クラシック音楽掲示板


目次
過去記事 <<(全1000件)>>

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/28 21:50

今日の音楽

皆さん、こんばんわ。残暑が続きますざんしょ?

毎日疲れてますねーー。帰るとバッハの音楽で安らぎますね。


★skunjpさん

リステンパルトのカンタータ第57番よさそうですね。
正統派の演奏ですので、かなりいいと思いますね。
リステンパルトは過去にエラートからマニフィカトが出ておりましたね。


【最近のCDから】


エラートから、50周年記念発売で過去のLP時代のCDが再発されていきますのが、楽しみなのは先日も書いたところ。

●バッハ/ブランデンブルク協奏曲全曲

クルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロアルテ室内管弦楽団
レーデル(fl)ピエルロ(ob)マイゼン(fl)アンドレ(tp)
ヴェイロン=ラクロワ(cem)バルヒェット(vn)

これはレーデルのステレオ2回目の録音で、以前LPでよく聴いておりました。本当は1回目が聴きたかったのですが、この2回目は豪華なソリストで、暖かい演奏となってますね。

レーデルはフーガの技法を1953年頃に録音をしているのですが、その時のカノンをチェンバロで演奏したのは、カール・リヒターでした。


●フォーレ/レクイエム

ミシェル・コルボ指揮ベルン交響楽団他、フッテンロッハー(B)

この演奏、コルボにしては珍しュ、少年聖歌隊を使用してまして、ソプラノもボウイソプラノで、清楚な感じはしますものの、やはりクリュイタンスの名演が忘れられませんねーーー。


●バロック・トランペット協奏曲集

モーリス・アンドレ(tp)ウィーン合奏団

●ファッシュ、パッヘルベル組曲集

パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団

アンドレについては、トレルリとテレマンの協奏曲がやはり素晴らしいですし、パイヤールとのファッシュのトランペッ協奏曲もなかなか素敵な演奏となっております。ただ曲が、それほど一流の名曲とはいえませんので、あまりお勧めは出来ないかも。ただパッヘルベルのカノンが優れているのと、パッヘルベルやファッシュの組曲が珍しいので、バロック・コレクターズ・アイテムとしては、持っておいてもいいかもしれませんねーー。

★今回の大失敗CD

●R.シュトラウス/ドン・ファン
●ヘンデル/合奏協奏曲第10番ニ短調op6−10
●ブラームス/交響曲第1番ハ短調

フルトヴェングラー指揮ベネズエラ交響楽団 1953年

お代は990円

安いので買ってみたらーー、かなりお粗末な録音。演奏も決して満足出来るものではありまへんなーーー。フルヴェンと私はどうも相性が悪いようです。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/27 20:20

57番 「試練に耐うる人は幸いなり」

juncoopさん、お疲れのご様子ですね。
どうか、元気になられますように。

それにしても、junさんのbach1000でとりあげられる、カンタータ第
57番 「試練に耐うる人は幸いなり」も実に良い曲です。

今朝はヘレヴェッヘで聴きました。とても柔らかい表現です。
しかしヘレヴェッヘの演奏はその中に強い芯がある。

僕がさらに好きなのはある人からいただいたリステンパルトの演奏。
(ACCORD)ウルズラ・ブッケルの歌う第3曲はほんと泣けます。
ステンフリのバスも柔和で誠実。リステンパルトの設定するテンポが
また絶妙。この人は奥の深い芸術家ですねー。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/27 18:01

オヤジ? (^^;;

montさん、ひょーかいして良かった。(^^;;

フルニエと言えば、フィリップス盤もありましたよね。
これも熱い演奏とか・・・
フルニエって結構熱いのがお好き・・・?

名前からして full煮え 

・・・アッいかんmontさんの影響でオヤジの世界まっしぐら(^^;;

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/27 00:22

セロ弾きのゴーシュ

皆さん、今晩わ。

矢も立てもたまらず投稿します。

kuzunoha さん、お久しぶりです。
フルニエ盤「無伴奏〜」に関する解説(情報)有難うございます。
何と、私の入手したものは「とんでもない演奏」のACCORD盤だった!

実のところ、skunjp さんから「過不足のない〜」と言われ、
えッ、どっどこがー? てな具合に内心とまどっていました(^^ゞ

日頃 skunjp さんの論評には全幅の信頼を寄せている僕だけに、
そのとまどい(と言うよりイメージギャップ)も大きかったのです。

でもお陰様でこの疑問も一気に氷解
「あ、ひょーかい」ナーンチて・・・嘲

低音部では狼の唸り声であったり、ハイポジションに移っては、
まるで声が裏返って悲鳴を上げたり、また時には「ベッベッ」と唾を
吐き捨てるように・・・・

とてつもなくインパクトのある素晴らしい無伴奏〜ですよね。

僕はこれを聴いて、思わずあのセロ弾きのゴーシュが演奏した
「インドの虎狩り」を連想してしまいました。
普段はセロ弾きのゴーシュと聞くとバッハの無伴奏を連想するんですが
これは正に逆方向の連想ということですね。

因みに
この不思議で魅力ある「ゴーシュ」という名前ですが、
フランス語か何かで左・左手・不器用という意味があるそうです。
ついでに、それが宮澤賢治の小説の出てくる曲かどうか解りませんが、
「インドへ虎狩りに」という曲もあった(ある)そうです。

してみると、グールドは「ピアノ弾きのゴーシュ」ということか?

とまあ、最後は僕らしくグルねたで締めくくってみました。ではまた・・

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/26 23:40

ネタ切れnujikoaのつぶやき・・・

皆さんのお話を聞いていると、

まるで、プロのバイヤー達のウラ話を聞いているかのようで
楽しいことこの上ないです!(^^)


kuzunohaさんの「一度だけ」のお話も興味深く読ませていただきました。
やっぱりこういうことって誰にでも一度はあるんでしょうね。
でも、それが録音という形で残されているというのはなんとも貴重にして珍しいこと!
(他の演奏家の「一度」が無いか、思い浮かべようとしたもののなかなか出てこないのです。)

先日言いましたとおり現在ネタ切れの私。今日はこれまでです。

(はい・・・皆さんのお役に立つようなことは一片も語らずじまい・・・;;)

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/26 22:05

エラートの名盤!!再発

皆さん、こんばんわ。お久しぶりです。

毎日、暑さと、限りない仕事に繁忙しておりまして、遅く疲れて、ヘトヘトの毎日。

こんな私ですが、嬉しいことが、エラートの過去の名盤が初CD化または、再発されますねーーー。嬉しい!!


★レーデル→ブランデンブルク全曲、音楽の捧げ物、オーケストラ名曲集など

★リステンパルト→モーツアルトのアイネクライネ

★コルボ→フォーレのレクイエム

★ピヒト=アクセンフェルト→ゴルドベルグ

★アンドレ→バロック・トランペット曲集、ハイドンの協奏曲

など懐かしい名盤が出てきますねーーー。買いどすえ!!


ところで、ヴアイオリン・ソナタの話題がすごいですね。

私も先日、シェリングの入手でかなりの種類になりました。

コーガン、バルヒェット、シェリング、スーク、サントス、グリュミオー、シトゥコヴェツキーの8種が、気がつけばありまして、ちょっと集めすぎましたーー。

ながてもーーバルヒェット、コーガン、シェリングはやはりお気に入りの名盤ですねーーー。


感想はのちほど。


あーーつかれたーーー




From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/26 21:06

バイオリンとチェンバロのためのソナタ

 皆様ご無沙汰しております。長らく実家に帰っておりましたが、
先日の日曜日、920q運転して、鹿児島に帰ってきました。なか
なか鹿児島は遠い。今更ながら、思えば遠くへ来たもんだ、なんて
思ってしまいます。それにしても、故郷の言葉はいいですね。やは
り、僕には北河内弁が合っているようで、なんだか気持ちまで生き
生きします。

 さて、しばらく見ない間に、バイオリンとチェンバロのためのソ
ナタ、無伴奏チェロソナタなどが話題になっているようで、クイケ
ン兄弟とグスタフ・レオンハルトを心から敬愛する僕としては、や
はり一言申し上げなければなりますまい。

 バイオリンとチェンバロのためのソナタは、やはり若き日のクイ
ケンが、29歳の時に録音したディスクがお勧めでしょう。チェン
バロはレオンハルトです。この時のクイケンは、マッジーニ派のバ
イオリンを用いており、音色は明るく可憐で、レオンハルトのチェ
ンバロはすみずみまでがっちりと考え抜かれていながら、あくまで
瑞々しい、本当に静かで気迫に満ちた演奏です。すばらしい。

 無伴奏チェロソナタは、鈴木秀美氏の演奏がお気に入りです。特
に6番のチェロ・ピッコロの演奏は生き生きと踊るようです。鈴木
秀美氏の最近の演奏はどれも素晴らしいのですが、静かな中にニュ
アンスの豊かさやしっかりした舞曲のテンポを確実に盛り込んでく
るところが本当に素晴らしい。

 皆さんのお薦めの演奏は、僕はほとんど持っていないので、ぜひ
これから揃えていきたいと思います。とくにモダンの演奏は、僕が
非常に弱いところなので、しっかり聴いていきたいです。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/26 18:01

渋い選択・・・

>私はドラエモンに頼んで1959年のスイスに連れて行ってもらい、
 この風邪ひき男の首を絞めたくなりました)

アハハ、これは笑えますね。

しかし皆さん、渋いところを攻めてこられますね。

フルニエのアコード盤、メニューインとマルコム盤、
グリュミオー/サルトリ盤、それに
シェリング無伴奏の旧盤、等、全部持っていません。(^^;;

・・・ならば僕も、取って置きのをいくぞ。

<レーデルの「音楽の捧げ物」は断然モノラル旧盤が良い!>

実は昔懐かしいエラートの廉価版がリニューアルされて
やがて出るのですが、期待して予告を見たのに、上記
アイテムはステレオ新盤だった。(-_-;)

でも、レーデル/ブランデンブルクもリマスターで音が良さ
そうだし、あとパイヤールの諸国の人々も出るしで、まあ
嬉しくはあります。


※明日、8月27日、ヘレヴェッヘのカンタータ新譜が
 出ます。最近のヘレちゃんのレベルの高さから言って
 これは絶対「買い」でしょう。(^o^)



From kuzunoha_bach( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/25 22:58

フルニエの「一度だけ」

「過不足のない」フルニエはもちろんすばらしいですが、
「過不足だらけの」フルニエはもっと好きです。

無伴奏の歴史的名演としては、1960年録音のアルヒーフ盤が良くあげられますが、
その前年に、スイス・ロマンド放送のスタジオライブという録音が、ACCORDから出ています。

最初に見かけたときは、同じような時期の録音を二つもいらないと思ったのですが、
次に見かけたときは、ずいぶん安かったので買ってみました(何じゃそれは?)

ところが、これが実はとんでもない演奏で、
たとえて言えば、流れる汗と涙を拭おうともせずに、髪の毛振り乱してバッハの神髄に迫ろうとするような演奏なのです。
多少の不備など、ものともせずに突き進んでいきます。

これが同じフルニエなのか?
私は、少なくとも「気迫」に関しては、カザルスの無伴奏を超えるものは無いだろうと思っていましたが、
この演奏を聞くと、その考えを修正しなければならないと思います。

第3番のサラバンドなど、その極致で、ここでかなりしつこく咳払いが続くのですが、フルニエの集中力はいささかも乱されることがありません。
(私はドラエモンに頼んで1959年のスイスに連れて行ってもらい、この風邪ひき男の首を絞めたくなりました)

江戸っ子のそば通の男が、「そばなんてものは、汁にどっぷり浸けて食うもんじゃあねえ」と平素言いながら、
死ぬ前に「一度だけでもたっぷり汁につけてそばが食いたかった」と嘆いたという話がありますが、
この演奏は、フルニエの「一度だけ」だったのかも知れません。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/25 20:27

しつこくヴァイオリンソナタ

kuzunoha bach さん、ご無沙汰しています。

>演奏はメニューインとマルコム、珍しいのはヴィオラ・ダガンバの
 通奏低音が加わっていたこと。

この演奏は寡聞にして知りません。
通奏低音といえば、A・アーノンクールの盤にも通奏低音が入ってま
したっけ。通奏低音はもちろんご主人。

それまでヴァイオリンソナタと言えば、ヴァイオリンがプリマドンナの
ように輝いてチェンバロはその伴奏、というイメージを持っていまし
たが、アーノンクール夫妻の盤は、低音の上に語り合うヴァイオリン
とチェンバロという、トリオソナタ的図式をいやが上にも意識させる
もので、その面白さは目からウロコものでした。

そして、ヴァイオリンとクラヴィアの対話を鮮やかに印象付けるもの
としてダントツなのがグールド/ラレード盤でしょうか、mont_54さん。

第1番の冒頭、スタッカート奏法でポツポツと弾かれるあのテーマは、
いつもの憂愁の情念からさらに一歩進んで、非常に現代的な孤独
感の表白といった趣がありますね。

深夜スタジオにこもったグールドが、他者の存在を消し去って、
共演のヴァイオリニストさえも目に入らないような没我の境地で
紡ぎ出した歌は、ピアノパートだけで完璧に自己完結しています。
そこに乗らなければならないラレードはさぞ弾きにくかった事でし
ょう。

しかし結果的に、この演奏はとてもユニークな名演になっています。
功労者はラレードです。彼の知性と包容力はグールドをスポイル
することなく、グールドのテンポの中で自分の歌を歌いきっている
んですね。う〜ん、そこが偉いと思います。 パチパチ (^^)

もちろん、「ヴァイオリンがもっと個性的だったらさらに面白い演奏
になっただろうに」、という意見もあるでしょうが、そうなったらなった
でグールドを殺す可能性もあるでしょう。

でも、ズーコフスキーあたりがやったら一風変わったものになった
だろーなー、などという思いも否定できません。

>Yahooにはジャコテ盤を押しておきましたが、実はサルトリ盤の
 方がさらにグリュミオーらしくて、聞いて一番うれしかった録音か
 も知れません。

そうですか。サルトリ盤はマークしていませんでした。
グリュミオーのあのザラリとした風合いが、かえって若々しい新鮮な
力を感じさせる音の魅力は、たとえばルクーなんかでもモノラル旧盤
の方が歴然とあるので、サルトリ盤の方がおいしいかもしれません。
以後チェックします。

>いわゆる古楽器の演奏では、カルミニョーラとマルコンの演奏は、
 特にうまいなあと思います。

誉めていただきホッとしました。(汗)

>なんか、私のための相談コーナーになっちゃってますね、

そうですよ、nujikoaさん。
ここはnujkoaさんのための相談コーナーです。
それにしても皆さん心優しいですねー。

僕としても、機会があったらグリュミオー盤とグールド盤をMDに落と
して差し上げたいくらいです。 (^^)

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/25 01:50

葛の葉さん

の、HP掲示板もたまに覗かせていただいてますよ。

(最近skunjpさんの登場が無いな〜とか・・・笑)


最近のYahoo掲示板は、なぜか
私の得意分野(そんなものあるのかどうか怪しいといえば怪しいですが)な話題が、なかなかまわってこないもので・・・
そのうち復帰することもあるかもしれませんが。

ネット注文中のバッハがだいぶたまっている今日この頃です(なかなか届かない!)。
しばらくはネタ切れの日々・・・(苦笑)

From kuzunoha_bach( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/24 19:39

見いつけた!

何だか最近、Yahooのバッハトピになじみの方が少ないと思ったら、
みなさんこちらに集まっていらしたんですか?!

ヴァイオリンソナタの話題、偶然ですねえ。

私がこの曲を好きになったのは、もう30年以上も昔のことでした。
演奏はメニューインとマルコム、珍しいのはヴィオラ・ダガンバの通奏低音が加わっていたこと。
無伴奏はなかなか好きになれなかったのですが、チェンバロ伴奏の方はすっと心に入ってくる音楽でした。

現在の愛聴盤は、グリュミオーとバルヒェットが双璧ですが、その他の演奏もそれぞれに面白いものです。

Yahooにはジャコテ盤を押しておきましたが、実はサルトリ盤の方がさらにグリュミオーらしくて、
聞いて一番うれしかった録音かも知れません。

いわゆる古楽器の演奏では、カルミニョーラとマルコンの演奏は、特にうまいなあと思います。

昔、メニューイン盤を聞いていた頃、秋の虫の声と、ヴァイオリンソナタが混じって、
何とも言えない憂愁の気分を味わったものです。

そろそろそんな季節が近づいてきました。

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/24 13:45

なんか、私のための相談コーナーに

なっちゃってますね、
juncoopさんすみません。

montさん、グールド/ラレードはとりあえず後の楽しみに取っておきます。感動の対面を果たすのは何時になるやら?
(個人的な話ですが・・・
実はこの録音、足掛け約10年は気になり続けていて、そのくせ手が出ないという状態なんです。不思議な縁?を感じてしまいます;;)


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/24 11:09

よく見たら・・・

僕って、skunjp さんの邪魔をしてしまったみたい。

キャンプから帰って来られる前にお詫びをしておきます(汗;

>シェリング/ヴァルヒャは個性がぶつかる面白さ

私もぜひ今度さがしてみます。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/24 10:59

グールド良いです。

おはようございます、みなさん。
昨日は出社で短いコメントしか書けませんでした。

nujikoa さん

>でもひそかにグールドも気になっています

では私が勝手にお勧めしてしまいましょう(^^;

これ(ラレード/グールド)はっきり言って良いです!
どこが?

まずBWV1014なんか、最初の入りのアダージオから・・・

そもそもヴァイオリン&チェンバロのソナタとは
チェンバロ(ピアノ)の左手と右手、その上にさらに
ヴァイオリンを加えた3声体で出来ていますよね。
(無論、途中で声部が増えたりもしますが)

グールドは得意のスタカート・バスを使って刻み気味に
ピアノを仕掛けながらラレードのヴァイオリンの登場を
待ちます。
そう、イタ協の第2楽章でみせたあのカンタービレ効果を
ここでも用いているのです。

僕の大好きなBWV1015の第3楽章はアンダンテ・ウン・ポコ
ヴァイオリンとピアノの右手との美しいカノンのからみに
これまた左手のスタカートがたまりません。

たぶん、nujikoa さんのお気に召すと思います。
(召さなかったら・・・どうしましょう・・・)

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/24 03:46

ヴァイオリン・ソナタのお薦め

有難うございます。
ではということで、グリュミオー/ジャコテから探してみます。
でもひそかにグールドも気になっています(^^)

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/23 08:33

BWV1014〜1019 ですか・・・


これ、CDで持っているのは、ラレード/グールドのみ  (^^;
BWV1017一曲に限っては、メニュイン/グールドも持ってますが・・・

グールドのピアノ意外?と控えめで微笑ましいです。
以前、頭痛に悩まされている時に聴いて、かなり効果がありました。

さて、今日はこれから(休日)出社です。。。。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/22 18:07

またまたヴァイオリンソナタ

>カルミニョーラ(確かアンケートでskunjpさんが推されていた?)
 で聴きましたがピンと来なくて、放り出してあるという始末です。
 輝かしすぎて、チェンバロの音数が多いこともあって音の動きに集中
 できなかったのかも・・・
 また聴いてみようかな・・・なんとなく、今度はモダン楽器の演奏に
 手が伸びそうな気がします。

nujikoaさんに放り出させてしまいましたか・・・残念。(-_-;)ゞ

このヴァイオリンソナタは結構演奏が難しいのではないでしょうか?
と言いますのは、無伴奏で名演を残している古楽派の面々、たとえば
ポッジャー、ダール、シュミットもそれぞれヴァイオリンソナタを
録音しています。出来映えは、もちろん良い演奏なんですが、
比べると無伴奏の方が良いんです。なぜか・・・

チェンバロとのバランスというか呼吸の具合が微妙に一体感に欠ける、
と言ってはいい過ぎですが・・・そんな隔靴掻痒の感がある。
その点で一番優れているのがカルミニョーラです。
ちょっとイタリアっぽい、いなせな雰囲気もありますが、チェンバロ
との一体感というか、そこが凄いんです。音程が凄くしっかりして
いるのも、そこらのバロック専門奏者の比ではない。
ぜひ、この奏者の短調曲を聴き直してください。

しかし、やはり大ヴァイオリニストはモダンが多いのは歴史の深さ
からしかたないことで、その点、シェリング/ヴァルヒャ、スーク/
ルージッチコヴァ、グリュミオー/ジャコテの演奏はどれも現代的な
美感と精密さ、スケールの大きさ、どこを取っても優れています。

シェリング/ヴァルヒャは個性がぶつかる面白さ、スーク/ルージッ
チコヴァはスークの品格の高さ(チェンバロがやや四角四面)、グリュ
ミオ−/ジャコテは優美で流線型の音楽。
いずれを取っても横綱級。
その中でも僕は、グリュミオーが最もnujikoaさんのお好みにあうと
思います。

ちょっと古いスタイルですが、バルヒェット/ラクロアはまた違った
価値観です。しかし今のところ僕はこれがモダンでは一番好きです。


タミーナさん、Kジャレットのゴールドベルクは言い出しっぺで
したね。この演奏、また今夜、聴いてみます。

juncoopさん、今日はこれからコープマンのカンタータ全集
Vol.13を買いに行きます。コープマンに開眼したんです。
感想はまた後ほど。

明日から3日間子供キャンプで長野に行きます。
さいなら、さいなら、さいなら・・・ (古い(^^;;)

From タミーナ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/22 12:01

キース・ジャレットのゴールトベルク

言いだしっぺです(笑)。
そうですね、いわゆる「ジャズっぽい」演奏を期待して聴かれると、「アレ?」って感じだと思います。割と普通です。
でも、「毎日ご主人様のために弾いて、かなり自分のものになった」というニュアンスの演奏です。リヒターみたいにかっちりしていなくて、少しテンポを揺らしたり、右手と左手の入りを微妙にずらしたり、「遊び」の部分が結構あります。この「遊び」が実にセンスがいいんですよ。
「楽しく肩の力を抜いてゴールトベルクを聴きたい時」によく聴いています。

バッハの作品は「楽譜」の状態で残っているわけですが、実際には残しようのなかった「即興演奏」の名手だったそうなので、少々遊びの入った演奏は「本当はこんな感じだったのかな」という想像が出来て楽しいですね。
以前トーマス教会に行った時、一日目と二日目で、別のオルガニストが同じコラールをそれぞれのアレンジで弾いていました。
こんな感じで即興がされていたのかな?と思って、とても興味深かったです。
(まあ、事前にアレンジしてあったのかもしれませんが、この場合)

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/22 00:00

うわー、

ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタで盛り上がってますね〜

実はこの曲はよく知らなくて、
カルミニョーラ(確かアンケートでskunjpさんが推されていた?)で聴きましたがピンと来なくて、放り出してあるという始末です。
輝かしすぎて、チェンバロの音数が多いこともあって音の動きに集中できなかったのかも・・・

でも第1番の出だしのラメントは、強烈に印象に残っています。

また聴いてみようかな・・・なんとなく、今度はモダン楽器の演奏に手が伸びそうな気がします。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/21 18:04

悲しいんだけど美しい

juncoopさん、皆さん、こんにちは。

シェリング、ヴァルヒャが最初に出たのは僕が大学生の
頃でしたね。(遠い目をして・・・)
ひと頃は、このLPを毎日聴いておりました。

その後、スーク/ルージッチコヴァ、グリュミオー/ジャコテ
あたりを手に入れて本格的に好きになりました。

最近はバッロクヴァイオリンもよく聴くようになりましたが、
でも、ここ5、6年の最大の収穫は、何と言ってもヴァルヒェット/
ラクロア。・・・モダンですが。もう最高!!!(^^;;

ヴァイオリンソナタは無伴奏の陰に隠れて一般にはメジャー
ではないですが、個人的には無伴奏よりヴァイオリンソナタの
方が好きなくらいで、よく聴きます。

第1番からギュッとハートを掴んでくる音楽です。
チェンバロの哀切な分散和音に乗って遠くから響いてくる、
<天使の嘆き>のようなヴァイオリン節。

概してこのヴァイオリンソナタ、短調系(No.1、4、5)
には「孤独の喜び」といった感情が込められている、と思い
ませんか?
それは、時代を超えた音楽家バッハならではの、ごく現代的な
人間感情だと思います。

そして、長調系の曲のおおらかで深い喜び。
特にNo.3は王侯の歩みのような格調の高さがあります。
(アダージョの痛切さ)

No.6は踊り出さんばかりの喜び。
そして不思議な第3楽章のチェンバロソロ!

No.2の優美な楽しさが好きだったりします。

しかし、最も愛する曲はNo.5!

第一楽章のどこまでも沈潜する悲しみの深さ・・・
たとえようも無いくらいの美しさ。

「悲しいんだけど美しい」

よーし、今夜はヴァイオリンソナタを聴くぞ!
・・・もちろんシェリング/ヴァルヒャで。 (^o^)

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/20 21:07

今日の音楽

みなさん、こんばんわ。今日も大阪はうだるようにーー蒸し暑い。
はやく秋こないかなーー。


montさん、nujikoaさん、skunjpさん、いろいろと語っていただきまして、大変興味深く拝見させていただきました。

特にシェリングなんですけど、1回目の50年代の録音、これはかなり興味がありますねーー。私はステレオのグラモフォンしか聞いたことがないのですが、いかがなものか?さぞ立派な演奏かとお察しします。

グールドについては、やはり平均律のBook1を好んで聞いております。
当然ゴルトベルグは名演でございますが、実は1回目の録音も密かに聞いてみたいですし、なんといっても、カンタータ第54番の演奏のCD化がまたれますねーーー。


キース・ジャレットなんですが、ちょっと気になると言えば気になるのですが、みなさんの感想を聞いてちょっと意外でした。というのもジャズ・ピアノというのは即興、アドリブの世界なので、バロックと合い通じるものがあると思っていたので、さぞかし、コープマンのような装飾や遊びがあるのではと思ってました。ところが普通に弾いてるですか!?


【今日の音楽】

●バッハ/ヴァイオリン・ソナタ全曲BWV1014〜1019

ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)ヘルムート・ヴァルヒャ(チェンバロ)

1969年/PHILIPS

このCDは先週にブック・オフで中古2枚組が、950円でおいてあった代物でして、こんなCDが950円というのもみっけものでありまのして、即買いになりました。

けっこう堅い厳しい演奏かと思いきやーー、コーガンとリヒターのような堅苦しいものではありませんねーー。リラックスして聞ける演奏で、やっぱり手に入れてよかったというのが、1回聴いた時の感想。
二人ともバッハの大家ですし、しかもヴァルヒャは孤高の名オルガニストだけに他の演奏家と合わせるなんて、ちょっと無理があるかも・・と恐る恐る聞いたのですが、結構息も合っているようですね。

とにかく最高のバッハの大家2人による演奏を聴けること自体、私は幸せ者といえるのかもしれませんね。しかも950円!!



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/20 21:34

ゴールドベルクの謎・・・

>今日、私の出掛けに娘が
「ねえオトー(私の事)グールドのCD、2・3枚借りてもいい?」
 と聞くので
「ああ、いいよ」と何気なく答えたのですが、とーぜん内心はドキ
 ドキ2・3枚?一体何を選ぶんだろう?←これは帰宅すれば分かる
 事でも一体誰に貸すんだろう?
 問い詰めてみたい衝動・・・でも・・・娘には娘の世界があるん
 だからここはぐっとヤセ我慢するか。

montさん、ググッと来ましたよー。 娘を持つ親としては。

大学生くらいでしたよね、確か。
グールドを貸す相手は?と考えると・・・うーむ。

想像がふくらむたちの僕なので、ひょっとしたら将来、montさん
とお婿さんがグールドを肴に一杯やっていたりする図が・・・
それはそれで幸せかなー。・・・なーんて。

あー、想像ですよ、想像。 お許しあれ。(^^;;

しかし、僕などまだ人間ができていないから、娘がそんなこと
言ったら動揺するだろうなーキット(現在中一)

「グールドが好きなんて10年早い!どこのウマの骨だ」

なーんてね。(^^;;


>オーイ、相手が気に入ったら別に返してもらわんでもいいぞー。

うわー、montさん、太っ腹。
子離れがきちんとできてますね。

僕なんてまだ「娘に好かれたい」なんて思ってます。


nujikoaさん、キース・ジャレットのゴールドベルク聴けば聴く
ほど良いです。しっとりと落ち着いた大人の音楽。

ペトリちゃんとか(フルートソナタ)、カシュカシアン(ガンバソナ
タ)のお相手は、きっちりした音楽的なインタープレイが見事。
一聴真面目な紳士風。しかしよく聴くと即興の精神が息づく
みずみずしい音楽です。

きっとこの人のジャズはいわゆるジャズではないんですね。
ヘンデルの組曲を聴くと、ソロコンサートが彷彿されます。

つまり、この人はクラッシックとかジャズとかのジャンルに
押し込めることのできないジャンルを超えた「音楽家」なので
しょうね。



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/20 01:05

montさん・・・

>あれ(=新旧ゴルトベルク)は間違いなく当初からの作戦(予定の行動)だったと私はふんでいます。

胸のすくような論説!
まったく同感・・・じゃなかった、はっと気づかせられました。

>いつまでも子供だと思っていたけど、わが娘も成長したもんだ。
早く親を超えて欲しいもの(もうとっくに超えていたりして・・・・笑)

ん〜〜意味深・・・あまりにも意味深・・・(笑)
「超えて欲しい」の一言に、非常な愛と勇気を感じます。




From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/20 00:58

キース・ジャレット

>もともとジャズ・ピアニストだけにどんな演奏なのか、と思っておりましたが、そんなにまともとは・・・

キース・ジャレットのバッハ
まともというか、拍子抜けするくらいあっさりした演奏ですね。
ここをこうやってああやって聴かせてやろう、みたいな作為や工夫が一切無いかのようです。

なぜか?
ここはmontさん流の断定口調でいきたいと思います(笑)。

それは「クラシック鍵盤奏者としての自分の個性を、世間に向けて主張する必要が無いから」です。
なぜって・・「ジャズピアニストとしての確固とした自分が既にあるから」。

(本当は、「ジャズピアニスト」とさえ言いたくない=ジャンル分けしたくないですが。)

だから、好きなバッハをただ、ありのままに弾ける。
・・・なんて言うと、ちょっとかっこつけすぎですけどね。;;

まぁそういう僕も、彼の演奏が全面的に好きなわけではないです。
あっさり味にも良し悪しがありますから・・・

***
彼のバッハに関する語録で好きなのがあります。
「バッハの音楽には、踊りの要素と祈りの要素の2つがある。」というものです。まさに納得!








From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/19 23:28

シェリングに託けて(^^;

皆さん、こんばんは。

前回、シェリングの旧盤の魅力はインテンポの徹底だなんて
書いてしまいましたが、よく聴きなおしてみると各フレーズごとのアゴーギクを
見事に揃えている印象があり、もう少し聴き込んでみる必要がありそうです。

50年盤と67年盤、一体この17年の間にシェリングに何があったのか?
大いに興味のある(というか下司の勘ぐりを入れたくなる)ところです。
僕なんかこういう勘ぐりにイメージ(想像)をたくましくするのが大好きですね。
これぞクラシカル音楽の特権的魅力(楽しみ方)の一つだと思いますが・・・

旧盤と新盤、色んな演奏家が手掛けていますが、
古楽器とモダンのように、楽器を持ち替えたような外面的にみても
コンセプトが明らかな場合を除くと、
一般的には新盤(録音)の方が作品の出来としては優れていると思います。
やはりそこには円熟と言うか、解釈上の進化(深化)が感じられます。
(結果的な当たりはずれはありますけれど)

翻ってグールドのゴルドベルグ55年盤と81年盤についてもですが
(また始まった、まーオタクのたわごとですのでご容赦下さい)
あれは間違いなく当初からの作戦(予定の行動)だったと私はふんでいます。
(こういう断定口調がいかにもオタクっぽい・・・笑)

55年は思いっきりセンセーショナルに・・・それは、ランドフスカの呪いから
世界を覚醒させるための大作戦で、それは物の見事に成功。
そして81年はいよいよ本命(真打)登場・・・55年盤を自身で聴き返してみたら
なんかバラバラの演奏に聞こえた。などと言うモットモらしい嘘まで用意して。
「(旧盤は)近年でもっとも過大評価されているDISKの一つ・・・」だなんて、
自分でそこまで言うか!

皆さん、グールドの言うことに騙されてはいけませんゾ。
そして、これを見破るにはともかく何度も聴き返すこと、これしかありません。

なんか、お勧めしているのか貶しているのか分らなくなってきました。(^^ゞ

グルねた第二弾

今日、私の出掛けに娘が
「ねえオトー(私の事)グールドのCD、2・3枚借りてもいい?」と聞くので
「ああ、いいよ」と何気なく答えたのですが、とーぜん内心はドキドキ
2・3枚?一体何を選ぶんだろう?←これは帰宅すれば分かる事
でも一体誰に貸すんだろう?
問い詰めてみたい衝動・・・でも・・・娘には娘の世界があるんだから
ここはぐっとヤセ我慢するか。
オーイ、相手が気に入ったら別に返してもらわんでもいいぞー。

いつまでも子供だと思っていたけど、わが娘も成長したもんだ。
早く親を超えて欲しいもの(もうとっくに超えていたりして・・・・笑)

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/19 20:50

RE:バッハ漬けの週末。

皆さんこんばんは、秋になったり、梅雨になったり、夏に戻ったり・・
この気候は辛いですねーー。また関西では今日暑いこと!!


★日向さん

カンタータについての書込み、とても興味深く拝見しました。
カンタータを聴く人はバッハ・ファンでも限られた人々なので、とても貴重なお話!!

「○ヘレヴェッヘのカンタータかなりご推薦の方が多いようだったので、私も聴いてみました。BWV2142567882158198)上質の水墨画という印象。”偉大なバッハ様”ではなく”日常のバッハ”があるような気がします。真摯にバッハと対面してる姿は好感を持ちます。」


ヘレヴェッヘのカンタータについてかなり適確な表現ですねー。水墨画ですかーー。まさか、そのような表現が出てくるとは、しかもそのとおりですね。

「意外だったのはBWV21。これまでリヒター!と思ってたのですが、
ヘレヴェッヘの方が良いかも。これまで日向はリヒターのドラマ的な部分に惹かれてたのですが、ヘレヴェッヘの簡素な美しさも魅力。新たな発見でした。」


うーん、ヘレベッヘの21番はまだ聴いてないのですが、興味がわきますね。


「○トーマスのカンタータ(BWV548256)全体として雄大な暖かさがこの演奏家の持ち味なのでしょうか?それが特に効果的で日向の好印象だったのはBWV82です。私がこれまで聴いてきたリヒター&ディースカウもいいんですが、BWV82はこちらの方が良かった。特に第三曲のアリアはカチっとしたリヒター&ディースカウの厳しさよりも、プライの包み込んでくれる優しさに惹かれます。でもBWV56はリヒター版がいいな。冒頭の圧倒感と厳しさ、終曲の開放感と感動は彼らならではだと思います。」

トーマスの82番については、激しく同意ですね。私は、54,56,82の3つのソロ・カンタータは絶対にトーマス!!と思っております。


「○ヨハネ受難曲(ヘレヴェッヘ、シェルヘン)日向的にはリヒターに及ばなかった。特にシェルヘンは、カンタータが◎だっただけにガッカリ。今のところ私にはマタイとヨハネはリヒターでしょうか。」


そうなんですかーー。私も最近シェルヘンの受難曲をどうしようかーと大変悩んでおりましたが、ダメでしたかーー。というのも、私は198番などのシェルヘンのカンタータはとても好きなんですが、今から20年程前に大学の神学部のオーディオルームで、シェルヘンのロ短調ミサを聴いた時、これはダメだと思いました。その時は、ヨッフムに夢中になっていたので、無理もないのですが、シェルヘンの宗教大作は、ダメなのかもしれませんねーー。とても参考になります。


「○シェルヒェンのカンタータ(BWV76106)シェルヒェンは最近お気に入りなのですが、BWV76は今一つ。リヒターが最善とも思えないので、もっと勉強します。BWV106はニコレの笛が好きなのですが、演奏としてはシェルヒェンの方が渋い!という感じ。」


シェルヘンの106番手に入れられたとは、羨ましい。現在シェルヘンのバッハは廃盤になりつつありますので、貴重ですねーー。私も、今後106番と54番はなんとかシェルヘンで手に入れたいともくろんでおります。リヒターの106番の笛というのは、リンデのリコーダーでは? たぶんニコレはフルートしか吹きませんので、リンデとヘラーのbfだと思います。


「シェルヒェンを聴くとリヒターに欠けるものを思わずにはいられません」


これは私も同感ですねーー、シェルヘンはリヒターに限らず、誰にも表現出来ない、個性がありますねーー。しかもロマン的です。


「○ゴールドベルク(キース・ジャレット)曲自体が私の課題曲なので、感想を語ろうとは考えませんが、思ったよりまとも(めっちゃ失礼!)な演奏にびっくり。遊び心なしに弾いてるようです。(その意味ではグールドの方が遊んでるのかも・・・)」


もともとジャズ・ピアニストだけにどんな演奏なのか、と思っておりましたが、そんなにまともとは・・・



「○ヴァイオリン・ソナタ(バルヒェット&ラクロワ)バルヒェットもラクロワもムッケルも、みんなが楽しそうに弾いていて、しかもアンサンブルのバランスを壊さない珠玉の一枚!」



この演奏は、確かBWV1014〜1024までありまして、ムッケルのチェロなしの演奏(1014〜1019)を含めてとても暖かい演奏ですねーー。私は、20年前にLPの廉価盤でよく聴いておりました。コーガン、スーク、シェリングなどと比較しますと、本当に馴染みやすい演奏ですね。



★skunjpさん

94番ですかーー。番号を言われてもどんな曲か、思い出せないところが、バッハのすごい数のカンタータ200曲なのですがさっそく聴いてみます。誰の演奏で聴こうかな・・・・。

バッハのカンタータはやっぱりいいですよねーー。BACH1000で全曲聴いていく最中なのですが、いつも新たな発見があり、深い感銘を受けますねーーー。




From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/19 17:42

94に狂ってます。

今日は丸1日セミナーに出て疲れてましたわ・・・フー。

日向さん、カンタータにはまっておられるようで慶賀の至りです。
僕も最近カンタータがドツボのようです。もともと好きなジャンル
なだけにもう狂っとりますよ、juncoopさん。

このところのお気に入りはNo94「わたしはどうして、思い煩い
ましょう」・・・良いですよー。涙が出そう。
もういろんな演奏を比べまくっています。

一番共感できるのはクイケンの合唱ワンパート一人盤です。

今日は帰宅途中でクーポン券を使って、ガーディナーのCDをゲット
する予定です。(94番も含む)

楽しみだなー・・・\(^o^)/

From 日向 沙羅( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/18 04:45

バッハ漬けの週末。

みなさんこんにちわ。ちょっと間が空きましたがカキコです。
こないだのアンケートはすごかったですね。
なんとなく皆さんの普段聴いておられる音楽傾向も垣間見れるような。

日向もあのアンケートに刺激され、
よせばいいのについCD買い込んでしまいました。
それがタイトルの有様です。
またまた私の偏った審美眼?を綴ってしまう日がやってきました。

○ヘレヴェッヘのカンタータ
  かなりご推薦の方が多いようだったので、
  私も聴いてみました。
 (BWV2142567882158198)

  上質の水墨画という印象。
  ”偉大なバッハ様”ではなく”
  日常のバッハ”があるような気がします。
  真摯にバッハと対面してる姿は好感を持ちます。
  意外だったのはBWV21。
  これまでリヒター!と思ってたのですが、
  ヘレヴェッヘの方が良いかも。
  これまで日向はリヒターのドラマ的な部分に惹かれてたのですが、
  ヘレヴェッヘの簡素な美しさも魅力。
  新たな発見でした。

  ちょっと話はズレますが、BWV78のアリアは米良さんがよかったな。
  とっても楽しく歌ってる感じがして。
  基本的にカウンターテナーは好きじゃないんですが、
  本曲は例外でした。

○トーマスのカンタータ(BWV548256)
  全体として雄大な暖かさがこの演奏家の持ち味なのでしょうか?
  それが特に効果的で日向の好印象だったのはBWV82です。
  私がこれまで聴いてきたリヒター&ディースカウもいいんですが、
  BWV82はこちらの方が良かった。
  特に第三曲のアリアは
  カチっとしたリヒター&ディースカウの厳しさよりも、
  プライの包み込んでくれる優しさに惹かれます。
  でもBWV56はリヒター版がいいな。
  冒頭の圧倒感と厳しさ、終曲の開放感と感動は
  彼らならではだと思います。

○ヨハネ受難曲(ヘレヴェッヘ、シェルヘン)
  これはアンケート直結ではないですが、
  ついで買い(なんて失礼な!)したもの。
  しかし日向的にはリヒターに及ばなかった。
  特にシェルヘンは、カンタータが◎だっただけにガッカリ。
  今のところ私にはマタイとヨハネはリヒターでしょうか。

○シェルヒェンのカンタータ(BWV76106)
  シェルヒェンは最近お気に入りなのですが、BWV76は今一つ。
  リヒターが最善とも思えないので、もっと勉強します。
  BWV106はニコレの笛が好きなのですが、
  演奏としてはシェルヒェンの方が渋い!という感じ。

さてここまで声楽ばかり聞いてきましたが、
曲がメジャーな為か”ハズレ”的な演奏はありませんでした。
(もちろん日向の好みはありますが)
シェルヒェンを聴くとリヒターに欠けるものを思わずにはいられませんが、それはまた別の話。
最後に器楽曲を。

○ゴールドベルク(キース・ジャレット)
  曲自体が私の課題曲なので、感想を語ろうとは考えませんが、
  思ったよりまとも(めっちゃ失礼!)な演奏にびっくり。
  遊び心なしに弾いてるようです。
 (その意味ではグールドの方が遊んでるのかも・・・)

○ヴァイオリン・ソナタ(バルヒェット&ラクロワ)
  これは日向がアンケートで推した演奏でもあるんですが、
  CD購入で全曲揃えることができました。
 (それもこのHPのおかげ)
  以前書いたように私のツボをつきまくる演奏。
  しばらく中毒間違いなしです。
  バルヒェットもラクロワもムッケルも、
  みんなが楽しそうに弾いていて、
  しかもアンサンブルのバランスを壊さない珠玉の一枚!
 
  もしこれまで本HPで日向が発した言葉に
  少しでも興味を示して頂いた方、がおられましたら
特にBWV1024、1021、1022、1014を聴いてみて!
  (もちろん他も素晴らしい演奏でいっぱいです)
  最も日向が感動したのはBWV1021第1曲。
  短いけれど、雄大にして暖かく心にしみわたる名演です。

  補足すれば日向的にはBWV1024はコーガン&リヒターの緊張感、
  BWV1015第2曲はコーガンのVrの美しさが秀逸だと思ってます。


いつもカキコすると長いし押し付け的心情吐露になってしまう・・・。
これは直らないですねぇ。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 08/17 23:47

フルニエ

>これは格好つけすぎです!skunjpさん。

ハハハ・・・(汗)

いやー、フルニエをあらためて聴いて、この人の「過不足なさ」が
あの気品を生んでいると感じました。