クラシック音楽掲示板


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From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/22 18:29

コープマン

僕は、montさんとjuncoopさんの投稿を見て、あわててTVのチャンネルをつけました。
<ありがとうございました。>

最後のマニフィカートの途中からしか、見れませんでしたが・・・

演奏が素晴らしかったのは当然だからおいといて、
Mr.コープマンの仕草のおもしろいこと。

本当に、いつもニコニコしながら指揮するんですね。

そして聴衆の拍手の中、楽員ひとりひとりに握手を求めていく姿なんかは、

かのMr.○ーン=ローワン・アトキンソン氏にうり二つなので、笑いそうになってしまいました。(^^)

どうも、今日はしょうもないことで、すみません。;;

*skunjpさん、共存共栄、大賛成ですよ!
 ソロももちろんですが・・・
 合唱のアルトパートは、男女混合隊が時々見られますね。
 不思議ですが、それが素晴らしいサウンドを生み出しています。



From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/22 15:25

共存共栄

montさんまで何をおっしゃる・・・

しかしこのテーマ、あらためて声楽の特殊性を考えさせられ
ました。ウ〜ミュ。

かつてあれほど声楽にアレルギーがあったのはなぜかとい
うこと。・・・それはこういうことだと思い至りました。

声には人間の様々の情報が含まれています。

それは恋人同士のメッセージから日常茶飯事の内容まで、
人間のあらゆる感性情報が含まれている。

だから、声楽にも当然もろもろの「人間なるもの」が表現に
乗っかってくる。好きな人には、そこがたまらない魅力である
のです。声楽には非常に人間くさい、いわば「濃い」メッセー
ジ性がありますね。

しかしそれは逆にいえば反発要因にもなりえるわけで、
「あまりに人間くさいものは嫌」という人も出てくる。

そういう人は器楽に走る。(かつての僕のように)
器楽は楽器を介することで、一度人間的なものを濾過する
働きがあるのですね。

だから器楽好きの人がひとたび声楽に目覚めると、とどまる
ことろを知らないのでしょう。(今の僕のように)

はたまた、声への志向が声楽以外のものに向く人も居たり
して・・・

・・・うなり声とか・・・(汗)

あ、失礼、ブリュッヘンのマタイを聴いておられるのですよね。

>古楽がCtを重用するのも、軽妙な古楽サウンドとのマッチングを
 大切にしているから(単に音楽的理由だけ)なのでしょう?きっと。
 なまじ復古的観点から昔の教会のしきたりで女声排斥を考えるなら 
 ば、ソプラノだってボーイソプラノで代用しなければならなくなると
 いうきわめてナンセンスな方向に議論が行ってしまいそうですよね。

同感ですね。
現在は、ひところのCT偏重主義が反省されているような気が
します。

CTの芸術性は否定しませんし、あれはあれで有っていい。
しかし一時のように女性アルトが肩身の狭い思いをするのは
困った現象です。
・・・僕的理想を言えば、半々が良い。
互いの存在が互いを高め合うような。・・・共存共栄?

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/22 13:34

インティメート

ゲッ ・・・!
コープマンをTVでやっていたとは!
う〜ん、見たかった。実に悔しい・・・

皆さん感想はどうでしたか?

juncoopさんによれば、

>なかなかの演奏で、テンポが結構早いのが、ちょっと驚き。
 通奏低音にテオルボを入れているのも特徴がありますね。
 古楽器による演奏ですが、とても力強く活気のある・・・

ということですね。実に聴きたかった。・・・エ〜ン

さて、今日は自主休業を取りました。(^^)
という訳で、今朝はコープマンのカンタータを立て続けに
6曲聴きました。ウフフ。

コープマンのカンタータの良さはずっと理解できないでいましたが、
最近わかったのです。コープマンを理解するカギのようなものを
見つけたのです。
それは「インティメート」というキーワード・・・

コープマンのカンタータには、鈴木さんのようなエグリの効いた
堂々たる造形力はありません。
またガーディナーのようなダイナミズムもない。

コープマンの、生き生きと弾む前向きな音楽つくりは評価できますが、
それにしても総じて「軽い」というのが僕の印象でした。
たとえばコープマンは、通奏低音にテオルボを多用しますが、これが
僕には良くわからなかった。そのせいで、ずいぶんと軽い印象になる
のです。

しかしある日、突然わかりました。

何かのカンタータで「戦い」のアリアを聴いていた時です。
通常、大掛かりな戦いの描写がされる音楽で、コープマンはいつもの
ようにテオルボを活躍させていました。「またか」と思いつつも聴いて
いるうち、ふと「これは内面の戦いなのではなかろうか?」という思い
が与えられたのです。

そのように聴くとすべてが了解されました。

信徒の戦いは仰々しいものではなく、むしろ日常的なレベルの
内面的な戦いである事をコープマンは表現したいのではないのか?
いや戦いに限らず、カンタータで表現される喜怒哀楽がすべて外側
からの仰々しい描出ではなく、インティメートな内面に即した表現に
託される時、カンタータの新たな切り口見えてくる、と・・・

実にそうだったのです。
コープマンは全く新しいやり方で、カンタータの魅力を僕達に提示し
ているのです。

まあこれらの見解は、僕の勝手な解釈かもしれませんが、その後、
コープマンのカンタータが大好きになったのは事実。

名人を多数交えた器楽と完璧なハーモニー・イントネーションを
誇る合唱との理想的なバランス。そしてソロの充実。特にバスの
メルテンスの安定感と高貴さ。プレガルディエンの濃やかな表現力。
最近加わったアルトのアンネッケ・マルケルトの素晴らしさ・・・!
どうかこの録音が無事に完結しますように!

※今朝はコープマンの後に、鈴木さんの94番「どうしてこの世を
 思い煩いましょう」を聴きました。これも超名演です。

 躍動感より地に足のついた堂々たる安定感が耳を引きます。
 その枠組みの中で、声楽も器楽もじっくりと歌い、鈴木さんの
 スケールの大きい音楽世界が実現されています。
 全体に悠揚迫らざる風格が凄い。特に嬉しかったのは第4曲を歌う
 ブレイズに一段の飛躍が見られたこと。若々しさに叡智が備わっ
 てきました。


To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 23:40

ライプツィヒ・バッハ音楽祭2003年

皆さん、こんばんわ。只今、NHK教育の芸術劇場で、

トン・コープマン指揮アムステルダム・バロックの演奏で、

バッハ/カンタータ第10番と、マニフィカト変ホ長調BWV243a

を聴いております。

なかなかの演奏で、テンポが結構早いのが、ちょっと驚き。

通奏低音にテオルボを入れているのも特徴がありますね。

古楽器による演奏ですが、とても力強く活気のあるところがコープマン

らしく聴きやすい演奏だと思いました。

今後のカンタータ集のコレクトとしては、検討したいところ。

しかし、レオンハルトかコープマンかとなると、やはりレオンハルトを

採りたくなるのが私の正直な感想ですねーーー。


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 22:37

怪しいな〜


「官能の世界」う〜ん。どうしてもそこに行き着きますか(笑)

僕なんか、グールドのあの「しなやかな指先」の方に
よっぽど官能を覚えるのですが・・・・・(^^;

これからNHK教育でコープマンを演るのに、
skunjp さんはお休みですか?


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 22:36

そういえば・・・

>マタイに関しては、私のマタイに求める(個人的)イメージが合わない
>と言っているだけで、もちろんジェンダー(問題)に絡めるつもりもありません。
>
>古楽がCtを重用するのも、軽妙な古楽サウンドとのマッチングを
>大切にしているから(単に音楽的理由だけ)なのでしょう?きっと。

なるほど、音楽的理由・・・音楽的イメージ・・・ですね。
マタイには深々とした女声。

montさん、そういえばブリュッヘンのマタイを聴いておられたんですよね。
あの録音は確か、アルト女声でした。

僕も、借りて、(その後もMDに録音したりして)聴いたことがあります。
ライブ録音とは信じられない、引き締まった素晴らしい演奏ですね。
(福音史家以外は・・・汗)。

特に、澄み切ったコラール、それから、アリアでの管楽器の活躍ぶりが見事!



From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 22:14

妖しい禁忌の世界

皆さん、こんばんは。
先程、雨風の中を帰ってまいりました。

>しかしなぜそこまで深いご洞察を・・・

オオッとー ・・・ nujikoaさん、なんば言うとね!怒るバイ。(汗)

でも、このような誤解が付き物というのがカウンターテナーの世界
のようですね。かの草分け、アルフレッド・デラーもそっち方面の
偏見との戦いの生涯であったようです。

とは言え、カミングアウト宣言をしたブライアン・アサワをはじめ、
米良君もしかりなのですが、やはり事実として火の無いところに
煙は立たずと言うか・・・

伝統が確立しているイギリスは別として、それ以外の国にあって
カウンターテナーを志すというのは、よっぽどの覚悟がいることと
思いますね。なぜなら、聖書を重んずる国ほど、そっち方面は
禁忌でありますので。日本はまあ、良くわかりませんが。でも、
やはり勇気のいることではありましょう。

一般的に人々がカウンターテナーにある種の「官能」を感じるのは、
何も今にはじまった事ではなく、つまり男性に女性を見出すというよ
り、そこに中性的というか新たな性を見出すからではないでしょうか?

そして、それは肉体的な領域から出発するにしても、最終的に
ほとんど形而上的な域にまで到達している「芸術の世界」だから、
魅力的なのだと思いますよ。

何度も書きますが、クープランの傑作「ルソン・ド・テネブレ」をぜひ
カウンターテナーでお聴きくださいませ。

とは言え、僕個人としては、とりわけバッハにおいては女性のアルト
が好ましいんです。それは結局ジェンダーの問題に尽きるわけで、
あの無限の包容力は「はるかな母の記憶」に繋がっているのでは
ないでしょうか?

さあて今夜は、ジャネット・ベーカーの170番を子守唄にするか。
皆さん、Gute nacht!


※montさん、最近のJポップを聴いていると、男性歌手がサビの
 部分で裏声を交えるのが目に付きます。昔はこんなことはなかった。
 やっぱ、男性中性化の象徴。はたまた環境ホルモンのなせるわざ
 でしょうか。

 え、ロックでは当たり前?
  ・・・う〜ん。わからん世界だ。

 

 

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 12:55

今日は雨ですね。

皆さんこんにちわ。
誤解がある(とは思っていませんが・・・笑)といけないので、

僕自身「裏声」に対する偏見はぜんぜん持っていません。

だいいち、EW&Fやビージーズetc.
ロック・ポップス界ではごく当たり前の事ですから。

要するに、
皆さんと同じだと思いますが、そのサウンドに適したものであれば
何だってOKだと思うのです。

カウンターテナー(ALT)についても同様です。

マタイに関しては、私のマタイに求める(個人的)イメージが合わない
と言っているだけで、もちろんジェンダー(問題)に絡めるつもりも
ありません。

古楽がCtを重用するのも、軽妙な古楽サウンドとのマッチングを
大切にしているから(単に音楽的理由だけ)なのでしょう?きっと。

なまじ復古的観点から昔の教会のしきたりで女声排斥を考えるならば、
ソプラノだってボーイソプラノで代用しなければならなくなるという
きわめてナンセンスな方向に議論が行ってしまいそうですよね。

米良さんに関しては、僕も好きです。
あの人の独唱をNHKで聴いたことがありますが、
それこそ「ビロードのような滑らかな美声」にうっとりしました。

しかし、お陰様でいろいろとカウンターテナーについての情報を
得ることができました。
また一つ聴く楽しみが増えた思いです。


今日は時雨を思わせるような雨、こんな時はたまにクラシックを離れ
鈴木章二の「鈴懸の径」なんかとってもよく似合いますよ。(^^;

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/21 10:48

おはようございます。

>どうもこっちの方面は「官能」という言葉がふさわしい。
>なんでだろー・・・?
>やっぱり、ジェンダーの危うい「乱れとバランス」の上に成り立っている声種だから?
>だから、そのバランスが崩れた未熟なカウンター・テナーは
僕も鳥肌が立つくらいキライですね。

skunjpさん、こちらのほうがはるかに卓見です!
しかしなぜそこまで深いご洞察を・・・
・・・skunjpさんの豊かな経験がものを言っているのでしょうか・・・
(失礼! 冗談もほどほどにしときます、ハイ^^)

**

juncoopさん、早速ブランデンブルクのお答え、有難うございます。
4番がリコーダーで2番はフルート、という録音が多いというのは意外でしたし、
イ・ムジチとブリュッヘンというのもビックリ!知らないことだらけでした。

リコーダーにこだわらず、やはりレーデル先生の世界を味わいに行くか・・・もうすこし悩んでみます。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 22:17

カウンターテナーの美空ひばり

何となく盛り上がってきましたね。
カウンターテナーネタ。

実はこの間の九州行きは、米良さんのカンタータアリア集が旅
のお供でした。

車窓から鹿児島の美しい波打ち際を眺めながら、景色と歌が
ミョーにマッチするのを不思議に思いました。

そういえば、米良さんは僕と同じ九州出身。
彼は宮崎ですが・・・

米良さんに匹敵するカウンターテナーが日本にいるのかと問わ
れれば、Noというのが正直なところ・・・。

あの、完璧なイントネーションと節回しは、やはり天才です。
世が世ならカウンターテナー界の美空ひばり???

>クラシック歌手よりはポップス歌手の基準にあてはめて聴いて
 みた方が誤解が無いのでは?と思ってしまいます。

nujikoaさん、これは卓見です。
結局、好き好きだと思いますね。

とは言いながら、僕はやはり米良さんには「もののけ方面」には
行って欲しくなかった。あれからおかしくなったような気がするの
です。一日も早い本格復帰を願いますね。ちなみに、米良さんの
自伝を立ち読みしましたが、人生を体当たりで生きている人ですよ。

ロビン・ブレイズの声は水晶のようですね。
僕はショルが一番好きです。
温かく宇宙的に広がる歌。そこには声の恍惚があります。

そして、ジェラーヌ・レーヌの官能。
あの隔絶したクープラン「ルソン・ド・テネブレ」!

おっと、当曲にはヤコープスの「硬質な官能」とも言うべき名演も
ありました。

官能的と言えば、草分けアルフレッド・デーラー。
どうもこっちの方面は「官能」という言葉がふさわしい。

なんでだろー・・・?

やっぱり、ジェンダーの危うい「乱れとバランス」の上に成り立っ
ている声種だから?

だから、そのバランスが崩れた未熟なカウンター・テナーは
僕も鳥肌が立つくらいキライですね。

あの素晴らしいガーディナーのカンタータシリーズも、時に
「そこが惜しい!」と思われる瞬間が ・・・・ (汗)

※juncoopさん、皆さん、お悔やみ有難う御座います。
さて、最近の僕はブルックナーから離れているので、リヒターの4番
はたぶん買わないでしょう。どなたかお買いになりますか?

鈴木さんの94番はまだ寝かせてあります。
何か聴くのがもったいない!このところの私的に特別な曲なので。
いつかここぞ!というときにじっくり。

明日吹く曲を訊いて下さり有難う御座います。(^^)
ケーラーという人のデュエット曲をお弟子さんと吹きます。
結婚式では、バッハのトリオソナタGdurを良く吹きますが、
やはりバッハは何度吹いても飽きないです。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 21:52

nujikoaさん

ブランデンブルク協奏曲でリコーダーを使用しているモダン楽器の暖かい演奏ですか?

まず上げられるのは、

4番だけリコーダーを使用となるとーー

●パイヤールの2回目の録音

●マリナーの2回目 ペトリのリコーダー

●ボッセ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団

●イ・ムジチ合奏団の1回目 ブリュッヘン

●ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン


4番も2番もリコーダーとなるとかなり少ない。

●リヒターの2番はリンデなのですが、暖かい演奏というより緊張感のある演奏。

●ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団

●リステンパルト指揮ザール室内管弦楽団



まあ、2番も4番もリコーダーでお勧めとなると、リステンパルト、ミュラー=ブリュールあたりが暖かい演奏かもしれませんね。
ヴィンシャーマンの演奏もいいのですが、2番がリコーダーだったかどうかは不明です。



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 21:15

質問コーナー

juncoopさんのせいで、クライバーの田園を注文してしまいそうです(泣)。

ところでこの掲示板では珍しい質問コーナーを。

ブランデンブルク、レーデルのお話にはグッと魅かれましたが、やはり僕は、かつて愛奏したリコーダーが良いのです。

そこで、
・モダン楽器オーケストラで、
・フルートではなくリコーダー使用
・温かみのある演奏

と言ったら、おすすめは誰の演奏でしょうか?

あっ コッホがありましたね、juncoopさん。他だとどうでしょうか?

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 21:04

今日の音楽

皆さん、こんばんは、台風の接近で、関西もかなり涼しくなっております。

今日は鈴木雅明のカンタータ集第22巻 BWV7とBWV94を聴いております。
特にカンタータ第94番はかなりの名曲で、第6曲のテノール・アリアはいいですよねーー。

10月にはリヒターやクライバーの名演CDが発売されますし、今後が楽しみです。12月にはドイツ・バッハ・ゾリステン来日によるマタイが演奏されるそうで、ヴィンシャーマンのマタイはどんなものかと、気になっております。


★skunjpさん
祖母さんの件、大変 おくやみ申し上げます。
そして従兄弟さんの結婚式おめでとうございます。悲しみや喜びや、人生は様々と変化していきますねーー。
ところでフルートでなにを演奏されるのか、ぜひお聞きしたいものですね。
ところでリヒターのブルックナーは一体どんなものなのか、期待があります。それからクライバーの田園についても4番の激しさから、かなり期待しますねーー。
レーデルのブランデンブルクは最近よく聴いておりまして、自然な感じで演奏されているのに好感を持ちますねーー。誇張や癖もなく、押し付けがましくもない、レーデルの演奏は暖かく、人懐っこい感じでリラックスして聞けます。

★montさん
グリュミオーの無伴奏ですかーー。アーヨについては、かなり好きな演奏なのですがー、その後にパールマンを聞いて、その大らかなで、スケールの大きな演奏に感動しました。今のところシェリングとパールマンが最もお気に入りとなっております。グリュミオーについては、ヴァイオリン・ソナタで聞いておりますが、なかなかの名演で、無伴奏についても今後の課題としたいところ。

★nujikoaさん
カウンターテノールは、最近レオンハルトや、鈴木雅明のカンタータ演奏でかなり聴いておりまして、またいいですねーー。アルトもCTもそれぞれの良さがありまして、私は両方好きですねーー。



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 20:20

カウンターテナー

カウンターテナーは、僕は
「好きな人だけ聴けばそれでよい!」の主義です。

skunjpさんが引用されたレーヌの一言、まさにあの通りだと思います。

カウンターテナーって、要はその人の地声がそのまま出るから、
「個性のヴァラエティが広い」という点で、クラシック歌手よりはポップス歌手の基準にあてはめて聴いてみた方が誤解が無いのでは?と思ってしまいます。

だから、好みの声を持っている人だけ聴けば良い、と。

レーデル爺さんのように一喝してくる人は誰も居ませんから安心してください。(一喝されても凄みがない??)(^^)

僕が最も好むCtは、ロビン・ブレイズです。
あの明快な声質、明快な節回し。
うまく説明は出来ないのですが、
彼のを聴いてると、自分もそのアリアを歌いたくなってきます。

一部で評判の悪いメラさん。
僕は決して嫌いではないです。
(まぁ、もっとシャキッとせい!と思うこともありますが。・・・それは、きっと曲との相性が悪いのでしょう。)
ビロードのような滑らかな美声、ムーディーな雰囲気。
天才歌手、なんでしょうね。

ちなみにmontさん、
シロートの聞きかじりですが、
「Ctも、低音は地声で歌っており」、
音程に応じて地声と裏声をスムーズにつなぐことが基本技術だ。
そしてその技術の開祖が、かのヤーコプスだ。
というのを、どこかで読んだ記憶がありますよ。

(ヤーコプスは実はあんまり好みでは無いのですが・・・あの塩っ辛い声がちょっと・・・)

***

もちろん女声アルトも大好きです!

マタイで言うと、ガーディナー盤は、曲によって
カウンターテナーと女声アルトを使い分けているのが面白いですね。





From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 19:49

金欠

junさん、リヒターのブルックナー4番ですか!
ついに出たって感じでしょうか?
・・・ぜひ感想をお聞かせください。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 19:43

変節漢

生来の貧乏性が頭をもたげ、レーデルを聴き直しました。
せっかく持ってるんだから・・・ハハハ (汗)

すると、なつかしい昔のあの感覚に戻って行ったのですよ。

・・・そして、やっと響いてきたのです。

あのはちきれんばかりのエネルギー感。
ザッザッと完璧に足並みの揃った、まあ一言で言えばコテコテの
「ドイツ魂」。それが、圧倒的な精神的輝きを帯びて迫ってきたの
ですよ。 ガーン。

「私の良さが判らないなんて、君は少し魂がナマッて来たんじゃ
ないのかい?」 ・・・ とレーデル爺さんに一喝されて、
僕は、「ヘヘーッ!」とばかりに平身低頭したのでした。

目からウロコという感じでよく見ると、そこにはバルヒェットの完璧な
技が光り、アンドレ、ピエルロ、ラクロアの超絶的なソロがきらめき、
それら練達の名手を率いて、レーデルの柔らかく透徹した笛が
中空高くたなびいているではあーりませんか!

ウ〜ン、これはやはり、凄い演奏ではないでしょうか?
特に1、3、6番などモダン派中ベストではないでしょうか?

変節漢? はい、すんません。


※明日はいとこの結婚式で長野に行ってフルートを吹きます。

先週は祖母の葬儀、その前は別のいとこの結婚式。
まさに人生は行く河の流れのごとく、来る人は来たり去る人は去る。

・・・ぬんちゃって。

カウンターテナーの件は同感です。
かなり苦しい人がいますよね。

前にレコ芸か何かの記事で読んだのですが、レーヌがインタビューに
答えて「最近は猫も杓子もカウンターテナーですが、この声は天来
のものなので、誰でも手を染められるものではない」・・・と。


From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 20:03

カール・リヒターのブルックナー第4番!!

クラシック・ニュース!!

来たる10月15日にカール・リヒターのブルックナー4番ロマンティックが発売されるとのこと!!

それから、10月25日にカルロス・クライバーの田園も!!

HMVの記事によると以下のとおりです。


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アルトゥスついにベルリンまで乗り込み、SFB(自由ベルリン放送協会)と契約!
このようなものが存在した!
海賊盤すら出ていなかった演奏完全初出!
カール・リヒター指揮ブルックナー『ロマンティック』
1977年ステレオ・ライヴ!
最高の音質で伝わるリヒター晩年の濃厚かつ雄大なロマンティシズム

 新境地を目指していた晩年のリヒターは、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュといったドイツの巨匠達を尊敬していると述べておりましたが、ここで聴けるブルックナー演奏は、そうした彼の言葉を裏付けるかのような濃厚なロマンティシズムとオルガニストとしてのパーソナリティが生かされた驚くべきものとなっています。

 たとえば第1楽章のコラール・ブロック(11:36〜)について、解説の金子建志氏は以下のように述べています。
「再現部を決定的に印象付けるこのコラールは、登山に譬えて言うなら、あたかも頂上に到達したかのように視界が晴れ、眼前に広大な下界のパノラマが広がったかのような印象を与える。別にキリスト教徒でなくとも、大自然=神という汎神論的な感動を受ける箇所と言えよう。普通は管のソロを自然描写的に、どちらかというと淡白に演奏させ、それを露払い的に扱って金管のコラールに頂点を持ってくるのだが、リヒターは終始、何らかの言葉的メッセージを担ったプロテスタントの合唱によるコラールのように演奏するのだ。」

 このコラール・ブロックは、人によっては改訂版のアイデアを採用してティンパニやシンバルをにぎやかに鳴らす部分でもありますが、リヒターのアプローチはそうしたお祭り的なものとは一線を画す真摯な深い感動に満たされたもので、これに較べれば同じく原典通りのヴァントでさえずいぶんと淡白でスマートに聴こえてしまうほど。

 演奏全般で印象的なのは、遅めのテンポによる雄大なスケール感と、彼のオルガン演奏にも共通する各ブロックへのフレキシブルなアプローチが引き起こす個性的なコントラストの形成、強靭なリズムと克明なアクセント、濃厚な表情付けといったところですが、これらに共通して感じられるのは、リヒターの作品への深い共感でしょう。

 名演奏の数多く存在するこの作品ですが、リヒターの演奏は、これまでの誰とも異なる独自の境地に達したものといえ、そこで得られる感銘の深さも往年の巨匠たちにまったく引けをとらない見事なものだといえるのではないでしょうか。

 音質も申し分の無い重厚なステレオ録音で、リヒターの貴重なブルックナー演奏を心ゆくまで堪能することが可能です。リヒターには、ほかにバイエルン放送交響楽団を指揮した第7番の録音も残されているということなので、そちらもぜひCD化していただきたいものです。


■ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

 演奏時間(実測値)
 第1楽章 22:19
 第2楽章 16:02
 第3楽章 11:43
 第4楽章 21:59
 合計 72:03

カール・リヒター(指)ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)

録音:1977年11月7日ベルリン・ゼンデザール
録音提供:SFB(自由ベルリン放送協会)


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初登場! カルロス・クライバーの『田園』
気難しいマエストロが快くCD化を許諾!
1983年11月7日、バイエルン国立歌劇場ステレオ・ライヴ!
けた外れな才能に恵まれながらも、レコーディングにはほとんど関心を示さず、また、ライヴ録音に関してもなかなか承認しないことから、生きながらすでに伝説と化した感のある天才指揮者、カルロス・クライバーが珍しくも許諾した超名演。

 この『田園』は、以前リリースされたベートーヴェンの交響曲第4番と同じく、バイエルン国立管弦楽団を指揮したもので、1983年に収録されています。

 当時53歳だったクライバーの演奏は、音楽に内蔵されるエネルギーをことごとく引き出した躍動する突進力と、筋骨たくましく引き締まったサウンドに歯切れの良いリズム、シャープなフレージングが特徴的で、これに時に目もくらむほどの猛烈なスピード感が備わったという本当に凄いものでした。

 そうした傾向は、たとえば前年の第4交響曲でも顕著なことでしたが、この『田園』では、楽章ごとに異なる拍子を用い、さらに描写的な性格まで織り込んだという凝った作品の構造もあって、クライバーが提示するエネルギー・レヴェルの高さ、細部のマニエリスティックなオモシロさなどやはり比類の無いものとなっています。

 おそらくここでも例の“偶数プルト、奇数プルトのボウイング変更”(父親譲り?)をおこなっているのでしょうが、力感を孕みながらも流麗な音楽の流れは実に見事。
 実際、父親エーリッヒの『田園』(コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、ロンドン・フィル)も素晴らしいものでしたが、そのレシピは、第7や第5の場合と同様、カルロスにもきちんと受け継がれているようです。

 なお、カルロス・クライバーは、当アルバムに収められた公演の一年ほど前にウィーンでも『田園』を指揮するはずでしたが、直前にキャンセルしています。このときには映像収録用のコンサートも予定されており、ファンを落胆させたことをご記憶の方も多いはず。
 その意味でも今回の『田園』の注目度の高さには相当なものがあるといえるでしょう。

 オーケストラが馴染みのバイエルン国立管弦楽団というのも今回の重大なポイントです。振り慣れているオケでないと、振り慣れていないレパートリーを細部に至るまで100%思い通りにつくりあげることは不可能なことと思われますし、また、実際に、クライバーの彼らへの信頼の篤さには本当に特別なものがあったようです。

 以下、参考までに、第4交響曲のアルバムに寄せられたクライバーの言葉を掲載しておきます。

「私にとって、レコーディングにOKを出すことは常にある種の恐怖を伴うことでした。しかし、バイエルン国立管弦楽団との今度の演奏は、大いなる喜びを持って私がレコーディングを承認することを可能にしてくれました。
 我々は、耳に訴えるこの“スナップ・ショット”に対し、いかなる化粧も施したくありませんし、どんな小さな修正も加えたくなかったのです。実際、どのような批判に対しても、私たちは反論する根拠を持っています。
 生命力を耳から感じ取ることができる人達にとって、これほど心をこめて、自信を持って、また精霊に導かれるかのように楽しげに演奏を聴かせてくれるオーケストラは、バイエルン国立管弦楽団を置いてほかにないとすら断言できます。本当にありがとう!」



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■ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68『田園』

第1楽章“田舎に到着した時の愉快な気分”
 アレグロ・マ・ノン・トロッポ へ長調 2/4拍子
第2楽章“小川のほとりの光景”
 アンダンテ・モルト・モッソ 変ロ長調 12/8拍子
第3楽章“田舎の人々の楽しい集い”
 アレグロ へ長調(トリオ:変ロ長調))3/4拍子(トリオ:2/4拍子)
第4楽章“雷雨、嵐”
 アレグロ ヘ短調 4/4拍子
第5楽章“牧人の歌。嵐の後の感謝の感情”
 アレグレット ヘ長調 6/8拍子

カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団(バイエルン国立歌劇場管弦楽団)
1983年11月7日、バイエルン国立歌劇場アカデミー・コンサートをライヴ録音(ステレオ)


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 16:19

ひょっとして美空ひばり?

うーん「河の流れのように」ですか〜。諸行無常というやつですね?

しかしあらためて思うに、此処は凄い掲示板ですね。
何気ない日常的な言葉の中で、みなさんしっかりと哲学している。

してみると「今好きなのが一番」といいながらお気に入りを聴く・・・

これは一期一会を実践しているという事になるのですね。ナルホド×2


ところで、最近になって古楽派のマタイを幾つか聴きました。
何度か聴いているうちに、あの淡々としたリズム運びにも馴れ、
良さが少しづつ分かってきたような気がします。

でもまだ一つ、どうしても馴染めないモノがあります。
それはあの、カウンターテナーです。
裏声の故か、低音域にくると妙に空気抜けするような感じがして・・・

どうしても、女声アルトの艶やかで張りのある歌いまわしには及ばない。
マルガ・ヘフゲンや、それにイローナ・ドリゴ
特にイローナのあの絞り出すようなヴォーカルには、むか〜し聴いていた
ジャニス・ジョップリンを彷彿とさせるような懐かしさがあります。
(これは僕の原体験?というやつなのかも知れませんが(^^;)

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 15:29

河の流れのように

>自分の中の確たるモノに向かって
 ただ無心に弾きまくっている。そんな凄さを感じさせる演奏ですね。

こういうことを書ける人って好きですねー。

今朝はレーデルのブランデンブルグ協奏曲を聴きました。
かつての僕のベストチョイスで一番好きな演奏でした。

しかし今朝は違いました・・・

良いんだけど以前のようなブッちぎりの良さは感じない。
何でだろう?良くわからない。

ひとつ確かなのは自分が変わったということです。

自分が理解できなくなる瞬間です。

好きな演奏が新たに増えたかわりに、かつてのお気に入りが微妙に
姿を変えている。

さてさて、かように人間というものは時の移ろいとともに変容する
のですね。

だから、今好きなのが一番好き!

たとえばコープマンのカンタータ。
これなんて以前はあまり良いとは思わなかった。

ということは、
最近感銘深いヘレヴェッヘということもあり、198番に開眼するかも。
変化に期待・・・

montさんがグリュミオー無伴奏に開眼。おめでとうございます。
仏式葬式・・・同感。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/20 11:43

台風がまたきそうですね。

ちょっと長文になってしまいますが、今週仕事の合間を盗んで書き溜めたり
していた分もありますので、合わせて投稿させて下さい。

以前、
YAHOOトピで葛の葉さんがグリュミオーの無伴奏を押していたので
私も昨夜久しぶりに聴いてみました。

実は個人的にグリュミオーの無伴奏は、以前からちょっと苦手でした。
というのも、アーヨのような控えめで奥ゆかしいデュナーミクに比べ
グリュミオーってその正反対に位置するもの、と捉えていたからです。

でも今回改めて聴き直してみて、自分の愚かしさに気付きました。
それ(グリュミオー)は決して単なる事大主義などではなかった。

この人の演奏の本質って、何か人に聴かせる事それ自体にはほとんど
こだわってはいない。というか、自分の中の確たるモノに向かって
ただ無心に弾きまくっている。そんな凄さを感じさせる演奏ですね。

「精神性」とかいう実体のない言葉はどうも苦手な私ですが、
今はモダンでも、どちらかというと表現主義的な手法が強まっており、
(例えばクレーメルなど、でもこれはこれで凄い演奏ですが・・・)
こういう名演(シェリングにしても)には
これから先、もう出会えないのかも知れませんね。   

そう考えると寂しいです。

と、ここまでが前振りなのですが・・・

juncoop さんこんにちわ。

jun さんには「アーヨはエーヨ党」の名誉総裁になって頂きたいと
思っていたのですが、どうも福井県の方へ行ってまわれたようなので
私一人でアーヨ〜党の党勢拡大に奮闘しております。(笑)

で報告なのですが、
ジャーン。最近一名、新規党員の獲得に成功しました!
今仕事を一緒にしている若い人(26歳位かな?)に
アーヨ無伴奏のソナタbPをMDに落としてあげたところ、
すっかり気に入ったようで「是非CDを購入したい」と言うものだから

タワレコのクラシックフロアの作曲家バッハのコーナーであれば、
きっと「無伴奏ヴァイオリン」のタグが出ているからそこで購入可だヨ
とアドバイスして上げました。

skunjp さんも以前言っておられましたが、
結局、若い人にはバッハを聴く機会そのものが少ないんでしょうね。
「聴けばナットク」って何やらTV番組のタイトルみたいですが、

アーヨの無伴奏って、例えて言えば・・・
人間誰しも時としてナルシズムに浸りたくなる、あるいは浸っている時
(そんなの、お前だけだろうって?・・・(^^;汗)
そんな時に聴くと、ふと自分を含めた全ての存在や事象をとても客体的に
眺める事ができる。
何故かそういう幽体離脱の効果があると思います。


nujikoa さん、
偶然なのですが、私は(ずっと昔)バンドをやっていた時分から
何故か友人にドラマーが多かったのです。
もちろん一緒にセッションをした相手もいましたが、
そうでない人もたくさん友達になったりして
まさかネットでもドラムスの友人ができるなんて・・・・
不思議な縁(えにし)を感じています。(^^/

skunjp さん、御愁傷様でした。
いろいろお疲れの由、お察し申し上げます。大変でしたね。
私はキリスト教の葬儀はよく知らないのですが、
日本(仏式)のそれは、親類への応対などで身内がとにかく疲れます。
特に夫を亡くした未亡人の場合など、悲しんで(泣いて)いるひまも
ないくらいです。

「ガブリーロフのゴールドベルク」僕は好きです♪

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/19 21:29

今日の音楽

皆さん、こんばんわ。
台風15号も近づきつつあり、また荒れ模様の週末となってまいりました。
私はといえば、ヘレヴェッヘのカンタータ集を聴いて楽しんでおります。特に198番いいですよねーーー。曲が大傑作だけに、やはりよいですーー。ヘレヴェッヘはあっさりした演奏なのですが、古楽器の演奏がとても古雅な響きでありまして、この198番にはぴったりの演奏ですねーー。またBWV39とBWV93もなかなか良い演奏であります。

一方アランのオルガン全集3回目なんですけど、skunjpさんのおっしゃるとおり、古楽器オルガンであるジルバーマンの響きが光る!!
前回の1978年〜80年の2回目の録音にくらべて、やはりオルガンの音色が素晴らしいですねーー。


★エラートの復刻盤

9/25頃にエラートのLP時代の復刻CDが出るのは、前にも書いたとおりで、レーデルの音楽の捧げ物が楽しみなんですが、ヴェルナーのカンタータ集が復刻されないのに、不満が残りますねーー。
ぜひともヴェルナーのカンタータ集の再発が待たれるところ!!



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/19 18:09

3回目

皆さん、こんにちは。

juncoopさん、僕も昨夜、アランの2回目の録音で、
晩年の傑作「高きみ空より〜」を聴きました。
アランの音楽作りはクリアですね。

しかし3回目の方がオルガンの音は良いようですね。
これはバロックオルガンの勝利というか、ミクスチュア
の関係があるんでしょう・・・

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/18 22:47

ドイツ・オルガン・ミサ

皆さん、こんばんわ。

今日はアランのオルガンでバッハのドイツ・オルガン・ミサを聴いております。この1991〜93年の録音は、前回の1978〜80年の録音に比べて、とても重厚でゆっくりとした演奏になっているところが、このドイツ・オルガン・ミサの威喝さというかーー重厚さにはぴったりで、とても感動しますね。
深き淵よりわれ汝を呼ばわる(大)はやはりヘルムート・リリングのオルガンを超える演奏は未だに現れません。このアランの深き淵はかなりゆっくりと重々しく演奏はされているのですが、リリングのような悲痛な叫びのようなものは感じられませんでした。
しかし、この教理問答コラールはキリエからはじめ、とても感銘を受けるコラール集であります。ヴァルヒャによる演奏は少し速めのテンポなので、重厚さがほしいところでもありますね。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/18 18:02

散歩道

葬儀等で若干疲れとります。(-_-;)

juncoopさん、カンタータはなじみのものも良いですが、
未知のカンタータも魅力的ですね。

たとえば、歩き慣れた散歩道はそれはそれで充足感を与えますが、
新しい散歩道には新鮮な感動があります。
そこに、新しい音楽の花園があるわけですね。

さあ、今夜も聴くぞコープマン。

※オルガン曲は結構はまりますね。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/17 21:37

今日の音楽

みなさん、こんばんわ。

今日も少しですが、暑い日でした。

最近私は、アランの1991年〜93年の最新録音のオルガン全集で、バッハを聴いております。

中でもジルバーマンのオルガンによるドイツでの録音は素晴らしく、
リヒターも弾きましたフライベルクのものなどいいですよねーー。

特に今回聴いておりますのは、アランの6声のリチェルカーレがなかなか良かったですねーー。

他にクラヴィーア練習曲集第3巻「ドイツ・オルガン・ミサ」がとても楽しみで、これから聴くところ。

当分はオルガンばかり聴きそうでんなーーー。

それからヘレヴェッヘのカンタータBWV36、73、93,105,107,131も安価で手に入れてしまいました。


From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/16 21:30

今日の音楽

皆さん、こんばんは、お久しぶりです。

3連休は、軽井沢へ休養に行っておりました。

MDとか持っていきませんでしたので、音楽に飢えましたねーー。

ようやく昨日より涼しくなり、秋らしくなってまいりました。

さて今日は、モーリス・アンドレのトランペットでバロックの協奏曲を聴いてます。

●トレッリ/トランペット協奏曲ニ長調

●テレマン/トランペット協奏曲ニ長調

●ファッシュ/トランペットと2つのオーボェのための協奏曲

モーリス・アンドレ(トランペット)ウィーン合奏団他

アンドレのトランペットは抜群ですよねーー。しかもバロック協奏曲ですからとても爽やか。
こういう音楽を聴いていると理屈抜きに安らぎますねーー。



From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/16 15:08

拒みつつも惹かれる

皆さん、お久しぶりです。

>歳のせいか痛みが引かず、退院まではまだ数日のようですが・・・

montさん、お母様の退院が数日後とのこと良かったですね。
ただ、年寄りの打撲は後をひきますので、お大事になさってください。
僕の母は骨そしょう症で年中どこか痛がっています。

さて、今日は祖母の葬儀の日です。
召されたときの顔は平安そのものでした。
今は天国で安らいでいる事と思います。
家内が福島に残り、僕だけ子供のお守りで先に家に帰りました。
子供たちを送り出して洗濯をして、今はゆっくりしています。

のんびりした時間の中でカンタータを何曲か聴きました。

まず、kuzunoha_bachさんご推薦のマリナー159番、
「見よ、われらエルサレムにのぼる 」。
数ヶ月前に中古屋で見つけて狂喜した逸品です。
最後のバスアリアとコラールで胸が熱くなりました。
・・・これからもカンタータをたくさん聴いていきたい、との思いを
新たにしました。

次に聴いたのはテレマンのカンタータ「ダニエルよ行け」。
これは葬儀のカンタータですが、バッハの106番と良く比較さ
れる名曲だそうです。バッハほどの対位法の綾はないですが、
洗練された旋律が随所にきらめく深みのある曲です。

テレマンにはマタイ受難曲もメサイア!もあるそうですが、この
人の声楽曲は要チェックです。(受難曲は46曲書いたとか!)

演奏はリチェルカーレ・コンソートですが、本当に深いところから
音楽が出てくる名演です。特にマックス・エグモントのバスが秀逸。
ヴァイオリンはフェルナンデス、ヴィオラダ・ガンバはフィリップ・ピエルロ、
木村かおり、そしてファゴットはミンコフスキ等、器楽陣も完璧な
アンサンブルで光ります。録音がまた豊かでかつ洗われたように
明晰な響き。当CDにはバッハの106番「神の時はいとよき時なり」
が入っています。(レーベル : リチェルカーレ)

>しかし、それでいて音符はしっかりと自らを主張し、
 炸裂する対位法は表情豊かにその色調(トーン)を放散する。
 各声部はあたかもディベートの嵐のごとくに喋りまくり・・・

早弾きグールドの面目躍如ですね。
イタ協の第3楽章は、速い中にも音楽を高みから優雅に見下ろす
余裕があります。これはグールドの初期録音の特長だと思います。
それは、水面下でせわしなく動く足を表面に出さずに、優雅に
静かに湖をすべる白鳥の趣がありますね。

後年のグールドほど、「各声部はあたかもディベートの嵐のごとくに
喋りまくり・・・」の、先鋭な要素が強調される気がするのですよ。
イタリアンアルバムの最初の2曲のフーガ(79年録音)に著しく見ら
れるのですが、初期の優雅な「抒情様式」から、「切迫様式」とで
もいうべきものに変容している・・・まあこれは、私見ですが。

>で、他に、驚異の「音楽的」早弾きの人は居ないかな?
と想像をめぐらすも、なかなか見つかりません。

nujikoaさん、僕は一瞬ガブリーロフのゴールドベルクを思い浮か
べましたよ。あれぞ早弾き。
・・・しかし、音楽的かどうかは判らない。
何かと批判も多い演奏ですが、僕は気になって時々聴くのです。

「拒みつつも惹かれる」ってありますよね。
アッ、女性ではありませんが。(汗)

そろそろ幼稚園のお迎えだ ・・・ 

※鈴木さんのパルティータ、やっと届きましたか。
 お楽しみください。
 僕は今、鈴木さんの新譜、フランス組曲が気になっています。


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/16 00:23

むむむ・・・

montさん、
今に始まったことではありませんが、
montさんの音楽の聴きこみ、弾きこみ(?)の深さ。
うん、うん・・・と、頷き通しでした。
(不滅のファンキーじじい、ジミー・スミスが出てきたのも嬉しかったです^^)

で、他に、驚異の「音楽的」早弾きの人は居ないかな?
と想像をめぐらすも、なかなか見つかりません。
(比較対象がグールドでは・・・)

名高き「ポリーニのショパン練習曲集」くらいかな・・・
もう、技術(メカニック)は当然余裕だし、そんなことには最早興味さえない、くらいの境地なんでしょうね。


あと、パッと思い浮かんだことを一言。
早弾きではないんですが、
グールドを聴いていてため息をつく以外することが無い箇所のひとつ。
ゴルトベルク(新盤) 第3変奏=最初のカノン の左手です。
こんな表情豊かなバス、他に誰が弾けるというのだろう・・・!
ミディアムテンポなのに涙が出そうになる、不思議な演奏。

***
さーて、明日からの運転の友は「やっと届いた!鈴木雅明のパルティータ」。楽しみです。

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/14 21:51

早弾き

みなさん、母の事でいろいろお気遣い下さってありがとうございます。
歳のせいか痛みが引かず、退院まではまだ数日のようですが・・・

skunjp さんのところも大変なのですね。

>受難は人生の祝福の泉・・・

ですか。考えさせられます。

nujikoa さんから久しぶりに「ギタリスト」等と言われてしまったので
今日は思い切って「早弾き」について語ってみたいと思います。

私の好きなジャズ・ロック・フュージョン系のプレーヤーでも

例えば・・・
ギターのアル・ディ・メオラ、トレバー・ラヴィン
キーボードのジミー・スミス、ヤン・ハマーetc.

早弾きの名手達の演奏は嫌というほど聴いてきましたが、でも
彼らの演奏はあくまでスピードの中に音楽(音符)を表現する
という手法なんですね。
スピードそれ自体が表現手段の核になってしまっている。
でも決して悪口を言っているのではありません。

ビート主体の現代音楽にあってはそれも立派な手段ですから。


しかしグールドは違います。表現の厚み豊かさが断然違います。
(例えば、奇跡のプレスト=イタリア協奏曲の第3楽章)

曲頭から結尾のリタルダンドに至るまで、
まったく息をもつかせぬアップテンポの持続。
まるで時間の歯車が無限ループに陥ったような錯覚すら・・・

しかし、それでいて音符はしっかりと自らを主張し、
炸裂する対位法は表情豊かにその色調(トーン)を放散する。
各声部はあたかもディベートの嵐のごとくに喋りまくり・・・

これを奇跡と呼ばずして何と言いましょう。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 09/12 21:03

今日の音楽

こんばんはーー。今日から3連休の人もおられると思います。

私もなんとかーー仕事にケリをつけて、3連休となります。

3日間は、出掛ける予定です。BACH1000をサボッているので気

にはなっておりますが、最近としては、器楽モードで、少し声楽が遠の

いておりますねーーー。いかんいかん。


【今日の音楽】


●バッハ/管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

最近この演奏をよく聴いておりましてー、カラヤン嫌いの人もいるとは思いますが、とても好きな演奏ですねーー。堂々たる序曲とアリアの美しさ、ガヴォット・ブーレ・ジーグの華やかで壮大な表現はやはりいいですねーー。