クラシック音楽掲示板


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From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/21 21:14

寒いどすえ!!

皆さん、こんばんは、寒くなりましたねーー。
特に夜の寒さは、かなりですねーー。昼と夜の温度差が砂漠のように大きい。皆さんもご健康に注意なさってください。

今日の音楽は、相変わらず、レオンハルトのカンタータ集を聴いております。しかも昔のLD/CDコンパチブルプレイヤーで!!LDというのも死語になりつつありますねーー。もっと早くDVDが出る情報がわかっていたなら、10年以上前にこんなLDプレイヤーなんて高価なもの買わなくて済んだのに!!ブツブツ・・・。

しかし、DVD−HDDなんですけど、まだまだ様子を見ないといけませんねーー。今なら79,000円〜90,000円はしますので、LDコンパチ程の高価なものです。
というのも、パナソニックのDVD−RAMか、パイオニアやソニーのDVD−RWかという選択ですねーー。もちろんDVD−Rを共有は出来ますものの、昔のビデオのベータかVHSかという戦いと似ていますから、ユーザーとしても、まだまだ、成り行き見守って、価格低下するのを待ちたいところ、DVDは2時間は録画出来るらしいのですが、TVで3時間30分以上のマタイを放映したとすれば、録画がDVDの取り替えの間、切れますねーー。そのためHDDの106時間収録可能は不可欠な要件かもしれません。はやくDVDレコーダーの値崩れを待っております。
ところで、アランのフーガの技法の値崩れもまだまだですねーー。

DVDプレイヤーの再生専用は、かなり安価になってきておりますが、私としては、CDプレイヤーの購入もありますので、そう簡単に手が出ないのが、辛いところ。

それから、そろそろ 特集BACH1000も再開しなければなりませんし、レオンハルトのカンタータも徐々に集めていかないといけません。いろいろとありますわーー。

10月25日には、クライバーの田園も発売になるし、いろいろと物入りです。


【今日の音楽】


●バッハ/クリスマスオラトリオBWV248より第1部

マルティン・フレーミヒ指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ドレスデン聖十字架合唱団
オジェー(S)ブルマイスター(A)シュライヤー(T)アダム(B)
1974/ブリリアント

まだまだ時期は2ヵ月はやいのですが、いいですねーフレーミヒのクリスマス・オラトリオ。ヨッフムと並んで名盤といえますねーー。ギュトラーのトランペットをはじめとするドレスデン・フィルの輝かしい演奏は、あのリヒターの録音を超えていますねー。
このオラトリオの数ある演奏でも、いまだに首位と思いますねー。クリスマス・オラトリオは常は皆さんあんまり聴かれないでしょうが、このオラトリオは、カンタータを6つ集めたものにすぎませんので、1部から6部まで、続けて演奏することは、あまり意味はありませんね。当時も、第1日〜第6日に分けて演奏されたようですし、クリスマスから新年にかけての音楽といった感じであります。輝かしくもあり牧歌的でもあり、クリスマスを感じさせるものがあります。世俗カンタータから転用された事は、皆さんご存知のとおりです。


From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/19 14:16

今日の音楽

皆さん、こんにちは、

今日は、名曲カンタータ第80番を聴きました。

E.マウエルスベルガーの80番の演奏を紹介するのは、なんと、ここでは初めてのこと。


【今日の音楽】



●バッハ/カンタータ第80番「我らが神は堅き砦」BWV80

エルハルト・マウエルスベルガー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団員
ライプツィヒ・聖トマス教会聖歌隊
アグネス・ギーベル(S)ヘルタ・テッパー(A)
ペーター・シュライヤー(T)テオ・アダム(B)
1966年/ede−ライプツィヒ・クラシックス【大推薦】

この演奏は、元々アルヒーフからLPが出ていたもので、140番とともに入っていたアルバムなんですが、かなりの名演です。特にこの80番は、冒頭合唱のモテット風の少年合唱の素晴らしさといい、2曲目のデュエットの気品に満ちた優雅な表現は、未だにこれを超える演奏は出ておりません。現在でも最高の80番の演奏で、当分超える演奏はないでしょうねー。全体的に、バッハの原典版のスコアで演奏されていて、フリーデマンのトランペットとティンパニは省かれております。トマス・カントルの演奏は、ほとんど、この原典版を使用してますね。
ルターの歌詞どおり力強い演奏がされがちなのですが、マウエルスベルガーのように気品のある素晴らしい演奏はなかなか聴けなくなりましたので、なおさら貴重な録音となってます。



From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/19 12:14

謹告:グッテンベルグのマタイ

ゆうべ聴きました。はっきり言ってこれは買いです!

特に私のように、マタイを信仰のそれとしてではなく、
イエスをめぐる壮大な人間ドラマとして楽しむ者にとっては
「待ちに待ったCD・・」と言えるでしょう。

skunjp さんが仰るように、これが「リヒター以来最良のマタイ」
と言えるのかどうか?  残念ながら私には判断出来ませんが、
(何、もっと良く聴き込めですって? ハイそうします・・・笑)

とにかくドラマティックであること請け合いです。
それもメンゲルベルグのようにどっぺりとしたテンポ・ルバート
ではなく、実に小回りの利いた切れ味鋭い歌い回しが特徴。
現代的な変化の早さにとてもお似合いだと思います。

敢えて難癖を付けるとすれば、独奏ヴァイオリンがaltやbassと
絡むところ(第39曲「神よ憐れみ給え」や第42曲「私のイエスを
返せ」等)せっかくモダン楽器を使用しているのにも拘らず、
その素性の良さが充分に活かされていないような感じが・・・
でも、これがユニゾン(第52曲「この涙が無力なのであれば」)
となると、もうバッチグーです(^^/

しかし、そんな葉枝末節をあげつらう事よりも、
私が密かに(いや大いに)期待を寄せるのは、彼らの若さ!
きっとこれからもっともっと良くなるでしょう。

そしてこの新しい?試みこそは、現代の古楽vsモダンといった
二元的対立概念による不毛な葛藤に終止符を打ってくれるのでは?
という期待です。(演奏者よりもむしろ聴衆側に顕著な対立)

21世紀的ネオ・ルネサンスの扉を叩いてくれるかもね?WAKUXWAKU


以上、お粗末ながら第一感でした。


To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/18 20:56

今日の音楽 その2

皆さん、こんばんは、夜はかなり涼しいですね。

今日の後半は、カラヤンのバッハを聴きました。


●バッハ/ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042

●バッハ/マニフィカト ニ長調BWV243

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮(cem)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アンネ=ゾフィー・ムター(vn)
リアス室内合唱団
Blegen(S)Morinari(A)Araiza(T)Hall(B)
ツェラー(fl)ショルツ(org)モル(cem)他
1984年ジルベスター・コンサート・ライヴ

カラヤンのバッハは、相変わらず大編成なのですが、この演奏はなかなかよいです。マニフィカトは、パイプオルガンと、室内オルガンと両方使用し、チェンバロも2台、かなり贅沢なものですが、それなりの効果はあります。ムターちゃんのヴァイオリンも冴えておりますし、マニフィカトは、数ある演奏の中でも、よい出来ですね。ひょっとして、リヒターのマニフィカトよりもいいかもしれません。世の大指揮者は、マタイとミサロ短調を録音した人は、何人かいますが、マニフィカトを録音したのはカラヤンくらいかもしれませんね。カラヤンはミサロ短調を2回以上は録音してますし、バッハは気に入っていたかもしれませんね。
ブランデンブルクも2回録音してました。
この大編成のバッハは今ではかなりタブーかもしれませんが、私には、かえって良いと思っております。


From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/18 17:16

マタイにこだわる!!

みなさん、こんにちは、休みの上 秋晴れなのですが、大人しくバッハを聴いて、家事も手伝っております。

montさんのマタイのこだわり!!
すごいですねーー。しかし、マタイはこだわりたくなる程の名曲。

何種類の演奏でも聴きたくなりますし、所持していたいですねーー。

グッテンベルクを手に入れられましたかーー。しかもリヒターの旧盤も。リヒターについては、新旧録音ともお勧めですね。旧盤は歴史的名盤でもありますねーー。

グッテンベルクは、手に入れていないのですが、montさんの演奏評を読ませていただいてから検討したいと思ってます。

今後のマタイの課題→レオンハルト盤、グッテンベルク盤

CDプレイヤーをどうするか?→ 1.修理、2.DENONかマランツを検討ということになりますね。

DVDプレイヤー→再生専用を安価で手に入れるか
DVDレコーダー(ハードディスク内蔵)を手に入れるか?

今後、地上波TV放送はどうなっていくのか?

いろいろと検討課題がありますねーーー。

予算は厳しい!!



【今日の音楽】


●レオンハルト=アーノンクールのバッハ/カンタータBWV121〜130

特に印象に残るのは、やはりカンタータ第130番、いいですよねー。
アーノンクールによる演奏ですが、曲が優れているだけに、素晴らしい。しかしバッハのカンタータは、大部分の曲が初回で聴いてもなかなか良さが解らないものがあります。確かに演奏が良くないと、その曲の良さは発揮されない事実はあるのですが、カンタータをより理解するためには何度も聴き込むことが大事ですねー。
レオンハルト=アーノンクールを聞いていきたいと思っております。

●ヘルマン・シェルヘンのバッハ/カンタータBWV198

シェルヘンの198番は★juncoopの決定盤CDにも推薦した、名演!
バッハのマルコ受難曲へ転用されたといわれる奥深い葬送の音楽。


●ヘレヴェッヘのバッハ/カンタータBWV105

カンタータ第105番は隠れた名曲の1つですね。かなり苦悩に迫った冒頭合唱で始まりますが、各アリアがまた素晴らしい!!
ヘレヴェッヘの演奏が優れているのも確かですねーー!!


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/18 15:59

重い十字架を背負って・・・

皆さん、こんにちわ。

昨日は変則出勤のため、CD屋数件を回ることが出来ました。
まずはアーノンクールのマタイ(DVD-A)をGET。

さらに別の店で格安のダニール・サフランの無伴奏Vc組曲bQ〜5
ジョン・ウィリアムス(ギター)のリュート組曲、シャコンヌ等
クレンペラーのロ短調ミサのコーラス選集。以上3枚

3軒目で、ありました
話題のグッテンベルグのマタイ・・・これかい?
全て輸入盤ですがリヒターの新・旧も並んでいるんです。
あ〜あ、リヒターも買わずにいきなりグッテンベルグじゃあねー

結局さんざん逡巡(迷ッター)した挙句にええ〜い、ままよっ!
で、リヒターの旧盤とグッテンベルグを同時購入。
財布の方はほというと、ぼ空っぽ(笑)

肩に架けたバックの重いこと重いこと・・・
来週の給料日までどう過ごそうか?
生活苦の重たい十字架を背負う羽目になってしまいました(^^ゞ


しかし、あらためてリヒターのマタイを全曲通しで聴きましたが、
凄いですねー、もうかれこれ50年前の演奏になるんですよね?
こういうのを聴くと他の全てがかすんでしまいそうです。
如何に時代を経ようとも、この世には絶対変わらぬ価値というものが
事実として存在するんだという実感が湧いてきます。

本音を言うとリヒターのマタイはもう少し後の楽しみにとっておく
つもりだったんですが・・・

グッテンベルグはまだDISK1しか聴いていません。
今夜また頭から聴き直すつもりです。
少し時間を取ってから、最近聴き漁ったマタイの感想を
まとめてみたいと思います。(まとまるかなー?・・・自信なし)

という訳で、只今マタイの手持ちがメンゲルベルグの1枚から
一気に13枚になりました。ほとんど物の怪に憑かれております(爆)

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/18 00:44

深夜に聴く、今日の音楽

こんばんわ。いろいろと賑やかになってまいりまして、嬉しい事です。

今日は、久々にCD購入!!

●リヒターのブルックナー/交響曲第4番ロマンティック

●レオンハルト=アーノンクールのバッハ/カンタータBWV119〜137

CDplayerの調子はいまひとつですが、なんとか再生していますので、聴いております。

感想はのちほどね!!

しかしブルックナーの4番というのは、なんで「ロマンティック」という題名になっているのでしょうね?
ロマンティックな曲とは、ちょっと思えないんですけど。

冒頭がフランス風序曲にもなっているBWV119は、アーノンクールによるものなんですけど、やはりちょっと変った解釈ですねーー。
どうしてもヴェルナーやロッチェの演奏が懐かしい。しかしBWV120のアーノンクールの演奏は、なかなか良かったですよ。
120番の第2曲は、ロ短調ミサ曲に転用された傑作ですね?他のアリアも素晴らしい!!



From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 22:59

テレマンは(モチロン)只者じゃなかった。

>(skunjpさん、改めてありがとうございます。)


いえいえ、気に入っていただいてとても嬉しいです。

テレマンの「ダニエルよ行け」は名作です。

特に真中のソプラノアリア!

でもそこにピンホールがあるのですよね。

再発が見つかればいいですね。

さて、明日が早いのでもう寝ましょう。

おやすみなさい。

From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 19:20

テレマンのカンタータ

以前にskunjpさんがピンホールのあるCDだけど誰かにあげようかな〜と書いておられた分。
もうないだろうなあと思いながらお願いしてみたら、ラッキー!いただくことができました。
(skunjpさん、改めてありがとうございます。)

BWV106、Ricercar Consortの演奏はこの曲の最良のものの一つでしょう。この演奏を聞いてしまうとカール・リヒターに戻るのがむずかしくなります。

その他にテレマンと他知らない作曲家のカンタータが入っているのですが、テレマンが良いですねえ。
葬送用のカンタータで、Du aber Danielという曲ですが、2本のリコーダーが使われている点もバッハと同様。

この中にBrecht ihr müden Augenlider(閉じよ、汝ら疲れしまぶたよ)という、ちょっとどこかで聞いたような題のアリア(S)があり、
これがもう何度聞いてもまた聞きたくなる美しい曲なのです。(具合の悪いことに、ピンホールは主にこの曲に集中しているようです。)
それでも安物のポータブルなら再生できるのでそれで繰り返し聞いています。

これならバッハに負けない、と言うよりはむしろモーツァルトを先取りしたようなところもあって、やっぱりテレマンというのは大した作曲家だと再認識いたしました。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 16:18

玉虫色

アマデオさん

>古楽演奏のスタンスとして、まず大切なことは、出来る限り
 当時の演奏スタイル、テンポに則って演奏するということ
 です。

さすがに古楽を深く研究しておられる方の言葉です。
当時の演奏実践書、理論書を研究して得られたものを反映した
古楽奏法の果実はとても美味しくて、日々感謝しています。

やはりその方が、「楽曲の生理」にかなっている、ということな
のでしょう。

気がつけば、このところモダン派のカンタータは全然聴いてい
ません。僕の旬は今、何たってレオンハルトです!

しかし・・・(ごめんなさい(^^;;)

たとえば中華料理。

10年ほど前、台湾に行って本場の中華料理をしこたま食べ
ました。これは本当にうまかった。
やはり本場モンというか、本来の中華料理の美味さは実に
味わい深いものでした。

それは当然のことながら、日本の中華料理とかなり違って
いました。でも、あれを毎日食べるとなると話は別、とか
思ってしまいました。(^^;;

日本人の僕には、長い間に本来の姿から変容した日本式
中華料理が合っていると感じたのです。

とは言え・・・
本場の味は病みつきになるほどの奥深さで、やはりいつか
ぜひまた食べたいとも思うのですよ。
そして、本場の中華料理を毎日食べていると今度はそっち
に味覚が洗脳されるんだろうなー、と思います。

つまり僕的結論は<両者は全然別ものである>ということ。
両方ともに一長一短がある料理を、貪欲にどちらも楽しみ
たい、というのが僕のホンネです。

これを政治の世界では、玉虫色の決着と言います。(^^;;

「音楽の話とは全然別だろー?」と言われれば、そうかな
とも思うのですが、でも全然的を射てないとは云えない
話でしょー?

バッハの時代の演奏用式も、古典派、ロマン派、現代音楽
と、時代の波にさらされて変容していった。
たとえば、本来装飾だったヴィブラートをいつしか、のべつ
まくなしにかけるようになって、それが心地よいと感じる
人が増えていった。・・・少々濁っていようが。
これが現代人の感覚。

逆にまた「かけない方が、すがすがしくて新鮮だ」というのも、
現代人の感覚。・・・面白いもんです。

しかし、アマデオさんの、

>僕は、モダンの演奏が表現過剰で音が濁っている、と感
 じたことから古楽に傾いた訳なんですが

という感覚に一目置いています。
そういう鋭い人が、たまにいらっしゃるんですね。

※CDプレーヤーの件:juncoopさんもそうですが、一度
メーカーでピックアップ交換をされたらいかがでしょうか。
CDPの心臓ピックアップの寿命は10年前後です。
交換だけなら1万台で済むと思います。
メーカーの修理サービス部門が縮小されないうちに・・・

・・・さて明日から鹿児島、熊本方面に旅行します。

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 16:09

売りたい病

nujikoaさん

「約一名」はまっていただき有り難うございます。

ベロフの旧盤はなつかしいです。かつて僕にも青春の日々があり、
よく聴きました。同時期にメシアンの「まなざし」が出て、陶酔
しながら聴いた覚えがあります。

ベロフ新盤は試練をくぐり抜けたベロフが、ちょっと苦く暗い、
そして重いタッチで、超絶技巧を披露しています。
練習曲集で一番聞きごたえがあるのはベロフ新盤です。
でも緊張しますね、ベロフ盤は。その点、エマールはリラックス
して聴けます。(クロスリーを売った?・・・アチャー(^^;;)


juncoopさん

195番「光は義しき人のために射し出で」は名曲ですね。
今朝も聴きました。

しかしこれは不思議な曲で、第一部と第二部に分かれており、
前半は普通ですが、後半第二部は合唱曲が1曲のみなんですね。

なんでもこれは結婚式用のカンタータであり、前半が終わって、
結婚式があって、その最後に第二部合唱曲が歌われたのでしょう。
そういう耳で聴くと、演奏の際は、第一部と、第二部の間に
少々ポーズが欲しい気がします。
ちょっと、曲がうまくつながってない気が・・・(^^;;

レオンハルトは最高ですね。
ほかの演奏も、出来うる限り聴きたい。
なんで僕は全集LPを手放したんだろう。
( = 聴く耳が無かった、ハイ (-_-;)ゞ

このカンタータ=レオンハルト話題、僕とjuncoopさんだけで
盛り上がっているようで、申しわけないですが・・・(^^;;


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 02:24

この投稿にはまるひと約一名

>この投稿にはまるひとは約一名かもしれませんが・・・

約一名のnujikoaです。(^^)

今エマールのドビュッシーを聴きながら投稿しています。
もっとまともな時間に聴きたいものですが、如何せん仕事がハードで・・・

>静かで、余裕があり、格調が高い。

>エマールはこの点、新機軸ではなく古典性に着目している。
>だから、とても品格が高く、バランスがよく、リリックでさえある。

もう、一言一言に諸手をあげて賛成です!

乱暴な言い方をすれば「もう一人のミケランジェリ」という印象でしょうか。
聴けば聴くほど味が出てきそうです。


そうそう、前に書き忘れたのですが、
とくに練習曲の、ドビュッシー独特の遅いテンポで静かにブツブツとつぶやくような部分。

他の人の演奏では「何を言ってるのかよく分からないまま、『あれ?いつの間にこの曲終わり?』」となることが無きにしも非ずなのですが、
エマールの演奏では実に分かりやすいですね。歌が、語りが、聴こえてきます。


>「角をためられた練習曲」と言う人もありましょうが・・・

エマールの演奏は好きな部類ですが、ただ、
エマールのあとでベロフ(僕の知っているのは旧盤だけですが)を聴くと
「あーすっきりした!」となるのは確かだと思います。(笑)


それにしてもskunjpさんは(今さらですが)よく聴いておられますね〜
(・・・ベロフの新盤、小川典子まで!)

skunjpさん本命のクロスリーは、
図書館で「前奏曲1巻、映像」を借りて聴いて感心した覚えがあります。
あ、良かったので後から「2巻」も買ったし、「練習曲」も買ったなぁ、そういえば。
なんでいつの間に売ってしまったんだろう、まったく。
(・・・いつものことです、ハイ);;



From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/17 02:01

鈴木派

>このことは、多くの人々の沢山の反論が来そうですねーー。抗議のお手紙は、お待ちしておりませんので、お手柔らかに!!単なる1人の戯言と思って読み流してくださいませ!!恐ろしい・・・。

その昔juncoopさんに反論した私・・・(^^)
何と、今は、まるで反論する気が無くなっています。少しだけ賛成する気分にさえなってます。
不思議なものです。

僕の場合、かなり短いサイクルで「音楽の好み」が輪廻するんです。
好みは移ろい、そしてまたもとに戻ってくる・・・

今は、古楽器の響きや表現への共感が薄らいでいる、というところでしょうか。<もっとカロリーの高い響きが欲しい>

こんな事言ってますが、きっとまたいつか古楽器に戻ってくるんです。アマデオさん、孤立させてしまい済みません。m(_._)m

ただ、僕は「当時の響き、スタイル」ということにはあまり興味はありません。
レオンハルトやクイケンsのやってきたことは素晴らしいことですが、誰がどう演奏しようと、それは
<21世紀(20世紀)のスタイルによる表現>である、としか言いようがないと思います。

(どの音楽家も、21世紀の食生活や生活環境、言語環境、音楽環境、また21世紀の社会の競争システムの中で演奏しています。)
(スタジオでCDを録音して世に問うという行為や、グローバルな世界で、演奏の技術や存在感を競い合うという環境は、現代だけのものです。)



>例えば、ゴルトベルクとパルティータbPはかなりお勧めなのですが、
>同じ曲をスコット・ロスで聞くとどうでしょうか?
>全く違います。当然感動するのはレオンハルトです。

ゴルトベルクは賛成です。

パルティータNo.1は、ここで初めて反論(笑)
鈴木雅明の演奏が凄いですよ。
ネットで試聴もできます、機会があれば是非。

レオンハルトもロスも良かったですが、
鈴木さんの柔軟さ、落ち着き払った響きの冴え、芸達者な装飾音。一発で参りました。名人です。

From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/16 22:14

CDプレーヤー

 どうもこんばんは。
最近忙しくて、明日も研究授業を抱えているアマデオです。
教育現場も一応大変なんですよ。控えめに言ってみますが。

 うちのCDプレーヤーがまたおかしくなってきました。うちのは、
地元企業応援で、オンキョーなんですが、最近熱くなるし、読まな
いし、どうしたのよ?という感じです。かといって買う金もないし、
しばらくだましだまし使うかな、というところです。買ったのは7
年ほど前ですが、3年後度前にも調子悪くなったんですよ。困る。

 さて、ジュンさん、反論が怖いということなんですが、僕の反論
もその中に入ってます?古楽派、(一応控えめに)演奏する者とし
て一言。
 古楽演奏のスタンスとして、まず大切なことは、出来る限り当時
の演奏スタイル、テンポに則って演奏するということです。だから、
同じ奏者でも、研究の結果演奏スタイルが変わることがあります。
次にもっと大切なことは、音楽を言葉のように「語る」ということ
です。レオンハルトは、ジュンさんは「歌っている」といいますが、
僕は非常によく語っていると感じています。クイケンも語る演奏家
です。たぶん、同じ演奏を聴いても、ジュンさんと僕は感じ方が違
うこともあると思うのですが、アーノンクールの著書に、「音楽は
対話である」というものがあります。その中に、修辞学との関係を
わかりやすく説明した項がありますので、お読み下さい。「語る」
という、言語、演説と密接な演奏言語に注意して古楽演奏を聴くと、
今までの聴き方とはかなり変わった世界が拡がると思います。
そんなわけで、僕は、色合いは異なりますが、レオンハルトとアー
ノンクールはよく語る、饒舌な演奏家だと感じています。すばらし
い古楽演奏は、音楽の流れが、縦と横の立体方向に向かいます。音
楽の構造が、「歌う」演奏法とは異なりはっきりと浮かび上がりま
す。ここで、古楽器の持つ、透明でくっきりした響きが生きてくる
わけです。当時の演奏スタイルを踏まえ、きちんと語り、そこに演
奏者の理性と音楽性が適切に働けば、すばらしい演奏が生まれると
思っています。
 しかし、古楽はそんないい面ばかりでもありません。良心的な団
体ばかりではないのです。単に楽器にガットを張り、バロック弓で
演奏すればいい、テンポを速くすればいいと、安易に大量生産され
る、インパクトだけの演奏もたくさんあります。商業主義の弊害を
本当に感じます。
 自分で演奏したり、勉強したりしていて感じることは、古楽は耳
あたりがいいようで、本当はすごく取っつきにくいということです。
でも、音楽の聴き方を広げてくれます。例えば、「ドイツ的重厚さ」
ということが言われることもよくありますが、そこにオーストリア人
のハイドンやモーツアルトは含まれたり、短調の曲は重く悲痛に演奏
されなければならない、というような固定観念で音楽を聴いていない
か、ということを、古楽は突きつけてくるわけです。それほど表現の
仕方が違うわけです。モーツアルトのK516の弦楽5重奏は、短調
ですが、僕は軽くすっきりと演奏された方が帰って「悲しみの疾走」
胸に迫るような気がしますし、その他にも、ベートーベンやバッハで
も、はじめは拍子抜けするほど軽く聞こえますが、古楽的な演奏表現
になれて味わい方が分かれば、滋味あふれる演奏だ、ということが分
かる演奏もあります。モダンにしても古楽にしても、折衷様式にして
も、すべてがすばらしい演奏というわけではありません。そして、古
楽は1960年代以後、急速に発展してきた新しい演奏様式です。モ
ダンの世界には、世界的巨匠、名演奏家、名盤が多数あります。古楽
はそのような積み上げがまだ浅い。しかし、すばらしい演奏をする演
奏家は確実に増えています。今後、古楽的な語り口の浸透が進むとと
もに、本当にすばらしい演奏も多数現れると思います。ただ、演奏家
の絶対数から言って、もう少し時間はかかるでしょうね。(弱気)
いずれにしても、テンポなどの問題は、今後落ち着いてくると思いま
す。インパクトだけでは古楽ファンも聴きませんから、質の高い演奏
が出てくるでしょう。
 うだうだ書きました。何が言いたいのかよく分からない文になって
しまい申し訳ありません。反論にもなっていないのですが、古楽の本
質が「語る」ことだということを分かってもらいたくて。僕は、モダ
ンの演奏が表現過剰で音が濁っている、と感じたことから古楽に傾い
た訳なんですが、聴けば聴くほど、音楽へのアプローチの違いが際だ
ってきて、聴き方幅が拡がった、と感じているのです。レオンハルト
のマタイもですが、モーツアルトのピアノコンチェルトを是非古楽で
お聞き下さい。楽器のバランスなど、発見があるはずです。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/16 21:01

今日の音楽

皆さん、こんばんわ。あいかわらず忙しくしてます。

明日、会社はISOの内部監査という行事があり、内部監査員に任命されている1人の私としては、余計な仕事というか、迷惑千万とぼやいております。自分の部署だけでも大変なのに、人の部署まで見てられませんわ・・ブツブツ!!



★skunjpさん


「昨夜は、いよいよ僕的な鬼門である198番を聴きました。レオンハルトならば気に入るかもと思ったのです。そうしたら期待通り、凄く気に入りました。198番が好きになれて本当に良かった!これjuncoopさんへの面目も立とうというものです・・レオンハルトの198番は、特にヴィオラ・ダ・ガンバ重奏バックのアルトアリアの曲にしびれましたね。何と言っても、その<実体感>のある音のたたずまいが見事」


いやあーー、skunjpさんがBWV198の良さを解っていただいてよかったです。機会あればぜひ、シェルヘンを聴かれる事をお勧めします。


「古楽派はモダンに比べ、得てして音像に実体感がないというか、手応
えが薄いように感じます。それがまた透明感を演出していて、良い所ではあるのですが。しかしどうも人間の体臭と汗のニオイがぬぐい去られたようで、きれい事の感が否めない。」

それは私も感じますねーー。かなり音楽が清楚になったというか、透明で澄んだ川のような感じもしますね。しかし!!「清水 魚住まず」という言葉がありますね!!「古楽派、juncoop住まず」なのです。感情とか情熱とか訴えとか、人間らしさという芸術表現が失われ、個性のない機械的に聞こえる演奏もあるのが事実。


「その点、鈴木さんは体臭がある方ですね。でも、レオンハルトに比べるとまだまだ・・・レオンハルトの作り出す音には、人間的な手応えがしっかりあるのですよ。体臭と言えばアーノンクールも体臭がきつい。
けれど、体臭がきついから良いというわけではなくて、彼の場合時にそれがエグサにつながる。ブリュッヘンも時々・・・」


レオンハルトについては、間違った言い方になるかもしれませんが、やはり古楽器の演奏でもロマン的なものを感じてしまいます。やはり重厚で楽器をよく歌わせていますし、表現力が豊かで、線が太い。その音楽には喜怒哀楽の表現を感じてしまいます。しかもスケールが大きい。
他の古楽器の演奏は、@単にテンポが早い、A線が細い、B楽器が歌っていない。C重厚さに欠けるので迫力に乏しい、D表現力が乏しい、
E情熱や訴えが伝わってこない、F音をノンレガートにすることに固執して、音を切ればよいと勘違いしている、Gロマン的な演奏を排除することにこだわりすぎて、感動を呼ばない。
このことは、多くの人々の沢山の反論が来そうですねーー。抗議のお手紙は、お待ちしておりませんので、お手柔らかに!!単なる1人の戯言と思って読み流してくださいませ!!恐ろしい・・・。


「ですから、5万くらいのCDプレーヤーを買っておいて様子見というのもアリですね。今はこのランクでも音の良いのがありますよ。その場合でも、マランツかデンオンでしょう。」


CDプレイヤーのアドバイス有り難うございます。ぜひ参考にさせていただきます。
ところで、いずれは、LPのようにCDも無くなるのですか?
かなりCDを集めているのに、CD再生出来る機械は残りますよね?



【今日の音楽】


●バッハ/カンタータBWV194

アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス他

●バッハ/カンタータBWV195

レオンハルト指揮レオンハルト合奏団/コレギウム・ボーカレ

テルデック/BACH2000 第58巻


アーノンクールの194番については曲自体についても、さほどなんとも思わないのですが、レオンハルトのBWV195はかなりいいですね。BWV195は、各曲がとても魅力ある曲ばかりで、しかも華やか。レオンハルトの演奏がいいのも確かですね。前にも申しましたが、音楽は演奏によって生きたり死んだりしますので、レオンハルトにかかりますと、音楽が生き生きとします。しかもその曲の良さがレオンハルトによって発揮されるといっても決して過言ではないです。

古楽器については、私は、絶対レオンハルト派になります。

コープマン派、鈴木派、ヘレヴェッヘ派、リフキン派、ガーディナー派の皆様、ごめんちゃい!!


レオンハルトは、チェンバロ独奏でもやはり優れております。

例えば、ゴルトベルクとパルティータbPはかなりお勧めなのですが、

同じ曲をスコット・ロスで聞くとどうでしょうか?

全く違います。当然感動するのはレオンハルトです。

魅力的なチェンバロを演奏するレオンハルトは、カンタータでも魅力的だと言いたいのです!!


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/16 15:31

角をためられた練習曲?

この投稿にはまるひとは約一名かもしれませんが・・・

今朝はエマールのドビュッシーを聴きながら出勤しました。
仰るとおり凄くまともな演奏ですね。

ブーレーズのアンサンブル・アンポンタン・・・いや、何だっけ、
まあ、あの団体の元ピアニストという耳で聞くと、
<正統派すぎる>という感想を持ってしまう。

しかし、よく聴くと、これが良いんですねー。

通勤途上これを聴きながら、朝の爽やかな外気を吸い込んで、ふと
青空を見上げると、そこに泰西名画が浮かんで来たのです。
つまりこれは、ヨーロピアン正統派の演奏と言えましょう。

しかしそれは動画ではないんです。
あくまで端然とした静止画像であります。

静かで、余裕があり、格調が高い。

たとえば「金色の魚」あたりは、目の前に魚の映像が踊るような
表現をされがちで、またそれが生きる曲であるのですが、エマー
ルの場合、音符のみが端然と息づいているのです。

特にリズム的な処理が見事で、何かのイメージを喚起するという
より、卓抜なリズム処理を通して曲の「古典性」が強く印象づけ
られている。

「練習曲集」はことのほか魅力的です。

これはまず弾くことが大変で、その点から言うと、ポリーニでさえ
あと10年早く録音して欲しかったと思ったくらい難しい。

その難曲を、たとえばベロフ(特にデンオン新盤)は、あくまで
「新機軸」に焦点を当てて弾いている。だから第1曲目のテンポの
断層が、ドッキリするようにスリリング。

エマールはこの点、新機軸ではなく古典性に着目している。
だから、とても品格が高く、バランスがよく、リリックでさえある。
この曲集の「うるさい」系の曲も、非常に安らかな気持ちで聴ける。

「角をためられた練習曲」と言う人もありましょうが・・・

僕としては、ドビュッシーの練習曲にこの手の名演が出現したこと
を素直に喜びたいです。 (^o^)

From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/16 15:08

実体感ある古楽派

>skunjpさん、レオンハルト=アーノンクールのBWV183〜199の
 6枚組が1900円ですか!!これを新譜で買うと9000円しますよね。
 いやぁーーやられましたなーー。私は。だいたい中古であっても2枚組
 1800円で買っております。テルデック新譜のカンタータでもレオン
 ルトは1枚1600円もしますのに得されましたねーー。

そうなんですぅー  (^_^)
得させていただきました。・・・しかし。

6枚15曲のうち、レオンハルト担当は3分の1の5曲しかないの
ですよ。まあ、でも、だからレオンハルトが光るのですが。

昨夜は、いよいよ僕的な鬼門である198番を聴きました。
レオンハルトならば気に入るかもと思ったのです。
そうしたら期待通り、凄く気に入りました。

198番が好きになれて本当に良かった!
これでjuncoopさんへの面目も立とうというものです・・・(^_^;)

レオンハルトの198番は、特にヴィオラ・ダ・ガンバ重奏バック
のアルトアリアの曲にしびれましたね。
(ヤコプスのソロがまた良い!)

何と言っても、
その<実体感>のある音のたたずまいが見事・・・!

古楽派はモダンに比べ、得てして音像に実体感がないというか、手応
えが薄いように感じます。それがまた透明感を演出していて、良い所
ではあるのですが。しかしどうも人間の体臭と汗のニオイがぬぐい去
られたようで、きれい事の感が否めない。

その点、鈴木さんは体臭がある方ですね。
でも、レオンハルトに比べるとまだまだ・・・
レオンハルトの作り出す音には、人間的な手応えがしっかりあるの
ですよ。

体臭と言えばアーノンクールも体臭がきつい。
けれど、体臭がきついから良いというわけではなくて、彼の場合時に
それがエグサにつながる。ブリュッヘンも時々・・・

「それがいいんじゃない!」と言われれば、「ごもっとも・・・」
と答えるしかないですが・・・<(_ _)>

しかし、最近はアーノンクールの音楽作りが少し理解できるように
なりました。この人の場合、キーワードは「コントラスト」なので
すね。(^o^)

>レオンハルトについては、もっと安価になるまで待つべきです
 かね?

待てばある程度安くなるのかもしれません。
でも僕は待てない!!! (^_^;)


>パイオニアのCDプレイヤーのご機嫌がかなり悪く、なかなか読み
 取らない。

ハードの故障はいやですね。感動に水を差します。
さてCDプレーヤーの件ですが、パイオニアも良いメーカーなのですが、
オーディオには、はやりすたれがあり、そこを見極めないと泣きを見ます。

現在のCDプレーヤー市場は、若者はポータブル機で十分、中年以上は
オーディオ離れがすすみ、数少ないオーディオファンは高品位CDに気持
ちが向いている。

そんな中で市場の縮小化が著しく、中小メーカーはCDプレーヤーから
撤退を余儀なくされました。あるいは製品は有っても中身は旧タイプ。
そこに生き残ったのが、デンオン、マランツ、ソニーですね。
(うんと高いのなら、国産でも他にありますが。)

ですから、ちゃんとしたCDプレーヤーはこの辺から買わないと、後で
エライ目にあいます。20万円以上なら海外製品も視野に入りますが、
僕の場合、クォードを持ってまして、日本代理店がなくなり修理さえ
出来ない状態です。(・・・怒)

ですから20万以下の製品なら上記御三家。クラッシックならデンオン、
マランツでしょう。そしてオーディオ的な醍醐味を狙うなら前者。
ヨーロピアンなしっとりとした輝きを求めるなら後者でしょうか。

しかしCD市場はいずれSACDあるいはDVDオーディオに代替され
る可能性があります。つまり、純粋なCDが製造されなくなり、高品位
CDに間借りする形のCD(1枚の中に)というものになってしまうとか。

とすれば、これからは高品位CDプレーヤーを買った方が良いということ
にもなりかねません。でもそうなれば、SACDとDVD−A戦争の決着
がまだついていないし・・・

ですから、5万くらいのCDプレーヤーを買っておいて様子見というのも
アリですね。今はこのランクでも音の良いのがありますよ。
その場合でも、マランツかデンオンでしょう。

僕は(何てたってお金がないので)4万くらいのTEACのCDプレー
ヤーのデジタルアウトを、ソニーのDAT(13万)のDAコンバーター
経由で聴いていますが、これでほぼ満足しています。

欲こいたらキリがないですもんね。・・・(^^;)

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/15 20:04

今日の音楽:juncoop編

皆さん、こんばんわ!!

skunjpさん、レオンハルト=アーノンクールのBWV183〜199の6枚組が1900円ですか!!これを新譜で買うと9000円しますよね。いやぁーーやられましたなーー。私は。だいたい中古であっても2枚組1800円で買っております。テルデック新譜のカンタータでもレオンルトは1枚1600円もしますのに得されましたねーー。

ちなみにアーノンクールとレオンハルトのテルデックのカンタータ全集は、60枚組で、63,000円もしますので、なかなか手を出しにくいですねーー。1枚1050円程度なのですが・・・。CDプレイヤーも買い換えなければならないし、レオンハルトについては、もっと安価になるまで待つべきですかね?
そうしているとヴェルナーのカンタータ集のように廃盤になってしまって再発されないおそれもありますねーー。辛い!!
しかも、レオンハルトのカンタータは何度もいいますが、かなり優れた演奏でありますしねーー。


【今日の音楽】


レオンハルトのカンタータを今日も聴こうと、BWV131〜かけたのですが、パイオニアのCDプレイヤーのご機嫌がかなり悪く、なかなか読み取らない。しかたないので、MDでヨハネを聴きました。


●バッハ/ヨハネ受難曲BWV245

カール・リヒター指揮(cem) ミュンヘン・バッハ管弦楽団/合唱団
シュライヤー(T)シュラム(B)ドナート(S)ハマリ(A)
エンゲン(B)ニムスゲルン(B)

1970年9月 ミュンヘン録画


いつ聴いても素晴らしい演奏ですね。ぜひこの録音のCD発売が望まれるところです。DVDで出たら必ず欲しいですねーー。
リヒターのチェンバロ・コンティヌオとシュライヤーの福音史家がとにかく素晴らしく劇的です。緊張感があり、CD化されているリヒターのヨハネの録音の上をいく演奏ですね!!
1971年のリヒターのマタイも聞きたくなってきました。





From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/15 18:00

前進あるのみのバッハは偉い!

  

         今日の音楽 skunjp編 (^^;)

<カンタータ195番>

juncoopさん、レオンハルトまた買いました。

183番から199番まで15曲入っているテルデックの6枚組を何と
1900円で。・・・一枚300円ちょい。

実は最近、某dユニオンに昔使ったスコアを売りに行っているのです。
それが思いのほか高く売れて・・・(^o^)

先日dユニオンに行ったらその時僕が売ったスコアが買値の3倍位の
値付けで陳列されており、それはスコアに印刷されている値段より
も高かった!・・・そんなもん誰が買うの?と思いましたがね。(^_^;)

まあしかし、おかげでお金が入って、ふと棚を見ると3800円の
前記カンタータ6枚組が売れ残って50%offに・・・

今朝はその中から195番を聴きました。

これはバッハ60歳くらいの時のカンタータで、ちょっと変わってました。
どこが変わっているかといって、当時の流行を追ったようにとても華
やかな響きがするのです。
たとえば、ロンバルド風リズム(タター、タターという逆符点)が多用
されていたり、フルートの響きがロココ風に婉然とたなびいていたり。

バッハは年を取っても、常に最先端の音楽を勉強してたんですね。
バッハさん、偉い、パチパチパチ!

・・・しかし、レオンハルトも偉い!

呼吸がとても深〜いのです。

だからスケールと風格がとても大きい。



nujikoaさん、

グッテンベルクのマタイ、さっそく注文していただきましたか!
さすがに反応が早いですね。

montさんも、juncoopさんも興味を示しておられるようで、長文を
書いた甲斐がありました。あまりに、感動したモンですから ・・・

僕の全聴盤体験をかけても、期待にたがわぬ名演奏だと思いますよ。
それでも、「ナンジャーこれ」などど言う御仁がいらしたら、
う〜ん。 も一度聴いてご覧なさい、と言うしかない。

エマールのドビュッシーは僕もちょっと聴いて店ざらし状態です。
リサイタル盤(ベートーヴェンの熱情等)を聴いての期待が大き
すぎたようです。また今夜でもゆっくり聴いてみましょう。

僕が好きなドビュッシー演奏はフランソワ(天才的な訛り)、
ベロフ(練習曲のすさまじさ!)、ルヴィエ(純フランス風)、
ミケランジェリ(定番)、小川典子(鮮烈!)などなど・・・

しかし、極めつけはクロスリーです。
クロスリーの弾く和音には、必ず「色」がある。


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/15 01:24

今日の音楽・nujikoa編

先週末は久しぶりに、CD店にCDを物色しに行きました。
最近はネット注文主体ですが、やはり背表紙をながめて歩く楽しみには代えられませんね!(^^)


●バッハ/無伴奏チェロ組曲
 フルニエ(1959年ACCORD盤)

葛の葉さん、montさん、聴きましたよ!
「感動」の一語です。
今までは旨口のビルスマやパンドルフォに魅かれていましたが、
この硬派な演奏は、一生ものになりそうな予感です。

フルニエが「この1度だけ」と烈しい情熱をぶつけた演奏、というお話でしたが、
僕にはそんなに「羽目をはずした」演奏には聞こえなかったです。

凄い音楽の勢いに、グイグイ惹きこまれる。
それでいて、「アチャー、やっちゃいましたねムッシュ?」というようなみっともない部分(誇張のし過ぎ、作為のし過ぎによる空回り)が、全然無いんですよね。
(・・・だから、聴いている方も集中力が途切れないのかも知れません)

ここでフルニエのハートは熱く燃えていますが、
この熱さはまさにバッハの譜面の中に内在している熱さだ!
と、思える演奏です。マイッタ!


●ドビュッシー/映像第1集、第2集・練習曲集
 ピエール・ロラン・エマール

一方こちらは、最新鋭の演奏をチョイス。
これは大真面目な演奏です。堂々たる名演。
ペダルが控えめながら響きが非常に豊か、というのが印象に残りました。

ただ、通しで聴いていると、「もうちょっと遊んでくれるといいんだけどなー」という思いがないでもない。

エマールは全方位的にバランスのとれた演奏です。
ある一方向に耽溺することがない。

一方、フランソワ(崩しの絶妙なウマさ)やベロフ(唖然とするほかないテクニック)など聴いていると、
理屈抜きに面白いんです、これが。
主張がわかりやすいし、「驚き」を提供してくれるんですね。


<おまけ>

●サラ・ヴォーン 'Crazy & Mixed Up'

ジャズ・ボーカルの名盤中の名盤。
一度中古屋に売ってしまったCDでしたが、
何年かぶりに買い戻しました。
(う〜ん・・・なんでこんな素晴らしいCDを売ってしまったんだろう!)(;;)
中でも有名な、「枯葉」でのスキャットの嵐。
呆れるほどウマい!!です。


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/15 00:33

僕は即決!

グッテンベルクさんという方の件ですが、僕は、

skunjpさんの1発目の投稿を読んだ時点で
「買うぞ!」と決心していました。(^^)
そこへ入魂の2発目投稿が・・・!

前々から、
「現代楽器オケで、古楽風の澄んだ(しかし、力強い)アンサンブルのマタイって無いのかなー」と、夢想していたのでした。

発見させてくれたskunjpさんに感謝です。早速ネットで探し出して注文しました(^0^)
楽しみです。

***

><空に希望の大きな虹がかかるように> 

とても印象に残ったフレーズです。ウーム!
この部分だけ、CDを引っ張り出して聴きなおしてしまいました。

「地に足がついていない」という感覚も同感です。

このことばは普通、悪い意味で使われますが、
あまりに凄い音楽を体験すると、
「地に足がついている」ことを忘れてしまいます。
(万有引力を感じない世界)・・・!


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/15 00:22

こんばんわ〜


秋深し マタイを聴くに 飽きも来ず (お粗末)

skunjp さん、
それにしても「リヒター以来、最良のマタイ」とは・・・

昨日ミュンヒンガーを買ったばかりなのにー

どうも、僕は永久にお金持ちにはなれないみたい(^^ゞ


To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/14 21:40

今日の音楽

皆さんこんばんわ。

昨日は嵐がありまして、一昨日はかなり蒸し暑かった。そして今日はかなり寒いという感じ。皆さん健康の管理は気をつけてくださいね。

ところで、我が家のCDプレイヤー(パイオニア)なんですけど、かれこれ15年持ちましたが、いよいよ耐用寿命に近づきつつある徴候が・・・。しかし15年も持ちますと、値打ちがありますねー。機械は少し値がはってもいいものを持ちたいものです。当然次もパイオニアにしたいところなんですが、やはりプレイヤーは音飛びがあまりないものが欲しいところ・・・。マランツあたりも有名なのですが、やはりパイオニアですかね!?


【今日の音楽】


バッハ/カンタータBWV87〜90

ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェゥントゥス・ムジクス(BWV87)

グスタフ・レオンハルト指揮レオンハルト合奏団/コレギウム・ボーカレ(BWV88〜90)

まずアーノンクールの87番、この曲は6曲目のアリアがかなり美しいのですが、アーノンクールはまずまずの出来栄え。

レオンハルトのBWV88〜90は文句なしの優れた演奏ですね。

私のカンタータ・コレクションは、一応全集というのは、リリングとルーシンクだけなのですが、この2者の演奏だけではやはり満足が出来ない曲が多くありますね。当然、リヒターやトーマス、ロッチェ、ヴィンシャーマンなどは優れておりますものの全集ではないのが残念なところ、今は、レオンハルトによるカンタータの演奏が一番満足できるものであります。確かに、鈴木雅明、ヘレヴェッヘ、コープマンの演奏も全集に向けて進行していくと思うのですが、コープマン、鈴木の演奏は中には優れた演奏もあるのですが、決して満足出来るものではありません。やはりスケールの大きなレオンハルトを集めていきたいと思っております。


ところで、バッハ・リスナーの大家の一人であるskunjpさんを唸らせた、
エノッホ・ズ・グッテンベルク/クラングフェルバルトゥング管弦
楽団/ノイボイエルン合唱団/テルツ少年合唱団
のマタイなんですが、気になりますよねーー。

古楽器の演奏スタイルでモダン楽器というのは、ちょっと気にいらないのが、正直なところなんですが、しかしskunjpさんのお勧めとあるならば、無視は出来ませんねーー。なんせ、skunjpさんといえば、私自身にクルト・トーマスの良さを教えられたその人だからなんです!!

いずれ聞く機会がある事を心待ちにしております。


それから遅くなりましたが、skunjpさん、mont54さん、BBS1の1000件到達に対してのご祝辞有り難うございました。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/13 22:44

リヒター以来の、最良のマタイ

皆さん、この感動をどう伝えたら良いものか・・・

僕の筆では、その深さ広さ強さの、10分の1も伝わらないこと
と思います。

<人類は、リヒター以来、最良のマタイを手にしたのです。>

それは、先日ご紹介したエノッホ・ツ・グッテンベルクのマタイ。

この3日間じっくりと、この演奏を聴いて得られた感動の深さ、
質の高さは、僕の聴盤人生の中でも、まさに最高級のもの
でありました。

僕が全く知らなかった、そして日本でもまだほとんど無名と
思われるこの指揮者グッテンベルクは、それでも、ヨーロッパ
音楽界ではかなりのビッグネームだそうです。

彼はミュンヘンの田舎であるノイボイエルンに合唱団を組織し、
40年間手塩にかけた結果、この団体はいまや、欧州有数の
優れた合唱団に育っているとか。

そしてまたオーケストラも凄い!
グッテンベルクを慕って集まった凄腕たちが、たぶん、指揮者の
猛練習をくぐり抜けたのでしょう、まさしくひとつの楽器と思われ
んばかりの、水も漏らさぬアンサンブルを聴かせます。

一聴すると古楽風ですが、驚く事にこのオケははモダン楽器なの
ですねー!古楽奏法なのになぜ楽器だけモダン・・・・?

その答えは、「表現力の拡充にある」、と僕は思います。

つまり、基本的にノンヴィブラートで、透明な旋律線と清潔なアー
ティキュレーションで音楽を作る行き方はまさに古楽派ですが、
ダイナミックスの幅がとてつもなく広い。
霞たなびくようなピアニッシモから、大地を揺るがさんばかりの
フォルテシモまでのダイナミックな表現力は、驚くばかりです。

合唱も同じく、ピアノからフォルテに至る、ダイナミックスが極め
て広く、それを完璧に透明なハーモニーでやってのける!

これらの手兵を自由自在に操るグッテンベルクの音楽作りの
特長は、「ドラマティック」ということになりましょう。

まず、最初の合唱曲からして、未聞の響きが聴こえてきます。

一拍目を重く打ち込んだ後は、スッと脱力する。
そして、そこに他の声部が次から次にアクセントで被さって来る
のですが、またすぐに脱力するおかげで、すべての声部が手に
とるようにまるで「スケルトン式に」見えてきて、結果的に各声部が
輝かしくも目もくらむような、音の織物を綾なしているのが見える
のです。

まるでアーノンクール+レオンハルトの2乗という感じ!

そして、それを貫くテンポは気持ちいいくらい快速調で、しかも
舞踏のフィーリングに満ちています。
「シオンの娘よ来て、見なさい。」その声に、皆が踊りながらやって
来る。

僕は、この第一曲目を2度も繰り返し聴きましたよ!
こんなこと初めてですよ。
いつもこれは重苦しい「我慢の曲」だったのですが・・・

まあくどくど書いてもしょうがないので、あと2箇所、ポイントを説明
しますと・・・

1.イエスの言葉のバックに流れる弦4部の後背音。

いつものしめやかなアレです。
でもグッテンベルクは違う!
各声部がそれぞれ雄弁にイエスの言葉に反応して、ある時はアク
セントで警告を発し、またある時は深い悲しみに沈潜する。その
様は「4つの御使い」のようで、イエスの言葉をさらに強力にパワー
アップさせる源泉になっています。

他の器楽部分も全くこれと同じように雄弁そのもので、その結果、
音楽の喜怒哀楽が3倍くらいに強調されているんです。

オブリガート奏者ももの凄く巧く、フルートなんてエマニュエル・パユ
クラスの人が吹いている感じ。オーボエ、Vla・ダ・ガンバも巧い。

2.焦点になる合唱曲「あの方はまさしく神の子であった」の驚くべき
 解釈。

グッテンベルクの表現はリヒターのインパクトに匹敵します。
百人隊長が「ああ、そうだったのだ。あの方は神の御子だった」と
神聖なおののきに満たされて天を見上げる、その眼差しが見える
ようです。
そしてその見上げる先に、希望の大きな虹がかかっている!

合唱は極限のピアニシモに始まり、遅い遅いテンポで次第に膨らみ
大きなアーチをかけるように圧倒的なフォルテシモに至ります。
そして次第に減衰していく・・・

僕はここを聴いて全身に電流が走り、体全体が中空に浮いて、
そのまま天国に引き上げられるような究極の感動を覚えました。

その後、歌われる「わが心を清めよ」は喜びに満ちた舞踏のリズム
です。それは復活への確信に満ちており、静かに微笑みながらの
「霊的な舞踏」なのです。

ここで気づいたのですが、この曲が冒頭の合唱と「舞踏」という
見えない糸で結び付けられているのですね。

冒頭合唱曲の通奏低音タータ、タータというリズムが、「わが心を
清めよ」では、バッハお得意の喜びの象徴「オクターブ上昇」で彩ら
れてはいるものの、両曲を貫くリズムは同じなのです。
そして、驚くべき事にグッテンベルクの解釈では、両曲は全く同じテンポで
演奏されています!

つまり、「冒頭合唱」=「受難の開始」が、
「わが心を清めよ」=「イエスを迎え入れる」、つまり個人の救いという
喜ばしい大円団に帰結する!
壮大なドラマの始めと終わりという大きな円環の中で、「救済史」の
カナメとして両曲が向き合わされているのです。

<まとめ>

グッテンベルクのマタイには、僕らが今まで聴いた事がないような
新しい響きに満ちています。
人によっては、やり過ぎとか、表現主義と評するかもしれません。
しかし、僕はグッテンベルクの解釈を聴くとき、そこはそうでなくては
ならなかったという強い確信を与えられます。
「あー、そうだったのか」、と目が開かれる思いです。

そこから生じる恐ろしいほどの緊迫感!
マタイはそんな異常なドラマを孕む曲だったのです。

天地宇宙を創造された神が、いやしい人間の姿を取ってこの地上に
下られ、苦しみの生涯の最後に十字架につけられ殺された、という
異常な物語なのです。

グッテンベルクはその異常な真実を鷲掴みにして、僕達の目の前に
突きつけてくるのです。

この演奏の唯一の欠点は、これを聴くと、他の演奏が物足りなく思えて
しまうこと。

  (今夜は興奮のあまり異常に長くなりました。堪忍・・・)




From べんとうべん To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/12 22:43

第九交響曲

ベートーヴェンの第九が聞けるサイトを探してるのですがなかなか見つかりません。MIDIではなく実際の音楽を聴きたいのでお勧めのサイトありましたら宜しくお願いします。 できれば全曲聴けるの限定です。
今度の音楽の授業の際に参考にするためです。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/12 12:55

マタイ受難曲BWV244

こんにちはーー、蒸し暑いです。

そうそう、montさんのおっしゃるとおり、マタイが聞きたくなりますねー。

今のところ聞いているマタイ

●リヒター2回目

●リヒター1回目

●リヒター(71年)

●ミュンヒンガー

●クレンペラー

●ヨッフム

●マウエルスベルガー

●リリング1回目

●アーノンクール(70年頃)

●カラヤン(ハイライト)

●メンゲルベルク(ハイライト)

●ワルター(第1部)


リヒターについてはかなり聴いておりますねーー。ミュンヒンガーはたまに、クレンペラーもたまに聞いております。ヨッフム以下はあまり聴いていないので、ゆっくり聞いてみたいと思ってます。
マタイについては、時間のある時にゆっくり書き込みしたいですねー。
レオンハルトについても今後の課題となっております。ビデオ録画での、鈴木雅明とヘレヴェッヘもゆっくりと聞きたいところです。


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/12 12:11

マタイに憑かれる秋

では行くんですか?マタイに・・・私の場合、今年はマタイの特異年。
例年だと年に2・3回くらいしか聴くことはなかったのですが、
今年いやこの数ヶ月というもの、狂ったようにマタイづいてしまいました。
それもこれもすべてこのHPのせい。(いや、お陰です・・・笑)
あ〜疲れた、じゃない憑かれた。(^^;

ステファン・クルーバリー?やブリュッヘンの古楽派を皮切りに
フルトヴェングラー
ヨッフム
シュライアー
クレンペラー等など

とりあえず財布と相談して、購入しやすそうな(安い)ものから
手当たり次第に漁っております。

聴き方はそりゃもう滅茶苦茶。通しで聴いたり、つまみ食いで聴いたり
混ぜて聴いたり・・・
(ヨッフムとシュライアーはDISK2とDISK3のカットが同じ)

土日(今週は3連休)を利して夜中に聴きまくっております。


From skunjp( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/12 00:57

空に希望の大きな虹がかかるように


>すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
  わたしがあなたがたを休ませてあげます。マタイ11:28」

 という聖書の言葉ですね。すべて、疲れた人、重荷を負っている人は
 私自身でもあり皆さんでもあり、今の日本人にも当てはまるかもしれま
 せん。休ませてほしいですーー! 身も心も・・。

juncoopさん、本当にそうだと思います。

今の日本は変ですね。異常ですね。
というか、この世界全体が異常ですね。・・・つまり愛が冷え切っている。
そんな中で、みんなが孤独に疲れた足を引きずりながら、希望の
見えてこない人生を送っている。

>skunjpさんが出しておられたマタイ伝の引用は・・・あれですね。「メサイ
 ア」の一部にあるアルトとソプラノの二重唱の歌詞。後半、ソプラノが歌う
 部分です。去年のクリスマスコンサートでこの曲を歌った時、「この歌詞を
 歌うの?」と、責任の重さに相当気負いを感じました。
 これって、相当大事な言葉なんじゃないの?キリスト教の本質って
 こういうことじゃない?

タミーナさん、まさに僕も同じように思います。
人間が幸せになる秘訣は、この一点にあるのではないかと・・・

信仰を持たせていただいて、早いものでもうすぐ20年になります。

乏しい歩みでしたが、イエス様はそんな僕にも本当に良くしてくださいま
した。本来、僕のような人間はノイローゼで病院行きか、自殺するかの
どちらかでしたね。それほどこの世は僕にとって生きにくいものだった・・・

「生は暗い、死もまた暗い・・・」(大地の歌)

しかし、幸いな事に今はそのすべてから解放され、このように平安な、
満たされた人生を送ることができている。
とりわけ、イエス様が与えてくださった愛する妻と、可愛い4人の子供
たち。たまには夫婦喧嘩もしますが、イエス様が中心におられるので
すぐまた心から一致する事ができる。

これはすべてイエス様の憐れみなんですね。
とうてい僕の努力などではないんです。

僕がこの20年で学んだ事は、自分が誠に、どうしようもない人間である
ということでした。

もちろん、そんなこと人にはこれっぽっちも見せません。
しかし、主は見ておられる。すべてを知っておられる。
僕らは頭の髪の毛さえも数えられているんです。

でも、だからこそ、イエス様の元に、そのままの姿で行くことができる。
「僕はダメなんです。助けてください。」と正直に祈ると、そんな僕でも
イエス様はいつも憐れんでくださり、赦しと新しく生きる力を与えてくだ
さるんです。

イエス様は、「頑張んなさい、努力しなさい」とはおっしゃらないんです。
いつも、「よく来たね。わたしがあなたを休ませてあげます。わたしの
喜びを与えます」と言われるんです。

バッハが一生をかけて作った音楽を通して言いたかったのは、ただ
このことだけではないのかなー、と思います。

つまり、「・・・あの方はまさしく神の子であった!」


さて、音楽の話題です。 (^^)

最近、マタイを新たな演奏で聴いています。
それは、エノッホ・ツ・グッテンベルクという初めて名前を聞く指揮者
の演奏でしたが、いやー素晴らしい演奏です。

データは・・・
S:アンナ・コロンディ/
T:マルクス・ウルマン(福音史家)、ヴェルナー・ギューラ/
Bar:クラウス・メルテンス(イエス)
エノッホ・ズ・グッテンベルク/クラングフェルバルトゥング管弦
楽団/ノイボイエルン合唱団/テルツ少年合唱団
  (録音年不明) ファラオ B108 035

モダン楽器の古楽奏法ですが、そんな区別など、どーでも良いほど
自然。かなり斬新でドラマティックですが、とても音楽的で品位が高い。
オケは室内オケくらいの編成でしょうが、非常に巧いです。

特に素晴らしいのは、その音楽の迫真性!

福音史家の真実味にあふれた叙述といい、イエス(メルテンス)の
心奥からほとばしり出るような感動に満ちた歌といい・・・

合唱の「バーラバー!」のゾッとするような衝撃度も凄いですが、
「あの方はまさしく神の子であった」は100人ほどの、現代では
珍しい厚めの編成の合唱団を、極めてゆっくりと・・・

<空に希望の大きな虹がかかるように> 

歌わせており、心を打ちます。

オー!こんな凄い指揮者がいたなんて!


※アマデオさん、僕は何を隠そう菊池市出身です。(^^)




From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/11 23:10

3連休

 どうもこんばんは。
 今日は、嫁の居ぬ間に、ではないですが、阿蘇の方に行ってきました。
 菊池渓谷を散策し、阿蘇外輪山を、と思ったら、昼からキリで真っ白!
参りました。でも、阿蘇山の草千里と火口は拝むことが出来ました。風が強
く、風速30メートル?という感じでしたが。
 ブラームスの話題が続いていますが、僕はシンフォニーと、序曲と、ドイ
ツレクイエムしか持っていないので、多くは語れません。でも、好きな作曲
家の一人です。僕は、決して耳あたりがいいとは言えない、ちょっとごつご
つしたブラームスが好きです。もっと聴きたいのですが、ついついバッハや
モーツアルト、ハイドンを買ってしまいます。
 今日、ドライブしながらレオンハルトのマタイを聴いていました。とても
よかったです。運転を忘れそうになって危険なほどです。天気はよくなかっ
たのですが、気分は最高でした。ではまた。

From タミーナ( HP ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2003 10/11 20:27

今日は秋祭りです♪

こんにちは!

ブラームス談義はお客様していた私。何度も歌ったことがあるのですが、どうもよくなじめないところがあって・・・。
もう少し時がたったら、なじめる時が来るかしら。いまだに頭の中がお日様な私です。

skunjpさんが出しておられたマタイ伝の引用は・・・あれですね。「メサイア」の一部にあるアルトとソプラノの二重唱の歌詞。後半、ソプラノが歌う部分です。
去年のクリスマスコンサートでこの曲を歌った時、「この歌詞を歌うの?」と、責任の重さに相当気負いを感じました。
(実際の歌詞では「彼の所に来なさい」と三人称の形ですが)
これって、相当大事な言葉なんじゃないの?キリスト教の本質ってこういうことじゃない?これをクリスチャンの皆さんの前でどんな風に歌う?
メサイアの第一部は、ソプラノソロは福音史家役や天使役もやったり、結構責任重大なのですが、極め付けにこの歌詞。
・・・相当悩みましたね。怖かった・・・。
まあ、いい経験になりましたけど。でも、この言葉は出来れば聞く側に回っていたい・・・かも。