抑えつつ、絶妙のバランスで調和した、
まさに、「一期一会」のものとなった。

・・・juncoopさんが以前推薦しておられた、リステンパルト
/ザール室内管弦楽団の演奏は以上の感じでした。
   (^^;;

1番、4番、5番が独仏の掛け合いの妙で聴かせ、特に、3番、
6番は純ドイツ勢の弦合奏だけですが、これが実にいいのです。

フワァーとした柔らかく、温かい<木綿の手触り>というか、
この3番、6番は僕にとって最高の演奏のひとつになりました。


※メジュちゃんは、ブーニン君の二の舞にはならないと思いますよ。
・・・音楽的力量が全然違います。

フレーフレー!(もえーもえー)
ピアノ界のアンナ・マグダレーナ・・・

mamohaha さん
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 5 16:43 メッセージ: 1904
これは 1901 に対する返信です
実をいうと私、
あまりカワイコちゃんネタで舞い上がって
女性陣からひそかに眉をしかめられているのでは?
といささか不安でありました。(^^;

こういうノリでレス頂けて、ああヨカッター


私の友人の受け売りですが
「男はいつまでたっても少年を捨てられず、
 少女はアッという間に女になる」
というフレーズがあります。


アンナ・マグダレーナは16歳年下のお嫁さん。

ムターは計算(苦手)するのも嫌になる数字。

僕らは常識の範囲内で
平凡(立派)に人生を歩んでいます。 あ〜幸せ〜・・・

ブランデンブルク協奏曲4・5番
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 5 20:21 メッセージ: 1905
これは 1 に対する返信です
今日は4番と5番をマリナー盤で聴きました。 
2曲とも素晴らしいですね〜。 リンゴケーキに苺タルトも納得です。

4番はリコーダーの音色が素朴な味わいで、
1楽章は農家の日の当たる中庭でおやつに出された・・・幸せ味のリンゴケーキ。 
平和で楽しげな雰囲気がいいですね。 
2楽章のアンダンテの哀愁は・・・子供達も居なくなった日暮れの中庭。
3楽章は華やかですね。 ローソクが明るくともったテーブルを囲んで・・・大家族のお喋りも賑やかなディナーの雰囲気でしょうか?
追いかけられるようなフーガには、じわーっと興奮させられます。
ここでのヴァイオリンの役割は大きいですね。 ヴァイオリンにリコーダーがからまるところもステキです。 速いパッセージでは妙技を披露していますが、らくらくの演奏で、終ってから思わず拍手してしまいました。


5番はハープシコードが効いていますね。 お洒落なケーキ屋さんにお行儀よく並んだ苺タルト。 ゼリーでコーティングされた苺に照明が当たってキラキラしているようです。
1楽章は・・・単調な繰り返しがだんだん静かになったところで、フルートが現れて、ピロ~~~~~~~~と半音で動くのが面白いですが、これを境にまた活気が出てくるのですね。 10分以上の楽章ならではの工夫でしょうか? 
それに独奏ハープシコードのカデンツァが華やかで、6曲のうちの一番人気というのも何となく頷けます。

1番と6番はまだ手元にないので聴けないのですが、ブランデンブルク協奏曲は3番を除き、長調の間にゆったりとした短調を挟むパターンのようですね。 
2・4・5番と聴いて、どの曲も各楽章のバランスの妙を感じます。 
5番の2楽章は過度にしんみりしていないのが、とっても良いです。 

3楽章はなんて軽やかでしょう。 木管の受け渡しが山にこだまする鳥の声みたいです。
全体としてはこの楽章はあっさり味で仕上げたようですね。 
解説によると「クライマックスを築いたのち、力強く閉じる。」とあるのですが、この演奏では際立ったクライマックスを感じませんでした。 でも爽やかさに満足です。
      

メジューエワ !!
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 5 20:45 メッセージ: 1906
これは 1901 に対する返信です
メジューエワの写真見ました。

本当に美人ですよねーーー。


ところで皆さん、「えーわー」とか「どすえ」とか書き込みされておりますけど、皆さん東京にお住まいの関西人ですか??

ははーん、メジューエワの「エワ」と
関西弁の「えーわー」を掛けたという訳ですかー。

えーーわーーー!!

確かに 私は関西人なので、日常言葉になっているのどすえ。

リステンパルトのブランデンブルク 話題になっておりますねーー。
私はリステンパルトのフーガの技法と管弦楽組曲を推薦してますーーー。

お話にあるように、フランスとドイツのアーティストの共演で華やかですね。

レーデルの2回目のブランデンブルクも同じでありまして、
フランスから、ピエルロ、アンドレ、ヴェイロン=ラクロワ、
ドイツからレーデル、バルヒェットなどこのアルバムもなかなか温かい、レーデルらしい演奏でありました。

2番につきましては、やはりアンドレのトランペット門下の活躍が目立ちますねーー。師匠のアンドレ、ガベール、トゥーブロン、スースロとか、名トランペットが多い。

マリナーのブランデンブルクなんですけど、なんといっても、ランパル、シェリング、マルコム、ペトリ、いいですねーー。

特にシェリングという人、無伴奏ヴァイオリンや、協奏曲など、バッハを弾かせるともうピカイチですもんねーーー。亡くなったのが惜しまれる。


ところで、カザルスの管弦楽組曲第3番のアリアを誰か聴かれましたか?

あの演奏、絶対 えーーわーーー!!

おいでやす、メジューエワへようこそ。
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 5 21:22 メッセージ: 1907
これは 1906 に対する返信です
juncoop さん、こんばんわ。

メジューエワの話題がついに夜の部(勝手に夜組にしちゃってスンマセン)
にまで飛び火しましたか〜(笑)

私は東京(といっても23区外)在住でも道産子なのです。実は・・・

そうそう、関西弁で「わや」という言葉がありますよね? 
あれ、北海道にもあるんですよ。
但し、関西が頭の「わ」にアクセントをもってきているのとは逆に
北海道ではクレシェンド気味に後ろの「や」にアクセントをつけます。

リステンバルトのブランデンブルグは私も狙っています。
「フーガの技法」も購入予定リストにノミネートしておきますネ。

カザルスはもうちょっと「後まわし」かな? (^^;


今夜はかみさんと娘が二人とも遅い帰宅になっているので、
リビングでバッハを独り占めしています。 ヤッタネ!

ブランデンブルク協奏曲2・4・5番
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 5 21:59 メッセージ: 1908
これは 1905 に対する返信です
<h_ueda_2182さん>

ミュンヒンガーの「例の」2番、早速ゲットしました。
(運良く、商店街の小型店に売ってた!(^^))

たしかに最高の響きですね。艶やかで。参りました。
バッハの作曲の妙が、これまでは見えてなかった精度でよく見える、そういう演奏でした。
・・・ただ...第2楽章はやっぱりリコーダーの音が恋しい...(^^;
両端楽章でのフルートは、ハキハキツヤツヤ、素晴らしいですが。

「騎士のギャロップ」にふさわしいと私が思うのは、イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏です。
アタマ拍の前に、「〜ハッ」と息を吸う音が聞こえるリアルな録音で、最高です。


<tatyana_bianchiさん、juncoopさん>

4番、5番、そしてマリナー、すばらしいですよね!

それにしても、
<tatyana_bianchiさん>、
ここや、他のトピでの投稿を拝見していても、
「クラシック音楽の知識、経験、感性。」とてつもなく深いものをお持ちだとお見受けします(私では到底太刀打ちできない深さです...)が、
最近バッハを特にたくさん聴いておられるのはどんなきっかけなのですか?

ブランデンブルグは3番が・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 5 22:02 メッセージ: 1909
これは 1905 に対する返信です
tatyana_bianchi さん、
ちょうど今聴いてるところでもあるんですが、
第1楽章からコントラバスが蒸気機関車のように力強く
緩やかな坂道を登っていくみたいで、昔から大好きでした。
管弦楽の威力が良く発揮されていると思います。
(独奏楽器群と合奏群が巧妙に調和していますよね)

第2楽章は、大体の演奏では短いチェンバロ独奏(即興風に)を
もってきています。これがまたgoo です

第3楽章ではまた機関車が走り出して・・・楽しい遠足旅行

なんかノスタルジーを感じるんです。この曲

だから僕はこの曲、「おむすび」にします(^^)/

mont_54さんへ
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 6 0:13 メッセージ: 1910
これは 1907 に対する返信です
mont_54さん、いつも楽しく拝見しております。

しかしmont_54さんは、ほとんどここのバッハトピの主ですねーー。書き込みに気合があるというかーー。昼と夜とどちらの部にも出演されております。

夜の部 juncoopです。

リステンパルト けっこう人気ありますねーーブランデンブルクが・・・。

フーガの技法なんですけど、ヴィンシャーマン編よりも、パスカル編の方が、断然お勧めです。
本当は、パイヤールのフーガの技法が好きなんですけどねーーまだCD化されておりません。なんで、音楽の捧げ物は出ているのに、CD化されないんでしょうねーー。

パイヤールのフーガの技法は名盤です。

他にシェルヘンも少しいいと思うのですがーーやはりミュンヒンガーとリステンパルトですかねーーー。

カザルスいいのにねーーー!!
後回しですかー

教えてください!!
投稿者:qoofan2001
2002/ 9/ 6 5:04 メッセージ: 1911
これは 1 に対する返信です
突然失礼いたします。
1つ質問させてください。
「冷静と情熱のあいだ」という映画で柏木広樹さん(学生→音楽家の役)がバッハのある曲をチェロで演奏するシーンが何度もあったのですが、その曲名が分からなくて困っています。
同じ箇所を何度も間違えてしまい繰り返し練習していた、あの曲です。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてください。よろしくお願いします。
突然失礼申し訳ありません。

ネタにしちゃってすみません,(確信犯的)
投稿者:drei_sonne
2002/ 9/ 6 11:00 メッセージ: 1912
これは 1911 に対する返信です
qoofan2001 さん,こんにちは.

私は映画も見ていませんし,柏木広樹さんという方の顔も知らないので,質問に答えられるわけじゃないんです.
でも,ちょっとおもしろいネタになりそうなので,借用させてください.

> 「冷静と情熱のあいだ」という映画で柏木広樹さん(学生→音楽家の役)がバッハのある曲をチェロで演奏するシーンが何度もあったのですが、その曲名が分からなくて困っています。
> 同じ箇所を何度も間違えてしまい繰り返し練習していた、あの曲です。

というのがヒントです.
バッハ通のみなさま,無伴奏チェロ組曲全6曲(36小曲)のうち,どの曲だと推定しますか?
「何度も間違えて」といういんだから,1番,2番,3番あたりの譜面づらが易しい曲じゃないでしょう.
ハイポジションの多い6番あたりでしょうか.
みなさん,どう推定されます?
現実問題として,将来ソリストになる音大生くらいなら一応間違えずに楽譜の順番どおりには音を出せると思いますけどね.
もちろん,表現には一生取り組むんですけど.

qoofan2001 さん,ネタにしちゃってすみません.

でもまあ,これを機に,バッハ無伴奏チェロ組曲全曲を通して聴くのも悪くないかもしれませんよ.その中に答えがありますし,人類の文化遺産の一つと言える曲ですから.

<兄と弟> 〜 空想物語
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 11:02 メッセージ: 1913
これは 1 に対する返信です
「セバスチャンには、かなわないなー」

ヤーコプは、人の良い笑顔を見せて頭を掻いた。

ラテン語学校の成績表が貼り出され、3歳下の弟セバスチャンが
兄である自分を軽く追い越していたのだ。

折しも、別室から素晴らしいチェンバロの響きが聴きこえて来た。

「まあ、あの子は、神様から祝福のキスを額に受けたのさ。
 おれはそうじゃない、ただそれだけのことだ・・・」

・・・夕食後、ヤーコプはセバスチャンに打ち明けた。

「おれは、この家を出ようと思う・・・。
 このあいだ、姉さんが兄さんを責めていたんだ。
 食費がかさんで仕方がないってね。」

驚くセバスチャンに、ヤーコプは続けて言った。

「親父とおふくろが死んで、おれたちはクリストフ兄さんの
家に引き取られたけど、兄さんもまだ安月給だしな・・・。」

「おれなら何とかなる。町楽士になろうと思う。作曲家なんて
しちめんどくさいとこは嫌なんだ。ハハハ・・・」

セバスチャンは泣きながら言った。
「ヤーコプ兄さん、ぼくは兄さんと離れたくないよ!」

・・・ヤーコプも目に涙をためていた。

「セバスチャン、これも神様のお導きだ。神様は人間に
試練をくださるが、でも、それはいつも最善なんだよ。」

ヤーコプは兄フリードリッヒの家を出て、町楽士の修行を積み、
後にスウェーデン王の軍楽隊のオーボエ奏者として赴任する。

戦乱に巻き込まれたヤーコプの生涯は、決して平穏なものでは
なかった。子供がいなかったヤーコプはセバスチャンに遺産を
残す。

さて、セバスチャンはヤーコプがスウェーデンに赴任する際、
一曲の告別音楽を書いた。曲名は「最愛の兄の旅立ちに寄せて」。
兄に対する深い情愛が刻まれた、初期バッハの名作だ。

4曲目、御者のラッパの響きに、バッハは鷹揚で優しい兄の
性格を描写した。さらに、おっとりした曲想を生かすため、
「アダージョ・ポコ」(やや遅めに)と書き込んだ。

  
  (この物語は、史実に基づくskunの空想の産物です)

みなさんお早うございます。
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 6 11:54 メッセージ: 1914
これは 1911 に対する返信です
久々に、自分の職場(作業場)直出なので、朝から・・・


qoofan2001 さん、初めまして。

私も映画は見ていない(というよりほとんど見ない)ので
お答えできませんが、

でも、柏木広樹って俳優というより本職のチェリストですよね?
(それも新進気鋭の・・)
映画に出ていたんですか? 知らなかった

と思って調べたら、こんなHPが見つかりました。

http://www1.plala.or.jp/k-com/kasi/profile.htm

ビデオレンタルも開始のようなので、機会があれば見てみます。


juncoop さんへ

「バッハトピの主」はやめてくださいね。
私、そんな器じゃないですし・・・
過去にトピ上げして、一ヶ月ほどで消えてしまった実績も(爆)

>書き込みに気合がある〜

のは多分オヤジギャグを入れる時でしょう。きっと(^^;


「フーガの技法なんですけど、ヴィンシャーマン編よりも、
 パスカル編」

了解しました♪

コンビニ弁当を食べながら・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 6 12:25 メッセージ: 1915
これは 1913 に対する返信です
こんにちは

drei_sonne さんの・・

問題の方がずっと難しいそうですね。 (・・?
前の方の質問はビデオ借りて見れば判りそうですが、

「どの曲だと推定しますか?」

は想像力が必要です。 私の答え?  (^^;
う〜む思案中(1番ではなさそう・・だってTVでも有名だから)


skunjp さん、

「読書の秋到来」を思わせてくれるようなお話、
有り難うございます。 じ〜んときました。

こういうのをメルマガなんかで出してくれたら、
私ぜったい定期購読者になっちゃいます。

いろいろ
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 6 12:51 メッセージ: 1916
これは 1913 に対する返信です
mont54さま
少し前の話題に戻りますが・・
>鼓(太鼓・小鼓など)等で「いょ〜〜ポン」とやるあの間合い。
>あれは外人にはとっても難しいらしいですね?
>(日本版アゴーギク)と言っていいのやらどうなのやら?

10数年前に小鼓の大倉源次郎氏の公演を聞きましたが・・・
「道成寺」の「乱拍子」でシテとの呼吸を合わせるのが大変だそうですね。 稽古は襖を挟んで、と伺いました。 
ところが、実際の舞台をみると、小鼓奏者の吸い込む鼻息(スゥーッ)がきっかけで、シテが足の運びを決めているのではないか?と思われるところもあったりします。(笑) 

>(ブランデンブルク3番)だから僕はこの曲、「おむすび」にします。

そうですね、私も「流しソーメン」にしては力強くて、ウドンがどんどん流れてくるみたいに思いました。(笑) 
goo・・・「お握り」ではなくて「お結び」なんですね〜。 私もそうします(^^)
 

nujikoaさま
私のクラシック音楽歴なんて、全然たいした事ありませんよ。 
ピアノを習っていた頃はイヤイヤでしたから、本当の意味でのクラシック音楽入門は遅かったです。 14年くらいですが、皆様の鑑賞密度の濃さには到底及びません。
手持ちのCDも数えてみたら、オペラのセットものを1枚として、250枚ほどです。
nujikoaさん、不要なのは処分して2000枚! やっぱり差が出ます。

最近バッハを聴きだしたのは、第二の思春期で(笑)情緒不安定の処に、色々あって落ち込みが激しく、それまで主に聴いていたオペラなどが聴けなくなりました。 
少し気分が落ち着いてきたところで、「癒し効果」があるらしいバッハを聴いてみようかな、と。 バッハで検索すると「アダージョ・カラヤン」も出てきますが、数多く取り上げられているのでしょうね。 
でも、こちらの皆様の書き込みに影響されたのは確かですよ。(^^)

skunjpさま
>「最愛の兄・・・」
この曲は、以前FMからテープにとった事がありますが、4曲目、いざお別れの馬車が去っていく、涙・涙の場面なのに、何故か明るく「能天気」と言ってもいいくらい・・・当時はそこが気に入らなくて、消してしまったのです・・・skunjpさんのご説明で、もう一度聴きなおす気になりました。

間違えて送信されてしまいました
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 6 12:52 メッセージ: 1917
これは 1916 に対する返信です
>10数年前に小鼓の大倉源次郎氏の公演を聞きましたが・・・

公演ではなく「講演」です。(汗)

昼飯前のカキコです。
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 12:56 メッセージ: 1918
これは 1915 に対する返信です
皆さん、こんにちは。

<平日昼の部>の限定品、skunjpで御座います。(^^;;

とりあえず一仕事終わりました。疲れた〜
・・・で、これから数時間、頭を休めようと思います(爆)

昨夜、ヒューイットの「最愛の兄」と「クリストフに捧ぐ」を聴いて
いたら、次兄ヤーコプと長兄クリストフの違い、セバスチャンとの関係
につていの空想が膨らみました。

ヤーコプって、とってもいいお兄さんのように思えるのですよ。

そんでもって第4曲、御者のラッパの、タッタラ、タッタラ♪を聴いて
いると、「これってヤーコプだ!」、と思った次第。
(裏付けはありませんが・(^^;;) ※ヒューイットはテンポ速すぎ。

そのうち、長兄クリストフにも、妄想を広げるつもりです。(^^;;


<mont54さん>

>カワイコちゃんネタで舞い上がって女性陣からひそかに眉をしかめ
 られているのでは?といささか不安・・・

いえいえ、ここの女性陣は皆さん寛容ですから大丈夫!
僕らが「半分冗談」でやっていることなど重々承知でいらっしゃる。

・・・ (半分本当?)

ですから、(^^;; もっと舞い上がりましょうよ。 

>「男はいつまでたっても少年を捨てられず、
 少女はアッという間に女になる」

うーん。名言ナリー。 確かに・・・

女は結婚すると急に「守り」の態勢になりますからねー。
家庭というお城を守るために「少女」からしっかり者の「女」
に変身する。

男は、「狩り」に出るわけですから、いつまでも少年のような
好奇心を持っていなくてはならない!のですよね。
うーんそうか!!

(かみさんへ振り向いて)ホラ僕のこと、これで説明ついたよ。

        ・・・言い訳がましい (-_-;)ゞ


<tatyana_bianchiさん>

ブランデンブルグNo4、5のたとえがまた素晴らしいですね。

ワタクシ開眼しましたよ!!!

特に5番のピロ〜〜、うん、なんかわかったゾ。

あの部分の吹き方・・・うまく言えないけど、
さっそく今夜、試してみまっす。


<juncoopさん>

僕は実は、九州は火の国出身で、大学は京都でした。

当時、平安神宮の裏にあった音大です。
外で練習していると観光の外人さんが見に来ます。

先輩のオーボエ吹きの話ですが、いつかグラーフが門の隙間から
覗いていて驚いたそうです。「一緒にアンサンブルしませんか?」
と話しかけたら「ちょっと忙しいので」と断られたそうです(^^;;

その後、ワタクシは関西を卒業して名古屋のオーケストラに就職。
そんでもって、そこも卒業(^^;;して、今は東京でサラリーマン。

つまり、どんどん北上している<台風男>です。

そのうち網走あたりで果てますので、その節は道産子montさんの
お世話になろうと思っています。(^^;;

・・・さてこれから、おむすびならぬカニサラダクロワッサン
 \(^o^)/

re:いろいろ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 6 13:32 メッセージ: 1919
これは 1916 に対する返信です
生活リズムが不規則なのが投稿時刻に露呈しているnujikoaです。(^^;;

<tatyana_bianchiさん>

>nujikoaさん、不要なのは処分して2000枚! やっぱり差が出ます。

いちおう・・・申し上げておきますと・・・
バッハが70枚、その他クラシック30枚くらい、
私はたかがそんなものです。
しかし買ったCDはその何倍だろう?(...多分5倍はあるでしょう...;;)
また、売ってしまい、その後後悔して買い戻したCDもいくつも。(-_-;
そして、クラシック以外のCDはもっと多い。
(買った枚数はむしろ少ないですが、「彼ら」はなぜか売りに出されないんです)

預金の残高を見るたびに「あぁCDを控えていれば今頃・・・」と天を仰いでいます(爆)。

>情緒不安定の処に、色々あって落ち込みが激しく、それまで主に聴いていたオペラなどが聴けなくなりました。 
少し気分が落ち着いてきたところで、「癒し効果」があるらしいバッハを聴いてみようかな、と。

なるほどそうでしたか。
(嫌なことを思い出させてしまいすみませんでしたm(_)m)
前にも書きましたが、
drei_sonneさんのプロフィールから入って、氏のHPの中にある「レイチェル・ポッジャーの言葉」、是非ご覧になってみてください。
ほんとうに、バッハの音楽って「心をニュートラルな状態にしてくれる」不思議な効果をもっていますよね。

<台風人間skunjpさん>(^^;

私は東京→大阪→火の国と、「黒潮人間」(??)ですね。

「最愛の兄」、ヒューイットの弾く第5楽章は確かに速すぎますね。
しかし、第4楽章(これも速い)は好きです。
悲しいには違いないけど、仕方ないじゃないか、「やっと、吹っ切れた!」
という感じがよくでていると思います。
それと、皆がにぎにぎしく馬車の周りにぞろぞろと集まってくるような光景が目に浮かぶ演奏・・・

だから、最後に明るくさっぱりと別れを告げられるんですね。(^^;

ヒミツの話
投稿者:mamohaha
2002/ 9/ 6 13:41 メッセージ: 1920
これは 1918 に対する返信です
「最愛の兄・・・」は、以前教会コンサートで、小林道夫さんの演奏で聴きました。
少しさびしげで、でも暖かい励ましが感じられる、素敵な曲ですね。

ここに書こうかどうしようかずっと迷ってたネタだけど、書いちゃえ。
バッハファンなら誰もが知ってるドイツの某演奏家&指揮者の話。
初来日した時、「日本のどこに行きたいですか?」と聞かれて、
「(ドイツ語)ヨシワラに行きたい!今から連れて行け!」
と言ったそうです。
実際行ったかまでは不明ですが・・・。
一緒に来日していたテナー歌手のへーさん(仮名)から、友人が直接聞いた話です。
うくくくく・・・
聞いた時は、イメージがぶっ飛んで、頭の中が真っ白になりました。
男の人って、やっぱそういうものなのね。

re:ヒミツの話
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 6 13:52 メッセージ: 1921
これは 1920 に対する返信です
mamohahaさん、
「負けずに男ネタのほうも盛り上がりましょう!!」てとこでしょうか?(爆)

「誰もが知ってるドイツの某演奏家&指揮者」、たぶん「あの人」だと想像するのですが、もし当たっていたとしたら・・・

「あの人」って、死に方もすごかった、と聞いたことがあります。
(オトコが一度はあこがれる死に方??)

英雄、色を好む、ですねぇ(^^;;

***
あと、skunjpさん、慎んでツッコませて頂きますと(失礼;;)・・・
「最愛の兄」の御者のラッパ、
第4曲ではなくて、第5曲、ですよね?(^^;

レレレ:「ヒミツの話」女性軍の皆様へ
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 6 14:11 メッセージ: 1922
これは 1921 に対する返信です
tatyana_bianchi さん

>小鼓奏者の吸い込む鼻息(スゥーッ)がきっかけで、
>シテが足の運びを決めているのではないか?

へ〜ぇ 今まで気にも留めてなかったけど、
案外そーかも?・・・ですね (笑

今度注目して見ます。


mamohaha さん

>男の人って、やっぱそういうものなのね。

うっわー きっつぅ〜
断末魔の喘ぎの中で、最後のとどめを刺された m(xx;←―

てな感じ・・・ †


nujikoa さん

>オトコが一度はあこがれる死に方

なんて相槌打っててドーすんですか!
ま、体力のある若者のお言葉ですね。 羨ましい・・・(^^;


skunjp さん

ここは我々男性の名誉にかけて、フォローおねがいします。m(. .)m

潔白の証明・・・?!
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 14:31 メッセージ: 1923
これは 1920 に対する返信です
mamohahaさま、本日も御機嫌うるわしゅう・・・

イヤー、本気でそう思われちゃったようで困りましたなー。(^^;;

まあ、口でいろいろ言っちゃう男は、純情なモンですよ。

特にバッハを愛する男は・・・

そして冗談なんておくびにも出さない謹厳居士の方が案外・・・

某有名バッハ指揮者は後者でしょうか?

としたらショック・・・

でも僕としては<思いっきりジョ−ク>と信じたいです。

それを周囲が・・・「死人に口なし」ですからね。

何よりあのマタイやヨハネが彼の潔白を証明していると思います。

う〜ん、僕は信じないぞ。

※黒潮男nujikoaさん、ソーナンス!

5曲目でした、そうでした。

skunのこととて細部は信頼できません。(^^;;

追伸・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 14:38 メッセージ: 1924
これは 1923 に対する返信です
男は狩りに出る = 仕事

のことですよ。 (^^;;

間違っても、「・・・ハント」ではないですゾ。

まあ、若くて精力絶倫のヒトは別でしょうが。 (仲間割れ・・・(^^;;

黒潮に乗って・・・!?
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 15:13 メッセージ: 1925
これは 1 に対する返信です
皆様・・・

不肖skunjpは、明日より数日間、黒潮に乗って九州に行きます。

 (訂正=飛行機に乗って)

メサイア合唱団九州支部(バス)の方たちの指導に行くのです(^^;;

フルート専門の僕が、<指導など>、穴があったらお入んなさい
モノですが、他に適当な人がいないもんで・・・

しかし、歌って不思議ですね。

今までいろんな人について、最後はBCJの人に習ったんですが、
こと発声については全員!違うことを言うんですねー。

だからもう、究極の我流でやってます。

でも先日、あるソプラノの人からレッスンを受けたのですが、
それが、とてもためになりました。

もっと、地声(実声)を混ぜなさい!?ということでした。

でも、やってみると、以前より喉が自然な感じで疲れず、
かえってリラックスして歌えました。

クラッシクの発声法ということで、喉を広げよう広げようと
して行き過ぎ、「息がもれて」いたのでしょうか・・・

(これ、ちょっとトピが違う?)

・・・スンマセン。

と言うわけで連日、博多ラーメンをたらふく食べてきます。

(何しに行くんだっけ?)

火曜日まで、当トピを見れなくて、淋しいですぅ。

※mamohahaさまって、威勢の良いカキコの雰囲気とちょっと
 違って、実はとても純情な方なんですね。(^^;;

「さわやかリツコさん」みたいなお顔でしょうか。
 

あの人
投稿者:mamohaha
2002/ 9/ 6 16:09 メッセージ: 1926
これは 1921 に対する返信です
名前を伏せた割に、何だかバレバレみたいですね・・・。
さすがはここの方々ですね。

>「あの人」って、死に方もすごかった、と聞いたことがあります。
(オトコが一度はあこがれる死に方??)

って、もしかして、ふ、ふくj・・・・?
「心臓麻痺」って言われてるけど・・・?そうなの?

まあ、プライベートで思いっきり息抜きしてるからこそ、
演奏の時にあれだけ集中力が出るんでしょうね。
「めりはり」が大事なのかも。
実際、バッハやってる人ってむちゃくちゃ面白い人多いしね。
そういえば、へーさん(仮名)も、昔タモリの番組に出て変なジョークをかましてました。

いや、こんな話を聞いても、私はこの方のバッハは大好きです。
特に、「ヨハネ受難曲」がいいですね。
ここまで厳しい音楽が出来るものかと、甘ったれの私などは聞いてて申し訳ないくらいで・・・。
特に、ペテロの否認〜1部終了の辺り、胸が締め付けられそうになります。
へーさん(仮名)のアリアも素晴らしいです。

実はへーさん(仮名)大ファンなんです。

リヒターの十字架
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 16:52 メッセージ: 1927
これは 1926 に対する返信です
mamohahaさん、今回いろいろ考えました。

人間の心は複雑ですね。

暗闇があれば光がある。(僕の心も例外ではない)

その<おぞましい暗闇>は冥界にまでつながり、
<希望の光>は天国に通じています。


ペテロは「絶対にイエス様を裏切らない」と自負していました。
自分でもそう信じ切っていました。

しかし、皆さんご承知のように、自分の身に具体的な危険が及んだ
とき、イエス・キリストを否定した。

その時、主が予言しておられた通り、鶏が鳴いた。

ヘフリガーの血を吐くような哀切さは、リヒターの魂の叫びでも
あるような気がします。


人間は自分のしたい善ができないと聖書に書いてあります。

“私は自分でしたいと思う善を行わないで、かえってしたくない
悪を行っています。”ローマ書 7:19

でも、神様は、したいと思う善ができない僕たちに向かって
「それでも善をなしなさい」とはおっしゃらない。

むしろ十字架を指し示し「わたしが、あなたの罪の身代わりとして
死にました。だからあなたの罪は赦されている」と優しく言われる。


それゆえ人間は、自分の中の、おぞましい罪の存在を嘆いて、絶望
する必要はない。

僕たちが心の中で光を求め、上を仰ぐとき、そこに十字架がある。

・・・それはリヒターのための十字架でもあったのですね。

リヒター指揮ヨハネ受難曲の終曲コラールを聴くといつも、
「天国からの一条の光」が地上を照らすような思いがします。

お疲れ様でした。
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 6 17:00 メッセージ: 1928
これは 1925 に対する返信です
あ〜ぁ、今日は(今日も)楽しかった〜

皆様のお陰で?仕事がはかどりました(ホントです)

掲示板でやり合いながら仕事するって、生産性がUPしますね。
不思議と・・・

ヨシワラの話題まで飛び出しましたけど、

昔、アメリカの有名ロックバンドが来日の折、とあるメンバーが
ソー○LAND に遊びにいって「オーワンダフル、是非我が国にも
導入すべきだ!」と大いに感激して帰って行ったそうです。

そー言えばアルゲリッチ女史も「その道」ではお盛んだとか?

まー人生いろいろですよねー。


九州へ「旅立つ」skunjp さん、むこうで美味しいものをカプリっちょ
ですか?

お気を付けて行ってらっしゃい。

ではでは・・・

行って参りまっす
投稿者:skunjp
2002/ 9/ 6 17:29 メッセージ: 1929
これは 1928 に対する返信です
montさん


お見送り有り難うございます。

nujikoaさんがやがて赴任される九州へ行って参ります。


>九州へ「旅立つ」skunjp さん、むこうで 美味しいものをカプリっちょですか?

またまた、「気合いの入った」ギャグを有り難うございます。

ラーメンですから、ススリっちょしてきます。(^^;;

とんこつ味がいいんですよー。これが・・・

あー、楽しみだ。

えーとワタクシ何しに行くんでしたっけ?

リヒターのヨハネ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 6 18:02 メッセージ: 1930
これは 1926 に対する返信です
mamohahaさん、

リヒターとヘフリガーの(あれ?いつのまにオープンに(^^))のヨハネ受難曲、聴いたことがないので今度チャレンジしてみます。
厳しそうで怖がっていたのですが、でもこういう曲は、その厳しさときちんと向き合う経験が必要でしょうしね・・・

>って、もしかして、ふ、ふくj・・・・?
「心臓麻痺」って言われてるけど・・・?そうなの?

これは、以前ある掲示板(どこだか忘れましたが)でROMで読んだことがあるだけです。
そこにはまことしやかに書かれていますが、まぁ、skunjpさんの言うとおり「ジョーク」であるのかもしれません。
少なくとも、「ホテルの一室で心臓麻痺」には間違いはありませんが。(^^;

>男の人ってやっぱりそうなのかしら。

間違いなくそう、だと思います。
(montさんの名誉のために・・・「個人差は大きくありますが、」・・・(^^))
そうだとしたら、十字架を仰ぎ見ないと...?

ただskunjpさん、十字架の教えには良くわからないところがありまして・・・
(トピずれになりますのであまり深くつっこむのはやめておきます)

まぁ、難しいことはとりあえずおいといて、skunjpさん楽しんできてください!(^^;

グールドのゴールドベルク初体験
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 6 20:23 メッセージ: 1931
これは 1 に対する返信です
今日配達された2枚。 グールドの「ゴールドベルク」とシェリングの「無伴奏Vn」です。 何故か遅く注文した方が早く届きました。

グールド初体験ですが・・・最初の2音・3音で惹き込まれました。 (返却したので確かめられませんが)ここのテンポだけなら、確かマリア・ティーポも同じような感じ。
でも、一曲目の「アリア」を聴いて思い浮かべたのは「冬の旅」の深い孤独です。 
風見鶏がカラカラ・・・と虚ろに響く感じで、「癒し」のためのバッハに胸をつかれました。

笑ってやって下さいませ。 私は55年盤を注文したとばかり思っていましたので、老けた写真は、いかにもグールドらしい雰囲気のものを使っているのだろう、と不思議にも思わず・・・
23歳で新盤録音 (新旧盤の違いがスコアで示されていたので、この演奏が新盤というのは判りました。) というからには旧盤は19か20歳くらいの録音?
それにしても、耐えられないような孤独・寂寥感・・・23歳の若者が、それまでの人生で何を経験してしまったの? 天才は常に孤独? など思いを巡らしました。
もう少しよく読んで、亡くなる一年前の81年盤と判ったのでしたが。

mont54さんのなんとも詩的な連想・・・
>そして25var.は、冬枯れの芝紅葉の上に舞意落ちる散り遅れの枯れ葉を連想させるような美しい「叙景詩」

これは、私には「ほろ苦い思い出を振り返って、自分の心にゆっくり問うている」ように感じられました。 やっぱり内面に向かいます。
ただ、同じ内面に向かうと言っても、マリア・ティーポは「寂寥感」よりも「甘酸っぱさ」、ロマンティックです。 魅力的な演奏ですが、キッチンで仕事をしながら聴くにも良さそう。
でもグールド盤は、(たとえ寝転がっていたとしても)聴き手の気持ちはグールドにきちんと向き合わないといけない、と感じました。

こちらのトピでmont54さんが「水」に喩えられたのと、「変った服装」「曲の解釈が独特」くらいしか知らず、まっさらな状態で聴いたのですが、「水」というのは今のところ得心できません。 
と言いますのは、この「孤独感」・・・例えば1曲目のアリアの音の運びに「よちよち歩きの赤ちゃん」を連想する日がくるとは思えないのですね。
それから、いまさらですが・・・テクニックもスゴイ演奏家だったのですね!

今、若き日のグールドの演奏にここまでの孤独が感じられるのだろうか?と興味があります。
猛烈に55年のデビュー盤を聴きたい自分が・・・グルオタ(どこかでこの言葉目にしました・・)まっしぐらの道を進んでいるようで、なんだか怖い! 
それにしても・・・バッハは「素材」と感じました。

Re:<兄と弟> 
投稿者:futureofsacd
2002/ 9/ 6 20:48 メッセージ: 1932
これは 1913 に対する返信です
>兄さんもまだ安月給だしな・・・。

バッハ一族の家計については
なかなか苦しかったと、よく本で目にします。
大バッハが金銭的に細かかったとも。
でも、それは「王侯貴族に比べて」ですよね。

>町楽士になろうと思う

大バッハも当時の大学にはいけなかったのですよね。
自分のおかれた環境と、目指す理想とのギャップに
思索的世界をどんどん深めていったようにも思えます。
(ちょっと、背伸びの投稿で〜す。)

宇宙の調和(ハルモニア ムンディ)
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 6 23:21 メッセージ: 1933
これは 1931 に対する返信です
tatyana_bianchi さん

そうですか、遂に聴いてしまわれたのですね。 禁断の果実

まるで先行きの短い自分の生命を悟り、惜しみ、慈しむかのような
あのゆったりとしたアリアの入り。

そしてなお、最後の命の残り火を燃焼させようとするかの如き
躍動感に満ちた第一変奏。

そして、・・・

グールドはこの演奏(81年盤)で、通奏低音部にパルスなる概念を
導入し、それによってこの名曲のもつ魂の鼓動を、聴いている人々の
脈動に呼応させようと画策した(に違いありません)

私にとって、これ以上の名曲と名演の歴史的・運命的会同を、
かつて体験し実感したことはありません。
唯一無比の音楽的財産。

いや、これは音楽の領域をすでに逸脱し、宇宙の真理を私にとどけて
くれるただ一つの媒体なのです。

ロマンを求めようとすると、既にそこには無く。
感情を断ち切ろうと思えば、情念の炎が激しくと燃え上がり。
急ごうとすれば遅く、立ち止まろうとすれば揺り動かされ・・・

これは人間の業にあらず、星々の運航をつかさどる宇宙の調和

に違いありません。

グールドはこの演奏を人々に届けるためにこの世に遣わされた
「花神」なのでしょう。


すみません。昂ぶる感情にまかせて勝手を申し上げました。

qoofan2001さんへ☆
投稿者:naomi4910
2002/ 9/ 6 23:23 メッセージ: 1934
これは 1911 に対する返信です
はじめまして。
突然お邪魔してスミマセン…。

qoofan2001さんがご質問されていた曲についてですが、
映画「冷静と情熱のあいだ」で、柏木広樹さんがチェロで
演奏する曲のタイトルは、映画と同じ「冷静と情熱のあいだ」です。
映画のサントラも出ていますよ。
詳しくは分かりませんが、バッハの曲ではなく、吉俣良さんという方が
映画の為に書かれた曲だと思います。  

http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20035796#songlist

ちなみに私はこの映画を見た後、サントラ買いました♪
オススメです☆

naomi4910さん♪
投稿者:qoofan2001
2002/ 9/ 7 3:46 メッセージ: 1935
これは 1934 に対する返信です
ありがとうございました。
バッハの曲ではなかったんですね。
どうりで探しても出てこないわけですね…。
サントラの方早速聴いてみようと思います。ありがとうございました!!

情報提供どうもありがとうございました。
投稿者:interidea21
2002/ 9/ 7 14:00 メッセージ: 1936
これは 1847 に対する返信です
mont_54様、imyfujita様、kuzunoha_bach様、cannsai6862様、juncoop様、nujikoa様、skunjp様、貴重なアドバイスどうもありがとうございました。
(もし名前の入っていない方がいらっしゃりましたらすいません。)

 いろいろ考えていて、レスがちょっと遅れてしまいました。

 レオンハルトのものを聴くつもりです。あまりよくわかりませんが、ハルモニアムンディの盤がよいのかな、と思っているところです。

 このトピの方々には、本当に温かくしていただきました。なんだか、バッハの音楽のヒューマンなところにも通じるような感じがしました。

 あまりいろんな演奏を知らないので、比較とかはちゃんとできないかもしれませんが、聴いたら、感想ぐらいはまたここに書かせていただきます。

ゴールドベルク変奏曲を聴きくらべて
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 7 17:36 メッセージ: 1937
これは 1933 に対する返信です
mont54さま
>遂に聴いてしまわれたのですね。 禁断の果実
そうなんですよ。 今は・・もっといくつかの演奏で聴いてからにした方が良かったかな?という気分です。 ただし、今はチェンバロの音が苦手なので、ピアノ演奏ですが。

>まるで先行きの短い自分の生命を悟り、惜しみ、慈しむかのような
>あのゆったりとしたアリアの入り。

聴きなおしてみましたが、おっしゃる「短い生命を悟り・・・」もわかりますね。
ただ、心の痛み、悲しみの嵐を突き抜けた後の虚脱感・・・その底辺には深い孤独が横たわっているような気がして、この一曲目のアリアで胸を打たれます。
それに終曲のアリア・・・シンとした面持ちで死に向かう諦念・・・。
全曲とおすと、今のところイメージするのは「冬の旅」の世界でしょうか。

実は今日、この前返却したばかりのマリア・ティーポ盤をもう一度借りてきました。
やはり大きく違いますね〜、ティーポの演奏に感じるのは「平和」です。 
この人はイタリア人で、そして女性という事もあるのでしょうか?「明るく平和な安らぎ」を感じます。 これはこれで決して悪くない演奏だと思いますし、好きですが、グールドを聴いてしまうと、どうしても物足りなさを・・・
でも、(私にとっては)心を慰め明るい気分にするには、こういう演奏の方が良いかも知れません。 でも、すでにグールドの呪縛にかかったような気がしています。

>通奏低音部にパルスなる概念を導入し、それによってこの名曲のもつ魂の鼓動を、
>聴いている人々の脈動に呼応させようと画策した(に違いありません)

私にはまだ「宇宙の真理・調和」まで感じ取る素養がありませんので・・・
でも、曲のない言い方ですが、左手が効いているというのは、分りますよ!
この演奏は何度もなんども聴きたいものです。 
mont54さんのお話では、若き日の録音より死の一年前の録音の方に深く共鳴なさっているようですね。 偶然とはいえ、そのお薦め盤が手に入ったのを喜んでいます。
また、以前こちらでご紹介のあった「ゴールドベルク演奏比較表」で比べると、両アリアの演奏時間だけを考えても、深い味わいは、81年盤という気がします。


話は変りますが
「最愛の兄・・・」のラッパは第5曲目でしたか?(笑)
私もうろ覚えで申し訳ありませんでした。 で、5曲目がいやに明るくて違和感があったのですが、それは「兄を明るく送り出す」「兄の性格」という解釈だったのですか。
ひょっとして、少年バッハの辛さなどおかまいなしに、事は進められていく・・・見送る友人達の別れの言葉、親身のようで、どこかひとごと・・・取り残された気分の少年バッハの耳に、いやに明るいラッパと、のんびりした空気が異様に感じる・・・なんて考え過ぎでしょうか?(笑) 
この曲も是非とももう一度聴いてみたくなりました。 忙しいです! 
 

ゴールドベルク変奏曲を聴きくらべないで!
投稿者:imyfujita
2002/ 9/ 7 18:49 メッセージ: 1938
これは 1937 に対する返信です
tatyana_bianchiさま
>そうなんですよ。 今は・・もっといくつかの演奏で聴いてからにした方が良かったかな?という気分です。<

そうではありません。グールドを聴いたのは幸運でした。でないとこの曲の本当の意味を見過ごしてしまうかも知れないからです。

>ただ、心の痛み、悲しみの嵐を突き抜けた後の虚脱感・・・その底辺には深い孤独が横たわっているような気がして、この一曲目のアリアで胸を打たれます。それに終曲のアリア・・・シンとした面持ちで死に向かう諦念・・・。<

そうではありません。グールドは聴く人に「癒し」をもたらそうとしたのであって、自身の諦念や悲しみを表現しようとしたのではないと思います。実際、私は80年代の初めの悩みの多い頃に通勤電車の中で毎日といっていいほど聴いて、孤独でもない、諦念でもない悲しみでもない、なんだかゆったりした世界に浸っておりました。
偉そうなことを言ってすみません。

夜の部 juncoop登場!
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 7 19:19 メッセージ: 1939
これは 1 に対する返信です
今日は、バッハのCDを久々に手に入れました。

世俗カンタータBWV201〜205、212、213

ヘルムート・リリング指揮 シュットゥットガルト・バッハ合奏団/ゲンヒンゲン聖歌隊

インヴェンションとシンフォニア
ゴルトベルク変奏曲

ヘルムート・ヴァルヒャ (アンマー・チェンバロ)

ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 BWV1023〜1026

エレーヌ・シュミット(ヴァイオリン)他

リリングの世俗カンタータ集なかなかいいのですが、やはりシュライヤーやコレギウムアウレウムによる演奏が印象深い。

ゴルトベルクは、さすがにヴァルヒャによる演奏。もう充分満足する演奏で、やはり教科書。完璧な演奏。モダン・チェンバロによる演奏でありますが、十分にこの曲の魅力を伝えております。なにより、演奏に気品がある。バッハのクラヴィーアについては、やはりヴァルヒャ抜きに語ることは出来ません。

Re.聴き比べないで!
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 7 20:17 メッセージ: 1940
これは 1938 に対する返信です
imyfujitaさまはじめまして!
>グールドは聴く人に「癒し」をもたらそうとした・・・

遅まきながら・・・先ほどHPのバッハとグールドの対話をざっとですが読ませて頂いて・・・グールドが「癒しの要素」を大切に考えていたのが理解できました。(^^)
しかし、コンサート会場ではグールドの演奏が素晴らしいほど、聴衆の眠りを誘う・・・これについては、正直なところ驚きました。 
この演奏で眠る人がいるなど信じられなかったからです。 
それほど私はこの演奏から「衝撃」と言っても差し支えないようなものを受けました。
しかし、グールドの意に反して「癒し」より「悲しみ」を受けたからと言って、この演奏から見放されたとも思っていません。

>孤独でもない、諦念でもない悲しみでもない、なんだかゆったりした世界に
>浸っておりました。

<グールドは「水」> それを信じます。
この演奏、何度も繰り返して聴きたいと心から思っていますし、その内にはまた違った受け取り方ができる、と思ってもいます。 
mont54さんの
>まるで先行きの短い自分の生命を悟り、惜しみ、慈しむかのような
>あのゆったりとしたアリアの入り。
すぐに影響される、というわけでもありませんが、確かにそういう感じも受けます。 
それだけグールドのこの演奏は懐が深いということではないでしょうか。

>偉そうなことを言ってすみません。

とんでもない! 初心者の私が怖いもの知らずで感想を述べましたが、この作品を聴きこんで深く愛しておられる方と違って当たり前だと思います。
また、反対のご意見を頂けるのは、今までと違った角度から味わうキッカケともなるでしょう。 これこそ掲示板の醍醐味。 今後とも宜しくお願いいたします。(^^) 
 

RE:〜聴きくらべて
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 7 21:33 メッセージ: 1941
これは 1937 に対する返信です
tatyana_bianchi さん

無論、私の申し上げた「宇宙の真理・調和」等は、あくまで
想像で言っているまでで、多少なりとも私の話が尊大に感じられたなら
どうかお聞き流し下さい。

私はグールドを聴くに、定型はない(存在しない)と考えております。
何故なら、この演奏には間違いなくグールドとリスナーとの対話が
あると思っています。すなわち各人各様の対話形式や感じ方があって
当然のことだ思うのです。

ですからタチアナさんは、タチアナさんなりの会話(グールドとの)を
楽しんでいただきたいのです。(それがこの曲の最大の魅力)

それにしても、

>嵐を突き抜けた後の虚脱感

は最後の曲、アリア・ダカーポにこそ、あると感じられませんか?

私には、自らすべての使命をやり終えてしまった男の虚脱感と、
大事を成し遂げた後の男の満足感、 そして
目的を達成してしまった人間の寂寥感があふれているように思えて
仕方が無いのですが・・・

タチアナさんのおかげで、
とても女性的で暖かな感受性を頂くことが出来ました。

本当にありがとうございます。

夜の部、大いに盛り上げましょう!
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 7 23:20 メッセージ: 1942
これは 1939 に対する返信です
juncoop さん、こんばんわ〜
>バッハのCDを久々に・・・

着々と戦果を上げてらっしゃいますねー。

BACH 1000 についても着実に進んでいるようで何よりです。

でも、器楽曲までにはまだ時間の余裕がありそうなので、
今のところ、私はいたって暢気に構えておりますけれど、
時節到来の暁には、不肖このmontめも出動する覚悟でおります。

今日は僕の方も戦果がありました。

アレッサンドリーニのハープシコードによる
「イタリア風バッハ」(ops 30-258)
がワゴンセールで1380円(1割引で1304円)でした。

メニューは
半音階的〜、ヘ短調組曲、最愛の〜、フランス組曲1番、
アルビノーニの主題のフーガ、アリアと10の変奏、
トッカータニ短調、アダージオ ト長調 

どーです、凄い中身でしょう?(その上このお値段!)

skunjp さんが九州出張中のため、空き巣狙い的に
吉祥寺の山野楽器でGETしてきました。 へっへへへ

残り4・5枚くらいだったかな?

お近くにお住まいでご所望の方はお急ぎを・・・

それと、

例のメジュエーワですが
ジャケット表の写真についてはこの前申し上げたとおりですが
実は・・・パッケージを破って蓋を開けたジャケ裏の写真
これがまたいい〜んですよ〜っ(買わなきゃ見れない)

この話を聞いて
「すわっ、今流行のヘアヌードでは?」
と連想された方は・・・

一度お医者様に診てもらいましょうね。(^^)/

25>10
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 8 0:28 メッセージ: 1943
これは 1868 に対する返信です
遅ければ、長ければえらいというわけではないのですが、
どうも演奏時間が気になりまして、その後もいろいろ聞いています。

まず、ガブリーロフ君が大健闘で、第25変奏に11分5秒かけています。
(演奏は「長けりゃえらいというわけではない」)

次に、若手のチェンバロ奏者ジョリー・ヴィニクル。
全体の演奏時間が85分39秒で2枚組。第25変奏は10分16秒でした。

CDの規格はもう10分長くすべきでした。

ついでに、もう一つの「最遅」を。
グールド81年盤の最後のアリア。
リピートなしで3分46秒というのは、ちょっと常人の感覚を越えた異様な遅さです。
モーツァルトのイ長調ソナタと良い勝負ではないでしょうか。

グールドのゴールドベルク変奏曲
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 8 1:39 メッセージ: 1944
これは 1941 に対する返信です
tatyana_bianchiさん、

とうとう「グルオタ」の第一歩を踏み出してしまったのですね。(^^;
・・・それは冗談としても、
あの表現力、テクニック、説得力...つい、他の曲もどう弾いているか、やっぱり聞きたくなってしまうでしょう?
(もちろんあのピアノは嫌だ、という方もいらっしゃるでしょうが...)

私は、「お金を出してCDを買って、<クラシック音楽>というものをちゃんと聴いてみよう」という、はじめての体験がこのグールド盤だったのです。
当時tatyanaさんのような豊かな感じ方はとてもできませんでしたが、強烈な衝撃を受け、そして「何故か、何度も何度もくりかえし聴きたく」なったのは、全く同じでした。
(今日は右手を、明日は左手を...と、何度でも聴いてました(^^))
私のmusic listening、CD収集がはじまったきっかけです。
・・・通帳の残高を見るたびに、グールドにさえめぐり合わなかったらと...(^^;・・・いえいえ、感謝いっぱいです(汗)
(なんか、個人的な思い出話ばかりですみませんm(..)m)


mont_54さん、
気合のこもった解説に感動の嵐、です。
(アリア・ダカーポ)
>私には、自らすべての使命をやり終えてしまった男の虚脱感と、
大事を成し遂げた後の男の満足感、 そして
目的を達成してしまった人間の寂寥感があふれているように思えて
仕方が無いのですが・・・

大大大共感です!!!(^^;

imyfujitaさんには失礼ですが...m(..)m
私の感想では、第30変奏からは非常な達成感が、そして最後のアリアからは「みんな、ありがとう、さようなら...」の声が、聞こえてきます。


ところで、'81年版で導入されているパルスの概念ですが、
「変奏と変奏の間のポーズの長さの取り方」にまで、それが息づいています!

これが、私にとっては大きな魅力です(montさんも先刻承知でしょうけれども(^^;)。
こういう細かいところまで考えて表現することが、演奏(あるいは編集されたCD録音)においては重要だと思っています。
ミュージシャンの仕事でもあるし、録音ならプロデューサーの大事な仕事にもなってきます。

結構、この「曲間のポーズの長さの取り方」がぞんざいな演奏(録音)って多いです。
変奏曲なのだから息がつながっていて欲しいのに・・・。
1曲ごとの演奏が見事でも、1曲ごとに音楽が途切れてしまうとちょっと残念になります。
グールド盤以外で、曲間のポーズが見事な盤って、ご存知ですか?

re:情報提供ありがとうございました。
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 8 2:09 メッセージ: 1945
これは 1936 に対する返信です
interidea21さん、

>このトピの方々には、本当に温かくしていただきました。なんだか、バッハの音楽のヒューマンなところにも通じるような感じがしました。

バッハの音楽を「ヒューマン」と表現なさる方は、たいへんに信頼の置ける方です。(笑)

・・・いや、冗談っぽく書きましたが、本当に、そうです......!

(なぜ、学校の音楽の先生には、バッハを「感情よりも理屈、の音楽」「機械的で数学的」その面ばかりを強調する方が多いのでしょうか?)

レオンハルトのゴールドベルクの感想、その他にもどんどんご投稿くださいね。

アルヘリッチのバッハ
投稿者:cannsai6862
2002/ 9/ 8 7:14 メッセージ: 1946
これは 1 に対する返信です
トッカータ、パルティータ、イギリス組曲の入ったもの。

発売当時はかなり話題になりましたが・・・・。

すばらしい演奏です。

彼女にはもっとバッハを録音してほしいです。

休日 昼の部
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 8 12:26 メッセージ: 1947
これは 1942 に対する返信です
mont_54さんこんにちわ!!

「BACH 1000 についても着実に進んでいるようで何よりです。でも、器楽曲までにはまだ時間の余裕がありそうなので、
今のところ、私はいたって暢気に構えておりますけれど、
時節到来の暁には、不肖このmontめも出動する覚悟でおります。」

覚悟ですか・・・!?

ぜひ おこしください!!

バッハの器楽の大御所 mont_54さんが来られるということは、下手なバッハ演奏批評をすると、かなりの大反発が帰ってくることが予想され、恐ろしい!!

グレンちゃんの悪口を言ったら、その大反撃が予想されーーー恐いでちゅーーー!!

お手柔らかに・・・・。

バッハvsグールド:天国での論争
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 8 14:32 メッセージ: 1948
これは 1947 に対する返信です
ちょっと真面目に、読書の秋にちなんで。

かつて、グールドはこう言っています
「演奏者はたとえ盲目的であっても、自分のやっていることが正しいと
 信じなければならない。作曲家自身が気付かなかった解釈上の可能性を
 演奏者が発見する可能性があるからです。・・・作曲家の中には作曲家と
 しては天才でも、自分自身の音楽の解釈者としては最低という人達が
 何人かいるのですから」

そこで
仮に天国でグールドが、バッハの目の前でゴルドベルグを演奏したとして、
はたしてバッハがこう言ったとします。

「そんな演奏は私の意図したものじゃない!キミの今弾いた曲は私の曲
 なんかではないぞ。」と

するとグールドはこう答えます

「でも楽長、この曲はこう弾いた方がずっと芸術的だし、本来こう弾く
 べきであったのです。絶対に!」

(解説)
グールドにとっての音楽的アプローチは、楽器の種類や音色の如何ではなく
作品の「構造」そのものに内在された表現であった。

この考えがどこから来たのか?というと、
それは彼自身が認めている、ロザリン・テューレックの影響だと思います。

これについてテューレック自身の述べたバッハ論(バッハ観)があるので
次の投稿で紹介します。
(以下、次稿に続く)

テューレックのバッハ論
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 8 14:33 メッセージ: 1949
これは 1948 に対する返信です
(前稿よりの続き)

「バッハの音楽では形式や構造は抽象的な性質をもち、音響という衣装を
 必要としない。
 バッハの音楽の演奏に17・18世紀の楽器の使用を強調することは、
 時や場所を問わぬ天才の作品を、単なる骨董品にしてしまうことなのだ。
 この種の音楽に対し、指定どおりの音のみを主張することに満足を覚える
 のは、杓子定規な人間だけであろう。
 バッハにはまず音楽があり、音響は装飾にすぎないのである。」

こうした観念主義や形式主義は、もちろん古楽派のそれと相容れないのは
明らかで、テューレックやグールドが古楽派から敬遠されるのも、
実に根拠のあるところですよね。

考え方の是非は各人各様でいいわけですが、このテューレックの

>時や場所を問わぬ天才の作品

というくだりについては、まったくそのとおりと共感しました。
 
尚、出典の多くは 「グレン・グールド演奏術」ケビン・バザーナ著
に因っています。

BWV11を書き終えて・・
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 8 15:12 メッセージ: 1950
これは 1 に対する返信です
juncoopのBACH1000のBWV11を書き終えて、

4つの演奏を 聴き終えて、書き込みも終わってホッコリして、ここに来てみると、

モント様のバッハ対グールド論・・・・

あの・・何か、お気にさわりましたか?汗

なーんか 火に油を注いでしまったような・・。 大汗 ・・・タオル、タオル・・笑

ところで、カンタータ第11番 昇天節オラトリオ いいですよねーーー。

特に、トーマスとリヒターの演奏。感動いたしました。

まだまだ続く、カンタータ・・・・

BWV1126まで何年かかるのでしょうか?

1週間に1曲としても、1年で48曲となるとまだまだ大変ですーー。

頑張りますので、ぜひ励ましのお便りお待ちしてます。

http://machikado.gaiax.com/home/juncoop

でっへへへ
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 8 15:29 メッセージ: 1951
これは 1950 に対する返信です
すいません。

普段オチャラケばかりで、たまーにマジな話すると
誰だってびっくりされますよね〜 (笑)

いや何、たまたま本を読んでいて
気に入ったフレーズに出合ったので紹介してみたくなった。

ただそれだけです。

普段の仕事中のカキコだと、出来ない内容だと思ったので・・・

juncoop さんの投稿をダシに使っちゃいました。 m(失礼)m


でも大変ですよねー、BACH1000って。
最近の研究でBWVは1200番台まで行ってるんですよね?

その後研究がさらにすすんで1300とか1400とか
増えてきたら・・・・

ゴールが逃げちゃう?

大いに共感!!
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 8 15:37 メッセージ: 1952
これは 1949 に対する返信です
モントさんのグルード・テューレック論

「演奏者はたとえ盲目的であっても、自分のやっていることが正しいと
 信じなければならない。作曲家自身が気付かなかった解釈上の可能性を
 演奏者が発見する可能性があるからです。・・・作曲家の中には作曲家と
 しては天才でも、自分自身の音楽の解釈者としては最低という人達が
 何人かいるのですから」
グールドはこう答えます
「でも楽長、この曲はこう弾いた方がずっと芸術的だし、本来こう弾く
 べきであったのです。絶対に!」
「バッハの音楽では形式や構造は抽象的な性質をもち、音響という衣装を
 必要としない。
 バッハの音楽の演奏に17・18世紀の楽器の使用を強調することは、
 時や場所を問わぬ天才の作品を、単なる骨董品にしてしまうことなのだ。


このグールド・テューレックの考え方は、まさしく、私は共感いたします。
これは、古楽器演奏に対する批判とも受け取れ、コメントしずらいのですが、
グールドが言うように、もしバッハが自作自演のCDを作ったと仮定し、我々が聞いたとしたら、はたして、リヒターやグールドのような演奏のように、感動する演奏が聞けたかどうかは、はなはだ疑問です。今更語る事ではありませんが、クラシックの演奏家の解釈や存在を否定にも繋がるかもしれません。芸術表現が自由であるからこそ、批判や感動がある。

また、古楽器による演奏が正統なものとすることができないのは、それは、バッハへの時代への単なる回帰であり、その表現が果たして正しいかどうかは、誰にも知るよしがありません。
しかし古楽器による演奏は、帰って難しい楽器を演奏することにより、現代の改良された、モダン楽器のすぐれたものを否定してしまっている。
またそれは現代のバッハの響きではない。

曲間のポーズ
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 8 16:15 メッセージ: 1953
これは 1944 に対する返信です
>変奏曲なのだから息がつながっていて欲しいのに・・・。

これは全く同感ですね。

>グールド盤以外で、曲間のポーズが見事な盤って、ご存知ですか?

まさにコロリオフ盤こそがそれです。
CDが2枚に分かれていて、第16変奏の「後半の始まり」が自然に意識できる点をも含めて、この録音における変奏曲同士の有機的なつながりは絶妙としかいいようがありません。

一例をあげると、第21変奏と第22変奏はほぼ続けて演奏され、悲劇的な葛藤と勝利の確信という対比をはっきり感じることができます。これは、第22変奏の最初のリピートがひときわ強く明確に弾かれることによってより強調されています。

別の例では、第24変奏の最後の小節は徐々にゆっくりと落ち着いて弾かれ、第25変奏の気分を準備しています。そして、十分なポーズをとって、おもむろに第25変奏が弾き始められるのです。

もちろん、第25変奏の後にも、その余韻をしみじみと感じるだけのポーズがとられ、さらに第26変奏は追憶のように始まり、徐々にその思いを断ち切っていくのです。

もちろん、これはコロリオフの解釈ですが、私には、この曲がはじめからそのように作られているかのように聞こえてしまうのです。

そして、「息」ということですが、良い作品・良い演奏というものは、自然に音楽と一緒に呼吸をしてしまうものですね。これはまさにそういう演奏です。

もう一つだけ、特徴のある録音を紹介しますと、またもやロバート・ヒルです。

1993年のライブ録音で、ミスタッチはかなり多いですが、それをものともせずに突き進む第26変奏以後のど迫力はすごいものです。クォドリベットのらんちき騒ぎ。最後は酔いも回って少々足下もおぼつかない。こういう表現は初めて聞きました。それだけに最後のアリアの深々とした安息が心にしみるのです。

これは、決して誰にでもお勧めできるものではありませんが、「そつのない演奏は罪だ」というお考えの方には、超推薦盤です。

juncoop さん
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 8 16:36 メッセージ: 1954
これは 1952 に対する返信です
以前、私はこのトピで「カザルスは一体誰のバッハを弾いたのか?」
という問いかけをしました。

無論、グルオタの私の本丸は「グールドは一体誰のバッハを〜」
にあった訳ですが、それを直接投げかけるのが怖くて、というより
自分で答えを見つけられずに逃げていたのです。

でも今日、私は答えを見つけました。
「グールドは、バッハのバッハを演奏した訳でも、グールドのバッハを
 演奏した訳でもなく、グールドが解明したバッハ作品の真理・真髄を
 演奏したのだ」と。

ちょっと前に話題になった、ジャズミュージシャンによる PLAYS BACH も
みんな同根ではなかろうか?

と納得してしまいました。

だから、これからの若い演奏家の人々にも、是非とも「バッハの解明」に
どんどんチャレンジして欲しいものですね。

なにかバッハは、21世紀の私たちに生命を与えてくれているみたい。

re:曲間のポーズ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 8 23:28 メッセージ: 1955
これは 1953 に対する返信です
kuzunoha_bachさんの情報はとても頼りになります。
情報の量のすごさだけでも驚きますが、その背景にある深い洞察力は敬礼ものです。(^^;

コロリオフ盤、ますます気になってしまいました。
2枚組のゴールドベルク・・・いままでネガティブな意味でしか捉えられなかったのですが、そうではなくて、ポジティブに捉える考え方...大変納得させられました。

見つけたらすぐ買いですね。
しかし店頭でなかなか見つからない...

juncoopさんへ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/ 9 1:08 メッセージ: 1956
これは 1952 に対する返信です
今日はシリアスな投稿が多かったですね。
いろいろ考えさせられましたが、
結局・・・今日はあえて「反論」したくなってしまいました。
(ちょっととげがあるかもしれませんがどうかお許しください。m(..)m)

ひとことで言えば、
「良いものは良い、悪いものは悪い」それでいいじゃないか、ということです。

古楽器か現代楽器かには関係なく、良い音楽を奏でているかどうか、が問題のはずです。

私だって、古楽器の演奏に正統性authenticityなど求めてはいません。
素晴らしいバッハ、素晴らしい音楽が鳴っているのかどうか。それだけです。

juncoopさんだって、レオンハルトのチェンバロ表現には(その表現自体に)惚れ込んでおられたのでは?

>バッハの音楽の演奏に17・18世紀の楽器の使用を強調することは、
 時や場所を問わぬ天才の作品を、単なる骨董品にしてしまうことなのだ。

これは正しいと思いますが、言いたいのは「古楽器の使用を大前提(必要最低条件)にするのは間違っている」、というだけの意味ではないでしょうか?

良い音楽を奏でる音楽家は、自分の出したい音楽の特性、響きの特性というのをはっきりと自覚しています。
そういう優れた音楽家は、必ず、自分に合った楽器を手にしています。
それは、モダンでもいいし古楽器でも構わないわけです。

例@グールド
「チェンバロよりモダンピアノのほうが優れる」ということでピアノを選んだのではないと思います。
彼は、彼の求める響きを出せる楽器を強く求め、(改造によって)それを手に入れたのです。
あれは彼だけのピアノであり、「ピアノ」というよりは「グールドの楽器」という感覚に近いです。

例A鈴木秀美
彼は「古楽器よさらば!」という本を出しています。
彼がバロック・チェロを使うのは、単に、彼がバッハに求める響きを出せる楽器がそれであると発見したからです。
つまり、彼にとってバロック・チェロは「古い楽器」ではありません。彼の「現在」に即した楽器です。

だから、juncoopさんの
>古楽器による演奏は、帰って難しい楽器を演奏することにより、現代の改良された、モダン楽器のすぐれたものを否定してしまっている。またそれは現代のバッハの響きではない。

という点には、賛成しかねるのです。

自分の本心からの音楽的ニーズによって
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
楽器を選んでいる奏者にとって、
自分の楽器は、
「難しい楽器」ではなくて、「自分の考えるバッハの真髄を再現するのが最も容易な(演奏しやすい)楽器」なのではないでしょうか。

バッハのポスター
投稿者:orbiscirculus
2002/ 9/ 9 1:46 メッセージ: 1957
これは 1 に対する返信です
尊敬の念を払いつつ、日々努力したいと思い、クラシックの作曲家(もちろん特に努力家のバッハ!)
のポスターを自分の部屋に貼りたいなと思っております。横浜・東京近郊で購入出来るお店を教えて下さい。
ネットでも構いません。意外と売っていそうで、売っていないので・・・。宜しくお願いします。

コロリオフの買い方(ローカルネタも)
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 9 9:58 メッセージ: 1958
これは 1955 に対する返信です
確かになかなか店頭にはありませんねえ。

これは、ヘンスラーのバッハ全集(172枚)に含まれています。去年の春頃は、堂島のW堂でこの全集のバラ売りがされていて、1枚あたり650円という廉価で売られていました。これなら2枚組でも悩まずに買えたのですが。今年になってからも一度やっていたので、お店に聞いてみると良いかもしれません。

それ以外で確実に入手できるのはamazon.co.jp ですが、値段は倍です。なお、ここに全トラックのサンプル音源があり、ごくおおざっぱな演奏の傾向程度はわかります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00003OP54/qid=1031530934/sr=1-35/ref=sr_1_0_35/249-8891886-3458734

なお、詳細な評論が以下のページにあります。(リゲティがコロリオフの録音を無人島に持っていくと言った言葉も引用されています)
http://inkpot.com/classical/bachgoldkoro.html

また、コロリオフのお顔は以下に。
http://www.sudbrackmusik.de/koroliov/koroliov.htm

楽器の話
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/ 9 17:52 メッセージ: 1959
これは 1956 に対する返信です
一般的な話は難しいのですが、少し例をあげてみます。(そんなにたくさんの例を知っているわけではありませんが)

たとえば、フランス組曲第4番のアルマンドをヒストリカルなチェンバロで弾いたものを聞いてみてください。(レオンハルト、ホグウッド、モロニー等)そのビンビン来る響きにしびれるでしょう。ところが、ピアノではどうしてもこの響きが出ないのです。もちろん、バッハがこの響きを意図していなかったとは考えられません。

別の例をあげると、リリングやリヒターのカンタータ演奏は大変すばらしいものが多いと思いますが、曲によっては通奏低音など重苦しく感じることがあります。アルノンクール、鈴木秀実、ヤープ・テル・リンデンなどの軽やかなバロックチェロを聞いて、初めてこの曲はこういう効果があったのかと気がつくことがあるのです。

つまり、バッハは常にこうであるといった一般化よりは、むしろ具体的に個別の作品に対して、どのような楽器でどのような表現が効果的かを考える方が、もっと楽しいんじゃないだろうかと言うことです。

現代楽器でなければならない
古楽器でなければならない
どちらでもいいじゃないか

具体的な作品を通して考えた方が良いのではないかな、ということです。

re:楽器の話
投稿者:mont_54
2002/ 9/ 9 18:49 メッセージ: 1960
これは 1959 に対する返信です
kuzunoha_bach さん、こんにちは

なんか僕が慣れないマジレス入れちゃったせいで、
トピの雰囲気が重くなったみたい? スンマセン・・・

>具体的な作品を通して考えた方が良いのではないかな

も一理ありますね。言われてみれば確かに・・

「フランス組曲第4番のアルマンド」はチェンバロの方?
う〜ん、では
「フランス組曲第5番のアルマンド」はピアノが断然?

まー、どこまでいっても好みですよね、こればかりは。

私はピアノ好き(無論チェンバロも好きですが)な方で、
こう感じています。

即ち、おおむねチェンバロで良く聴こえる曲であれば、
ピアノでも充分楽しめると。
恐らくバッハ作品であれば、その逆もまた成立するでしょう。

チェンバロの魅力は、あのエッジの効いたそれでいて
どこか枯れたような独特の音色にあると思います。

ピアノの音色はそれと随分違うのですが、よーく聴いていると
実は案外と親近性をもったトーンでもあります。

どうでしょうか?


PS.
それと似た感覚で言うと(FANの人には申し訳ないのですが)

例えばリストやショパンを(勿論ピアノで)楽しむなら、
バッハでじゅうぶん「足り」てしまう。(無論私の好みです)

よく「他は要らない」という言い方がありますよね。
私的には、いささか尊大不遜な表現に思えて
ちょっと使いづらいのですが、「足りる」という表現は
個人的に結構気に入っています(笑)

楽器の考え方
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/ 9 20:28 メッセージ: 1961
これは 1 に対する返信です
mont_54さま
今日やっと気付きましたが、お名前の間に横棒が入っていたのですね。 長い間失礼しました。
>多少なりとも私の話が尊大に感じられたなら・・・

いいえ、全然。 お話から漠然と想像するだけで、自分では実感できないのですが、いずれ、そういうものが感じられるといいなぁ、と思っています。

>各人各様の対話形式や感じ方

初心者とベテランというだけでなく、聴き手の人生経験・心情の違いも多少は影響すると思います。
同じカレーを「激辛」と感じるか「まだまだ甘口」と思うか?(我ながら変な喩えですね。)

>(嵐を突き抜けた後の虚脱感)最後の曲、アリア・ダカーポにこそ、あると感じられ
>ませんか?私には、自らすべての使命をやり終えてしまった男の虚脱感と、大事を
>成し遂げた後の男の満足感、 そして目的を達成してしまった人間の寂寥感があふれて
>いるように思えて仕方が無いのですが・・・

これも、何度も聴くうちには受け止め方が変化することと思います。 
<大事を成し遂げた後の「男」の満足感> を実感するのは難しそうですが、(女の大仕事・・・出産?遠い昔のことですが、ちょっと違うような・・・)これからがますます楽しみになってまいりました。

ところで、mont_54さま、nujikoaさま
「グルオタ」・・・私もその一歩を踏み出した以上「オタ」はちょっと・・・。 
ですので、勝手ながら「グールドファン」と言いかえます。(← 自分勝手  ^^;)

>今日は右手を、明日は左手を...と、何度でも聴いてました

そうですね! ティーポの演奏では感じませんでしたが、グールドを聴いていると、左手の音に耳を澄ましていることが多いです。 特に意識はしませんでしたが、そうした聴き方も楽しそうですね。 

>>バッハの音楽の演奏に17・18世紀の楽器の使用を強調することは、
>> 時や場所を問わぬ天才の作品を、単なる骨董品にしてしまうことなのだ。
>これは正しいと思いますが、言いたいのは「古楽器の使用を大前提(必要最低条件)に
>するのは間違っている」、というだけの意味ではないでしょうか?
>良い音楽を奏でる音楽家は、自分の出したい音楽の特性、響きの特性というのをはっき
>りと自覚しています。そういう優れた音楽家は、必ず、自分に合った楽器を手にしてい
>ます。それは、モダンでもいいし古楽器でも構わないわけです。

全面的に賛成・・・と言えるほど沢山聴いていませんが、図書館で先日借りたヨーヨー・マのバッハとボッケリーニ。 ここでの解説にマは自分のストラヴィを改造し、弓もバロック弓を借りたそうですが、コープナーのオルガン(なんと柔らかな音!)他のアムステルダム・バロック管と合わせた音楽が、良いものです。
「ゴールドベルク変奏曲」のアリアをはじめとして、平和な落ち着き・安らぎに満ちた演奏でした。
これをマは表現したかったのではないか・・・勝手に考えております。 

nujikoaさんへ
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 9 20:30 メッセージ: 1962
これは 1956 に対する返信です
古楽器かモダン楽器か論争について、


[古楽器か現代楽器かには関係なく、良い音楽を奏でているかどうか、が問題のはずです。]

全くおっしゃる通りです。ちょっと今回の論争については、私の主観がかなり入っていたことは、否めない。


「juncoopさんだって、レオンハルトのチェンバロ表現には(その表現自体に)惚れ込んでおられたのでは?」


全くおっしゃる通りです。管弦楽については、古楽器をかなり否定しておりますが、
チェンバロについては、古楽器がいいと思っております。モダン・チェンバロより古楽器チェンバロの方が、温かい、優雅な、豊かな音色がでます。
チェンバロについては、全く古楽器を好みます。


[「古楽器の使用を大前提(必要最低条件)にするのは間違っている」、というだけの意味ではないでしょうか?]

全くその通りです。あまりにも、私の考え方を代弁するかのような言葉だったので、かなり同調いたしました。しかし、私は古楽器の使用を全く否定している訳ではありません。


「良い音楽を奏でる音楽家は、自分の出したい音楽の特性、響きの特性というのをはっきりと自覚しています。
そういう優れた音楽家は、必ず、自分に合った楽器を手にしています。
それは、モダンでもいいし古楽器でも構わないわけです。」


まったく同感です。
結局、「古楽器か現代楽器かには関係なく、良い音楽を奏でているかどうか」

ということなのです。

管楽器や弦楽器については、モダン楽器が良い音楽を奏でていると、私は感じますし、チェンバロについては、古楽器の方が良い音楽を奏でていると感じている訳です。

この掲示板は、書く人の考えや意見を掲示するもので、全ての人に、その意見を押し付けている訳ではありません。それは人それぞれの意見がある訳ですから、
「古楽器による演奏は、帰って難しい楽器を演奏することにより、現代の改良された、モダン楽器のすぐれたものを否定してしまっている。またそれは現代のバッハの響きではない。」というのも私個人の意見であります。

前にも同じような、論争がありましたが、
聞き手個人が、良いと思う音楽や楽器を聴けばよいのであって、良いなら、良いということ。しかし、それは、他の人には押しつけてはいけないということです。
これについては、全く否定しません。

音楽家も聞き手も使用する楽器は、選べる自由があるのだから、それはそれでいいではないですか。本人がいいというなら、それで良いのです。


[「難しい楽器」ではなくて、「自分の考えるバッハの真髄を再現するのが最も容易な(演奏しやすい)楽器」なのではないでしょうか。]


全くその通りだと思います。
音楽家なり聞き手なりが満足すれば、それで良いのです。全く否定はしません。
楽器の使用も表現も自由ですし。


今回、私が、全く古楽器を否定しているように思われているような誤解があるみたいですが、全くちがいますね。
掲示板をご覧になる方は、人の意見は 意見として、否定するのではなく、そういう考え方もあるのだというように、見られたらいいと思うのですけど。
全く会った事もない人と、論争するつもりは全くありませんので。

kuzunoha_bachさん
投稿者:juncoop
2002/ 9/ 9 22:42 メッセージ: 1963
これは 1959 に対する返信です
全く同感であります。

古楽器反対派のように思われている私ですが、kuzunoha_bachさんの考え方は、思いあたるところがあります。

たとえば、ヘンデルの水上の音楽。
コレギウムアウレウム合奏団。この合奏団は、モダン楽器だという人もいますが、私は古楽器による演奏だと思っております。

このヘンデルの水上の音楽、やはり古楽器による演奏がとても美しいと思っております。コレギウムアウレウムだからこそ美しいのかもしれません。
ところが、ピノックの指揮したもの、全くダメでした。ヴェンツィンガーやアーノンクールもダメでした。アーノンクールによる演奏は、全く優雅な音楽を汚くしてしまったと思っております。

ところで本題のバッハの演奏。
カンタータ第106番とかは、古楽器による演奏がいいと思います。198番もそう思いました。
ところがマタイ、リヒター以上の演奏は未だにお目にかかったことはありません。

古楽器とかモダン楽器とかいう問題ではなくて、全て解釈や表現なんだと思います。

しかし残念ながら古楽器による演奏で感動したのは、コレギウムアウレウムによる、
ブランデンブルクと水上の音楽と王宮の花火の音楽しかありませんでした。

クラヴィーアについては、やはり古楽器による演奏が好きでありまして、かといってヴァルヒャやリヒターのモダンチェンバロについても感動するのは確かです。

曲によって楽器の相性も聞き手によって共感するでしょうが、実は解釈がすべてなんだと思います。
モダン楽器によるバッハでも、全く聴けない演奏はたくさんありました。

火付け役の反省コメント(汗)
投稿者:nujikoa
2002/ 9/10 1:34 メッセージ: 1964
これは 1959 に対する返信です
<juncoopさん>

>私は古楽器の使用を全く否定しているわけではありません

という点、誤解していたんですね。m(..)m

私も、論争がしたかったわけではありませんが、
juncoopさんが本当のところどう考えておられるのか、知りたかったのです。
その一端を教えていただけて、良かったと思っています。
まぁ少し角が立ってしまいましたが、その点は
juncoopさん、および皆さんに陳謝。m(..)m

<kuzunoha_bachさん>
(ローカルネタありがとうございました)

>むしろ具体的に個別の作品に対して、どのような楽器でどのような表現が効果的かを考える方が、もっと楽しいんじゃないだろうかと言うことです。

本当にそうでしたね!
私がしていたのは、それこそ「重苦しく感じる」議論でした。

・・・というわけで、私も具体例をあげてみたいのですが、
情けないことに、現在ネタ切れ状態なんです。(-_-;

引越しの準備のため、CDを(ほぼ)すべてダンボール箱の中に封印してしまったので・・・
あぁ...引越し完了までの間は、バッハ不足による呼吸困難・・・(-_-;

しばらくの間はレポートを控え目にし、皆様の教えを請うとします。(^^;

おはようございます。
投稿者:mont_54
2002/ 9/10 10:39 メッセージ: 1965
これは 1 に対する返信です
orbiscirculus さん、初めまして

私もちょっと気になって調べてみたんですが、

>意外と売っていそうで、売っていないので・・

本当にそうですよね。で、とりあえず見つけたのが、
 
多分、目的には不相応でしょうが・・

銅版画印刷によるインテリアでとてもお値打ち物です。
(何とドイツ製)
バッハ・モーツァルト・ベートーベンの3種類があり、
各¥36000だそうで・・・但し今は品切れ中だとか。

http://www.gakki.com/shopping/fancy.html

これだけ払うならCDが何枚買えるんでしょうね?


nujikoa さん、

御説のとおりだと思います。テューレックの言ったのは、
「古楽器の使用を強調(強要)するのはナンセンス」ということで
「古楽器を使用することがナンセンス」という事ではありませんね。

「音響は装飾に過ぎない」という箇所について、
この場合「音響」は「楽器の種類による音色の違い」と読み替えれば
解りやすいですよね。

それから「曲間のポーズ」ですが、グールドにとって、あくまで
それぞれのインターバルはアゴーギクの延長なのでしょうね?きっと。


tatyana_bianchi さん、

>左手の音に耳を澄ましていることが多い〜

とは、もう立派な「グル・・」ですね。(^^)/

<大事を成し遂げた後の「男」の満足感>
 は我ながら「男」を強調し過ぎました。(反省)

>女の大仕事・・・出産

う〜ん、今度は僕の方が分からない(笑)

そこでどうでしょう。出産よりもう少し先に進めて、
「子育てを終えてしまった後の〜」に連想を持っていってみては?

私事ながら、うちの一人娘が大学2年なので、あと2年足らずで
「子育て」が終了。めでたく私は年季奉公明けになります。
バンザーイ!

寝てくれない夜のゴールドベルク
投稿者:mamohaha
2002/ 9/10 11:34 メッセージ: 1966
これは 1965 に対する返信です
ゴールドベルク変奏曲って、「眠れない夜の暇つぶし」でしたよね、確か。
最後だけは、「さあ、もうお休みになれますか?伯爵様・・・?」
という感じですが。

小さい子供は、たまに(いつもの子もいるが)どうしても寝てくれない夜があるもの。
そんなときにこの曲の気分。
なだめたり、すかしたり、一緒に遊んだり、歌を歌ったり。
でも途中でどうにも嫌んなったり・・・(そんな感じの変奏あるよね)
最後に大騒ぎさせておいて、
「さあ、もう疲れたでしょ、おねんねしようね。子守唄歌ってあげる」

私はチェンバロが好きなので、リヒター盤やキース・ジャレット盤をよく聴きます。
どっちも、面白い演奏です。
グールドの新録音も持っていますが、こっちはなかなか聴きませんね。
聴く方も、それなりの気構えが必要で・・・。
グールド盤といえば、学生の時部屋で聴いていて、
「アレ?お客さん来たのかな?」
と、ドアの外を見たことが何度も・・・。
グールドがぶつぶつ言ってるんだと気付くまで、しばらくこれをやりました。
あははは。

わははは、ほんとにそんな感じ
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/10 11:48 メッセージ: 1967
これは 1966 に対する返信です
別の想像では・・・

お母さんの方が先に疲れて寝てしまって、
その後子供が大騒ぎした後、やっと安らかな夜が来る・・・

カイザーリンク伯爵は知りませんが、私はこの曲を聞きながら寝てしまったこと数知れず。
ふと目覚めると、楽譜にはよだれのあとが・・・

どうも、きちゃないおちで済みません。

皆さんこんにちは・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/10 12:21 メッセージ: 1968
これは 1 に対する返信です
皆様、お久しぶりで御座います。

九州から戻って参りました。

本日出社して、開いてみれば、まぁ、投稿の山・・・

<浦島太郎状態>で呆然としてます。

頭が良く回転していません。。。。後でゆっくり読みましょう。

頭がボーッとしている訳は、練習があまりに感動的で、その余韻が
ずーっと残っているからです。

・・・メサイアって本当に素晴らしい!

昨夜は家で、ヘンデルのクラヴィーア組曲をキース・ジャレットの
ピアノで聴きました。

どこも作為のないしかも叙情的なピアノで、静かに感動しました。

(あっ、トピずれ!)

さて、旅の途中は、アーノンクールのブランデンブルグと、
マリナーの音楽の捧げ物、等を聴きました。

モーツァルトなんかも持っていったのですが、<禁断症状?>が
出て、あわててバッハに戻ったりして・・・(^^;;


博多ラーメンはおいしかったですよ。\(^o^)/

恐る恐る入った小汚い店(春日駅側の長浜ラーメンみっちゃん)
だったけど、壁に全国ラーメン党会長、林家木久蔵氏の色紙が!

味は、今まで食べた博多ラーメン中、最高!
コクがあるのにキレがある、すぐれものの豚骨スープですたい。

調子づいたskun、今度は福岡空港のラーメン屋に挑戦。
(3階に2軒の店があり、向かって右側の方。左側はダメ!)

一抹の不安があったばってん、それが前の店に優るとも劣らない、
上品でまったりした、何とも言えない味でした・・・

うまかったですバイ。

危うし!「ゴルドベルグ」デビュー
投稿者:mont_54
2002/ 9/10 12:59 メッセージ: 1969
これは 1968 に対する返信です
眠れぬ夜のおとぎ話、という訳ではないのですけど、
(第一子供には理解出来そうにもないので・・・)

読書の秋にちなんだ第2弾。懲りずにまたやります(笑)

 グルオタの間ではとても有名なエピソードですが、
 1955年にグールドがゴルドベルグを引っ提げて
 衝撃のレコードデビューを飾ったその舞台裏には、
 こんなお話がありました。(多少脚色してますが)

以下は、
会社(コロンビアWORKS)のお偉いサンと青年グールドのやりとり。

会社「さて、君のデビューアルバムだけど、何を演りたいの?」

GG「ゴルドベルグ変奏曲です」

会社「えっ、本当?でも、やめといた方がいいんじゃない?」

GG「・・・・」

会社「あれはランドフスカのオハコだし、どーせ世間の連中には
   あのオバサンと比較されて勝手なことを言われるだけだよ。
   それより2声のインベンション辺りにしといた方が無難だ
   と思うがな、
   ランドフスカと勝負するなら、もう少しネームバリューを
   をつけてからにしない? その方が得策だよ」

GG「でもゴルドベルグでスタート(デビュー)したいんです」

会社「ははは、君の熱意にゃ負けたよ。そうか分かった。OK!
   君にチャンスをあげよう」

ここで歴史のIF 、もしこの時グールドがコロンビア側に寄切られ
ていたとしたなら・・

を考えると、背筋にとても寒いものを感じます。


mamohaha さん、kuzunoha_bach さん。

私もこの曲の途中で寝てしまった経験・・・多いです。(-_- ZZZZ


skunjp さん、

ご無事のご帰還、何よりです。

博多ラーメン旨かった?  そうでしょう、そうでしょう。

私もずいぶん昔に、博多出張(半月くらい)で毎晩のように
長浜ラーメンの屋台が居並ぶ地域へ通い詰めておりました。

コップ酒(またはビール)を飲みながら、おでんをつつく、
そして仕上げがラーメン。これがお決まりのフルコース。

あ〜懐かしい〜
そうそう、浦島太郎の気持ち、良く分かります(僕も経験者だから)

お蔵入りのゴルトベルク
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/10 14:36 メッセージ: 1970
これは 1969 に対する返信です
グールドの場合は、一つのエピソードですが、実際にお蔵入りになった録音もあります。(これも有名な話らしいですが)

クラウディオ・アラウの1942年録音ですが、同じRCAからランドフスカの新盤(1945年録音)を発売することになったため、結局1988年にCD化されるまで発売されなかったのです。これは、現在発売されている限りでピアノによる最初のゴルトベルクです。実際の発売はトゥレックの1947年録音の方が早いわけですが。(もちろん、グールドも聞いていた)

アラウの演奏は明快で立派なものです。しかもフルリピート。長らく不動のスタンダードの位置を保ち得たのではないかと思わせるものです。「そのとき歴史が動いた」のですね。

ゴルトベルクの変奏間の間
投稿者:okirakux
2002/ 9/10 14:48 メッセージ: 1971
これは 1953 に対する返信です
はじめまして、お気楽ペケと申します。もっぱら、”はずかしすぎ”トピに出没しております。

>>変奏曲なのだから息がつながっていて欲しいのに・・・。

グールドの「ゴルトベルク」で1959年のザルツブルクリサイタルのものでは、ほとんどの変奏は前の変奏の最後の音が残っているうちにはじめられます。つまり、全曲が完全につながっています。
ライブなので、ある意味では当然なのですが、スタジオ録音とは大分違った雰囲気で、私は気に入っています。
まあ、コンサートをドロップアウトしたグールドですから、本人がレコードに残したかった演奏かどうかはわかりませんが?

アラウの悲劇・・・
投稿者:mont_54
2002/ 9/10 15:06 メッセージ: 1972
これは 1970 に対する返信です
と題するべきなのか、ランドフスカの功罪と言うべきか
ちょっと迷いますが、

たしか40年代にランドフスカが
「バッハのクラビーア作品はチェンバロで弾くべきで、
それ以外の楽器で演奏すべきではない」
と言って楽壇を黙らせてしまった(聞いた話ですけど)

グールドがまだ音楽院に在籍していた頃、そこはまるで
チェンバロかピアノかについての「議論のための議論」
をしているような有様だった。 と述懐しています。

さて、モロにとばっちりを喰った悲劇の主アラウですが、
彼のゴルドベルグCDには
「グールドより以前にゴルドベルグを演っていたのだ」
みたいな売り文句が添えられていましたよね?

う〜ん、やはり気の毒としかいいようがありません。


「およげたいやきくん」を歌って、シングルR売上の
最高記録をうち立てた子門真人が、一円の印税収入も
得られなかった。

という話を、何故か思い出しました。

la_vera_storiaさま
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/10 19:04 メッセージ: 1973
これは 1865 に対する返信です
フルトヴェングラーの「ブランデンブルク協奏曲」3番と5番を聴きました。
まぁ〜、なんて重々しくて迫力のあるバッハ!(笑) 

3番・・・何人のオケで演奏したのでしょう? 通奏低音をコントラバスが引き受けていてすごいです。 これはmont_54さんの「おむすび」ではなく、「蒸気機関車」そのもの。
1楽章はゆっくりテンポで重〜く、バッハというよりベートーヴェンを聴いているみたいでした。 
そして1楽章と2楽章の間の「アダージョ」、
フルトヴェングラーは即興演奏を自演のピアノで入れたかな?と思ったら、それは無しで、低弦の響きも堂々とした弦合奏の2和音で〆ていましたが、マリナー盤の「うっとりする」2和音とエライ違いです。
2楽章はテンポアップして響きは重いながらも快速です。 
シュッポシュッポと丘を走る汽車を眺めているような気分ですね。

5番は・・・相変わらずテンポはゆっくり目ですね。
ピアノはハープシコードに比べ、低音部のフォルテが重過ぎるように感じますが、それでも歌うところではロマンティックで、面白い演奏だと思います。
フルトヴェングラーのカデンツァはゆっくり静かに始まり、おしては返す波のように強まったり弱まったりしながらだんだん熱を帯びてきて、興奮させられました。 
しかし

>(何度も聴きたいと思うかどうかは疑問ですが。) かなり強烈な印象があります。
う〜ん・・・何度も聴くと疲れそう・・・。 確かに「ただならぬ演奏」の印象でした!

それから、お薦め盤シェリングの「無伴奏Vnソナタとパルティータ」ですが、こちらはどうも私の好みには合いませんでした。 
バッハはこうした演奏が基本でしょうし、今でも名盤とされているようですので、単に好みの問題か私の鑑賞能力が追いついていないのだと思います。 
Vnの音色は前橋汀子よりもっと澄んで美しく聴きやすいのですが、演奏は上品に淡々とまとめた・・・という印象で、面白みに欠けるように感じました。 ごめんなさい! 

nujioka さん,Eotvos購入しました
投稿者:drei_sonne
2002/ 9/10 19:33 メッセージ: 1974
これは 1830 に対する返信です
nujiokaさん,カメレスです.
本日,大阪駅前第3ビル2Fのクラシック専門CD店でEotvosのCDを買いました.
大阪に来て6年ですが,この店ははじめて知りました.
(神戸のゴッホ展の帰りでした.ゴッホ展は横浜以来の7年ぶりでしたが,また新しい発見がありました.)

いろいろ・・・
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/10 20:00 メッセージ: 1975
これは 1860 に対する返信です
nujikoaさま
>(グールド)つい、他の曲もどう弾いているか、やっぱり聞きたくなってしまうでしょう?
今必死にこらえている処です〜。(笑) 
他のにも手をだしたら、juncoopさんのトピにお邪魔しますね。

mont_54さま
>もう立派な「グル・・」ですね。(^^)/
はい、立派な「グールド【ファン】」になりそうですね。

>「子育てを終えてしまった後の〜」に連想を持っていってみては?

「子育て」は終えたものの・・日々の面倒は学生時代と同じか、それ以上に手がかかりますので・・・「終了」の実感がありません。 そのくせヤツは生意気になるばかりで、会話が通じない「孤独感」はありますが、なんと言うか「満足感」には程遠いです。(涙)

>私事ながら、うちの一人娘が大学2年なので、あと2年足らずで「子育て」が終了。
>めでたく私は年季奉公明けになります。  バンザーイ!

一言・・・甘いです! お嬢様がお勤めでもなさると、飲み会やなんかで「パパ〜ァ、急な飲み会で遅くなっちゃったぁ〜。 ○○駅に迎えに来てぇ〜〜〜〜♪」
御父さんとしては、学費が要らなくなって大仕事を終えたおつもりでも、それからが結構物入りでして・・・お覚悟召されよ。

skunjpさま
福岡では空港内にも美味しいラーメン屋さんがあったのですか・・・。
随分前の話ですが、福岡の美術館まで日帰りで行ってきました。 時間が気になって、博多ラーメンの一杯も食べずに帰って来たのがいまだに心残りです。

ところで <川のぼり> のお話にグレゴリア聖歌が出てきましたね。
>そこは、ヨーロッパ音楽史という川の源。 石清水の湧き出る秘境でした。
>「あ〜、いいな〜、癒される〜」としばらく喜んで聴いていましたが、
>やがて飽きちゃったんです。

我が家にも一枚あったはず、と探して聴いていると・・・息子に言われました「お母さん、その気持ちの悪い音楽、とめてくれない?」 なんとなく家庭が分りますでしょ?(^^;

また、やっちゃいました。 訂正です
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/10 20:03 メッセージ: 1976
これは 1975 に対する返信です
>他のにも手をだしたら、juncoopさんのトピにお邪魔しますね。

グレン・グールドのトピはimyfujitaさんのトピでしたね。 失礼しました。

tatyana_bianchi さんすみません
投稿者:juncoop
2002/ 9/10 20:18 メッセージ: 1977
これは 1976 に対する返信です
tatyana_bianchiさん、みなさん、すみません。

バッハ・トピ パート2は、何を血迷ったのか、トピックスの作成が可能だったので、作ってしまった、出来損ないなのです。

自然に消滅させますので、決して書き込みしないでください。

ここのトピに対抗しようなんて、めっそうもない事です。

やはり私はバッハしか語れないということがわかりました。しかも、ここのトピが好きです。

ところで、「ロマン派の音楽について語りたい」のトピは私が、これも作ってしまったので、これについては書き込みや、ロムしてくださいね。

ところで、先日は古楽器論争でお騒がせしました事を改めてお詫びいたします。

古楽器=現代のバッハの響きでない。

と言いきったことは、やはり、さぞかし古楽器ファンの方々を怒らせた事と、お察しいたします。

いろいろと対話していく内に、やはり楽器が古いか新しいかではなく、音楽の表現や解釈の問題で、それは弾き手や聞き手によって全く違うことを改めて気づいたと言う事でした。

これからは、その辺を考慮し、主観で以って、断定的に話す事は気を付けたいと思います。

バッハに失礼!?
投稿者:nujikoa
2002/ 9/11 0:45 メッセージ: 1978
これは 1974 に対する返信です
>nujioka さん,Eotvos購入しました

drei_sonneさん、お役に立てて良かったです。(^^;

さてゴールドベルクの眠りの効果についての皆様のコメント、「なるほど〜」とうなずかされ、楽しかったです。

私は最近、あろうことか、このEotvosのギターによるゴールドベルクを、
「目覚まし時計」(オーディオのアラーム演奏)にしています。

バッハの意図とは正反対の用途!
しかし実際、スムーズな目覚めに最適なんです。
困ったというか、嬉しいと言うか。

アリアの優しさ、続く変奏の落ち着きとその中にある微妙な変化・・・が、
次第に私の<低い血圧>をじわじわと、なめらかに上げてくれるような感覚です。

・・・バッハに申し訳ない!?(^^;

EotvosのCDには不思議なパワーがある?
投稿者:drei_sonne
2002/ 9/11 1:09 メッセージ: 1979
これは 1978 に対する返信です
疲れてちょっとぐったりしていたんですけれど,Eotvosを鳴らしていたら,気持ちが落ち着いて,力が出てきました.

ちょっと不思議なパワーのあるCDかもしれません.

バッハを愛し,自分で編曲し,たぶん自分で録音し,CDを出した,言ってみればクラシック音楽のインディーズみたいです.
そうしたハングリー精神のエネルギーみたいなものがあるのかもしれません.

ちょっとディープなグルネタ
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/11 1:16 メッセージ: 1980
これは 1971 に対する返信です
グールドのゴルトベルク全曲録音は、そのザルツブルク実演盤を入れると3種類ですね。

さて、この中で1981年盤は一般に「遅い」と言う印象があると思うのですが、
それは実際には一部の限られた曲に関してだけのようです。

結論だけを言うと、55年盤より81年盤が目立ってテンポが遅いのは、最初と最後のアリア、あと第1変奏、第2変奏、第15変奏ぐらいで、他は大して変わりません。さらに、59年ザルツブルク盤の第25変奏は少し速い(実は普通)ですが、それ以外、3種類ともかなり似通ったテンポで弾いていると言えます。

全体の演奏時間の違いは、主に繰り返しの有無によります。ところで、どの曲で繰り返しを弾いているのか。面白いことに、第4,10,22変奏の他は、全てカノンまたはクォドリベットです。

さらに、最初は気がつかなかったのですが、59年盤でも第4変奏とクォドリベットでは繰り返しを弾いているのです。

グールドの考え方が、どのように変化し、どのように変化しなかったのか、興味のあるところです。

「遅い」か「速い」か
投稿者:imyfujita
2002/ 9/11 8:01 メッセージ: 1981
これは 1980 に対する返信です
グールドの55年版と81年版のテンポ比較をした表を作っています。
http://www.people.or.jp/~imyfujita/image02.html
kuzunoha_bachさんのおっしゃるとおり「結論だけを言うと、55年盤より81年盤が目立ってテンポが遅いのは、最初と最後のアリア、あと第1変奏、第2変奏、第15変奏ぐらいで、他は大して変わりません。」です。
繰り返しについては、
「変わっているのワンダ・ランドフスカです。 1934年のものですから、SP時代でもあり、3枚か4枚組みの大変貴重な録音です。その時代にはこれしかなかったのでしょうから、きっと大きな影響力を持っていたと思いますが、意外な部分があるのです。全体としてはA−B−が多いので、これはきっと録音時間を短くするためにそうした演奏になっているのかと考えながら聴いていますと、第4変奏ではAABBとなりますし、第5変奏ではあれっと少し驚かされます。それは、A−B(A/2)すなわち後半の16小節を一回演奏した後、それに続けて前半の前半分の8小節を繰り返しているのです。この形は第7及び第18変奏でも使われています。これによりランドフスカは独自の表現(インディビジュアル・タッチ)を加えたということらしいのです。」

さらに深みに
投稿者:kuzunoha_bach
2002/ 9/11 8:52 メッセージ: 1982
これは 1981 に対する返信です
imyfujitaさんのお名前は、以前からalt.music.j-s-bachなどで存じ上げております。

imyfujitaさんが以前に示された表に触発されて、
現在手持ちのCDについて同様の(演奏時間とリピート)表を作成中です。
(完成しましたら、「本家」のimyfujitaさんにお送りしたいと思っています。)

そこで、今ちょっと面白いことに気がつきました。

○ランドフスカが繰り返しを行っている曲。(独自の「編曲」を除く)

第4変奏、第10変奏、第22変奏、以上フルリピート。(第16変奏は後半のみ)

○グールドが繰り返しを行っている曲。(カノン、クォドリベットを除く)
第4変奏、第10変奏、第22変奏、以上前半を繰り返し。

これは、偶然両者の感覚が一致したのでしょうか。
それとも、グールドがランドフスカに影響されたのでしょうか?
ランドフスカの再録音ではどうなっているのかも、知りたいところです。

(話題があまりにもマニアック過ぎると反省するのですが、なかなか抜けられない。)

アレッサンドリーニ「イタリア風バッハ」
投稿者:skunjp
2002/ 9/11 10:29 メッセージ: 1983
これは 1942 に対する返信です
montさん、皆さんお早うございます。\(^o^)/

アレッサンドリーニは僕もエアチェックしてMDで持ってます。
今朝も聴きながら出社しました。

良い演奏ですね。(録音時間の関係で最後が切れてしまった)

さっそく吉祥寺山野に行こうかな。

でも空き巣狙いのせいで、欲しいバッハCDが、ごっそり
なかったりして (^^;;

さて、古楽器かモダン楽器かの議論はいつも、火花を散らす
感じになって興味深いです。それだけ奥深い問題が隠されて
いるのでしょう。

その中でも、kuzunoha_bachさんの「曲ごとに〜」は、僕的に
説得力がありました。

なるほど、僕個人としても、マタイとかヨハネなどはどうしても、
モダン楽器による演奏をチョイスしてしまいます。

その方が、感動が深いのです。・・・(-_-;)

なぜでしょう? (僕だけかもしれないが・・・爆)

僕としては、対象(曲)と演奏者間の<距離>の問題だと思う
のです。

たとえば、曲と演奏者の間を媒介する「奏法」の観点から見ると、
古楽奏法の場合、モダン奏法と違って、演奏者が小さいときから
慣れ親しんだものではないですよね。

多くの場合、(ある程度)成人してから新たな奏法を学ぶ訳です。
そうすると、演奏者と対象との間に微妙に距離が生ずる場合が
あるのでは、と思ってます。

ひどい場合は、あまりに魅惑的な「古楽奏法」という演奏スタ
イルにおぼれて、対象を見失っている感の演奏もある。

もちろん例外もたくさんあり、たとえば最近のイタリア古楽勢
は、対象との距離感が近いですねー。\(^o^)/

・・・アレッサンドリーニもそのひとりです。

RE:リヒターのヨハネ
投稿者:skunjp
2002/ 9/11 10:51 メッセージ: 1984
これは 1930 に対する返信です
nujikoaさん、お早うございます。

お引越し、大変ですね。腰を痛めないように気を付けて下さい。

>ただskunjpさん、十字架の教えには良くわからないところが
 ありまして・・・
(トピずれになりますのであまり深くつっこむのはやめておきます)

済みません。
難しい議論を吹っかけたようで。(^^;;

でも「十字架」は、バッハが表現したかった急所のひとつ。
まあ、あまりひどいトピずれにはならないと思います。


「十字架」のこと、僕も以前はよくわかりませんでした。
でも今となっては、聖書はとても単純なことを言っていると思うのです。

それは「罪人は十字架によって赦される」ということです。

その結果、人間は「良心の呵責」から解放され、より良い人生を生きること
ができ、晩年になっても希望を持って将来(天国)に向かうことができる。

天から光が射し込むような終曲コラールを聴くとき、バッハがヨハネ受難曲
で言いたかったことは、実はこの一つだけだと思います。


ps.

問題は、自分のことを「罪人」だと思えるかどうかです(^^;;

普通の人は「わたしは罪など犯していない」と言うでしょう。でも、聖書が
いう罪とは、もっと内面的なことです。

啄木は 『人という人の心に一人づつ囚人がいてうめく悲しさ』
と詠いました。

・・・十字架には、この囚人を解放する力があるのです。

グレゴリア聖歌のこと・・・
投稿者:skunjp
2002/ 9/11 11:23 メッセージ: 1985
これは 1975 に対する返信です
ビアンキさん

>我が家にも一枚あったはず、と探して聴いていると・・・
 息子に言われました「お母さん、その気持ちの悪い音楽、
 とめてくれない?」 

いや〜、言われてしまいましたねー。

でも息子さんのお気持ちは良くわかりますよ。

グレゴリア聖歌は「祈りの音楽」ですから。

まあ、音楽の発生そのものが、「祈りに音程がついた」ところから
始まっているようです。

主に教会で発展・発達した音楽が、最高度に洗練されたのがバッハ、
と言うことができるでしょう。

その後、モーツァルト、ベートーヴェンを経て、音楽は教会から
しだいに離れていきます。


さて、僕もそうだったのですが、若い頃は自分の可能性が無限のよう
に思えて、興味あること、したいことがいろいろありました。

しかし、人生の折り返り点をとうに過ぎた今、人生はバラ色ではなく
なり、かわりに錦繍の秋の山々を思わす落ち着きを見せています。

その中で学んだことは、自分の人生にとって大切なことはあまり沢山
ではない。むしろわずかであった。

・・・そのわずかな中に、バッハの音楽がありした。


ps.福岡に行かれた際は、ぜひ空港ラーメンを・・・

「最愛の〜」テンポについて
投稿者:skunjp
2002/ 9/11 11:35 メッセージ: 1986
これは 1985 に対する返信です
「最愛の兄の旅立ちに寄せて」ですが、あの第5楽章、御者の
アリアのテンポは、アレグロ・ポコ(やや速く)だったんで
すね。

あわてて、手持ちのリーのポケットスコアを見ると、アダージョ・
ポコ(ややゆったりと遅く)!!!???

これじゃまるで正反対。
・・・究極のミスプリでありました。

平にご容赦を・・・

さて、アレグロ・ポコですから、やはりあまり速い演奏は
よろしくないかと・・・(^^;;

この辺は、レオンハルトが絶妙!

ゴルドベルグの構成上の問題・・フゲッタ
投稿者:mont_54
2002/ 9/11 13:38 メッセージ: 1987
これは 1982 に対する返信です
kuzunoha_bach さん、私も「深み」のお供をさせてください(笑)

バッハはこの曲を書くにあたり、最も意識した数字は「3」であったと思われます。
即ちキリスト教でいう「三位一体」ですよね。

まず、変奏群を一つの塊と見なすと
アリア&変奏群&アリア の3体からなっており、

カノンを終曲とする3曲一体が10倍(群)の構成

そしてマイナー(短調)が3曲(15・21・25)

ここまでは良く知られた話だと思いますが、意外に注目されないのが
「フゲッタ」で、実際これも3曲ありますよね。
良く知られる第10変奏、第22変奏、そして、この丁度中間点にあたる
第16変奏ですが、これはフランス風序曲としての性格付けが
あまりにも有名なために、2部分形式のその後半部がフゲッタであることは、
意外と知られていません。(勿論、前半部はフランス序曲ですが)

つまり、フゲッタが第10変奏からちょうど6曲間隔で3つ存在している。

私自身、通しで聴いたことはありませんが、ランドフスカが

>第4変奏、第10変奏、第22変奏、以上フルリピート。(第16変奏は後半のみ)

というのであれば、彼女はフゲッタをすべてフルリピートで弾いたことになります。
(第4変奏は別としても)

皆さん、こんにちは
投稿者:mont_54
2002/ 9/11 13:53 メッセージ: 1988
これは 1987 に対する返信です
今日も予定通り?出遅れました。
それにしても暑いですね。

仕事場の移動時間帯がお昼にブチ当たるせいで、
余計つらい・・・トホホホ


tatyana_bianchi さん、

げげっ

>一言・・・甘いです! 〜 ・・お覚悟召されよ。

したくありません。 (>;;<)


nujikoa さん、

>バッハに失礼

どころか、この曲が本来「眠れぬ夜を快適に」と作られたならば、
「快適な朝の目覚め」は効能の有効利用ではないでしょうか?


drei_sonne さん、

Eotvos のゴルドベルグ、私も大好きです。
特にこれから秋を迎え、ムードは最高潮になりますよ。

>ハングリー精神のエネルギー

プラス「ハンガリー精神」のエネルギー、とも言えますね(でッ出た!)


skunjp さん、

一日リハビリを入れて、エンジン全開ですね。

>演奏者と対象との間に微妙に距離が生ずる

奏法の習熟時期との絡みで考えるとは・・・目からウロコです。
(いつもながら脱帽)

RE:リヒターのヨハネ
投稿者:nujikoa
2002/ 9/11 17:29 メッセージ: 1989
これは 1984 に対する返信です
skunjpさん、

>お引越し、大変ですね。腰を痛めないように気を付けて下さい。

ありがとうございます(^^;
リヒターのヨハネはダンボールには封印せず、マイカーにしまってあります。

まだ部分聴きですが、何という凄み!
これほどに、全ての力が結晶化された演奏にぶつかるのは初めてです。
(・・・というか、言葉で表現するのがばかばかしくなる;;)

身辺が落ち着いてから、必ず時間を取ってしっかり鑑賞したいものです。

***

>「十字架」は、バッハが表現したかった急所のひとつ。まあ、あまりひどいトピずれにはならないと思います。

では赦しを頂いたということで(?)、十字架の教えに対する私の疑問を・・・

>「罪人は十字架によって赦される」ということです。(中略)自分のことを「罪人」だと思えるかどうかです(^^;;

これは、共感できるというか、なんとなくイメージできるのです。

でも・・・、なぜ、キリスト教は、
「努力してより良い人間になろうとすること」に対しては消極的なのでしょうか??

もちろん、<完璧な人間>にはなりようがありません(それは驕りというものでしょう)。

しかし、「罪を認め、十字架を心から信じれば赦される」ことを強調し、
(「見えない罪」は重要ですが)「見える罪」に対しても、あまりに寛容であるように見えてしまいます。

現在のビジネス社会の「もっと、もっと」の世界に問題があるのは、もちろんです。
自殺する人のなんという多さ・・・。
キリスト教の、「いや、これでいいんだ」という、一種<慰めの教え>は、それは有意義であると思います。

しかし、(どんなに頑張っても完璧な人間にはなりませんが)背伸びして頑張ることによってしか得られないことも、多いと思いませんか?

いま、罪を犯している。
その流れを断ち切るために、(立ち上がるのはつらいけど、)思い切って立ち上がろう。
・・・キリスト教に救われて幸せになった人にも、そんなストーリーがあるのではないでしょうか?

さて、現実に戻って。(^^;
私は、来月から新しい環境で仕事するのですが、良いチャンスをもらったと思っているんです。
いままでの「悪」の部分をなんとか振り切って、新鮮な気持ちで頑張ろう、と。
つまりストレスを逃がすのではなく、ストレスに立ち向かってゆく作業ですが、
まぁ、それでは疲れるので、これはバッハに癒してもらうとしましょう。(^^;

もう一度 la_vera_storiaさま
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/11 20:43 メッセージ: 1990
これは 1865 に対する返信です
ご出発の準備にお忙しい中、わざわざレス頂きまして有難うございました。
(本当はこちらに書くべきではありませんが、他の方達にも私のシェリング体験を知って頂きたくて・・・こちらでお返事させて下さいね。)

おっしゃる演奏の「形」(Form - フォルム)について、もう少し理解できないか?と「シェリング」で検索し、他の音楽サイトで「立体感のある演奏はバッハの音楽を見事に「構築」した名演」と評されているのを読みました。 これも言葉ではよく解らず、とりあえず この2枚のディスクを聴きなおしてみました。

やはり「形」とか「構築」というのはピンと来なかったのですが、意外なことに、演奏と呼吸が合った、と言うのでしょうか・・・すでに刷り込まれていた?前橋汀子の演奏から離れて、シェリングの音楽にひたることが出来ました。 


そうすると昨日は感じなかった良さが見えてきて(聴こえてきて)、今は「しっとりとした演奏」という好印象を抱いています。
以前もメンデルスゾーンの協奏曲に「よく言えば端正」と、表現に物足りなさを感じたのですが、ご解説と今日受けた感じから、私の踏み込み不足だったのでは?と思い直しました。
 
昨日は1枚だけで続きを聴く気がせずホッタラカシでしたから、大いなる進歩です。 有難うございました。 

他トピでヨーロッパにお出かけになり、長い間ネットに繋げないように書いておられたので、つい焦ってしまいましたが、本当は・・自分に合わないと感じた演奏こそ何度か聴いて、その上で感想を書くべきでした。 申し訳ありませんでした。
あちらでいい演奏会やオペラを楽しまれましたら、また掲示板でのご報告を期待しております。 お元気で良いご旅行を!
 

しかし、昨日は何で? フルトヴェングラーの「エロイカ」の後で聴いたのですが、食い(聴き)合わせが悪かった???

夜の部 juncoop バッハのヨハネ
投稿者:juncoop
2002/ 9/11 21:04 メッセージ: 1991
これは 1 に対する返信です
バッハのヨハネについて、キリストについて語っておられますねーー。

私には、ちょっとキリスト教は難しすぎて・・・!!

しかし、ヨハネ受難曲いいですよねーー。

実は、このヨハネ、バッハ狂の私なのに、なかなか馴染めませんでした。というより、理解できませんでした。

マタイ受難曲は、すぐに好きになったのですが、ヨハネは最も難解だったのです。

群集の攻撃的な合唱、すごいものがあります。マタイも同じなのですが、
でも、マタイは、とてもいいアリアがあるのも確か。ユダの裏切りを嘆くアリア、
ペテロの否認によるニワトリが鳴いた後のヴァイオリン・ソロの嘆きのアリア、
ユダが自殺して、祭司たちが、畑を購入した、血の代価のアリア、イエスを鞭打ちを嘆くアリア、やっぱりこの人は、神の子であったという群集の合唱、夕べ涼しくなりし頃にのアリア、それとイエスの荘厳な弦による語り。すべてが、魅了されました。

ヨハネの場合、あまりそういったところがなくて、なかなか馴染めませんでした。

ところが、ヴィオラ・ダモーレとリュートによるアリアや、イエスを十字架に!!という群集の恐ろしい合唱、そして、一番感動するのは、第52曲のコラール「我心の奥底ひと知らざる所に、ひとり汝の御名と十字架のみ・・・」
このコラール、群集の叫びの後だけに、とても、荘厳で、信心深く歌われ、もう感動するのみです。ちなみにヨッフムの指揮によるものでした。リヒターの演奏では、このコラールは速いテンポだったので、あっと言う間に終わりますが、ヨッフム、深々と重々しく、ゆっくりと演奏され、それがとても聞き手に感動を与えます。

このヨッフム指揮コンセルトヘボウ・アムステルダムによって、ヨハネの良さを教えられたのであります。

皆様こんばんは
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/11 21:35 メッセージ: 1992
これは 1989 に対する返信です
juncoopさま
「ロマン派の音楽について語りたい」のトピ覗かせていただきました!
ここ以外の主なる出没地区「ワグナー」と「チャイコフスキー」が入っているので心強いのですが、皆様本当に色々聴いておられてお詳しそう・・・。 
何だかロムばかりになってしまいそうですが、食い込んでいけるようなお話になりましたら、お邪魔させて頂きますね。

imyfujitaさま
グールドのゴールドベルク協の折れ線グラフはすごく解りやすいですね。
81年盤の解説にもありましたが、<新録音は第一変奏を160%強のゆったりしたテンポで> とあります。 
旧録音の超快速・・・はじめのアリアのテンポ、また続く第ニ変奏との関連で、恐らくそれが自然なのでしょうけど、新盤のようなノンレガート奏法では大変な速さですね。 これも機会があれば是非聴いてみたいものです。

kuzunoha_bachさん、mont_54さん、skunjpさんの深みのあるお話は、ロムするに留めておきまして、福岡の空港ラーメンのお話だけは、しっかり心に刻んでおきます。(^^;

nujikoaさま
お引越・・・書籍、レコードの類は小型のダンボールに入れても随分重いものですね。
我が家では、できるだけモノを増やさない生活を心がけていますが、それでも増える一方のビデオ・LDにCD(たいしたことありませんが)は留守宅に残していくわけにも行かず、引越の都度大変な思いをしました。
CDだけで2000枚ですから、本当に腰を痛めないようにお気をつけ下さいませ。

mamohahaさま
寝付いてくれない赤ちゃんのためのゴールドベルク論、ふんふんと頷いて読ませて頂きましたが、夜泣きのためのバッハなんて・・・ありませんか? 
そんな曲がありましたら、いつの日か「孫」に役立てようと・・・先の長い話ですが。

音楽の捧げ物BWV1079
投稿者:juncoop
2002/ 9/11 22:22 メッセージ: 1993
これは 1 に対する返信です
音楽の捧げ物を今、ムジカ・アンティカ・ケルンで聴いてます。リヒターについても、同じように、室内楽風なんですけど、この曲に関しては、室内楽風ですと、ムジカ・アンティカ・ケルンが気に入ってます。といのも、チェンパロ独奏のリチェルカーレや、弦による各種カノンについても、どうしても 私にしては、珍しく、古楽器がいいのです。あの古雅な響きとこのBWV1079はぴったりと来ます。
もちろん弦楽合奏のミュンヒンガーは最高なのですが、室内楽風にしますと、ムジカ・アンティカ・ケルンがいいんですよねーーー。
ややこしい事ばかり書きまして、すみませんねー。

リヒターのチェンバロ
投稿者:juncoop
2002/ 9/11 22:46 メッセージ: 1994
これは 1 に対する返信です
リヒターはノイペルトのモダン・チェンバロを使っておりましたが、彼のイタリア協奏曲へ長調、半音階的幻想曲とフーガニ短調、幻想曲ハ短調BWV906はとても感動いたします。
確かにモダン・チェンバロは、少し冷たく聞こえ、バロック・チェンバロのような、優雅な響きはいたしませんものの、そこが、リヒターの手にかかるとかなり躍動的、強靭、あの緊張感。聞き手はただ息を飲むばかり。
それから、半音階的幻想曲とフーガのモダン・チェンバロ演奏で驚嘆したのは、CBSソニーから以前出ていた、アンソニー・ニューマンという人。この人のチェンバロはすごすぎる!!ただ驚くばかりの鋭い響き。またあの和音の衝撃的な音。ただ感心いたすばかり。CDで再発が待たれる!

ヴァルヒャの魔術
投稿者:skunjp
2002/ 9/12 16:14 メッセージ: 1995
これは 1 に対する返信です
皆様、ブクステフーデをご存知ですよね。
バッハに強く影響を与えたドイツの作曲家です。

オルガン曲なんて、バッハにとても似ています。

先日、ふと思い立ってプレリュードとフーガ等を、マリー・クレール・
アランの演奏で聴きました。

いやー、良いですねー。
曲も演奏も。

目の前に大理石の彫像が立ったような、彫りの深い明晰な演奏です。

そこで久しぶりに、ヴァルヒャの演奏を引っぱり出して比べました。
すると、その像に温かい血が通い、歩き出すような感じがしました。

フレーズが生きている!
音栓の選択も、まさにその曲にあつらえたようにピッタリ。

ヴァルヒャって凄い!

今朝は、BWV552のプレリュードとフーガを聴きました。

コープマン、ファギウス、イゾワールと聴いて、どれもいまひとつ
物足りない。

そこで、再度ヴァルヒャにご登場願ったわけです。

・・・いやー、最高でした。

「曲に血が通う」のですよ。

しばらくご無沙汰でしたが、これからまたヴァルヒャを聴くぞー。

ヨッフムのロ短調ミサ
投稿者:skunjp
2002/ 9/12 16:18 メッセージ: 1996
これは 1991 に対する返信です
>ちなみにヨッフムの指揮によるものでし
 た。深々と重々しく、ゆっくりと演奏さ
 れ、それがとても聞き手に感動を与えます。
 このヨッフム指揮コンセルトヘボウ・ア
 ムステルダムによって、ヨハネの良さを
 教えられたのであります。

juncoopさん、ヨッフム良いですね。

先日、ロ短調ミサを買いました。

これもとても素晴らしいです。

大きくて、深々としていて。

ヨッフムのヨハネにも手を出すつもりです。

今日は(昼の部)開店休業?
投稿者:mont_54
2002/ 9/12 16:42 メッセージ: 1997
これは 1 に対する返信です
と思ったら・・・

いやいや、これはひょっとしたら・・・

スンマセン。意味の無いカキコになってしもーて。

僕は今宵バルヒャのドーリア調でも聴きながら、
静かに「その時」を待ちます。

ではでは。。。。

フッハッハッ・・・!!??
投稿者:skunjp
2002/ 9/12 16:49 メッセージ: 1998
これは 1997 に対する返信です
>静かに「その時」を待ちます。


いったい何の時???

montさんにあげます\(^o^)/

<他人と思えないペテロ君>の巻
投稿者:skunjp
2002/ 9/12 16:49 メッセージ: 1999
これは 1 に対する返信です
nujikoaさん、皆さま、こんにちは。

「バッハと信仰」というテーマで、あまり深く掘り下げると
クレームが出そうなので・・・(^^;;

今回は、nujikoaさんの疑問に対して、要点だけ簡単に答える程度に
留めます。juncoopさんはじめ、皆様、ご安心を・・・ (^o^)



さて、「ペテロの号泣の意味」僕にはとても良くわかります。
「あれは自分だ」と。
「俺もあんな経験あるよなー」と。


たとえば、

良いことをしたいのに、できない。

愛したいのに、愛せない。

人に優しくしたいのに、できない。

妻や子供を大切にしたいのに、できない。

表面はうまく取り繕っても、
心の中でいっぱい悪いことをしてしまう自分。

いい人になるのに疲れ切ってしまった私。


・・・神様はそんな人々の味方です。 (^o^)

“すべて疲れた人、重荷を負った人はわたしのところに来なさい。
 わたしが、あなたがたを休ませてあげます。”

イエス・キリストの言葉。マタイ伝11章28節


このテーマは、これにて打ち切りにします。

すたこらサッサ・・・(^^;;


ps.もっと掘り下げたい方は、私のプロフィールのメルアドに

いつの間にか6番目
投稿者:tatyana_bianchi
2002/ 9/12 16:59 メッセージ: 2000
これは 1 に対する返信です
というわけで、2000番ゲット。
その他、内容は無し・・(汗)
新参者の無礼ご容赦を!

→バッハについて語りましょう(目次)


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