クラシック音楽掲示板


目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/10 22:37

おめでとうございます。

投稿数が1000件突破?そりゃ凄いですねー!
BBS2はどうなってるのかな?

でも、あれ?ブラームス談義。どうも乗り遅れたみたいですネ(^^;
といっても私の場合、そんなに得意でもないからいいンですけど・・・

ただnujikoa さんの言われた「字余り」が妙に心に残った(言い得て妙)
ので、一言だけ言わせてください。

まず「字余り」と聴いて瞬間に思ったのは、対位法的な見地からみると、
確かにブラームスは「字余り」もあるが、同時に「字足らず」もあるぞ
でした。

「字余り」についてはskunjp さんが素晴らしい解説を添えて下さったので
あえてそれ以上は言いません。(僕が言っても下手になるだけ・・・笑)

ただブラームスの場合、旋律線が他の作曲家の感覚とは異なり、
必ずしも常人の期待するラインが出て来ないところ(傾向)があります。

恐らく彼の対位法では声部間の呼応とか均衡性といったものは
あまり重要な位置を占めていないのではないでしょうか?
(言い換えるとバッハのような緻密性にはあえて目をつむっている)
ある声部からみれば字余りだが、他声部からみると字足らず。

そこがまたブラームスの魅力でもあり、同時に短所にもなっている。
「短所」というのは私がブラームスを批判して言っているのではなくて、
ブラームス嫌いの人達に格好の攻撃材料を与えてしまっているという事です。

あくまで素人の憶測ですが、どうもそんな気がしてなりません。

でも僕は(どちらかというと)好きですね、特にピアノ作品は。
少なくともベートーベンのハンマー・クラヴィーアよりはずっと聴き易い。
ハハハ(^^ゞ

不安を煽るようなところでは、居たたまれなくなる程の心地悪さを、
逆に安寧を与えるところでは、まるで睡眠薬のような効果すら・・・
このメリハリの付け方などは天才的だと思います。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/10 21:24

今日の音楽

皆さんこんばんわ。明日から3連休なのでゆっくりできます。釣りでも行こうかな?


★skunjpさん
復活の歌詞についていろいろと有り難うございます。とりわけ感動するのが、「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。マタイ11:28」という聖書の言葉ですね。すべて、疲れた人、重荷を負っている人は私自身でもあり皆さんでもあり、今の日本人にも当てはまるかもしれません。休ませてほしいですーー! 身も心も・・。
しかし果たして主のところにいけるかどうかは、自信がありませんね。
やはり「主に背いて、自由に振る舞いたいとか、自己中心に生きたいとか、人間の弱さを抑制するような強い意志が持てるのかどうかという事に自信がありません・・・!!」


【今日の音楽】


●バッハ/管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1965年/ドイツ・グラモフォン

いつ聴いてもいい演奏ですねーー。反カラヤン派の方には申し訳ないのですが、カラヤンの3番は素晴らしい。数ある管弦楽組曲を聴きましたが、カラヤンはカザルスやリヒターと並んで優れた演奏と言わざるを得ません。壮大で重厚、序曲やその他の舞曲の輝かしさ、華麗さ、アリアの美しさと荘厳な演奏。私にとってはすべて良いと考えております。



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/10 19:58

人生の目的

   ☆☆☆ 祝、投稿数 1000突破! ☆☆☆

junncoopさん、投稿数1000突破おめでとうございます。
この掲示板は本当に素晴らしいですよね。
周りを見回してもバッハファンはほぼゼロ。
それどころかクラッシクファンさえ少ない。
そんな中で、バッハ命の方々と心ゆくまで語り合えるのですから!


さて、交響曲第2番「復活」につていのお話・・・

junncoopさんの真心に応えて、今日は、僕も本心を吐露します。
時間のない方、興味のないかたはスキップしてくださいませ。(^^;;



僕は聖書に対してずっと偏見を持ってました。

それは、聖書というのは真面目な人たちが「人生はいかにより良く
生きるべきか」と教訓にするための、いわば、処世訓に毛の生えた
程度の書物と思ってました。

だから、ちょっと気の利いた教えとか、慰められる話があって、
それはそれでイイナーというくらいの理解でありました。

しかし、イエス様に個人的に出会ってみると、聖書はそんなレベル
の書物ではない、驚天動地のもの凄い本である、ということがわか
りました。それは単に「本」というものを超えていると・・・

まさに、世界のベストセラー「ザ・バイブル」の名の通りだ、と
思いました。

聖書には素晴らしい教えがいろいろあります。それはどんな宗教書、
哲学書もかなわないような、大変に深遠な真理に満ちており、また
人間にとって慰めに満ちた言葉が無数にあります。

しかし、聖書の「教えそのもの」には、人間を本当に生かす力は
ない、ということが信仰を持ってはじめて分かりました。

聖書の教えは人間を「破綻」に導くのですね・・・


たとえば、「愛し合いなさい」というみことばがあります。
これは人間には不可能です。

愛するということを聖書では、<自分と同じように他者を愛する
こと>と書いてあります。人間は、自分の都合の良いときに、
自分が犠牲を感じない程度に他人を愛することはできます。でも、
自分と全く同じように他人を愛するなんて、本当につきつめて考え
れば、これは人間にはとうてい無理な話。

結局、聖書が言っている教えは、人間に「それができないこと」を
教えるのです。

・・・ならばどうするのか?

だから、わたしのもとに来なさいと、神様は語っておられる。
あの分厚い聖書が言いたいことはその、たったひと言なんです。

 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに
 来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
                   マタイ11:28

何か立派な生き方をしなさい、頑張って良いことをしなさいでは
なく、ただ「わたしに会いに来なさい、わたしの十字架の救いを
受けなさい」ということなんですね。


しかし、このことが人間には一番難しい・・・

それは、神様に頭を下げることになりますからね。

人間は自分が神様でいたいんです。

自分が行動の中心、その基点でありたい・・・
独立独歩の精神で好きなことをしたい、神様なしで歩みたいとい
う思い、これが聖書で書かれている「罪」というものの本質です。

人間は、自分の思い通りに生きたいと願い、そのような生き方が
幸せにつながるのだと思っています。

でもそれは、思い違いなんです。
イエス様を信じると不自由になる、縛られる、と思いこんでいる
人がいますが、それは間違なんです。

好きなことをしていて人間は幸せになれるかというと全く逆で、
むしろドンドン孤独な険しい道に迷い込む。

そうではなくて、イエス様を人生の主として迎え、聖書を人生の
羅針盤として歩むときはじめて本当の幸せを得ることができます。

この僕がそうでした。


>「全ての征服者であったお前から! 今こそお前は征服されたの
 だ!」
 →苦悩や死という征服者から果たして逃れられるのでしょうか?
 逆にそれらをどうやって征服するというのでしょうか!

イエス様を信ずるということが死の克服です。
なぜなら永遠の命が、その時与えられるからです。

死を持って人生終わりなんて、あまりに虚しいですよね。
それでは結局、苦労の連続で終わるだけではないですか。

この世で The End だよ、とは聖書には書いてないんです。
イエス様に出会うことで人間は、本当の生き甲斐に溢れた人生を
歩むことができ、いきいきとした希望に満ちたエネルギッシュな
命を満喫することができるのです。
そして、死んだら天国。人間の本当の故郷・・・

あのバッハのように。

> →私は、神様のところへ連れていって欲しいと願う!
  人間は限られた生の中で、わずかな慰めを得るだけではないか!

この願いは聞かれます。

それは必ずしも、教会に行くことではありません。
いっぱい献金をして、善行を積むことでもありません。
それはマタイ受難曲に出てくるパリサイ人の生き方ですね。

そうではなくて、罪人としてそのままの姿でイエス様のところに
行くこと。

そして「どうか罪人の私を救ってください」と祈ること。
それだけで人間は救われるんです。
罪が赦されるんです。

なぜなら、イエス様がご自分を犠牲にして、僕らの罪を贖って
くださったからです。

僕らの人生の目的は、「イエス様に出会うこと」です。

                  ・・・長文多謝

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/09 22:35

今日は残業でした。

皆さん、こんばんわ。

juncoopのホームページのBBS1の記事も1000件となりました。

BACH1000より早くも1000件となり、ひとえに皆さんのご投稿の賜物かと、喜んでおります。

これからも、バッハを中心にクラシック音楽について、大いに語りたいと思いますので、よろしくお願いいたします!!


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/09 02:04

あれこれ

juncoopさん
>どうぞご遠慮なく、ブラームスについて語ってくださいね。
>バッハについてだけ限定はしておりません。
>HPの管理人がバッハ狂なだけですので・・・。

ありがとうございます。
僕もバッハ狂ですので、安心してください。(^^)

・・・でも、juncoopさんや葛の葉さんみたいに、「1曲残らず聴いてやろう!」までの気力はないですが・・・


skunjpさん
>あれは、ターラ/リーーー/ターリラとなっています。
>ここが良いんです。
>つまり、ターラ/リーーターリ/ラー、ですね。
>これは凡庸、つまらない・・・

なるほど!真の意味での「字余り」とはまさにこのことですね。
最高の例を(気づかせて下さり)有難うございました。

こうしてみると、僕はよくわからないまま「字余り」と言っていたようで・・・(汗)

どうやら、
「こぼれ出てくるフレーズが、余韻を残す後奏の役目をしながら、次のメロディーへの前奏にもなっている」
というのが、僕の感じていた「字余り」の正体だったようです。


>juncoopさん
いろいろ悩まれることが多いようで。

僕はというと、「僕の人生って恵まれてるのかも」と思えて来たこのごろです。

辛いことはいっぱいありますが、理不尽に感じることは殆どないのです。(=良い人達に囲まれてきた。)

(小さな悩みが降りかかってきた最近、特にこう思います。)
普段グチは少ない僕が今日はグチを垂れている。
自分で自分の言葉を聞いてみて
「なんやー、イライラした割には大したことでもないやんか」
と、ばかばかしくなったんです。

理不尽なことで苦労させられているかたを見ると、
やっぱり辛そうですからね・・・
それに比べれば、僕なんか楽、楽。(^^)



From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 19:47

RE:バッハ全集について

>●ファンタジーとフゲッタ 変ロ長調BWV907→偽作
>●ファンタジーとフゲッタ ニ長調BWV908→偽作

この2曲だけはヒルによる録音があるわけですが、これは次のCDに入っています。
リュートハープシコードによる演奏で、これがなかなか美しいのです。
偽作云々は別にして、一聴の価値のあるCDと思います。

BWV 907 Hill 1998 Hänssler CD 92.109
BWV 908 Hill 1998 Hänssler CD 92.109

>また、室内楽作品では、偽作とされているトリオ・ソナタニ短調BWV1036は以前、ムジカ・アンティカ・ケルンで出ていたのですが、再発が望まれますね。しかし偽作は偽作なので、まあいいかーー!!

これは、もう、さがしたさがした。執念の探索の結果、現在2種類の録音を持っています。

BWV 1036 Rampal / Nicolet 1968 ERATO DX-10-RE
Takahashi etc. 1997 Thymallus THYM 106

実は、ランパル/ニコレ盤は、昔から家にあったLPだったのです。

>世俗カンタータについては、BWV216〜224まで9曲あるはずなのですが、やはり偽作と言われておりまして、これについても手に入れる必要はないと思っております。

217〜222は、わりと入手しやすい、次のCDがあります。

BWV 217 Helbich 1991 CPO 999 139
BWV 218 Telemann Helbich 1991 CPO 999 139
BWV 219 Telemann Helbich 1991 CPO 999 139
BWV 220 Helbich 1991 CPO 999 139
BWV 220 /1 unvollständige cantate Von Gott will ich nicht lassen Matt 1999 Brilliant 99376/6
BWV 221 Helbich 1991 CPO 999 139
BWV 221 /1 (Sinfonia) Winschermann 1968 PHILIPS 454 346
BWV 222 Bach Johann Ernst Helbich 1991 CPO 999 139

どれも確実に偽作か、ほぼ間違いなく偽作ですが…

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 20:10

マーラー/交響曲第2番 「復活」について 、その2

昨日も語りました、マーラーの復活ですが、skunjpさん、さっそくお答えいただきまして有り難うございます。

では、この交響曲第2番の第5楽章をなぜ、juncoopが、感動してしまうのか、分析してみました。音楽が素晴らしいのは当然の事で、その歌詞についても深く感動してしまいました。それは自分自身の現代に生きる境遇を、この歌詞にあてはめてしまうからかもしれませんね。
自分の置かれている境遇について、自分のために神か誰かに言ってほしい歌詞なのかもしれません。この曲を聞いて、自分との葛藤に苦しむjuncoopということか?


第5楽章(歌詞) クロプシュトックの讃歌「復活」


「甦るだろう、わが塵よ」→ 自分は神に言わせると塵に等しい存在と思う。


「しばらくの憩いのうちに甦るだろう。」→ 私には憩いが欲しい!

「お前を呼びたもうた主こそ、不滅の生命をお与え下さるのだ。」

→不滅の生命は望みませんが、人生のある限り、幸せになりたいと思う自分があります。

「再び花咲くために、お前は種まかれたのだ。」

→長い人生でこの世に生を受けた事を怨みたくなるようなことはありますが、やはり、私は生かされているのだろうかと思う。再び花咲くことがあるのだろうか?

「やがて収穫の主が来て、穀物の束なるわれら死者を穫り入れていかれる。」

→ 人生に疲れ果て、老いが来てやがて死を向かえる私は、召されるのだろうと思う。


「おお、堅く信ぜよ、わが心よ。私が何も失ってはいないことを!」

→本当に失っていないのだろうか・・いろいろなものが去っていた気がする。


「お前が憧れたもの、お前が愛したもの、お前が得ようと戦ったもの、

それらは全てお前のものなのだ。」

→本当にそうであろうかと疑いたくなる。そうなって欲しいのですが。


「おお信ずるのだ。わが心よ、お前は悪戯にこの世に生まれて、

無為に生き、苦しんだのではないということを!」

→この言葉を一番、私は言って欲しいのです! なぜなら、やはりこの辛い世の中で苦しんでいるからです。苦しんでいる他の人々にも語って欲しい言葉です。ちょっとは慰めとなるかもしれません!


「生まれ出たものは滅びなければならぬ。滅びたものは甦ればならぬ。

おののく事はやめよ、生きるための用意をせよ!」

→この言葉はかなり宗教的なのでよくわかりません。今、失望している人々に、生きるために 励ましてもらっているようにも聞こえたいです。本当は永遠の生命を生きる用意なのでしょうけど・・・。


「おお苦しみよ、全てに染み通る苦悩よ! おお死よ、私はお前から逃れ出る。」

→本当に逃れたいですねーー。この世の苦しみは永遠にも思えます。しかし死からも逃れたい!!


「全ての征服者であったお前から! 今こそお前は征服されたのだ!」

→苦悩や死という征服者から果たして逃れられるのでしょうか?
逆にそれらをどうやって征服するというのでしょうか!


「私はその勝ち得た翼をひろげて 燃ゆる愛の力を借りて舞い上がろう!いかなる目もとどかぬ光のもとに。私はその勝ち得た翼をひろげて・・・私は舞い上がろう。」

→本当に愛の力で、舞い上がりたい!!


「甦るために、私は死ぬのだ!」

→私は、死にたくはないが、そんなに長寿は望んでいないし、甦りたいとは思わない、冷めたもう1人の私がいる!!


「甦るだろう、わが心よ、お前の鼓動が、
お前を神様のところへ連れて行く!!」


→私は、神様のところへ連れていって欲しいと願う!
人間は限られた生の中で、わずかな慰めを得るだけではないか!

だから、「神様から生まれた私は神様のもとへ行くのです。神様は私にひとつの光を下さって、とこしえの喜びの生命にまで、私を照らして下さるに違いない!」 と思いたい・・・。



To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 18:50

バッハ全集について

皆さん、こんばんわ。


★nujikoaさん
どうぞご遠慮なく、ブラームスについて語ってくださいね。ここのHPはクラシック音楽についてのHPですから、バッハについてだけ限定はしておりません。HPの管理人がバッハ狂なだけですので・・・。

★葛の葉さん
クラヴィーア作品についての演奏資料、参考になります。有り難うございます。


【バッハ全集juncoop編】

《演奏がない不明のクラヴィーア作品について》

バッハのクラヴィーア作品はBWV772〜994まで223曲 旧バッハ全集では確認されているのですが、私のコレクションによれば13曲が、いまだに演奏CDが不足しております。というのも、やはり偽作とか他人の作品のために録音されていない訳でありまして、それは以下のものです。

●アルマンド ハ短調BWV834→偽作

●アルマンド イ短調BWV835→キルンベルガー作曲

●アルマンドとクーラント イ長調BWV838→グラウプナー作曲

●ジーグ ヘ短調BWV845→偽作

●プレリュードとフーガ イ短調BWV897→ドレッツェル作曲

●ファンタジーとフゲッタ 変ロ長調BWV907→偽作

●ファンタジーとフゲッタ ニ長調BWV908→偽作

●ファンタジー ト短調 BWV920→偽作

●フーガ ホ短調 BWV945→偽作

●フーガ ホ短調 BWV960→未完の偽作

●フガート ホ短調 BWV962→アルブレヒツベルガー作曲

●アンダンテ ト短調 BWV969→偽作

●プレスト ニ短調 BWV970→フリーデマン・バッハ作曲


以上13曲が不足しているのですが、全部バッハの真作ではない事がわかり、結局、juncoopは現在確認されているバッハのクラヴィーア作品を、全部CDで聴いているという事で、めでたしめでたしでした。

また、室内楽作品では、偽作とされているトリオ・ソナタニ短調BWV1036は以前、ムジカ・アンティカ・ケルンで出ていたのですが、再発が望まれますね。しかし偽作は偽作なので、まあいいかーー!!

世俗カンタータについては、BWV216〜224まで9曲あるはずなのですが、やはり偽作と言われておりまして、これについても手に入れる必要はないと思っております。

まあjuncoopのバッハ全集もほぼ、これで完結かと思われます。
安心して、BACH1000について語れるかと・・・思っております、はい。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 17:55

永遠の生

>おお信ずるのだ。わが心よ、お前は悪戯にこの世に生まれて、
 無為に生き、苦しんだのではないということを!
 生まれ出たものは滅びなければならぬ。滅びたものは甦ればならぬ。
 おののく事はやめよ、生きるための用意をせよ!

juncoopさん、非常にこれは聖書的な歌詞ですね。

聖書は、「人は短い一生の間に、永遠の生命のための選択を
しなければならない」と書いています。

つまり、「永遠に生きるための用意をせよ!」ですね。

原光はジェシー・ノーマンの深々とした声が印象的でした。
マゼール/VPO・・・

このコンビのマーラー。
あまり評価されていませんが、僕は好きです。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 17:50

字余りの元祖は?

字余りですか。それは気づかなかった。
さすが、nujkoaさん。目の付け所がシャープでしょ・・・

ある時、N響アワーでダジャレ作曲家・池辺晋一郎先生も同じようなこ
とをおっしゃってました。

「たとえばブラームスの3番シンフォニーの第3楽章。
映画のワンシーンに流れるような有名なあの旋律ですね。

(アッまた、ブラームス!堪忍です。これで最後です・・・汗)

あれは、ターラ/リーーー/ターリラとなっています。
ここが良いんです。

当たり前の作曲家なら、最初がアウフタクトになっているので、次も同
じくアフクタクトで書いてしまうことでしょう。

つまり、ターラ/リーーターリ/ラー、ですね。
これは凡庸、つまらない・・・

ブラームスは聞き手の予想をはずして、やはり天才と言わざるを得な
い音楽を書いている」


さすが、僕らと同じくバッハ信奉者、穴馬ブラームスの面目躍如
ですね。この辺の「字余り感覚」は、しっかりと、バッハから学んだ
のではないでしょうか?


kuzunohaさん、未録音のものが沢山あるのですね。

これは楽譜片手にぜひ聴きたいですねー。

なお、僕はルージッチコヴァおばちゃんの世話になってますが、古楽
全盛の今では逆に実に新鮮に聞こえます。音楽も「骨太」で聴き応え
がある。個人的には決して嫌いではない。(以前は嫌いでしたが)

ただし惜しいのは、ちょっと骨が当たってイタイ瞬間があること。
つまり、楽器の生かし方に難があるのです。
エムシュなんかもモダン感覚で弾いているのでやや音がきたない。

しかしながら、この人の音楽は独特の硬派の味わいがありますねー。
たとえばインヴェンションとシンフォニア・・・いいですねー。
今夜聴くぞ。

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 01:08

字余り

juncoopさん、またブラームスで済みません!(お許しを)

ここ数日、バッハから少し離れ気味。
そのうちまた戻ってきます(確率100%)

ブラームスの室内楽のピアノパートに耳が釘付けの最近です。

パッと思いついた表現なのですが、
「字余りの妙」なんですね〜

バッハの音楽には一切の無駄が無いわけですが、
ブラームスのピアノは、言いたいことをひとしきり言った後に「字余り」が付いてくるんです。

終わってしまうのが惜しくて、つい流れてしまう・・・これがとても美しいんです。何回も聴きなおしたくなる。

他の楽器は、もう次の展開に旅立つ準備をしているのに、ピアノはその前の流れの余韻を楽しんでいるわけですね。

優柔不断な僕の気質にぴったりです、はい(^^)

***
ピアノ・ソロの間奏曲のほうは、僕は
グールド、アファナシエフ、ルプーと「王道リスニング」です。(^^)
どれも全然違うけれど、どれも素晴らしい。
気分によって取り出して聴けば良いというこの幸せ。






From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/08 00:01

不明のクラヴィーア曲たち

BWV 834 835 838 845 920 945 960 962 969 970

これらは、まだCDを見たことがありません。
次に、超レア。要するに録音が1種類しかないのが次のもの。(当社比)


BWV 837 Payne 1999
BWV 839 Hill 1999
BWV 840 Hill 1999
BWV 844 Ruzickova 1975
BWV 896 Hill 1999
BWV 897 Rieger 2000
BWV 898 Gould
BWV 903a Hill 1999
BWV 905 Rieger 2000
BWV 905 /Fantasie Hill 1999
BWV 907 Hill 1998
BWV 908 Hill 1998
BWV 912a Hill 1999
BWV 932 Payne 1999
BWV 958 Wuyts 1988

ルージイッチコヴァおばさんにはできるだけ世話になりたくなかったのですが、1曲だけやむを得ずお世話になっています。
Hill Wuyts Riegerは、レアもの御三家です。(特にあとの二人はレアもののみ録音あり。)

偽作だろうがなんだろうが、BWVとついていれば全部聞きたいのは、バッハファンとして当然のことですね。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/07 22:43

今日の音楽

皆さん、こんばんわ。juncoopです。

私のバッハ全集コレクションもなかなか完結しないようで・・。特にクラヴィーア作品はBWVがところどころ抜けておりまして、というのも偽作と思われるものが沢山ありまして、なかなか録音されていないものがあるようですねーー。以前エラートから出ていた、ルージィチコヴァによるバッハ全集の再発が待たれるところ。ルージィチコヴァの演奏はテルデックのBACH2000でも、CD化されておりましたね。古楽器志向のテルデックのBACH2000ですが、モダン・チェンバロのルージィチコヴァが登場してくるのも、やはり彼女のバッハ全集がアラン同様に、貴重な数ある録音のためですねーー。



【今日の音楽】


●マーラー/交響曲第2番ハ短調《復活》

ジュゼッペ・シノ−ポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団/合唱団

1985年/グラモフォン

シノーポリによる復活は、同曲の数ある録音の中でもかなり素晴らしい出来栄えとなっておりまして、激しさ、荘厳さ等、大いなる感動をもたらします。特に最終楽章の合唱はとても感動しますねーー。
この2番の第4楽章は有名な「原光」ですし、第5楽章は「蘇るだろう」と感動的に歌われ、神神しい崇高で輝かしいクライマックスに達します。


第5楽章(歌詞) クロプシュトックの讃歌「復活」


甦るだろう、わが塵よ、

しばらくの憩いのうちに甦るだろう。

お前を呼びたもうた主こそ、不滅の生命をお与え下さるのだ。

再び花咲くために、お前は種まかれたのだ。

穫り入れの主が来給いて、穀物の束なる我ら死者を穫り入れ給う。

おお、硬く信ぜよ、わが心よ。私が何も失ってはいないことを!

お前が憧れたもの、お前が愛したもの、お前が得ようと戦ったもの、

それらは全てお前のものなのだ。

おお信ずるのだ。わが心よ、お前は悪戯にこの世に生まれて、

無為に生き、苦しんだのではないということを!

生まれ出たものは滅びなければならぬ。滅びたものは甦ればならぬ。

おののく事はやめよ、生きるための用意をせよ!

おお苦しみよ、全てに染み通る苦悩よ! おお死よ、私はお前から逃れ出る。

全ての征服者であったお前から! 今こそお前は征服されたのだ!

私はその勝ち得た翼をひろげて 燃ゆる愛の力を借りて舞い上がろう!

いかなる目もとどかぬ光のもとに。

私はその勝ち得た翼をひろげて・・・私は舞い上がろう。

甦るために、私は死ぬのだ!

甦るだろう、わが心よ、お前の鼓動が、

お前を神様のところへ連れて行く!!











From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/07 19:56

本命バッハ

じゃあ、ブラームスは穴馬か?
まあ、ブラームスもバッハ全集を予約購入していたぐらいですから、
おそれ多いが、われわれの仲間みたいなもんです。
その音楽が悪かろうはずがない。

ホルン三重奏曲、あと一言だけ。
グリュミオー盤、ヴァイオリン以外興味なしと書きましたが、大変ぼんくらなことでした。
ベルギーのホルン奏者、フランシス・オルヴァルは霞のようにたゆたう音色がすばらしい。
そして、シェベックのピアノも文句無し。私にとって、3つ目の名演になりました。

バッハは平均律。最近もっぱら聞いているのは、デムスの2回目の録音です。(70年頃)
あのリヒテルの演奏と比べてみても、「ずっと良い」と思うことが多いのです。
例えば第8番変ホ短調を聞いてみてください。
下のサイトからMP3のファイルがダウンロードできます。
(私は、ダウンロードしたものをCD−Rにまとめました。)

http://artists.mp3s.com/artists/212/demus_plays_bach.html

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/07 17:18

本命バッハと・・・演奏家の人徳

juncoopさん、やはり僕らの本命はバッハですね。

最近はレオンハルトにノックアウト状態で、毎日聴いています。
それで、以前手放したテルデックのシリーズ(LP全集とCDの
一部)を、バラ売りでまた少しずつ買い直しています。

もちろんなるべくレオンハルトがたくさん入っている盤のみ。
(アーノンクールファンには殴られそう・・・)

でも、こないだタワーに行ったらアーノンクールがたくさん残って
いて、レオンハルトが残部僅少でした。
・・・同じこと考える人がいるのかなー。

お金のある人は、バラ売りは僕のために残しといて、ぜひBOX売り
を買ってください。(・・・汗)

しかし、レオンハルトの表現はリヒターとは隔絶してますね。

もちろんリヒターが悪いという意味ではなく。
リヒター盤は、やはり歌手のラインナップが凄い。
よくあれだけスターが揃いましたね。
F・ディースカウ、アダム、ヘフリガー、シュライヤー、マティス、
そうそうたるもんです。
歌だけではなくて、器楽陣も凄い。
出色はニコレですかね。バウマンもいるか。

バッハじゃないけど、ヘンデルの合奏協奏曲にVPOの名物コンマス
ヘッツェルを起用したのは凄い眼力です。
このヴァイオリニストの誠実かつヴィヴィッドな響きが、大きな
魅力になっていますね。さすがです。

あー、ヘッツェルは10年ほど前でしたか、ちょっとした登山事故
で亡くなったのですよね。普通だったら考えられない容易な場所で
あっけなく落命されたようです。本当に惜しい・・・

昨夜は、この人のヴァイオリンで、ブラームスのソナタNo2を
聴きました。最盛期を過ぎているのか音程が僅かに不安定ですが
それを補って余りある、何というか「人徳」がにじみ出ています。

音楽を通して「人徳」が匂い立つ演奏といえば、ホルントリオの
ヴァルター・バリリにも同じものを感じました。

おっと、いつのまにやらブラームスに逆戻り・・・!!!
いけない、いけない・・・。

>●ピアノ協奏曲第1番/ギレリス(P)ヨッフム指揮
  ベルリン・フィル

上記のご推薦、さすがjuncoopさんです。
実にこのCDの演奏者たち、「黄金の組み合わせ」だと思いま
せん?

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/06 20:27

今日の音楽

こんばんわ。juncoopです。
毎晩寒くなってまいりましたね。毛布が必要で、もうじきストーブとコタツも必要かもしれません。

ブラームスについて盛上がっておりますねーー。
もともと ブラームス=秋に聴きたくなる音楽などと言い出したのが私自身だけに、はやくバッハの話題に戻したいというのも正直なところ。
とても責任を感じております、はい。

まあ、せっかくブラームスのお話が出ているので、私の乏しい知識でブラームスについて語ってみましょう。

●ドイツ・レクイエム/カラヤン指揮ベルリン・フィル EMI

とにかくブラームスは渋いのですが、このレクイエムかなりいいですよねーー。「悲しんでいる人は幸いである。」この冒頭合唱の重厚、荘厳で渋い事。はじめてこの曲を聴いた時、かなり来ましたねーー。もう病みつきになります。しかも歌詞がいいですよね。「涙を以って種を蒔く人は、喜びを以って刈り取る」なんて、宗教的でいいですよね。


●ピアノ協奏曲第1番/ギレリス(P)ヨッフム指揮ベルリン・フィル

この曲はまた、かなり交響曲してますねーー。いつピアノ・ソロが現れるのかと思いたくなるような、交響的な序奏主題。第2番とはとても対照的ですねーー。ただしこの曲はかなり重いので、なかなかリラックスして聴けないものがありますねーー。

●交響曲全曲/カラヤン指揮ベルリン・フィル 60年代

こんなにワーグナー的というか、重厚で強靭な演奏はなかなか聴けないですね。決して素朴なブラームスとは言えないものがある演奏。それだけにカラヤンの演奏はかなり反感を持つ人も多いのでは。しかしミュンシュの1番や、クライバーの4番ですらカラヤンの強烈さには及ばないものがあるのは確か。例えば、ワルター、クレンペラー、ザンデルリンク、シューリヒトなどのブラームスも聴くのですが、かなり素朴な感じがありますねーー。フルトヴェングラーの40年代の4番とかはかなり早く、凄まじいのですが、やはりこの交響曲全曲は今から20年以上前に、カラヤンで聞いて感動しただけに、その他の演奏では物足りないものがあり、カラヤンの毒牙にかかってしまいました。

●弦楽六重奏曲第1番/ベルリン・フィル八重奏団

この曲は第2楽章の切なさと、第1楽章の温かさの対照的な点でとても有名なのですが、アマデウス四重奏団他の演奏よりもやはり訴えの強い、情熱的なベルリン・フィル八重奏団 の演奏が好きですねーー。
この有名な第2楽章は、まるで失恋した時に聴きたくなるような切ないメロディーがいいですよねーー。かなり泣きが入っております。しかも変奏される激しい部分はまるで、恋に対する葛藤というか、苦悩を表すかのようです。


まあ以上のように、ブラームスのミーハーな曲だけ聞いております、はい。またハンガリー舞曲やヴァイオリン協奏曲もかなり渋いですけど、やはりなかなか聴けないものがありますねーー。かなり構えて聴くので、疲れてしまいますーー。


★バッハについてはやはり音楽の捧げ物ばかり聴いてますーー。
ブリリアントのバッハ・エディションの中で、ネーデルランド・バッハ・アンサブルによる古楽器のBWV1079はチェンバロ主体で、室内楽的(トリオ・ソナタ・スタイル)でかなりお勧め。古雅な響きがとても魅力。お勧めでんなーー!!


★skunjpさん

ショーソンの交響曲や、ベルティーニのマーラーについてかなりお褒めいただきまして、有り難うございます。あまりお褒めいただくと、私は調子に乗りますので、ほどほどに・・。笑

いやーーバッハはやはり、いいですねーー。秋に聴く「音楽の捧げ物!!」べルンシュタインのハンマークラヴィーアによるCDの再発がひたすら待ち望まれる。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/06 17:57

ブラームスの神髄

>しかし、どこまでもあまのじゃくの私は、むしろ4つのバラードや
 2つのラプソディの方が気に入っていたりもします。(笑)
 バラードの第1曲ニ短調の重苦しさ。
 ラプソディ第1曲ロ短調の激情さ。

アッ、その手があったか!と思いました。
さすが、montさん。

私見でも、後期ブラームスより初期ブラームスの方が難しい
音楽になっている、つまり通好みではないかと思っています。

バラードの晦渋な表現もそうですし、3つのピアノソナタ等も
一聴とても食いつきにくい。そこを我慢して噛んでいると、
次第にホロ甘く複雑な青春の味が滲んでくる。

(もちろん例外もあります。
 ピアノ三重奏曲No1や弦楽6重奏曲No1は、ストレート
 な青春の歌になってますね。)

僕はバラードをギレリスで愛聴していました。
ラプソディは若き日のアルゲリッチとルプー。


葛の葉さん、「ブラームスはお好き」・・・奇遇ですね。

若い頃ルプーで聴いた、Op117が忘れられません。
あの切ないくらいの懐かしさは何なんだろう。

仰るとおり、まだ若いのに老境の心もちがわかった気分に
なったものです。

しかし50才に一歩手前の今となっては、ルプーの演奏は
やはり青年の音楽であり、晩年の心境を写す演奏としては、
リヒテルのOp118、そして、ケンプあたりがより相応
しいかな、とも思います。

リヒテルのOp118は恐ろしい深淵が口を開けています。
たとえば、老いて深夜ひとり座る書斎で、暗闇に目を凝ら
すと見えてくるもの・・・

それに比べてケンプの録音は、まどかな「老いの豊かさ」
があります。

・・・ブラームスの室内楽と晩年のピアノ曲は、
   ブラームスの神髄でしょうね。




From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 22:34

ブラームス間奏曲集

グールドの命日も過ぎたことだし、そろそろ行きますかね〜(^^;

すっかりskunjp さんの逆襲?に遭ってしまいましたが・・・

この(グールドの)ブラームス間奏曲はグルファンの間でも
すこぶる人気が高いですよね。
グールドの、あの即興的な謳い回しが遺憾なく発揮されています。
まさに芸術の秋にはぴったりでしょう。

しかし、どこまでもあまのじゃくの私は、むしろ4つのバラードや
2つのラプソディの方が気に入っていたりもします。(笑)
バラードの第1曲ニ短調の重苦しさ。
ラプソディ第1曲ロ短調の激情さ。

せっかくのお誘いなので、
今夜はこれらを聴きながら寝るとします。 ではでは


From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 22:25

間奏曲

op.79 op.116 op.117の3曲は、もう40年間も親しんでいる曲なのです。
たまたま家にあったウェストミンスターのLPで、デムスが弾いているものがありました。
当時は、op.79の覇気が好ましく思えましたが、同時に間奏曲op.117の懐かしさにも惹かれました。

ブラームスの音楽は、若いときに聞いた思いと、年をとってから聞いた思いに、
言葉に表れる解釈は別にして、実際に胸を動かす感動の質に、余り大きな違いがない音楽ではないかと思います。
若い頃には、人生への諦めなど、言葉としても知りませんでしたが、
今思うと、あの頃に私の胸をしめつけた懐かしさはこれだったのかと思います。

From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 21:37

「ブラームスはお好き」

パソコンをさわるようになったのは、90年頃だったと思うのですが、ネットにつないだのはその10年後。
かなり長い間、stand aloneを貫いていました。
しばらく「ネットサーフィン」をした後、あるnews groupにはじめて発信したのが次の内容です。
表題は「ブラームスはお好き」。

------------------------------------------------------------
さて、今日はブラームスの名曲について。
ホルン三重奏曲変ホ長調OP.40。これはすばらしい曲ですね。私は、
ARTS47368 (Peter Damm Josef Suk Werner Genuit)というのが1000円そこ
そこだったので、カップリングのクラリネットソナタを目当てに買いました。
この曲は全然期待していなくて、しばらく聴かずに放置していたのですが、
たまたま聴いた最初の1小節で息を飲み、後は涙涙。
ブラームスは、出だしはすばらしいが、途中退屈な曲が多いのですが、
これは、一気に聴いてしまいました。

同曲のその後入手したレコードは
Testament SBT1001 (Aubrey Brain Adolf Busch Rudolf Serkin)
DECCA 433 695 (Barry Tuckwell Itzak Perlman Vladimir Ashkenazy)
Westminster (Franz Koch Walter Barylli Franz Holetschek)

演奏は、ARTS盤とTestament盤がおすすめ。私はARTS盤が好きです。
なお、Testament盤のAubrey BrainはDennis Brainのお父さん。立派です。
DECCA盤は豪華メンバーですが、何のニュアンスもない演奏。Westminster
盤はヴァイオリンはいいがその他がもう一つ。
他に良いものがありましたら、また教えてください。
------------------------------------------------------------

それから4年余りですが、ここまでバッハに入れあげるようになるとは、その頃には想像もしていませんでした。

なお、この曲については、その後グリュミオー盤、デニス・ブレイン盤、シゲティ盤も聞きました。
(要するに、その他のメンバーには関心なし。)

名前が出た人のパートはそれぞれすばらしいが、全体としてのまとまりは、やはり上記の通りです。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 21:04

ブラームスはお好き

葛の葉さんがブラームスとは、驚きでした!

しかし、ホルントリオを出されるところなんて、さすがですね。
僕も、大好きです。

ブラームスの晩年は、失われた青春への痛いくらいの愛惜と、
引き換えに得られた精神の自由を謳歌する伸びやかな歌があり、
とても魅力的です。

・・・しかし間奏曲となると、ブラームスはやっぱり寂しかった
   のかなとも思うのです。

nujikoaさん、

レーデルのブランデンブルクはおっしゃるように、6番、3番が
ベストだと思います。

フォルテを基調に全員が思いっきり弾いていますよね。
全精力を込めているようで、しかし余裕がある。
あの充実感した手ごたえがたまらない。

From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 19:41

re:ブラームス

バロック音楽ばかり聞いていると、油が抜けてしまうような気がして、
先日来ブラームス、ラフマニノフなど聞いています。

みなさんはブラームスで一番好きな曲と言えば、何でしょうか?
交響曲や協奏曲ももちろん良いのですが、一番ブラームスらしさが出ているのは、
室内楽や、後期のピアノ曲ではないだろうかと、私は勝手に思っています。

一つを選ぶのは難しいですが、ホルン三重奏曲作品40は私にとって特別な曲です。
これ、実はクラリネットソナタをめあてに買ったら、ついでに入っていたのです。
しかも、理由はとりあえず廉価版で安かったから。(ARTS 47368)
クラリネットソナタはすぐに聞きましたが、「ホルン三重奏曲」という編成が何となくうっとうしくて、長いこと聞きませんでした。
初めて聞いたのも、意図したのではなくて、最初のトラックに入っていたから、偶然鳴り出しただけ。

その最初のヴァイオリンを聞いただけで心が奪われ、次いでホルンを聞いたとき、もう別の世界に飛んでいました。

しかし、ピアノ曲も良いですね。
特に作品116以後のピアノ曲は、もう何と言って良いか…

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/05 19:40

秋の音楽、もろもろ・・・

皆さん、こんにちは。
今日は一日メサイアの練習でした。

最近、あまり歌を練習してなかったので体と喉がバテて、ヘロヘロ
になりました。本番に向けてもっと気合を入れなきゃ・・・!

>最近、田原総一朗の「日本の戦後」という本を読んでおります。
 やはり「秋の夜の読書」ですかねーー。

いやー、junさんシリアスですねー。教養の差が出ますねー。

>●ショーソン/交響曲変ロ長調 第3楽章 プラッソン指揮
   マーラー/交響曲第6番 第1楽章 ベルティーニ指揮

しかし、さすがと言おうか、ショーソンの交響曲をあげられるなんて
通ですねー。この曲は僕も大好きで、5種類くらい録音を持ってい
ます。その中でもプラッソンはショーソンの旨味を出しています。
この曲は難しい曲で、安っぽくなりがちなのですが・・・
(あの童謡の「象さん」に似たテーマが出てくるんですよね)

そして、ベルティーニもまた通好み。この人のマーラーは感傷度
が低く、そのかわり曲の構築性を明快に打ち出しているので
僕は大好きです。


nujikoaさん、montさん

>この曲を練習できるskunjpさんがうらやましい・・・

いやー、まー、何つーか・・・
練習だけなら誰でもできるわけでして・・・(汗)

僕なんてバッハ様の巨大な手のひらで遊ばせてもらっている
だけなのデスよ。
無伴奏といえば、ヴァイオリンソナタ、パルティータとチェロ組曲が
フルート用に編曲されてペータースから出ていますが、これが
とても遊びでがあって超楽しいんです。
・・・それでよく遊ばせて貰ってます。ハイ。

これらの編曲無伴奏ソナタを録音したフルーティストのCDでは
グラーフ盤(イェックリン)が最も素晴らしいです。
この人の音楽はフルートを越えています。
ギリシャ彫刻のように端正で強い造形力があります。
(音はやや変わってますが)

フルートらしいふくよかでしかも品格の高い音楽を聴かせるのは
ニコレがダントツですね。無伴奏フルートパルティータも、やはり
montさんのお好きなこのニコレ盤が、最も精神的に深い音楽に
なっています。

アマデオさんのお好きなバルトルド・クイケンも凄いですよ。
この人の音楽作りの特長は「奥深さ」ですね。
フランスのフルート曲集(アクサン)や、テレマンの幻想曲集、
モーツァルトのフルート四重奏曲は特に素晴らしい。
どこまで行っても音楽に奥があるというのは、他のトラヴェルソ
奏者には見当たらないものです。・・・比べられないです。

>うちの嫁さんが、高校の時のオーケストラ部でブラームスの
 1番をやったらしく、今日は近くの公園までブラームスを聴き
 ながらドライブでした。

良いですねー。montさんといい、アマデオさんといい、音楽が
わかる奥様をお持ちの方は・・・う〜ん、羨ましい。
何の楽器をおやりになるのでしょう?

・・・さて、ブラームスの話題がにぎやかですが、

 ブラームス 掛ける montさん =  グールドの間奏曲集

となるはずではないでしょうか?
これも秋に聴くと、ことさら良いですねー。
精神が「シーン」と澄み渡ってきますね。

僕的には、ブラームスなら晩年のヴィオラソナタ2曲をあげます。
お勧めはヴェロニカ・ハーゲンとパウルグルダ。
若い女性のみが表現できる、みずみずしい抒情 ・・・ (^^)

nujikoaさん、交響曲第4番、3楽章はとりあえずベームをお聴き
になれば、あまっちょろい感傷を吹っ飛ばすブラームス晩年特有
の、「渋い哄笑」の意味がわかると思いますよ。
(・・・な〜んて。 偉そうに言って済みません。)

マーラーの第9、ノイマン/チェコフィルは、実は僕が最も愛する
マーラー演奏のひとつです。(あと、ベルティーニの7番。)

明日からまた、つらいお仕事が始まりますが、僕らは
「音楽が聴ける」というかけがえのない喜びを持ってます。
だから元気にいきましょう!

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 22:14

秋に怒りを静める音楽!?

みなさんこんばんは、juncoopです。

今日は、またヨメと一緒に三重県の伊賀上野市に行きました。

伊賀忍者屋敷と伊賀上野城(藤堂家)、伊賀牛の晩御飯とちょっと張り込みました。まあ最近ストレスもたまってますし、もうすぐ結婚記念日でもありますので、ちょっと私自身と、ヨメに対してご褒美ですかね?


ところで、
「>秋に聴きたい音楽だって〜?ンなもの、バッハの無伴奏に決まっている!あ、すんません。(・・・刺激しないように・・・・汗)ははは、・・・皆さん、お仕事大変ですね。ぜひ、バッハを聴いて怒りを鎮めて下さいませ。」


いやあー最近 怒りたくなることは多多ありますねーー。
最近、田原総一朗の「日本の戦後」という本を読んでおります。
やはり「秋の夜の読書」ですかねーー。

ところで怒った時に聴く音楽というなら・・・。以下のような音楽はいかが?

●マーラー/交響曲第1番「巨人」第4楽章 ワルター指揮

●ショーソン/交響曲変ロ長調 第3楽章 プラッソン指揮

●チャイコフスキー/交響曲第4番 第1楽章 ムラヴィンスキー指揮

●マーラー/交響曲第6番 第1楽章 ベルティーニ指揮

●シューベルト/交響曲第8番 未完成 第1楽章 ワルター指揮

●バッハ/トッカータとフーガ「ドリア調」 リヒター(オルガン)


なんていかがでしょうかーー?
かえって怒りを助長させるかも・・・・。



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 21:50

re:ブラームス

>いいですね、ブラームス。ただ、僕はあまりたくさん持っていないので、
>シンフォニー以外何も語れないんですが。

アマデオさん、ノリントン盤は聴いたことがあるような気がするんですが、印象は忘れてしまいました。
またブックオフに並んだら買いなおそうっと(笑)

シンフォニー以外、と言えば、
ヴァイオリンを弾かれるアマデオさんには、やはり

ヴァイオリンソナタ
ヴィオラソナタ

がお薦めです。
いずれも名曲揃い、たまらなく「秋」してる曲ですよ〜
特に、ヴァイオリンの1番、ヴィオラの2番。

僕は
ヴァイオリンソナタ→
クレーメル/アファナシエフ盤、スーク/カッチェン盤
ヴィオラソナタ→
カシュカシュアン/レヴィン盤
で、聴いてます。



From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 21:07

うらめしや〜

>この曲を練習できるskunjpさんがうらやましい

ですよね〜!nujikoa さん。僕も思わず溜息をもらしました。=3

で、ちょこっと癪だから、
skun さんにはお勧めのフルート奏者などを教えてもらいましょうか?

僕はオーレル・ニコレで聴いています。


From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 21:03

ブラームス

 たまたま秋で、ブラームスを聴く機会がありました。
 
 うちの嫁さんが、高校の時のオーケストラ部でブラームスの1番
をやったらしく、今日は近くの公園までブラームスを聴きながらド
ライブでした。いいですね、ブラームス。ただ、僕はあまりたくさ
ん持っていないので、シンフォニー以外何も語れないんですが。

 ブラームスのシンフォニーで、僕のお薦めの演奏は、ロジャー・
ノリントン指揮、ロンドン・クラシカル・プレオヤーズのオリジナ
ル楽器での演奏です。これが40人くらいの演奏で、親密でいいの
です。中でも2番はたまらない。後は、アーノンクールがベルリン
フィルを振った、ライブ盤でしょうか。これもいいです。ノリント
ンはEMI、アーノンクールはテルデックから出ています。

 ブランデンブルクは、僕はモダンの演奏を一つも持っていません。
また聴いてみようと思います。ところで、バルトルド・クイケンの
トラヴェルソはたまらないですよ。上品で、音が豊か、語り口は端
正です。シギスヴァルド・クイケン指揮のブランデンブルクでは、
5番で活躍します。ぜひ。 

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 19:13

無伴奏フルート・ソナタ

この曲を練習できるskunjpさんがうらやましい・・・

>だいたいこの曲、本当にフルートのために書かれたの?
>楽長、ひょっとして楽器の指定を間違えたんじゃない?
>
>でもいいんですね〜♪ この曲
>フルートの魅力をいささかも損なってはいない。

そうなんですよね〜montさん。
この曲、フルートにピッタリなんです。(そこが不思議)

montさんの「消去法」を真似させて頂きますと、

「ではフルートで他の無伴奏曲を演奏してみると?」と想像してみると、
どれも合わないんですね〜。
(ひとつの楽章だけをとれば、フルートが似合う曲も有りましょうが、全体を通してということになると、やはり無理・・・フルートでの演奏というのがイメージできないです。)



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 19:01

今日の音楽・nujikoa編

juncoopさん、タイトルをパクってしまい済みません!m(_._)m

実のところを言えば、
今日の音楽ではなくて、「最近の音楽」ですけどね。

>ははは、・・・皆さん、お仕事大変ですね。
>ぜひ、バッハを聴いて怒りを鎮めて下さいませ。

skunjpさん、ここのところ(アルコールの有無にかかわらず)前後不覚になって帰ってくる日が続いて、大変だったのですが、
車の運転中だけは自分の時間!本当に音楽には救われます。

***最近の音楽

・ブランデンブルク協奏曲
 クルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロアルテ管

聴きましたよ! 最高ですねこれは。(^^)
特に6番、3番。
今まではカラフルな協奏曲に耳を奪われていましたが6番、3番の素晴らしさに目を開かされました。

両社とも、クールな冷たさとは全く無縁なくせに、なんと洗練されていることか!
・・・古臭さともまた無縁です。

6番では、合奏の立体感の素晴らしさにため息が出ますし、
3番は間奏部分、ラクロアの即興?チェンバロが絶妙です。

そう言えば、第2番も堂々たるお見事!な演奏だと思いました。
アマデオさん、モダン楽器も良いですよ〜


・ブランデンブルク協奏曲第5番
 レオンハルト&オールスター

ブックオフで350円でゲット。わーい(^^)
ヒストリカル・チェンバロとトラヴェルソの響きの組み合わせはやはり絶妙。
演奏も期待を裏切らない素晴らしいもので嬉しかったです。
魅力いっぱいのレーデル盤を繰り返し聴いていますが、第5番は断然こちらの勝ち!ですね。


・「くるみ割人形」全曲
 ゲルギエフ指揮キーロフ管

上手い!上手すぎる!!
唖然とするほかないオーケストラ・ドライブが聴かれます。
聴いているだけでかなりハイになれます。最高のエンターテイメント。


・ブラームス交響曲第3番
 ダニエル・ハーディング指揮ブレーメン・なんとかフィル(^^)

juncoopさんから「秋の一曲」として上がった第4番。
第4番も大好きな曲ですが、聴けば聴くほど第3楽章のどんちゃん騒ぎに幻滅してしまうのです。
好きな曲なだけについ高い要求をしてしまうだけかも知れませんが・・・
第3番は全体を通してムードに統一性がある曲で、これも秋にピッタリだと思います。


・マーラー交響曲第9番
 ノイマン指揮チェコ・フィル

これもブックオフで350円。これから定期的に通ってみようかな(笑)
この曲、はじめて聴きましたが、
えもいわれぬ凄みがひしひしと伝わってきますね〜
「名曲」のオーラが、緊張感が、最初から最後まで途切れない。

ライナーノートを読むと、ノイマンは相当この曲に入れ込んでたみたいですね。
それに録音が素晴らしい!つい聴き惚れてしまいます。


From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/04 15:11

未来につながる声

>秋に聴きたい音楽だって〜?
 ンなもの、バッハの無伴奏に決まっている!

あ、すんません。

   (・・・刺激しないように・・・・汗)

ははは、・・・皆さん、お仕事大変ですね。
ぜひ、バッハを聴いて怒りを鎮めて下さいませ。

さて、montさん、無伴奏フルートソナタの件です。

>秋→名月→笛の音(ちと単純ですね)
 でもこの曲、およそ風流とは縁遠いトンデモ難曲!
 恐らくバッハの無伴奏作品の中では、演奏の難易度はナンバー1でしょう。

そーなんす。良くわかってらっしゃる。

あの曲はフルーティストにとってアルプスの高峰のようなもので、
どこまで登っても、さらに頂上が高く遠のく感じの曲なのです。

他のフルートソナタ群が「地上の花園」だとしたら、無伴奏は
人を寄せ付けない「マッターホルン」ですね。
しかしそれだけに、この曲は比類ない魅力に富み、フルーティスト
にとっての至宝であります。

この曲、久し振りに練習するとするか・・・


久し振りといえば、タミーナさん、お元気でしたか(^^)

「しばらく入院していました・・・」という言葉に一瞬ギョッとしたの
ですが、パソ君だったのですね。

>ジルバーマンの弟子・ヒルデブラントの作で、バッハがジルバーマン
 と一緒に鑑定したオルガンです。一回訪問して聴いた事があるの
 ですが、CD買い忘れてて。今回、ドイツ旅行で「聴いてくるよ」という
 方にお願いして買ってきて頂きました。

それは興味深いですね。

ジルバーマンはバッハの最もお気に入りのオルガンビルダーという
神話が最近の研究で崩れ、本当はヒルデブラントの方が好きだっ
たらしいですね・・・

僕はジルバーマンの弟子のひとりで、ワーグナーというビルダーの
CDを持っていますが(演奏は鈴木さん)、いやー、深〜い音がしま
すね。北ドイツにフランスが混じったような、もう何とも言えない、
複雑な味わいがあるのです。

ヒルデブラントもそのうちぜひ聴いてみたいですが、オルガン音楽
というのは、楽器の良し悪しで8割くらい演奏の成果が決まって
くる感じがしますね。

>で、カウンターテナー・・・ですか?(笑)
 人によりますけど、マイケル・チャンスは「色っぽいな」と思いま
 す。男性の声として。変かな〜?でも大好きです。
 ヤコブスや美良さんはそうは思いませんが。
 あまりにも「女声」だからかも。

これまた、目を開かれる思いでした。

マイケル・チャンスに色っぽさを感じ、ヤコプスと美良君にはそう
いう感じがないと。それは後者があまりにも「女声」だからということ
ですか!

う〜ん、その点には着目できなかった。
カウンターテナーの中にも、やや男性寄りの人と、女性寄りの人が
いるということですね。

タミーナさんのこの書き込みで、歌い手の中の「女性」を嗅ぎわける
女性特有の鋭さを感じました。この感性は男性にはないですよ。

そういえば、ヨッヘン・コヴァルスキは女性にモテモテだそうですが、
「ちょっと男っぽい女性」というスタンスが、「宝塚のズボン役」的
魅力をかもし出すのでしょうか。

いずれにしても、この魅力的なカウンターテナーという声種は20世紀
になって開拓された、<未来につながる声>なんでしょうね。


※「秋に聴きたくなる曲」の追加

・バッハアリア集(EMI)

  エリー・アメリンク(Sp)
  ハン・デ・フリース(Ob)

盛期をやや過ぎたアメリンクが、図らずも、人生の秋という
錦秋の魅力を滲み出させています。フリースの柔らくジェントル
な音も、たまらない聴きもの。