クラシック音楽掲示板


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From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/13 08:12

人の子

大貫 隆さんの解説によると、人の子=人間というわけではないようです。

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元来は単純に〈人間〉の言い換え(《詩篇》8:4など)であったが,後期ユダヤ教の黙示文学では歴史の終末時に審判のため出現する天的存在を指す術語(《ダニエル書》7:13など)となる。これを背景に新約聖書の福音書ではイエスが自己を〈人の子〉として表示する。これがどこまでイエス自身の実際の自己理解を反映するものか論争されている。2世紀以後の古代教会では再び意味が変移し,〈神の子〉イエスが同時に〈真に人間〉であることを表現する呼称となる。

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つまり、その古代教会の理解が、現代のキリスト教にまでつながっていると言うことなのでしょう。

From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/13 01:51

あれこれ

すみません、ばらばらなお話の連続になりますが、過去の皆さんのお話についレスしてみたくなりまして↓↓。

>(ブリュッヘン)ロ短調が余りにも良かったもので、ちょっと落差があるような気がしていました。

アマデオさん、まさに同感で、あのロ短調での集中力はどこへ行っちゃったの?と言いたくなる部分もあるんですよね・・・
曲の構成の違いがそうさせてしまったのかもしれませんが。
福音史家がちょっとセッカセッカ(セッコと言うんでしたっけ?^^)しすぎだなぁ、と思ったりもしました。

>僕が一番心を打たれたのは、この映画ではイエスが泰然たる「神の子」としてではなく、
>あくまで「人の子」として、生々しく描かれているという事です。

montさん、私は不勉強なのでよくわかってないのですが、
「人の子」というのは、「人の形をとった神の子」という意味にとって良いのですか?
それとも「神の子」というのとはまったく違った考え方なのですか?
(久しぶりにマタイが聴きたくなりました、ネットでリヒター盤が安売りしたので早速注文、と。)

>単に、ワイセンベルクのクープランの墓とビル・エヴァンスを
>いっしょのテープに入れていた、という話で。
>しかし和音的に共通項がしっかりあったり・・・

あ、そういうことでしたか・・・^^
そういえば、ジャズ界の帝王マイルス・ディヴィスの談話で、「ビルのすすめでクラシック、特にラヴェルを聴いて非常に影響を受けた」というのがありました。
キース・ジャレットは「子供時代ドビュッシーを弾きこんだときの癖(ドビュッシー的和声)が、自分のソロ・ピアノにどうしても出てしまう」と正直に語っているし、まあこのへんは兄弟といえる音楽なのでしょうね。。。

>ラヴェルといえば、遺作の方のヴァイオリンソナタがなかなかの佳曲です。
>カントロフとコラールの知的でしゃれた演奏でどうぞ。

僕も大好きな曲です。曲自体がなんともいえず知的なんですよね〜
持っているCDを見たら「カントロフとルヴィエ」と書いてました。ちょっと違うんですね。

>今朝は、このヒューイットでクープランの新譜を聴きました。

HMV販売サイトでさわりだけ試聴しました。なんとおしゃれでエレガント!クラヴサンではありえない音の減衰の長短のコントロールに膝を打ち、すぐに「カートに入れる」ボタンを押してしまいました(笑い泣き)^^;

>唯一好きなのが「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。
>しかもドラマ北の国から(遺言)に使用されまして、富良野の麓郷の風景がとてもマッチしてました。

juncoopさん、この曲、いま日本中央競馬会のCMで使われてますねー
今日見てビックリ。白黒のスローモーション画面にかぶっていて、お似合いでした。
演奏はオケの原曲より少しシンプルめで、フレンチホルン風?の音で主旋律が奏され、なかなかいい感じです。
ところで、ラヴェルのこの曲がお好きだったら、是非「ピアノ協奏曲」は聴いてみていただきたいですね〜
第2楽章が甘く、センチメンタルで胸にぎゅーっと来ます。といってもべたべたしたものではなく、モーツアルトのクラ五重奏曲の第2楽章を思わせるような神々しさです。


From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 21:19

マタイ評、読ませていただきました。

 mont_54さん、単文ながら含蓄のある批評で、大変参考になりました。
当方は、ガーディナー、ブリュッヘン、鈴木雅明、レオンハルト、
マクリーシュとマタイを所有しております。コープマンは売ってしまいました。

 現在は、リヒター版の購入をもくろんでおります。

 ガーディナー版は、なんといっても合唱による推進力が魅力ですし、
鈴木版は、真摯な演奏が胸を打ちます。ですが、ブリュッヘン版につい
ては、所有しながらなかなか聴き通すことが出来ませんでした。批評を
読んで、再度聴いてみたいと思いました。ロ短調が余りにも良かったもので、ちょっと落差があるような気がしていました。コープマン版は全体に温かい演奏だったのですが、音楽の振幅がもの足りませんでした。焦点がぼやけているような気がしたので、売ってしまいました。
 
 ぜひ、レオンハルト版についての短評をお聴かせ願いたいものです。古楽によるマタイの演奏は、レオンハルトによって一つの頂点が築かれたように思っているので。マクリーシュ版は、切りつめた表現ながら、緊張感のある好演だと感じております。では。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 19:34

久しぶりの、「みなさん、こんにちは」

juncoopさん、こんにちは。

家庭菜園をされるんですね。いいですねー。
楽しそうで。健康にも良いし。それでもって新鮮な野菜も食べれるし。

最近はいろんな人が戻って楽しいですね。


>skunjpさんの最後のこの謎のコメントは何でしょうか?
 まさか・・・ビル・エヴァンスと個人的な付き合いをされていたとか??

nujkoaさん、そーなんです。
ビル君といっしょによくレコーディングを・・・なんてわけないですよ。

単に、ワイセンベルクのクープランの墓とビル・エヴァンスをいっしょのテープに
入れていた、という話で。
しかし和音的に共通項がしっかりあったり・・・

しかしロジェ・ミュラロの全集といい、ファツィオーリ・ピアノといい
さすが情報通のnujikoaさんです。

ラヴェルといえば、遺作の方のヴァイオリンソナタがなかなかの佳曲です。
カントロフとコラールの知的でしゃれた演奏でどうぞ。


montさん、パッションに感動されたそうで良かったです。

人の子としてのイエスを強調されていますが、もちろん人の子であったから
こそ、生贄としての意味があった。
痛みも苦しみも感じる必要があったんです。

>・リヒター79年
 役者が揃い過ぎて?やや気持ちが勝気味の感・・・

僕もちょっと意義あり。(汗)

僕はマタイに関してはなぜかこの79年盤が好きで、58年盤を聴いても
あまりピンとこないのです。
完成度とか、凝縮度とかはもうひとつですが、大きな包み込むような
独特の世界があり、これはリヒターの到達した境地だと思います。

他の何ものにも換えがたい演奏。

しかし、よくもこれだけ聴かれましたなー。そこに感動。




From nujikoa To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 18:52

montさん最高のガイドを有難うございます。

どこの書店にいってもこれほど有益なガイドは手に入りませんね!
ありがとうございます。

私もゆっくりペースで買い揃えてゆきたいと思ってます。

狙い目は、
・(魔が差したとしか思えない)一度買ったが売ってしまったリヒター
・マウエルスベルガー
・グッテンベルク(なかなか見かけないし手に入らない!)

といったところです。

ブリュッヘン盤は図書館で借りて聴きました。
合唱がシャープでキレイ、管楽器のソロが良い という感想です。
ブリュッヘンはロ短調ミサが熱くてソリッドで素晴らしいです。

鈴木雅明盤は気に入っています。
skunjpさん曰く「Ctがピクニック気分」と・・・まさにそのとおりで、面白い表現に笑いそうになりました^^
ロビン・ブレイズの伸びやかな声が純粋に好きなので聴いています。
本当はもっと厳しさが必要なのかもしれませんけど(それ以前に私がもっと真面目に聴かないと?)。



To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 16:15

montさん、参りました! 降参・・マタイ

montさんのマタイ25種!

参りました・・・よく集められて聞かれたということに脱帽!

しかも各演奏の特徴をものの見事に短く評論されてます。

わてが持っているマタイは、12種ありますが、montさんが聞かれたものと重なっている演奏はまさにそのとおりですね。

ヨッフムについてはおっしゃるとおりで、ヨハネやロ短調ミサはよいのに、なぜか、マタイはよくありません・・。


リヒターの79年についての批評については、猛反対!
わてはこの演奏をなぜかかなり気に入っております。
後日わてもマタイ演奏各論を書き込みしましょう!

それからマニフィカトについてはコルボの名演を聞かれていないのが惜しまれる・・・。かなりいい演奏です・・。

★皆さんもマタイのいろいろな演奏について、ぜひご意見を聞かせていただきたいです・・。参考になります。

montさんのマタイへのこだわり、恐ろしい・・・そして賞賛!

次はヨハネもやってね・・・・破産しない程度に・・笑




From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 12:49

(連続投稿)mont_54 によるマタイ評


ご無沙汰の間、少し書き溜めた分があるので(ちょっと長いかも)
これまで僕が集めたマタイについての一口メモです。

・メンゲルベルグ
どっべりとしたルバートを多用。聴衆の情に訴える演奏は、まさに感動は歴史を越えた感。
ユダの裏切り「この人は蛇になったのです」では深〜い嘆息のような情感。

・ブリュッヘン
清楚の一語。実に古楽の品の良さで全体を横溢している名品だと思います。
このテンポにさえ馴染んでしまえば、あなたも私も立派な古楽ファン?

・シュライヤー
シュライヤー=ミスター・マタイ?による、やりたい放題の熱演。まさに個性的です。

・クレンペラー
演奏時間約3時間45分。(聴く前に時計を確認しておかないと食事を逃す)
鈍重なテンポながら、一つ一つのメッセージを掘り起こすような説得力のある好演。

・ミュンヒンガー
余計な感情を排除するかのような、清澄にして理性を呼び覚ます演奏。(食い足りない?)

・アーノンクール00年
好感(熟成感)がもてるアーノンクールの3回目?ウィーン少年〜の魅力がひときわ光る。

・グッテンベルグ03年
劇的な上にも劇的。緊張と弛緩、集中と放散、ハマると癖になる(毎日聴いてた)感動作。
私がマタイに求めているものの全てがここにはある!

・リヒター58年
掛け値なし。虚飾をいっさい排した歴史的名盤。
「真にこの人は神の子であった」で絶頂に昇り詰める構成力の見事さには、ただただ脱帽。

・コルボ
堂に入った演奏。それでいて、とても暖かみのある(宗教的な深みを感じさせる)好演。

・マックス
斬新にして意欲的。古楽陣の中から一つの明確な方向性を示した注目作といえます。
イエスの捕縛シーン。Mond und Licht では激しくスタカートさせるのが印象的。

・マウエルスベルガー
伝統と格式。トーマス・カントールとしてのプライドを感じさせる正攻法の名演。
名手シュライヤーも、ここではずいぶん行儀が良い?

・マクリーシュ
リフキン説の具現化。コジェナー等々ソリストの個性と魅力が遺憾なく発揮された意欲作。
Erbarme dich のヴィブラートなど、本当にさめざめ泣いている感じがして思わず涙。

・カラヤン(ハイライト版)
いつものようにオケを鳴かせる(悲鳴みたい)カラヤン節。しかしルードヴィヒはさすが!

・リヒター79年
役者が揃い過ぎて?やや気持ちが勝気味の感・・・

・フルトヴェングラー
さすがは「小編成で演るマタイほど、つまらぬものは無い」と豪語していたお人らしく、
呼応し合う合唱が事大主義的。でもフル・ヴェンは本当にこれがやりたかったのだろうか?

・クレオバリー
値段に釣られて買ったDVD盤。カークビーとチャンスのデュオがとても微笑ましく笑えます。
コーラスはいいんだけどバス(アリア)がちょっとネ。

・コープマン
本当にコールトーンなの?ピッチが低い。しかしコーラスは実に素晴らしいですよね。

・ダウス
値段の割りに・・・などと言っては失礼。最後まで緊張感が途切れる事もなく立派な演奏。

・ヨッフム
これといった特徴には乏しいが、それもまた個性。静謐なモダン演奏を好む人向きかも。

・フェリアーのハイライト版
アメリカ人のマタイ観ってこうなの?英語版で聴くせいか、コンセプトが違ってみえる。

・レーマン
ライブ録音時のマイク位置のせいか、CHOR1と2でボリュームの変化をつけているのが特徴的。
この舐めるようなレガート奏法は、古楽ファンには受入れ難いかも?(僕は平気ですが)

・アーノンクール69年
かつての純古楽指向・最近の折衷主義。でもしかし、これはそのどちらでもない。(泣

・スペリング(メンデルスゾーン版)
ゲテモノなんて言ってはいけません。ある種、ある時代におけるオーセンティシティです。

・シェルヘン
ヒステリックなまでに主観性の強い演奏。頑固親父に大目玉を食らってる感じかな〜?
これを理解するには、シェルヘンと個人的に向合う覚悟が必要かもネ。(僕は遠慮します)

・リリング
全曲録音主義?といっても粗雑感は全く無し。この人のバッハは本当に美しい仕上り。

ついでにマニフィカートも

(マニフィカート)
・リヒター
テッパーの魅力が、むしろマタイよりも良く出ているのでは?

・トーマス
アンサンブルの音程が怪しい。ナントか歌唱力で押しきっている感じ。

・パロット
クリアサウンドが良いです。朝聴くにはおすすめ、心が火照ってきて目がさめる。

・リリング(めずらしい第一稿)
4曲多い(ボーナスtrじゃないけど)たっぷり聴かせます。涙が出るほど美しい。

・ガーディナー
EBSの弾けるリズム感。アージェンタが意外と控えめ、でもそれがまた良いです。


From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 12:39

またしてもしばらくぶりです。

我が家のPC事情が一向に改善しないので、投稿に苦慮しております。

「パッション」観ました。いやもう、感動しました。

skunjp さんの指摘にあった十字架。その存在感に圧倒された(凄い)のも確かですが、
僕が一番心を打たれたのは、この映画ではイエスが泰然たる「神の子」としてではなく、
あくまで「人の子」として、生々しく描かれているという事です。
この点については、僕自身がマタイの全訳に兆戦してみたいと思った、重要な動機の一つ
でもあるので、個人的に、ちょっとこだわるところであります。

バッハのマタイの中では、イエス自身の言葉として「(自分は)人の子である」と言って
はいても、自ら「神の子である」とは言っていません。

「お前は神の子なのか?」と問いかけているのは、あくまで大司祭カイアファであり、
これに対しイエスは du sagests「(それは)あなたの言った言葉である」と答えます。
(du sagests)人によっては、これを「そのとおりだ」とする訳もあるようですが・・・
この場合、いささか直訳(逐語的)ではあっても、前者の方が適していると思います。

なぜなら、
「それはあなたの言った言葉だ」というのは前の問いかけに対する婉曲的な否定であり、
これを「そのとおりだ」とすると、完全な肯定になってしまいます。
(映画の中のやりとりでも、かなり微妙でしたね)

したがって、
ユダの「(裏切り者は)私ではありますまい?」ピラトの「お前はユダヤの王なのか?」
と、いずれに対しても同じように全肯定するのでは、意味合いにブレが生じますよね。

つまり、
「この人は神の子である」というのは、あくまで他者がイエスに対してもつ認識であり、
だからこそ、それが俄然「真実」としての価値をもち、普遍化されていくものである。
というのが、ちょっと不可知論的な立場にある、僕の見解です。
(自らが神であると表明すること自体、まったく無意味)

映画の話に戻すと、
人の子であればこそ、当然味わう苦悩・葛藤といった様々な圧迫に、立ち向うイエス。
その姿はある種、悲壮でもあるが、勇敢でもあり、そして高貴ですらあります。
またそれらを、様々な(誘惑する悪魔の導入)手法を用いて描き出したメル・ギブソン
の手腕も実に見事です。

話は少しそれますが、
笑いながら(楽しみながら?)イエスを鞭打つ刑吏達を見て、思わず今イラクで行われ
ている捕虜の虐待など、米軍による暴力を連想してしまったのは私だけでしょうか?

最後に、私に半ば強引につき合わされた、カミさんの感想
「こういう映画こそ今の子供達に観せたい。残虐に人を傷つける行為がいかに醜いか
を知れば、いじめや傷害などの犯罪に対して批判的な心が持てるんじゃ?」

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/12 12:22

今日の音楽

皆さんこんばんわ。台風も去って、雨は少しのこりつつも今年はさらっとした梅雨なんですかね?

★nujikoaさん

「「恋に死んだ王女のためのバラード」という曲もありまして(これは歌曲)。最初にタイトルを見たときはつい、思いました。何じゃコリャ、自作をパクッてどうすんねん、と(笑)。」

それは初耳、よく似た感じの哀愁ある作品なのですかね?どうもラヴェルはその特定の王女を死なすのが好きなのか?それともその王女に特定の感情を持っているとか予想されますね。

★odettoさん(弟子)

いや久しぶりに書き込みありがとうございます。
odettoさんは私にとっては家庭菜園の師匠でもありいつもいろいろと作物のことについて指導いただいて助かってます。感謝!
昨日の嵐で、エダマメが何本か倒れるし、茄子は実がついたため倒れるし、そえ木をつけて固定しなければなりません。
ところで昨日のヤフーチャットでのカラヤンのヴァーグナー歌劇「ローエングリン」全曲よかったですね。なんせマタイよりも長い4時間近くに及ぶ作品ですし、かなりの集中力がいりました。しかし単調な作品ではなく金管の強烈なアンサンブルや華麗な音楽とコロ、トモワシントウ、ニムスゲルン、リッダーブッシュなど名歌唱が聞けてよかった。カラヤンのオペラはまた見直しました。次回はタンホイザー全曲をまたやります。お楽しみに。


さて、今日のyahooチャット音楽カテ「クラシック音楽の友」は

ベートーベンの荘厳ミサをカラヤン。

バッハのロ短調ミサを未定ではあるがヨッフムかクレンペラーで

お届けする予定です。

レオンハルトとレーマンのマタイもいずれ流したいです。



From nujikoa To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/11 21:05

突然ラヴェルの話題に持ち込んでしまい、

失礼しました!

>ゴルフされるんですか。
とんでもなくヘタクソなので、早く人並みにならないといけないんですけどね。;;
こちら熊本ではプレーフィーが安いのが嬉しいところです。

>ラヴェルは、私自身あまり聞かないのですが、
>唯一好きなのが「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。
あれはいいですねー、ほんとに。(オケ版もピアノ版も)
で、juncoopさん、ラヴェルには面白いことに
「恋に死んだ王女のためのバラード」という曲もありまして(これは歌曲)。
最初にタイトルを見たときはつい、思いました。何じゃコリャ、自作をパクッてどうすんねん、と(笑)。
この歌曲もいかにもラヴェルなメロディー、そしてピアノの間奏では鐘の音が印象的に響く佳曲。「亡き王女の・・・」と同様、若書きの作品です。

>ヒューイットで聴いています。
skunjpさん、「クープランの墓」と「クープラン」を同時に一人の演奏家で解決されましたね(さすが!)

>決してクラブサンをなぞりはしない。
>ピアノでしかできないクープランをやっています。
ひぇ〜〜;これ、そのまま使えば最高の宣伝コピーじゃないですか。^^
これでは絶対に聴きたくなってしまいますよ。。。

で、「クープランの『墓』」すなわちラヴェルですが、
私が今聴いている最近の録音はヒューイットではなく、
ロジェ・ミュラロの全集です。
これがまた、キレもコクも静寂の活かし方も大変素晴らしい!
曲順も魅力的。オープニングが「前奏曲」で次に「クープランの墓」。
おかげでいつもオマケ曲の位置に甘んじていた「前奏曲」の魅力に開眼、大好きな一曲になりました。
加えるに、録音も良いし、それからピアノが良い。
最近注目度赤マル上昇中?のファツィオーリ・ピアノを弾いているそうです。
録音の音だけで適当なことは言えませんが、しかしとても魅力的な音です。
高音はキラキラしているけれど、単にクリスタルのような澄んだ輝きというのではなく、色やカロリーを感じる音です。低音は豊かな響きでいて、しかし芯が恐ろしくはっきりしていてクリアー。
そんなことからも、このピアノでバッハを弾く人がでないかなー、などと思ってしまいます。(あ、それとベートーヴェンの後期作品なども)。

>ミンガスのグループで弾いていたBエヴァンスといっしょに、
>モノのテレコにラジオから録音して、よく聴きました。

skunjpさんの最後のこの謎のコメントは何でしょうか?
まさか・・・ビル・エヴァンスと個人的な付き合いをされていたとか??

ジャズがらみで言うと、
ラヴェルの「ソナチネ」は、私はジャズアルバムで初めて聴いたのでした。
フィニアス・ニューボーンのピアノトリオアルバムで、
名スタンダード「ラッシュ・ライフ」の演奏のピアノイントロが
なんと、「ソナチネ」の第2楽章メヌエット(それも楽譜通りの、崩さない演奏!)の前半部分なのです。
「ラッシュ・ライフ」へのつながりもとても自然だし、まさかこのイントロがクラシック曲だとは思わなかったので、ラヴェルのCDを聞いたときにはそれはたまげました。

・・わわ、申し訳ありません!えらく長くなってしまいました。
次こそはバッハネタで。。。(恐縮)



From 弟子です。 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/11 19:17

ご無沙汰でした・・・・。

 こんにちは こちらに初めて訪問させていただいてから、早 半年ほど経つと思われます。 

こちらのHPは、CD購入の際に参考にさせて頂き、大変ありがたく存じ上げまする。師匠(笑)
そして いつも 低音質で、すごい名盤を聴かせて頂き、誠に申し訳なく思う所存であります。CDに。。。(笑)

 今日はローエングリーンを ご教授いただくとあって とても楽しみにしています。きっと師匠も、バッハ氏とかすごい人が来るので、今頃は 今日の講義の準備で焦っておられると察しまするぞよ(笑)

マイスタージンガーに続き 避けては通れない、クラシック音楽道のご教授よろしくお願い申し上げまする。殿。・・・(笑)

では また 後ほど・・・。開演時間遅刻しないように頑張りマッス。 
って言うか 今週は 春休み取れなかったから 今 春休みいただいてます。 といいつつながらも 毎日2時間は仕事場に顔出さなくてはいけないんだけどねー泣






From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/10 21:28

ついにnujikoaさんも参入!


これで役者が揃いましたなー・・・(^^)

さてバッハとフランス音楽となれば、黙ってはおれません。

ラヴェルは最高です!

ヒューイットで聴いています。おかげでフランソワは卒業か?

ヒューイットは「中間色」の出し方が秀逸。

今朝は、このヒューイットでクープランの新譜を聴きました。
(ミュージックバードからの録音ですが)

これがまた素晴らしい演奏。
決してクラブサンをなぞりはしない。
ピアノでしかできないクープランをやっています。

レコ芸のふたりのお爺さんは再び厳しい評価ですが、
そろそろこの至芸を認めないと、感性を疑われることに
なるでしょう。

しかし、ヒューイットとフランス音楽の相性はとても良い。
ひょっとしたらバッハの時以上・・・

※「クープランの墓」は昔(高校時代)ワイセンベルクで開眼。
 ミンガスのグループで弾いていたBエヴァンスといっしょに、
 モノのテレコにラジオから録音して、よく聴きました。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/10 18:36

今日の音楽

皆さん、こんばんわ。いよいよ梅雨らしく蒸し暑くいやな気候になつてまいりました。梅雨になると健康を害する人がいますが、皆さんも健康には注意しましょう・・。


★montさん

「僕はあれから、シュッツのマタイやヘンデルのブロッケス等と
聴いてみたのですが、やはりバッハのマタイは抜けてますね。」


そうですよね・・やはりバッハのマタイは格別のものを感じます。ヘンデルもブロッケスやヨハネを書いていることは知っているのですが、はたしてどんな音楽なのか・・・。まだ聞いておりません。

「バッハ以降、受難曲オラトリオの系図は絶えてしまったわけで、まさしく「これぞ決定版」と言ったところでしょうね。
人類にとっては、最大で最高の音楽遺産だと思います。
(何せ信者でもない僕が魂を抜かれるくらいですから)」


同感ですね・・。無人島にぜひ持って行きたい1枚をマタイという人もいますよね。


「CD漁りの方は、ヨハネからマニフィカトと少しずつ手を広げ
(やはりマニフィカトはいいですね。旋律がとても美しい)」


私は、このマニフィカトニ長調がかなりお気に入りでして、コルボとリリングのそれぞれ1回目を聞いております。案外カラヤンがDVDで出しているマニフィカト/ベルリン・フィルもいい演奏だと思いました。

「最近、ヨハネの当たりとしてはリリングが気に入っております。冒頭合唱の圧倒的な勢いは、ダントツではないでしょうか?」

リリングのヨハネですか・・・私はリリングについては1回目と2回目と両方聞いたのですが、まだちょっと理解できてませんね。聞き込みが足らないかもしれません。私は、まだ、リヒターとヨッフムにこだわっている・・・。


★葛の葉さん

おひさしぶりです。
いつもHPは見せていただいてます。このあいだレーマンの105番を聞かしていただいて、とても深い感銘を受けました。つぎはどんな演奏を聞かせていただけるのか、とても楽しみにしてます。私はリヒターをはじめ、リリング、レウシンク、レオンハルト、アーノンクール、鈴木など聞いておりますが、古い録音のレーマン、プロハスカ、ラミン、シェルヘンなどのカンタータを聞きますと、いままでそれほど、感動しなかったカンタータをはじめて良さを教えられることが多々とあります。もちろん最近の録音でもそれはあるのですが、古い録音の切羽つまったような演奏やテンポの遅い、レガートで重厚な演奏に感動することは多いですね。ぜひまたご紹介ください。


★skunjpさん

「165番、185番、161番あたりを聴いてます。」

わてもそのあたり聞いてみます。どうも最近カンタータの聴き方が偏ってしまって自分の好きなのばかり聞いてしまいます。そのため人が聞いてるカンタータというのは気になりますね。なんせ200曲もありますと、なかなか聞き込んでない作品もありますし、聞いてる時は感動するのですが、忘れてしまうとか・・。
なかなか覚えられません・・年ですわ・・。


★nujikoaさん

お久しぶりです。ゴルフされるんですか。

「国会では輸入盤の販売を規制できうる法案がスンナリ通ってしまったりで、さすがに購買意欲が失せてきますね。」

この件は問題ですねーー。私も輸入盤を買うことがかなり多いのですが、高くなるというのは経済的に辛いですね・・。かぎられたこずかいで、CD買うのに・・・。


「最近は(いまに始まったことでもないですが)ラヴェルにはまっています。どこが好きかって、やはりラヴェル節とも言えるあの独特の澄んだウタや、あるいは中世音楽を思わせるような五度の和音が作るムード」

ラヴェルは、私自身あまり聞かないのですが、唯一好きなのが「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。あれはかなりはまりましたね。なんであんなにいい曲なのか・・。しかもドラマ北の国から(遺言)に使用されまして、富良野の麓郷の風景がとてもマッチしてました。

・グールドの「フランス組曲」
・鈴木雅明の「パルティータ」

グールドのフランスはよく聴いております。とてもいい演奏ですね。鈴木さんのパルティータはskunjpさんの推薦があったのですが、まだ値段的に手が出ないのが辛いところです。かなりいい演奏でしょうね・・・。


From nujikoa( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/09 22:58

わっ!!

juncoopさんの号令?で、皆さん揃って戻られてたんですね!
私も大変遅ればせながら戻ってまいりました。

正直なところ、こちらはたまに覗かせて頂いてました。
4、5月に拝見したときには、「ちょっと寂しくなったかな」などと思ってしまったりして・・ともあれ賑わいが取り戻されて嬉しい限りです。

えー、何から始めたものか。
最近はバッハはあまり聴いていませんね・・・
CDもあまり買わなくなりました。
たまに思い出したように3枚くらいまとめて買うとかいった具合で。
あと、週末は芝刈り(笑)をすることが増えてきましたね。

(余談になりますが、
国内盤は着々とCCCD化されていくし、
国会では輸入盤の販売を規制できうる法案がスンナリ通ってしまったりで、
さすがに購買意欲が失せてきますね。
輸入盤も知らない間に随分高くなってきましたし・・
まぁこの話を始めると長くなりますので・・・ブツブツ^^)

相変わらず外勤中の車の中で音楽を聴いていますが、
最近は(いまに始まったことでもないですが)ラヴェルにはまっています。
どこが好きかって、やはりラヴェル節とも言えるあの独特の澄んだウタや、あるいは中世音楽を思わせるような五度の和音が作るムードや、・・挙げればきりがありません。

「クープランの墓」などは非常に対位法的だし、バッハの「パルティータ」のような曲からの流れで聴けて、面白いです。
最近の新しい美録音&精密演奏で聴くと、とにかく音そのものや、音構造の美しさに溺れてしまいそうです。

バッハに戻ると、車内に常駐しているのは
・グールドの「フランス組曲」
・鈴木雅明の「パルティータ」
など。これらはなかなか他のCDに入れ替わりません。
こういった音楽は、カーオーディオで聴くのに適した音楽なのかもしれませんね。

それではまた・・・

※「パッション」気になっているのですがまだ見ていません。

To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/07 20:36

今日の音楽

アマデオさん、いつも有難うございます。昨日はベームのモツレクだったのですが、うちの弟子オデットも大変喜んでおりまして、それまでカラヤンがいいという彼女も、昨日で一変したようです・・・。よかったです。貴方がお勧めくださる、アヴェ・ベルム・コルプスは、ぜひ聞きたいですね・・・。
アマデオさんは常は冷静で、古楽器の演奏になると急に熱くなられるところが楽しいです。

ぜひこれからも古楽器の名演をいろいろとご紹介ください。

わては、今日はレーマンのマタイを聴いてます・・。怖い


From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/07 16:55

昨日はどうも失礼しました。

 最近おじゃまをしても、満足にお話しできない日々が続いています。やはり、子どもがいるとゆっくり音楽の話をするのも難しいですね。ま、これもまたよいということで、ゆっくり来れる時はまたおじゃまをします。
 ジュンさんに色々な演奏を聴かせてもらって、最近は聞いてみたい録音が増えました。僕の好みとしては、小編成ですっきりとしたもので、音楽の構造が分かりやすく、言葉がはっきりと語られる演奏が好きなのですが、大編成の演奏にも良さがあるなあ、と改めて思いました。昨日は、僕にとっても思い出のベームのレクイエムを聴かせて頂き、クラシックを聴き始めたころのことを思い出しました。ベームの演奏は好きで、特にブラームスなんかよく聞いていました。1968年の交響曲第1番とか。その後、僕は、合唱の歌詞がもっとはっきり聞き取れる演奏を探し求めて、古楽の方に行ってしまう訳なんですが、大オーケストラの演奏は出発点として、やはり今でも好きです。
 小編成の親密な演奏は、ニュアンスが豊かで、表現の幅が大きいですが、反面、音量的な迫力、ダイナミックレンジの面で物足りないと思われる節もあることはあります。そこも含めて、僕の好みに合うので、これからも折々に「古楽」のお薦めを紹介しますね。僕みたいな人もいないと面白くないでしょう?では、またお伺いします。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/05 13:27

今日はお仕事・・・・

皆さん、こんにちは、

今日は、午前だけ会議で出勤。


例の如く役員やらに小言言われて、ムカついて帰ってきます。

まあそういわけで、ヨメ相手に家で暴れても仕方ありませんし。

とりあえず、グールドの平均律2巻を聞いてなんとか気を静めてますわーーー!

今日のヤフーの放送はなにしようかなと考えつつ。



To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/05 01:02

突然ですが・・・ヨッフムのヨハネ

昨晩は、アマデオさんと、オデットさんとでヨッフムのヨハネを聴きました。


●バツハ/ヨハネ受難曲BWV255

オイゲン・ヨッフム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/オランダ放送合唱団

ヘフリガー(福音史家T)ベリー(イエスB)ギーベル(S)ヘフゲン(A)クラス(B)

いやーーーよかったです・・皆さんも感動していただいてよかった。リヒターの緊張感とは違ったヨッフムのヨハネは素晴らしい!皆さんも大編成ではありますが、ぜひ機会あればお聞きください。好みもおありでしょうが、わては好きです。


From トライエース( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/04 19:39

TOTUZENNDESUGA

突然現れていきなり質問していくのも何ですが、
ショパンエチュードのゴドフスキー版の楽譜が無料でダウンロードできるサイト、
どなたかご存じありませんか?

http://www.geocities.com/alanchan1048576/mus/godowsky.html

でもできるのかも知れないんですが、どうもうまくいきません・・・。
じっくり読めば何らかの方法が見つかるかも知れませんが、
なにぶん、こういうページはある程度は読み慣れている私にとっても
さすがにじっくり読み続けるのは骨が折れる
と思います(実際にアクセスしてみれば一目瞭然)ので、
何か情報を知ってる方がおられましたらよろしくお願いします。

From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/04 19:22

私もうそをついてました。

今日の晩8時半から、レオンハルトのマタイをヤフーチャットで流すと予告したのですが、ヨッフムのヨハネに変更しました。期待してた人、ごめんやす・・・。

ところで皆さんいろいろ書き込みいただきまして有難うございます。興味深く読ましていただいております。

やっと週末なので、ゆっくりバッハを聞きたいどすえ・・。


From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/04 13:38

わたくし、うそをついておりました・・・

 みなさまどうも。実は今日は、僕が大嘘を吐いていましたので、お詫びの書き込みです。
 先日、ジュンさんに、ラ・プティット・バンドはラモーのオペラを録音するために設立された、と申し上げましたが、正しくは「リュリ」のオペラ「町人貴族」でした。ごめんなさい。設立年は1972年です。
 最近、「音楽の捧げ物」に凝っています。愛聴しているのは、クイケンアンサンブルの1994年録音の物です。編成は最小でしょう。トラヴェルソ、ヴァイオリン、ガンバ、チェンバロの4人で演奏しています。今昼休みで、今も聞いていました。このディスクはお薦めです。では、掃除が始まるのでまた。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 06/01 22:55

葛の葉さん

ご心配いただき感謝であります。

まあ、価値観の大転換がありまして・・・
生活を整理し、CDも整理し、残ったのはカンタータを中心に
わずかになりましたが、今はそれで充分。

さてそのカンタータ、作曲年代順に聴いております。
葛の葉さんのHPをチラチラ見ながら。

今、165番、185番、161番あたりを聴いてます。

鈴木さんのバランス感の良いフレッシュな円満さもいいですが、
最近はコープマンの親密感溢れる美演に酔っています。
特にアグニューはとてもおいしいテナーです。

メンデルスゾーンですか。
エリアはヘレベッヘで、ちょっと聴いた事ありますが・・・
機会があったらよく聴いてみましょう。

From 葛の葉( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/31 21:10

お久しぶりです

何か、こんなタイトルばっかりですが…

skunjpさんのお姿がしばらく見えなかったので、あまり人のことを心配する立場でもないのですが、ちょっと心配していました。
しばらくjuncoopさんの孤軍奮闘でしたが、またいつものメンバーがそろってきて良かったですね。

29日の島之内教会、行こうかなと思っていたのですが、何となくあわただしく日が過ぎるうちに、意識から抜けてしまいました。
uedaさんのホームページ見せていただきました。
私の装置は全くプアなものなので、一度カンタータのCDを持って聴きに行きたいものですね。
最近などは、Edifierというアクティブスピーカー(Joshinでセット2500円で買った)にポータブルのCD(1989年に買ったpanasonic製)をつないできいているような始末です。
(それでもバッハはバッハです)

「受難曲オラトリオの系図は絶えてしまった」というお話について。
しつこいですが、メンデルスゾーンは素晴らしいです。
5曲の詩編カンタータ、8曲のコラールカンタータ、その他多くの宗教声楽曲(モテット、マニフィカト、グロリアetc.)が収められた10枚組のアルバムがBrilliant Classicから出ています。
新しい録音で、演奏も素晴らしく、このグループにこそバッハのカンタータをやってほしかったと思うことしきりです。

これ以外に私がきいているのは、ヘレヴェッヘによるモテット集(Harmonia Mundi 1984)。ヘレヴェッヘらしい清澄な演奏。(メンデルスゾーンはもう少し油っこい方が良いか?)
Accordの廉価版の1枚(1983)、Michel Piquemalという人の演奏ですが、伴奏のオルガンやチェロの音色がたまらなく良いんです。

受難曲こそありませんが、バッハが求めたものがしっかりとうけつがれていることを実感します。
それに、メンデルスゾーンにこれだけの膨大な宗教曲があったとは、最近になるまで知りませんでした。
知られていない部分が惜しい作曲家です。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/31 19:06

uedaさん、本当にお久しぶりです


お元気でしたか?
毎月カンタータのコンサートにいっておられるようで、
うらやましいですね。

さて、パッションですが辛口のご意見有り難うございます。
まあ、感じ方は人それぞれでしょうから。

ただ、キリストのむごい受難がいったい誰のためにあったのか、
という視点から見れば、映画冒頭に流れるイザヤ書53章が
意味をなし、また違った景色が見えてくるかもしれませんね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
イザヤ書53章より

彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を
知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼
を尊ばなかった。

まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。
だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめ
られたのだと。

しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、
私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに
平安をもたらし、彼の打ち傷によって私たちはいやされた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

※あのリヒターファンのuedaさんが、ヘレベッヘに
傾倒されるとは!驚きです。
でも、とても美しいですからね。
お気持ち良くわかります。
僕は119番他が入っている盤が好きです。\(^o^)/



From h_ueda_2182 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/30 23:06

チャペルコンサート

みなさん、こんばんわ。Skunjpさん、久し振りです。

昨晩は大阪 島之内教会のチャペルコンサートに行きました。
プログラムは<J.S.バッハ カンタータシリーズ>の
〜三位一体節のカンタータ〜と題して
・BWV2  ああ神よ、天より見下ろしたまえ
・BWV93  尊き御神の統べしらすままにまつろい
・BWV177 われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
演奏はバッハアカデミー関西
 ・指揮 本山秀毅
 ・大阪チェンバーオーケストラ
 ・京都バッハ合唱団

バッハアカデミー関西と京都バッハゾリステンのコンサートは交互にほぼ毎月行っていますが
こじんまりした教会での生の演奏会はやっぱりいいですね。
コラールの合唱に圧倒され鳥肌が立ち、ソプラノでアリアを手の届くところで唄っている。
通奏低音のチェロやコントラバスの低音が心地よく体を包み込んでいく。
この音を記憶し、我がオーディオシステムのチューニングを追い込んでいく。
たまりません。よくぞ男に生まれけり。この趣味は女には解かるまい(オーバーか?)
※私のプアなhpを紹介します。
 http://www.kcat.zaq.ne.jp/aaavb201/

BWV93は今毎日聴いている曲です。ヘレヴェッヘ盤で。
以前、私はyahooトビでリヒター狂を自負していましたが、今はヘレヴェッヘに心奪われています。
勿論、血の叫びのようなリヒターの受難曲にも一目置いていますが・・・。

<パッション>は2週間前観ました。
結果、最悪でした。(skunjpさん、すみません。)
監督のメル・ギブソンはこの作品を通じて何を示したいのかさっばりわかりません。
上映時間の2/3は拷問の時間。これでもか、これでもかと・・・。
パッション=受難という題材からくるものなのか。
せりふや聖句が殆ど無く、拷問の描写が超リアルに延々と続いていきます。
前の”ブレイブハート”でもそうでしたが、映像監督としての極限の技術を追求し過ぎ、
観終わった後で感動する、心に残る、また観たい、というような作品ではない事は確かです。
物語はBACHのマタイ受難曲より短く、
ゲッセマネの祈り〜十字架までです。(殆どが拷問の時間だからしょうがない)
そしてこの物語においての視点は常にサタン(ルシファー)=悪魔であることです。
ゲッセマネの丘で最初から登場し、拷問の時も局面をリードし、ユダの自殺やイエスの十字架
で役目を終る(イエスを殺す)というストーリーです=サタンが影の主役です。
新約聖書のうち、ヨハネではないことは確かだと思うのですが、共感福音書といわれる、マタイ、
ルカ、マルコ、のどれを題材にしているのか疑問です。
世界中で反響を呼んだと言われていますが、それは共感ではなく、反感の方ではなかったでしょうか。
映画館を出たあと、気分が悪くなったのは言うまでもありません。

From アマデオ( Mail ) To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/30 21:56

とうとうお買いになりましたね・・・

 レオンハルト、いいでしょう・・・。僕は1日に2回聴くこともしばしばです。彼が録音した1989年以降、アーノンクールの3回目、マクリーシュの小編成など、話題性に富んだ録音がでましたが、僕はレオンハルトの静謐な演奏が一番好きですね。安らぎの演奏です。感動をかみしめる・・・、ああ、いい・・・。特に、マックス・ヴァン・エグモントのイエスと、ヤーコプスの歌唱にこころ惹かれます。
 いや、どうも、あの、僕の演奏を聴くときには耳栓が不可欠ですので、100円ショップでご準備下さい。バロック楽器は、不自由な分、演奏するときに理性的な処理を必要とするので、その点が力任せ(失礼!!)というか、割と自由に音量なども出せるし、長さも稼げるモダン楽器の演奏とは趣が違います。一度やってみる価値はあると思いますよ。ぜひ。

From skunjp To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/30 11:35

古いと言われようが・・・

観に行かれますかmont54さん、パッション。

ぜひその感想を書いてくださいね。

>バッハ以降、受難曲オラトリオの系図は絶えてしまったわけで、
 まさしく「これぞ決定版」と言ったところでしょうね。
 人類にとっては、最大で最高の音楽遺産だと思います。
 (何せ信者でもない僕が魂を抜かれるくらいですから)

同感です。
今朝もマタイを聴きました。

最初、鈴木さんで聴いていたのですが、カンタータでは最高なのに、
受難曲はもうひとつピンと来ません。
特にブレイズなんてピクニック気分のようで・・・
カウンターテナーならば、ここはショル、贅沢言えば、ヤコープスで
聴きたいところ。

そこで、やはりリヒターを取り出しました。
juncoopさん、やはりリヒターのマタイは良いですねー。

アルトのテッパーの絶唱。
そして、ヘフリガーの魂の底から絞り出すような悲痛な歌!
これらはすべて、リヒターの霊的感動に音楽発想の原点がある。

古いと言われようが、何と言われようが、受難曲はリヒターに
限ると、僕的には言えてしまうのです。


p.s.最近、ロシアの新鋭チェリスト、アレクサンドフ・クニャーゼフ
   の無伴奏チェロ組曲をミュージックバードから録音しました。
   凄い演奏ですね。深く重いずっしとした手ごたえ!
   吉田秀和さんがレコ芸で絶賛して「バロック以前のゴシック的
   演奏」とおっしゃっていますが、まさにその通り!
  

From mont_54 To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/29 16:15

明日こそパッションを観に・・・


juncoop さん、
>きっとマタイの執筆に入られたかと思って

いやあ、この方面では磯山(雅)さんの名著がありますから、
とてもそんな大それた事は・・・・

僕はあれから、シュッツのマタイやヘンデルのブロッケス等と
聴いてみたのですが、やはりバッハのマタイは抜けてますね。

バッハ以降、受難曲オラトリオの系図は絶えてしまったわけで、
まさしく「これぞ決定版」と言ったところでしょうね。
人類にとっては、最大で最高の音楽遺産だと思います。
(何せ信者でもない僕が魂を抜かれるくらいですから)

全訳チャレンジの方はそこそこ進んでおります。(3分の1位)

CD漁りの方は、ヨハネからマニフィカトと少しずつ手を広げ
(やはりマニフィカトはいいですね。旋律がとても美しい)

最近、ヨハネの当たりとしてはリリングが気に入っております。
冒頭合唱の圧倒的な勢いは、ダントツではないでしょうか?


skunjp さん、
>それは十字架です。

マタイの合唱フーガ
「ラス イン クローイツィゲン」と言ったところですか・・・?
それともアリアの「来たれ甘き十字架よ。と私は言いたい」かな?
(別に茶化しているつもりはないんですが・・・汗)

う〜ん、是非観たいですね〜。ハンカチを忘れずに持参します。

それから、
カンタータ第4番でしたら、パロットなどいかがでしょうか?
(僕はこれでしか持っていません。今朝も聴きました)
少数精鋭のパロット盤は、とても清澄な響きなので、
コーヒーなど片手に、朝の素敵なひと時を過ごすには最適です。


古楽器の話題も出ていたようなので・・・

僕は最近(古楽器)ヴァイオリンがとてもお気に入りです。
あの、まるで糸を引くように繊細で華麗な音色が堪りませんね。

そりゃあ、クレーメル(モダン)のノン・レガート奏法による
早い走句も良いですけれど(と言うより凄いけど)
古楽の、たっぷりとしたスラーで聴かせる名演にも惹かれます。

一度アマデオさんの演奏、聴いてみたいです♪


From juncoop To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/29 14:26

今日の音楽

皆さん、こんにちは、今日の大阪はちょっと蒸し暑い梅雨を思わすような天気です。


さて、今日はリヒターのカンタータ第105番を聴きました。



KANTATE NR. 105
Herr gehe nicht ins Gericht mit deinem Knecht
主よ、あなたの僕を裁きにかけないでください



1. [Chor] 1.[合唱]
Herr gehe nicht ins Gericht mit deinem Knecht. 主よ、あなたの僕を裁きにかけないでください。
Denn vor dir wird kein Lebendiger gerecht. あなたの前で正しいとされる命ある者などいないのですから。
(『詩編』第143編第2節)



冒頭合唱の部分はとても受難曲のような、胸に重く迫る音楽ですね。この音楽の深さはさすがです!後半の合唱フーガも聞き物!




3. [Soprans Arie] 3.[ソプラノ・アリア]
Wie zittern und wanken どれほどおののき、よろめいていることでしょう
Der Sünder Gedanken 罪人たちの想いは。
Indem sie sich untereinander verklagen 一方ではお互いを訴えあうのに
Und wiederum sich zu entschuldigen wagen. 他方では互いを弁護しさえする。
So wird ein geängstigt Gewissen それで怖れおののく良心は
Durch eigene Folter zerrissen. それぞれの拷問によって引き裂かれるのです。



このアリアは通奏低音が削除され、ヴィオラ以上の弦の不安を思わす伴奏のもと嘆くようなオーボェが印象的です。まさに「怖れおののく」を見事に音楽で表現され、美しい・・・・。



ただこれだけが言いたかっただけです。



ところで、レオンハルトのマタイを一通り聴きました。緊張感を強いられることはなく、かといって、ダラけた演奏でもなく、レオンハルトならではのうまくまとまった演奏で、いいですね。それぞれのアリアの歌唱はいいし、少年合唱団がとりわけ美しいですね。感動しました。


一方、リリングのオルガンによるパツサカリアとフーガハ短調深いですね・・・。ひさびさに聴いてまた感動しました。あの低音のくどい繰り返しがまたよい・・・。そして展開が素晴らしい。



To http://machikado.gaiax.com/home/juncoop/main at 2004 05/29 01:01

今日聞いたバッハの音楽

皆さん、こんばんわ。

今日から私は、夜に仕事関係の学校にいくことになりました。

年はいってもやはり勉強して、自分の能力をアップしたいと思いまして、といいましても16回あるだけなんですけどね。

でちょっと時間があったので、よせばいいのに中古屋CDの誘惑が。そしてまた安いといいながら買ってしまった。


●バッハ/マタイ受難曲BWV244全曲

グスタフ・レオンハルト指揮
ラ・プティットバンド/テルツ少年合唱団

1990年頃/ドイツ・ハルモニアムンディ  3300円

いやーー、アマデオさんがいっていた通り、いいですわ・・。古楽器のマタイを聞かない私でも、この演奏は素晴らしいと思いました。特にテルツ少年合唱団の合唱が美しい・・・。さすが、レオンハルトですね。レオンハルトのバッハは安心して聞けます。カンタータをはじめ私はレオンハルトが唯一信頼出来る古楽器の演奏家であります。これからゆっくりマタイを聞きたいと思います。


●バッハ/オルガン曲集

ハンス・オットー(ジルバーマン・オルガン)他

日本コロンビア   680円


ハンス・オットーのジルバーマンによるトッカータとフーガいいですね。リリングのオルガンも入っております。所謂バッハのオルガン名曲をいろんなオルガニストで寄せ集めた入門盤。BWV147のオルガン演奏も聴けます。