クラシック音楽掲示板


目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/10 19:17

シャコンヌの力

本日の業務も終わりに近づいています。
早くお家に帰りたいっす。

さて、今日は面白いものを聴きました。それは・・・

シャコンヌやパッサカリアを7曲も集めた、ムジカ・
アンティカ・ケルンのCD。

作曲家は、マリーニ、コレルリ、パーセル、ジョン・
ブロウ、ルブレヒト・マイヤー、ベッツェル等、
有名無名のバロック作曲たち・・・

これが、う〜ん、聴かせるんですよ。
ほとんど初めて聴く曲なのに乗れるんですねー。

そこでつらつら考えてみたのですが、これはシャコンヌ
等変奏曲の魅力というか、力というか、そんなものを
感じましたね。

その力の源泉は、初めて聴くのに曲の流れ、あるいは
雰囲気が、ある程度「予測可能」なので、耳が乗れる
という点。
つまり変奏曲であるがゆえに、ブロックごとの基本的な
仕組み(和声、低音の動き等)が同じだからこんなこと
が起こる。

これが全然知らない曲だと、全体像がまだつかめてない
ので自分が今どこにいて、どこに行くのかわからない。
つまり・・・予測不能状態に陥る。これ、不安。

シャコンヌでは先が予測可能でしかも微妙に予測と
違う点がまたグーなのですよ。

しかし人間は贅沢なもので、延々と7曲も「予測可能
状態」が続くと、今度はやや「満腹状態」になるのです。

ですから、同じように延々と続いてもバッハの場合は
シャコンヌ、ゴールドベルク等、何度聴いてもアキさせ
ない、うんざりさせない、というのは、凄い。

シャコンヌの力、そしてバッハの力・・・拍手!!!



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/09 22:05

ギュンター・ラミンのモテット

皆さん、こんばんは。

今日は腰が痛いので少しだけにします。

juncoopさん、

グールドのインヴェンションは僕も大好きです。
あれは同曲中最高の名演ですね。

お仕事大変そうですが、バッハを聴いて慰められます
ように・・・

マタイの6章はいいですね。

 「あすのことはあすが心配します。」

僕も、あすのことは神様におまかせして、今この時、この瞬間を
生きるように努めています。だって、子どもはみんな、明日の心配
などせずに現在を完全燃焼していますからね。

その点は、「子どもが先生」と思っています。


Mont_54さん、

>8時間余りの走行時間で何回続けて聴けるものかどうか?
連続で12回聴きました(ゴルドベルグばっかし!)
なんでこんなアホをやったのか?
たぶん僕の深層心理の中で
「いい加減ぐーるどベルグを卒業してもいい頃かな?
飽きるほど続けて聴けば、それも可能かしらん?」
と考えたフシもありますが・・駄目(飽きません)でした。
いや「あきまへん」でした(^^;

さすがー、というか何というか・・・
ゴルドベルクを12回連続で聴く、あるいは聴けるとは
やはり相当、脳の波形ミゾが深まっておりますなー。

Mont_54さんの脳みそを針でトレーズすると、きっと
ぐーるどベルクが鳴り響く事でしょう。
うなり声付きで・・・・(汗)

僕もしつっこく何回も聴いている演奏があります。
最近では最も聴く頻度が高いかもしれない。
それは何かというと、パルティータNo1の出だし・・・
吉野直子さんのハープです。

なぜかというとこれは僕の目覚ましMDなんですねー。
ここ数ヶ月毎朝このMDで起きてますから100回以上は
聴いている・・・・(笑) 飽きませんねー。
僕の脳みそからも吉野さんが鳴ったりして。。。(汗)

さて今日の夕方今夜は、PCMラジオでラミンのモテットがありMD
にとりました。これからゆっくり聴きます。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/09 20:33

今日聴いた音楽

皆さん、こんばんは、今日は気温が暑く、とても湿気が高いです。
とても不快な感じですね。

今日は、パールマンの無伴奏Vnとグールドのインヴェンションを手に入れました。

パールマンなかなかいいですね。厚い音色で、情熱的な演奏です。

最近は、どうも仕事の面でも悪い事続きで、いつもショボンとして帰ってまいります。

そして帰ってバッハを聴き、安らいでおります。わずかな安らぎを得ているだけなのですが、クヨクヨしても仕方ないですし、明日の事は、思い煩わない事にしました。その日一日の苦労で十分だからです。
聖書の教えを参考に、生きていきたいと思います。


マタイ6:34「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/09 01:12

みなさん今晩わ

skunjp さん。
>グールドを繰り返し聴いても飽きない場合もあり
>ミゾが深すぎて今度はその痛みが快感にすり替
わっていたりして・・・

ギャッハッハッハ・・・そのとおり!

実際、自分でもアホな話だと思いますが
一度、ひと晩聴きとおした事があります。
大阪から東京へ向かう長距離バスの中で、
MDウォークマンをエンドレスモードにして・・・

8時間余りの走行時間で何回続けて聴けるものかどうか?
連続で12回聴きました(ゴルドベルグばっかし!)

なんでこんなアホをやったのか?
たぶん僕の深層心理の中で
「いい加減ぐーるどベルグを卒業してもいい頃かな?
飽きるほど続けて聴けば、それも可能かしらん?」
と考えたフシもありますが・・駄目(飽きません)でした。
いや「あきまへん」でした(^^;


nujikoa さん、
>フラメンコは「生で観る」専門で、たまに出かけます。
>あの飛び散る汗しぶきを、床を踏み鳴らす迫力と・・・

とっても羨ましいですね。

それにパコ・デ・ルシアとボサノバのチャーリー・バード
僕がまだギターをやっていた頃、彼らのギターに魅せられて
「これだけ弾けるテクを授かるなら、悪魔に魂を売り渡しても
悔いはない」と思ったことがあります。


juncoop さん、お疲れ様でした。
私は以前十年近く前に、生命保険の勧誘員の試験を受けた事が
あります。それは保険外交員になるためではなく、
生保システムの設計にたずさわるために、ユーザー(保険会社)
が「勉強になるから」とわざわざ受けさせてくれたのです。

あれは時間をかけてこつこつやるよりは、マニュアル(手引書)
を読んで、忘れぬ内に一気呵成にやる方が良いみたいです。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/08 19:49

やれやれ、やっと終わりました。

皆さん、こんばんわ

試験も終わりました。簡単だったのでよかったです。

何の試験かですって? → 実は、損害保険募集人でして、なーんだという感じかと思います。

会社が保険の代理店もやっている関係で、取得するようにいわれたのですが、テキストもらったのは、6月30日だったので、ひどい話です。

50問中48問は、完璧に解けているので、安心です。やれやれ。

しかし試験というのは、受かれば、それで終わりなんですけど、いざ実務となると大変ですよね。資格があっても実用出来なければ、意味がありません。今後が大変ですね。


ところで、今日から思う存分、バッハが聴けるので嬉しいですね。

とりあえず、今日の音楽は、マニフィカトといきましょうかね。

皆さんいろいろご声援いただきまして、有り難うございました。

国家試験のように、そんなに難しい試験でもなかったので、恐縮します
。なんせ1週間も正味勉強してませんので、はい。



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/08 19:44

音楽の記憶について

皆さん、いかがお過ごしですか。

・・・さて、今日は記憶のことについて

演奏を聴くとそれが脳に記憶されますが、これはどういう
仕組みになっているのか非常に興味があります。

僕はこのように想像するのです。つまり、音楽波形は脳に
(具体的にどんなんか知りませんが)何らかの形で刻み込
まれる。ですから、同じ曲の同じ演奏を繰り返し聴くと、
同じ波形がすでに刻まれた波形の上にかぶさり、脳の
波形ミゾが段々深くなる。

だから、あまり聴きすぎるとミゾが深くなり過ぎて、頭が
痛くなる、とまではいきませんが何らかの不快感が出て
くる。・・・これが聞き飽きた状態。

だから、僕は新しい演奏を聴く。

すると、いままでと同じ演奏のようで微妙に違うそのずれ具合
が誠に新鮮でイイという風になるのではないでしょうか。

科学的な裏付けは全くありませんが・・・ハハハ(^^;;

※もちろんグールドを繰り返し聴いても飽きない場合もあり
その場合、ミゾが深すぎて今度はその痛みが快感にすり替
わっていたりして・・・

juncoopさん、

試験いかがでしたか?
早くバッハを爆聴できますように・・・


アマデオさん、

鹿児島にお住まいですか。実は僕は熊本出身で、時々郷里に
帰ります。鹿児島に用事で行くときもあります。
鹿児島って暑いですねー。

紫色のイモで作った羊羹がとてもおいしかったです。

※マウス飼いました。いや買いました。
 980円ナリ。凄く調子いいです。

From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/07 22:21

鹿児島の夏

 いよいよ鹿児島に夏がやって参りました。
 僕は大阪出身なんですが、流れ流れて鹿児島県公立高校に勤務しているんですが、こっちは梅雨明け間近、気温33℃。学校には冷房もなく、風の通らない中、文字通り火の出るような授業です。

 暑いときには集中力を保つのが大変ですね。この間購入したリヒターの「ヨハネ受難曲」は、合唱の集中力がすごい。本当に素晴らしいと思います。第2部開始のコラールで、赤ん坊が泣いてしまったりできちんと聞けてませんが、きちんと聞いて、しっかり感想を書きたいと思います。

 こんな時は、「集中力」が欲しくて、リヒターの演奏にあやかってみたりしてしまいました。暑いけど、明日も頑張りましょう。juncoopさん、明日は頑張って「集中」です。ご健闘を祈ります。マニフィカートがかけられますように。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/07 17:19

Take it easy! 

皆さん、こんにちは。

最近、職場環境が若干変わりました。
社外から専務が入ってきて、現場を見るように
なったのです。

僕の横に座っております(^^;;

有能な人ですが要求も高くて・・・ヒーヒー

と言うわけで、今までみたいに仕事のひと休みで
カキコという具合にはいかなくなりそう。

でも、スキを見てしこしこ書き込むつもりですがね。(^^;;

・・・junさん明日は試験ですね。

Take it easy! (^o^)

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 22:42

ある夕べ

皆様、こんばんは。

うちのネズ公のことでご回答いただきまして有難うございました。

さっそく分解してみましたら、ホコリが一杯でした。

機械にしろ人間にしろホコリに満ちているのは良くないので、
きれいにお掃除してあげました。

・・・しかし残念ながら同じ症状が出ます。(悲)

マウスのコードが断線しかかっているのかもしれません。
今度会社のPCが廃棄処分になるのでマウスを頂戴するつもりです。


さて今日の夕方はとってもいい風が吹きました。

ソファーに横になっていると、涼しい風が心地良く部屋の中を
通リ過ぎて行きます。

窓の外の暮れ残った青空に、透き通った雲が浮かんでいます。

おもてで遊ぶ子ども達ののどかな笑い声・・・

う〜ん、いい感じ。

好きなシチュエーションです。

そこで、リステンパルトでフーガの技法を聴きました。
弦楽合奏が遠く挽歌のように響きました。

・・・一日の幕が下りようとしています。


※juncoopさん、試験は火曜日ですか。
 ぜひマニフィカトを聴く事になりますように・・・

 今、芸術劇場で古楽の特集をやってます。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 21:38

やれやれ、勉強も一段落し・・・

皆さん、こんばんは、試験勉強もなんとか一段落し、ホッコリしてます。試験は火曜日なので、もう少し勉強します。

バッハの音楽を聴かないのはちょっと寂しいもので、試験終わったら、爆発するように聴こうと思います。

試験がよく出来たら、とりあえず、コルボのマニフィカトで祝祭気分でしょうし、ダメだったら、ヨハネ受難曲でしょうね。

バッハの音楽は、どんな感情の時でも聴きたくなる音楽が必ずありますね。

今日は、KHK教育の芸術劇場 午後10時から、鈴木雅明のマタイ抜粋があります。




From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 12:08

フラメンコ

mont_54さん

>私は日本舞踊とフラメンコには明らかな共通点があると思います。それは腰の線(高さ)が床(地面)に対してほぼ一定であること。つまりバレエのように、ジャンプを頻発して激しく上下動を行うのとははっきり一線を画している点です。私の好きな能もそう(ほぼ同じ)です。

なるほど〜
面白いですね!

僕はフラメンコは「生で観る」専門で、たまに出かけます。
あの飛び散る汗しぶきを、床を踏み鳴らす迫力とバイブレーションを、浴びに行くのが良いんです(笑)
CDはパコ・デ・ルシアとかヴィセンテ・アミーゴのギターを聴くくらいで、ほとんど知識がありませんが・・・

「お寺で音楽の捧げもの」に、対抗して
「能舞台でフラメンコ!」というのも、確かに良さそうです。

あるいは両者のジャムセッション!?
かたや「よォー」
かたや「Ole!」
ただ、床を踏み鳴らすスピードが全然違いますが。(^^;

>skunjpさん
montさんのおっしゃるようにマウスが古かったりしませんか?
僕も実は同じ症状が出まして、マウス交換によってスッキリ治りましたよ。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 10:22

skunjpさん

書き込みするときの、パスワードを変えてみてはどうでしょうか?

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 10:18

まさか?

skun さん。

マウス中のボールの汚れで動きが悪く・・・
(キャップを外して中のピッチローラーを掃除する)

なんて単純な理由じゃないですよね、幾らなんでも(^^;

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 08:13

ネズミの調子が・・・?

マウスを操作している時、

しばしば画面上の矢印が動かなくなります。

そのまま電源をoffするしかない。

これって何なんでしょうね。

せっかく書き込んでも、送信までいかない(涙)

どなたかわかる方いません?

矢印は動かなくなりますが、書き込むポイントにある

カーソルは点滅しています。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 07:51

みなさんお早ようございます。


skunjp さん、
PCの調子が早く回復しますように・・・

 
ナクソスDVD「音楽の旅」シリーズ

J・S・バッハ:ブランデンブルグ協奏曲1〜3番   
ボフダン・ヴァルハル指揮、カペラ・イストロポリターナの演奏

¥1980 DVD(51分)でこの値段! や・や・や・安〜い

昨日、散歩の途中で見つけました。
これから観ます♪


日向さん、
スペインの舞曲といえば・・・

バッハファンにはお馴染みの組曲群に組み込まれている「サラバンド」
あの膨大な組曲の中でも3拍子でろうろうと謳い上げる楽曲。
特に早い走句のクーラントの後(次)に続いているせいもあって、
一際カンタービレに響きます。(盛り上げ効果抜群)

それから、
詳しくはないですが、スペインにもバレエ音楽でならした人がいます。

マヌエル・ド・ファリャ 
20世紀に活躍した人(ドビュッシーとも仲良し)で、
バレエものでは「恋は魔術師」「三角帽子」などの作品が有名
その他オペラでは「はかなき人生」等も・・・

でもスペインと言えば何といってもフラメンコですよね。
こっち方面ではアントニオ・ガデスが好きです。

以下、いささか無理な比較文化論に聞こえるかも知れませんが、
私は日本舞踊とフラメンコには明らかな共通点があると思います。

それは腰の線(高さ)が床(地面)に対してほぼ一定であること。
つまりバレエのように、ジャンプを頻発して激しく上下動を行う
のとははっきり一線を画している点です。
私の好きな能もそう(ほぼ同じ)です。

なんかえらそーに、舞踊評論家のようなことを言ってますね(恥)
単なる好き者の戯言ですから・・・

>mont_54さんはバレエ音楽に傾倒されてるようですが

これ「傾倒」は勘弁してください(^^;

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/06 00:05

PC不良

皆さん今晩は。

PCの調子が不良です。

書き込みしてて2回もフリーズされました。

今日はご挨拶のみ。

おやすみなさい。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/05 12:13

洗濯日和の土曜日です。

みなさん、こんにちわ。
土曜日はなんとなく心に余裕が出来ますね。
でもjuncoop さんは今ごる最後の追い込みか?
月並みですが、頑張って〜!


アマデオさん。
お寺の畳に座ってバッハを聴く、なんていいですねー。

私も最近、大阪長期出張の間に何度か奈良・京都を訪れました。
東大寺の盧舎那仏(大仏さん)や戒壇院の四天王立像を眺めながら
フーガの技法やトッカータを聴いたり・・・
それはもう最高でした。

荘厳な天平芸術(仏教)とキリスト教文化のマッチング・・・
僕にとってはちっとも違和感がありませんでした。

むしろ日本人としては幼少の頃より慣れ親しんできた宗教的空間
なにか天上に浮遊しているような幸福感につつまれたものです。

skunjp さん、
>montさんも不思議な体験を・・・

ちょっと話が戻りますが、
私は高校時代まではクラシックを聴いていました。

クレンペラーのベト7が手に入ったと言う同級生と
午後の授業をエスケープして、彼の家へ聴きに行ったり、
ヴィヴァルディ「四季」を、僕のアーヨ・イムジチと
彼のミケルッチ・イムジチとで「聴き比べ」を洒落てみたり・・

当時バッハと言えば、トッカータ&フーガニ短調や
ブランデンブルグそれに管弦楽組曲くらいしか知らなかったなー

で別の友人が「クラシックを聴いているのなら、こんなのどう?」
と薦めてくれたのが、ブリティッシュ・プログレのイエスでした。
それまでロックの醍醐味はELPのK・エマーソンのナットロッカー
(チャイコのくるみ割り〜冒頭の行進曲をロック調8ビートに
編曲した有名な演奏)程度の経験したなかったんですが、
イエスにはハマりましたね。
何せこのバンドのベース(Cスクワイア)はベースにしては
かなりのハイポジションでメロディラインを弾く・・・
まるでというより立派な独立声部を形成しています。

その他ではツインリード(ギター)のウィッシュボーンアッシュ
やドゥービーBROS等、どれも多声で鳴らすバンド。

結局この頃から既に私のバッハ回帰の予兆はあったのです。
こういうのも「因果は巡る」というのでしょうか(^^;


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/04 21:55

3時のおやつの時間です

mont_54さん

>仮に地球上の全ての人に(知らない人にも)
 「G線上のアリア」の一節を聴いてもらって、
 「あなたはこのメロディ、好きですか?」と質問したら、
 多分過半数は取れるんじゃないでしょうか?(^^;

うん、それは確かですね。
結局、食わず嫌い・・・というか、それ以前の問題として
バッハに親しむチャンスが少なすぎるんでしょうね。

これは音楽教育の問題でもある。例えば学校給食の時間に
毎日バッハを流せばバッハファンを大量生産できるでしょう。
・・・洗脳??? (^^;;


アマデオさん

>1994年、「音楽の捧げもの」を生で聞く機会が訪れました。場所は、
 京都の東福寺。 その方丈です。出演者は、チェンバロがロベール・コー
 ネン、ヴィオラ・ダ・ガンバが ヴィーラント・クイケン、フラウト・ト
 ラヴェルソがバルトルド・クイケン、ヴァイオ リンが寺神戸亮でした。
 演奏が素晴らしかったのはいうまでもありません。コンサート終了後、
 僕は持って行っていたヴァイオリンケースに皆さんのサインをしてもらい
 ました。クイケン兄弟の手は、大きくて温かかったです。人柄の温かさま
 で伝わってきた演奏会でした。

とても良い経験をされましたね。\(^o^)/
うらやましい。

僕も音楽の捧げ物が大好きでして、どこが一番好きかというと、あの
種々のフーガ群です。
あのフーガ群だけは何度聴いても飽きません。
「フーガの技法」以上に魅力的。
何か深い宇宙的なものの消息を感じます。
・・・あそこから悠久の世界につながっているんですね。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/04 06:53

厳しいなあ・・・

skun さん、

>バッハファンの割合なんて、小数点以下3、4桁%じゃ〜

ですか? う〜む・・・・でも

仮に地球上の全ての人に(知らない人にも)
「G線上のアリア」の一節を聴いてもらって、
「あなたはこのメロディ、好きですか?」と質問したら、
多分過半数は取れるんじゃないでしょうか?(^^;

>でも、だからこそ、この掲示板の存在は貴重

仰るとおりですね♪

From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/03 22:50

「音楽の捧げもの」の思い出

 僕が繰り返し聞いている曲の中に、「音楽の捧げもの」があります。
初めて聞いたのは、大学生の時です。その時聞いた録音は、グスタフ・レオンハルト、クイケン兄弟の出演する、ドイツ・ハルモニアムンディのものでした。中でも、6声のリチェルカーレ、トリオ・ソナタに感銘を受けた覚えがあります。
 1994年、「音楽の捧げもの」を生で聞く機会が訪れました。場所は、京都の東福寺。その方丈です。座席の指定はなかったので、開場と同時に、中に駆け込み、一番前に陣取って畳の上に腰をおろしました。演目は、何曲かのトリオ・ソナタの後に、「音楽の捧げもの」というものです。出演者は、チェンバロがロベール・コーネン、ヴィオラ・ダ・ガンバがヴィーラント・クイケン、フラウト・トラヴェルソがバルトルド・クイケン、ヴァイオリンが寺神戸亮でした。
 演奏が素晴らしかったのはいうまでもありません。コンサート終了後、僕は持って行っていたヴァイオリンケースに皆さんのサインをしてもらいました。クイケン兄弟の手は、大きくて温かかったです。人柄の温かさまで伝わってきた演奏会でした。
 余談ですが、1997年に、京都の市民ホールアルティで寺神戸亮さんの、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲演奏会が行われました。2日間連続のものです。その時の演奏の素晴らしかったこと。本当に心のこもった無伴奏でした。思えば、寺神戸さんの無伴奏の録音は、非常に時間をかけて、何度も取り直したとのこと。何度か聞いていて、非常の完成された演奏だとは思うのですが、あの演奏会のような生な感じがないのです。寺神戸さん自身が素晴らしい演奏家だけに、残念ですが、「録音」ということにはつきまとうものなのではないでしょうか。
 今日、リヒターのヨハネが届きました。ゆっくり聞きたいと思います。では皆さんおやすみなさい。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/03 15:45

当掲示板の醍醐味            

♪juncoopさん

試験頑張ってください。
juncoopさんは40台のはじめ頃だと推察しますが、ガンバ
ってますね。とてもマネができません。

僕なんて英語の会社なのにTOEICさえ受けていない。

・・・ともかく最善が成りますように。(^o^)


♪mont_54さん

>音楽話って短命です。とほほほ・・・
 今度、アプローチの仕方を変えてみようかな〜
 何かいいアイデアでもありませんかね?

・・・同感です。(^^;;

良いアプローチの方法ですが、僕はもう諦めてますね。

たとえば、バッハを聴いていて「やっぱりモーツァルトは
いいわねー (^o^)」と のたまうのが、僕も最も身近な人
(妻)であってみれば・・・(^^;;

だもんで、周囲の人とは音楽の話をほとんどしません。

だってクラッシク人口は音楽ファンの数%でしょうし、その
なかのバッハ愛好家はさらに数%。結局、人口に占める
バッハファンの割合なんて、小数点以下3、4桁%じゃ
ないでしょうか?・・・孤独ー。(-_-;)

でも、だからこそ、この掲示板の存在は貴重なんですよね。
\(^o^)


♪アマデオさん

クイケンとレオンハルトの組合わせは僕も大好きです。
取り合わせの妙というか、相性がとってもいいですよね。

レオンハルトの繊細なアゴーギクでたゆたいながら、同時に
どっしりとした音楽ベースの上に、クイケンの幻想的で憧憬
感にあふれた古楽派フレージングがからみつく・・・
そんなヴァイオリンソナタであります。

今も同曲のファーストチョイスですね。
僕も何度聴いたかわかりません。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/03 17:24

バッハの不思議 〜音楽の2相構造

皆さん、こんにちは。おやつ時の小休止です。

今朝もバッハのカンタータNo76番を聴きました。
第二部の開始シンフォニアは先日も書いたとおりオルガンソナタに
改変されるのですが、本当に優れた曲です。

ヴィオラ・ダ・ガンバとオーボエ・ダモーレにより奏されますが、
とても慰めと励ましに満ちた音楽になってます。

そこでフト考えたことは、カンタータに存在する器楽曲というのは、
その曲想が歌詞に密接に結びついているんではないか、ということ。

実際にこの慰めと励ましに満ちたシンフォニアの次に歌われる歌詞は、
まさに、信仰者への「慰め、励まし」が歌われているのですねー。

そう考えると、カンタータNo52番のブランデンブルクNo1の
転用も理解できる。52番の歌詞は「この世にご注意!」という
内容で、まあ、ブランデン1番は「この世の象徴」ということに
なるのでありましょう。ムムム(^^;;
しかしながら・・・
ブランデンブルグ協奏曲のファンとしては、この仮定はやや気に入
りません。だって、あの晴れやかな名曲に裏があるようで・・・

そこでいろいろ思案したのですが、結論として、バッハは同じ旋律
にふたつの側面を与えているのではないか、ということです。
つまりバッハにおいては音楽が<2相構造>になっている。

この観点に立てば、ブランデンブルクNo1のホルンが活躍する晴れ
やかな音楽は地上の王を通して世界を統治される神を賛美するもので
あり、いわば「天的な相」の側面を表す。片や、同じ音楽がカンター
タ52番で使用された場合は、この世の象徴としての、いわば「世的
な相」の側面を表す。

この仮定の裏付けとして格好の例があります。それは世俗カンタータ
No213の第3楽章ソプラノアリアが、クリスマス・オラトリオ
第二部の、あの有名な「子守歌」のアルトアリアに転用された例です。

世俗カンタータでは、ヘラクレスを誘惑する「快楽に身を委ねましょ
う」という結構艶っぽい歌詞内容であり、クリスマスオラトリオでは
眠れる幼子イエス様への「聖なる愛」を歌います。
同じ愛でも正反対じゃないですか!

ここではっきりと、同じ音楽が「世的な相」と「天的な相」の2相
構造になっているのです。

しかしバッハの面白いところは「世的な相」もないがしろにして
いない点です。そこがとっても共感できますね。(^^;;



From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/02 23:45

みなさんこんばんわ♪

juncoop さん、
>来週、ちょっと試験がありまして〜

どういう試験なのかは存じませんが、
私の知り合いの登山仲間が去年、確か52歳で難関の不動産鑑定士
に合格しました。
この歳でよくやるなあ・・・と感心してしまいました。
絶対頑張って下さいね。


アマデオさん、
ヨハネも欲しいのですが、目下の私の目論見は・・・
鈴木雅明さんのマタイ(DVD)を購入しようかな。
なんです。
一度映像付きで観てみたい、そうすれば感動も違うかも?

でもボクにとって、やはりメンゲルベルグはいいです。
まったく録音もカットもろくでもないですケド、
あの感動は他では得がたいです。
宇野センセーの論評を信じた中で、唯一引いた当たりでした(笑)


skunjp さん、
私はいつも「クラシックファンですか?」と人に聞かれると
「いえ違います。でもバッハは好きですけど」と答えます。
クラシックファンと誤解されて、モーツァルト・ベートーベン・
ショパンなど等・・・あまり聴かない分野に話が及ぶと困る(^^;

ボク「ピアノが好きです」
相手「へぇー、でどんな?」
ボク「グールドって知っています?」

相手がここで「知りません」と来ると(ほとんどのケースがこれ)
この話はお終いになります。
でも、面白いことに相手がジャズファンだったりする場合
「名前だけは知っています」とくるんですねー。何故か・・・笑

仮にボクが「グールドって知っています?」の代わりに
「バッハをよく聴きます」と答えると、幾分まだ会話は続きます。
でも最後にはやっぱりボクの場合「グールドって知っています?」
になってしまうので、相手がよほど音楽好きでもない限り
音楽話って短命です。とほほほ・・・

今度、アプローチの仕方を変えてみようかな〜
何かいいアイデアでもありませんかね?

From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/02 21:14

バイオリンとチェンバロのためのソナタ

 皆さんこんばんは。
 今日は、バイオリンとチェンバロのためのソナタを聴いてみました。
聞いたのは、グスタフ・レオンハルトのチェンバロ、
シギスヴァルド・クイケンのバイオリンによる演奏です。
 今から30年前の、1973年録音、シギスヴァルドはなんと29歳という若さです。
演奏は、何とも瑞々しく、音にハリがあって、意欲に満ちたものです。
レオンハルトのチェンバロがまた素晴らしい。色彩豊かな、
万華鏡のような輝きです。しかし、音楽そのものは落ち着いた
しっとりとしたものです。
 バイオリンをやっている関係で、バッハの器楽曲もよく聞きます。
僕が好きなのは、無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ、
無伴奏チェロ組曲、ビオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ、
バイオリンとチェンバロのためのソナタ、コンチェルトなどです。
 早くカンタータにも手を出したいと思うのですが、なかなか曲数が
多くて手を出しかねています。どっかでまとめてどーんと買いたいです。その時は、鈴木雅明さんのシリーズで買いたいものです。
 皆さんのお話を、いつも興味深くうかがっております。juncoopさん、試験頑張ってください!

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/02 20:53

来週に試験が!!

皆さん、こんばんわ。

来週、ちょっと試験がありまして、毎日HPは読んでいるのですが、

書き込みの時間がなく、皆さんのお話にぜひコメントを書き込みを書き

たいところ、来週まで、ちょっとロムしておきます。すみません。

バッハもしばらく聴けません、悲しい!!

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/02 17:38

音符の間から愛が 〜      

mont_54さん、juncoopさん、皆さん、こんにちは。

>今思うんですが、何のことはない。
 僕って、お釈迦様の手の平の内で弄ばれた孫悟空だったみたい。
 デス(^^;

うんうん、良く解ります。
それにしても、montさんも不思議な体験をなさったんですね。
やはりmontさんにとってもバッハは特別な存在なんですね。(^o^)

僕も同じです。バッハの音楽を聴くと、「神の愛」を深く感じます。
他にはないんですよ。
<音符の間から愛がにじみ出てくる音楽> なんて。
心の奥深くがじんわりと満たされ、頭がシーンと冴えてくる。

・・・

さて、例によって今朝も鈴木さんでカンタータを聴きました。
聴いたのはNo76「天は神の栄光を語り」です。

このカンタータはNo75とならぶ長大な曲で、それぞれ14曲の
曲数があり30分以上かかります。なぜこれほど大規模かというと、
ライプツィッヒ時代として正式な第一作と二作目ということで、
バッハはことのほか気合いを入れて作曲したようです。
(それぞれ短いNo22、23は採用試験の曲でしたね)

14曲という曲数についてですが、14はご承知のようにバッハの数
と言われています。
B=2、A=1、C=3、H=8で、足すと14になる。(^^;;
ライプツィッヒへのお目見えカンタータに、バッハは自分自身の象徴
を込めたのでしょう。

さて問題の曲の中身ですが、第一部と第二部に分かれており、第一部
は壮大な合唱曲、第二部はシンフォニアでスタートし、それぞれの結
びを同じコラールで締めくくるという手法。

とりわけ面白いと思うのは第三曲ソプラノアリアの旋律が伝ハイドンの
いわゆるセレナード(弦楽四重奏曲Op3の5)の冒頭旋律と全く同じ!
なのであります。この作品は実はハイドンではなくホフシュテッターと
いう人のもののようですが、ここまで同じと言うことは、ホフ君の実に
歴然たる盗作でしょうね。(^^;;

ともかく、ここが鳴り出すと伝ハイドンとごっちゃになって頭が混乱して
しまうのです。

でも今朝は、もう慣れたのか違和感はかなりなくなっていました。
このカンタータには美しい曲がたくさんあります。
第一部冒頭の豪壮な合唱曲は「前奏曲とフーガ」風の巧妙な二部形式。
第二部冒頭のシンフォニアも、後にオルガンソナタBWV528の第一
楽章に転用された優れた音楽です。
それぞれを締めくくるコラールの和音進行が実にユニークで瞠目もの。
ちりばめられたアリアも美しいナンバーが沢山あります。

・・・こうして全体を改めて聴くと、変化に富む堂々とした名作です。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/02 00:03

孫悟空のお話

皆さんこんばんわ。
夜遅いので手短にすませます。

私にとってのバッハって何だったの?(告白風に)

私は多感な青春期、ロック・R&B・ジャズといろいろ走りました。

そしてやがて、バッハにたどり着きました。

たとえばロック、いわゆるプログレといわれるやつで、
なかでもイエス(バンド名ですよ)が大好きでした。
何故か、作風がクラシカルだったから?
(でも、あまり深く考えた事はなかったです)

ときにこのイエスの名アルバム(最高)に
「危機」(原題はCLOSE TO THE EDGE)というのがあります。
2曲目に「教師と牧師」というのがあるんですが、
この中にリードヴォーカルとバックヴォーカルが絡むのですが、
ややフーガ気味でそれも見事なストレッタを利かしてくれます。

今思うんですが、何のことはない。
僕って、お釈迦様の手の平の内で弄ばれた孫悟空だったみたい。
デス(^^;


それから・・・「グランドバスこそはバッハの命」
私はよく人にこう言います。

From 松明堂音楽ホール( HP ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/01 18:20

ルチアーノ・コンティーニ/最も有名なリュートの名曲集

すみません、コンサートの告知をさせてください。

【ルチアーノ・コンティーニ/最も有名なリュートの名曲集】

日時:2003年 7月20日(日)14:30開場 15:00開演
会場:松明堂音楽ホール(西武新宿線「新所沢」東口徒歩2分)
料金:全席自由4000円(税込)80席限定
出演:ルチアーノ・コンティーニ(リュート)
プログラム:
 組曲二短調(ヴァイス)
前奏曲とフーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998(J.S.バッハ)
はかない望み、ファンシー、ラクリメ、蛙のガイヤルド(ダウランド)
 組曲ト短調BWV995 (J.S.バッハ)
チケット予約・お問合せ: 
松明堂音楽ホール 042-992-7667
http://www.linkclub.or.jp/~shomeido/  
-----------------------------------------------------------
数多いリュート作品の中から傑作を集めた贅沢なプログラムで、リュートの魅力をたっぷりと楽しんでいただけるコンサートです。
CDでは聴くことができても、生演奏を聴く機会の少ないルチアーノ・コンティーニが、ついに松明堂音楽ホールに登場します!
古楽器のために作られ、数々の古楽奏者より「最高の響き」と絶賛されている80席限定の松明堂音楽ホールで、ルチアーノ・コンティーニの艶やかなリュートの音色をぜひ堪能して下さい。
既に他ホールでのチケットが完売となっているルチアーノ・コンティーニ!
お早めに御予約を!
-----------------------------------------------------------
松明堂音楽ホール 
〒359-0044 所沢市松葉町17-5
tel.042-992-7667 fax.042-992-7668
shomeido@air.linkclub.or.jp

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 07/01 15:20

神の形をした空洞

juncoopさん、皆さん、こんにちは。
おやつの時間です。(^o^)

>バッハは、毎日聴いてしまうのですが、なんでこんなに魅力があるの
 でしょうか? G線上のアリア。あの曲の美しさは、私を魅了するに
 は十分すぎる音楽でした。第1Vnの華麗な旋律は、神の声を聞いた
 と思いました。

全く全く同感です。

僕もバッハ以外にいろんな作曲家の作品を聴きますが、それは極言すれ
ば <よりよくバッハを聴くため>なのです。バッハばかりを聴いてい
ると僕の場合感覚が煮詰まってしまうので、他の作曲家の曲を聴いて
風穴を開けます。でも、すぐまたバッハに戻りたくなる。
そんな時に聴くバッハは本当に感動が倍加するのです!!!

バッハの音楽の特徴のひとつは、juncoopさんも仰るとおり「通奏低音
の魅力」であると思います。
そして僕は(超個人的見解ですが)<通奏低音は神>だと思うのです。
その上にさまざまに展開する<旋律は人間>を表す。

旋律と通奏低音は決して離れることなく、互いに影響し合い楽曲は進行
する。もっと言うなら、通奏低音のリードと保護のもとに、はじめて旋
律は伸びやかな歌を歌い出すのです。
その歌は<神と共にある人間の歌>です。

カンタータ170番の中に興味深い例があります。その中でバッハは、
わざと通奏低音を排除した曲を書いたのです。それはバッハによると
「平安のなさ」を表し、悪魔的な空疎さの表現であるようです。
つまり、通奏低音=神のリードを失った、旋律=人間の歩みが、いかに
危ういものであるかをバッハは暗示したかったのではないか、と思う
のです。

その後、啓蒙主義の時代を経て人間が神から離れたと同じ時期に、旋律
もまた通奏低音を捨てました。そして旋律は自由を謳歌して、空高く
音空間を飛翔し<個としての人間の歌>を歌うようになりました。
しかし、失うものも大きかった。

・・・それは何でしょう?

それが何であるかともかくとして、僕たちがいつもバッハに戻る理由
は、この辺にあるのではないでしょうか?
             
     (人間の心には神の形をした空洞がある。パスカル)
      http://www.hi-ho.ne.jp/toshi7/kaminoai.htm

バッハに惹かれる人は、この部分が敏感な人だと思います。


 >『カンタータNO52「偽りの世よ、われは汝に頼まじ 」、
 前にも、述べましたが、私は、バッハについてはこう考えます。
 バッハという人は、作曲する上では、常に僕(しもべ)なんです。
 ですから、教会音楽には力を入れて、世俗音楽には手を抜くなん
 てバッハにとっては考えられないことだったでしょう。

本当にそうですね。確かアーノンクールが言ってましたが、当時は
今と違って教会と世俗の不幸な分離はなく、まさに「信仰的」な時代
であり、人々は神の栄光を現すために「飲んで、食べて、めとって」
いたということですね。

ポンマーの管弦楽組曲は僕も売ってしまい持っていません。何でだろ
う。今思うにちょっと特徴のない演奏だった気がします。

ポンマーのカンタータは3枚持っています。

●No51(ロッチェのNo143,14とのカップリング)
ギュトラーのTPが素晴らしい。フリンマーは線が細いが清楚。
●No56、82
 ジークフリート・ロレンツのバリトンが端正な中にひたむきな情熱。
 格調高い。一時僕のリファレンスでした。素晴らしいCD!
●No55,84,199
 シュライヤーはベテランの味。ソプラノはリューバ・フライベルガー
 というチェコの中堅? 華やかな美味しい声です。

いずれもポンマーの長所として、粘らないテンポで曲構造を簡潔に描き
出し、しかもオリジナル派のように響きが薄くなることもない。モダン
楽器のオリジナル派風奏法だと思います。録音も優秀。\(^o^)
オケはライプツィッヒ新バッハコレギウムといいますが、これがとても
上手い。復元協奏曲でも素晴らしいですよね。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 06/30 21:33

バッハについては・・・・

皆さん再び、こんばんは。
バッハは、毎日聴いてしまうのですが、なんでこんなに魅力があるのでしょうか? バッハの音楽は、ご存知のとおり交響曲、オペラやレクイエムを除く、いろんなジャンルに及んでおります。しかもどのジャンルにも必ず名曲が存在しますね。もちろんモーツアルトやベートーヴェンにも同じ事が言えるのですが、私の場合でいきますと、ベートーヴェンやモーツアルトも好きなんですが、しかしバッハ程、夢中にはさせません。数多くの音楽家がいる中、全曲を揃えて聞いてみたくなるのは、バッハだけなのです。どうしてかは、解らないのですが、バッハは私にとって最も相性のいい音楽を作曲しているのかもしれません。私の好みなのかもしれません。しかし、多くの人々がバッハを愛しておりますね。もし「バッハの魅力とは?」と尋ねられても、すぐには思いつかないですね。一言で決して表現できるものではありません。あの不協和音の美しさかもしれないし、フーガ、対位法なのかもしれないし、ただ私がバッハを好きになったきっかけは、G線上のアリアでした。あの曲の美しさは、私を魅了するには十分すぎる音楽でした。決して複雑な音楽ではなく、あのメロディアスな低音が単純に伴奏されるのですが、第1Vnの華麗な旋律は、神の声を聞いたと思いました。あのような美しい音楽は、バッハのいろんな音楽に顔を出します。

カンタータ第151番の冒頭アリアのソプラノとフルートの旋律
2つのヴァイオリンのための協奏曲第2楽章
カンタータ第54番の冒頭アリア
マタイのバス・アリア「わが心よ己を清めよ」
カンタータ第82番第3曲アリア
チェンバロ協奏曲第5番のラルゴ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番アンダンテ
カンタータ第140番テノール・コラール
ロ短調ミサ キリエより第2曲デュエット
クリスマスオラトリオのパストラーレ・シンフォニー
カンタータ第149番第4曲ソプラノ・アリア

など挙げていけばキリがありません。カンタータ第151番の冒頭アリアや第149番のソプラノ・アリアは、リリングで聴きますと、あまりの美しさに感動せざるを得ません。
私は、バッハの美しい音楽に魅了されるし、苦悩に満ちた合唱やアリアをはじめとする音楽にもとても魅力を感じます。技巧的な音楽も沢山ありますし、フーガの技法などの音楽にも魅力がありますね。平均律などを聴いておりますと、あの24曲の音楽は、まさに喜怒哀楽が感じられ、それぞれの曲が魅力ある音楽です。

書き込みしてるうちに、何が言いたいのかさっぱり解らなくなってしまいました。